JP2009054004A - 店員呼出システム - Google Patents

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Kozo Sasa
耕三 佐々
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PACIFIC SHONAN KK
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Abstract

【課題】店員の現在配置に関わらず、また、店内の喧騒にも邪魔されずに、店員を呼び出すための呼出釦の押下を、店員に確実に伝達させることができる店員呼出システムを提供すること。
【解決手段】呼出信号処理時、受信機3の番号記憶部復号選択回路34は、受信された呼出信号から、テーブル番号に対応する所定の呼出メッセージを選択し、音声回路35で音声データに変換してヘッドホン36から音声メッセージとして出力する。また、消去信号処理時は、受信された呼出信号に含まれるテーブル番号をスタック領域から消去する(登録消去)。さらに、音声メッセージ再出力処理時は、登録されたテーブル番号に対応する所定の呼出メッセージを選択し、音声回路35で音声データに変換してヘッドホン36から音声メッセージとして再出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、店舗等において来客者が店員を呼び出す際に使用される店員呼出システムに関する。
従来、店舗、特に大型なファミリーレストラン等においては、テーブル上に、店員を呼び出すための呼出釦(送信機能付き)が設置されており、来客者が座席に着き、例えば、メニューを決定して注文をする場合などには、この呼出釦を押すことにより店員を呼び出すことができるようにしている。
このようなシステムは、即ち店員呼出システムとして周知である。
この呼出釦が押下されると、この呼出釦に付属の送信機からは、呼出信号が発信され、この信号が、目立たない場所に別途に設置されたテーブル番号表示機で受信されて、この呼出釦に対応するテーブル番号が表示される。
そこで、店員が、このテーブル番号の表示を確認した後、このテーブル番号で示されるテーブルの方向に向かって歩いて行き、そこで、このテーブルの来客と応接することになっている。
例えば、このような店員呼出システムとして、テーブル毎に呼出釦が設置され、各テーブル番号と呼出釦の番号とが一致しており、客席から見えない位置や店員が作業又は待機している位置から視認可能で且つ人の往来を妨げないような位置にテーブル番号表示器を設置し、どのテーブルの来客が店員を呼び出しているのかを容易に視認できるように構成したものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
なお、従来の店員呼出システムには、呼出釦に呼び鈴を仕込んでおいて、店員が、この呼び鈴の音を聞き付けるといった方式の店員呼出システムも存在し、現在、最も普及している。
特公平1−20480号公報
しかしながら、前述の特許文献1での開示内容も含めて、従来の店員呼出システムでは、全ての店員は、常にテーブル番号表示器を意識して受付業務を行う必要があり、いわばテーブル番号表示器に縛りつけられたような態勢となってしまって、店員配置の機動性に欠けるという問題点があった。
極端な場合、店員の一人が、呼出釦を押した来客の近辺に居る場合であっても、この店員が、来客の呼出釦の押下に気付かなかった場合は、現在位置から遙に離れたテーブル番号表示器の表示を確認するまでは、この来客と応対できないといった場面も生じていた。
また、レストラン等において、来客へのサービス向上を考慮すると、例えば、厨房で出来上った料理はなるべく早く注文先へと届ける必要があるが、従来の店員呼出システムでは、この際、例えば、いずれの店員が応対するテーブルでも、来客者が注文品を決めかねていて、接客店員全員が、この来客の応対に時間を取られていて直ちに厨房に向かうことができず、よって、出来上った料理を素早く注文先へと届けることができないといった場面も生じていた。
即ち、従来の店員呼出システムにあっては、単に来客側からの呼び出しがあったことを店員に認識させるのみであり、厨房からの店員の呼び出しについては考慮されていなかったので、この点を解決することも本発明の課題であった。
さらに、呼出釦に呼び鈴を仕込んでおいて、この呼び鈴の音を聞き付けるといった従来の普及型の店員呼出システムの場合、一般に、レストラン等の店内は、多数の来客の会話やバックミュージックによって騒がしく、また、この呼び鈴自体が、他の来客にとっては不快な騒音となるので、このような店員呼出システムを大規模化することにも、やはり限界があった。
なお、来客からの呼び出しを無線送信機で送信し、各店員が携帯する受信機に伝達する従来の店員呼出システムの場合、呼び出しが有ったテーブルのテーブル番号を一過性で放送するだけであって、本発明のように、店員による応接が未完了のテーブルについて、そのテーブル番号を繰り返し伝達する機能は有していない。
また、本発明のように、別途に設置された番号消去機によって、各店員が、自分が応対した来客のテーブル番号を消去する機能は有していない。
本発明は、上記問題を解決するため、店員の現在配置に関わらず、また、店内の喧騒にも邪魔されずに、店員を呼び出すための呼出釦の押下を、店員に確実に伝達させることができる店員呼出システムを提供することを目的とする。
また、厨房等からの優先呼出を可能にする店員呼出システムを提供することを目的とする。
その目的を達成するため、請求項1に記載の店員呼出システムは、来客者が接客店員を呼び出す際に操作される、送信機能を備えた複数の呼出機からの呼出信号を受信して、当該呼出機に対応するテーブル番号を音声出力する店員呼出システムにおいて、前記テーブル番号を含む呼出信号を無線で送信する前記複数の呼出機と、前記呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、前記呼出信号に含まれるテーブル番号を取得するテーブル番号取得手段と、前記取得されたテーブル番号を登録するテーブル番号登録手段と、前記テーブル番号に対応する音声メッセージを検索して音声出力する音声メッセージ出力手段と、前記音声出力の後、前記登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージを所定の周期で音声出力するテーブル番号反復伝達手段と、選択されたテーブル番号を含むテーブル番号の消去信号を無線で送信する消去番号送信手段と、前記消去信号を受信する消去信号受信手段と、前記消去信号に含まれるテーブル番号を取得する消去番号取得手段と、前記テーブル番号の登録を消去する登録消去手段と、を備えたものであることを要旨とする。
