JP2009057089A - 不正開封防止機能付き口栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】注出口2の環状リブ9の下の口部外周面に環状リブ9に連続した縦リブ14を設け、キャップ本体3の回転で口部廻りに回転する不正開封防止リング6の係止フラップ7を縦リブ14に当接可能にした。
【選択図】図5
Description
この点から、特許文献1に示されているように、不正開封防止リングの一部分に縦のスリットを入れ、そのスリットの部分に切断可能なブリッジを配しておき、そのスリットの部分に爪先などを差し入れるなどしてブリッジを切断することで、注出口側に残った不正開封防止リングを必要時に簡単に取り外すことができるようにしたものが提案されている。
さらに、キャップ本体と不正開封防止リングとを一部分で接続し、キャップ本体側に接続された部分の近傍位置で不正開封防止リング自体に弱化部分を設けた構造としていて、キャップ本体をキャップ取り外し方向に回転させたときに不正開封防止リングが弱化部分で切断され、キャップ本体に不正開封防止リングが連続した状態で引き上げられて取り外すことができる工夫が提案されている(例えば、特許文献2、3、4参照)。
不正開封防止リング6は、図3、図4に示すようにリング内周側に係止手段として複数の係止フラップ7を有していて、係止フラップ7それぞれはリング下縁部8からリング中心に向けて張り出ており、リング下縁部8側を折り部としてリング高さ方向に回動できるように設けられている。
キャップ3はネジ付け式であることから、注出口2への取り付けにおいて、キャップ本体4の閉栓回転方向(キャップ取り付け方向)での口部廻りの回転に伴ないながら口部高さ方向下方に移動し、不正開封防止リング6も口部廻りの回転を伴ないながら口部高さ方向下方に移動する。そして、係止フラップ7それぞれは、口部高さ方向下方へ移動していくときに注出口2の外ネジ部の下部において口部外周面に亘って位置する環状リブ9に当接すれば、この環状リブ9に押し上げられるようにして上方に回動してリング内周側に待避し、環状リブ9を乗り越えてから元の状態に戻るように回動してその環状リブ9の下方に位置する。
ここで図2に示すように係止フラップ7それぞれは環状リブ9下での口部外周面10に当接して、斜め上方に傾斜した状態となるように設けられている。そして開封するに際し、キャップ3のキャップ本体4を開栓回転方向に回転すれば、このキャップ本体の口部廻りでの開栓回転方向の回転と口部高さ方向上方の移動とに伴なって、不正開封防止リング6も口部廻りでの開栓回転方向で回転するとともに口部高さ方向上方に移動するようになり、係止フラップ7が斜め上方に傾斜した状態で不正開封防止リング6が口部高さ方向上方に移動すれば係止フラップ7それぞれが環状リブ9に係止し、この係止によって不正開封防止リング6の口部高さ方向上方への移動を規制するようにしている。
不正開封防止リング6が口部高さ方向上方に移動し始めると前記係止フラップ7が環状リブ9に直ぐに係止するものとされていて、開封に際してキャップ本体に伴なう不正開封防止リング6の口部廻りでの回転の移動量と口部高さ方向上方への移動量とは大きなものでない。
さらに、キャップ本体4の取り外しでこの不正開封防止リング6も注出口2の口部から外れるようにするために、接続部12を間にして対向する一方の分割端11(開栓回転方向下流側)と他方の分割端11(開栓回転方向上流側)との内、前記一方の分割端11に強化連結部13を設けていて(図1参照)、この強化連結部13を介して一方の分割端11とキャップ本体4とを接続し、一方の分割端11がキャップ本体4と伴なうように設けられ、必要時に不正開封防止リング6にリング周方向に引っ張り力を生じさせるようにもしている。
上述したように、この不正開封防止機能付き口栓では、開封に際してキャップ本体を開栓回転方向に回転したときに複数の連結部が切断されるようにしている。この連結部の強度は、環状リブに複数の係止フラップが係止して口部高さ方向上方への移動が規制された不正開封防止リングに対して、キャップ本体が口部廻りでの回転を伴なった口部高さ方向上方への移動で離れるときに切断される強度としている。
(強化連結部の強度)
また、キャップ本体を開栓回転方向に回転したときに、上記強化連結部を介して一方の分割端が口部高さ方向上方に確実に引き上げられるようにしている。そのため、強化連結部の強度は、キャップ取り外しに際してこの強化連結部に加わる引っ張り力に抗して非切断としていて、口部高さ方向上方に向けて移動するキャップ本体に一方の分割端が伴なうように十分な強度とされている。
さらにキャップ本体を開栓回転方向に回転させた際、上記複数の連結部の切断の前後でほぼ同時に、接続部が切断するように図られている。これは係止フラップが環状リブに係止していることを利用して連結部を切断することを目的としているものである。
