JP2009049913A - 静電型スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】静電型スピーカの振動体を一様に抑える。
【解決手段】静電型スピーカ1においては、振動体10は、電極20U,20Lに植毛された繊維層25Cで支持されており、繊維層25Cの繊維25Dは、撓った状態で振動体10の表裏を支持している。電極20Uと電極20Lとの間に音響信号に応じた電位差が生じると、振動体10には静電力が働き、振動体10は音響信号に応じて変位する。繊維25Dは、元の形状(直線状)に戻ろうとする弾性力を有しており、繊維層25Cは規則的に支持層25に配置されているため、複数の繊維層25Cが変位した振動体10を押し戻そうとする力は各繊維層25Cで均等な力となる。繊維層25Cが振動体10に与える力が均等であると、変位した振動体10においては、変位のばらつきが生じないため、音響信号を入力した時に音響信号が正しく再生されることとなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、静電型スピーカの構造に関する。
特許文献1には、静電型スピーカと呼ばれるスピーカが開示されている。この静電型スピーカは、間隔を開けて向かい合う2枚の平行平面電極と、この2枚の電極の間に挿入され、その両端等を筐体等に支持された導電性を有するシート状の振動体とから構成されており、振動体に所定のバイアス電圧を印加しておき、電極に印加する電圧を変化させると、振動体に作用する静電力が変化し、これにより振動体が変位する。この印加電圧を入力される音響信号に応じて変化させれば、それに応じて振動体は変位を繰り返し(すなわち振動し)、音響信号に応じた音響波が振動体から発生する。そして、発生した音響波は、平面電極に空けられた孔を通り抜けて外部へ放音される。
このような静電型スピーカの振動体に作用する静電力の大きさは、振動体と平面電極との間の距離に反比例するため、振動体を感度を良く振動させるためには、振動体と平面電極との間隔を狭くすればよい。しかしながら、振動体と平面電極との間の距離を狭くすると、振動体と平面電極とが接触する虞がある。振動体と平面電極との接触を避ける構成を備えた静電型スピーカとしては、非特許文献1に開示された静電型スピーカがある。非特許文献1に開示されている静電型スピーカは、振動体をエッジレス構造とし、振動体を
ポリエステルを不織布状にしたエステルウールで挟んで平面電極の間に支持している。この構成によれば、振動体は平面電極の間において一定の位置に支持され、平面電極と接触することがない。
特開平11−178098号公報 岡崎正倫、外4名、「全帯域でピストン振動する振動板を持つコンデンサスピーカとその応用」、日本音響学会2004年度秋季研究発表会講演論文集、日本音響学会、平成16年9月、p.563−564
さて、非特許文献1に開示された静電型スピーカにおいては、エステルウールは内部に空気を有し、弾性を有している。このため、静電力を受けて振動体が変位するとエステルウールは圧縮されて変形する。変形したエステルウールは元の形状に戻ろうとするが、シート状にされたエステルウールにおいては、そのシート状の位置によって繊維の体積密度が必ずしも均一ではないため、元に戻ろうとする力、即ち、振動体に与える力にばらつきが生じることとなる。エステルウールから振動体に与える力にばらつきがあると、振動体の変位にばらつきが生じてしまい、音響信号を入力した時に音響信号が正しく再生されないこととなる。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、振動体を一様に抑える技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、導電性を有する第1電極と、導電性を有し前記第1電極に対向して離間配置された第2電極と、導電性を有し、前記第1電極と前記第2電極との間において前記第1電極および前記第2電極と離間して配置された振動体と、弾性を有する複数の繊維を有し、前記複数の繊維は、前記第1電極と前記振動体との間および前記第2電極と前記振動体との間に配置され、一方の端部側が前記振動体側に位置し、前記端部と反対側の端部側が前記振動体と対向する電極側に位置している静電型スピーカを提供する。