このような請求項1に記載の構成によれば、送信機能を備えた複数の呼出機からの呼出信号を受信すると、当該呼出信号に含まれるテーブル番号が取得され、新規登録されると共に、当該テーブル番号に対応する音声メッセージが検索されて、音声出力される。
これにより、呼び出しがあったテーブルのテーブル番号を一旦登録すると共に、当該テーブル番号に対応する音声メッセージでもって確実に伝達することができる。
このような請求項1に記載の構成によれば、登録されたテーブル番号が存在する限りは、周期的に、当該テーブル番号に対応する音声メッセージが音声出力される。
これにより、応接が未完了であるテーブルのテーブル番号については、登録消去が行われるまで、繰り返し、音声出力されるので、呼び出しが気付かれずに放置されるような事態が防止され、呼び出しを確実に伝達することができる。
このような請求項1に記載の構成によれば、消去すべきテーブル番号を選択入力する消去番号送信手段からの消去信号が受信されると、当該消去信号に含まれる消去すべきテーブル番号が取得され、当該テーブル番号の登録が消去される。
これにより、例えば、店員による応接が完了した来客のテーブル番号については、その登録を確実に消去することができるので、繰り返し、音声出力されることがない。
そしてまた、請求項2に記載の店員呼出システムは、前記の、呼出信号受信手段、テーブル番号取得手段、テーブル番号登録手段、音声メッセージ出力手段、テーブル番号反復伝達手段、消去信号受信手段、消去番号取得手段、及び登録消去手段を、1つ以上の携帯型の受信装置の各々に備えることを要旨とする。
このような請求項2に記載の構成によれば、1つ以上の受信装置の各々には受信機能の他、受信信号に含まれる情報の処理機能(例えば、呼出信号に含まれるテーブル番号に対応する音声メッセージの取得・出力機能、登録されているテーブル番号に対応する音声メッセージの周期的な取得・出力機能、消去信号に含まれるテーブル番号の登録消去機能)も、少なくとも1つの携帯型の受信装置に纏めて備えることができる。
これにより、このような受信機を、店内の店員の各々に携帯させれば、店内の店員配置とは関係無く、いつでも、又、店内がどのような状態であっても、呼び出されたテーブル番号に対応する音声メッセージを店員に確実に伝達することができる。
そしてまた、請求項3に記載の店員呼出システムは、前記テーブル番号に対応する音声メッセージは、当該テーブル番号が優先される呼び出し元を示すものである場合に、当該呼び出し元の名称を含めることを要旨とする。
このような請求項3に記載の構成によれば、優先される呼び出し元からのテーブル番号に対応する音声メッセージには、予め当該呼び出し元の名称を含めておくことができる。
これにより、当該呼び出し元の名称を含めた音声メッセージを介して、店員は、優先される呼び出し元であることを確実に知ることができる。
そしてまた、請求項4に記載の店員呼出システムは、前記優先される呼び出し元の名称が厨房であることを要旨とする。
このような請求項4に記載の構成によれば、優先される呼び出し元からのテーブル番号に対応する音声メッセージには、予め当該呼び出し元である「厨房」なる音声メッセージを含めておくことが可能であり、例えば、全体の音声メッセージとして、「厨房、厨房、厨房」と3回連呼するような音声メッセージを対応させることが可能である。
これにより、「厨房、厨房、厨房」と3回連呼する当該音声メッセージを介して、店員は、出来上がった料理の配膳を待っている厨房からの呼び出しであることを確実に知ることができるので、完成直後の美味しい料理を来客に給仕することができる。
そしてまた、請求項5に記載の店員呼出システムは、前記音声メッセージが、骨伝導型のヘッドホン装置により出力されるものであることを要旨とする。
このような請求項5に記載の構成によれば、音声メッセージは、外部環境には関係無く、ヘッドホン装置を装着する店員に伝達できる。
これにより、店員は、店内の騒音が酷い場合であっても、確実に音声メッセージの内容を聞きとり、呼び出しに応ずることができる。
そしてまた、請求項6に記載の店員呼出システムは、来客者が接客店員を呼び出す際に操作される、送信機能を備えた複数の呼出機からの呼出信号を受信して、当該呼出機に対応するテーブル番号を音声出力する店員呼出システムにおいて、前記テーブル番号を含む呼出信号を無線で送信する前記複数の呼出機と、前記呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、前記呼出信号に含まれるテーブル番号を取得するテーブル番号取得手段と、前記取得されたテーブル番号を登録するテーブル番号登録手段と、前記テーブル番号に対応する音声メッセージを検索して無線放送する音声メッセージ放送手段と、前記無線放送の後、前記登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージを所定の周期で無線放送するテーブル番号反復放送手段と、前記無線放送の各々を受信して音声出力する放送受信手段と、選択されたテーブル番号を含むテーブル番号の消去信号を無線で送信する消去番号送信手段と、前記消去信号を受信する消去信号受信手段と、前記消去信号に含まれるテーブル番号を取得する消去番号取得手段と、前記テーブル番号の登録を消去する登録消去手段と、を備えたことを要旨とする。
このような請求項6に記載の構成によれば、送信機能を備えた複数の呼出機からの呼出信号を受信すると、当該呼出信号に含まれるテーブル番号が取得され、新規登録されると共に、当該テーブル番号に対応する音声メッセージが検索されて、無線放送される。
これにより、呼び出しがあったテーブルのテーブル番号を一旦登録すると共に、当該テーブル番号に対応する音声信号として放送し、確実に伝達することができる。
このような請求項6に記載の構成によれば、登録されたテーブル番号が存在する限りは、周期的に、当該テーブル番号に対応する音声メッセージが無線放送される。
