JP2009052716A - 固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造 - Google Patents

固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009052716A
JP2009052716A JP2007222347A JP2007222347A JP2009052716A JP 2009052716 A JP2009052716 A JP 2009052716A JP 2007222347 A JP2007222347 A JP 2007222347A JP 2007222347 A JP2007222347 A JP 2007222347A JP 2009052716 A JP2009052716 A JP 2009052716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing tool
fixing
fastener
fixture
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007222347A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kikuchi
和博 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007222347A priority Critical patent/JP2009052716A/ja
Publication of JP2009052716A publication Critical patent/JP2009052716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】従来の固着具の取付構造では、固着具の固定強度を十分に得られず、筐体にクラックが生じることもあった。
【解決手段】電子機器Dの筐体カバーD1への固着具K1の取付構造は、筐体カバーD1の固着具取付部1が備える固着具収容凹部11に、固着具取付具2の嵌入孔23に嵌入された固着具K1が収容されている。固着具収容凹部11の底面には、固着具K1と固着具K2とを連結するための挿通孔11aが設けられている。また、固着具収容凹部11と固着具収容壁13とで構成される収容室15が、右方向に進入口14を向けて、固着具収容凹部11の周囲に環状に複数配置されている。収容室15には、固着具取付具2の舌片22a〜22dが収容されている。舌片22a,22cが備える屈曲部24は、固着具固定孔12の内壁面に係止して、収容室15内からの舌片22a,22cの退避を規制している。
【選択図】 図9

Description

本発明は、固着具による固着が行われる被固着部材に対する固着具の取付構造、及び、該取付構造に用いられる固着具取付具、該取付構造を用いて固着具が取り付けられる電子機器、並びに該取付構造を用いて天井から吊り下げられるプロジェクタの吊下構造に関する。
プロジェクター等の電子機器を金具を用いて天吊り又は壁掛けする場合には、電子機器の筐体に固定したナットを用いて、天吊りや壁掛け用の金具に筐体が固着されている。従来は、下記の特許文献1や特許文献2に記載されているように抜け防止の加工を表面に施したナットを、特許文献3に記載されている自動打込み装置等の機器を用いて、筐体に設けられたボス穴に圧入し、プラスチック等の樹脂製の筐体にナットを固定していた。そして、リサイクル等のために電子機器を分解する際には、下記の特許文献4に記載のような機器を用いて、ボスからナットを分離させていた。また、従来は、インサート成形によりナットを筐体に固定することも行われていた。
特開2003−213973号公報 特開2007−85479号公報 特開平8−39368号公報 特開2001−276794号公報
ナットをボス穴に圧入する方法では、ナットの加工やボス穴への圧入作業が煩雑であった。また、インサート成形による方法では、成形時にナットを金型内に装着する作業が繁雑であり、しかも、ナットの装着を忘れたときに成形のやり直しがきかず、製品に無駄が生じていた。さらに、特殊な機器を用いなければ筐体からナットを容易に分解することができず、リサイクル性が悪かった。
本発明は斯かる課題に鑑みてなされたもので、上記課題を解決できる固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の固着具の取付構造は、被固着部材に対する固着具の取付構造であって、前記固着具が嵌入孔に嵌入された固着具嵌入部材と、前記固着具嵌入部材と一体に構成されて、前記被固着部材が備える収容室に収容された収容部材と、
前記固着具嵌入部材又は前記収容部材と一体に構成され、前記被固着部材が備える係止部に係止して、前記収容室からの前記収容部材の退出を規制する係止部材とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記収容部材を収容した前記収容室が、前記収容室内への前記収容部材の進入口を同方向に向けて、前記固着具嵌入部材の周囲に複数配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記収容部材を収容した前記収容室が、前記固着具嵌入部材の中心から見て同じ周方向に前記収容室内への前記収容部材の進入口を向けて、前記固着具嵌入部材の周囲に環状に複数配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記係止部材は、前記収容部材と一体に構成されて前記収容部材と共に前記収容室に収容され、前記係止部は、前記進入口の周縁の前記収容室の内壁面から構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記収容部材を収容して前記進入口を前記固着具嵌入部材に向けた前記収容室と、前記係止部に係止された前記係止部材とが、前記固着具嵌入部材を挟んで向かい合って配置されており、前記係止部材が、前記被固着部材における前記係止部の配設面に対する上方及び前記収容室側と逆方向への前記固着具嵌入部材の移動を規制することにより、前記収容室からの前記収容部材の退出を規制していることを特徴とする。
