JP2009051400A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Kyoichi Nakayama
恭一 中山
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Abstract

【課題】大きな残留コーナリングフォースの確保と、偏摩耗性能の悪化を抑制とを両立した空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】タイヤ周方向に対する傾斜角度θが55°〜75°の範囲内に設定されている左上がりの第1傾斜サイプ44及び第2傾斜サイプ46をショルダーリブ38に設けたことで、走行時に左側へ向かう大きな残留コーナリングフォースを確保することができる。なお、ショルダーリブ38に設けている第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42は、リブを分断してブロック化とするラグ溝とは異なり、排水性を得るための必要最小限の長さしか持たないため、第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42によるショルダーリブ38の摩耗性能の悪化は十分に抑えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は空気入りタイヤに関し、特には、残留コーナリングフォースを大きく確保して車両の直進安定性を改良しつつ、偏摩耗性能の悪化を抑制可能な空気入りタイヤに関するものである。
近年、乗用車においても環境や安全に対する意識がますます高まっている中、偏摩耗特性や操縦安定性能の高次元での要求がなされている。
一般的に、道路にはカントと呼ばれる傾斜(路面の排水を目的とした傾斜)が付けられており、車両が真っ直ぐに走行するためには、カントに逆らう向きの力をタイヤに生じさせる必要がある。
タイヤによって発生させる上記力を残留コーナリングフォース(PRCF)と呼ぶが、その力が大きすぎても小さすぎても車両は真っ直ぐに走行しないため、車両流れという問題が起こる。
タイヤで残留コーナリングフォースを発生させる手法としては、大きく次の2つが上げられる。
(1)スチールコードを含む交錯ベルトにおける最外ベルトのスチールコードの角度による制御(特許文献1参照)。
(2)トレッドパターンにより発生する回転方向に発生する力の制御。
基本的には、上記手法の双方を合わせてタイヤとしての狙いの残留コーナリングフォースを制御する。
一般的には上記(1)の力の方が上記(2)の力よりも寄与が大きいが、各国の道路事情の違いから各仕向けに対して要求される残留CFは様々であり、仕向けによっては(1)の力だけでは足りず、(2)の力を大きく必要とすることになる。
(2)の力を大きくするためには、タイヤ踏面部に設けられる複数の周方向主溝によって複数の陸部列を形成するトレッドパターンにおいて、前記陸部列のうち接地端を含む1対のショルダー陸部列が周方向に連続するリブ部を備え、そのリブ部にタイヤ幅方向最外側の周方向主溝(ショルダー主溝)から伸び、周方向に対して角度を持った溝(以下、ラグ溝とする)の周方向に対する角度を小さくすることで、パターンの発生する力を大きくすることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平05−58114号公報
しかしながら、タイヤ周方向に対してラグ溝の角度を小さくすると、偏摩耗やヒール・アンド・トゥ摩耗の悪化を招く。逆に、タイヤ周方向に対してラグ溝の角度を大きくすると、高い残留コーナリングフォースを出すことが出来なくなる。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、大きな残留コーナリングフォースの確保と、偏摩耗性能の悪化を抑制とを両立可能な空気入りタイヤを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、トレッドにタイヤ周方向に沿って延びる複数の周方向主溝を備えた空気入りタイヤであって、前記トレッドには、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝のタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に延びるショルダーリブを備え、前記ショルダーリブには、タイヤ周方向に対して55〜75°の範囲内で傾斜した傾斜サイプが複数形成されている、ことを特徴としている。
次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
ショルダーリブに傾斜ラグ溝を設けた従来技術においては、残留コーナリングフォースを出すために傾斜ラグ溝の傾斜角度を小さくしたいが、それにより偏摩耗が悪化する問題があった。請求項1に記載の空気入りタイヤでは、ショルダーリブに傾斜ラグ溝の代わりとして実質的に溝幅を有さない傾斜サイプを形成することで、トレッドのショルダー側にブロックパターンを無くすことができ、タイヤ回転時にブロックの蹴り出し側に生ずる特異な摩耗(ヒール・アンド・トゥ摩耗)を防止することが出来、このような摩耗を防止できるため、傾斜サイプの傾斜角度を、従来の傾斜ラグ溝対比で小さく設定することができ、よって、大きな残留コーナリングフォースを確保することができる。
なお、傾斜サイプは、トレッドをタイヤ外側から見たときの傾斜方向を左上がりとした場合、走行時に、タイヤに左側へ向かう残留コーナリングフォースを発生させることができ、左上がりに傾斜した路面(右側通行の道路)を走行する際の直進性を確保できる。