これにより、応接が未完了であるテーブルのテーブル番号については、登録消去が行われるまで、繰り返し、無線放送されるので、呼び出しが気付かれずに放置されるような事態が防止され、呼び出しを確実に伝達することができる。
このような請求項6に記載の構成によれば、消去すべきテーブル番号を選択入力する消去番号送信手段からの消去信号が受信されると、当該消去信号に含まれる消去すべきテーブル番号が取得され、当該テーブル番号の登録が消去される。
これにより、例えば、店員による応接が完了した来客のテーブル番号については、その登録を確実に消去することができるので、繰り返し、無線放送されることがない。
そしてまた、請求項7に記載の店員呼出システムは、前記の、呼出信号受信手段、テーブル番号取得手段、テーブル番号登録手段、音声メッセージ放送手段、テーブル番号反復放送手段、消去信号受信手段、消去番号取得手段、及び登録消去手段を、少なくとも1つの据置型の采配装置に備えると共に、前記放送受信手段を1つ以上の携帯型の放送受信機に備えることを要旨とする。
このような請求項7に記載の構成によれば、少なくとも1つの据置型の采配装置には、受信機能の他、受信信号に含まれる情報の処理機能(例えば、呼出信号に含まれるテーブル番号に対応する音声メッセージの取得・放送機能、登録されているテーブル番号に対応する音声メッセージの周期的な取得・放送機能、消去信号に含まれるテーブル番号の登録消去機能)も纏めて備えることができると共に、放送受信機には、前記放送の受信手段だけを備えることができる。
これにより、このような放送受信機を、店内の店員の各々に携帯させれば、店内の店員配置とは関係無く、いつでも、又、店内がどのような状態であっても、呼び出されたテーブル番号に対応する音声メッセージを店員に確実に伝達することができることになり、また、この放送受信機には情報処理機能は含まれず、単に放送波を受信するトランシーバ機能だけを備えればよいことになるので、設備コストを大幅に引き下げることができる。
そしてまた、請求項8に記載の店員呼出システムは、前記テーブル番号に対応する音声メッセージが、当該テーブル番号が優先される呼び出し元を示すものである場合に、当該呼び出し元の名称を含めることを要旨とする。
そしてまた、請求項9に記載の店員呼出システムは、前記優先される呼び出し元の名称は厨房であることを要旨とする。
そしてまた、請求項10に記載の店員呼出システムは、前記音声メッセージが、骨伝導型のヘッドホン装置により出力されるものであることを要旨とする。
本発明の店員呼出システムにあっては、以上説明したように構成したことにより、呼び出しがあったテーブルのテーブル番号を一旦登録すると共に、対応する音声メッセージでもって呼び出しを確実に伝達することができる。
また、応接が未完了であるテーブルのテーブル番号については、登録消去が行われるまで、繰り返し、音声出力するので、呼び出しが気付かれずに放置されるようなことが防止され、確実に伝達することができる。
もっとも、繰り返しの連呼が好まれない場合は、2度程度の音声出力が採用される。
さらに、店員による応接が完了した来客のテーブル番号については、その登録を確実に消去することができるので、繰り返し、音声出力されることは防げる。
また、呼出信号等の受信機を、店内の店員の各々に携帯させることが可能であるので、店内の店員配置とは関係無く、いつでも、又、店内がどのような状態であっても、呼び出されたテーブル番号に対応する音声メッセージを店員に確実に伝達することができる。
また、優先的な呼び出し元が存在する場合は、当該呼び出し元の名称を含めた音声メッセージを出力することができるので、店員は、当該音声メッセージを介して優先される呼び出し元であることを確実に知ることができる。
例えば、優先的な呼び出し元が厨房である場合には、当該音声メッセージを、「厨房、厨房、厨房」と、3回連呼するようなものとすることができる。
さらに、音声メッセージを、骨伝導型のヘッドホン装置により出力させることができるので、店員は、店内の騒音が酷い場合であっても、確実に音声メッセージの内容を聞きとり、呼び出しに応ずることができる。
また、店員が携帯する受信機には放送波を受信する機能だけを備えさせ、テーブル番号の登録や、テーブル番号に対応する音声メッセージの検索等に必要な情報処理機能については据置型の采配装置を備えて処理させる構成とすることも可能であるので、複数の店員の各々に携帯させる装備(より具体的には受信機)のコストダウンが可能となり、全体として設備コストの大幅な引き下げが可能となる。
以下、本発明の店員呼出システムの最良の実施形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
本実施形態に係る店員呼出システムは、店員の各々に、テーブル等に配置された呼出機の呼出釦からの呼出信号、若しくは消去機の消去釦からの消去信号を受信して各々情報処理する携帯型受信機を持たせることを要旨とする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る店員呼出システムの全体的なシステム構成を示す構成図である。
同図において、本実施形態の店員呼出システム10は、店内のテーブル単位に配置される呼出機2(2a,2b,…,2n)と、店員の各々に携帯させる受信機3(3a,3b,…,3m)と、店員が応接済のテーブルのテーブル番号を消去するための番号消去機4と、呼出釦からの呼出信号を中継する中継機5と、厨房等からの優先呼出に使用される優先呼出機6と、を備える。
ここで、呼出機2(2a,2b,…,2n)は、アンテナ部21(21a,21b,…,21n)と、呼出器22(22a,22b,…,22n)と、を備える。
また、受信機3(3a,3b,…,3m)は、アンテナ部31(31a,31b,…,31n)と、受信器32(32a,32b,…,32m)と、を備える。
さらに、番号消去機4はアンテナ部41と、番号消去器42と、を備え、中継機5は、アンテナ部51と、中継器52と、を備え、優先呼出機6は、アンテナ部61と、優先呼出器62と、を備えて構成される。
中継機5は、オプショナルな構成要素であり、小規模店舗等の場合には省略が可能である。
また、優先呼出器6も、必須の構成要素ではない。
以下、本実施形態の店員呼出システム10の機能について説明する。
来客がテーブルに着席し、注文する時には、テーブル上に置かれた呼出機2の呼出釦を押下する。