即ち、連結部が全く切断していない状態で接続部が切れてしまうと、環状リブに係止している係止フラップからの力が不正開封防止リング自体を開くように働く。そして、係止フラップが環状リブから外れて不正開封防止リングが口部高さ方向上方に抜け上がることになるからである。
不正開封防止リングが注出口から外れること自体は不都合ではないが、キャップ本体の下端部に沿って不正開封防止リングが位置した状態で注出口から外れてしまうと、その開封後に、不正開封防止リングをキャップ本体から分離する手作業が煩わしくなり、不正開封防止リングが付いたままのキャップ本体で注出口を閉栓してしまう可能性が高くなる。
また、キャップ本体の下端部に沿って不正開封防止リングが位置した状態で注出口から外れたキャップを、その不正開封防止リングが付いたままで故意に注出口に付け戻し、未開封であるが如くに見せる悪戯などが行なわれてしまう可能性もある。その場合、口栓が一度開封されたものであることが見た目では簡単に判断できず、不正開封防止の機能を発揮できなくなる。
このようにして、開封に際し、キャップ本体を開栓回転方向に回すことで、接続部が切断されてキャップ本体の口部高さ方向上方への移動に伴なって不正開封防止リングがリブ下から外れるように図られている。
なお、強化連結部は、キャップを注出口から取り外しした後に、手操作でキャップ本体と不正開封防止リングとを引き離すように引っ張ることで切断できるものとしている。
このキャップを注出口に最初に取り付けるときには、キャップ本体が口部廻りで閉栓回転方向に回転しながら口部高さ方向下方に移動し、これに伴なって不正開封防止リングも口部廻りで閉栓回転方向に回転しながら口部高さ方向下方に移動する。そして、前記不正開封防止リングが口部高さ方向下方に移動して、係止フラップそれぞれが上述したように環状リブを乗り越えるときに上方に向けて撓むように回動してリング内周側に待避する。
このときに不正開封防止リングのリング下縁部にリング周方向で引っ張り力が生じるようになる。この場合の接続部の切断は、製品として口栓の不良となってしまい、口栓製造過程や充填済み容器の出荷前の接続部の良否チェックも非常に煩雑になり、そのためキャップ取付時のリング周方向に沿う引っ張り力に対しても接続部が切断されないようにする必要がある。
このことから接続部の強度は高められているのが現状であるが、そのため、キャップ本体を開栓回転方向に回して係止フラップが環状リブに係止している状態となってもこの接続部が切断し難くなり、連結部が切断されても環状リブに係止した状態のままで係止フラップが開栓回転方向にいくらか移動していて、不正開封防止リングを口部高さ方向上方に向けて引き上げる力が増大し(強化連結部を介してキャップ本体と不正開封防止リングとが繋がっているため)、さらに係止フラップが環状リブに係止する圧力が大きくなることがある。よって、開封時にキャップ本体を回転させるトルクが大きくなり、一般消費者側での開封操作性が悪くなるという問題が生じていた。
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、口部外周面に外ネジ部を有してこの外ネジ部の下部に口部外周面に亘って環状リブを設けた合成樹脂製の注出口に、該注出口の外ネジ部に対応した内ネジ部を有した合成樹脂製のキャップがネジ付けられている口栓であって、前記キャップは、注出口の口部廻りで開栓回転方向に回転しながら口部高さ方向上方に移動して注出口を開栓するキャップ本体と、このキャップ本体の下部に切断可能な複数の連結部でキャップ本体と接続されている不正開封防止リングとからなり、前記不正開封防止リングはリング内周側に沿って複数の係止フラップが隣り合う係止フラップの間にフラップ隙間を介在させて設けられていて、前記係止フラップは閉栓状態で前記環状リブの下の口部廻りに対応位置し、前記キャップ本体に伴なって不正開封防止リングが口部廻りで開栓回転方向に回転しながら口部高さ方向上方に移動したときに、前記環状リブに係止するものであり、かつ、前記不正開封防止リングは分割されていて、分割端の間に位置して切断可能な接続部を介して分割端同士が接続され、前記接続部を間にして相対する一方の分割端と他方の分割端の内、一方の分割端に強化連結部が設けられて、この強化連結部を介して前記一方の分割端とキャップ本体とが接続されている不正開封防止機能付き口栓において、前記環状リブの下の口部外周面に前記環状リブに連続した縦リブが設けられ、キャップ本体の回転で口部廻りに回転する不正開封防止リングの係止フラップが前記縦リブに当接可能に設けられていることを特徴とする不正開封防止機能付き口栓を提供して、上記課題を解消するものである。
また、本発明において、上記縦リブが口部廻りに間隔を置いて複数設けられているものとすることが可能である。
