JP2009048995A - 光学フィルム、照明装置および表示装置 - Google Patents

光学フィルム、照明装置および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】点状光源を用いた場合に輝度むらを低減することの可能な表示装置を提供する。
【解決手段】複数の点状光源12を有し、点状光源12の液晶表示パネル20側に、光源像分割シート13、拡散シート14、輝度向上フィルム15および反射偏光シート16などの方形状の複数の光学シートが点状光源12側から順に配置され、点状光源12の背後に、反射シート11が配置されている。各点状光源12は、光源像分割シート13の辺13x(または稜線R1)と所定の角度θで交差する方向Lに配列されると共に、光源像分割シート13の辺13y(または稜線R)と所定の角度θで交差する方向Lに配列されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、表面に立体形状を有する光学フィルムならびにそれを備えた照明装置および表示装置に関する。
近年、液晶表示装置は、低消費電力、省スペース等の利点や、低価格化等により、従来から表示装置の主流であったブラウン管(CRT;Cathode Ray Tube)に置き換わりつつある。
その液晶表示装置においても、例えば画像を表示する際の照明方法で分類するといくつかのタイプが存在し、代表的なものとして、液晶パネルの背後に配置した光源を利用して画像表示を行う透過型の液晶表示装置が挙げられる。
このような表示装置では、色の再現域を広くすることが望まれている。その手法の一つとして、冷陰極管(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)の代わりに、青・緑・赤の三原色の発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)を光源に用いることが提案されている。また、三原色のみならず、色域を広げるために四原色や六原色のLEDを用いることも提案されている。
光源としてCCFLやLEDを用いる場合には、面内の輝度分布および色分布を均一化する必要がある。照明装置が比較的小さい場合には、サイドライト型の導光板を用いることもできるが、照明装置が比較的大きく、大きな光量が必要となる場合には、光源を直接並べる直下型が主流である。直下型における輝度むらや色むらを抑制する手法の一つとして、フィラーが内添された拡散板を光源上に配置することが提案されている(特許文献1)。他の手法として、例えば、断面形状が一の方向において一様となっている板を用いることが提案されている(特許文献2)。
特開昭54−155244号公報 特開2005−326819号公報
ところで、三原色のLEDを照明装置の光源として用いた場合には、CCFLを照明装置の光源として用いた場合と比べて、面内の輝度むらおよび色むらを抑制することが難しい。これは、LEDが点状光源であるということと、CCFLが白色なのに対し、三原色のLEDの場合には三色を混合することで白色としなければならないことに起因している。例えば、特許文献1の場合には、特に光源にLEDを用いると、光源から拡散板までの距離を比較的長くする必要があり、照明装置が厚くなってしまうという問題があった。一方、特許文献2の場合には、線光源であるCCFLにおいては有効であるものの、点状光源であるLEDでは、輝度むらおよび色むらが生じてしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、点状光源を用いた場合に照明装置を薄くしたときであっても輝度むらおよび色むらを低減することの可能な光学フィルムならびにそれを備えた照明装置および表示装置を提供することにある。
本発明の照明装置は、同一面内に配置された複数の点状光源と、各点状光源との対向領域に配置された光学シートとを備えたものである。各点状光源は、第1の方向に配列されると共に第1の方向と交差する第2の方向に配列されている。光学シートは、第1および第2の方向と交差する第3の方向に延在する第1の稜線と、第1、第2および第3の方向と交差する方向に延在する第2の稜線とを含む立体形状を有している。
本発明の表示装置は、画像信号に基づいて駆動されるパネルと、パネルとの対向領域に配置された複数の点状光源と、パネルと前記各点状光源との間に配置された光学シートとを備えたものである。各点状光源は、第1の方向に配列されると共に第1の方向と交差する第2の方向に配列されている。光学シートは、第1および第2の方向と交差する第3の方向に延在する第1の稜線と、第1、第2および第3の方向と交差する方向に延在する第2の稜線とを含む立体形状を有している。
本発明の照明装置および表示装置では、互いに交差する第1および第2の稜線を有する立体形状が光学シートに設けられている。これにより、各点状光源から光学フィルムに向かって光を照射すると、一の点状光源がつくる光源像が光学フィルムによって複数に分割され、分割された後の光源像同士の間隔が点状光源同士の間隔よりも狭くなる。ここで、各点状光源は光学シートに設けられた立体形状の稜線方向(第1または第2の稜線)とは異なる方向(第1または第2の配列方向)に配列されている。これにより、各点状光源が光学シートに設けられた立体形状の稜線方向と等しい方向に配列されている場合と比べて、分割された後の光源像同士の重なり合いを低減またはなくすることができる。