これにより、この呼出機2の呼出器22からは、アンテナ部21を介してテーブル番号を含む呼出信号が発信される。
この呼出信号は、店員の各々が携帯する受信機3で受信される(呼出信号受信手段)。
受信機3では、受信器32が、この呼出信号に含まれるテーブル番号を取得し(テーブル番号取得手段)、かつ登録する(テーブル番号登録手段)と共に、当該テーブル番号に対応する音声信号メッセージを検索し、ヘッドホン装置等のレシーバに出力する(音声メッセージ出力手段)。
このレシーバ出力を聞き取った店員は、メッセージに含まれたテーブル番号のテーブルに歩いて行って、このテーブルの来客と応接し、この来客の注文等を受け付ける。
この注文受付方法については、本発明の要部ではなく、例えば、その場で注文伝票に記入したり、或いは携帯端末装置に入力したりするなどの従来方法であっても構わない。
この応接が完了すると、当該店員は、番号消去機4を操作して当該テーブル番号を入力する。
これにより、番号消去機4からは、当該テーブル番号を含む消去信号が発信され(消去番号送信手段)、この消去信号は、受信機3で受信され(消去信号受信手段)、受信器32が、この消去信号に含まれるテーブル番号の登録を消去する(登録消去手段)。
なお、呼出機2には、後述するように、ブザーとLED表示器が設置されており、呼出機2の近くの店員が、このブザーのブザー音やLED表示器のLED表示を直接的に確認して来客と応接できるようにしている(図2,3参照)。
さらに、受信機3は、テーブル番号の登録後は、何らかの信号を受信したか否かとは無関係に、所定の一定周期で、登録されているテーブル番号を順に取得し、当該テーブル番号に対応する音声信号メッセージを検索し、前述のヘッドホン装置等のレシーバに出力する(テーブル番号反復伝達手段)。
また、優先呼出機6にも、同様のテーブル番号が割り付けられており、その構成・機能は、前述の呼出機2の構成・機能と同じとする。
なお、前述した呼出信号受信手段、テーブル番号取得手段、テーブル番号登録手段、音声メッセージ出力手段、テーブル番号反復伝達手段、消去信号受信手段、消去番号取得手段、及び登録消去手段を、1つ以上の携帯型の受信装置の各々に備えることも当然可能である。
図2は、呼出機2の電気的な構成を示す構成図である。
同図に示に示すように、呼出機2は前述のアンテナ部21を備える。
また、呼出機2の呼出器22(図1)は、テーブル番号を含む呼出信号を送信する送信回路23と、呼出釦(押し釦、図3参照)が押下された時に、予め設定され記憶されているテーブル番号を符号化し、送信回路23と、後述する駆動回路とに送出する番号記憶部符号化回路24と、呼出釦が押下された時に、ブザー26を駆動すると共に送信回路23から送出されたテーブル番号をLED(表示器)27に表示する駆動回路25と、を備える。
番号記憶部符号化回路24は、制御回路であり、CPU,ROM,RAM等の回路要素で構成することができる。
来客が、テーブルに着席し、テーブル上に置かれた呼出機2の呼出釦を押下すると、番号記憶部符号化回路24が、予め設定され記憶されているテーブル番号を符号化して成る送信信号を、送信回路23に送出し、同時に、番号記憶部符号化回路24は、当該テーブル番号を表示させる映像信号を駆動回路25に送出する。
送信回路23は、この送信信号を変調してアンテナ21から電磁波として出力する。
なお、この変調に適用される変調方式及び周波数帯域は、無線のデータ通信に使用される変調方式及び周波数帯域として民間用に許可されているものでありさえすれば、何であっても良く、この範囲で、任意の変調方式及び周波数帯域を適用することが可能である。
呼出機2(2a,2b,…,2n)の各々の周波数帯域は重複しないように設定されていることが好ましい。
また、前述の呼出機2の呼出釦押下により、駆動回路25は呼び出し用のブザー音に対応する交番信号をブザー26に送出し、これにより、ブザー26から呼出音が出力される。
同時に、駆動回路25は番号記憶部符号化回路24から受け取った映像信号を直接(又は増幅して)LED27に送出し、LED27は、この映像信号をテーブル番号として表示する。
なお、優先呼出機6の構成については呼出機2の構成と同じであってもよいので、図示は省略する。
図3は、呼出機2の外観を示す正面図である。
同図において、番号表示窓201はテーブル番号を表示する表示窓、呼出釦202は店員を呼び出す際に押下される釦(押釦)、ブザー音出力口203は呼出のブザー音を出力するための開口部を、それぞれ示す。
図4は、受信機3の電気的な構成を示す構成図である。
同図に示に示すように、受信機3は、前述のアンテナ部31を備える。
また、受信機3の受信器32(図1)は、テーブル番号を含む呼出信号を受信する受信回路33と、呼出信号に含まれるテーブル番号と対応する呼出メッセージ等の処理を行う番号記憶部復号選択回路34と、呼出メッセージを音声信号に変換する音声回路35と、呼出メッセージを音声メッセージとして出力するヘッドホン36と、を備える。
アンテナ部31及び受信回路33は、呼出機2(2a,2b,…,2n)及び優先呼出機6並びに番号消去機4が発信する電波の各周波数を全て同時に受信できる多チャンネル型とすることが好ましい。
番号記憶部復号選択回路34は、制御回路であり、CPU,ROM,RAM等の回路要素で構成することができる。
ヘッドホン36は、骨伝導を利用して伝達特性を向上させたものが好ましい。
以下、まず、受信機3の呼出信号処理時の動作について説明する。
呼出機2(図1)又は優先呼出機6(図1)から発信された呼び出しの電波は、アンテナ部31で電気信号に変換され、受信回路33で受信され、呼出信号に変換されて番号記憶部復号選択回路34に入力される。
番号記憶部復号選択回路34は、この呼出信号を復号し、呼出信号の場合はテーブル番号を取得して、新規登録すると共に、当該テーブル番号と対応する所定の呼出メッセージを検索する。
この所定の呼出メッセージは、テーブル番号と対応付けられて予め記憶されているものである。
その後、この検索した呼出メッセージは、音声回路35に送出する。
音声回路35は、音声合成回路を備えて、当該呼出メッセージを音声データに変換し、ヘッドホン36に送出する。
ヘッドホン36は、当該音声データを音声メッセージとして出力する。
なお、この呼出メッセージは、テーブル番号i番に対応するメッセージの場合は、例えば、「テーブルi番、i番」と、2回繰り返すようなものであってもよい。