また、本発明において、不正開封防止リングは複数箇所で分割されて、分割部分ごとに分割端同士を接続する上記接続部が配置されていて、分割部分の一方の分割端それぞれが上記強化連結部を介してキャップ本体に接続され、かつ、上記縦リブは不正開封防止リングの分割数と同数とすることが可能である。
また、本発明において、上記縦リブにおける開栓回転方向での上流側となる一方の側面が、縦リブ位置の口部外周面に対して直角となり、開栓回転方向に逆方向である閉栓回転方向での上流側となる他方の側面が、縦リブ位置の口部外周面から縦リブ頂部にかけて閉栓回転方向での上り勾配で傾斜していて、前記他方の側面は、閉栓回転方向で口部廻りに移動してこの他方の側面に当接する係止フラップを縦リブ頂部側に案内して、閉栓回転方向で口部廻りに移動する前記係止フラップが縦リブを乗り越え可能に設けられているものとすることが可能である。
また、本発明において、不正開封防止リングの上記他方の分割端側であって上記接続部の隣りとなる係止フラップは、不正開封防止リングが口部廻りで開栓回転方向に回転しながら口部高さ方向上方に移動して上記環状リブに係止したときに上記縦リブに当接する位置に設けられているものとすることが可能である。
また、本発明において、不正開封防止リングの上記一方の分割端側に位置する係止フラップと上記他方の分割端側に位置する係止フラップと間のフラップ隙間は、他のフラップ隙間より広く設けられていることが可能である。
また、本発明において、上記縦リブは、縦リブの口部廻りのリブ幅寸法が、不正開封防止リングの上記一方の分割端側に位置する係止フラップと上記他方の分割端側に位置する係止フラップとの間のフラップ隙間の間隔寸法より小さく、他のフラップ隙間の間隔寸法より大きいものとすることが可能である。
また、本発明において、不正開封防止リングの上記他方の分割端側に位置する係止フラップとこの係止フラップの開栓回転方向上流に位置して隣り合う係止フラップとは、両係止フラップの折り元側に位置するフラップ連接片を介して連続しているものとすることが可能である。
また、本発明において、上記フラップ連接片のリング径方向での長さ寸法が、係止フラップのリング径方向での長さ寸法の1/3から2/3の範囲とすることが可能である。
また、本発明において、上記フラップ連接片の厚さ寸法が、係止フラップの厚さ寸法の1/5〜1の範囲とすることが可能である。
請求項1の発明によれば、環状リブの下の口部外周面に環状リブに連続した縦リブがあり、キャップ本体に伴なって口部廻りに回転する不正開封防止リングの係止フラップが前記縦リブに当接するように設けられている。
このようにすれば、口栓を取り付けた液体容器などの商品の流通過程や店舗陳列時に適正な取り扱いにより僅かにキャップが開栓回転方向に回転したとしても、接続部や連結部の切断が生じないようにしている。また、開封操作に際しても、係止フラップの先端が環状リブの下面に接していないため、キャップを開栓回転方向に回転させる初期の時点では抵抗がなく、キャップをスムーズに回転させ始めることができる。
そして、開封に際してキャップ本体の動きに伴なって不正開封防止リングが開栓回転方向に回転し始めるとき、この時点では係止フラップが環状リブに係止していないため、各係止フラップは不正開封防止リングの内周面側に重なるように回動して待避する変形が可能であり、これらの係止フラップが縦リブに当接しても係止することなくこの縦リブを乗り越える。なお、仮に幾つかの連結部が切断されることがあっても開封操作中であるからそれは構わないものである。
不正開封防止リングの回転が進んで係止フラップが環状リブに係止し、また縦リブにも当接すると、その係止フラップのリング内周側への待避が環状リブによって規制されて折り起こしが生じず、乗り越えることなくこの縦リブに当接した位置で停止するようになる。そして、不正開封防止リングの開栓回転方向において、環状リブに係止し縦リブに当接する係止フラップがある部分から強化連結部が繋がっている部分(即ち、一方の分割端)の範囲にかけては、強化連結部側から開栓回転方向に回す力が伝えられて不正開封防止リングのリング周方向に沿う引っ張り力が生じるようになる。
そして、環状リブに係止し縦リブに当接する係止フラップがある部分から一方の分割端までの間(開栓回転方向廻り)には分割端間があり、その分割端間に上記接続部があり、前記引っ張り力が一方の分割端からこの接続部に加わって接続部が簡単に切断されるようになる。
即ち、開封に際して手操作により或る程度の力を加えた状態でキャップを回し、これよって接続部が切断されるようにこの接続部の強度を高めておけば、キャップ取付の環状フラップを乗り越えるときに生じる引っ張り力にも充分に抗する強度となる。
また、係止フラップが環状リブに係止し縦リブに当接することでその係止フラップがある部分の移動が止まり、強化連結部側から一方の分割端側に伝わる回転の力が大きな引っ張り力となって接続部に瞬時に作用し、この接続部が切断されるようになる。
