JP2009051567A - 粉末食品小出し振り掛け容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用前、使用中でも気密性を保持しえる粉末食品小出し振り掛け容器を提供する。
【解決手段】内容物を充填しえる容器は金属性の平板を底部と一体にしぼり加工した筒状で、その口部は筒状に絞り加工した内面から外側へカール状3−1に形成された口部を有する。その容器天面へ内容物を密封するフィルムを溶着することにより完全密封状態を保持しえる。
【選択図】図4
【解決手段】内容物を充填しえる容器は金属性の平板を底部と一体にしぼり加工した筒状で、その口部は筒状に絞り加工した内面から外側へカール状3−1に形成された口部を有する。その容器天面へ内容物を密封するフィルムを溶着することにより完全密封状態を保持しえる。
【選択図】図4
Description
本発明は、粉末食品を小出しに振り出すことに関する。
粉末の食品容器は、使用前は長期間に完全密封状態で保存されることが必要であると同時に使用中も気密性を保つことが必要である。従来品の完全密封タイプは開口に際して困難なため開口具が必要であった。又、開口具の不必要なシール材等の密封方法は開口後のシール材がシール側に残付着して完全取れない状態があり、気密性を高めるためパッキン等の別部品が必要になるが、なかにはシーリング材残留が残ったまま冠密着しても完全機密性を保たれないことがあった。
又、開口具を必要とする容器等は開口時に開口具により開口部面のキズ、破損等の発生が多く、別部品で気密を保持してもキズ、破損部から気流して気密性が維持できないものがある。
更に、使用に際して上記記載の従来品の食品に小出し振り掛け機構と気密性を両立した場合、気密性を必要とする部品と振り掛けする部品が必要で部品数が増え、使用操作も多く面倒であると同時に、その気機密キャップ等を閉めず又は被せず開口状態で使用されることが多く内容物へ埃、ゴミ等が混入して非常に不衛生である。
本発明は上記の問題点を解決するために成された物であり、その目的は容器に内容物を充填後完全密閉状態に維持されその内容物の品質を保証する。
又、内容物の差し替えが出来ない状態の盗難防止機構を容器と一体形態とした部品数の少ない構造とする。
本容器使用目的の使用中小出し振り掛けの使用期間でも気密が保たれること、使用後も本体容器の差し替え又は内容物のみ容器へ入れることが出来る詰替えに容器使用が可能なリサイクル容器であること。
本発明の目的は完全密閉性を得るために図2に示す本体容器2とその開口部の形体は、ガスも密閉するエアゾール缶と同様の構成形態であるが、底と口部と胴部分が別部品のスリータイプはつなぎ加工部分があり漏洩の原因のおそれがあるので、本案容器は漏洩原因の無いつなぎ部分作らないで製作する金属板材の絞り加工方法にて底、口部、筒部を一体に加工絞りこんで製造した一体型容器を提供するものである。
その本体容器のドーナツ状口部3は容器本体2の内面側を外側に回転加工により外丸カール状に形成する。その精度は芯の中心から回転体で加工するので精度の高いドーナツ状口部3状態が形成される。
本体容器に内容物を充填後、アルミ材をベースにプラスチックフィルムをラミネートしたラミネートフィルムで片面には溶着剤が塗布されているそのラミネートフィルムを本体容器の口部に溶着面へ設置し、ラミネートフィルムの上面部を熱板又は超音波等で熱溶着する。その溶着面は本体容器の内面部から絞りその内側から沿って外カール状に形成した内面にあたるため容器の内面側をシールした状態になる。よって完全に容器は密閉シール状態になる。そのアルミ材は完全通気性のない素材なので素材面からの気体の流通が無く内容物は完全密閉される。
使用に際しては、キャップ下部の円周部分のリングを削除して本体容器から取り外し、その容器本体の口部に溶着しているラミネートフィルムも削除して、円周リングを除去したキャップを容器口部に冠密着すると、同時にキャップの内側の内筒足が容器口部の内径に嵌合して小出し振り掛け使用状態になる。
