JP2009045125A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保留ランプ65A〜65Dを用いて保留数を報知するように設定されている場合には、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力し、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知するように設定されている場合には、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力しない。表示制御回路31は、保留ランプ65A〜65Dを用いて保留数を報知するように設定されている場合には、保球数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力せず、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知するように設定されている場合には、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力する。
【選択図】図2
Description
ここで、抽選結果あるいは大当たり遊技中であることを報知している場合には、他の抽選結果を報知することができない。そこで、抽選結果の報知を保留し、後で抽選結果を報知するように構成されている。例えば、抽選結果あるいは大当たり遊技中であることを報知している状態で遊技球が始動入賞口に入球した場合には、取得した判定用乱数を含む保留情報を記憶する。そして、抽選結果の報知および大当たり遊技中であることの報知が終了した時に、保留情報を読み出し、読み出した保留情報に含まれている判定用乱数を用いて抽選を行い、抽選結果を報知するように構成されている(抽選結果を消化する)。通常、保留情報は4個まで記憶可能である。
この保留情報によって大当たり遊技状態が発生するか否かが決定されるため、遊技者は、保留情報の数に非常に興味を持っている。そこで、保留情報の数(保留数)を報知する遊技機が提案されている。例えば、保留ランプを用いて保留数を報知する遊技機が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に示されている遊技機では、遊技機全体を制御する主制御回路と、表示装置を制御する表示制御回路との間に設けられている副制御回路は、主制御回路から出力された保留数報知用主制御信号で示されている保留数を保留ランプを用いて報知するための保留ランプ用副制御信号を出力する。あるいは、表示装置を用いて保留数を報知する遊技機が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2に示されている遊技機では、副制御回路は、主制御回路から出力された保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号を表示制御回路に出力し、表示制御回路は、副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号で示されている保留数を表示装置を用いて報知するための表示制御信号を出力する。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、保留ランプを用いて保留数を報知する仕様の遊技機と表示装置を用いて保留数を報知する仕様の遊技機に対して共通の副制御回路を用いることができる技術を提供することを目的とする。
主制御回路は、遊技状態を示す種々の入力信号に基づいて、種々の処理を実行する。
例えば、抽選条件の成立に起因して判定用乱数を取得し、取得した判定用乱数を用いて、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させるか否かを決定するための抽選を行う。
判定用乱数を用いて抽選を行う方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、保留情報記憶条件が満足されている状態で抽選条件が成立した場合には、判定用乱数を取得し、取得した判定用乱数を含む保留情報を記憶し、そして、保留情報消化条件が満足された場合に、保留情報を読み出し、読み出した保留情報に含まれている判定用乱数を用いて抽選を行う方法を用いることができる。読み出された保留情報は消去される。この方法では、「抽選条件」として、遊技球が始動入賞口に入球したことを示す始動入賞球検出信号が入力された条件を用い、「保留情報記憶条件」として、保留情報の数(保留数)が設定数(通常「4」)に達していない(保留数≦3)条件を用い、「保留情報消化条件」として、抽選結果および大当たり遊技中であることが報知されていない条件を用いることができる。あるいは、抽選条件が成立した場合には、判定用乱数を取得し、取得した判定用乱数を用いて抽選を行い、保留情報記憶条件が満足されている状態で抽選条件が成立した場合には、判定用乱数を取得し、取得した判定用乱数を含む保留情報を記憶し、そして、保留情報消化条件が満足された場合に、保留情報を読み出し、読み出した保留情報に含まれている判定用乱数を用いて抽選を行う方法を用いることができる。この方法では、「抽選条件」として、遊技球が始動入賞口に入球したことを示す始動入賞球検出信号が入力された条件を用い、「保留情報記憶条件」として、抽選結果の報知あるいは大当たり遊技中であることの報知が行われているとともに、保留数が設定数に達していない(保留数≦3)条件を用い、「保留情報消化条件」として、抽選結果の報知および大当たり遊技中であることの報知が行われていない条件を用いることができる。抽選は、一つの判定用乱数(例えば、大当たり判定用乱数)を用いて行うこともできるし、複数の判定用乱数(例えば、大当たり判定用乱数と当たり図柄判定用乱数)を用いて行うこともできる。判定用乱数としては、典型的には、下限値と上限値の間で順次設定値ずつ更新されるカウント値が用いられる。抽選は、例えば、判定用乱数と設定値(当たり値)とを比較することによって行われる。
そして、主制御回路は、抽選結果を報知するための抽選結果報知用主制御信号を副制御回路に出力する。抽選結果報知用主制御信号としては、例えば、変動パターン判定用乱数を示す変動パターン用主制御信号、図柄判定用乱数を示す図柄用主制御信号等が用いられる。
さらに、主制御回路は、保留情報の数(保留数)を報知するために、保留数を示す保留数報知用主制御信号を副制御回路に出力する。保留数報知用主制御信号としては、例えば、保留数の総数を示す保留数報知用主制御信号あるいは保留数が「1」増加または「1」減少したことを示す保留数報知用主制御信号が用いられる。
なお、主制御回路は、抽選結果が当たりである場合(大当たり遊技状態を発生させる場合)には、抽選結果を報知した後、大当たり遊技中であることを報知するための大当たり遊技報知用主制御信号を副制御回路に出力するととともに、大当たり遊技状態を発生させるための主制御信号(例えば、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材を開制御するための大入賞口開閉部材用主制御信号等)を出力する。
副制御回路は、主制御回路から出力された抽選結果報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号および保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号を表示制御回路に出力する。例えば、変動パターン用主制御信号で示される変動パターン判定用乱数に対応する変動パターンを示す変動パターン用副制御信号、図柄用主制御信号で示される図柄判定用乱数に対応する図柄を示す図柄用副制御信号等を抽選結果報知用副制御信号として出力する。また、保留数報知用主制御信号で示される保留数を示す保留数報知用副制御信号を出力する。本発明では、副制御回路は、主制御回路から出力された抽選結果報知用主制御信号および保留数報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号および保留数報知用副制御信号を表示制御回路に必ず出力するように構成されている。
さらに、副制御回路は、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定されている場合には、主制御回路から出力された保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力し、保留ランプ用副制御信号を出力しないように設定されている場合には、主制御回路から出力された保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力しない。保留ランプとしては、点滅動作や所定の色の光を発生可能な種々の構成のランプを用いることができる。典型的には、LED(発光ダイオード)や白熱電球が用いられる。保留ランプ用副制御信号としては、保留数を保留ランプを用いて報知するための種々の制御信号を用いることができる。例えば、保留数報知用主制御信号で示される保留数に対応する数の保留ランプを点灯させる制御信号が用いられる。
また、副制御回路から副制御信号を出力する法としては、パラレル出力方法やシリアル出力方法を用いることができる。副制御信号をパラレル出力する場合には、副制御回路に、副制御信号をパラレル出力するための副制御信号出力端子が各副制御信号に対応して設けられる。例えば、保留ランプ用副制御信号をパラレル出力する場合には、保留ランプ用副制御信号をパラレル出力する保留ランプ用副制御信号出力端子を有する副制御回路が用いられる。ここで、不正遊技防止の観点からは、基板に空き端子を設けないように構成するのが好ましい。このため、保留ランプ用副制御信号出力端子を有する副制御回路を用いる場合、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定する時には(保留ランプを用いる時には)、保留ランプ用副制御信号出力端子を有するとともに、この保留ランプ用副制御信号出力端子と副制御回路の保留ランプ用副制御信号出力端子が配線パターンによって接続されている副制御基板を用い、保留ランプ用副制御信号を出力しないように設定する時には(保留ランプを用いない時には)、保留ランプ用副制御信号出力端子を有していない副制御基板を用いるのが好ましい。一方、副制御信号をシリアル出力する場合には、複数の副制御信号をシリアル出力可能な共通の副制御信号出力端子を有する副制御回路を用いるのが好ましい。例えば、装飾ランプ用副制御信号と保留ランプ用副制御信号をシリアル出力する場合には、装飾ランプ用副制御信号および保留ランプ用副制御信号をシリアル出力する共通の装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子を有する副制御回路が用いられる。この場合には、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定する時(保留ランプを用いる時)および保留ランプ用副制御信号を出力しないように設定する時(保留ランプを用いない時)のいずれに対しても共通の副制御基板を用いることができる。
副制御回路を、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定する方法あるいは保留ランプ用副制御信号を出力しないように設定する方法としては、種々の方法を用いることができる。好適には、主制御回路から出力される主制御信号と、当該主制御信号に対応する副制御回路の処理内容が書き込まれている副制御回路用処理リストの処理内容を書き替える方法が用いられる。例えば、副制御回路用処理リストの保留数報知用主制御信号に対応する処理内容を書き替える。この方法を用いることにより、プログラムの簡単な修正で対応することができる。
表示制御回路は、副制御回路から出力された抽選結果報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力する。例えば、変動パターン用副制御信号で示される変動パターンで装飾図柄を表示装置に変動表示させ、図柄用副制御信号で示される図柄を表示装置に停止表示させるための表示制御信号を出力する。
