JP2009051990A - インクジェット用インク - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明のインクジェット用インクは保存安定性および吐出安定性に優れ、普通紙や光沢紙での高い発色性と光沢紙での高い光沢性を併せ持つインクジェット用インクを提供する。
【解決手段】水と、樹脂微粒子を含むポリマー層で被覆された顔料と式(1)の化合物とを含むことを特徴とする。
Figure 2009051990

【選択図】なし

Description

本発明は、保存安定性および吐出安定性に優れ、高い定着性および耐擦性と、光沢紙での高い光沢性を併せ持つインクジェット用インクに関する。
インクジェット用インクとしては、色材として染料や顔料を用いたものが知られている。顔料を用いたインクでは、顔料を水に分散させる手段として、界面活性剤を用いる方法(特許文献1参照)、疎水部と親水部を有する分散ポリマーを用いて分散される方法(特許文献2参照)または顔料の表面を高分子で被覆する方法が検討され、その例としては転相乳化反応や酸析法による方法が検討されている(特許文献3参照)。
特開平01−301760号公報 特公平5−064724号公報 特開平10−140065号公報
しかしながら、いずれも顔料を分散させる方法としてはスチレンを主な構成成分とするポリマーを用いるため定着性があまりなく、印刷物の長期の保存で黄変しやすかった。また、インク中に界面活性剤やグリコールエーテル等の親水部と疎水部を有する物質が存在すると、ポリマーの吸脱着が起こりやすくなり、保存安定性が劣るという課題がある。従来の水性インクは、紙に対するにじみを低減させるため、界面活性剤やグリコールエーテル等の親水部と疎水部を有する物質が必要である。これらの物質を用いないインクでは、紙に対する浸透性が不十分となり、均一な印字を行なうためには紙種が制限され、印字画像品質の低下を引き起こしやすくなるという課題があった。
さらに、従来の分散体にたとえば印字品質を向上させるための添加剤(アセチレングリコール、アセチレンアルコール、シリコン系界面活性剤、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテル若しくは1,2−アルキレングリコールまたはこれらの混合物)を用いると長期の保存安定性が得られず、顔料インクの場合、再溶解性が悪いためインクが乾燥してインクジェットヘッドのノズルで詰まりやすくなるという課題や、ヘッドを構成する物質に用いられる接着剤等の劣化により接着強度が低下して吐出安定性が悪くなるなどの課題を有していた。
また、このような一般的な分散剤により分散された顔料は、分散剤の残存物がインク中に残り、耐擦性が低くなったり、分散剤が十分に分散に寄与せず顔料から脱離して粘度が高いものになってしまうという課題があった。粘度が高くなると、顔料等の色材の添加量が制限され特に普通紙において十分な印字品質が得られないという課題もあった。
本発明のインクジェット用インクは水と、樹脂微粒子を含むポリマー層で被覆された顔料と、式(1)の化合物とを含むことを特徴とする。
Figure 2009051990
本発明のインクジェット用インクは、保存安定性および吐出安定性に優れ、高い定着性および耐擦性と、光沢紙での高い光沢性を併せ持つインクジェット用インクを提供するという効果を有する。
本発明のインクジェット用インクは、保存安定性に優れ、高い定着性および耐擦性を示し、光沢紙上では十分な光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れることなどの特性が要求されていることに鑑み、鋭意検討した結果によるものである。
本発明のインクジェット用インクは、水と、樹脂微粒子を含むポリマー層で被覆された顔料と式(1)の化合物とを含むことを特徴とする。
Figure 2009051990
ここで、「樹脂微粒子を含むポリマー層で被覆された顔料」とは、顔料表面をポリマー層で被覆する際に、ポリマー中に樹脂微粒子を添加することによって得られるポリマー被覆顔料を指す。これによって、顔料を被覆するポリマー層厚を大きくし、インクの粘度増加を抑制した上で耐擦性、定着性を向上させることができる。