よって、開封に際して接続部の切断を確実なものとすることができて、必要な回転トルクを大きくしなくとも開封操作が行なえるようになる。
開封時に開栓回転方向の回転と口部高さ方向上方への移動とで環状リブに係止し縦リブへの当接をする係止フラップが、キャップ取付した際に適正位置にあるようにするために、注出口に対するキャップ組付精度をある程度高めて置くことが望ましいが、請求項2の発明によれば、縦リブが複数設けられているので、注出口に対するキャップ組付精度をそれ程高める必要がなくなる。
請求項3の発明によれば、キャップ本体を開栓回転方向に回転させたときに不正開封防止リングが複数に別れて環状リブとの係止関係が直ぐに解除されるようになり、口栓の開封操作が容易になる。
上述したようにキャップ取付に際して、キャップ本体の動きに伴なって不正開封防止リングは口部廻りで閉栓回転方向に回転しながら口部高さ方向下方に移動する。そして、環状リブを係止フラップが乗り越えてからも若干ではあるが、不正開封防止リングが口部廻りで閉栓回転方向に回転しながら口部高さ方向下方に移動する。このとき、閉栓回転方向に回転する係止フラップのいくつかが縦リブに当接するが、本請求項4の発明により、係止フラップは縦リブの傾斜した側面に案内されながらこの縦リブを乗り越えるようになり、係止フラップが縦リブに強く当接することなくスムーズに不正開封防止リングが回転できるようになり、キャップ取付時に接続部に無用な引っ張り力を作用させることをより簡単に回避できる。
請求項5の発明により、開封操作をして他方の分割端側の係止フラップが環状リブに係止したときに、この係止フラップがリング内周面側に待避するなどの回動動作ができなくなる。そして、この状態の係止フラップが縦リブに当接するため、この係止フラップは縦リブに乗り上げる待避の変形などができなくなり、強く縦リブに当接する。よって、この係止フラップがある他方の分割端は、開栓回転方向の回転と口部高さ方向上方への移動との何れもが止まる。そして、この他方の分割端に接続している接続部に適正にしてかつ近距離の位置から瞬時に引っ張り力が作用して、この接続部が確実に切断される。
請求項6の発明により、一方の分割端側に位置する係止フラップと上記他方の分割端側に位置する係止フラップとの間のフラップ隙間がリング周方向に広く設けられている。そして、このリング周方向に広いフラップ隙間において、一方の分割端側に縦リブを対応させるようにすれば、開封に際して、他方の分割端側の係止フラップが移動して縦リブに当接するまでのその係止フラップの移動の量を長く確保し易く、他方の分割端側の係止フラップが縦リブに当接するまでの間に環状リブに係止させるようにすることが可能となる。
よって、他方の分割端側の係止フラップと環状リブとの係止、および縦リブとの当接で、近傍の接続部にこれを切断するための引っ張り力を与えるようにすることが容易となる。
一般的にキャップや注出口の形状寸法やネジピッチなどに対する誤差は極めて小さくキャップ及び注出口は正確に成形されている。そして、口栓を作成する上では注出口にキャップをネジ付けており、注出口にキャップを取り付けるときの回転量なども設定されていて、何れの口栓でも注出口に対して同様にしてキャップが取り付けられるように図られていて、例えば、不正開封防止リングにおける接続部が注出口の設定位置に達した時点でキャップの取付回転が終了するようにしている。
しかしながら、製品不良とはならないが、キャップの閉栓回転方向の回転の量が若干大きくなって深くネジ付けられる可能性がある。そして、この場合、折り起こされている係止フラップの先端(環状リブ下の口部外周面に接している部分)と環状リブとの間が設定された間隔より若干大きくなり、開封する際、口部廻りで開栓回転方向に回転する係止フラップが縦リブに当接してから、この縦リブを乗り越えて先に進む係止フラップが若干多くなる(一枚か二枚程度)。
この後、環状リブに係止した係止フラップが縦リブに当接すれば、接続部に適正な引っ張り力が加わって切断されるが、前述したように接続部の切断に至らない係止フラップの縦リブへの当接があるため、開栓回転方向の回転で接続部を切断する前に回転のスムーズさを損なう可能性がある。特に縦リブを乗り越えることになる係止フラップの間で形成されるフラップ隙間が、その縦リブが充分に入り込む広いものであると、そのフラップ隙間に入ったときの係止フラップとの当接が若干の抵抗となる可能性がある。
そこで、請求項7の発明によれば、縦リブの口部廻りのリブ幅寸法が、一方の分割端側の係止フラップと他方の分割端側の係止フラップと間のフラップ隙間の間隔寸法より小さく、他のフラップ隙間の間隔寸法より大きいとしているので、キャップを取り付けたときに、縦リブが、フラップ隙間が縦リブのリブ幅寸法より小さくなっている係止フラップの並びの部分が対応したとしても、開封時に縦リブがそのフラップの隙間に入り込むことがない。よって、開栓操作して不正開封防止リングが開栓回転移動し始めた際、環状リブに係止していない係止フラップが縦リブに強く当接せず、開栓時にキャップ本体をより一層スムーズに回転させることができ、回転させるためのトルクをより小さくすることができる。