本発明の光学フィルムは、一の方向に延在する第1の辺と、一の方向と交差する方向に延在する第2の辺とを有する方形状となっている。この光学フィルムには、第1および第2の辺のそれぞれの延在方向と交差する方向に延在する第1の稜線と、第1および第2の辺ならびに第1の稜線のそれぞれの延在方向と交差する方向に延在する第2の稜線とを含む立体形状が設けられている。
本発明の光学フィルムでは、互いに交差する第1および第2の稜線を有する立体形状が形成されている。これにより、光学フィルムとの対向領域に複数の点状光源を設け、各点状光源から光学フィルムに向けて光を照射した場合には、一の点状光源がつくる光源像が光学フィルムによって複数に分割され、分割された後の光源像同士の間隔が点状光源同士の間隔よりも狭くなる。また、第1の稜線は第1および第2の辺のそれぞれの延在方向と交差し、第2の稜線は第1および第2の辺ならびに第1の稜線のそれぞれの延在方向と交差している。これにより、上記各点状光源が、第1および第2の稜線と交差する方向に2次元配置されている場合(典型的には、第1および第2の辺とほぼ平行な方向に2次元配置されている場合)には、各点状光源が光学シートに設けられた立体形状の稜線方向と等しい方向に配列されている場合と比べて、分割された後の光源像同士の重なり合いを低減またはなくすることができる。
本発明の照明装置および表示装置によれば、各点状光源を光学シートに設けられた立体形状の稜線方向(第1または第2の稜線)とは異なる方向(第1または第2の配列方向)に配列するようにしたので、各点状光源が光学シートに設けられた立体形状の稜線方向と等しい方向に配列されている場合と比べて、分割された後の光源像同士の重なり合いを低減またはなくすることができる。これにより、点状光源を用いた場合に照明装置を薄くしたときであっても輝度むらおよび色むらを低減することができる。
本発明の光学フィルムによれば、第1の稜線を第1および第2の辺のそれぞれの延在方向と交差させると共に、第2の稜線を第1および第2の辺ならびに第1の稜線のそれぞれの延在方向と交差させるようにしたので、各点状光源が、光学フィルムとの対向領域において、第1および第2の稜線と交差する方向に2次元配置されている場合には、分割された後の光源像同士の重なり合いを低減またはなくすることができる。これにより、点状光源を用いた場合に照明装置を薄くしたときであっても輝度むらおよび色むらを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置1の概略構成を表すものである。図2は、図1の表示装置1内の要部を抜き出して斜視的に表すものである。なお、図1、図2は、模式的に表したものであり、実際の寸法、形状と同一とは限らない。
この表示装置1は、照明装置10と、この照明装置10の正面に配置された液晶表示パネル20と、この液晶表示パネル20を駆動して映像を表示させるための駆動回路(図示せず)とを備えている。この表示装置1において、液晶表示パネル20の表面が観察者(図示せず)側に向けられている。なお、本実施の形態では、便宜的に、液晶表示パネル20はその表面が水平面と直交するように配置されているものとする。
(液晶表示パネル20)
液晶表示パネル20は、図示しないが、観察側の透明基板と照明装置10側の透明基板との間に液晶層を有する積層構造となっている。具体的には、観察側から順に、偏光板、透明基板、カラーフィルタ、透明電極、配向膜、液晶層、配向膜、透明画素電極、透明基板および偏光板が配置されている。
偏光板は、光学シャッタの一種であり、ある一定の振動方向の光(偏光)のみを通過させる。これら偏光板はそれぞれ、偏光軸が互いに90度異なるように配置されており、これにより光源4からの射出光が、液晶層を介して透過し、あるいは遮断されるようになっている。透明基板は、可視光に対して透明な基板、例えば板ガラスからなる。なお、光源4側の透明基板には、透明画素電極に電気的に接続された駆動素子としてのTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)および配線などを含むアクティブ型の駆動回路が形成されている。カラーフィルタは、光源4からの射出光を例えば、赤(R)、緑(G)および青(B)の三原色にそれぞれ色分離するためのカラーフィルタを配列して構成されている。透明電極は、例えばITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)からなり、共通の対向電極として機能する。配向膜は、例えばポリイミドなどの高分子材料からなり、液晶に対して配向処理を行う。液晶層は、例えば、VA(Vertical Alignment)モード、TN(Twisted Nematic)モードまたはSTN(Super Twisted Nematic)モードの液晶からなり、駆動回路からの印加電圧により、光源4からの射出光を画素ごとに透過または遮断する機能を有する。透明画素電極は、例えばITOからなり、画素ごとの電極として機能する。
(照明装置10)
照明装置10は、複数の点状光源12を有している。この照明装置10では、例えば、点状光源12の液晶表示パネル20側に、光源像分割シート13、拡散シート14、輝度向上フィルム15および反射偏光シート16などの方形状の複数の光学シートが点状光源12側から順に配置されており、他方、点状光源12の背後に、反射シート11が配置されている。また、この照明装置10では、上記各光学シートおよび液晶表示パネル20を支持する筐体18が設けられている。なお、以下では、反射シート11、拡散シート14、輝度向上フィルム15、および反射偏光シート16を説明した後で、点状光源12および光源像分割シート13について説明する。