また、本発明は、前記収容室が、前記被固着部材における前記係止部の配設面に沿う方向に、前記収容室内への前記収容部材の進入口を向けていることを特徴とする。
本発明によれば、筐体に対する固着具の取り付け及び取り外しの作業を簡略化することができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の電子機器Dの吊下構造を説明する分解斜視図である。図2は、図1に示す電子機器Dの筐体カバーD1を裏返して内側から見た斜視図である。なお、以下の説明で用いる前後,左右,上下の各方向は説明に用いる各図に示している。この前後,左右,上下は説明のために記載したもので、実際の配置と異なってよいことはもちろんである。また、本第1の実施形態においては、筐体カバーD1の内面視での固着具収容凹部11の中心軸を、また、平面視での嵌入孔23の中心軸を、それぞれ中心として、図3,図5,図8,図9に示す左右方向を定めている。
図1に示すように、電子機器D(本実施形態ではプロジェクター)の筐体は、上下の一対の筐体カバーD1,D2を組み合わせて構成されている。図1及び図2に示すように、上側の筐体カバーD1の天板部D11には、固着具K1(図4参照)を取り付けるために筐体カバーD1と一体に形成された固着具取付部1が4カ所に設けられている。電子機器Dには、図1に示すように、各固着具取付部1に取り付けられた固着具K1と、これと対になる固着具K2とを用いて、天板部D11に取付金具TKが固着される。天板部D11に取り付けられた取付金具TKが天井等に固定されることにより、電子機器Dは、天井等から吊り下げられる。
図3は、筐体カバーD1が備える固着具取付部1の周辺の拡大図であり、(a)は天板部D11の内側からの斜視図,(b)は外側からの斜視図,(c)は(a)のA−A線での断面を展開した図である。
図3(a)に示すように、固着具取付部1は、取付対象の固着具K1を収容する固着具収容凹部11の周囲に、固着具K1の固定に用いる4つの固着具固定孔12を、固着具収容凹部11を中心として環状に等間隔で配置して構成されている。
固着具収容凹部11は、円形の平面形状を有して、天板部D11の内面から外面側に向けて延びており、後述する固着具K1の嵌合歯K13よりも下端側の本体K11の長さとほぼ等しい深さを有している。固着具収容凹部11の底面側は、図3(b)に示すように、天板部D11の外面から外方に突出している。固着具収容凹部11の底面の中央部には、天板部D11の外面まで貫通する貫通孔11aが設けられている。貫通孔11aは、固着具取付部1に取り付けられる固着具K1と対になる固着具K2の備える雄ネジ部が挿通するための孔である。固着具K1は、図4に示すように雌ネジ孔K12を備えているが、この雌ネジ孔K12を雄ネジに代えて固着具本体K11から下方に延出させる構成とすることもでき、この場合は固着具K1の雄ネジ部を貫通孔11aに挿通する。
各固着具固定孔12は、固着具収容凹部11を中心として、それぞれ等しい半径及び長さを有し、等しい幅で延びる略扇状の平面形状を呈しており、図3(b),(c)に示すように、天板部D11の内面から外面にかけてを貫通している。
図3(d)は固着具固定孔12及び固着具収容壁13の天板部D11の内面に沿った断面図であり、この図に示すように、天板部D11の内面視において、各固着具固定孔12の左縁部12a及び外縁部12bの左側からは、天板部D11の内方に向けて固着具収容壁13が延びている。固着具収容壁13は、図3(c)に示すように、天板部D11の内方に向けて天板部D11の内面からほぼ垂直に延びた後、固着具固定孔12の右縁部12cの近傍に位置する固着具固定孔12の上方まで、固着具固定孔12とほぼ等しい平面形状を呈して(図3(a)参照)、天板部D11の内面と平行に延びている。
図3(c)に示すように、固着具固定孔12と、固着具収容壁13とで囲まれる空間は、固着具固定孔12の右縁部12cと固着具収容壁13の右縁部13aとの隙間を進入口14として、後述する固着具取付具2の舌片22a〜22dを収容する収容室15を構成している。
図3(a)に示すように、4つの固着具固定孔12のうちの向かい合う2つの固着具固定孔12の右縁部12cからは、この固着具固定孔12に対して右側に位置する固着具固定孔12側に向けて、案内凹部16が延設されている。案内凹部16は、固着具固定孔12とほぼ等しい平面形状を有して、右方向に向けて延びている。
図3(c)に示すように、案内凹部16は、固着具固定孔12の右縁部12cから延設方向に向けて下降傾斜する平坦な底面を備えている。案内凹部16に隣接する固着具固定孔12の内壁面は、後述する固着具取付具2の屈曲部24を係止して、収容室15からの舌片22a,22cの退出を規制する係止部を構成している。
図4は、固着具取付部1に取り付けられる固着具K1の下方からの斜視図である。また、図5は、固着具取付具2の上方からの斜視図である。本実施形態では、固着具K1としてクリンチングスペーサを用いる場合について説明する。図4に示すように、固着具K1は、円柱状を呈した本体K11の下端面に開口する雌ネジ孔K12と、本体K11の外周面に周方向に沿って配設されて、本体K11の高さ方向の中央部で環状を呈した嵌合歯K13とを備えている。嵌合孔K13の外周面には、複数の歯が設けられている。
図5に示すように、固着具取付具2は、円環状を呈した取付具本体21に、取付具本体21の外縁から側方に向けて延びる4つの舌片22a〜22dを、等間隔で設けた形状の金属製の平板体から構成されている。取付具本体21の中心部には、固着具K1の嵌合歯K13が嵌入される円形の嵌入孔23が設けられており、この嵌入孔23を備える取付具本体21は固着具嵌入部材を構成している。また、各舌片22a〜22dは、固着具取付部1が備える収容室15に収容される収容部材を構成している。取付具本体21を挟んで向かい合う2つの舌片22b,22dは、固着具収容壁13を内径方向にやや小さくした平面形状を有している。
