JP2009050820A - 塗装ガン - Google Patents
塗装ガン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009050820A JP2009050820A JP2007222025A JP2007222025A JP2009050820A JP 2009050820 A JP2009050820 A JP 2009050820A JP 2007222025 A JP2007222025 A JP 2007222025A JP 2007222025 A JP2007222025 A JP 2007222025A JP 2009050820 A JP2009050820 A JP 2009050820A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- air flow
- flow path
- jet
- rotary atomizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Nozzles (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】塗装ガンは、微粒化塗料を収束させるシェーピングエアを噴出する円形の第1噴出口27と、第1噴出口27にエアを供給する第1エア流路21と、第1エア流路21に設けられた旋回流生成空間25と、第1噴出口27よりも径方向外側に配置されて微粒化塗料を略楕円形に成形するパターンエアを噴出する一対の第2噴出口31と、第2噴出口31にエアを供給する第2エア流路30と、第1エア流路21における旋回流生成空間25よりも下流側の位置と、第2エア流路30とを連通させる連通路33を備えている。
【選択図】図1
Description
ところで、回転霧化頭から放出された微粒化塗料を略楕円形のパターンに成形する方法として、シェーピングエアの噴出口よりも径方向外側の領域に、回転霧化頭の回転中心を挟んで対をなすように配置されるパターンエアの噴出口を設けることが考えられる。このようにすれば、シェーピングエアを旋回状にしなくても、シェーピングエアとパターンエアとによる二重のエア流によって微粒化塗料を確実に収束しつつ略楕円状に成形することができる。
しかしながら、旋回状のシェーピングエアに向けてパターンエアを吹き付けた場合には、旋回力のために、略楕円形に成形されたパターンが歪に変形してしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、略楕円形パターンの変形を抑え且つ微粒化塗料を確実に収束させることを可能にしつつ、円形パターンと略楕円形パターンの両パターンの塗装を行えるようにすることを目的とする。
微粒化塗料を円形のパターンに成形して塗装を行う際には、第1エア流路にエアを供給する。供給されたエアは旋回流となり、その旋回流の多くは、第1噴出口から旋回流のまま噴出され、この旋回状のシェーピングエアにより微粒化塗料が収束されて円形パターンに成形される。また、旋回流の一部は、連通路を通って第2噴出口から噴出されるが、この第2噴出口から噴出するエアの流量は比較的少量であるから、円形パターンが保たれる。また、第2噴出口から噴出するエアは、第2噴出口の近傍に微粒化塗料が付着するのを防止する。
微粒化塗料を略楕円形のパターンに成形して塗装を行う際には、第2エア流路にエアを供給する。供給されたエアの一部は、連通路を通り、旋回流とはならずに第1噴出口から円形のシェーピングエアとして噴出され、微粒化塗料を円形に成形する。第2エア流路に供給されたエアの残りは、一対の第2噴出口からパターンエアとして噴出し、微粒化塗料を略楕円形に成形する。微粒化塗料は、円形のシェーピングエアと一対のパターンエアとの二重のエア流によって収束されて略楕円形に成形される。また、第2エア流路から第1噴出口に向かうエアは、旋回流生成空間を通らないので、第1噴出口から噴出するエアは旋回流とはならない。したがって、シェーピングエアによって円形に成形されたパターンは、歪に変形することなく、きれいな略楕円形に成形される。
連通路の総断面積が第1噴出口の総開口面積よりも小さいので、第1エア流路に供給されたエアのうち連通路を通って第2噴出口に送られる量が抑えられる。これにより、第1エア流路に供給されたエアの大部分は、第1噴出口から旋回状のシェーピングエアとして噴出されるので、微粒化塗料を収束する効果に優れている。
連通路の総断面積が第2噴出口の総開口面積よりも小さいので、第2エア流路に供給されたエアのうち連通路を通って第1噴出口に送られる量が抑えられる。これにより、第2エア流路に供給されたエアの大部分は、第2噴出口からパターンエアとして噴出されるので、微粒化塗料を確実に略楕円形のパターンに成形することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1及び図2を参照して説明する。本実施形態の塗装ガンは、ガン本体10の前端部に設けたノズル11から、微粒化塗料を放出させるとともに、その放出した微粒化塗料を円形のパターン又は略楕円形のパターンのうちいずれかのパターンに成形して被塗物(図示せず)に塗着させるようにしたものである。
第1エア流路21の前端部(整流室26の前方に隣接する空間)の略前半領域は、径方向の寸法(隙間)が狭められており、第1エア流路21の前端は、ノズル11の前端面において回転霧化頭12と同心の円形をなす第1噴出口27として全周に亘って連続して開口されている。第1噴出口27からは、微粒化塗料を円形のままに収束するためのシェーピングエアが前方へ向けて噴出されるようになっている。このシェーピングエアの噴出方向は、回転霧化頭12の回転軸13と平行ではなく、前方に向かって縮径するような斜めの向きとなっている。