また、優先呼出機6から発信された呼出信号(前述のとおり、やはりテーブル番号を含む)の場合は、例えば、「厨房、厨房、厨房」と3回繰り返すようなものであってもよい。
ヘッドホン36として、骨伝導型のものを使用すると、店内が喧騒の場合でも、確実に音声メッセージを伝達することができる。
次に、受信機3の消去信号処理時の動作について説明する。
番号消去機4(図1)から発信された消去信号の電波は、アンテナ部31で電気信号に変換され、受信回路33で受信され、消去信号に変換されて番号記憶部復号選択回路34に入力される。
番号記憶部復号選択回路34は、この呼出信号を復号し、テーブル番号を取得して、当該テーブル番号の登録を消去する。
さらに、受信機3の音声メッセージ再出力処理時の動作について説明する。
受信機3は、電波を受信している時、或いは受信していない時の区別無く、テーブル番号の登録が有りさえすれば、所定の一定周期で、当該登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージをヘッドホン36から出力するように構成されている。
なお、登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージを再出力すべき前記一定周期の時点(タイミング)は、番号記憶部復号選択回路34に、タイマー使用の割り込み回路(図示は省略)を別途設けて検知させることができる。
このようなテーブル番号の登録機能と再放送機能により、最初にメッセージとして通知されたにも関わらず、何らかの事情により、店員の応接が未完了となっているテーブルのテーブル番号を登録すると共に、その後も、これらのテーブル番号を、音声メッセージとして確実に店員に知らせることを可能にしている。
図5は、番号消去機4の電気的な構成を示す構成図である。
同図に示に示すように、番号消去機4は前述のアンテナ部41を備える。
また、番号消去機4の番号消去器42(図1)は、消去すべきテーブル番号を含む消去信号を送信する送信回路43と、消去すべきテーブル番号を符号化し、送信回路43に送出する符号化回路44と、消去すべきテーブル番号に対応する消去釦46(46a,46b,…,46n)(押し釦)と、消去釦46から送出される押下信号を増幅する増幅回路45と、を備える。
消去釦46(46a,46b,…,46n)のいずれか1つが押下され、この消去釦に対応するテーブル番号が、後述する増幅回路45から入力された時に、符号化回路44は、当該テーブル番号を符号化し、送信回路43に送出する。
送信回路43は、この送信信号を変調してアンテナ41から電磁波として出力する。
なお、この変調に適用される変調方式及び周波数帯域は、無線のデータ通信に使用される変調方式及び周波数帯域として民間用に許可されているものであり、かつ呼出機2の各々と周波数帯域が重複しないものでありさえすれば何であっても良く、この範囲で、任意の変調方式及び周波数帯域を適用することが可能である。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る店員呼出システムの受信機3の処理動作を示すフローチャート図であり、図6(a)はメインルーチン、図6(b)はサブルーチンを示す。
以下、図1〜5を参照しながら、図6に示すフローチャート図を使用して、本実施形態に係る店員呼出システムの受信機3の処理動作を説明する。
なお、図6では、各ステップの記号のみを付して説明する。
まず、図6(a)のメインルーチンを説明する。
(ステップS1)
ステップS1では、何らかの信号を受信したか否か(即ち、受信信号が存在するか否か)を検証し、何らかの信号を受信している場合はステップS2に進み、何の信号も受信していない場合はステップS8に移る。
(ステップS2)
ステップS2では、当該受信信号からテーブル番号を取得し、ステップS3に進む。
(ステップS3)
ステップS3では、受信したのは呼出信号であったか否かを検証し、呼出信号を受信した場合はステップS4に進み、呼出信号を受信していない場合はステップS6に移る。
(ステップS4)
ステップS4では、取得したテーブル番号を登録し、ステップS5に進む。
なお、この登録は、予め確保されているテーブル番号登録用のスタック領域に当該テーブル番号を追加格納することで行われる。
(ステップS5)
ステップS5では、テーブル番号に対応する音声メッセージを出力するために、サブルーチン:「番号出力」を呼んで、テーブル番号に対応する音声メッセージを出力させ、その後、ステップS1に戻る。
なお、このサブルーチン:「番号出力」には、当該テーブル番号がパラメタとして引き渡される。
(ステップS6)
ステップS6では、受信したのは消去信号であったか否かを検証し、消去信号を受信した場合はステップS7に進み、消去信号を受信していない場合はステップS8に移る。
(ステップS7)
ステップS7では、当該テーブル番号の登録を消去し、その後、ステップS1に戻る。
なお、この消去は、予め確保されているテーブル番号登録用のスタック領域から、既に格納されている当該テーブル番号を削除することで行われる。
(ステップS8)
ステップS8では、登録されているテーブル番号に対応する音声メッセージを再出力すべき時点に達しているか否かを検証し、前記音声メッセージを再出力すべき時点に達している場合はステップS9に進み、前記音声メッセージを再出力すべき時点に達していない場合はステップS1に戻る。
なお、この音声メッセージを再出力すべき時点は、例えば、番号記憶部復号選択回路34に別途設けられた、タイマー使用の割り込み回路(図示は省略)により検知することができる。
(ステップS9)
ステップS9では、テーブル番号の登録が有るか否か、即ち、前述のテーブル番号登録用のスタック領域にテーブル番号が格納されているか否かを検証し、前記スタック領域にテーブル番号が格納されている場合はステップS10に進み、前記スタック領域にテーブル番号が格納されていない場合はステップS1に戻る。
(ステップS10)
ステップS10では、前記スタック領域に格納されているテーブル番号の1つを取得し、ステップS11に進む。
(ステップS11)
ステップS11では、当該取得したテーブル番号に対応する音声メッセージを出力するために、サブルーチン:「番号出力」を呼んで、テーブル番号に対応する音声メッセージを出力させ、その後、ステップS12に進む。
なお、このサブルーチン:「番号出力」には、当該テーブル番号がパラメタとして引き渡される。
(ステップS12)
ステップS12では、前記スタック領域に格納されているテーブル番号の全てについて、音声メッセージの再出力が完了したか否かを検証し、全てのテーブル番号の音声メッセージ再出力が完了している場合はステップS1に戻り、音声メッセージの再出力が未完了のテーブル番号が残っている場合はステップS10に戻る。
次に、図6(b)のサブルーチンを説明する。
(ステップS15)
ステップS15では、メインルーチンから引き渡されたテーブル番号に対応する呼出メッセージを検索し、ステップS16に進む。
(ステップS16)
ステップS16では、検索した呼出メッセージを音声回路35に送出して音声信号に変換させた後、ヘッドホン36を介して音声メッセージとして出力させ、その後、メインルーチン(図6(a))の呼び出し元に戻る。
〔第2の実施形態〕
本実施形態に係る店員呼出システムは、テーブル等に配置された呼出機の呼出釦からの呼出信号、若しくは消去機の消去釦からの消去信号を受信して情報処理し、前記情報処理の結果として得られる情報を放送波に変換して送信する据え置き型の呼出采配機を設置すると共に、店員の各々には、この呼出采配機からの前記放送波を受信する携帯型受信機を持たせることを要旨とする。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る店員呼出システムの全体的なシステム構成を示す構成図である。
なお、第1の実施形態に係る構成要素と同じものについては同じ符号を配し、説明を省略する。
同図において、本実施形態の店員呼出システム20は、店内のテーブル単位に配置される呼出機2(2a,2b,…,2n)と、店員の各々に携帯させる受信機7(7a,7b,…,7m)と、店員が応接済のテーブルのテーブル番号を消去するための番号消去機4(消去番号送信手段)と、厨房等からの優先呼出に使用される優先呼出機6と、受信信号に含まれる情報を処理した結果を受信機7に対して放送波として発信する呼出采配機8と、を備える。
ここで、受信機7(7a,7b,…,7m)は、放送波を受信するアンテナ部71(71a,71b,…,71n)と、受信器72(72a,72b,…,72m)と、を備える。
さらに、呼出采配機8は、送受信兼用のアンテナ部81と、呼出采配器82と、を備える。
図8は、受信機7の電気的な構成を示す構成図である。
同図において、アンテナ部71及び受信回路73(放送受信手段)は、トランシーバ装置等として民間用に許可されている周波数帯専用のアンテナ及び受信機である。
増幅器74は、ヘットホン36とインピーダンスマッチングさせた増幅器である。
図9は、呼出采配機8の電気的な構成を示す構成図である。
同図に示に示すように、呼出采配機8は、前述のアンテナ部81(送受信兼用)を備える。
また、呼出采配機8の呼出采配器82(図7)は、テーブル番号を含む呼出信号を受信する受信回路83と、当該呼出信号を交信制御回路84を介して入力し、当該呼出信号に含まれるテーブル番号に対応する呼出メッセージ等の処理を行う番号記憶部復号選択回路85と、呼出メッセージを音声信号に変換する音声回路86と、音声信号を放送波に変換して送信する送信回路87と、を備える。
アンテナ部81及び受信回路83は、呼出機2(2a,2b,…,2n)及び優先呼出機6並びに番号消去機4が発信する電波の各周波数を全て同時に受信できる多チャンネル型とすることが好ましい。
番号記憶部復号選択回路84は、制御回路であり、CPU,ROM,RAM等の回路要素で構成することができる。
以下、まず、呼出采配機8の呼出信号処理時の動作について説明する。
呼出機2(図7)又は優先呼出機6(図7)から発信された呼び出しの電波は、アンテナ部81で電気信号に変換され、受信回路83で受信され(呼出信号受信手段)、呼出信号に変換されて交信制御回路84を介して番号記憶部復号選択回路85に入力される。
番号記憶部復号選択回路85は、この呼出信号を復号し、テーブル番号を取得して(テーブル番号取得手段)、新規登録する(テーブル番号登録手段)と共に、当該テーブル番号と対応する所定の呼出メッセージを検索する。
この所定の呼出メッセージは、テーブル番号と対応付けられて予め記憶されているものである。
その後、この検索した呼出メッセージは、音声回路86に送出する。
音声回路86は、当該呼出メッセージを音声データに変換して送信回路87に送出する。
送信回路87は、この音声データを放送波に変換して受信機7(7a,7b,…,7m)に送信する(音声メッセージ放送手段)。
なお、この呼出メッセージは、テーブル番号i番に対応するメッセージの場合は、例えば、「テーブルi番、i番」と、テーブル番号を2回連呼するようなものであってもよい。
また、優先呼出機6から発信された呼出信号(前述のとおり、やはりテーブル番号を含む)の場合は例えば、「厨房、厨房、厨房」と3回連呼するようなものであってもよい。
次に、呼出采配機8の消去信号処理時の動作について説明する。
番号消去機4(図7)から発信された消去信号の電波は、アンテナ部81で電気信号に変換され、受信回路83で受信され、消去信号に変換されて交信制御回路84を介して番号記憶部復号選択回路85に入力される。
番号記憶部復号選択回路85は、この呼出信号を復号し、テーブル番号を取得して、当該テーブル番号の登録を消去する(登録消去手段)。
さらに、呼出采配機8の再放送処理時の動作について説明する。
呼出采配機8は、電波を受信している時、或いは受信していない時の区別無く、テーブル番号の登録が有りさえすれば、所定の一定周期で、当該登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージを音声データに変換して送信回路87に送出する。
送信回路87は、この音声データを放送波に変換して受信機7(7a,7b,…,7m)に送信する(テーブル番号反復放送手段)。
なお、登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージを再出力すべき前記一定周期の時点(タイミング)は、番号記憶部復号選択回路85に、タイマー使用の割り込み回路(図示は省略)を別途設けて検知させることができる。
なお、呼出采配機8は、前述の第1の実施の形態に示した中継機5の機能を兼ね備えることができる。
