JP2009048050A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像剤像を担持する感光ドラム1aと、複数のローラに支持され前記感光ドラム1aに接して回転する中間転写ベルト13と、前記感光ドラム1aの対向位置に設けられ前記ベルト13を前記感光ドラム1aに押し付ける転写部材10aと、を有する画像形成装置であって、前記転写部材10aは弾性部材31aに支持され前記ベルト13と接するシート部材32aを有し、前記シート部材32aは前記ベルト13より硬度が高いことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
ここで図2を用いて、本発明に係る実施例1について説明する。図2は、一次転写部の要部拡大図である。図2では、第1ステーションにおける一次転写部を例示している。なお、第2〜第4ステーションについては、第1ステーションと同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
実施例1の画像形成装置の効果を調べるため、プロセススピード100mm/secの画像形成装置を用いて、以下に示す比較例1と共にプロセス方向での転写ムラ、縦スジ状の転写不良について評価した。ここでは、初期から50k(kは1000)枚通紙後までのプロセス方向での転写ムラ、縦スジ状の転写不良について評価した。
比較例1では、一次転写材10aは、弾性部材31a、シート部材32aとで構成され、弾性部材31a及びシート部材32aを中間転写ベルト13の裏面に総圧4.9Nで押圧している。このとき、シート部材32aは導電シートであり、厚み200μmの導電ポリエチレンシートを用いている。シート部材32aの硬度はウォーレスH12硬度測定で75°であり、中間転写ベルト13の硬度(80°)よりも低い。中間転写ベルト13と弾性部材31aは、実施例1と同一のものを用いている。尚、第2〜第4ステーションも第1ステーションと同様の構成としているので説明を省略する。
評価結果を図3に示す。本評価は、画像のプロセス方向での転写ムラ、縦スジ状の転写不良に着目して評価を行った。また、通紙耐久テストとして、Xerox社製4024 坪量75g/m2を用い、20k枚、50k枚通紙後の画像を評価した。サンプリング画像としては、ベタ画像、ハーフトーン画像をそれぞれYMCKRGB色にて出力した。
次に、本発明に係る実施例2について説明する。ここでも、実施例1と同様に、第1ステーションにおける一次転写部を例示している。なお、第2〜第4ステーションについては、第1ステーションと同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
実施例2の画像形成装置の効果を調べるため、プロセススピード100mm/secの画像形成装置を用いて、以下に示す比較例2,3と共にプロセス方向での転写ムラ、縦スジ状の転写不良について評価した。ここでは、初期から100k(kは1000)枚通紙後までのプロセス方向での転写ムラ、縦スジ状の転写不良について評価した。
比較例2では、テンションローラ14は表面粗さがRzjisで4μmのものを用い、中間転写ベルト13の裏面の表面粗さ(Rzjisで6μm)よりも小さくしている。中間転写ベルト13と一次転写部材10aは、実施例2と同一のものを用いている。
比較例3では、一次転写材10aは、弾性部材31a、シート部材32aとで構成され、弾性部材31a及びシート部材32aを中間転写ベルト13の裏面に総圧4.9Nで押圧している。このとき、シート部材32aは導電シートであり、厚み200μmの導電ポリエチレンシートを用いている。シート部材32aの硬度はウォーレスH12硬度測定で75°であり、中間転写ベルト13の硬度(80°)よりも低い。中間転写ベルト13と弾性部材31a、テンションローラ14は、実施例2と同一のものを用いている。尚、第2〜第4ステーションも第1ステーションと同様の構成としているので説明を省略する。
評価結果を図4に示す。本評価は、画像のプロセス方向での転写ムラ、縦スジ状の転写不良、ベルト周期の転写不良に着目して評価を行った。また、通紙耐久テストとして、Xerox社製4024 坪量75g/m2を用い、10k枚、50k枚、100k枚通紙後の画像を評価した。サンプリング画像としては、ベタ画像、ハーフトーン画像をそれぞれYMCKRGB色にて出力した。
次に図5及び図6を用いて、本発明に係る実施例3について説明する。図5は、画像形成装置全体の概略構成を示す模式断面図である。図6は、回収手段の模式断面図である。なお、回収手段以外の画像形成装置の概略構成は、前述した実施例1及び2と同様であるため、同一部材には同一符号を付し、説明を省略する。また、ここでは実施例1と同様に第1ステーションにおける一次転写部を例示している。第2〜第4ステーションについては、第1ステーションと同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
次に図7を用いて、本発明に係る実施例4について説明する。図7は、画像形成装置全体の概略構成を示す模式断面図である。なお、回収手段以外の画像形成装置の概略構成は、前述した実施例1及び2と同様であるため、同一部材には同一符号を付し、説明を省略する。また、ここでは実施例1と同様に第1ステーションにおける一次転写部を例示している。第2〜第4ステーションについては、第1ステーションと同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
次に図8を用いて、本発明に係る実施例5について説明する。図8は、画像形成装置全体の概略構成を示す模式断面図である。なお、回収手段以外の画像形成装置の概略構成は、前述した実施例1及び2と同様であるため、同一部材には同一符号を付し、説明を省略する。また、ここでは実施例1と同様に第1ステーションにおける一次転写部を例示している。第2〜第4ステーションについては、第1ステーションと同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
前述した実施例では、画像形成部を4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
10a〜10d …一次転写部材
13 …中間転写ベルト
14 …テンションローラ
15 …駆動ローラ
24 …二次転写対向ローラ
25 …二次転写ローラ
31a …弾性部材
32a …シート部材
40 …板状部材
50 …シート状部材
61 …回収容器
Claims (7)
- 現像剤像を担持する像担持体と、複数の回転部材に支持され前記像担持体に接して回転する無端状のベルトと、前記像担持体の対向位置に設けられ前記ベルトを前記像担持体に押し付ける転写手段と、を有する画像形成装置であって、
前記転写手段は弾性部材に支持され前記ベルトと接するシート部材を有し、前記シート部材は前記ベルトより硬度が高いことを特徴とする画像形成装置。 - 前記シート部材は、ウォーレスH12硬度測定において前記ベルトより硬度が高いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ベルトの前記シート部材が接する面に付着した付着物を回収する回収手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記回収手段は、前記ベルトを支持する回転部材であり、前記ベルトより表面粗さが粗いことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記回収手段は、前記回転部材の表面にカウンタ方向に突き当てた板状部材を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記回収手段は、前記回転部材の表面にカウンタ方向に突き当てたシート状部材を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記回収手段は、前記回転部材の表面に突き当てたブラシ部材を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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