回転霧化頭12から放出された微粒化塗料を円形のパターンに成形して塗装を行う際には、第1エア流路21のみにエアを供給する。第1エア流路21に供給されたエアは、後室22と前室23を順に経て旋回流生成空間25に流入し、この旋回流生成空間25を通過する間に旋回流となる。ここで、第1噴出口27の開口面積に比べて連通路33の総開口面積が小さいため、旋回流生成空間25を通過した旋回流の多くは、整流室26を通過して第1噴出口27から旋回流のまま噴出される。この旋回流からなるシェーピングエアは、旋回していないシェーピングエアに比べて強い収束力を有するので、回転霧化頭12から放出された微粒化塗料は確実に収束されて円形パターンに成形される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではパターンエアを上下に一列ずつ配置したが、本発明によれば、パターンエアを上下夫々、複数列ずつ配置してもよい。
(2)尚、参考例として、上記実施形態において、第2エア流路のうち連通路よりも上流側を除去した形態とすることができる。この場合、エアの供給は、常に、第1エア流路のみに対して行われ、微粒化塗料は常に円形のパターン成形されることになる。
(4)上記実施形態では、連通路の総断面積を第2噴出口の総開口面積よりも小さくしたが、本発明によれば、連通路の総断面積を、第2噴出口の総開口面積と同じか、それよりも大きくしてもよい。
(5)上記実施形態では第1噴出口の総開口面積を第2噴出口の総開口面積よりも大きくしたが、本発明によれば、第1噴出口の総開口面積を、第2噴出口の総開口面積と同じか、それよりも小さい面積としてもよい。
(6)上記実施形態では、第1エア流路と第2エア流路のうちいずれか一方のみにエアを供給するようにしたが、この実施形態において、第1エア流路と第2エア流路の両方に異なる流量でエアを供給してもよい。
(7)上記実施形態では第2噴出口を複数のエア孔によって構成したが、本発明によれば、1つの第2噴出口を単一の開口部(孔部)によって構成してもよい。
12…回転霧化頭
21…第1エア流路
25…旋回流生成空間
27…第1噴出口
30…第2エア流路
31…第2噴出口
33…連通路
Claims (3)
- ガン本体の前端部に回転可能に設けられ、テーパ状の拡散面に供給された液体塗料を遠心力により微粒化して放出させる回転霧化頭と、
前記ガン本体の前端に前記回転霧化頭を同心状に包囲するように設けられ、前記回転霧化頭から放出された微粒化塗料を中心側に収束させるシェーピングエアを噴出する円形の第1噴出口と、
前記ガン本体に設けられ、前記第1噴出口に向けてエアを供給する第1エア流路と、
前記第1エア流路における前記第1噴出口よりも上流側の位置に配置され、前記第1エア流路に供給されるエアを旋回状に整流する旋回流生成空間と、
前記第1噴出口よりも径方向外側において前記回転霧化頭の回転中心を挟むように配置され、前記回転霧化頭から放出された微粒化塗料を扁平にして略楕円形に成形するパターンエアを噴出する一対の第2噴出口と、
前記ガン本体に設けられ、前記第2噴出口に向けてエアを供給する第2エア流路と、
前記第1エア流路における前記旋回流生成空間よりも下流側の位置と、前記第2エア流路とを連通させる連通路とを備えていることを特徴とする塗装ガン。 - 前記連通路の総断面積が前記第1噴出口の総開口面積よりも小さい面積であることを特徴とする請求項1記載の塗装ガン。
- 前記連通路の総断面積が前記第2噴出口の総開口面積よりも小さい面積であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の塗装ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007222025A JP5149566B2 (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 塗装ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007222025A JP5149566B2 (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 塗装ガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009050820A true JP2009050820A (ja) | 2009-03-12 |
JP5149566B2 JP5149566B2 (ja) | 2013-02-20 |
Family
ID=40502388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007222025A Expired - Fee Related JP5149566B2 (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 塗装ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5149566B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016195044A1 (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-08 | 本田技研工業株式会社 | 塗装装置 |
CN115297967A (zh) * | 2020-03-10 | 2022-11-04 | 本田技研工业株式会社 | 旋转雾化式静电涂装机及其空气环部件 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0291656U (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-20 | ||