また、本発明において式(1)の化合物はRが炭素数8から18のアルカノール基であることが好ましい。炭素数8未満では光沢紙での光沢が得られにくい。18を超えると、水への溶解性を向上させるために、エチレンオキシの付加量が多く必要になるが、そうすると泡立ちやすくなって、インクジェットのドット抜けが発生しやすくなり、また、普通紙での発色性も低下する。アルキルアルコールのポリオキシプロピレンとポリオキシエチレンの付加物は炭素数が8未満では光沢紙での光沢性が低下し、18を超えるとインクの粘度が上昇し吐出安定性が得られなくなる。nは4〜12が好ましく、4未満では光沢紙での光沢性が向上しにくく、12を超えると水への溶解性を向上させるために、エチレンオキシの付加量が多く必要になるが、そうすると泡立ちやすくなって、インクジェットのドット抜けが発生しやすくなり、さらに普通紙での発色性も低下する。mは1〜12であるが1未満では水への溶解性が低下するために、添加量が制限されて光沢紙の光沢性が得られない。12を超えると、泡立ちやすくなって、インクジェットのドット抜けが発生しやすくなり、加えて普通紙での発色性も低下する。アルキル基へのプロピレンオキシとエチレンオキシの付加はランダムであってもブロックであってもよいが、アルキル基にプロピレンオキシをブロックで付加した後、エチレンオキシをブロックで付加した構造がランダム付加やアルキル基にエチレンオキシをブロックで付加した後エチレンオキシをブロックで付加するより、光沢紙での光沢性が向上し、普通紙での発色性も向上する。
本発明において、ポリマーの構成成分としてアクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸とが重合されたものが好ましい。さらに、メタクリル酸とアクリル酸を比較した場合はアクリル酸を用いることが、定着性の観点からより好ましい。
本発明において用いる顔料は黒色インク用として、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられるが、インクジェット用としては比重が比較的低く水中で沈降しにくいカーボンブラックが好ましい。
更にカラーインク用としては、C.I.ピグメントイエロー1(ファストイエローG)、3、12(ジスアゾイエローAAA)、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83(ジスアゾイエローHR)、93、94、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、128、138、153、180、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22(ブリリアントファーストスカーレット)、23、31、38、48:2(パーマネントレッド2B(Ba))、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3(パーマネントレッド2B(Sr))、48:4(パーマネントレッド2B(Mn))、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81(ローダミン6Gレーキ)、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、185、190、193、202、206、209、219、C.I.ピグメントバイオレット19、23、C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36等が使用できる。
また、本発明に用いることのできる顔料は分散機を用いて分散させるが、その場合分散機としては市販の種々の分散機を用いることができるが、好ましくは非メディア分散がよい。その具体例としては、湿式ジェットミル(ジーナス社)、ナノマーザー(ナノマーザー社)、ホモジナイザー(ゴーリン社)、アルティマイザー(スギノマシン社)およびマイクロフルイダイザー(マイクロフルイディクス社)などが挙げられる。
本発明において顔料の添加量は、0.5重量%〜30重量%(以下単に「%」ということもある)が好ましいが、1.0%〜12%がさらに好ましい。0.5%未満の添加量では、印字濃度が確保できなくなり、また30%超の添加量では、インクの粘度増加や粘度特性に構造粘性が生じ、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性が悪くなる傾向になる。
本発明で顔料の分散に用いるポリマーは、影響がない程度に市販のスチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体等から選ばれた1種以上を組み合わせて使用することも可能である。しかし、少なくとも80%以上がアクリル酸エステルおよびアクリル酸の共重合によるポリマーであることが好ましい。そのアクリル酸エステルとしてはメチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、フェノールEO変性アクリレート、N−ビニルピロリドン、イソボルニルアクリレート、ベンジルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、パラクミルフェノールEO変性アクリレート、2−ヒドロキシエチル−3−フェノキシプロピルアクリレートなど市販のアクリル酸エステルを用いることができる。また、アクリル酸の代わりにω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチルアクリレート、アクリル酸ダイマーなどを用いることができる。