舌片22b,22dに隣接して向かい合う2つの舌片22a,22cは、平面視において右側から左側に向けて、取付具本体21の外縁の延伸方向に沿って延びる切り込みを、舌片22b,22dの基端部に設けた平面形状を有しており、取付具本体21の外縁から取付具本体21の経方向に向けて延びた後に、右方向に向けて略直角に屈曲し、取付具本体21の周方向に沿う方向に向けて延びている。取付具本体21の周方向に沿って延びた舌片22a,22cの先端部は、下方に向けて斜めに屈曲した屈曲部24となっている。屈曲部24は、固着具取付部1の案内凹部16に隣接する固着具固定孔12の内壁面に係止する係止部材を構成している。
次に、固着具取付具2を用いて電子機器Dの筐体に固着具K1を取り付ける手順を説明する。まず、固着具取付具2に固着具K1を固定する。具体的には、図6に示すように、固着具取付具2の上方から、取付具本体21の嵌入孔23に、同図に矢印で示すように固着具K1を雌ネジ孔K12の開口する下端側から挿入し、固着具K1の嵌合歯K13を嵌入孔23に嵌合させる。これにより、固着具K1は、図7に示すように、取付具本体21の嵌入孔23に嵌合歯K13を嵌合させると共に、取付具本体21の上面及び下面から本体K11の上端側及び下端側を突出させて、固着具取付具2と一体となる。
次に、固着具K1と一体化した固着具取付具2を、電子機器Dが備える上側の筐体カバーD1の天板部D11に取り付ける。この作業は、以下の手順で行われる。まず、図7示すように、固着具取付部1の内方から、固着具取付部1の固着具収容凹部11に、固着具取付具2と一体化した固着具K1を、同図に矢印で示すように下端側から挿入し、図8(a)に示すように、4つの舌片22a〜22dのうちの屈曲部24を備える舌片22a,22cを、案内凹部16上に載置する。この操作により、固着具取付具2は、図8(b)に示すように、舌片22a,22cの備える屈曲部24が案内凹部16内に収容されると共に、取付具本体21及び各舌片22a〜22dの下面が天板部D11の内面に支持された状態となる。また、固着具収容凹部11に収容された固着具K1は、雌ネジ孔K12の開口した本体K11の下面を固着具収容凹部11の下面に当接させる。
次に、固着具取付部1に載置された固着具K1を、図8(a)に矢印で示すように左方向に回転させる。この操作により、固着具取付具2は、固着具収容凹部11に本体K11を収容された固着具K1を中心として、同方向に回転する。この回転に伴い、舌片22a〜22dは、固着具収容壁13と案内凹部16との間の進入口14から、収容室15に左縁部を進入させる。また、舌片22a,22cの屈曲部24は、案内凹部16の底面上を隣接する固着具固定孔12側に移動する。
収容室15に進入した舌片22a,22cは、上面に対して固着具収容壁13の内壁面から、また、屈曲部24に対して案内凹部16の底面から、それぞれ加えられる荷重により、屈曲部24を上方に向けて屈曲させる。固着具固定孔12内への舌片22a〜22dの進入に伴い、屈曲部24はその屈曲量を増大させる。舌片22a,22cは、上方に延びる固着具収容壁13の内壁面に近接するまで左縁部が進入すると、天板部D11の内面とほぼ並行になるまで、屈曲部24を上方に撓ませる。
舌片22a〜22dの左縁部が、天板部D11の内面から上方に立ち上がる固着具収容壁13の内壁面に当接し、それ以上の固着具取付具2の回転が規制されるまで回転操作が行われると、固着具固定孔12の上方に屈曲部24の先端が移動してきて、屈曲部24の撓みが解け、図9(a)に示すように、固着具固定孔12内に落ち込む。図9(b)に示すように、固着具固定孔12内に落ち込んだ屈曲部24の先端は、収容凹部16に隣接する固着具固定孔12の内壁面に係止する。これにより、固着具取付部1への固着具取付具2の取付が終了する。
このようにして構成された固着具K1の取付構造は、固着具収容凹部11に固着具K1を収容しており、図9(a)に示すように、舌片22a〜22dを収容した収容室15が、進入口14を右側に向けて固着具収容凹部11の周囲に環状に4つ配置されている。
また、固着具取付具2の屈曲部24は、先端部を係止させた固着具固定孔12の内壁面から荷重を受けて上方に小さく撓んだ状態となっており、この撓みにより生じた弾発力で、舌片22a,22cの上面を天板部D11の内面に沿って延びる固着具収容壁13の内壁面に、また、舌片22a,22cの左縁部を天板部D11から上方に延びる固着具収容壁13に、それぞれ押し付けている。これにより、舌片22a,22cが収容室15内で所定の収容位置に保持されて、収容室15内からの舌片22a,22cの退避が規制され、取付時と逆方向への固着具取付具2の回転が規制されている。
固着具取付具2を介して天板部D11に取り付けられた固着具K1は、固着具収容凹部1の挿通孔11aを通して、天板部D11の外側に雌ネジ孔K12を臨ませている。取付金具TKの貫通孔を挿通した固着具K2の雄ネジ部を、天板部D11の外側から貫通孔11aに挿通させて、固着具K1の雌ネジ孔K12に螺着することにより、筐体カバーD1が取付金具TKに固着される。
また、筐体カバーD1から固着具K1を取り外す際には、舌片22a〜22dの収容された収容室15を構成する各固着具収容壁13をニッパ等で切断した後、固着具固定孔12の上方に舌片22a〜22dを移動させ、収容室15から退出させる。これにより、固着具K1が取り付けられた固着具取付具2を固着具取付部1から取り外して、固着具K1を筐体カバーD1から分離することができる。