一方、傾斜サイプは、トレッドをタイヤ外側から見たときの傾斜方向を右上がりとした場合、走行時に、タイヤに右側へ向かう残留コーナリングフォースを発生させることができ、右上がりに傾斜した路面(左側通行の道路)を走行する際の直進性を確保できる。
ここで、傾斜サイプの傾斜角度が55°未満になると、ショルダーリブの摩耗が悪化する虞がある。
一方、傾斜サイプの傾斜角度が75°を越えると、残留コーナリングフォースに対して十分な効果が得られなくなる。
なお、傾斜サイプの傾斜角度は、55°〜65°が好ましく、55°〜60°が更に好ましい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ショルダーリブには、前記ショルダーリブのタイヤ幅方向外側端からタイヤ赤道面側へ向けて延びてリブ内で終端する片側開口ラグ溝と、前記ショルダーリブのタイヤ幅方向内側端からタイヤ幅方向外側へ向けて延びてリブ内で終端する前記傾斜サイプとが形成されている、ことを特徴としている。
次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
ショルダーリブのタイヤ幅方向外側端からタイヤ赤道面側へ向けて延びてリブ内で終端する片側開口ラグ溝をショルダーリブに設けることで、排水性、及び雪上性能(雪が溝内に入り込むことで、トラクション、ブレーキに効く)を確保することができる。
なお、傾斜サイプの終端と上記片側開口ラグ溝の終端とは、連結させても良く、近接させても良い。
傾斜サイプは、氷路面を走行した際に、接地面の水を吸収することで、氷上性能を向上することができる。また、傾斜サイプの終端と片側開口ラグ溝の終端とを連結した場合には、傾斜サイプに取り込んだ水を周方向主溝のみならず、片側開口ラグ溝側へも排水できるので、氷上性能を更に向上することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記傾斜サイプの深さが 前記周方向主溝の深さに対して15〜100%の範囲内に設定されている、ことを特徴としている。
次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
傾斜サイプの深さが周方向主溝の深さに対して15%未満では、残留コーナリングフォースに対して十分な効果が得られなくなる。
一方、傾斜サイプの深さが周方向主溝の深さに対して100%を越えると、傾斜サイプの底が周方向主溝の底よりも深くなり、万が一サイプ底から亀裂が生じた場合、その亀裂がベルトに到達し易くなるため好ましくない。
よって、傾斜サイプの深さを 周方向主溝の深さに対して15〜100%の範囲内に設定することが好ましい。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記傾斜サイプの厚さが、0.3〜1.5mmの範囲内に設定されている、ことを特徴としている。
次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
傾斜サイプの厚さが0.3mm未満では、残留コーナリングフォースに対して十分な効果が得られなくなる。
一方、傾斜サイプの厚さが1.5mmを越えると、ショルダーリブの摩耗に対して好ましくない。
よって、傾斜サイプの厚さを0.3〜1.5mmの範囲内に設定することが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは上記構成としたので、大きな残留コーナリングフォースの確保と、偏摩耗性能の悪化を抑制とを両立することができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を図1にしたがって説明する。なお、本実施形態の空気入りタイヤ10は、乗用車用である。
空気入りタイヤ10の内部構造は一般的なラジアル構造であり、内部構造に関しては簡単に説明する。空気入りタイヤ10は、タイヤ赤道面に対して交差する方向に延びるコードが埋設されたカーカスを備えている。
カーカスのタイヤ径方向外側には1層または2層以上のベルト層が設けられている。本実施形態の空気入りタイヤ10では、最外のベルト層に含まれるコードは、タイヤ外側から見て左上がりに傾斜している。
図1に示すように、トレッド12には、タイヤ赤道面CLの両側に第1周方向主溝14が形成され、第1周方向主溝14のタイヤ幅方向外側には第2周方向主溝16が形成されている。
トレッド12のタイヤ赤道面CL上には、1対の第1周方向主溝14で区画されたセンターリブ18が配置されている。このセンターリブ18にはサイプ20、サイプ22、凹部24、及び凹部25が形成されている。
センターリブ18の両側には、第1周方向主溝14と第2周方向主溝16とで区画されたセカンド陸部列26が配置されている。セカンド陸部列26には、複数の傾斜ラグ溝28で区画された複数のブロック30を備えている。なお、このブロック30には、サイプ32、サイプ34、凹部36が形成されている。
さらに、トレッド12には、第2周方向主溝16のタイヤ幅方向外側に、タイヤ幅方向最外側の陸部である、周方向に連続するショルダーリブ38が配置されている。
ショルダーリブ38には、ショルダー側の端部からタイヤ赤道面CLへ向けて延び、リブ内で終端する幅広の第1片側開口ラグ溝40、及び幅狭の第2片側開口ラグ溝42がタイヤ周方向に間隔を空けて交互に形成されている。本実施形態の第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42は、タイヤ幅方向に沿って延びている。
さらに、ショルダーリブ38には、タイヤ赤道面側の端部からショルダー側へ向けて延び、リブ内で終端する第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46がタイヤ周方向に間隔を空けて交互に形成され、第2片側開口ラグ溝42に連結された第1傾斜サイプ44の端部に凹部48が形成されている。