本発明において用いる樹脂微粒子は、水性溶媒中に分散させた水性エマルション形態が好ましい。さらに、樹脂微粒子はガラス転移温度が60℃以下で、平均粒子径が50nm以下であるものが好ましい。樹脂微粒子のガラス転移点が60℃を超えるか、平均粒子径が50nmを超えると、光沢紙上の光沢が低下する。また、樹脂微粒子としての添加量は、0.5%〜30%が好ましい。これ以下の添加量では定着性や耐擦性が確保できなくなり、これ以上の添加量では光沢性が低下し、インクの吐出安定性が悪化する傾向になる。このような樹脂微粒子を含むポリマー層で被覆された顔料を用いることで、インクジェット方式で印刷したときの定着性、耐擦性、光沢性、発色性が向上する。
前記樹脂微粒子は、不飽和ビニル単量体を重合開始剤および乳化剤を加えた水中における乳化重合法によって製造することができる。不飽和ビニル単量体としては、一般的に乳化重合で用いられる(メタ)アクリル酸エステル単量体類、芳香族ビニル単量体類、ビニルエステル単量体類、ビニルシアン化合物単量体類、ハロゲン化単量体類、オレフィン単量体類、およびジエン単量体類が挙げられ、具体的には、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、およびグリシジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類;酢酸ビニル等のビニルエステル類;アクリロニトリルおよびメタクリロニトリル等のビニルシアン化合物;塩化ビニリデンおよび塩化ビニル等のハロゲン化単量体類;スチレン、2−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、およびビニルナフタレン等の芳香族ビニル単量体類;エチレン、プロピレン、およびイソプロピレン等のオレフィン類;ブタジエンおよびクロロプレン等のジエン類;ならびに、ビニルエーテル、ビニルケトン、およびビニルピロリドン等のビニル単量体類が挙げられる。また、前記モノマーを複数種組み合わせて重合した樹脂微粒子を用いても良く、さらには単一のモノマーを重合して作製した樹脂微粒子を複数種混合して用いることもできる。
樹脂微粒子を乳化重合する際の重合開始剤、乳化剤、界面活性剤、分子量調整剤、および中和剤等は公知の方法に準じて用いることができる。特に乳化剤として重合性界面活性剤を用いた場合、重合性界面活性剤がモノマーと共重合することから、液中に残存、遊離する乳化剤を低減できるため、インクジェットインクの吐出安定性を高めることができる。
また、本発明の樹脂微粒子を含むポリマーを顔料に被覆する方法は、転相乳化であることが好ましい。転相乳化法を用いることによって、インクが安定になり、普通紙の発色性が向上する。
2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのアルキレンオキシド付加物および3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオールのアルキレンオキシド付加物から選ばれた1種以上は、その添加量が0.05重量%未満では普通紙でのにじみが多くなり好ましくない。また、1重量%を超えるとインクジェットインクとしての保存安定性が悪くなり、長期の保存が難しくなる。より好ましくは0.1重量%以上0.7重量%である。
2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのアルキレンオキシド付加物は市販され、日信化学社製のサーフィノール104、サーフィノール82、サーフィノール2502、サーフィノール420、サーフィノール440、サーフィノール465、サーフィノール485、川研ファインケミカル社製のアセチレノールEOO、アセチレノールE40、アセチレノールE100などとして手に入れることができる。
本発明においては1,2−アルキレングリコールを含んでなることが好ましい。1,2−アルキレングリコールの中でも1,2−ヘキサンジオールおよび4−メチル−1,2−ペンタンジオールが特に好ましく、インクジェットインクの吐出安定性が向上し、普通紙に印刷したときのにじみが低減できる。