本実施形態によれば、嵌入孔23に固着具K1を嵌入させた固着具取付具2の舌片22a〜22dを収容室15に収容すると共に、収容室15の進入口14の周縁に位置する固着具固定孔12の内壁面に屈曲部24を係止させて、収容室15からの舌片22a,22cの退出を規制することにより、筐体カバーD1に固着具K1が取り付けられる。このため、舌片22a〜22dを収容室15に収容すると共に、固着具固定孔12の内壁面に屈曲部24を係止させるという簡単な操作で、固着具K1の取り付けを行うことができる。従って、筐体に対する固着具K1の取付作業を簡略化することができる。
また、固着具取付具2が備える嵌入孔23への固着具K1の嵌入を、ニッパ等の汎用工具で固着具収容壁13を切断する等して解くことにより、固着具取付部1から固着具K1を取り外せることから、リサイクル性を向上させることができる。また、金属製の固着具取付具2と固着具K1とを嵌合させるので、固着具K1から加えられるストレスの影響を抑えて、両者を強固に連結することができる。また、筐体カバーD11にストレスを加えずに固着具K1を取り付けられることから、固着具K1を圧入する場合に比べると、筐体カバーD11へのクラックの発生を抑えることができる。
また、一般的に用いられるクリンチングスペーサ等の固着具が備える雌ネジ孔K12には、対となる固着具K2の備える雄ネジ部が、筐体カバーD11の内面視において固着具取付具2の取付方向と同方向に回転させて螺着されることから、固着具K1への固着具K2の螺着を、収容室15からの係止片22a〜22dの離脱の虞を考慮せずに行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図10(a)は、本実施形態の吊下構造での筐体カバーD1が備える固着具取付部3の周辺の拡大図であり、天板部D11の内側からの斜視図である。同図に示すように、本実施形態の固着具取付部3は、上記第1の実施形態と同様に固着具収容凹部31を備えている。
固着具収容凹部31は、長円形の平面形状を有しており、前後方向に延びた底面の後端側に貫通孔31aを備えている。また、固着具収容凹部31の左右に2つの固着具固定孔32a、これら2つの固着具固定孔32aの中間に位置した固着具収容凹部31の後方に1つの固着具固定孔32bがそれぞれ設けられている。固着具収容凹部31の左右に位置する2つの固着具固定孔32aは、それぞれ同じ略矩形の平面形状を有している。固着具収容凹部31の左方に位置する固着具固定孔32aと、右方に位置する固着具固定孔32aとは、右側の縁部と左側の縁部とを向かい合わせている。
固着具収容凹部31の左側の固着具固定孔32aの後縁部から左縁部の延伸方向の中央部にかけてからは、天板部D11の内方に向けて固着具収容壁33aが延びている。固着具収容壁33aは、天板部D11の内方に向けて垂直に延びた後、固着具固定孔32aの前縁部よりもやや後方寄りまで、固着具固定孔32aとほぼ等しい平面形状を呈して、天板部D11と平行に延びている。
固着具収容凹部31の右側の固着具固定孔32aの後縁部から右縁部の延伸方向の中央部にかけてからは、天板部D11の内方に向けて固着具収容壁33aが延びている。固着具収容壁33aは、天板部D11の内方に向けて垂直に延びた後、固着具固定孔32aの前縁部よりもやや後方寄りまで、固着具固定孔32aとほぼ等しい平面形状を呈して天板部D11と平行に延びている。
固着具収容凹部31の後方に位置する固着具固定孔32bは、半円形の平面形状を有しており、円弧状の縁部を後方、直線状の縁部を前方に向けて、配置されている。固着具固定孔32bの円弧状の縁部からは、天板部D11の内方に向けて固着具収容壁33bが延びている。固着具収容壁33bは、天板部D11の内方に向けて垂直に延びた後、固着具固定孔32bの直線状の縁部の上方まで、固着具固定孔32bとほぼ等しい平面形状を呈して、天板部D11と平行に延びている。固着具固定孔32a,32bと固着具収容壁33a,33bとで囲まれる空間は、固着具固定孔32a,32bと固着具収容壁33a,33bとの前縁部の間の隙間を進入口34,36として、後述する固着具取付具4の延出片42a及び舌片42bを収容する収容室35,37を構成している。また、固着具固定孔32aの前側の内壁面は、後述する固着具取付具4の屈曲部44を係止して、収容室35,37からの延出片42a及び舌片42bの退出を規制する係止部を構成している。
図10(b)は、固着具K1を取り付けた固着具取付具4の上方からの斜視図である。固着具取付具4は、矩形の平板の中央部に両主面を貫通する円形の嵌入孔43を設け、左右の両側部のやや中央部寄りに、前縁から後縁側に向けて直線状に延びる切り込み45を形成し、左右方向の中央部の後縁部から後方に向けて延びる半円形状の舌片42bを設けた形状を呈している。
左右の切り込み45の形成位置に挟まれて嵌入孔43を備える固着具取付具4の中央部は、固着具嵌入部材を構成する取付具本体41となっている。切り込み45の形成位置よりも左側及び右側に位置する固着具取付具4の両側部は、取付具本体41の後端部から左右の側方に延びた後、略直角に屈曲して前方に延びた延出片42aとなっている。延出片42a及び舌片42bは、固着具取付部3が備える収容室35,37に収容される収容部材を構成している。固着具取付具4の左右の延出片42aの前方に向けて延びた前端部は、下方に向けて斜めに屈曲して屈曲部44を構成している。屈曲部44は、固着具固定孔32aの前側の内壁面に係止して、収容室35,37からの延出片42a及び舌片42bの退出を規制する係止部材を構成している。
次に、固着具取付具4を用いて電子機器Dの筐体に固着具K1を取り付ける手順を説明する。まず、上記第1の実施形態と同様に、固着具K1の嵌合歯K13を取付具本体41の嵌入孔43に嵌合させて、図10(b)に示すように、固着具取付具4に固着具K1を取り付ける。
次に、固着具K1と一体化した固着具取付具4を、電子機器Dの上側の筐体カバーD1の天板部D11に、以下の手順で取り付ける。まず、図11(a)に示すように、固着具取付部3の上方から、固着具収容凹部31の前端側に、固着具取付具4と一体化した固着具K1を、雌ネジ孔K12の開口した下端側から挿入し、図11(b)に示すように、延出片42aの後端側を固着具固定孔32上に位置させて、天板部D11の内面上に載置する。この操作により、固着具取付具4の下面が天板部D11の内面に支持され、固着具収容凹部31に収容された固着具K1が、下面を固着具収容凹部31の底面に当接させる。