本発明においては、前記振動体と対向する電極側に位置している前記繊維の端部は当該電極に固定されていてもよい。
また、本発明においては、前記繊維の前記振動体側の端部が前記振動体に固定されていてもよい。
また、本発明においては、前記振動体が前記第1電極と前記第2電極の中間に位置している状態において、前記繊維と前記電極とのなす角度が90度未満であってもよい。
また、本発明においては、前記繊維が複数固定されて形成された繊維領域を前記第1電極と前記振動体との間および前記第2電極と前記振動体との間に複数有し、前記繊維領域が規則的に配置されていてもよい。
また、本発明においては、前記振動体は、張力が掛からずに支持されていてもよい。
本発明によれば、振動体を一様に抑えることができる。
[実施例]
図1は、本発明の一実施形態に係る静電型スピーカ1の外観を模式的に示した図、図2は、静電型スピーカ1の断面図、図3は、静電型スピーカ1の分解斜視図である。
図に示したように、この静電型スピーカ1は、振動体10、電極20Uと電極20L、スペーサ30Uとスペーサ30Lとを有している。なお、本実施形態においては、電極20U,20Lの構成は同じであり、スペーサ30U,30Lの構成は同じであるため、両者を区別する必要が特に無い場合は「L」および「U」の記載を省略する。また、図中の振動体、電極等の各構成要素の寸法は、構成要素の形状を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは図面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは図面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
(静電型スピーカ1の各部の構成)
まず、静電型スピーカ1を構成する各部について説明する。振動体10は、例えば、PET(polyethylene terephthalate、ポリエチレンテレフタレート)、PP(polypropylene、ポリプロピレン)などのフィルムに、金属膜を蒸着あるいは導電性塗料を塗布したものであり、その厚さは、数μm〜数十μm程度の厚さとなっている。
スペーサ30は、絶縁体で形成されており、その形状は図3に示したように角部を有する環状となっている。なお、本実施形態においては、スペーサ30のX方向およびY方向の長さと、電極20のX方向およびY方向の長さは同じとなっている。また、スペーサ30Uとスペーサ30LのZ方向の高さは、いずれも同じとなっている。
電極20は、矩形で板状に形成されており導電性を有している。また、電極20においては、音響透過性を確保するために、電極20の表面から裏面に貫通する貫通孔21が所定間隔で複数設けられている。なお、本実施形態においては、電極20のX方向およびY方向の長さと、振動体10のX方向およびY方向の長さは同じとなっている。
また、電極20は、一方の面に振動体10を支持する支持層25を有している。図4は、電極20Lの支持層25の断面を拡大して示した図である。図に示したように、支持層25は、基材層25A、接着層25B、繊維層25Cを有している。なお、図中の各構成要素の寸法は、構成要素の形状を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。
基材層25Aは、例えば、PET(polyethylene terephthalate、ポリエチレンテレフタレート)、PP(polypropylene、ポリプロピレン)などを薄いフィルム状に形成したものである。
接着層25Bは、接着剤で形成された層である。支持層25においては、接着層25Bは基材層25Aの表面に一様に設けられるのではなく、所定面積の接着層25BがX方向およびY方向に規則的に複数設けられている。
繊維層25Cは、高分子化合物(例えば、ポリエステル)で形成された直線状の繊維25Dを有する層である。この繊維25Dは、長さが0.3〜0.5mm、太さが0.3〜0.5デニールであり、接着層25Bに植毛されている。