(反射シート11)
反射シート11は、例えば、発泡PET(ポリエチレンテレフタレート)や銀蒸着フィルム、多層膜反射フィルムなどであり、光源像分割シート13、拡散シート14、輝度向上フィルム15および反射偏光シート16などで一部反射された光を、液晶表示パネル20の方向へ反射するようになっている。これにより、点状光源12からの射出光を効率的に利用することができる。
(拡散シート14)
拡散シート14は、例えば、比較的薄手のフィルム状の透明樹脂上に光拡散材を含む透明樹脂を塗布して形成された薄い光学シートである。ここで、フィルム状の透明樹脂には、例えばPET、アクリルおよびポリカーボネートなどの光透過性熱可塑性樹脂が用いられる。光拡散材としては、例えば、大きさ数μm程度の球形をしたアクリルやシリコーン等が用いられる。これにより、この拡散シート14は、光源像分割シート13がつくる光源像を拡散する機能と、正面方向の輝度を向上させる機能を有している。
(輝度向上フィルム15)
輝度向上フィルム15は、例えば、図2に示したように、その上面に底面と平行な平面に沿って延在する複数の柱状のプリズム15Aが連続的に並んで配置された薄い光学シートである。この輝度向上フィルム15は、透光性を有する樹脂材料により構成されている。これにより、輝度向上フィルム15は、底面側から入射した光のうち各プリズム15Aの配列方向の成分を底面の法線方向に向けて屈折透過させ、指向性を増加させ、正面輝度を向上させるようになっている。なお、例えば、図3に示したように、2つの輝度向上フィルム15を、各プリズム15Aの延在方向が互いに交差(直交)するように配置してもよい。また、図2、図3では、プリズム15Aが、頂点部分が尖った三角柱形状となっているが、例えば、頂点部分が丸まっていてもよいし、蛇行していてもよい。また、図2、図3には、プリズム15Aが、点状光源12の配列方向L,L(図4参照)と交差する方向に延在している場合が例示されているが、例えば、図示しないが、点状光源12の配列方向L,Lと平行な方向に延在していてもよい。
(反射偏光シート16)
反射偏光シート16は、例えば屈折率の互いに異なる層を交互に積層した多層構造を有しており、輝度向上フィルム15によって指向性の高められた光を偏光分離し、液晶表示パネル20の入射側偏光子の透過軸方向の偏光だけを透過させ、液晶表示パネル20の入射側偏光子の吸収軸方向の偏光を選択的に反射するようになっている。反射された光は照明装置10内の反射シート11で再び反射され、その際に偏光解消されるので、反射偏光シート16で反射された光を再利用することができる。
(点状光源12)
各点状光源12は、例えば、1もしくは複数の単色(同一色)のLED、または、RGBの三原色の光を別個に発する複数のLEDで構成されている。
各点状光源12は、例えば、図4に示したように、光源像分割シート13の一の方向(図4のX軸方向)に延在する辺13xと所定の角度で交差する方向L(第1の方向)に配列されると共に、光源像分割シート13の一の方向(図4のX軸方向)と交差(直交)する方向L(図2のY軸方向)に延在する辺13yと所定の角度で交差する方向(第2の方向)に配列されている。
ここで、点状光源12における配列方向とは、一の点状光源12の周囲に配置された複数の他の点状光源12のうち一の点状光源12に最も近い他の点状光源12(最も近い他の点状光源12が複数存在する場合にはそのうちの1つ)と、一の点状光源12とを最短距離で結んだときの線分の方向(便宜的に方向Aとする。)と、一の点状光源12から見て方向Aと交差する方向にある複数の他の点状光源12のうち一の点状光源12に最も近い他の点状光源12と、一の点状光源12とを最短距離で結んだときの線分の方向との2方向を指す。
なお、各点状光源12が赤(R)、緑(G)または青(B)の光を発する単一のLEDで構成されている場合や、RGBの三原色の光を別個に発する複数のLEDで構成されている場合には、色ごとに上記のルールに従って配列方向が規定される。
また、方向Lにおける各点状光源12のピッチPは、方向Lにおける各点状光源12のピッチPと等しいことが好ましいが、ピッチPと異なっていてもよい。
ここで、各点状光源12のピッチとは、配列方向における点状光源12同士の間隔(距離)を指す。なお、各点状光源12が赤(R)、緑(G)または青(B)の光を発する単一のLEDで構成されている場合や、RGBの三原色の光を別個に発する複数のLEDで構成されている場合には、色ごとに上記のルールに従ってピッチが規定される。
(光源像分割シート13)
光源像分割シート13は、例えば、図4に示したように、その上面(光射出側の面)に、稜線R(第1の稜線)を間にして設けられた一対の斜面Sを有する凸部13Aと、稜線R(第2の稜線)を間にして設けられた一対の斜面Sを有する凸部13Bとを互いに重ね合わせた立体形状を有している。
ここで、稜線Rは、光源像分割シート13の底面(光入射側の面)とほぼ平行な方向であって、かつ点状光源12の一の配列方向Lと所定の角度θ(図5参照)で交差する方向に延在している。また、稜線Rは、光源像分割シート13の底面とほぼ平行な方向であって、かつ点状光源12の他の配列方向Lと所定の角度θ(図5参照)で交差する方向に延在している。つまり、光源像分割シート13の稜線R,Rは、点状光源12の配列方向L,Lとは異なる方向に延在している。なお、図4には、稜線R,Rがそれぞれ、光源像分割シート13の辺13x,13yの延在方向と交差する方向に延在している場合が例示されているが、例えば、図示しないが、光源像分割シート13の辺13x,13yの延在方向と平行な方向に延在していてもよい。また、稜線Rの方向にx軸、稜線Rの方向にy軸をとり、凸部13Aの表面形状を表す関数をf(y)、凸部13Bの表面形状を表す関数をf(x)とすると、光源像分割シート13は、Max[f(x),f(y)]を満たす表面形状を有している。