即ち、厨房等からの優先呼出に使用される優先呼出機6と、呼出機2又は番号消去機4からの発信電波を処理した結果を増幅して放送出力することができる。
このようなテーブル番号の登録機能と再放送機能により、最初にメッセージとして通知されたにも関わらず、何らかの事情により、店員の応接が未完了となっているテーブルのテーブル番号を登録すると共に、その後も、これらのテーブル番号を、音声メッセージとして確実に店員に知らせることを可能にしている。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る店員呼出システムの呼出采配機8の処理動作を示すフローチャート図であり、図10(a)はメインルーチン、図10(b)はサブルーチンを示す。
以下、図7〜9を参照しながら、図10に示すフローチャート図を使用して、本実施形態に係る店員呼出システムの呼出采配機8の処理動作を説明する。
なお、図10では、各ステップの記号のみを付して説明する。
まず、図10(a)のメインルーチンを説明する。
(ステップS21)
ステップS21では、何らかの信号を受信したか否か(即ち、受信信号が存在するか否か)を検証し、何らかの信号を受信している場合はステップS22に進み、何の信号も受信していない場合はステップS28に移る。
(ステップS22)
ステップS22では、当該受信信号からテーブル番号を取得し、ステップS23に進む。
(ステップS23)
ステップS23では、受信したのは呼出信号であったか否かを検証し、呼出信号を受信した場合はステップS24に進み、呼出信号を受信していない場合はステップS26に移る。
(ステップS24)
ステップS24では、取得したテーブル番号を登録し、ステップS25に進む。
なお、この登録は、予め確保されているテーブル番号登録用のスタック領域に当該テーブル番号を追加格納することで行われる。
(ステップS25)
ステップS25では、テーブル番号に対応する音声メッセージを放送するために、サブルーチン:「番号送信」を呼んで、テーブル番号に対応する音声メッセージを放送させ、その後、ステップS21に戻る。
なお、このサブルーチン:「番号送信」には、当該テーブル番号がパラメタとして引き渡される。
(ステップS26)
ステップS26では、受信したのは消去信号であったか否かを検証し、消去信号を受信した場合はステップS27に進み、消去信号を受信していない場合はステップS28に移る。
(ステップS27)
ステップS27では、当該テーブル番号の登録を消去し、その後、ステップS21に戻る。
なお、この消去は、予め確保されているテーブル番号登録用のスタック領域から、既に格納されている当該テーブル番号を削除することで行われる。
(ステップS28)
ステップS28では、登録されているテーブル番号に対応する音声メッセージを再出力すべき時点に達しているか否かを検証し、前記音声メッセージを再放送すべき時点に達している場合はステップS29に進み、前記音声メッセージを再放送すべき時点に達していない場合はステップS21に戻る。
なお、この音声メッセージを再放送すべき時点は、例えば、番号記憶部復号選択回路85に別途設けられた、タイマー使用の割り込み回路(図示は省略)により検知することができる。
(ステップS29)
ステップS29では、テーブル番号の登録が有るか否か、即ち、前述のテーブル番号登録用のスタック領域にテーブル番号が格納されているか否かを検証し、前記スタック領域にテーブル番号が格納されている場合はステップS30に進み、前記スタック領域にテーブル番号が格納されていない場合はステップS21に戻る。
(ステップS30)
ステップS30では、前記スタック領域に格納されているテーブル番号の1つを取得し、ステップS31に進む。
(ステップS31)
ステップS31では、当該取得したテーブル番号に対応する音声メッセージを放送するために、サブルーチン:「番号送信」を呼んで、テーブル番号に対応する音声メッセージを放送させ、その後、ステップS32に進む。
なお、このサブルーチン:「番号送信」には、当該テーブル番号がパラメタとして引き渡される。
(ステップS32)
ステップS32では、前記スタック領域に格納されているテーブル番号の全てについて、音声メッセージの再放送が完了したか否かを検証し、全てのテーブル番号の音声メッセージ再放送が完了している場合はステップS21に戻り、音声メッセージの再放送が未完了のテーブル番号が残っている場合はステップS30に戻る。
次に、図10(b)のサブルーチンを説明する。
(ステップS35)
ステップS35では、メインルーチンから引き渡されたテーブル番号に対応する呼出メッセージを検索し、ステップS36に進む。
(ステップS36)
ステップS36では、検索した呼出メッセージを音声回路86に送出して音声信号に変換させた後、送信回路87及びアンテナ部81を介して放送波に変換して放送させ、その後、メインルーチン(図10(a))の呼び出し元に戻る。
以上、各実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、このような実施の形態に限定されるものではなく、この発明の目的に沿うものである限り、種々の変更が可能であることは云うまでもない。
例えば、呼出機2には、御神籤器等の付属的な機器を付帯させることができる。また、優先呼出機6は、複数とすることも可能である。
さらに、ヘッドホン36の代わりにイヤホンを用いることも可能である。
なお、本発明に係る店員呼出システムの各構成要素の処理の少なくとも一部をコンピュータ制御により実行するものとし、かつ、上記処理を、図6,10のフローチャートで示した手順によりコンピュータに実行せしめるプログラムは、半導体メモリを始め、CD−ROMや磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配付してもよい。
そして、少なくともマイクロコンピュータ,パーソナルコンピュータ,汎用コンピュータを範疇に含むコンピュータが、上記の記録媒体から上記プログラムを読み出して、実行するものとしてもよい。