上述したように開封に際しては、キャップ本体が口部廻りで開栓回転方向に回転し口部高さ方向上方に移動し、このキャップ本体の動きに伴なって不正開封防止リングも口部廻りで開栓回転方向に回転し口部高さ方向上方に移動する。そして口部高さ方向上方への移動で環状リブに係止フラップが係止し、その係止した係止フラップが縦リブに当接し、その縦リブに当接している係止フラップが位置する部分から上記強化連結部がある一方の分割端に亘って引っ張り力が加わり、接続部が切断される。
この接続部の切断で一方の分割端と他方の分割端とが離れ、他方の分割端が口部から外方に向けて離れるようにして不正開封防止リングが開き始めるとともに、係止フラップの環状リブへの係止で、口部高さ方向での引っ張り力が連結部に加えられ、前記接続部の切断と前後して連結部も切断されるようになる。
このように縦リブに係止フラップが当接して、接続部を切断するための引っ張り力が生じるようにしているが、その係止フラップが環状リブに係止して動きが規制されている状態であっても、縦リブに当接したときにその係止フラップがリング周方向に潰れる可能性があり、その潰れによって環状リブへの係止も甘くなる可能性がある。
そこで、請求項8の発明により、他方の分割端側に位置する係止フラップが隣りの係止フラップと繋がっていることで補強され、縦リブに当接するときの潰れが簡単に防止できる。
請求項9の発明により、上記両係止フラップの接続状態が一層良好になる。
請求項10の発明により、上記両係止フラップの接続状態が一層良好になる。
(縦リブ)
図5は本発明の不正開封防止機能付き口栓1を示していて、まず、注出口2の環状リブ9の下の口部の構成が図1〜4に示した例と異なっている。注出口2において図示されているように環状リブ9の下の口部外周面10に、環状リブ9と口部基端部分とに連続する縦リブ14が一体にして設けられていて、口部の径方向に相対するようにして一対とされ、口部廻りに等間隔を置いて二つの縦リブ14が配置されている。
また、縦リブ14それぞれは、その横断面が口部径方向外方に向けて突出する形状であり、口部廻りで対向する二つの側面の内、開栓回転方向Aでの上流側となる一方の側面15が、図6に示されているように縦リブ位置の口部外周面に対して直角となり、開栓回転方向Aとは逆方向である閉栓回転方向Bでの上流側となる他方の側面16が、縦リブ位置の口部外周面10から縦リブ頂部にかけて前記閉栓回転方向Bでの上り勾配で傾斜している。
上述したように、開栓回転方向Aでの移動、および閉栓回転方向Bでの移動のいずれでも係止フラップ7が折り起こされた状態でその縦リブ頂部を通るようにするために、縦リブ14の外方への突出量は環状リブ9の張り出しの量と同じとしている。(図7)
本発明の不正開封防止機能付き口栓1でのキャップ3においても図1〜4に示す例と以下のように異なっている。まず、キャップ3の不正開封防止リング6は二ヶ所の位置で分割されていて、不正開封防止リング6の分割本数と上記縦リブ14の本数とを対応させている。二つの分割端間17はリング径方向に対向する位置にあり、それぞれの分割端間17においてリング下縁部8の位置に亘るようにして接続部12が位置し、この接続部12が一方の分割端11と他方の分割端11との間を繋いでいる。(図8参照)
また、不正開封防止リング6の係止フラップ7の配置が図8に示されている(図8は下から見た状態を示している)。この図8に示すようにこの実施の例では8枚の係止フラップ7を備えていて、隣り合う係止フラップ7の間のフラップ隙間18は全てが均等の間隔となっているものではない。図示のように一方の分割端11側の係止フラップ7と他方の分割端11側の係止フラップ7との間のフラップ隙間18のリング周方向に沿った幅が広く設けられていて、その他のフラップ隙間18はそのリング周方向に沿った幅が狭く設けられている。そして、広く設けられている広幅のフラップ隙間18はリング径方向に対向するように位置していて、図9に示すようにこの広幅のフラップ隙間18には注出口2の上記縦リブ14が対応している。即ち、広幅のフラップ隙間18は縦リブ14が位置する部分として形成されている。図9は上から見た状態を示している。さらに、本発明の口栓1では、後述するように前記広幅のフラップ隙間18内において、縦リブ14が一方の分割端11側の係止フラップ7に近接する位置となるように設定されている。
注出口2へのキャップ3の取付において、キャップ3の閉栓回転方向の締めトルク値などが定められており、注出口2にキャップ3を被せてからこのキャップ3を閉栓回転方向Bに設定された締めトルク値でネジ付けできるように取付機械などを用いて取り付けている。