また、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテル、(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジ(トリ)エチレングリコールモノペンチルエーテルおよびジ(トリ)エチレングリコールモノヘキシルエーテルから選ばれた1種以上を含んでなることが好ましい。インクジェット方式で普通紙に印刷したときのにじみがさらに低減し、印字品質が向上する。
また、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールを含んでなることも好ましく、光沢紙上での光沢性が向上し、普通紙上での発色性が向上する。
また、本発明におけるポリマーはカルボキシル基を有しているが、その対イオンとしてはトリエタノールアミンおよび/またはトリプロパノールアミンを含んでなることが好ましい。トリエタノールアミンおよび/またはトリプロパノールアミンを用いることで、乾燥状態であってもインクジェットインクの目詰まりが起こりにくくなる。
さらに、同様にインクジェットの目詰まりを起こりにくくするために、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、四糖、五糖および六糖から選ばれた1種以上を含んでなることが好ましい。
本発明のポリマーの重合方法としては、溶媒として、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒、エーテル系溶媒、グリコールエーテル系を用いることができる。しかし、水系の顔料分散であるため、後で前述の溶媒を除去可能なものであることが必要である。従って、そのような溶媒としては以下のようなものを用いることができる。前述のアルコール系溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、1−ブタノール、第3級ブタノール、イソブタノール、ジアセトンアルコール等が挙げられる。前述のケトン系溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等が挙げられる。また、前述のエーテル系溶媒としては、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等が挙げられる。さらに、前述のグリコールエーテル系としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ブチルセロソルブ等が挙げられる。
また、ポリマーを重合させるためのラジカル重合開始剤としては、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシオクトエート等の有機過酸化物、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−2,2’−アゾビスブチレート、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物等、過硫酸カリ、過硫酸ソーダなどを用いることができるがそれらに限定されず、ラジカル重合可能なものであれば上述以外の開始剤を用いることもできる。ラジカル重合開始剤の使用量は、重合の際に使用されるモノマーに対し、0.01モル%以上5モル%以下が好ましい。前述の重合の温度は、特に、制約されるものではないが、通常、30℃〜100℃の範囲であり、好ましくは、40℃〜90℃の範囲である。重合の温度が余りに低いときは、モノマーの重合に長時間が必要となり、場合によっては重合率が低下して多量のモノマーが残存するおそれがある。
本発明では、さらに必要に応じて分散剤、表面張力調整剤又は浸透剤(界面活性剤)、湿潤乾燥防止剤、防腐剤、殺菌剤、pH調整剤、防錆剤、保湿剤、その他の添加剤を用いてもよい。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
次に、本発明のインクジェットインクの製造方法としては、例えば、本発明のインクジェットインク用ポリマー組成物、樹脂微粒子、水性媒体、水酸化ナトリウム等のアルカリ等を高速攪拌により乳化し、さらに、顔料等を投入し、ディスパー等で強力に分散する方法等が挙げられる。さらに、必要に応じて、三本ロールミル等で分散し、得られた顔料スラリーを高圧分散機等で顔料を所定粒子径まで分散し、次いで得られた顔料分散液から有機溶剤等を除去する方法等を行なってもよい。
前述の高圧分散機としては、特に限定されず、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイディックス社)、アルティマイザー(スギノマシン社)、湿式ジェットミル(ジーナス社)、ナノマイザー(エス・ジーエンジニアリング社)等が挙げられる。
