JP2009053944A - 人材紹介の判断支援システム及び判断支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】求人者の求める資質を数値化したもの及びその中の重点項目と、求職者が有する資質を同様に数値化したものとに基づいて、求職者が最低基準評価、重点評価、全体評価のいずれにおいても適格性を示す場合には、紹介をする旨の表示を行い、いずれかの評価に不適格であれば、紹介しない旨の表示を行うものとする。表示はランク分けして行われ、例えば、「最優先で紹介する」、「優先的に紹介する」、「状況を判断して紹介する」、「基本的に紹介を差し控える」、「紹介しない」というように表示させる。
【選択図】図3
Description
また、求職者がスキルアップを図りながら企業とのマッチングを達成し、希望する企業に就職できるようにする方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、マッチングのツールとしていわゆるレーダーチャートを利用する表示方法が数多く提案されている(例えば、特許文献3〜5参照。)。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、人材紹介の質や能率を高め、かつ、安定させるシステム及びプログラムを提供することを目的とする。
また、最低基準評価、重点評価、及び、全体評価の3評価に基づいての判断により、評価の一定の品質を保って客観的な判断を行うことができる。例えば、重点評価においては求人者の求める資質を備える求職者であっても、(イ)それ以外の特定の資質が特に劣る者や、(ロ)特に劣る資質はないが、重点項目以外の資質が全体に低いレベルにある者、については、紹介を差し控えるべき者と表示される。すなわち、重点項目の資質を備えるとともにそれ以外の資質も特に劣らない比較的資質のバランスのとれた者を、紹介すべきものとして表示することができる。一方、重点項目の資質は増倍されて全体評価に加点されるように反映されるので、重点評価で高い資質を備える者は、そのことにより全体評価を高めることができる。
さらに、求人者データや求職者データの入力により紹介判断の表示は実質的に瞬時に行うことができるので、迅速な判断に役立てることができる。
まず、求人者である企業は人材仲介者に求人情報を提出する。この求人情報には求人者が求職者に対して要求する資質項目についての情報が含まれている。人材仲介者は、このうち、資質項目についての情報を、入力装置2によりシステムに入力する。入力された情報は、求人者データとしてパソコン本体1に記憶される。
求職者から質問事項に対する回答を得た後、人材仲介者は求職者データ(以下、個人データともいう。)を、入力装置2からパソコン本体1に入力する。この入力によって、判断支援システムとしての動作が開始される。
ここで、フローチャートの処理を説明する前に、判断支援システムによってどのような表示がなされるかについて先に説明する。図3〜8は、判断支援システムによりディスプレイ3に表示される画面の6つの例を示す図である。図3において、画面上の表示欄C1は、企業名が選択可能に表示される。表示欄C2には、10項目についての企業の求める資質及び個人の資質が数値化されたもの、並びに、重点項目(丸印)が表示される。表示欄C3には、上記資質の点数に基づいた特性マッチング表(レーダーチャート)が表示される。その右側には、全体評価の表示欄C4、重点評価の表示欄C5、さらに、下方には紹介判断の表示欄C6が設けられている。なお、特性マッチング表の表示機能は、前述の最低基準評価表示手段14bが兼務する機能とすることができる。
そして、重点項目の個数が1個、2個、3個である場合にそれぞれ異なる処理(J−5−1(図15)、J−5−2(図16)、J−5−3(図17))の処理が行われる(ステップS92〜94)。
また、重点評価、全体評価及び最低基準評価の3評価に基づいての判断により、評価の一定の品質を保って客観的な判断を行うことができる。例えば、重点評価においては求人者の求める資質を備える求職者であっても、(イ)それ以外の特定の資質が特に劣る者や、(ロ)特に劣る資質はないが、重点項目以外の資質が全体に低いレベルにある者、については、紹介を差し控えるべき者と表示される。すなわち、重点項目の資質を備えるとともにそれ以外の資質も特に劣らない比較的資質のバランスのとれた者を、紹介すべきものとして表示することができる。
さらに、求人者データや求職者データの入力により紹介判断の表示は実質的に瞬時に行うことができるので、迅速な判断に役立てることができる。
従って、人材紹介の質や能率を高め、かつ、安定させるシステムを提供することができる。
但し、その場合でも、あくまで、最低基準評価、重点評価及び全体評価の全てに適格性を示す求職者のみを、求人者に紹介すべき者とする判断・表示が行われる。従って、当該システムは、求人者が求める資質を備えるのみならず、全体として相対的に資質の高い求職者のみを、紹介すべき人材と判断して表示することができる。
以上のように、検証の結果、増倍率が高いほど求職者には厳しい判断となり、逆に低いほど甘い判断となることがわかる。そこで、3〜5の中間値である4が、増倍率として妥当な数値であると考えることができる。
さらに、表3の80人と、表4の20人とを合わせた場合には、以下の表5が得られる。
12 データ記憶手段
14a 最低基準評価処理手段
14b 最低基準評価表示手段
15a 重点評価処理手段
15b 重点評価表示手段
16a 全体評価処理手段
16b 全体評価表示手段
17 紹介判断表示手段
また、最低基準評価、重点評価、及び、全体評価の3評価に基づいての判断により、評価の一定の品質を保って客観的な判断を行うことができる。一方、重点項目の資質は増倍率を乗じることで増倍されて全体評価処理における基準総合点及び個人総合点に反映されるので、重点評価で高い資質を備える者は、そのことにより全体評価を高めることができる。
さらに、求人者データや求職者データの入力により紹介判断の表示は実質的に瞬時に行うことができるので、迅速な判断に役立てることができる。
Claims (3)
- 求人者が求める資質を項目毎に数値化した求人者データの入力、前記項目のうち前記求人者が指定する重点項目を特定する重点項目データ、及び、求職者が有する資質を前記項目毎に数値化した求職者データの入力を受け付けるデータ入力手段と、
入力された前記求人者データ、前記重点項目データ及び前記求職者データを記憶するデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段に記憶されている前記求職者データにおける各項目の数値が最低基準を満たすか否かの最低基準評価処理を行う最低基準評価処理手段と、
前記データ記憶手段に記憶されている前記重点項目データによって特定される重点項目について、前記データ記憶手段に記憶されている前記求職者データが、前記データ記憶手段に記憶されている前記求人者データを数値的に満たすものであるか否かの重点評価処理を行う重点評価処理手段と、
前記データ記憶手段に記憶されている前記求人者データ及び前記求職者データのそれぞれについて、前記重点項目のみ数値を増倍しつつ全項目の数値を合算し、合算された数値を比較してその較差に基づいてランク分けした全体評価処理を行う全体評価処理手段と、
前記最低基準評価処理による最低基準評価、前記重点評価処理による重点評価、及び、前記全体評価処理による全体評価の合計3評価の全てにおいて適格である求職者は前記全体評価処理のランク分けに応じた表現で、紹介すべき者として表示し、前記3評価のうちいずれか1つでも不適格であれば、紹介すべきでない者として表示する紹介判断表示手段と
を備えたことを特徴とする人材紹介の判断支援システム。 - 前記最低基準評価を表示する最低基準評価表示手段、前記重点評価を表示する重点評価表示手段、及び、前記全体評価を表示する全体評価表示手段を設けた請求項1記載の人材紹介の判断支援システム。
- コンピュータを請求項1に記載の前記各手段として機能させるための、人材紹介の判断支援プログラム。
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