この閉栓回転方向Bの回転でキャップ本体4と不正開封防止リング6とは一体となって前記回転を伴ないながら口部高さ方向下方に向けて移動し、上述したように不正開封防止リング6の係止フラップ7それぞれが環状リブ9の位置に差し掛かれば、折り起こされた状態でこの環状リブ9を乗り越える。
(係止フラップの縦リブの乗り越え−閉栓回転方向)
さらに、環状リブ9の下に移動してからも、回転の量及び下方への移動の量はそれ程多くはないが、閉栓回転方向Bの回転と口部高さ方向下方への移動があり、この閉栓回転方向Bの回転で縦リブ14に当接する係止フラップ7にあっては、傾斜した上記他方の側面16に折り起こされてこの縦リブ14を乗り越え、その先に進む。そして、キャップ3が設定された締めトルク値でネジ付けして止まった時点で、上記広幅のフラップ隙間18に縦リブ14が位置し、かつ、一方の分割端11側の係止フラップ7に縦リブ14が近接するようにしている。(図9)
このように本発明での不正開封防止機能付き口栓1では、隣り合う係止フラップ7の間のフラップ隙間18の内、広幅のフラップ隙間18に注出口2の縦リブ14が位置している。図示されているように、前記広幅のフラップ隙間18の間隔寸法は縦リブ14の口部廻りのリブ幅寸法19に比べて充分に広く、以下に示すように不正開封防止リング6の開栓回転方向Aでの回転で、一方の分割端11側の係止フラップ7に近接した位置にあった縦リブ14に、他方の分割端11側の係止フラップ7が当接するとき、この他方の分割端11側の係止フラップ7が口部高さ方向上方に移動して環状リブ9に係止するように設けられていて、環状リブ9に係止フラップ7が係止するに必要な上方への移動が得られる回転の量となるようにこの広幅のフラップ隙間18の間隔が設定されている。
即ち、この実施の例においては、開封に際し、キャップ本体4を開栓回転方向Aに回転させて、そのキャップ本体4に伴なって不正開封防止リング6が回転(口部廻り)及び移動(口部高さ方向上方)し、接続部12の位置に対して開栓回転方向Aでの上流側でその接続部12に隣位する位置にある他方の分割端11の係止フラップ7が、縦リブ14に当接するようにしている。
そして、他方の分割端11側の前記係止フラップ7は、その接続部12を切断するための係止フラップ7aとして設定されていて、縦リブ14が当接したときに、接続部12を切断する引っ張り力が不正開封防止リング6のリング周方向に生じるように設けられている。
より詳しく説明すれば、開封操作によりキャップ本体4の動きに伴なって不正開封防止リング6が口部廻りで開栓回転方向Aで回転しながら口部高さ方向上方に移動し、他方の分割端11側の係止フラップ7aが開栓回動方向Aに移動しながら口部高さ方向に移動する。そして、口部高さ方向の移動によって環状リブ9に係止すればリング内周面側に重なる折り起こしが生じないようになる。この口部高さ方向上方の移動で環状リブ9に係止したときに、開栓回転方向Aへの移動で縦リブ14に当接するように設けられていて、リング内周面側に待避不能となった前記係止フラップ7aが縦リブ14に当接するため、不正開封防止リング6での前記係止フラップ7aが位置する部分が移動することなく固定される。(図10、図11)
なお、前記係止フラップ7aの形状は、縦リブとの係合を確実なものとするため、縦リブ14に当接する側はほぼ半径方向に一致する形状とすることが好ましい。
また、強化連結部13が繋がる一方の分割端11には、その強化連結部13を介してキャップ本体4側から一方の分割端11を連れ回す力が伝わり続けているため、開栓回転方向Aで、環状リブ9に係止し縦リブ14に当接している前記係止フラップ7aが位置する当接フラップ対応部分Cから強化連結部13が繋がる強化連結部対応部分Dまでに亘って引っ張り力が生じるようになり、前記係止フラップ7aが移動せず、強化連結部13側から強化連結部対応部分Dへの引きの力が加わり続き、そして前記当接フラップ対応部分Cから強化連結部対応部Dの間に接続部12が位置するため、その接続部12に働く引っ張り力は瞬間的に大きくなり、この引っ張り力によって接続部12が切断される。
また、当接フラップ対応部分Cと強化連結部対応部分Dとの間も短かく、引っ張り力が不正開封防止リング6自体の伸長を生じさせないようにして、その引っ張り力が適正に接続部12に加わるようにしている。
上述したように本口栓1では、上記広幅のフラップ隙間18での開栓回転方向Aの上流側となる係止フラップ7が接続部12を切断するための係止フラップ7aとし、キャップ3を注出口2に取り付けたときには広幅のフラップ隙間18に縦リブ14が位置するようにしているが、キャップ取付によってはキャップ3の閉栓回転方向Bの回転の量が多くなってキャップ3が深く注出口2にネジ付けられ、縦リブ14が前記広幅のフラップ隙間18より開栓回転方向Aの下流側となる位置にズレ込み、狭幅のフラップ隙間18やこの狭幅のフラップ隙間18を有する係止フラップ7の並びに縦リブ14が位置する可能性もある(図12)。
この状態で開封操作を行なった場合、狭幅のフラップ隙間18を形成している係止フラップ7と縦リブ14との当接が最初に生じるが、この当接によっては接続部12を切断するに必要な大きな引っ張り力が生じない。即ち、開封操作を行なうと開栓回転方向Aで移動して縦リブ14の一方の側面15に前記狭幅のフラップ隙間18を形成する係止フラップ7が当接した場合、この係止フラップ7は上記環状リブ9に係止していないことから、その縦リブ14との当接でリング内周面側に重なるように折り起こされて待避し、縦リブ14を乗り越えて先に進むようになる。そして、狭幅のフラップ隙間18も十分な回転の距離を得られるだけの広さはなく、縦リブ14との当接によって瞬間的に生じる引っ張り力も大きなものとならず、接続部12が切断されない。そして、開栓回転方向Aに不正開封防止リング6の回転が進み、広幅のフラップ隙間18に縦リブ14が移動すれば上述した手順で適正に接続部12が切断される。
また、広幅のフラップ隙間18以外の狭幅のフラップ隙間18は縦リブ14の上記リブ幅寸法19より小さく設けられていて、開封時の回転操作が行なわれる時点でこの狭幅のフラップ隙間18に縦リブ14が差し掛かることがあったとしても、一つの係止フラップ7の縦リブ14に対する乗り越えが終わりかけるときには、既にその次の係止フラップ7に縦リブ14が当接していて、勢いを持った強い当接とならないため、接続部12を切断するような引っ張り力が生じない。そして、この狭幅のフラップ隙間18を有する係止フラップ7の並びから縦リブ14が前記広幅のフラップ隙間18に抜け出ると、縦リブ14は或る程度の勢いをもった状態で相対的に移動するようになり、よって上記他方の分割端11の係止フラップ7に比較的強く当接し、また、この係止フラップ7が環状リブ9にも係止しているため、接続部12が簡単にかつ確実に切断されるようになる。
なお、狭幅のフラップ隙間18はリブ幅寸法より狭くする必要は必ずしもなく、広幅のフラップ隙間18との寸法で大きな差異があればよい。
上記実施の例において、広幅のフラップ隙間18における開栓回転方向Aの上流側であって接続部12の隣りとなる他方の分割端11の係止フラップ7、即ち、接続部切断用係止フラップ7aとこの接続部切断用係止フラップ7aの開栓回転方向Aの上流側で隣り合う係止フラップ7との間の狭幅のフラップ隙間18には、他の狭幅のフラップ隙間18と同様にリング内周面までに達する間隙として設けられているが、本発明はこの例に限定されるものではなく、接続部切断用係止フラップ7aとこれに隣り合う係止フラップ7との間の前記狭幅のフラップ隙間18に、図13、14に示すようにフラップ連接片20を設けてもよい。
図示の例では、このフラップ連接片20は前記両係止フラップ7の折り元側に位置して両係止フラップ7に連続するように成形されていて、このフラップ連接片20を介して前記両係止フラップ7が連続している。このように接続部切断用係止フラップ7(7a)とその開栓回転方向Aの上流側で隣り合う係止フラップ7とをフラップ連接片20を介して連続させるようにすれば、開栓時に縦リブ14と接続部切断用係止フラップ7aとの当接に対してその接続部切断用係止フラップ7aの口部廻りでの剛性が向上し、前記縦リブ14が強く当接するようなことかあってもこの接続部切断用係止フラップ7aが潰れ難くなり、より確実に環状リブ9に係止する状態が維持され、接続部12を切断するための引っ張り力をより確実に生じさせることができる。
なお、上記フラップ連接片20を設けない場合でも、接続部切断用係止フラップ7aと縦リブ14との当接で、接続部切断用係止フラップ7aが多少潰れる変形をして環状リブ9との係止度合いが若干小さくなる可能性はあるが、この場合でも接続部12を切断するに必要な引っ張り力は生じて接続部12を切断できることから、このフラップ連接片20は必ずしも必要とされるものではない。
このように開封することで縦リブが破壊されるとともに、適正に不正開封防止リングが取り外されるようにしておけば、仮に不正開封防止リングを備えた同一のキャップを、開封済みの注出口に故意に取り付けた場合、縦リブ自体が既に破壊されているので、接続部切断用の係止フラップが当接したとしても接続部を切断するだけの引っ張り力が生じず、連結部だけが切断し、不正開封防止リングが口部に残りかけながらキャップ本体を回すことになり、口栓が事前に開封されているものであることを表すことができる。さらに、強化連結部も切断し易いものとしておけば、不正開封防止リング自体が口部に残ることになり、事前に開封されていることを明確に表すことができ、この構成の付加によってより不正開封防止機能を高めることができる。
2…注出口
3…キャップ
4…キャップ本体
5…連結部