次に、固着具収容凹部31の前端側に位置していた固着具K1を、固着具収容凹部31の後端側に移動させる。この操作により、固着具取付具4は、固着具固定孔32aと固着具収容壁33aとの隙間の進入口34から、延出片42aの後端部を収容室35に進入させる。また、後縁部から延びる舌片42bが、固着具固定孔32bと固着具収容壁33bとの隙間の進入口36から、先端部を収容室37に進入させる。収容室35に進入した延出片42aは、筐体カバーD11に平行に延びる固着具収容壁33aの内壁面から後端部に、また、筐体カバーD11の内面から屈曲部44に、それぞれ加えられる荷重によって、屈曲部44を上方に向けて撓ませ、固着具固定孔32a内に進入する。
延出片42aの後縁部が天板部D11の内面から上方に立ち上がる固着具収容壁33aの内壁面に当接し、又は、舌片42bの先端部が天板部D11の内面から上方に立ち上がる固着具収容壁33bの内壁面に当接し、それ以上の固着具取付具4の移動が規制されるまで移動操作が行われると、延出片42aの屈曲部44が固着具固定孔32aの上方に移動してきて、屈曲部44の撓みが解け、図11(c)に示すように、固着具固定孔32a内に落ち込む。固着具固定孔32a内に落ち込んだ屈曲部44の先端は、固着具固定孔32aの前側の内壁面に係止する。これにより、固着具取付部3への固着具取付具4の取り付けが終了する。
このようにして構成された固着具K1の取付構造は、固着具取付部3が、固着具収容凹部31に固着具K1を収容しており、延出片42a及び舌片42bを収容した各収容室35,37が、進入口34,36を前方に向け、固着具収容凹部31の左右に収容室35をそれぞれ1つずつ、後方に収容室37を1つ位置させて、固着具収容凹部31の周囲に配置されている。
また、固着具取付具4の延出片42aが備える屈曲部44は、先端を係止させた固着具固定孔32aの内壁面から荷重を受けて上方に小さく撓んだ状態となっており、この撓みにより生じた弾発力で、延出片42aの上面を天板部D11の内面に沿って延びる固着具収容壁33aの内壁面に、また、延出片42aの後縁部を天板部D11から上方に延びる固着具収容壁33aの内壁面に、それぞれ押し付けている。これにより、延出片42aが収容室35内で所定の収容位置に保持されて、収容室35内からの延出片42aの退避が規制され、取付時と逆方向への固着具取付具2の移動が規制されている。
天板部D11に取り付けられた固着具K1は、上記第1の実施形態と同様に、天板部D11の外側に雌ネジ孔K12を臨ませており、固着具K2の雄ネジ部と固着具K1の雌ネジ孔K12とを上記第1の実施形態と同様に螺着させることにより、筐体カバーD1に取付金具TKが固着される。
また、固着具K1を筐体カバーD1から取り外す際には、延出片42aの収容された収容室35を構成する各固着具収容壁33aを切断した後、固着具固定孔32aの上方に延出片42aを移動させ、次いで舌片42bを収容室37から退出させる。これにより、固着具K1が取り付けられた固着具取付具4を固着具取付部3から取り外して、固着具K1を筐体カバーD1から分離することができる。
本実施形態によっても、嵌入孔43に固着具K1を嵌入させた金属製の固着具取付具4が備える延出片42a及び舌片42bを収容室35,37に収容し、収容室35,37からの延出片42a及び舌片42bの退出を、固着具固定孔32aの前側の内壁面に延出片42aの屈曲部44を係止させて規制することにより、天板部D11に固着具K1が取り付けられる。従って、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
しかも、本実施形態によれば、固着具取付具4に取り付けられた固着具K1を把持して天板部D11の内面側から固着具取付部3に載置し、延出片42a及び舌片42bが進入口34,36から収容室35,37に進入するように後方にスライドさせるという簡単な操作により、収容室35,37内への延出片42a及び舌片42bの収容と、屈曲部44による係止とを行うことができる。この結果、固着具K1の取付作業をより簡略化することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図12(a)は、本実施形態の電子機器Dの吊下構造での筐体が備える固着具取付部5の周辺を拡大して示す図であり、天板部D11の内側からの斜視図である。固着具取付部5は、上記第1の実施形態と同様の構成を有した固着具収容凹部51を備えている。また、固着具収容凹部51の前方には、1つの固着具固定孔52が設けられている。固着具固定孔52は、半円形の平面形状を有しており、円弧状の縁部を前方、直線状の縁部を後方の固着具収容凹部51側に向けて配置されている。
固着具固定孔52の円弧状の縁部からは、天板部D11の内方に向けて、固着具収容壁53が延びている。固着具収容壁53は、天板部D11の内方に向けてほぼ垂直に延びた後、固着具固定孔52とほぼ同様の平面形状を呈して、天板部D11と平行に延びている。
固着具収容壁53と固着具固定孔52とで囲まれる空間は、後述する固着具取付具6が備える舌片62を収容する収容室55を構成している。収容室55は、固着具固定孔52と固着具収容壁53との後端側の隙間を、舌片62の進入する進入口54としている。進入口54は、収容室55の後方に位置する固着具収容凹部51側に向けて開口している。
固着具収容凹部51を挟んだ固着具収容壁53の後方には、係止壁58が設けられている。係止壁58は、天板部D11の内面から内方に向けて垂直に延びた平板体から構成されており、その一主面を固着具収容壁53側に向けている。係止壁58の先端部には前方に向けて係止片58aが延びている。係止片58aの上面は、天板部D11の内方から内面側にかけて、前方に向けて下降傾斜しており、係止片58aの下端面が天板部D11の内面と平行に延びている。係止片58aを備える係止壁58は、後述する固着具取付具5の屈曲片64が係止片58aに係止して、収容室55からの舌片62の退出を規制する係止部を構成している。