前述の高圧分散機で分散する際の圧力は、所望とする顔料粒子径に到達できれば幾らでもよいが、100MPa〜300MPaが好ましい。100MPa未満では分散粒径が大きくなりやすく、分散に長時間を要したり、パス数を極端に多くしなければ安定した分散体になりにくく経済的でない。また、300MPaを超えると過分散になりやすく、分散体の安定性が得られにくい。なお、所望の顔料粒子径に到達できない場合は、前述の圧力の範囲で分散回数を増やしたり、圧力を上げたりして分散してもよい。
(実施例)
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変更は可能である。
攪拌装置、還流管、温度計、滴下ロートを備えた2000mlのセパラブルフラスコ内を窒素置換した後、ジエチレングリコールモノメチルエーテル200.0重量部をセパラブルフラスコに入れて攪拌しながら80℃に昇温した。次いで、滴下ロートにジエチレングリコールモノメチルエーテル200.0重量部、ベンジルアクリレート483.0重量部、アクリル酸50.4重量部及びt−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)4.8重量部を入れ、80℃で4時間かけてセパラブルフラスコ中に滴下して反応させた。滴下終了後、80℃で1時間保持した後、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)0.8重量部を加え、さらに80℃で1時間反応を行なった。その後、減圧蒸留によりジエチレングリコールモノメチルエーテルを除去した。そして、メチルエチルケトン600.0重量部を加え、樹脂固形分50%のポリマー組成物溶液「P1」を得た。
次に、水600.0重量部に、ベンジルメタクリレート40.0重量部と予め水80.0重量部に溶解しておいたアニオン性重合性界面活性剤アクアロンKH−10(第一工業製薬社製)10.0重量部を加えて攪拌した。これを、1mol/l水酸化カリウム水溶液でpH8に調整した後、攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度調整器、および窒素導入管を備えた反応容器に投入した。反応容器の内温を80℃に昇温した後、水100.0重量部に重合開始剤として過硫酸カリウム1.0重量部を溶解した過硫酸カリウム水溶液を滴下し、窒素を導入しながら80℃で6時間重合した。重合終了後、1mol/l水酸化カリウム水溶液でpH8に調整した。次いで、これを限外濾過装置でクロスフロー法による限外濾過を行ない、固形分濃度を20%に調整し、樹脂エマルション「E1」を得た。
次に、このようにして作製されたポリマー組成物溶液「P1」120.0重量部に対して30%水酸化ナトリウム水溶液3.0重量部と樹脂エマルション「E1」100.0重量部を加えて、高速ディスパーで5分間攪拌し、さらにカーボンブラック(#900:三菱化学社製)480.0重量部を加えて、高速ディスパーで1時間攪拌し、顔料分散スラリーを得た。そして、その顔料分散スラリーを超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー、みずほ工業社製)により200MPaの圧力で10回連続して分散を繰り返し、顔料分散液を得た。
さらに、そのようにして得られた顔料分散液からエバポレーターを用いた減圧蒸留によりメチルエチルケトンおよび水の一部を留去し、遠心分離機(05P−21、日立製作所社製)により30分5000rpmで遠心分離させた後、顔料濃度10重量%になるようにイオン交換水を添加してカーボンブラック分散体を調整した。そして、2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成1のインクジェット用インクを作製した。式(1)の化合物はRがノナノール基、nが7、mが4でPO−EOの順のブロック付加を用いた。
ポリマー組成物溶液「P1」の作製は、実施例1と同様に行なった。
次に、水600.0重量部に、2−エチルヘキシルメタクリレート40.0重量部と予め水80.0重量部に溶解しておいたアニオン性重合性界面活性剤アクアロンKH−10(第一工業製薬社製)10.0重量部を加えて攪拌した。これを、1mol/l水酸化カリウム水溶液でpH8に調整した後、攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度調整器、および窒素導入管を備えた反応容器に投入した。反応容器の内温を80℃に昇温した後、水100.0重量部に重合開始剤として過硫酸カリウム1.0重量部を溶解した過硫酸カリウム水溶液を滴下し、窒素を導入しながら80℃で6時間重合した。重合終了後、1mol/l水酸化カリウム水溶液でpH8に調整した。次いで、これを限外濾過装置でクロスフロー法による限外濾過を行ない、固形分濃度を20%に調整し、樹脂エマルション「E2」を得た。