本発明は店舗等において来客者が店員を呼び出す際に使用される店員呼出システムに関するものであるが、その呼び出しシステムの原理を利用する限り店舗以外の場所においても適用可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る店員呼出システムの全体的なシステム構成を示す構成図である。 図2は、呼出機2の電気的な構成を示す構成図である。 図3は、呼出機2の外観を示す正面図である。 図4は、受信機3の電気的な構成を示す構成図である。 図5は、番号消去機4の電気的な構成を示す構成図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る店員呼出システムの受信機3の処理動作を示すフローチャート図であり、図6(a)はメインルーチン、図6(b)はサブルーチンを示す。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る店員呼出システムの全体的なシステム構成を示す構成図である。 図8は、受信機7の電気的な構成を示す構成図である。 図9は、呼出采配機8の電気的な構成を示す構成図である。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る店員呼出システムの呼出采配機8の処理動作を示すフローチャート図であり、図10(a)はメインルーチン、図10(b)はサブルーチンを示す。
符号の説明
10…店員呼出システム(第1の実施の形態)
20…店員呼出システム(第2の実施の形態)
2…呼出機
3…受信機(第1の実施の形態)
4…番号消去機
5…中継機
6…優先呼出機
7…受信機(第2の実施の形態)
8…呼出采配機
23,43,87…送信回路
24…番号記憶部符号化回路
25…駆動回路
26…ブザー
27…LED(表示器)
33,73,83…受信回路
34,85…番号記憶部復号選択回路
35…音声回路
36…ヘッドホン(骨伝導型)
44…符号化回路
46…消去番号入力部
84…交信制御回路

Claims (10)

  1. 来客者が接客店員を呼び出す際に操作される、送信機能を備えた複数の呼出機からの呼出信号を受信して、当該呼出機に対応するテーブル番号を音声出力する店員呼出システムにおいて、
    前記テーブル番号を含む呼出信号を無線で送信する前記複数の呼出機と、
    前記呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、
    前記呼出信号に含まれるテーブル番号を取得するテーブル番号取得手段と、
    前記取得されたテーブル番号を登録するテーブル番号登録手段と、
    前記テーブル番号に対応する音声メッセージを検索して音声出力する音声メッセージ出力手段と、
    前記音声出力の後、前記登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージを所定の周期で音声出力するテーブル番号反復伝達手段と、
    選択されたテーブル番号を含むテーブル番号の消去信号を無線で送信する消去番号送信手段と、
    前記消去信号を受信する消去信号受信手段と、
    前記消去信号に含まれるテーブル番号を取得する消去番号取得手段と、
    前記テーブル番号の登録を消去する登録消去手段と、
    を備えたことを特徴とする店員呼出システム。
  2. 前記の、呼出信号受信手段、テーブル番号取得手段、テーブル番号登録手段、音声メッセージ出力手段、テーブル番号反復伝達手段、消去信号受信手段、消去番号取得手段、及び登録消去手段を、1つ以上の携帯型の受信装置の各々に備えることを特徴とする請求項1記載の店員呼出システム。
  3. 前記テーブル番号に対応する音声メッセージは、当該テーブル番号が優先される呼び出し元を示すものである場合に、当該呼び出し元の名称を含めたものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の店員呼出システム。
  4. 前記優先される呼び出し元の名称は厨房であることを特徴とする請求項3記載の店員呼出システム。
  5. 前記音声メッセージは、骨伝導型のヘッドホン装置により出力されるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の店員呼出システム。
  6. 来客者が接客店員を呼び出す際に操作される、送信機能を備えた複数の呼出機からの呼出信号を受信して、当該呼出機に対応するテーブル番号を音声出力する店員呼出システムにおいて、
    前記テーブル番号を含む呼出信号を無線で送信する前記複数の呼出機と、
    前記呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、
    前記呼出信号に含まれるテーブル番号を取得するテーブル番号取得手段と、
    前記取得されたテーブル番号を登録するテーブル番号登録手段と、
    前記テーブル番号に対応する音声メッセージを検索して無線放送する音声メッセージ放送手段と、
    前記無線放送の後、前記登録されたテーブル番号に対応する音声メッセージを所定の周期で無線放送するテーブル番号反復放送手段と、
    前記無線放送の各々を受信して音声出力する放送受信手段と、
    選択されたテーブル番号を含むテーブル番号の消去信号を無線で送信する消去番号送信手段と、
    前記消去信号を受信する消去信号受信手段と、
    前記消去信号に含まれるテーブル番号を取得する消去番号取得手段と、
    前記テーブル番号の登録を消去する登録消去手段と、
    を備えたことを特徴とする店員呼出システム。
  7. 前記の、呼出信号受信手段、テーブル番号取得手段、テーブル番号登録手段、音声メッセージ放送手段、テーブル番号反復放送手段、消去信号受信手段、消去番号取得手段、及び登録消去手段を、少なくとも1つの据置型の采配装置に備えると共に、前記放送受信手段を1つ以上の携帯型の放送受信機に備えることを特徴とする請求項6記載の店員呼出システム。
  8. 前記テーブル番号に対応する音声メッセージは、当該テーブル番号が優先される呼び出し元を示すものである場合に、当該呼び出し元の名称を含めることを特徴とする請求項6または請求項7記載の店員呼出システム。
  9. 前記優先される呼び出し元の名称は厨房であることを特徴とする請求項8記載の店員呼出システム。
  10. 前記音声メッセージは、骨伝導型のヘッドホン装置により出力されるものであることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の店員呼出システム。
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