JPH08224505A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-03 | Mazda Motor Corp | ベル型塗装装置 |
JPH1071345A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Honda Motor Co Ltd | 回転霧化式塗装装置 |
JP2003024834A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-28 | Asahi Sunac Corp | 静電塗装装置 |
-
2007
- 2007-08-29 JP JP2007222025A patent/JP5149566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0291656U (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-20 | ||
JPH08224505A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-03 | Mazda Motor Corp | ベル型塗装装置 |
JPH1071345A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Honda Motor Co Ltd | 回転霧化式塗装装置 |
JP2003024834A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-28 | Asahi Sunac Corp | 静電塗装装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016195044A1 (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-08 | 本田技研工業株式会社 | 塗装装置 |
JPWO2016195044A1 (ja) * | 2015-06-03 | 2017-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 塗装装置 |
CN107614118A (zh) * | 2015-06-03 | 2018-01-19 | 本田技研工业株式会社 | 涂装装置 |
US10343179B2 (en) | 2015-06-03 | 2019-07-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Painting device |
CN115297967A (zh) * | 2020-03-10 | 2022-11-04 | 本田技研工业株式会社 | 旋转雾化式静电涂装机及其空气环部件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5149566B2 (ja) | 2013-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6908215B2 (ja) | 加圧空気アシスト式フルコーンスプレーノズル組立体 | |
CN104540597B (zh) | 全锥形空气辅助喷射喷嘴组件 | |
JP5733996B2 (ja) | 回転霧化式塗装装置 | |
KR101721118B1 (ko) | 코팅 재료를 살포하기 위한 부재 및 프로젝터, 그리고 그러한 살포기를 이용한 살포 방법 | |
JP2015505596A (ja) | ガスタービンの液体燃料ノズルおよびガスタービンの燃焼器に燃料を注入する方法 | |
JP2011502784A5 (ja) | ||
JP6267538B2 (ja) | スプレーガン | |
JP2017176962A (ja) | 塗装ノズル及び塗装装置並びにそれらを用いた塗装方法 | |
CN111097611A (zh) | 一种水气混合雾化喷头及雾化装置 | |
CN111729770A (zh) | 一种雾化喷嘴 | |
JPH0884941A (ja) | 回転霧化静電塗装方法および装置 | |
JP5149566B2 (ja) | 塗装ガン | |
JP2012040498A (ja) | 回転霧化塗装装置 | |
CN211801733U (zh) | 一种水气混合雾化喷头及雾化装置 | |
JP4621085B2 (ja) | 塗装機 | |
JP5336778B2 (ja) | 環状パターン噴霧スプレーガン | |
JP2016007568A (ja) | 噴霧装置 | |
US12109581B2 (en) | Rotory bell atomizer shaping air configuration and air cap apparatus | |
JP5361251B2 (ja) | 回転霧化塗装機 | |
JP2019130485A (ja) | 噴霧装置 | |
JP5342600B2 (ja) | 回転霧化塗装装置 | |
WO2003051524A1 (en) | Spray head for spraying a liquid spray | |
JP3273432B2 (ja) | 回転霧化頭型塗装装置 | |
JP5191239B2 (ja) | 噴霧装置 | |
JP2013017933A (ja) | 塗装用スプレーガン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100429 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |