JP2009046414A - プレニルフラボノイド、その製造方法、抗癌剤及び抗菌剤 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明のプレニルフラボノイドは、下記一般式(2)に示される構造を有する。
請求項3に記載の発明のプレニルフラボノイドは、下記一般式(3)に示される構造を有する。
請求項4に記載の発明のプレニルフラボノイドは、下記一般式(4)に示される構造を有する。
請求項5に記載の発明のプレニルフラボノイドは、下記一般式(5)に示される構造を有する。
請求項12に記載の発明の抗菌剤は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプレニルフラボノイドを有効成分として含有することを特徴とする。
本実施形態の第1のプレニルフラボノイドは、下記一般式(1)で示される構造を有する化合物である。
一般式(1)は、フラボノイドの一種であるフラボン及びフラボノール、又はそれらの誘導体の6位にゲラニル基を備えている化合物である。フラボンとしては、例えばクリシンが挙げられる。フラボノールとしては、例えばガランギン(galangin:3,5,7−トリヒドロキシフラボン)、ケンペロール(kaempferol)、ケンペライド(kaempferide)が挙げられる。一般式(1)で示される化合物は、フラボノイドの6位にゲラニル基を備えていることからフラボノイドよりも親油性(膜透過性)が高い。一般式(1)で示される化合物は、高い抗癌作用及び高い抗菌作用を有している。
本実施形態の第2のプレニルフラボノイドは、下記一般式(2)で示される構造を有する化合物である。
一般式(2)は、フラボノイドの一種であるフラボン及びフラボノール、又はそれらの誘導体にゲラニル基を備えている化合物である。フラボンとしては、例えばクリシンが挙げられる。フラボノールとしては、例えばガランギン(galangin:3,5,7−トリヒドロキシフラボン)、ケンペロール(kaempferol)、ケンペライド(kaempferide)、6−メトキシケンペロール(6-methoxykaempferol)、ベツレトール(betuletol)が挙げられる。一般式(2)で示される化合物は、フラボノイドにゲラニル基を備えていることからフラボノイドよりも親油性(膜透過性)が高い。一般式(2)で示される化合物は、高い抗癌作用及び高い抗菌作用を有している。
本実施形態の第3のプレニルフラボノイドは、下記一般式(3)に示される構造を有する。
一般式(3)は、フラボノイドの一種であるフラバノン及びジヒドロフラボノール、又はそれらの誘導体の6位にゲラニル基を備えている化合物である。フラバノンとしては、例えばピノセンブリン(pinocembrin)、サクラネチン(sakuranetin)、イソサクラネチン(isosakuranetin:5,7−ジヒドロキシ−4’−メトキシフラバノン)が挙げられる。ジヒドロフラボノールとしては、例えばピノバンクシン(pinobanksin)、アロマデンドリン(aromadendrin)、ジヒドロケンペライド(dihydrokaempferide)が挙げられる。一般式(3)で示される化合物は、フラボノイドの6位にゲラニル基を備えていることからフラボノイドよりも親油性(膜透過性)が高い。一般式(3)で示される化合物は、高い抗癌作用及び高い抗菌作用を有している。
本実施形態の第4のプレニルフラボノイドは、下記一般式(4)で示される構造を有する化合物である。
一般式(4)は、フラボノイドの一種であるフラバノン及びジヒドロフラボノール、又はそれらの誘導体にゲラニル基を備えている化合物である。一般式(4)で示される化合物は、フラボノイドにゲラニル基を備えていることからフラボノイドよりも親油性(膜透過性)が高い。一般式(4)で示される化合物は、高い抗癌作用及び高い抗菌作用を有している。
上記第1〜第4のプレニルフラボノイドは、フラボノイド類を含有する原料として天然素材、例えばプロポリス中に、プレニル基供与体としてゲラニル二リン酸(geranyl diphosphate)及びプレニル基転移酵素(ゲラニル基転移酵素)を配合することにより合成することができる。また、公知の化学合成法を用いて合成してもよい。
(1)本実施形態において、上記第1〜第4のプレニルフラボノイドは、高い抗癌作用を有している。したがって、抗癌作用を目的とした医薬品等に好ましく適用することができる。
・上記実施形態では、合成酵素としてナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を原料に配合することにより新規プレニルフラボノイドを製造した。しかしながら、ナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を使用する代わりに、ナフテルピンを生合成する放線菌、例えば、ストリプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)CL190株を使用して、発酵処理により新規プレニルフラボノイドを製造してもよい。放線菌を用いた原料のフラボノイド類のプレニル化処理は、放線菌の培養に適した培地、培養温度、培養期間等の処理条件を適宜選択すればよい。