支持層25を形成する際には、まず、基材層25Aの上に接着剤を塗布して規則的に配置された複数の接着層25Bを形成する。基材層25Aに接着剤を塗布した後、接着剤が塗布された基材層25Aに対して直線状の繊維25Dを静電植毛する。これにより、繊維25Dは、接着剤が塗布されていない部分には突き刺さらないが、接着剤がある接着層25Bには突き刺さることとなる。この後、接着剤を乾燥させ、接着層25B以外の部分に付着している繊維25Dを除去すると、繊維25Dが植毛された繊維層25Cが得られる。繊維25Dが植毛された支持層25は、外周長およびその形状がスペーサ30の内周と同じであり、基材層25Aが電極20に接するようにして電極20に接着され、貫通孔21の位置に孔が空けられる。
(静電型スピーカ1の構造)
次に静電型スピーカ1の構造について説明する。静電型スピーカ1においては、振動体10の周縁部がスペーサ30Uとスペーサ30Lとの間に張力が掛からない、所謂テンションレスの状態で挟まれている。
また、静電型スピーカ1においては、電極20Uは一方の面にある支持層25を振動体10に向くようにしてスペーサ30Uに固定され、電極20Lは一方の面にある支持層25を振動体10に向くようにしてスペーサ30Lに固定されている。ここで、振動体10において電極20Uに対向している面から電極20Uの支持層25の基材層25A表面までの距離は、繊維層25Cの繊維25Dの長さより短くなっている。また、振動体10において電極20Lに対向している面から電極20Lの支持層25の基材層25A表面までの距離も、繊維層25Cの繊維25Dの長さより短くなっている。このため、繊維層25Cの繊維は図5に示したように、撓った状態で振動体10の表裏を電極20Uと電極20Lとの間で支持する。
(静電型スピーカ1の電気的構成)
次に、静電型スピーカ1の電気的構成について説明する。図2に示したように、静電型スピーカ1は変圧器50、外部から音響信号が入力される入力部60、振動体10に対して直流バイアスを与えるバイアス電源70とを備えている。そしてバイアス電源70は、振動体10と、変圧器50の出力側の中点と接続されており、2つの電極20はそれぞれ変圧器50の出力側の一端および他端に接続されている。この構成においては、入力部60に音響信号が入力されると入力された音響信号に応じた電圧が電極20および振動体10にそれぞれ印加される。
(静電型スピーカ1の動作)
印加電圧によって電極20Uと電極20Lとの間に電位差が生じると、振動体10にはどちらかの電極20の側へ引き寄せられるような静電力が働く。すなわち、振動体10は音響信号に応じて同図のZ方向に変位し(撓み)、その変位方向が逐次変わることによって振動となり、その振動状態(振動数、振幅、位相)に応じた音が振動体10から発生する。発生した音は、少なくとも一方の電極20を通り抜けて静電型スピーカ1の外部に放射される。
なお、繊維層25Cの繊維25Dは、振動体10が変位していない状態においては撓った状態で振動体10に接しているが、振動体10がZ方向に変位した際には、図6に示したように電極20Uの繊維25Dの撓りが大きくなり、電極20Lの繊維25Dの撓りが小さくなる。繊維25Dは、元の形状(直線状)に戻ろうとする弾性力を有しており、繊維層25Cは規則的に支持層25に配置されているため、複数の繊維層25Cが振動体10を押し戻そうとする力は各繊維層25Cで均等な力となる。繊維層25Cが振動体10に与える力が均等であると、振動体10が静電力で変位した時においては、エステルウールで振動体10を支持したときのように振動体10において変位のばらつきが生じないため、音響信号を入力した時に音響信号が正しく再生されることとなる。なお、本発明においては、繊維層25Cは、振動体10がZ方向に変位した時に振動体10から離れないように撓み量を確保しておくのが好ましい。振動体10が変位した時に繊維層25Cが離れるようであると、振動体10が振動した時に接触状態と非接触状態とを繰り返し、放射される音の音響特性が悪くなるが、振動体10から繊維層25Cが離れないようにしておくと、振動体10が振動した時に接触状態と非接触状態とを繰り返すことがなく、放射される音の音響特性を良くすることができる。
また、繊維25Dは、弾性力を有しているため、音響信号が供給されなくなって振動体10に静電力が働かなくなると、繊維25Dの弾性力により直線状の形状に戻ろうとする。ここで、繊維層25Cを形成する各繊維の形状は同じであるため各繊維の弾性力も同じとなり、規則的に配置された複数の繊維層25Cが振動体10を押圧する力も各繊維層25Cで同じとなる。すると、規則的に配置された繊維層25Cの部分は均等に振動体10を支持し、振動体10の変位にばらつきがなくなる。これにより、静電型スピーカ1に音響信号が供給されていない状態においても、振動体10にシワやたるみが生じることがない。