第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46は、トレッド12をタイヤ外側から見て左上がりに傾斜している。
なお、第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42は、各々第1傾斜サイプ44と連結しているが、第2傾斜サイプ46は、リブ内で終端している。本実施形態では、第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42が、各々第1傾斜サイプ44と連結しているが、連結していなくても良い。
第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46は、タイヤ周方向に対する傾斜角度θが55°〜75°の範囲内に設定されている。なお、傾斜角度θは、55°〜65°が好ましく、55°〜60°が更に好ましい。
第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の深さは、各々第2周方向主溝16の溝深さの15〜100%の範囲内に設定することが好ましい。
また、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の厚さは、各々0.3〜1.5mmの範囲内に設定することが好ましい。
(作用)
次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用を説明する。
本実施形態の空気入りタイヤ10では、タイヤ周方向に対する傾斜角度θが55°〜75°の範囲内に設定されている左上がりの第1傾斜サイプ44及び第2傾斜サイプ46をショルダーリブ38に設けたことで、走行時に左側へ向かう大きな残留コーナリングフォースを確保することができる。
したがって、この空気入りタイヤ10を装着した車両が、左上がりに傾斜した路面(右側通行の道路)を走行する際の直進性を確保できる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ10では、セカンド陸部列26に傾斜ラグ溝28が形成され、ショルダーリブ38にタイヤ幅方向外側端からタイヤ赤道面側へ向けて延びてリブ内で終端する第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42が形成されているので、排水性、及び雪上性能が確保されている。
ショルダーリブ38に設けている第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42は、リブを分断してブロック化とするラグ溝とは異なり、排水性を得るための必要最小限の長さしか持たないため、第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42によるショルダーリブ38の摩耗性能の悪化は十分に抑えられている。
なお、本実施形態の空気入りタイヤ10では、最外のベルト層のコードも左上がりに傾斜しているので、この傾斜したコードによっても残留コーナリングフォースが得られている。
ここで、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の傾斜角度θが55°未満になると、ショルダーリブ38の摩耗が悪化する虞がある。
一方、第1傾斜サイプ44の、及び第2傾斜サイプ46の傾斜角度θが75°を越えると、残留コーナリングフォースに対して十分な効果が得られなくなる。
第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の深さが第2周方向主溝16の深さに対して15%未満では、残留コーナリングフォースに対して十分な効果が得られなくなる。
一方、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の深さが第2周方向主溝の深さに対して100%を越えると、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の底が第2周方向主溝の底よりも深くなり、万が一サイプ底から亀裂が生じた場合、その亀裂がベルト層に到達し易くなるため好ましくない。
第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の厚さが0.3mm未満では、残留コーナリングフォースに対して十分な効果が得られなくなる。
一方、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の厚さが1.5mmを越えると、ショルダーリブ38の摩耗に対して好ましくない。
本実施形態では、第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42に、第1傾斜サイプ44を連結しているので、第1傾斜サイプ44に取り込んだ水を第2周方向主溝16のみならず、第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42へも排水できるので、氷上性能等を向上することができる。
なお、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の周方向ピッチは、必要とされる残留コーナリングフォースが得られ、他の不具合(例えば、ショルダーリブ38の摩耗の悪化等)を招かない範囲内で設定することが好ましい。