次に、このようにして作製されたポリマー組成物溶液「P1」120.0重量部に対して30%水酸化ナトリウム水溶液3.0重量部と樹脂エマルション「E2」100.0重量部を加えて、高速ディスパーで5分間攪拌し、さらにカーボンブラック(#900:三菱化学社製)480.0重量部を加えて、高速ディスパーで1時間攪拌し、顔料分散スラリーを得た。そして、その顔料分散スラリーを超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー、みずほ工業社製)により200MPaの圧力で10回連続して分散を繰り返し、顔料分散液を得た。
さらに、そのようにして得られた顔料分散液からエバポレーターを用いた減圧蒸留によりメチルエチルケトンおよび水の一部を留去し、遠心分離機(05P−21、日立製作所社製)により30分5000rpmで遠心分離させた後、顔料濃度10重量%になるようにイオン交換水を添加してカーボンブラック分散体を調整した。そして、2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成2のインクジェット用インクを作製した。式(1)の化合物はRがノナノール基、nが7、mが4でPO−EOの順のブロック付加を用いた。
ポリマー組成物溶液「P1」および樹脂エマルション「E1」の作製は、実施例1と同様に行なった。
次に、ポリマー組成物溶液「P1」120.0重量部に対して30%水酸化ナトリウム水溶液3.0重量部と樹脂エマルション「E1」200.0重量部を加えて、高速ディスパーで5分間攪拌し、さらにカーボンブラック(#900:三菱化学社製)480.0重量部を加えて、高速ディスパーで1時間攪拌し、顔料分散スラリーを得た。そして、その顔料分散スラリーを超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー、みずほ工業社製)により200MPaの圧力で10回連続して分散を繰り返し、顔料分散液を得た。
さらに、そのようにして得られた顔料分散液からエバポレーターを用いた減圧蒸留によりメチルエチルケトンおよび水の一部を留去し、遠心分離機(05P−21、日立製作所社製)により30分5000rpmで遠心分離させた後、顔料濃度10重量%になるようにイオン交換水を添加してカーボンブラック分散体を調整した。そして、2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成3のインクジェット用インクを作製した。式(1)の化合物はRがノナノール基、nが7、mが4でPO−EOの順のブロック付加を用いた。
ポリマー組成物溶液「P1」および樹脂エマルション「E2」の作製は、実施例2と同様に行なった。
次に、ポリマー組成物溶液「P1」120.0重量部に対して30%水酸化ナトリウム水溶液3.0重量部と樹脂エマルション「E2」200.0重量部を加えて、高速ディスパーで5分間攪拌し、さらにカーボンブラック(#900:三菱化学社製)480.0重量部を加えて、高速ディスパーで1時間攪拌し、顔料分散スラリーを得た。そして、その顔料分散スラリーを超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー、みずほ工業社製)により200MPaの圧力で10回連続して分散を繰り返し、顔料分散液を得た。
さらに、そのようにして得られた顔料分散液からエバポレーターを用いた減圧蒸留によりメチルエチルケトンおよび水の一部を留去し、遠心分離機(05P−21、日立製作所社製)により30分5000rpmで遠心分離させた後、顔料濃度10重量%になるようにイオン交換水を添加してカーボンブラック分散体を調整した。そして、2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成4のインクジェット用インクを作製した。式(1)の化合物はRがノナノール基、nが7、mが4でPO−EOの順のブロック付加を用いた。
(比較例1)
実施例1と同様にポリマー組成物溶液「P1」を作製した。このポリマー組成物溶液「P1」160.0重量部に対して30%水酸化ナトリウム水溶液3.0重量部を加えて、高速ディスパーで5分間攪拌し、さらにカーボンブラック(#900:三菱化学社製)480.0重量部を加えて、高速ディスパーで1時間攪拌し、顔料分散スラリーを得た。そして、その顔料分散スラリーを超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー、みずほ工業社製)により200MPaの圧力で10回連続して分散を繰り返し、顔料分散液を得た。