また、繊維層25Cの繊維25Dを撓らせるのに要する力と繊維25Dの撓り量との間には比例関係がある。このため、撓りが大きい状態で振動体10を支持すると、繊維が振動体10を抑える力が大きくなって振動体10が変位しにくくなり、振動体10の感度が低くなる。一方、撓りが小さい状態で振動体10を支持すると、繊維が振動体10を抑える力が小さくなって振動体10が変位しやすくなり、振動体10の感度が良くなる。即ち、振動体10と電極20との間の距離を調整して繊維の撓み量を調整することで、振動体10の感度を制御することもできる。
また、電極20Uにおける繊維25Dの長さと、電極20Lにおける繊維25Dの長さは同じであるため、電極20Uと電極20Lで振動体10を挟むと、振動体10を正確に電極20Uと電極20Lとの間の中間の位置で支持することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
繊維層25Cの繊維25Dの形状は、直線状ではなく円弧のように曲線状であってもよい。また、繊維25Dの形状は、図7(a)に示したように楕円形でもよく、また、図7(b)に示したように多角形でもよい。また、繊維25Dの形状は、楕円形ではなく円形であってもよい。また、繊維層25Cを形成する繊維の素材はポリエステルでなく、ポリアミド系の合成繊維、レーヨン、綿など他の素材であってもよい。また、繊維層25Cを形成する繊維の寸法(太さ、長さ)は、上記実施形態の寸法に限定されるものではなく、繊維の素材、電極20間の距離、電極20から振動体10までの距離などによって適宜寸法を変更してもよい。
本発明においては、規則的に複数設けられる各繊維層25Cの広さや数、一つの繊維層25Cのおける繊維25Dの植毛本数、繊維25Dの太さ、繊維25Dの材質などを適宜変更し、繊維層25Cが振動体10を押す力を調整してもよい。また、上述した実施形態においては繊維層25Cは規則的に並んでいるが、ランダムに並ぶようにしてもよい。
また、本発明においては、繊維層25Cは、図8(a)に示したように格子状にしてもよく、また、図8(b)に示したように繊維層25Cを線状にし、各繊維層25Cが平行になるようにしてもよい。なお、支持層25において繊維層25Cが設けられていない領域が広いと、振動体10に静電力が働いて振動体10が変位したときに振動体10が電極20に接触することとなる。このため、支持層25において繊維層25Cが設けられていない領域を狭くし、振動体10が変位しても振動体10が電極20に接触しないように狭くするようにするのが好ましい。
また、本発明においては、基材層25Aの全面に接着剤を塗布して接着層25Bを形成し、この接着層25Bの全面に繊維25Dを植毛するようにしてもよい。そして、繊維25Dが接着層25Cの全面に植毛された支持層25を電極20に接着し、貫通孔21の位置に孔を空けるようにしてもよい。この構成によれば、電極20は、貫通孔21以外の部分に繊維層25Cを有し、振動体10を支える力が電極20の面内で均一となる。
上述した実施形態においては、繊維25Dは、接着層25Bに垂直に植毛されているが、図9に示したように、繊維25Dと接着層25Bとのなす角度θが90度未満となるように繊維25Dを植毛してもよい。
また、上述した実施形態においては、音響信号が供給されていない状態においては、繊維25Dは撓った状態で振動体10を支持しているが、本発明においては、繊維25Dを撓らせずに繊維25Dで振動体10を支持してもよい。
また、本発明においては、図10に示したように、音響信号が供給されていない状態においては、振動体10が繊維層25Cに接しないようにスペーサ30で支持し、音響信号が供給されて振動体10が変位した時に振動体10が繊維層25Cに接触して繊維層25Cを撓らせるようにしてもよい。
また、本発明においては、繊維25Dが植毛されて形成された繊維層25Cを電極20に配置するのではなく、振動体10に接着剤を塗布し、振動体10に繊維25Dを植毛して振動体10に繊維層25Cを配置してもよい。この構成においても、振動体10は、電極20U,20Lの間において、植毛された繊維層25Cで挟まれて支持されることとなり、上述した実施形態と同様に振動体10において変位のばらつきが生じなくなる。