6…不正開封防止リング
7…係止フラップ
9…環状リブ
11…分割端
12…接続部
13…強化連結部
14…縦リブ
18…フラップ隙間
20…フラップ連接片
21…フラップ連接片のリング径方向での長さ寸法
22…フラップ連接片の厚さ寸法
A…開栓回転方向
B…閉栓回転方向
C…当接フラップ対応部分
D…強化連結部対応部分
Claims (10)
- 口部外周面に外ネジ部を有してこの外ネジ部の下部に口部外周面に亘って環状リブを設けた合成樹脂製の注出口に、該注出口の外ネジ部に対応した内ネジ部を有した合成樹脂製のキャップがネジ付けられている口栓であって、
前記キャップは、注出口の口部廻りで開栓回転方向に回転しながら口部高さ方向上方に移動して注出口を開栓するキャップ本体と、このキャップ本体の下部に切断可能な複数の連結部でキャップ本体と接続されている不正開封防止リングとからなり、
前記不正開封防止リングはリング内周側に沿って複数の係止フラップが隣り合う係止フラップの間にフラップ隙間を介在させて設けられていて、前記係止フラップは閉栓状態で前記環状リブの下の口部廻りに対応位置し、前記キャップ本体に伴なって不正開封防止リングが口部廻りで開栓回転方向に回転しながら口部高さ方向上方に移動したときに、前記環状リブに係止するものであり、
かつ、前記不正開封防止リングは分割されていて、分割端の間に位置して切断可能な接続部を介して分割端同士が接続され、
前記接続部を間にして相対する開栓回転方向下流側の一方の分割端と開栓回転方向上流側の他方の分割端の内、一方の分割端に強化連結部が設けられて、この強化連結部を介して前記一方の分割端とキャップ本体とが接続されている不正開封防止機能付き口栓において、
前記環状リブの下の口部外周面に前記環状リブに連続した縦リブが設けられ、キャップ本体の回転で口部廻りに回転する不正開封防止リングの係止フラップが前記縦リブに当接可能に設けられていることを特徴とする不正開封防止機能付き口栓。 - 上記縦リブが口部廻りに間隔を置いて複数設けられている請求項1に記載の不正開封防止機能付き口栓。
- 不正開封防止リングは複数箇所で分割されて、分割部分ごとに分割端同士を接続する上記接続部が配置されていて、分割部分の一方の分割端それぞれが上記強化連結部を介してキャップ本体に接続され、かつ、上記縦リブは不正開封防止リングの分割数と同数である請求項1、2のいずれか一項に記載の不正開封防止機能付き口栓。
- 上記縦リブにおける開栓回転方向での上流側となる一方の側面が、縦リブ位置の口部外周面に対して直角となり、開栓回転方向に逆方向である閉栓回転方向での上流側となる他方の側面が、縦リブ位置の口部外周面から縦リブ頂部にかけて閉栓回転方向での上り勾配で傾斜していて、
前記他方の側面は、閉栓回転方向で口部廻りに移動してこの他方の側面に当接する係止フラップを縦リブ頂部側に案内して、閉栓回転方向で口部廻りに移動する前記係止フラップが縦リブを乗り越え可能に設けられている請求項1〜3の何れか一項に記載の不正開封防止機能付き口栓。 - 不正開封防止リングの上記他方の分割端側であって上記接続部の隣りとなる係止フラップは、不正開封防止リングが口部廻りで開栓回転方向に回転しながら口部高さ方向上方に移動して上記環状リブに係止したときに上記縦リブに当接する位置に設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載の不正開封防止機能付き口栓。
- 不正開封防止リングの上記一方の分割端側に位置する係止フラップと上記他方の分割端側に位置する係止フラップと間のフラップ隙間は、他のフラップ隙間より広く設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載の不正開封防止機能付き口栓。
- 上記縦リブは、縦リブの口部廻りのリブ幅寸法が、不正開封防止リングの上記一方の分割端側に位置する係止フラップと上記他方の分割端側に位置する係止フラップとの間のフラップ隙間の間隔寸法より小さく、他のフラップ隙間の間隔寸法より大きい請求項6に記載の不正開封防止機能付き口栓。
- 不正開封防止リングの上記他方の分割端側に位置する係止フラップとこの係止フラップの開栓回転方向上流に位置して隣り合う係止フラップとは、両係止フラップの折り元側に位置するフラップ連接片を介して連続している請求項1〜7の何れか一項に記載の不正開封防止機能付き口栓。
- 上記フラップ連接片のリング径方向での長さ寸法が、係止フラップのリング径方向での長さ寸法の1/3から2/3の範囲である請求項8に記載の不正開封防止機能付き口栓。
- 上記フラップ連接片の厚さ寸法が、係止フラップの厚さ寸法の1/5〜1の範囲である請求項8または9の何れかに記載の不正開封防止機能付き口栓。
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