さらに、そのようにして得られた顔料分散液からエバポレーターを用いた減圧蒸留によりメチルエチルケトンおよび水の一部を留去し、遠心分離機(05P−21、日立製作所社製)により30分5000rpmで遠心分離させた後、顔料濃度10重量%になるようにイオン交換水を添加してカーボンブラック分散体を調整した。そして、2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成5のインクジェット用インクを作製した。式(1)の化合物はRがノナノール基、nが7、mが4でPO−EOの順のブロック付加を用いた。
(比較例2)
実施例1と同様にポリマー組成物溶液「P1」を作製した。このポリマー組成物溶液「P1」200.0重量部に対して30%水酸化ナトリウム水溶液3.0重量部を加えて、高速ディスパーで5分間攪拌し、さらにカーボンブラック(#900:三菱化学社製)480.0重量部を加えて、高速ディスパーで1時間攪拌し、顔料分散スラリーを得た。そして、その顔料分散スラリーを超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー、みずほ工業社製)により200MPaの圧力で10回連続して分散を繰り返し、顔料分散液を得た。
さらに、そのようにして得られた顔料分散液からエバポレーターを用いた減圧蒸留によりメチルエチルケトンおよび水の一部を留去し、遠心分離機(05P−21、日立製作所社製)により30分5000rpmで遠心分離させた後、顔料濃度10重量%になるようにイオン交換水を添加してカーボンブラック分散体を調整した。そして、2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成6のインクジェット用インクを作製した。式(1)の化合物はRがノナノール基、nが7、mが4でPO−EOの順のブロック付加を用いた。
(比較例3)
ポリマー組成物溶液「P1」、樹脂エマルション「E1」および顔料分散液の作製とカーボンブラック分散体の調整は、実施例1と同様に行なった。
次に、カーボンブラック分散体を2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成7のインクジェット用インクを作製した。
(比較例4)
ポリマー組成物溶液「P1」の作製は、実施例1と同様に行なった。
次に、ポリマー組成物溶液「P1」120.0重量部に対して30%水酸化ナトリウム水溶液3.0重量部を加えて、高速ディスパーで5分間攪拌し、さらにカーボンブラック(#900:三菱化学社製)480.0重量部を加えて、高速ディスパーで1時間攪拌し、顔料分散スラリーを得た。そして、その顔料分散スラリーを超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー、みずほ工業社製)により200MPaの圧力で10回連続して分散を繰り返し、顔料分散液を得た。
さらに、そのようにして得られた顔料分散液からエバポレーターを用いた減圧蒸留によりメチルエチルケトンおよび水の一部を留去し、遠心分離機(05P−21、日立製作所社製)により30分5000rpmで遠心分離させた後、顔料濃度10重量%になるようにイオン交換水を添加してカーボンブラック分散体を調整した。そして、2.5μmのメンブレンフィルター(アドバンテック社製)を用いて加圧ろ過した。その後、表2に示すインク組成8のインクジェット用インクを作製した。式(1)の化合物はRがノナノール基、nが7、mが4でPO−EOの順のブロック付加を用いた。
(評価試験1:普通紙発色性の評価方法)
実施例1〜4および比較例1〜4に係るインクジェットインクを、インクジェットプリンター(EM−930C、セイコーエプソン社製)を用い、XeroxP紙に(富士ゼロックス社製)にベタ印字し、試験体を得た。印字モードは用紙:普通紙、印字品質:スーパーファイン、色補正:なし、印字方向:双方向で行なった。そして、GRETAGMACBETH SPECTROSCANSP50(Gretag社(米国)製)を用いて各色のOD値を測定した。結果はOD値として表1に示す。
(評価試験2:光沢度の評価方法)
実施例1〜4および比較例1〜4に係るインクジェットインクを、インクジェットプリンター(EM−930C、セイコーエプソン社製)でPM写真用紙(セイコーエプソン社製)にベタ印字し、試験体を得た。印字モードは用紙:フォトプリント紙、印字品質:フォト、色補正:なし、印字方向:双方向で行なった。この試験体の20度光沢を光沢計(HG−268、スガ試験機社製)で測定した。その結果を表1に示す。
(評価試験3:定着性の評価方法)
実施例1〜4および比較例1〜4に係るインクジェットインクを、インクジェットプリンター(EM−930C、セイコーエプソン社製)でPM写真用紙(セイコーエプソン社製)に10mm×10mmの領域にベタ印刷した。印字モードは用紙:フォトプリント紙、印字品質:フォト、色補正:なし、印字方向:双方向で行なった。その後、温度25℃で6時間放置した。得られた試験体の前記印刷領域を完全に覆うように、Scotchメンディングテープ(住友スリーエム社製)18mm幅タイプを軽く貼り付け、その上に直径20mm、重さ200gの円柱形の金属ローラーをのせ、これを転がしてテープ貼り付け部分を四往復させた。次いで貼り付けたテープを剥がし、剥がれの程度を目視で観察して以下に示す基準により評価した。その結果を表1に示す。
A:全く剥がれが発生しない。
B:前記印刷領域の全面積に対して、剥がれが発生した面積が5%未満。
C:前記印刷領域の全面積に対して、剥がれが発生した面積が5%以上。
(評価試験4:耐擦性の評価方法)
実施例1〜4および比較例1〜4に係るインクジェットインクを、インクジェットプリンター(EM−930C、セイコーエプソン社製)でPM写真用紙(セイコーエプソン社製)に10mm×10mmの領域にベタ印刷した。印字モードは用紙:フォトプリント紙、印字品質:フォト、色補正:なし、印字方向:双方向で行なった。その後、温度25℃で1時間放置した。得られた試験体の前記印刷領域を、イエロー水性蛍光ペン(ZEBRA PEN2:ゼブラ社製)を用いて、300g荷重で速度10mm/秒で擦った。擦った箇所の汚れの程度を観察し、以下に示す基準により評価した。その結果を表1に示す。
A:2回擦って汚れが全く発生しない。
B:1回の擦りでは汚れが発生しないが、2回の擦りで汚れが発生する。
C:1回の擦りで汚れが発生する。
Figure 2009051990
Figure 2009051990
尚、表1および表2において示す略号は以下のとおりである。
TEGmBE:トリエチレングリコールモノブチルエーテル
BEPD:2−ブチル−2−エチル−1、3−プロパンジオール
1,2−HD:1,2−ヘキサンジオール
TMP:トリメチロールプロパン
表2では各成分の配合比を重量%で示す。また、式(1)のRはアルキル基の炭素数、nはプロピレンオキシPOの付加モル数、mはエチレンオキシEOの付加モル数をそれぞれ示す。式(1)付加順はアルキル基RにプロピレンオキシPOが先に付加されるものをR−POEOとし、アルキル基RにエチレンオキシEOが先に付加されるものをR−EOPOとし、式(1)付加形態はアルキル基RにプロピレンオキシPOおよびエチレンオキシEOがブロック付加されるかとランダム付加されるかの別を示す。
表1の結果からわかるように、実施例1〜2に係るインクジェットインクを用いた場合は評価試験1〜4の何れでも良好な結果であるが、比較例1〜2に係るインクジェットインクを用いた場合は、評価試験1〜4の何れかまたは複数の項目で良好な結果にならない。

Claims (5)

  1. 水と、少なくとも、樹脂微粒子を含むポリマー層で被覆された顔料および式(1)の化合物を含むことを特徴とするインクジェット用インク。
    Figure 2009051990
  2. 0.05重量%以上1重量%以下の2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよび2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのアルキレンオキシド付加物から選ばれた1種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. 1,2−アルキレングリコールを含んでなる請求項1または2に記載のインクジェット用インク。
  4. ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテルおよび(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルから選ばれた1種以上を含んでなる請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット用インク。
  5. 2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールを含んでなる請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット用インク。
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