また、繊維層25Cが振動体10に植毛されている構成においては、音響信号が供給されていない状態においては、電極20に繊維層25Cに接しないようにスペーサ30で支持し、音響信号が供給されて振動体10が変位した時に電極20が繊維層25Cに接触して繊維層25Cを撓らせるようにしてもよい。
本発明においては、振動体10と電極20との間を所定距離に保つことができるのであれば、スペーサ30は角部を有する環状ではなく、他の形状であってもよい。例えば、柱状のスペーサで振動体10の4隅を挟み、このスペーサに電極20を固定するようにしてもよい。また、断面が矩形の棒状のスペーサで振動体10の対向する2辺のみを挟むようにしてもよい。
上述した実施形態においては、支持層25は基材層25Aを有しているが、本発明においては、支持層25は基材層25Aを備えていなくてもよい。
本発明においては、繊維を静電植毛する際には各繊維の方向は全て同じ方向でなくてもよい。また、本発明においては、植毛に使用される繊維は、縮毛であってもよい。要は、撓った状態で振動体10を支持して振動体10に力を加えられるのであれば、繊維は直毛でなくともよい。また、本発明においては、繊維の長さは所定の範囲でばらつきがあってもよい。
本発明の一実施形態に係る静電型スピーカの模式図である。 静電型スピーカ1の断面図である。 静電型スピーカ1の分解斜視図である。 繊維層25C部分の断面を拡大した図である。 繊維層25C部分の断面を拡大した図である。 繊維層25C部分の断面を拡大した図である。 本発明の変形例に係る繊維層25Cの断面を拡大した図である。 本発明の変形例に係る電極20を示した図である。 本発明の変形例に係る繊維層25Cの断面を拡大した図である。 本発明の変形例に係る静電型スピーカの断面図である。
符号の説明
1・・・静電型スピーカ、20U,20L・・・電極、25・・・支持層、25A・・・基材層、25B・・・接着層、25C・・・繊維層、25D・・・繊維、30U,30L・・・スペーサ、50・・・変圧器、60・・・入力部、70・・・バイアス電源

Claims (6)

  1. 導電性を有する第1電極と、
    導電性を有し前記第1電極に対向して離間配置された第2電極と、
    導電性を有し、前記第1電極と前記第2電極との間において前記第1電極および前記第2電極と離間して配置された振動体と、
    弾性を有する複数の繊維を有し、
    前記複数の繊維は、前記第1電極と前記振動体との間および前記第2電極と前記振動体との間に配置され、一方の端部側が前記振動体側に位置し、前記端部と反対側の端部側が前記振動体と対向する電極側に位置している静電型スピーカ。
  2. 前記振動体と対向する電極側に位置している前記繊維の端部は当該電極に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の静電型スピーカ。
  3. 前記繊維の前記振動体側の端部が前記振動体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の静電型スピーカ。
  4. 前記振動体が前記第1電極と前記第2電極の中間に位置している状態において、前記繊維と前記電極とのなす角度が90度未満であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の静電型スピーカ。
  5. 前記繊維が複数固定されて形成された繊維領域を前記第1電極と前記振動体との間および前記第2電極と前記振動体との間に複数有し、前記繊維領域が規則的に配置されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の静電型スピーカ。
  6. 前記振動体は、張力が掛からずに支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の静電型スピーカ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010273240A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Audio Technica Corp コンデンサヘッドホンユニット
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