<新規プレニルフラボノイドの製造>
(実施例1:6−ゲラニルガランギンの製造1)
原料としてガランギン(EXTRASYNTHESE社製)10mgをメタノール20mlに溶解させた後、蒸留水を220ml加えた。該水溶液に0.5M 2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]エタンスルホン酸(HEPES)(pH7.9)及び0.05M塩化マグネシウムを各40ml加えた。その後、プレニル基供与体として0.6mg/mlゲラニル二リン酸アンモニウム(シグマ社製)、ナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素(NphB)溶液(0.8mg/ml)を各40ml加え、30℃で12時間、90rpmで回転振とうしながら反応させた。その後、反応溶液について酢酸エチルを用いた分配を行い、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層を濃縮し、ODSカラム(Develosil ODS−HG−5、20mm×250mm、野村化学株式会社製)にアプライし、流速6ml/min、溶出溶媒95%メタノールで溶出させた。270nmの吸収をモニターしながら、ガランギンとは異なる主要なピーク(ピーク1、リテンションタイム17.5〜18.5分、収量4.4mg)を分取した。
原料としてイソサクラネチン(EXTRASYNTHESE社製)24mgをメタノール50mlに溶解させた後、蒸留水を500ml加えた。該水溶液に0.5M HEPES(pH7.9)及び0.05M塩化マグネシウムを各100ml加えた。その後、プレニル基供与体として0.65mg/mlゲラニル二リン酸アンモニウム(シグマ社製)を200ml、ナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素(NphB)溶液(7.2mg/ml)を50mlそれぞれ加え、30℃で12時間、90rpmで回転振とうしながら反応させた。その後、反応溶液について酢酸エチルを用いた分配を行い、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層を濃縮し、ODSカラム(Develosil ODS−HG−5、20mm × 250mm、野村化学株式会社製)にアプライし、流速8ml/min、溶出溶媒92.5%メタノールで溶出させた。290nmの吸収をモニターしながら、イソサクラネチンとは異なる主要な2つのピーク(ピーク2、リテンションタイム17.5〜18.5分、収量4mg;ピーク3、リテンションタイム26.5〜28分、収量10mg)を分取した。
原料として中国産プロポリスの原塊100gに95容量%エタノール400mlを加え、室温で一晩撹拌した。3000rpmで10分間遠心分離し、その上清をロータリーエバポレーターを用いて溶媒留去した。このようにして得られた中国産プロポリス抽出物のうち10mgをメタノール10mlに溶解させ、このうち3μlを蒸留水30μlに加えた。該水溶液に0.5M HEPES(pH7.5)及び0.05M塩化マグネシウムを各10μl加えた。その後、プレニル基供与体として0.6mg/mlゲラニル二リン酸アンモニウム(シグマ社製)を10μl、ナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素(NphB)(3.5mg/ml)溶液を30μlそれぞれ加え、30℃で12時間、90rpmで回転振とうしながら反応させた。その後、反応溶液について酢酸エチルを用いた分配を行い、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層を濃縮し、ODSカラム(CAPCELL PAK C18 AG120、4.6mm × 250mm、資生堂製)にアプライし、0.1%トリフルオロ酢酸含有蒸留水:0.1%トリフルオロ酢酸含有メタノール=45:55→0:100(0分〜35分で直線的にメタノール濃度増加し、以後0.1%トリフルオロ酢酸含有メタノールを流し続ける)、流速0.8ml/minの条件で溶出させた。210〜400nmの吸収を検出(検出器:Waters996 Photodiode Array Detector)した結果、もとの中国産プロポリス抽出物には無い、リテンションタイムとUVスペクトルが6−ゲラニルガランギン(リテンションタイム32.3分、極大吸収270.3nm)と推定されるピークを新たに確認した。以上、実施例3に示されるように、原料として中国産プロポリスのエタノール抽出物、プレニル基供与体としてゲラニル二リン酸、及びナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を配合することにより新規プレニルフラボノイドである6−ゲラニルガランギンが製造されることが確認された。