ここで、Max[f(x),f(y)]とは、f(x)≧f(y)の場合にはf(x)を取り、f(x)<f(y)の場合にはf(y)を取る関数である。
一対の斜面Sは、例えば、図6(A)に示したように、稜線Rと直交する方向(Y軸方向)で切断した断面形状が稜線Rの両側で対称な七角形となる立体の表面形状となっており、傾斜角(底面とのなす角)がφy1,φy2,φy3(φy1>φy2>φy3)の3種類の傾斜面S11,S12,S13を凸部13A同士の谷部13C側から稜線R側に向かって順に配置した表面形状となっている。また、各傾斜面S11,S12,S13を光源像分割シート13の底面に投影したときのY軸方向の幅をΔy1,Δy2,Δy3とすると、これらの最適な長さの比は点状光源12の配光分布により決定される。例えば、点状光源12の配光分布が一般的なLEDの配光分布であるランバート光である場合には、Δy1>Δy2>Δy3となることが好ましい。
また、一対の斜面Sは、例えば、図7(A)に示したように、稜線Rと直交する方向(Y軸方向)で切断した断面形状が稜線Rの両側で対称な五角形となる立体の表面形状となっていてもよい。このとき、一対の斜面Sは、傾斜角(底面とのなす角)がφy4,φy5(φy4>φy5)の2種類の傾斜面S14,S15を凸部13A同士の谷部13C側から稜線R側に向かって順に配置した表面形状となっている。また、各傾斜面S14,S15を光源像分割シート13の底面に投影したときのY軸方向の幅をΔy4,Δy5とすると、これらの最適な長さの比は点状光源12の配光分布により決定される。例えば、点状光源12の配光分布が一般的なLEDの配光分布であるランバート光である場合には、Δy4>Δy5となることが好ましい。
ただし、立体形状の断面形状が七角形や五角形であることは、あくまでも一例であり、七角形および五角形以外の多角形、ないし直線と曲線が結合されたものでもかまわない。
また、一対の斜面Sは、例えば、図6(B)に示したように、稜線Rと直交する方向(X軸方向)で切断した断面形状が稜線Rの両側で対称な七角形となる立体の表面形状となっており、傾斜角(底面とのなす角)がφx1,φx2,φx3(φx1>φx2>φx3)の3種類の傾斜面S21,S22,S23を凸部13B同士の谷部13C側から稜線R側に向かって順に配置した表面形状となっている。また、各傾斜面S21,S22,S23を光源像分割シート13の底面に投影したときのX軸方向の幅をΔx1,Δx2,Δx3とすると、これらの最適な長さの比は点状光源12の配光分布により決定される。例えば、点状光源12の配光分布が一般的なLEDの配光分布であるランバート光である場合には、Δx1>Δx2>Δx3となることが好ましい。
また、一対の斜面Sは、例えば、図7(B)に示したように、稜線Rと直交する方向(X軸方向)で切断した断面形状が稜線Rの両側で対称な五角形となる立体の表面形状となっていてもよい。このとき、一対の斜面Sは、傾斜角(底面とのなす角)がφx4,φx5(φx4>φx5)の2種類の傾斜面S24,S25を凸部13B同士の谷部13C側から稜線R側に向かって順に配置した表面形状となっている。また、各傾斜面S24,S25を光源像分割シート13の底面に投影したときのX軸方向の幅をΔx4,Δx5とすると、これらの最適な長さの比は点状光源12の配光分布により決定される。例えば、点状光源12の配光分布が一般的なLEDの配光分布であるランバート光である場合には、Δx4>Δx5となることが好ましい。
ここで、斜面S,S内に含まれる傾斜面S11等の種類の数および種類ごとの傾斜角φx1等は、後述の光源像I〜I(図10参照)の腕の長さD,Dをどれくらいの大きさに設定するかに依って調整されるものである。このことは、図8に示したように、光源像分割シート13の表面から射出される光Eの射出角θc(底面の法線とのなす角)の大きさが大きくなるにつれて点状光源12からより遠い箇所に光源像が形成されることからわかる。もっとも、光の射出角θcは、傾斜面S11等の種類の数および種類ごとの傾斜角φx1等だけでなく、点状光源12と光源像分割シート13との距離Hや、光Eの射出点から底面に垂直に下ろした線と点状光源12との距離W、光源像分割シート13の屈折率、光源像分割シート13と点状光源12との間の媒質の屈折率、光Eの射出点に接する媒質の屈折率などにも依存しているので、これらを個々に設定することにより、腕の長さD,Dが設定される。
これにより、光源像分割シート13は、例えば各点状光源12から射出された光のうち底面または斜面S,Sに臨界角未満の角度で入射した光を屈折透過する一方で、臨界角以上の角度で入射した光を全反射するので、各点状光源12がつくる光源像を斜面S,Sを構成する傾斜面S11等の種類の数に応じて複数に分割する機能を有する。つまり、この光源像分割シート13は、例えば図9に示したような光学特性を有する光が各点状光源12から光源像分割シート13に向けて射出された場合には、図10,図12,図13(後に詳述)に例示したように、各点状光源12がつくる光源像(図示せず)を複数に分割し、分割した後の各光源像I〜Iにより形成される光源像I〜I同士の間隔(例えば図中のD〜D)を点状光源12同士の間隔(P,P)よりも狭くするので、分割した後の光源像I〜Iの輝度レベル(最大値)と分割した後の光源像I〜I同士の間(暗い間隙)の輝度レベル(最小値)との差を、分割前の光源像の輝度レベル(最大値)と分割前の光源像間の輝度レベル(最小値)との差よりも小さくし、照明輝度のむらを低減することができる。従って、光源像分割シート13は拡散板の一種とも言える。