また、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46の長さは、必要とされる残留コーナリングフォースが得られるような長さに設定する。
上記実施形態の空気入りタイヤ10は、左上がりに傾斜した路面(右側通行の道路)を走行する車両に用いるために第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46を左上がりに傾斜させていたが、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46を右上がりに傾斜させれば、右上がりに傾斜した路面(左側通行の道路)を走行する車両用となる。
上記実施形態では、第1片側開口ラグ溝40、及び第2片側開口ラグ溝42がタイヤ幅方向に沿って形成されていたが、第1傾斜サイプ44、及び第2傾斜サイプ46と同様に傾斜させても良い。
上記実施形態では、ショルダーリブ38が周方向に1周連続しているが、摩耗を悪化させない範囲でなら、ラグ溝で複数に分断されていても良い。
上記実施形態の空気入りタイヤ10は乗用車用であったが、軽トラック用タイヤ等、他の種類のタイヤにも本発明は適用可能である。
(試験例1)
本発明の効果を確かめるために、従来例の空気入りタイヤ、及び本発明の適用された実施例の空気入りタイヤを用意し、残留コーナリングフォース、及びヒール・アンド・トゥ摩耗段差量を測定した。
実施例の空気入りタイヤの仕様
・図1に示すトレッドパターンを有する。タイヤサイズは245/70R17である。
・第1片側開口サイプ、第2片側開口サイプの傾斜角度θは各々60°。
・第1片側開口サイプ、第2片側開口サイプの厚みは各々0.7mm。
・第1片側開口サイプ、第2片側開口サイプの深さは各々第2周方向主溝の溝深さの90%。
従来例の空気入りタイヤの仕様
・実施例の第1片側開口サイプ、第2片側開口サイプの代わりに傾斜ラグ溝を形成したトレッドパターンを有する。
・傾斜ラグ溝の傾斜角度θは60°。
・傾斜ラグ溝の溝幅は3mm。
・傾斜ラグ溝の深さは各々第2周方向主溝の溝深さの90%。
残留コーナリングフォース試験条件
・試験装置:フラットベルト試験機
・試験荷重:5.34kN
・試験空気圧:220kPa
・試験速度30km/h
・使用リム:17×7J
実車摩耗試験条件
・試験車両:トヨタ自動車製 ハイラックスサーフ
・試験荷重:前軸13.2kN,後軸10.2kN
・試験空気圧:220kPa
・使用リム:17×7J
・走行ルート:高速道路60%、一般道40%
・走行距離:10000km
Figure 2009051400
試験の結果、本発明の適用された実施例の空気入りタイヤは、従来例の空気入りタイヤに比較して略同等の残留コーナリングフォースが得られており、ヒール・アンド・トゥ摩耗段差は半分以下となり、両性能が両立できていることが分かる。
(試験例2)
傾斜サイプのサイプ幅を変えた試験タイヤを複数用意し、各々について残留コーナリングフォース(PRCF)、及びヒール・アンド・トゥ摩耗段差(H&T)を調べた。
試験条件は上記試験例1と同様のものである。
Figure 2009051400
試験の結果から、残留コーナリングフォースとヒール・アンド・トゥ摩耗段差とを両立するには、サイプ幅は、0.5〜1.5mmの範囲内が良いことが分かった。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドを示す平面図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
12 トレッド
14 第1周方向主溝
16 第2周方向主溝
38 ショルダーリブ
40 第1片側開口ラグ溝
42 第2片側開口ラグ溝
44 第1傾斜サイプ
46 第2傾斜サイプ
CL タイヤ赤道面

Claims (4)

  1. トレッドにタイヤ周方向に沿って延びる複数の周方向主溝を備えた空気入りタイヤであって、
    前記トレッドには、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝のタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に延びるショルダーリブを備え、
    前記ショルダーリブには、タイヤ周方向に対して55〜75°の範囲内で傾斜した傾斜サイプが複数形成されている、
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ショルダーリブには、前記ショルダーリブのタイヤ幅方向外側端からタイヤ赤道面側へ向けて延びてリブ内で終端する片側開口ラグ溝と、前記ショルダーリブのタイヤ幅方向内側端からタイヤ幅方向外側へ向けて延びてリブ内で終端する前記傾斜サイプとが形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記傾斜サイプの深さが 前記周方向主溝の深さに対して15〜100%の範囲内に設定されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記傾斜サイプの厚さが、0.3〜1.5mmの範囲内に設定されている、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097725A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
US20210268842A1 (en) * 2018-07-13 2021-09-02 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic Tire

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