本発明により、容器に内容物を充填後は完全に密閉状態に維持される。それは容器本体が金属板による一体絞り成形加工のため、口部面は本体容器の内側から沿った面にあたるため容器の内側をシールした状態になる。すなわち内容物を包む状態になり完全密閉状態になる。開封後の使用中も気密性を保ち、使用後も機能を損なうことなく詰め替え、差し替え容器として使用できる小出し振り掛け容器提供することが出来る。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1本発明の実施形態である粉末食品小出し振り掛け容器の使用前を示す平面図、図2は図1に示す粉末食品小出し振り掛け容器のA−A線における一部省略断面図、図3は図2のB矢視の平面図、図4はキャップ削除したC−C線における一部省略断面、図5は図1に示す粉末食品小出し振り掛け容器の正面図、図6は図5D−D線における断面図、図7は本発明の実施形態である粉末食品小出し振り掛け容器の使用中の平面図、図8は図7に示すE−E線の一部省略断面図、図9は粉末食品小出し振り掛け容器の振り出し状態を示す平面図、図10は図9に示すF−F線の一部省略断面図、図11は図9に示すG−G線の一部省略断面図。
図1〜図6は粉末食品小出し振り掛け容器1の使用前の実施状態、図7〜図11はその粉末食品小出し振り掛け容器1の使用中の実施状態である。粉末食品小出し振り掛け容器1の本体容器2は内容物が充填される。その形態と加工方法は金属材又は金属板の絞り加工により、底を一体に形成した筒状でその充填孔口は筒状の径より、内側やや絞りその本体容器2の内面側2−3部から外側にカール状加工したドーナツ状口部3を形成してある。又、その本体容器2の容器肩部2−1を絞りはじめる部分の手前の位置に円周凹状に本体容器リング2−2を形成してある。
そのドーナツ状口部3の充填孔へ内容物を充填後、ドーナツ状口部3のカール状に形成したドーナツ状口部上面3−2に、アルミ材をベースにしたプラスチックラミネートフィルム4(以下ラミネートフィルム)は片面に溶着剤4−1が塗布されている。それをドーナツ状口部上面3−2に溶着面側4−1部を設置し、そのラミネートフィルム4の上面部を熱板又は超音波等で熱溶着する。その溶着面の加工方法は本体容器2の内面側2−3部から外側から沿って広げ絞りだし外カール状に形成加工したカール状部3−1である。その面は本体容器の内面にあたるため容器の内面側をシールした状態になる。よって内容物を包み密封した完全密封容器となる。そのアルミ材は完全通気性のない素材なので素材面からの気体の流通が無く内容物は完全密閉される。
そのラミネートフィルム4は使用に際して開封の必要性があるので、開封を容易にするためつまみ部4−2を形成してある。そのつまみ部4−2のシール面は溶着材4−1が塗布されているが、溶着する本体容器2のドーナツ状口部上面3−2つまり溶着面はドーナツ状の円なので、つまみ部4−2は接触しないためシールされず口部の外側に露出状態となる。よってつまみ位置が明確でつまみ部が非シール状態のため楽に剥し易い。
小出しするため、小出し振り掛けする装置のキャップ5は本体容器2へ冠密着させるためプラスチック性の柔らかい素材にて成形されている。その形状は本体容器2の外径と同径の筒状とし、その上面部は小出しするための小出し口5−2が数個開口してある。その小出し口5−2と同位置へ穴詰まりをふせぐ突起5−3が嵌合され、その突起部5−3は小出し口5−2を被せるためのヒンジ蓋部5−4がヒンジ部5−5と固定板5−6でキャップ5と一体に形成している。そのヒンジ蓋5−4は常に同位置にふさぐようにヒンジ部5−5が開閉する支点の役目している。ヒンジ蓋部5−4とつながっている固定板部5−6はヒンジ蓋部とキャップ部のつなぎとの距離がヒンジ部5−5より距離を長くしてある。それはヒンジ蓋5−4を開にした時ヒンジの支点位置は変わらないので固定板部5−6は距離が長い分反対に反り曲げられ張った状態となり、ヒンジ蓋5−4の垂直状態を維持固定によって容器1を振り掛けてもヒンジ蓋部5−4ブラブラせず振り出し易くしている。閉は柔軟性の素材で成形されているので弱い力で戻る。その戻った閉状態も固定板部5−6はヒンジ部5−4より長いので閉め方向に力が掛かって固定状態になり、気密性が普通の蓋より向上する役目をしている三点ヒンジである。