なお、光源像とは、光の輝度分布において、輝度のピークを示す光束を表すものであり、光源像どうしの間隔とは、輝度分布において隣り合うピーク(頂点)どうしの面内方向における間隔をいうものとする。
この光源像分割シート13は、透光性を有する樹脂材料、例えば熱可塑性樹脂を用いて一体的に形成されていてもよいし、また、透光性の基材、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)上にエネルギー線(たとえば紫外線)硬化樹脂を転写して形成されていてもよい。
ところで、図10,図12,図13に例示したように、光源像分割シート13は、光源12がつくる光源像を複数に分割することにより、X字型(十字型)の光源像I〜Iを形成する。この光源像I〜Iの形状および腕の幅Dは、点状光源12の面内の配置の仕方によって変化するものではなく、光源像分割シート13の立体形状によって決まるものである。
そのため、例えば、図14,図15に示したように、光源像分割シート13の稜線Rが、点状光源12の一の配列方向Lと平行な方向に延在すると共に、光源像分割シート13の稜線Rが、点状光源12の他の配列方向Lと平行な方向に延在している場合であっても、X字型(十字型)の光源像が形成される。
しかし、このように各点状光源12を光源像分割シート13の稜線R,Rに対応して2次元配置した場合には、図16に示したように、隣接する光源像I同士の腕が互いに重なり合ってしまう。光線シミュレーションにより、面内輝度分布を計算した結果を図17に示す。ここでは、最も輝度が高い領域を1、最も輝度が低い部分を0としてある。これによると、互いに重なり合った部分が他の部分と比べて顕著に明るくなってしまい、効率的に輝度むらを低減することができない。
一方、本実施の形態では、光源像分割シート13の稜線Rが、点状光源12の一の配列方向Lと所定の角度θ(図5参照)で交差する方向に延在すると共に、光源像分割シート13の稜線Rが、点状光源12の他の配列方向Lと所定の角度θ(図5参照)で交差する方向に延在している。これにより、光源像分割シート13の稜線R,Rが点状光源12の配列方向L,Lと平行な方向に配列されている場合と比べて、分割された後の光源像同士の重なり合いを低減またはなくすることができる。その結果、輝度むらを低減することができる。
ところで、本実施の形態では、稜線Rは、図4、図5に示したように、各点状光源12の2つの配列方向(方向L,L)およびこの立体形状の稜線Rの延在方向の計3方向と互いに交差する方向に延在している。また、稜線Rは各点状光源12の2つの配列方向(方向L,L)およびこの立体形状の稜線Rの延在方向の計3方向と互いに交差する方向に延在している。そこで、稜線Rと方向Lとのなす角度をθとし、稜線Rと方向Lとのなす角度をθとした場合に、回転角θ,θがそれぞれ、以下の2つの式を同時に満たすように、光源像分割シート13の稜線R,Rを設定しておくことが好ましい。
10°<θ<40°
10°<θ<40°
また、方向L,Lが互いに直交またはほぼ直交している場合には、回転角θ,θはそれぞれ、以下の式を満たすことがより好ましい。
θ=θ=25°
ここで、θおよびθが25°となるように光源像分割シート13の稜線R,Rを設定した場合には、図10に示したように、光源像I1〜I4同士の間隔(D,D,D,D,D)がおおむね等しくなる。これにより、光源像I〜I同士の間(暗い間隙)の面内の分布を均一化することができるので、輝度むらを大幅に低減することができる。
なお、Dは、稜線Rの延在方向における、光源像Iおよび光源像Iの双方の腕の側面間の距離であり、Dは、稜線R1の延在方向における、光源像Iの腕の先端部と、光源像Iの腕の側面との距離である。また、Dは、稜線Rの延在方向における、光源像I1および光源像Iの双方の腕の側面間の距離であり、Dは、稜線Rの延在方向における、光源像Iの腕の先端部と、光源像Iの腕の側面との距離である。
光線シミュレーションにより、θおよびθが25°となるように光源像分割シート13の稜線R,Rを設定した場合における面内輝度分布を計算した結果を図11に示す。ここでは、最も輝度が高い領域を1、最も輝度が低い部分を0としてある。図11によると、ひとつの点状光源からの輝度分布が他の光源の輝度分布と重なっておらず、輝度むらを大幅に低減することができる。
また、θおよびθが下限の10°より大きく、上限の40°よりも小さくなるように光源像分割シート13の稜線R,Rを設定した場合には、図12(θおよびθを下限の10°付近にした場合),図13(θおよびθを上限の40°付近にした場合)に示したように、光源像I〜I同士の重なり合いをなくすることができる。これにより、輝度むらを低減することができる。
なお、光源像I〜Iの腕の長さD,Dを図10,図12,図13に示した長さよりも短くした場合には、θおよびθの下限を上記の10°よりも小さくしたり、θおよびθの上限を上記の40°よりも大きくしたりすることが可能ではあるが、そのようにした場合には、光源像I〜I同士の間(暗い間隙)が広がってしまい、輝度むらを低減する効果が減殺される可能性がある。そのため、光源像分割シート13の斜面S,S内に含まれる傾斜面S11等の傾斜角φx1等を、各光源像I〜Iの腕の長さD,Dがそれぞれ以下の式を満たす大きさに設定することが好ましい。