実施例3と同様の方法で得られた中国産プロポリス抽出物のうち5.0gをシリカゲル(BW820MH、41mm×400mm、富士シリシア化学株式会社製)に供し、95%クロロホルム/5%メタノール混液で溶出させ50mlずつ分画した。フラボノイドの含有量が多かった13及び14番目の溶出画分を混合し、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒留去して濃縮物2.2gを得た。このようにして得られたフラボノイド画分のうち10mgをメタノール10mlに溶解させ、このうち25μlを蒸留水61.7μlに加えた。該水溶液に0.5M HEPES(pH7.5)及び0.05M塩化マグネシウムを各10μl加えた後、プレニル基供与体として1.5mg/mlゲラニル二リン酸アンモニウムを10μl、ナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素(NphB)(12mg/ml)溶液を8.3μlそれぞれ加えた。そして、30℃で12時間、90rpmで回転振とうしながら反応させた。その後、反応溶液について酢酸エチルを用いた分配を行い、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層を濃縮し、実施例3の条件でODSカラムにアプライし、210〜400nmの吸収を検出した。その結果、もとのプロポリス抽出物には無い、リテンションタイムとUVスペクトルが6−ゲラニルガランギン(リテンションタイム32.3分、極大吸収270.3nm)と推定されるピークを新たに確認した。以上、実施例4に示されるように、原料として中国産プロポリスのエタノール抽出物のフラボノイド分画、プレニル基供与体としてゲラニル二リン酸、及びナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を配合することにより新規プレニルフラボノイドである6−ゲラニルガランギンが製造されることが確認された。
原料としてブラジル産プロポリスの原塊120gに95容量%エタノール400mlを加え、室温で一晩撹拌した。3000rpmで10分間遠心分離し、その上清をロータリーエバポレーターを用いて溶媒留去した。このようにして得られたブラジル産プロポリス抽出物のうち10mgをメタノール10mlに溶解させ、このうち10μlを蒸留水61.7μlに加えた。該水溶液に0.5M HEPES(pH7.5)及び0.05M塩化マグネシウムを各10μl加えた後、プレニル基供与体として0.6mg/mlゲラニル二リン酸アンモニウムを10μl、ナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素(NphB)(12mg/ml)溶液を8.3μlそれぞれ加えた。そして、30℃で12時間、90rpmで回転振とうしながら反応させた。その後、反応溶液について酢酸エチルを用いた分配を行い、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層を濃縮し、実施例3の条件でODSカラムにアプライし、210〜400nmの吸収を検出した。その結果、もとのブラジル産プロポリス抽出物には無い、6−ゲラニルイソサクラネチン(リテンションタイム31.0分、極大吸収295.5nm)、7−O−ゲラニルイソサクラネチン(リテンションタイム36.1分、極大吸収290.7)と推定されるピークを新たに確認した。以上、実施例5に示されるように、原料としてブラジル産プロポリスのエタノール抽出物、プレニル基供与体としてゲラニル二リン酸、及びナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を配合した。それにより、新規プレニルフラボノイドである6−ゲラニルイソサクラネチン及び7−O−ゲラニルイソサクラネチンが製造されることが確認された。
上記実施例1で得られた6−ゲラニルガランギンと実施例2で得られた6−ゲラニルイソサクラネチン及び7−O−ゲラニルイソサクラネチンについて、ヒト胃癌細胞Kato III及びヒト大腸癌細胞SW480の増殖におよぼす影響を調べた。Kato III細胞(TKG 0213)及びSW480細胞(TKG 0505)は、東北大学加齢医学研究所附属医用細胞資源センターより供給を受けた。これらの細胞は、10%牛胎児血清(FBS)を含むRPMI1640培地(シグマ社、#R8758)で37℃、5%二酸化炭素存在下で継代培養を行なった。シャーレより0.02%EDTAで細胞を剥離し、10%FBSを含むRPMI1640培地で100,000細胞/mlになるように希釈した。96ウェルプレート(ヌンク社、#167008)に、1ウェル当たり0.1ml(10,000細胞)を分注し、37℃,5%二酸化炭素存在下で24時間培養した。培地を除き、10%FBSを含むRPMI1640培地にジメチルスルフォキシド(DMSO)に溶解した試料を1%添加した試験液を1ウェル当たり0.1ml添加し、更に48時間培養した。