さらに、表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定されている場合(保留ランプを用いている場合)には、副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力せず、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定されている場合(保留ランプを用いていない場合)には、副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号(保留数報知用副制御信号で示されている保留数を表示装置に表示するための表示制御信号)を出力する。表示制御回路を、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定する方法あるいは保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定する方法としては、種々の方法を用いることができる。好適には、副制御回路から出力される副制御信号と、当該副制御信号に対応する表示制御回路の処理内容が書き込まれている表示制御回路用処理リストの処理内容を書き替える方法が用いられる。例えば、表示制御回路用処理リストの保留数報知用副制御信号に対応する処理内容を書き替える。この方法を用いることにより、プログラムの簡単な修正で対応することができる。
本発明では、副制御回路によって保留数を保留ランプを用いて報知する仕様の遊技機と表示制御回路によって保留数を表示装置を用いて報知する仕様の遊技機に対して、副制御回路を、主制御回路から出力された保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力するように設定するかあるいは出力しないように設定するとともに、表示制御回路を、副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力しないように設定するかあるいは出力するように設定するだけで、共通の副制御回路を用いることができる。
なお、副制御回路および表示制御回路のこのような設定は、副制御回路用処理リストおよび表示制御回路用処理リストの処理内容を書き替えることによって容易に行うことができる。この場合、副制御回路用処理リストと表示制御回路用処理リストの処理内容を対比することによって、副制御回路および表示制御回路の処理内容の設定状態を容易、確実に確認することができる。
本実施の形態のパチンコ機1は、概略、遊技店の島等に配設される基枠2と、基枠2に回動可能に取り付けられた本体枠3と、本体枠3に回動可能に取り付けられたガラス枠5を有している。本体枠3には、遊技盤4が着脱自在に取り付けられている。遊技盤4には、ガイドレールによって遊技領域が形成されている。遊技領域には、始動入賞装置6、大入賞装置7、一般入賞装置8、特別図柄表示装置15、装飾図柄表示装置35等が設けられている。始動入賞装置6は、始動入賞口と、遊技球が始動入賞口に入球したことを検出して遊技球が始動入賞口に入球したことを示す始動入賞球検出信号を出力する始動入賞球検出器を有している。大入賞装置7は、大入賞口と、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材と、遊技球が大入賞口に入球したことを検出して遊技球が大入賞口に入球したことを示す大入賞球検出信号を出力する大入賞球検出器を有している。普通入賞装置8は、普通入賞口と、遊技球が普通入賞口に入球したことを検出して遊技球が普通入賞口に入球したことを示す普通入賞球検出信号を出力する普通入賞球検出器を有している。特別図柄表示装置15としては、例えば、処理負担が軽いLED等により構成される表示装置が用いられる。装飾図柄表示装置35としては、例えば、種々の演出表示を行うことができる液晶表示装置が用いられる。本体枠3には、遊技球をガイドレールに沿って遊技領域に発射させる発射レバー9が設けられている。また、本体枠3、遊技盤4やガラス枠5には、遊技演出等を行うための装飾ランプ55A〜55Mが設けられている。装飾ランプ55A〜55Mとしては、LED(発光ダイオード)や白熱電球が用いられる。
なお、保留数を保留ランプを用いて報知する仕様(本明細書では、「第1の仕様」という)の遊技機では、保留ランプ65A〜65Dが設けられる。通常、保留情報は4個まで記憶可能であるため、4個の保留ランプが設けられる。保留ランプ65A〜65Dを制御する方法としては、適宜の方法を用いることができる。典型的には、保留数に対応する数の保留ランプを点灯制御する方法が用いられる。保留ランプ65A〜65Dの取り付け位置や数は適宜選択可能である。
また、保留数を装飾図柄表示装置35を用いて報知する仕様(本明細書では、「第2の仕様」という)の遊技機では、装飾図柄表示装置35の表示画面に保留表示部(保留数表示部)36A〜36Dが表示される。図1では、装飾図柄表示装置35の表示画面に4個の保留表示部が表示される。保留表示部36A〜36Dを表示する方法としては、適宜の方法を用いることができる。典型的には、保留数に対応する数の保留表示部を表示する方法が用いられる。
図2は、保留数を保留ランプ65A〜65Dを用いて報知する第1の仕様のパチンコ機の概略構成図である。
特別図柄表示装置15は、特別図柄を用いて抽選結果を報知(表示)する。装飾図柄表示装置35は、抽選結果や大当たり遊技中であることを、装飾図柄等を用いて報知(表示)する。スピーカ25は、抽選結果や大当たり遊技中であることを、音を用いて報知する。装飾ランプ55A〜55Mは、抽選結果や大当たり遊技中であることを、光を用いて報知する。保留ランプ65A〜65Dは、保留情報の数(保留数)を、光を用いて報知する。
なお、パチンコ機は、これ以外の種々の基板や遊技用機器を有している。例えば、電源基板や払出制御基板等の基板、払出装置等の遊技用機器を有している。
主制御回路11の信号入力端子11a〜11cには、主制御基板10の信号入力端子10a〜10cを介して、それぞれ、遊技球が始動入賞口に入球したことを示す始動入賞球検出信号、遊技球が普通入賞口に入球したことを示す普通入賞球検出信号、遊技球が大入賞口に入球したことを示す大入賞球検出信号等が入力される。なお、主制御回路11に入力される入力信号はこれに限定されない。