又、粉末食品小出し振り掛け容器1の使用時はそのキャップ5の内側にはドーナツ状口部3の内径に嵌合されられる筒状の内筒足5−7形成してある。更にキャップ5の下部の内径に円周上に凸器のアンダーカット付き固定リング5−1設置され、本体容器2の凹リング部2−2部に嵌合状態で係止させている。これは内筒足5−7部が使用前に本体容器2のドーナツ状口部3−2面に溶着されているラミネートフィルム4が保管中や輸送中、容器の落下等で内筒足5−7より突き破れるの防ぐため係止の役目をしている位置である。
その粉末食品小出し振り掛け容器1を使用に際しては、キャップ5を取り外すには本体容器2の凹リング部2−2とキャップ5のアンダーカット付き固定部5−1でキャップ5と本体容器2が係止されているので係止部分を削除する必要がある。その係止部の形体はキャップ5のアンダーカット付き固定リング5−1上部円周の位置に薄肉部5−8に形成している。その下部つまりアンダーカット部分の一箇所は薄肉切れ目部固定リングつなぎ目薄肉部5−9と固定リングを引きちぎるためのつまみ部5−10の形体になっている。それを削除するにはまず固定リングつまみ部5−10のつまみを引くと5−9の薄肉部がつまみ部5−10と連動しているので、その薄肉部に直接に力が加わると同時に柔らかい素材で成形しているため固定リングつなぎ目薄肉部5−9は軽く引きちぎれ、円周の薄肉部5−8も連動して引きちぎれアンダーカットを形成した固定リング部5−1は削除される。
アンダーカットを形成した固定部リング5−1を削除することで、冠密着しているキャップ5を取り外すと本体容器のドーナツ状口部3への溶着されたラミネートフィルム4が露出する。そのラミネートフィルム4のつまみ部4−2から引き剥すと本体容器が開口される。
その開口されたドーナツ状口部3へ固定リング5−1を削除されたキャップ5を再度冠密着させる。その時内筒足5−7は削除された固定リング5−1の円周帯部分の高さ(幅)だけ本体容器2にくい込む。その時キャップ5の内側に形成している筒足部5−7はドーナツ状口部3の内径3−3へ嵌合できる。このように使用前はラミネートフィルム4の溶着面はドーナツ状口部3の天面3−2である。つまり開封前のシール部位置はドーナツ状口部上面3−2と使用中のシール部位置はドーナツ状口部内径部3−3違いがある。その嵌合位置の違いの効果を説明すると、従来品は開封されたシール部分面にリシールするものが大半であり、その面部分の開封後状態は溶着剤の残留やシールフィルムの剥し残し等があって、そのリシール面は平滑度が無く別部品等で冠密着しても完全嵌合シール性が得られなく気密性を保つことも出来なかった。本案は前記説明通り開封部のシール部位置つまりドーナツ状口部上面3−2は溶着面でなく形体に影響がない位置にドーナツ状口部内径3−3との嵌合であるため使用中でも機密性を保持している。
更に、使用中にキャップ7が外れないようにシール筒部5−7と本体容器2のドーナツ状口部3のカール状3−1部を挟む状態でキャップ5の内側から一体形成しているアンダーカット付きのハズレ防止筒部5−11を嵌合してある。
キャップ7は柔軟性の素材で作製しているので着脱は当然簡単であり、詰め替え、差し替え、洗浄等が容易に出来る。
本発明の小出し振り掛け容器は、一般家庭の食事時、食堂、外食等の食事時に粉末食品のトッピングに広く利用することが出来る。
1 粉末食品小出し振り掛け容器
2 本体容器
2−1 容器肩部
2−2 本体容器凹リング部
2−3 本体容器内面
3 ドーナツ状口部
3−1 カール状
3−2 ドーナツ状口部上面
3−3 ドーナツ状口部内径
4 プラスチックラミネートフィルム
4−1 溶着剤
4−2 つまみ部
5 キャップ
5−1 固定リング
5−2 小出し口
5−3 突起部
5−4 ヒンジ蓋部
5−5 ヒンジ部
5−6 固定板部
5−7 筒足部
5−8 円周スリット部
5−9 固定リングつなぎ目薄肉部
5−10 固定リングつまみ部
5−11 ハズレ防止筒部
2 本体容器
2−1 容器肩部
2−2 本体容器凹リング部
2−3 本体容器内面
3 ドーナツ状口部
3−1 カール状
3−2 ドーナツ状口部上面
3−3 ドーナツ状口部内径
4 プラスチックラミネートフィルム
4−1 溶着剤
4−2 つまみ部
5 キャップ
5−1 固定リング
5−2 小出し口
5−3 突起部
5−4 ヒンジ蓋部
5−5 ヒンジ部
5−6 固定板部
5−7 筒足部
5−8 円周スリット部
5−9 固定リングつなぎ目薄肉部
5−10 固定リングつまみ部
5−11 ハズレ防止筒部
Claims (6)
- 内容物を充填しえる容器は金属性の平板を底部と一体にしぼり加工した筒状で、その口部は筒状に絞り加工した内面から外側へカール状に形成された口部を有する。その容器天面へ内容物を密封するフィルムを溶着する完全密封状態を保持しえることを特徴とする粉末食品小出し振り掛け容器。
- 前記溶着フィルムを容器口部面に溶着する面には溶着剤が塗布されてあり、熱板、超音波等の熱源で溶着する。その形状は剥すとき剥し易いつまみ部を形成していることを特徴とする粉末食品小出し振り掛け容器。
- 前記容器を小出し振り掛けし易くするために容器の口部へ小出ししえるキャップを冠密着させ、そのキャップは小出し孔を備えその小出し孔のつまりを防ぐための突起が小出し孔の同位置に有するその蓋はヒンジ部で一体成形で形成しているキャップを備えたことを特徴とする粉末食品小出し振り掛け容器。
- 前記キャップの蓋部は左右二点のヒンジと中央部位置板状の板と切り離した状態でキャップ部と繋がれ一体に形成している
- 前記容器に冠密着しているキャップの使用前の固定位置は、溶着フィルム面に接触せぬ状態で設置している。その形体はキャップの下部円周リングの内側に突起を円周状に形成し、同位置に容器本体の外円周に凹状に形成した、凹凸嵌合状態で嵌合を保持することを特徴とする粉末食品小出し振り掛け容器。
- 又、そのキャップの下部円周リング状は使用に際して削除するため引きちぎるためのつまみがあり、引き裂く円周スリットを備えたこと特徴とする粉末食品小出し振り掛け容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007243016A JP2009051567A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 粉末食品小出し振り掛け容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007243016A JP2009051567A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 粉末食品小出し振り掛け容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009051567A true JP2009051567A (ja) | 2009-03-12 |
Family
ID=40503013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007243016A Pending JP2009051567A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 粉末食品小出し振り掛け容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009051567A (ja) |
-
2007
- 2007-08-23 JP JP2007243016A patent/JP2009051567A/ja active Pending
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