次に、試験液を除いて1ウェル当たり0.1mlのPBS(137mM NaCl,2.7mM KCl,1.5mM KH2PO4,8mM Na2HPO4,pH7.3)を加え、MTTアッセイキット(Chemicon International, Inc. #28835; Colorimetric assay for cell survival and proliferation kit)を用い、反応を行なった。生細胞数の測定には、マイクロプレートリーダー(Bio-Tek Instruments, Inc.; μQuant)で630nmを対照にとり、570nmの吸収を測定した。なお、陰性対照群は試料の代わりにDMSOを1%含む培地で培養した。また、上記ゲラニル化合物のほかに、ゲラニル基を付加していないガランギン及びイソサクラネチンも同様に試験を行なった。各試料及び各対照群は、n=6で行なった。試験例1の結果を表4に示した。試料の細胞増殖抑制活性及び増殖促進活性は、陰性対照群における吸光度を100としたときの相対値で表した。
上記実施例1で得られた6−ゲラニルガランギンと実施例2で得られた6−ゲラニルイソサクラネチン及び7−O−ゲラニルイソサクラネチンについて、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus; MRSA)、メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(Methicillin-sensitive Staphylococcus aureus; MSSA)及び枯草菌(Bacillus subtilis)に対する抗菌活性を調べた。MRSA(ATCC 33591)及びMSSA(ATCC 6538P)は、ATCCより入手した。枯草菌(JCM 2499)は、理化学研究所バイオリソースセンターより購入した。DMSOに溶解した試料を4%添加した感受性測定用ブイヨン「ニッスイ」(日水製薬株式会社製、#05534)を、4%DMSOを含む感受性測定用ブイヨンを用いて2倍系列希釈を行って試験培地とした。この試験培地をあらかじめ、96ウェルプレートに1ウェル当たり0.1ml添加した。104 cfu/0.1mlとなるように感受性測定用ブイヨンで調整しておいた黄色ブドウ球菌液又は枯草菌液を試験培地の入ったウェルに1ウェルあたり0.1ml添加し、混合後37℃で一晩静置培養した。黄色ブドウ球菌や枯草菌が増殖すれば、培地に濁りを生ずるが、増殖が抑制された場合、培地は澄明なままである。したがって、培地が澄明になったウェルを目視により判定し、そのうち最も低い試料濃度を最小生育阻止濃度(MIC)とした。なお、陽性対照群は、試料の代わりにオキサシリンを用いた。また、上記ゲラニル化合物のほかに、ゲラニル基を付加していないガランギン及びイソサクラネチンも同様に試験を行なった。試験例2の結果を表5に示した。各試料のMRSA、MSSA及び枯草菌に対する抗菌活性は、最小生育阻止濃度(MIC)で表した。
(a)前記プレニルフラボノイドの製造方法において、原料としてのプロポリスと放線菌培地とを混合する工程からなることを特徴とする。したがって、(a)に記載の発明によれば、放線菌が自ら合成しているナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素およびプレニル基供与体であるゲラニル二リン酸を使用するため、プレニル基転移酵素やゲラニル二リン酸を新たに添加することなく新規プレニルフラボノイドを製造することができる。
Claims (12)
- 原料としてガランギン、プレニル基供与体としてゲラニル二リン酸、及びナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を配合する工程を備えることを特徴とする請求項5に記載のプレニルフラボノイドの製造方法。
- 原料としてイソサクラネチン、プレニル基供与体としてゲラニル二リン酸、及びナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を配合する工程を備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のプレニルフラボノイドの製造方法。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプレニルフラボノイドの製造方法において、原料としてプロポリス、プレニル基供与体としてゲラニル二リン酸、及びナフテルピンの合成酵素であるプレニル基転移酵素を配合する工程を備えることを特徴とするプレニルフラボノイドの製造方法。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプレニルフラボノイドを有効成分として含有することを特徴とする抗癌剤。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプレニルフラボノイドを有効成分として含有することを特徴とする抗菌剤。
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