主制御回路11は、信号入力端子11a〜11cに入力された入力信号と、記憶回路接続端子11dに接続されている記憶回路12に記憶されている情報(制御プログラム、判定用乱数、制御データ等)に基づいて各種の主制御信号を出力する。
本実施の形態では、主制御回路11は、副制御用主コマンド信号を副制御用主制御信号として副制御回路21に出力する。主制御回路11から副制御回路21に出力する副制御用主コマンド信号としては、例えば、抽選結果を報知するための抽選結果報知用主コマンド信号、大当たり遊技中であることを報知するための大当たり遊技報知用主コマンド信号、保留数を報知するための保留数報知用主コマンド信号等が用いられる。抽選結果報知用主コマンド信号、大当たり遊技報知用主コマンド信号、保留数報知用主コマンド信号は、主制御信号出力端子(主コマンド信号出力端子)11eから、主制御基板10の主制御信号出力端子(主コマンド信号出力端子)10e、副制御基板20の主制御信号入力端子(主コマンド信号入力端子)20aを介して副制御回路21の主制御信号入力端子(主コマンド信号入力端子)21aに出力される。抽選結果報知用コマンド信号としては、変動パターン判定用乱数を示す変動パターン用主コマンド信号、図柄判定用乱数を示す図柄用主コマンド信号、装飾図柄の変動表示の開始を示す変動表示開始用主コマンド信号、装飾図柄の変動表示の停止を示す変動表示停止用主コマンド信号等が用いられる。なお、大当たり判定用乱数が設定値(大当たり値)と一致する場合(当たりである場合)には、当たり変動パターン判定用乱数を示す当たり変動パターン用主コマンド信号と当たり図柄判定用乱数を示す当たり図柄用主コマンド信号が抽選結果報知用主コマンド信号として用いられ、大当たり判定用乱数が設定値(大当たり値)と一致しない場合(はずれである場合)には、はずれ変動パターン判定用乱数を示すはずれ変動パターン用主コマンド信号とはずれ図柄判定用乱数を示すはずれ図柄用主コマンド信号が抽選結果報知用主コマンド信号として用いられる。大当たり遊技報知用主コマンド信号としては、例えば、大当たり遊技の報知の開始を示す大当たり遊技報知開始用主コマンド信号、大当たり遊技の報知の終了を示す大当たり遊技報知終了用主コマンド信号等が用いられる。保留数報知用主コマンド信号としては、例えば、保留数の総数を示す保留数報知用主コマンド信号、あるいは、保留数が「1」増加したことまたは「1」減少したことを示す保留数報知用主コマンド信号が用いられる。
また、主制御回路11は、抽選結果を特別図柄表示装置15に表示するための特別図柄用主制御信号を、特別図柄用主制御信号出力端子11fから表示装置駆動装置13に出力する。表示装置駆動装置13は、主制御回路11から出力された特別図柄用主制御信号に基づいて、特別図柄用駆動信号を主制御基板10の特別図柄用駆動信号出力端子10dから特別図柄表示装置15に出力する。
副制御回路21は、主制御信号入力端子(主コマンド信号入力端子)21aに入力された主制御信号(主コマンド信号)と、記憶回路接続端子21bに接続されている記憶回路22に記憶されている情報に基づいて各種の副制御信号を出力する。
抽選結果報知用副コマンド信号としては、例えば、変動パターン用主コマンド信号で示される変動パターン判定用乱数に対応する変動パターンを示す変動パターン用副コマンド信号、図柄用主コマンド信号で示される図柄判定用乱数に対応する図柄を示す図柄用副コマンド信号、装飾図柄の変動開始を示す変動表示開始用副コマンド信号、装飾図柄の変動停止を示す変動表示停止用副コマンド信号等が用いられる。なお、変動パターン用副コマンド信号および図柄用副コマンド信号としては、当たり変動パターン用主コマンド信号で示される当たり変動パターン判定用乱数に対応する当たり変動パターンを示す当たり変動パターン用副コマンド信号と当たり図柄用主コマンド信号で示される当たり図柄判定用乱数に対応する当たり図柄を示す当たり図柄用副コマンド信号、あるいは、はずれ変動パターン用主コマンド信号で示されるはずれ変動パターン判定用乱数に対応するはずれ変動パターンを示すはずれ変動パターン用副コマンド信号とはずれ図柄用主コマンド信号で示されるはずれ図柄判定用乱数に対応するはずれ図柄を示すはずれ図柄用副コマンド信号が用いられる。大当たり遊技報知用副コマンド信号としては、例えば、大当たり遊技の報知の開始を示す大当たり遊技報知開始用副コマンド信号、大当たり遊技の報知の終了を示す大当たり遊技報知終了用副コマンド信号等が用いられる。保留数報知用副コマンド信号としては、例えば、保留数報知用主コマンド信号で示される保留数を示す保留数報知用副コマンド信号が用いられる。例えば、保留数の総数を示す保留数報知用副コマンド信号、あるいは、保留数が「1」増加したことまたは「1」減少したことを示す保留数報知用副コマ
また、副制御回路21は、装飾ランプ55A〜55Mを制御するための装飾ランプ用副コマンド信号を装飾ランプ用副制御信号として、装飾ランプ用副制御信号出力端子(装飾ランプ用副コマンド信号出力端子)21eから、副制御基板20の装飾ランプ用副制御信号出力端子(装飾ランプ用副コマンド信号出力端子)20d、装飾ランプ駆動基板50の副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)50aを介して装飾ランプ制御回路51の副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)51aに出力する。
また、副制御回路21は、保留ランプ65A〜65Dを制御するための保留ランプ用副コマンド信号を保留ランプ用副制御信号として、保留ランプ用副制御信号出力端子(保留ランプ用副コマンド信号出力端子)21fから、副制御基板20の保留ランプ用副制御信号出力端子(保留ランプ用副コマンド信号出力端子)20e、保留ランプ駆動基板60の副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)60aを介して保留ランプ制御回路61の副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)61aに出力さする。