≧P/2
≧P/2
次に、図18〜図22を参照して、本実施の形態の光源像分割シート13の形成方法の一例について説明する。なお、図18は、y方向へ切削する際に用いられるバイトV1の歯の形状の一例を表したものである。図19は、バイトV1を用いて原版Mをy方向へ切削する様子を模式的に表したものである。図20は、x方向へ切削する際に用いられるバイトV2の歯の形状の一例を表したものである。図21は、バイトV2を用いて原版Mをx方向へ切削する様子を模式的に表したものである。図22は、切削の終わった原版Mの上面構成を斜視的に表したものである。
まず、図18に示したような歯を有するバイトV1を用いて、原版Mの平坦な上面をy方向へ切削したのち(図19)、図20に示したような歯を有するバイトV2を用いて、y方向への切削が終わった原版Mの上面をx方向へ切削する(図21)。これにより、光源像分割シート13の凸部13A,13Bを反転させた立体形状を有する原版Mが製造される(図22)。
次に、立体形状が付された原版Mを、立体形状の形成されている面側を下にして、一の面上に配置された透光性を有する樹脂材料に押し当てる。その後、原版Mを樹脂材料に押し当てた状態で、熱などのエネルギーを加えて、樹脂材料を固化させ、原版Mの立体形状を転写する。このようにして、光源像分割シート13が製造される。
このように、本実施の形態の製造方法では、x方向およびy方向の2方向の切削を行うことにより、光源像分割シート13の立体形状を反転させた立体形状を原版Mに設けることができる。従って、簡易かつ安価な方法で、光源像分割シート13を製造することができる。
[実施例]
次に、本実施の形態の照明装置10の実施例について、比較例に係る照明装置と対比して説明する。
(実施例1,2、比較例1)
実施例1,2、比較例1において、点状光源12として、OSRAM Semiconductor製のトップエミッションタイプLEDを用い、青LED1つ、緑LED2つ、赤LED1つの合計4つで1つの点状光源12(クラスター)を構成した。点状光源12のピッチP3,P4をそれぞれ40mmとした。反射シート11として(株)ツジデン製のRF220(商標)を用いた。反射シート11のうち点状光源12に対応する部分をくり抜き、そのくり抜いた部分から点状光源12を突出させ、反射シート11の上面に点状光源12が出るようにした。この反射シート11から30mm離れた場所に、実施例1,2では光源像分割シート13を配置し、比較例1では光源像分割シート13の代わりに拡散板を配置した。実施例1では光源像分割シート13として図6(A),(B)に示した断面形状を有するものを用い、実施例2では光源像分割シート13として図7(A),(B)に示した断面形状を有するものを用いた。また、光源像分割シート13の稜線R,Rと、点状光源12の配列方向L,Lとのなす角度θ1,θ2が25°となるように、光源像分割シート13を配置した。比較例1では光源像分割シート13の代わりに、フィラーを内添した拡散板(帝人化成(株)製のPC−9391(65HLW)(商標))を用いた。拡散シート14として(株)ツジデン製のD141Z(商標)を用いた。輝度向上フィルム15として3M製のBEFIII(商標)を用いた。反射偏光シート16として3M製のDBEF−D440(商標)を用いた。
輝度むらを定量的に評価するために、面内の輝度分布を測定した。測定手法としては、CCDカメラを用いた。斜め方向から見た場合の輝度むらを測定する際には、図23に示したように、CCDカメラ30を照明装置10の垂直方向から傾けた。CCDカメラ30の光軸AX1と照明装置10の法線AX2とのなす角度を射出角αとし、CCDカメラ30の光軸AX1の方位角をβとしたときに、αを0〜60°、βを0〜360°の範囲において、15°ステップで測定を行った。測定領域は、縦・横ともに100mmとした。
実施例1,2、比較例1において、輝度向上フィルム15を1枚用いた場合と、2枚用いた場合のそれぞれの輝度分布を図24(A)〜(C)から図29(A)〜(C)に示した。ここでは代表的に、垂直方向(α=0°、β=0°)の場合と、横斜め方向(α=45°、β=0°)の場合と、縦斜め方向(α=45°、β=90°)の場合の3種類について、それぞれ結果を示した。これらの図では、点状光源12は、(縦方向の座標,横方向の座標)が(+20mm,+20mm)、(+20mm,−20mm)、(−20mm,+20mm)、(−20mm,−20mm)である4箇所に配置されている。また、これらの図は、輝度の平均値からのズレ量で表されており、真っ黒に示した部分はズレ量が平均値±0.5%に入る領域であり、この部分の面積が大きいほど、むらが少ないということを示している。
これらの図から、輝度むらの良し悪しを判別することができるが、より分かりやすく解析するために、以下のようにむら率という値を定義することとした。
むら率=(最大輝度 ― 最小輝度)/ 平均輝度
ここで、最大輝度とは、面内の輝度分布において最大となる輝度を示し、最小輝度とは、面内の輝度分布において最低となる輝度を示す。また、平均輝度とは、面内の輝度分布の平均値を示している。このむら率が低ければ低いほど、輝度むらや色むらが十分抑制できていると考えられる。むら率をそれぞれの構成において、すべての測定角度で計算し、擬似カラーの円筒座標系でむら率の角度分布(角度むら分布)を算出した。その結果を図30に示した。