図12(b)は、固着具K1を取り付けた固着具取付具6の上方からの斜視図である。固着具取付具6は、矩形の平板の中央部に両主面を貫通する円形の嵌入孔63を設けると共に、左端から右端にかけての後縁部を上方に向けて屈曲させて構成した屈曲片64と、左右方向の中央部の前縁部から前方に向けて延びる半円形状の舌片62とを設けた形状を呈している。固着具取付具6の舌片62及び屈曲片64に挟まれて嵌入孔63を備えた箇所は、固着具嵌入部材を構成する取付具本体61となっている。舌片62は、固着具取付部5が備える収容室55に収容される収容部材を構成している。屈曲片64は、係止壁58が備える係止片58aの下面に係止して、収容室55からの舌片62の退出を規制する係止部材を構成している。
次に、固着具取付具6を用いて電子機器Dの筐体に固着具K1を取り付ける手順を説明する。まず、上記第1の実施形態と同様に、固着具K1の嵌合歯K13を取付具本体61の嵌入孔63に嵌合させて、図12(b)に示すように、固着具取付具6に固着具K1を取り付ける。
次に、固着具K1と一体化した固着具取付具6を、筐体カバーD1の天板部D11に、以下の手順で取り付ける。まず、図13(a)に示すように、固着具取付具6を前端側を下方、後端側を上方にそれぞれ位置させて傾斜させると共に、固着具取付部5の上方から下降させる。取付具本体61の前縁部から延びる舌片62が、固着具収容壁53の後方に向けて開口する進入口54のやや後方に位置するまで下降させた後、固着具K1を前方に移動させる。この操作により、図13(b)に示すように、舌片62が進入口54から収容室55内に前端部を進入させる。
次に、固着具取付具6と一体化した固着具K1が、固着具収容凹部51内に下端側から挿入されるように、固着具取付具6の後端側を天板部D11の内面に向けて下降させる。この操作に伴い、固着具取付具6の後端側の屈曲片64は、係止壁58が備える係止片58aに後面を当接させ、固着具取付具6の下方への移動に従い係止片58aを後方に押圧し、係止壁58を後方に屈曲させる。この屈曲により係止壁58に生じた弾発力は、固着具取付具6を前方に押圧し、固着具取付具6の前縁部の舌片62を、収容室55内に押し込むように作用する。固着具取付具6の後端側の下面が天板部D11の内面と当接するまで固着具取付具6が下降して、屈曲片64の上縁部が係止片58aの下面の下方に位置すると、屈曲片64による係止片58aへの押圧が解かれて係止壁58の撓みが解け、屈曲片64の上端面が係止片58aの下端面に係止する。これにより、固着具取付部5への固着具取付具6の取り付けが終了する。
このようにして構成された固着具K1の取付構造は、固着具取付部5が、舌片62を収容して進入口54を固着具収容凹部51に向けた収容室55と、係止壁58が備える係止片58aに係止した屈曲片64とが、固着具収容凹部51を挟んで向かい合って配置されている。また、屈曲片64の係止した係止片58aは、進入口54の開口方向である後方及び天板部D11の内方への取付具本体61の移動を規制することにより、収容室55からの舌片62の退出を規制している。
天板部D11に固着具K1を取り付けられた筐体カバーD1は、上記各実施形態と同様にして、取付金具TKに固着される。また、係止壁58を切断した後に屈曲片64による係止を解き、又は、固着具収容壁53を切断した後に収容室55から舌片62を退出させることにより、固着具K1が取り付けられた固着具取付具4を固着具取付部3から取り外して、固着具K1を筐体カバーD1から分離することができる。
本実施形態によっても、嵌入孔43に固着具K1を嵌入させた金属製の固着具取付具6が備える舌片62を収容室55に収容し、この収容室55からの舌片62の退出を、係止壁58の係止片58aに屈曲片64を係止させて規制することにより、天板部D11に固着具K1が取り付けられる。従って、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
しかも、本実施形態によれば、天板部D11の内面の上方から固着具取付具6を下降させ、舌片62を収容室55に収容して位置決めした後に、固着具K1を固着具収容凹部51に押し込むという簡単な操作で、固着具K1を固着具収容凹部51で収容すると共に、固着具取付具6の舌片62を収容室55内に進入させ、係止壁58の係止片58aに屈曲片64を係止させることができる。
上記各実施形態の説明では、ニッパ等の汎用工具で固着具収容壁13,33,53や係止壁58を切断する等して、筐体カバーD1から固着具K1を取り外す場合について説明した。しかしながら、収容室15,35に収容された屈曲部24,44を天板部D11の外側から押圧して上方に撓ませたり、係止壁58を撓ませる等して、舌片22a〜22d,42b,62や延出片42a,を収容室15,35,55から退避させ、筐体カバーD1から固着具K1を取り外してもよい。
上記各実施形態の説明では、クリンチングスペーサを固着具K1として用いたため、固着具取付具2,4,6が円形の嵌入孔23,43,63を備えていた場合について説明した。しかしながら、嵌入孔23,43,63の形状及び大きさは、用いる固着具K1の外形に応じて適宜変更して差し支えない。
また、上記第2の実施形態の説明では、固着具取付部3が案内凹部を備えていない場合について説明した。しかしながら、上記第1の実施形態と同様に、天板部D11の内面に載置された固着具取付具4の屈曲部44の移動を案内する案内凹部を備える構成としてもよい。また、上記第1の実施形態においては、固着具取付部1が案内凹部16を備えない構成としてもよい。また、固着具固定孔12,32a,32b,52を備えずに、天板部D11の内面と固着具収容壁13,33a,33b,53とに囲まれる空間を、収容室15,35,55として、固着具収容壁13,33a及び/又は33b,53に係止部を備える構成としてもよい。
また、上記各実施形態の説明において、固着具取付具2,4,6が備える舌片22a〜22d,62及び延出片42aや屈曲部24,44及び屈曲片64の数量、固着具取付部1,3,5が備える収容室15,35,55や屈曲部24,44及び屈曲片64の係止する係止部の数量は、屈曲部24,44及び屈曲片64を係止させて、収容室15,35,55からの舌片22a〜22d,62及び延出片42aの退出を規制することができるのであれば、任意である。また、上記各実施形態の説明では、固着具取付具2,4,6の備える舌片22a〜22d,62及び延出片42aが、天板部D11の内面とほぼ平行に位置して、収容室15,35,55に収容された場合について説明した。しかしながら、舌片22a〜22d,62及び延出片42が、固着具取付具2,4,6における天板部D11の載置面に対して傾斜しており、天板部D11の内面に対して傾斜して収容室15,35,55に収容される構成としてもよい。
上記各実施形態の説明では、固着具取付具2,4,6の下面を固着具取付部1,3,5の内面で受けると共に、固着具収容凹部11の底面でも固着具K1の下面を受けて、固着具K1を介して筐体カバーD1を吊り下げた場合について説明した。しかしながら、固着具収容凹部11の底面では、固着具K1の下面を受けない構成としてもよい。また、上記各実施形態の説明では、電子機器Dを天井から吊り下げる場合につて説明したが、壁掛けの際にも本発明の取付構造を用いることができる。
本発明の第1の実施形態の電子機器の吊下構造を説明する分解斜視図である。 図1に示す電子機器の筐体カバーを内側から見た斜視図である。 図2に示す筐体カバーが備える固着具取付部の周辺の拡大図であり、(a)は天板部の内側からの斜視図,(b)は外側からの斜視図,(c)は(a)のA−A線での断面を展開した図である。 固着具取付部に取り付けられる固着具の下方からの斜視図である。 固着具取付具の上方からの斜視図である。 固着具取付具に対する固着具の取付方法を説明する上方からの斜視図である。 固着具の取り付けられた固着具取付具を筐体カバーの固着具取付部に取り付ける手順を説明する第1の図である。 固着具の取り付けられた固着具取付具を筐体カバーの固着具取付部に取り付ける手順を説明する第2の図である。 固着具の取り付けられた固着具取付具を筐体カバーの固着具取付部に取り付ける手順を説明する第3の図である。 本発明の第2の実施形態の固着具取付部と、固着具取付具とを示す上方からの斜視図であり、(a)は固着具取付部,(b)は固着具取付具を示す図である。 図10に示す固着具取付部に対する固着具取付具の取付方法を説明する上方からの斜視図である。 本発明の第3の実施形態の固着具取付部と、固着具取付具とを示す上方からの斜視図であり、(a)は固着具取付部,(b)は固着具取付具を示す図である。 図12に示す固着具取付部に対する固着具取付具の取付方法を説明する上方からの斜視図である。
符号の説明
D 電子機器(プロジェクター)
D1,D2 筐体カバー
D11 天板部(被固着部材)
K1,K2 固着具
TK 取付金具
1,3,5 固着具取付部
11,31,51 固着具収容凹部
11a,31a,51a 貫通孔
12,32a,32b,52 固着具固定孔
12c 固着具固定孔12の右縁部(係止部)
13,33a,33b,53 固着具収容壁
14,34,36,54 進入口
15,35,55,137 収容室
16 案内凹部
2,4,6 固着具取付具
21,41,61 取付具本体(固着具嵌入部材)
22a〜22d 舌片(収容部材)
23,43,63 嵌入孔
24,44 屈曲部(係止部材)
42a 延出片(収容部材)
42b 舌片(収容部材)
58 係止壁(係止部)
58a 係止片(係止部)
62 舌片(収容部材)
64 屈曲片(係止部材)

Claims (9)

  1. 被固着部材に対する固着具の取付構造であって、
    前記固着具が嵌入孔に嵌入された固着具嵌入部材と、
    前記固着具嵌入部材と一体に構成されて、前記被固着部材が備える収容室に収容された収容部材と、
    前記固着具嵌入部材又は前記収容部材と一体に構成され、前記被固着部材が備える係止部に係止して、前記収容室からの前記収容部材の退出を規制する係止部材とを備えることを特徴とする固着具の取付構造。
  2. 前記収容部材を収容した前記収容室が、前記収容室内への前記収容部材の進入口を同方向に向けて、前記固着具嵌入部材の周囲に複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の固着具の取付構造。
  3. 前記収容部材を収容した前記収容室が、前記固着具嵌入部材の中心から見て同じ周方向に前記収容室内への前記収容部材の進入口を向けて、前記固着具嵌入部材の周囲に環状に複数配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固着具の取付構造。
  4. 前記係止部材は、前記収容部材と一体に構成されて前記収容部材と共に前記収容室に収容され、
    前記係止部は、前記進入口の周縁の前記収容室の内壁面から構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の固着具の取付構造。
  5. 前記収容部材を収容して前記進入口を前記固着具嵌入部材に向けた前記収容室と、前記係止部に係止された前記係止部材とが、前記固着具嵌入部材を挟んで向かい合って配置されており、
    前記係止部材が、前記被固着部材における前記係止部の配設面に対する上方及び前記収容室側と逆方向への前記固着具嵌入部材の移動を規制することにより、前記収容室からの前記収容部材の退出を規制していることを特徴とする請求項1に記載の固着具の取付構造。