勿論、装飾ランプ用副制御信号と保留ランプ用副制御信号をシリアル出力する方法を用いることもできる。この場合には、副制御回路21には、例えば、共通の装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子が設けられ、副制御基板20には、副制御回路21の共通の装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子と配線パターンで接続されている共通の装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子が設けられる。
記憶回路32には、制御プログラム、副制御回路21から出力される副制御信号と、当該副制御信号に対応する表示制御回路31の処理内容が書き込まれている表示制御回路用処理リスト(例えば、コマンドリスト)等が記憶されている。本実施の形態では、副制御回路21から表示制御回路31に表示用副コマンド信号が表示用副制御信号として出力されるため、表示制御回路用処理リストには、副制御回路21から出力される表示用副コマンド信号に対応する処理内容が書き込まれる。
表示装置駆動装置40は、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)(画像処理回路)41、ROMやRAMを含む記憶回路(画像処理用記憶回路)42、表示装置駆動回路(装飾図柄用表示装置駆動回路)43を有している。
表示制御回路31は、副コマンド信号入力端子31aに入力された表示用副コマンド信号(抽選結果報知用副コマンド信号、大当たり遊技報知用副コマンド信号、保留数報知用副コマンド信号等)と記憶回路32に書き込まれている情報に基づいて、装飾図柄表示装置35を制御するための表示制御信号を表示装置駆動装置40に出力する。表示装置駆動装置40は、表示制御回路31から出力された表示制御信号に基づいて、装飾図柄駆動信号を表示制御基板30の装飾図柄駆動信号出力端子30bから装飾図柄表示装置35に出力する。例えば、VDP41は、表示制御信号に基づいて、記憶回路42から画像情報(装飾図柄画像情報、キャラクタ画像情報、背景画像情報等)を読み出し、読み出した各画像情報を、大きさや配設位置を調整しながら合成することによって表示画面に対応するビットマップデータを作成する。そして、作成したビットマップデータに基づいて表示装置駆動回路43に制御信号を出力する。表示装置駆動回路43は、入力された制御信号に基づいて装飾図柄駆動信号を出力する。
第1の仕様では、保留数を保留ランプ65A〜65Dを用いて報知するため、副制御回路21は、保留数報知用制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号(本実施の形態では、保留ランプ用副コマンド信号)を出力するように設定されるが、表示制御回路31は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号は出力しないように設定される。すなわち、表示制御回路31は、保留数報知用副制御信号が入力されても、保留数報知用副制御信号に対応して装飾図柄表示装置35を制御するための表示制御信号を出力しない。
保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定する方法としては、好適には、表示制御回路用処理リストの保留数報知用副制御信号に対応する表示制御回路の処理内容を、「保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないで次のステップに進む」処理内容に書き替える方法が用いられる。
記憶回路52には、副制御回路21から出力される装飾ランプ用副制御信号(本実施の形態では、装飾ランプ用副コマンド信号)に対応する処理内容が書き込まれている装飾ランプ制御回路用処理リストが記憶されている。例えば、副制御回路21から出力される装飾ランプ用副制御信号に対応する装飾ランプ制御信号出力端子51A〜51Mからの装飾ランプ制御信号の出力パターン(装飾ランプ55A〜55Mの駆動パターン)が書き込まれている。
装飾ランプ制御回路51は、副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)51aに入力された装飾ランプ用副制御信号(装飾ランプ用副コマンド信号)と、記憶回路接続端子51bに接続されている記憶回路52に記憶されている情報に基づいて装飾ランプ制御信号出力端子51A〜51Mから装飾ランプ制御信号を出力し、駆動素子53A〜53Mを制御して装飾ランプ55A〜55Mを駆動する。
なお、副制御回路21から装飾ランプ用副制御信号がシリアル出力される場合には、装飾ランプ制御回路51は、装飾ランプ用副制御信号をシリアル/パラレル変換し、パラレル変換した各信号を装飾ランプ制御信号出力端子51A〜51Mから出力するように構成される。
記憶回路62には、副制御回路21から出力される保留ランプ用副制御信号(本実施の形態では、保留ランプ用副コマンド信号)に対応する処理内容が書き込まれている保留ランプ制御回路用処理リストが記憶されている。例えば、副制御回路21から出力される保留ランプ用副制御信号に対応する保留ランプ制御信号出力端子61A〜61Dからの保留ランプ制御信号の出力パターン(保留ランプ65A〜65Dの駆動パターン)が書き込まれている。
保留ランプ制御回路61は、副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)61aに入力された保留ランプ用副制御信号(保留ランプ用副コマンド信号)と、記憶回路接続端子61bに接続されている記憶回路62に記憶されている情報に基づいて保留ランプ制御信号出力端子61A〜61Dから保留ランプ制御信号を出力し、駆動素子63A〜63Dを制御して保留ランプ65A〜65Dを駆動する。
なお、副制御回路21から保留ランプ用副制御信号がシリアル出力される場合には、保留ランプ制御回路61は、保留ランプ用副制御信号をシリアル/パラレル変換し、パラレル変換した各信号を保留ランプ制御信号出力端子61A〜61Dから出力するように構成される。
主制御回路11は、初期値用乱数更新手段11A、判定用乱数更新手段11B、入力手段11C、判定用乱数取得手段11D、保留情報処理手段11E、抽選手段11F、出力手段11G等により構成されている。