これらの結果から、輝度向上フィルム15を1枚用いた場合および2枚用いた場合の双方において、実施例1,2の方が、比較例1と比較して、むら率が小さいことがわかった。その効果は、図30の結果から明らかなように、輝度向上フィルム15を2枚用いた場合の方が顕著であり、輝度向上フィルム15を2枚用いた場合には、どの角度から見ても、輝度むらや色むらを十分に抑制することができることがわかる。また、これらの結果から、輝度むらや色むらを悪化させることなく、反射シート11と光源像分割シート13との間隔を十分に狭くすることも可能であることがわかる。
(比較例2,3)
次に、光源像分割シート13の稜線R,Rと、点状光源12の配列方向L,Lとのなす角度θ1,θ2が、実施例1,2の場合(25°)とは異なる角度となるように、光源像分割シート13を配置した場合の輝度むらについても評価した。比較例2では、角度θ1,θ2が0°となるように、輝度向上フィルム15を配置し、比較例3では、角度θ1,θ2が45°となるように、輝度向上フィルム15を配置した。比較例2,3では、光源像分割シート13として、実施例2と同様、図7(A),(B)に示した断面形状を有するものを用いた。
上述した手法にて、輝度むらの測定および角度むら分布の算出を行った。比較例2,3において、輝度向上フィルム15を1枚用いた場合と、2枚用いた場合のそれぞれの輝度分布を図31(A)〜(C)から図34(A)〜(C)に示した。ここでは代表的に、垂直方向(α=0°、β=0°)の場合と、横斜め方向(α=45°、β=0°)の場合と、縦斜め方向(α=45°、β=90°)の場合の3種類について、それぞれ結果を示した。
これらの結果から、特に輝度向上フィルム15を2枚用いた場合において、比較例2,3の場合と比べて、実施例2の場合の方が、輝度むらや色むらを十分に抑制することができることがわかった。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、光源像分割シート13の稜線Rが、点状光源12の一の配列方向Lと所定の角度θ(図5参照)で交差する方向に延在すると共に、光源像分割シート13の稜線Rが、点状光源12の他の配列方向Lと所定の角度θ(図5参照)で交差する方向に延在していたが、このように、光源像分割シート13の稜線R,Rを点状光源12の配列方向L,Lとは異なる方向に延在させる方法としては、例えば、図4に示したように、点状光源12の配列方向L,Lが筐体17の側壁に沿うように点状光源12を配列する方法と、図示しないが、点状光源12の配列方向L,Lが筐体17の側壁と交差する方向に点状光源12を配列する方法とがある。
また、上記実施の形態では、液晶表示装置の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を備えていてもよい。例えば、上記実施の形態では、光源像分割シート13は透光性の基材により構成されていたが、その内部に光拡散材(フィラ)を多少添加したものなどであってもよい。また、上記実施の形態等において、光源像分割シート13と拡散シート14との間隙や、輝度向上フィルム15と反射偏光シート16との間、輝度向上フィルム15を2枚用いている場合には下側の輝度向上フィルム15と上側の輝度向上フィルム15との間が空気で満たされていることが好ましいが、空気以外の何らかの媒質で満たされていてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の断面構成図である。 図1の輝度向上フィルムの一例を斜視的に表す斜視図である。 図1の輝度向上フィルムの他の例を斜視的に表す斜視図である。 図1の点状光源および光源像分割シートを斜視的に表す斜視図である。 図1の光源像分割シートの稜線と点状光源の配列との関係を説明するための概略図である。 図1の光源像分割シートの立体形状の一例を表す概念図である。 図1の光源像分割シートの立体形状の他の例を表す概念図である。 図1の光源像分割シートの作用について説明するための概念図である。 図1の点状光源の光学特性の一例を表す特性図である。 図1の光源像分割シートの作用の一例について説明するための概念図である。 図10の光源像分割シートの光学特性をシミュレーションで求めた特性図である。 図1の光源像分割シートの作用の他の例について説明するための概念図である。 図1の光源像分割シートの作用のその他の例について説明するための概念図である。 比較例に係る表示装置の要部を斜視的に拡大して表す斜視図である。 図14の光源像分割シートの稜線と点状光源の配列との関係を説明するための概略図である。 図14の光源像分割シートの作用について説明するための概念図である。 図16の光源像分割シートの光学特性をシミュレーションで求めた特性図である。 図1の光源像分割シートを製造する際に用いるバイトの歯の概略構成図である。 図18のバイトを用いてy方向の切削を行う様子を表す斜視図である。 図1の光源像分割シートを製造する際に用いるバイトの歯の概略構成図である。 図20のバイトを用いてx方向の切削を行う様子を表す斜視図である。 光源像分割シートを製造する際に用いる原版の斜視図である。 面内の輝度分布を測定する手法について説明するための模式図である。 輝度向上フィルム1枚、θ1,θ2=25°のときの実施例1の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム2枚、θ1,θ2=25°のときの実施例1の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム1枚、θ1,θ2=25°のときの実施例2の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム2枚、θ1,θ2=25°のときの実施例2の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム1枚、θ1,θ2=25°のときの比較例1の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム2枚、θ1,θ2=25°のときの比較例1の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 図24〜図29のむら率の角度分布図である。 輝度向上フィルム1枚、θ1,θ2=0°のときの比較例2の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム2枚、θ1,θ2=0°のときの比較例2の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム1枚、θ1,θ2=45°のときの比較例3の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。 輝度向上フィルム2枚、θ1,θ2=45°のときの比較例3の面内輝度分布とむら率を実測で求めた特性図である。
符号の説明
1,2…表示装置、10…照明装置、11…反射シート、12…点状光源、13…光源像分割シート、14…拡散板、15…拡散シート、16…輝度向上フィルム、17…反射偏光シート、18…筐体、20…液晶表示パネル。

Claims (10)

  1. 同一面内に配置された複数の点状光源と、
    前記各点状光源との対向領域に配置された光学シートと
    を備え、
    前記各点状光源は、第1の方向に配列されると共に前記第1の方向と交差する第2の方向に配列され、
    前記光学シートは、前記第1および第2の方向と交差する第3の方向に延在する第1の稜線と、前記第1、第2および第3の方向と交差する方向に延在する第2の稜線とを含む立体形状を有する照明装置。
  2. 前記光学シートは、前記第1の稜線を間にして設けられた一対の第1の斜面と、前記第2の稜線を間にして設けられた一対の第2の斜面とを有し、
    前記第1および第2の斜面の傾斜角は、前記各点状光源から射出された光が作る光源像を前記光学シートで複数に分割することにより得られるX字型の各光源像の腕の長さDが以下の式を満たす角度となっている請求項1に記載の照明装置。
    D≧P/2
    P:各点状光源のピッチ
  3. 前記第1および第2の稜線のそれぞれの延在方向は、前記X字型の各光源像が互いに重なり合わない方向となっている請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1および第2の稜線のそれぞれの延在方向は、前記X字型の各光源像の間隙の幅が略一定となる方向となっている請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記第1の方向と前記第2の方向とが互いに直交または略直交しており、
    前記第1の稜線と前記第1の方向とのなす角度θ、および前記第2の稜線と前記第2の方向とのなす角度θは、以下の式を満たす請求項1または請求項2に記載の照明装置。
    10°<θ<40°
    10°<θ<40°
  6. 前記第1の方向と前記第2の方向とが互いに直交または略直交しており、
    前記第1の稜線と前記第1の方向とのなす角度θ、および前記第2の稜線と前記第2の方向とのなす角度θは、以下の式を満たす請求項1または請求項2に記載の照明装置。
    θ=θ=25°
  7. 前記光学シートとの関係で前記点状光源とは反対側に配置された1つまたは2つの輝度向上フィルムを備え、
    前記輝度向上フィルムは、一の方向に延在すると共に連続的に並んで配置された複数の柱状のプリズムを有する請求項1に記載の照明装置。
  8. 前記輝度向上フィルムを2つ備え、
    前記2つの輝度向上フィルムは、各プリズムの延在方向が互いに交差するように配置されている請求項7に記載の照明装置。
  9. 画像信号に基づいて駆動されるパネルと、
    前記パネルとの対向領域に配置された複数の点状光源と、
    前記パネルと前記各点状光源との間に配置された光学シートと
    を備え、
    前記各点状光源は、第1の方向に配列されると共に前記第1の方向と交差する第2の方向に配列され、
    前記光学シートは、前記第1および第2の方向と交差する第3の方向に延在する第1の稜線と、前記第1、第2および第3の方向と交差する方向に延在する第2の稜線とを含む立体形状を有する表示装置。
  10. 一の方向に延在する第1の辺と、前記一の方向と交差する方向に延在する第2の辺とを有する方形状の光学フィルムであって、
    前記第1および第2の辺のそれぞれの延在方向と交差する方向に延在する第1の稜線と、前記第1および第2の辺ならびに第1の稜線のそれぞれの延在方向と交差する方向に延在する第2の稜線とを含む立体形状を有する光学フィルム。
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