  6. 前記収容室が、前記被固着部材における前記係止部の配設面に沿う方向に、前記収容室内への前記収容部材の進入口を向けていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の固着具の取付構造。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載の固着具嵌入部材、収容部材、及び係止部材を備えることを特徴とする固着具取付具。
  8. 請求項1から請求項6の何れかに記載の収容室及び係止部を備えることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1から請求項6の何れかに記載の固着具の取付構造を用いて筐体に取り付けられた固着具で、前記筐体を天井から吊り下げることを特徴とするプロジェクタの吊下構造。
JP2007222347A 2007-08-29 2007-08-29 固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造 Pending JP2009052716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222347A JP2009052716A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222347A JP2009052716A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009052716A true JP2009052716A (ja) 2009-03-12

Family

ID=40503961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007222347A Pending JP2009052716A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009052716A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI414876B (zh) * 2010-07-06 2013-11-11 Benq Corp 具有卡合設計之投影機模組及其相關組合式投影機模組

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49133581U (ja) * 1973-03-19 1974-11-16
JPS534470B2 (ja) * 1972-12-13 1978-02-17
JPH0236822U (ja) * 1988-09-05 1990-03-09
JPH0311108U (ja) * 1989-06-20 1991-02-04

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534470B2 (ja) * 1972-12-13 1978-02-17
JPS49133581U (ja) * 1973-03-19 1974-11-16
JPH0236822U (ja) * 1988-09-05 1990-03-09
JPH0311108U (ja) * 1989-06-20 1991-02-04

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI414876B (zh) * 2010-07-06 2013-11-11 Benq Corp 具有卡合設計之投影機模組及其相關組合式投影機模組

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8249679B2 (en) Cover latching structure for portable electronic device
TWI625480B (zh) Ball screw
US9060602B2 (en) Furniture assembly
US10606216B2 (en) Watch case comprising removable horns
JP2009052716A (ja) 固着具の取付構造、固着具取付具、電子機器、及びプロジェクタの吊下構造
KR20170061304A (ko) 가구용 판재 조립구
JP2011072164A (ja) ケーブル保持機構
US7845926B2 (en) Mold apparatus for forming screw threads
JP6803300B2 (ja) 保護カバー、配線・配管材の保護装置、及び、保護構造
WO2019133447A1 (en) Mounting jig for concealed door handle assembly
TW201424520A (zh) 電子裝置殼體
JP2015124884A (ja) 配線・配管材支持具及び固定部材
TWI392804B (zh) 電子裝置之殼體組裝構造
JP5257347B2 (ja) コネクタ
JP6306549B2 (ja) 締結補助部品の装着構造、それを備えた装置および締結補助部品の装着方法
KR200417340Y1 (ko) 커튼봉 고정구
EP3299711A1 (en) Locking structure of inlay-type led housing
TWM474456U (zh) 支架
TWI497526B (zh) 腕戴式裝置
US10483743B2 (en) Cable holding device
JP7013324B2 (ja) 配線器具覆い具、及び配線器具覆い部材の設置構造
TWI558349B (zh) Stent
RU2556843C1 (ru) Сборный режущий инструмент
JP5861533B2 (ja) 電子機器及び固定構造
JP2014224406A (ja) 取付台座

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110712