判定用乱数取得手段11Dは、抽選条件が成立した場合に、判定用乱数を取得する。判定用乱数取得手段11Dは、抽選対象に対応する判定用乱数を取得する。例えば、大当たり遊技状態を発生させるか否かを抽選するための大当たり判定用乱数、変動パターンを抽選するための変動パターン判定用乱数(当たり変動パターン判定用乱数やはずれ変動パターン判定用乱数)、停止図柄を抽選するための図柄判定用乱数(当たり図柄判定用乱数やはずれ図柄判定用乱数)等の判定用乱数を取得する。
「抽選条件」としては、種々の条件を用いることができる。例えば、遊技球が始動入賞口に入球したことを示す始動入賞球検出信号が入力された条件が用いられる。
「保留情報記憶条件」および「保留情報消化条件」としては、種々の条件を用いることができる。例えば、「保留情報記憶条件」として、保留数が設定数(通常「4」)に達していない条件(保留数≦3)が用いられ、「保留情報消化条件」として、抽選結果および大当たり遊技中であることが報知されていない条件が用いられる。あるいは、「保留情報記憶条件」として、抽選結果あるいは大当たり遊技中であることが報知されているとともに、保留数が設定数に達していない(保留数≦3)条件が用いられ、「保留情報消化条件」として、抽選結果および大当たり遊技中であることが報知されていない条件が用いられる。
なお、保留情報処理手段11Eは、RAM12bに記憶されている保留情報12b3の数(保留数)に基づいて、副制御回路21に出力する主制御信号12b4を作成しRAM12bに記憶する。例えば、保留数を示す保留数報知用主コマンド信号を主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。保留数報知用主コマンド信号としては、保留数の総数を示す保留数報知用主コマンド信号を用いることもできるし、保留数が「1」増加したことあるいは「1」減少したことを示す保留数報知用主コマンド信号を用いることもできる。
例えば、抽選手段11Fは、大当たり判定用乱数と設定値(大当たり値)を比較する。大当たり判定用乱数が大当たり値と一致した場合には、大当たり遊技に関する抽選結果が当たりであることを判定し、大当たり遊技状態を発生させることを決定する。そして、当たり図柄判定用乱数と設定値(当たり図柄値)とを比較する。当たり図柄判定用乱数が当たり図柄値と一致した場合には、大当たり遊技状態を発生させた後、高確率遊技状態(抽選結果が当たりとなる確率が通常時より高い状態)を発生させることを決定する。当たり図柄判定用乱数が当たり図柄値と一致しなかった場合には、大当たり遊技状態のみを発生させることを決定する。一方、大当たり判定用乱数が大当たり値と一致しない場合には、大当たり遊技に関する抽選がはずれであることを判定する。
なお、抽選手段11Fは、抽選結果に基づいて種々の主制御信号12b4をRAM12bに記憶する。例えば、副制御回路31に出力する抽選結果報知用主コマンド信号を主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。また、表示装置駆動装置13に出力する特別図柄用表示制御信号を主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。また、抽選結果が当たりである場合には、遊技者に有利な遊技状態を発生させるための主制御信号12b4をRAM12bに記憶する。例えば、大入賞口開閉部材を駆動する大入賞口開閉部材駆動回路に出力する大入賞口開閉部材用主制御信号、副制御回路31に出力する大当たり遊技報知用主コマンド信号を主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。
なお、複数の主制御信号12b4をRAM12bに記憶する場合には、主制御信号12b4の出力順序を判別可能に記憶する。例えば、抽選結果報知用主コマンド信号に関しては、変動表示開始用主コマンド信号、変動パターン用主コマンド信号、図柄用主コマンド信号、変動表示終了用主コマンド信号の出力順序を判別可能に記憶する。
出力手段11Gは、RAM12bに記憶されている主制御信号12b4の出力処理を実行する。
ステップA1では、遊技球が始動入賞口に入球したことを示す始動入賞球検出信号が入力されたか否か(抽選条件が成立したか否か)を判断する。始動入賞球検出信号が入力された場合(抽選条件が成立した場合)にはステップA2に進み、始動入賞球検出信号が入力されない場合(抽選条件が成立しない場合)にはステップA5に進む、
ステップA2では、保留情報12b3の数(保留数)が設定数「4」に達しているか否か([保留数≦3]であるか否か)を判断する。保留数が設定数「4」に達していない場合(保留数≦3)にはステップA3に進み、保留数が設定数「4」に達している場合(保留数>3)には処理を終了する。
本実施の形態では、「保留数が設定数に達していない」条件が本発明の「保留情報記憶条件」に対応する。
ステップA3では、判定用乱数を取得し、取得した判定用乱数を含む保留情報12b3をRAM12bに記憶する。そして、保留数に「1」を加算する。保留情報12b3は、順に記憶される。すなわち、先頭から、記憶時期の順に記憶される。
ステップA4では、保留数を示す保留数報知用主コマンド信号を作成し、主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。
ステップA6では、保留情報消化条件が満足されているか否かを判断する。保留情報消化条件としては、例えば、抽選結果の報知および大当たり遊技中であることの報知が行われていない条件が用いられる。保留情報消化条件が満足されている場合にはステップA7に進み、保留情報消化条件が満足されていない場合には処理を終了する。
ステップA7では、RM12bに記憶されている保留情報12b3の中から先頭の保留情報(記憶時期が最も古い保留情報)を読み出す。そして、読み出した保留情報に含まれている判定用乱数を用いて抽選を行う。また、保留数から「1」を減算する。この時、読み出されてない保留情報を先頭の方向にシフトする。これにより、読み出された保留情報は消去される。
ステップA8では、保留数を示す保留数報知用主コマンド信号を作成し、主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。
ステップA9では、抽選結果に基づいて主制御信号12b4を作成しRAM12bに記憶する。
その後処理を終了する。
抽選条件が成立した場合には、判定用乱数を取得し、取得した判定用乱数を用いて抽選を行う。この時、抽選結果に基づいて種々の主制御信号12b4を作成しRAM12bに記憶する。「抽選条件」としては、始動入賞球検出信号が入力された条件を用いることができる。
一方、保留情報記憶条件が満足されている状態で抽選条件が成立した場合には、判定用乱数を取得し、取得した判定用乱数を含む保留情報12b3をRAM12bに記憶する。この時、保留数に「1」を加算して保留数報知用主コマンド信号を作成し、主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。「保留情報記憶条件」としては、抽選結果の報知あるいは大当たり遊技中であることの報知が行われているとともに、保留数が設定数に達していない(保留数≦3)条件を用いることができる。
そして、保留情報消化条件が満足された場合に、保留情報12b3をRAM12bから読み出し、読み出した保留情報12b3に含まれている判定用乱数を用いて抽選を行う。この時、保留数から「1」を減算して保留数報知用主コマンド信号を作成し、主制御信号12b4としてRAM12bに記憶する。また、抽選結果に基づいて種々の主制御信号12b4を作成しRAM12bに記憶する。「抽選情報消化条件」としては、抽選結果の報知および大当たり遊技中であることの報知が行われていない条件を用いることができる。
ステップB1では、RAM12bに記憶されている先頭の主制御信号12b4が抽選結果報知用主制御信号(抽選結果報知用主コマンド信号)であるか否かを判断する。例えば、変動表示開始用主コマンド信号、変動パターン用主コマンド信号、図柄用主コマンド信号、変動表示停止用主コマンド信号であるか否かを判断する。抽選結果報知用主制御信号である場合にはステップB2に進み、抽選結果報知用主制御信号でない場合にはステップB4に進む。
ステップB2では、抽選結果報知用主制御信号の出力タイミングであるか否かを判断する。例えば、変動表示開始用主コマンド信号、変動パターン用主コマンド信号、図柄用主コマンド信号、変動表示停止用主コマンド信号それぞれの出力タイミングであるか否かを判断する。通常、変動パターン用主コマンド信号、図柄用主コマンド信号は変動表示開始用主コマンド信号に続けて出力され、変動表示停止用主コマンド信号は、変動表示開始用主コマンド信号が出力された後、変動パターン用主コマンド信号で示される変動パターン判定用乱数に対応する変動パターンの変動表示時間が経過した時点で出力される。抽選結果報知用主制御信号の出力タイミングである場合にはステップB3に進み、出力タイミングでない場合には処理を終了する。
ステップB3では、出力タイミングに達した抽選結果報知用主制御信号を副制御回路21に出力した後処理を終了する。
ステップB5では、大当たり遊技報知用主制御信号の出力タイミングであるか否かを判断する。例えば、大当たり遊技報知開始用主コマンド信号、大当たり遊技報知終了用主コマンド信号それぞれの出力タイミングであるか否かを判断する。通常は、大当たり遊技報知開始用主コマンド信号は、変動表示停止用主コマンド信号が出力された後に出力され、大当たり遊技報知終了用主コマンド信号は、大当たり遊技報知開始用主コマンド信号が出力されてから(大当たり遊技状態が発生してから)遊技球が大入賞口に設定個数入球した時点あるいは大当たり遊技報知開始用主コマンド信号が出力されてから(大当たり遊技状態が発生してから)設定期間経過した時点で出力される。大当たり遊技報知用主制御信号の出力タイミングである場合にはステップB6に進み、出力タイミングでない場合には処理を終了する。
ステップB6では、出力タイミングに達した大当たり遊技報知用主制御信号を副制御回路21に出力した後処理を終了する。
ステップB8では、保留情数報知用主制御信号12b4の出力タイミングであるか否かを判断する。保留数報知用主制御信号の出力タイミングである場合にはステップB9に進み、出力タイミングでない場合には処理を終了する。
ステップB9では、保留数報知用主制御信号を副制御回路21に出力した後処理を終了する。
図6に示す副制御回路用処理リストには、主制御回路11から副制御回路21に出力される副制御用主制御信号(副制御用主コマンド信号)と、当該副制御用主制御信号に対応する副制御回路21の処理内容が書き込まれている。
例えば、抽選結果報知用主制御信号(抽選結果報知用主コマンド信号)に対して、抽選結果報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号(抽選結果報知用副コマンド信号)を表示制御回路21に出力し、抽選結果報知用主制御信号に対応する音用副制御信号を音源IC23に出力するとともに、抽選結果報知用主制御信号に対応する装飾ランプ用副制御信号を装飾ランプ制御回路51に出力する処理内容が書き込まれている。
また、大当たり遊技報知用主制御信号(大当たり報知用主コマンド信号)に対して、大当たり遊技報知用主制御信号に対応する大当たり遊技報知用副制御信号(大当たり遊技報知用副コマンド信号)を表示制御回路21に出力し、大当たり遊技報知用主制御信号に対応する音用副制御信号を音源IC23に出力するとともに、大当たり遊技報知用主制御信号に対応する装飾ランプ用副制御信号を装飾ランプ制御回路51に出力する処理内容が書き込まれている。
また、保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)に対して、副制御回路21の処理内容が書き込まれている。本実施の形態では、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)を出力する処理内容が書き込まれている。さらに、第1の仕様では、保留ランプ65A〜65Dを用いて保留数を報知する。このため、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を保留ランプ制御回路61に出力する処理内容が書き込まれている。
ステップC1では、主制御回路11から出力された副制御用主制御信号(副制御用主コマンド信号)が入力されたか否かを判断する。副制御用主制御信号が入力された場合にはステップC2に進み、副制御用主制御信号が入力されていない場合には処理を終了する。
ステップC2では、入力された副制御用主制御信号が抽選結果報知用主制御信号(抽選結果報知用主コマンド信号)であるか否かを判断する。例えば、変動表示開始用主コマンド信号、変動パターン用主コマンド信号、図柄用主コマンド信号、変動表示停止用主コマンド信号のいずれかである否かを判断する。入力された副制御用主制御信号が抽選結果報知用主制御信号である場合にはステップC3に進み、抽選結果報知用主制御信号でない場合にはステップC5に進む。
ステップC3では、入力された抽選結果報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号(抽選結果報知用副コマンド信号)を表示制御回路31に出力する。例えば、変動パターン用主コマンド信号(当たり変動パターン用主コマンド信号あるいははずれ変動パターン用主コマンド信号)で示される変動パターン判定用乱数(当たり変動パターン判定用乱数あるいははずれ変動パターン判定用乱数)に対応する変動パターン(当たり変動パターンあるいははずれ変動パターン)を示す変動パターン用副コマンド信号、図柄用主コマンド信号(当たり図柄用主コマンド信号あるいははずれ図柄用主コマンド信号)で示される図柄判定用乱数(当たり図柄判定用乱数あるいははずれ図柄判定用乱数)に対応する図柄(当たり図柄あるいははずれ図柄)を示す図柄用副コマンド信号を表示制御回路31に出力する。
ステップC4では、入力され抽選結果報知用主制御信号に対応する音用副制御信号を音源IC23に出力し、抽選結果報知用主制御信号に対応する装飾ランプ用副制御信号を装飾ランプ制御回路51に出力する。
ステップC6では、入力された大当たり遊技報知用主制御信号に対応する大当たり遊技報知用副制御信号(大当たり遊技報知用副コマンド信号)を表示制御回路31に出力する。
ステップC7では、入力された大当たり遊技報知用主制御信号に対応する音用副制御信号を音源IC23に出力し、大当たり遊技報知用主制御信号に対応する装飾ランプ用副制御信号を装飾ランプ制御回路51に出力する。
ステップC9では、入力された保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)を表示制御回路31に出力する。例えば、保留数報知用主コマンド信号で示されている保留数を示す保留数報知用副コマンド信号を出力する。
第1の仕様では、保留ランプ65A〜65Dを用いて保留数を報知するため、副制御回路用処理リスト(図6参照)には、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力する処理内容が書き込まれている。このため、ステップC10では、入力された保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力する。例えば、入力された保留数報知用主コマンド信号で示される保留数を保留ランプ65A〜65Dを用いて報知するための保留ランプ用副コマンド信号を、保留ランプ用副制御信号出力端子(保留ランプ用副コマンド信号出力端子)21fから出力する。第1の仕様では、保留ランプ65A〜65Dを用いて保留数を報知するため、副制御回路21の保留ランプ用副制御信号出力端子(保留ランプ用副コマンド信号出力端子)21fと副制御基板20の保留ランプ用副制御信号出力端子(保留ランプ用副コマンド信号出力端子)20eが配線パターンによって接続されているとともに、副制御基板20の保留ランプ用副制御信号出力端子(保留ランプ用副コマンド信号出力端子)20eに保留ランプ駆動基板60の副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)60aが接続されている。これにより、保留ランプ制御回路61は、保留数報知用副コマンド信号で示される保留数が保留ランプ65A〜65Dによって報知されるように、保留ランプ65A〜65dを駆動する。
その後処理を終了する。
図8に示す表示制御回路用処理リストには、副制御回路21から表示制御回路31に出力される表示用副制御信号(表示用副コマンド信号)と、当該表示用副制御信号に対応する表示制御回路31の処理内容が書き込まれている。
例えば、抽選結果報知用副制御信号(抽選結果報知用副コマンド信号)に対して、抽選結果報知用副制御信号に対応する表示制御信号を表示装置駆動装置40に出力する処理内容が書き込まれている。
また、大当たり遊技報知用副制御信号(大当たり報知用副コマンド信号)に対して、大当たり遊技報知用副制御信号に対応する表示制御信号を表示装置駆動装置40に出力する処理内容が書き込まれている。
また、保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)に対して、表示制御回路31の処理内容が書き込まれている。本実施の形態では、副制御回路21は、保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)に対応する保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)を表示制御回路31に出力するように構成されている。さらに、第1の仕様では、保留ランプ65A〜65Dを用いて保留数を報知し、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を表示しない。このため、保留数報知用副制御信号に対して、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないで次のステップに進む処理内容が書き込まれている。
ステップD1では、副制御回路21から出力された表示用副制御信号(表示用副コマンド信号)が入力されたか否かを判断する。表示用副制御信号が入力された場合にはステップD2に進み、表示用副制御信号が入力されていない場合には処理を終了する。
ステップD2では、入力された表示用副制御信号が抽選結果報知用副制御信号(抽選結果報知用副コマンド信号)であるか否かを判断する。入力された表示用副制御信号が抽選結果報知用副制御信号である場合にはステップD3に進み、抽選結果報知用副制御信号でない場合にはステップD4に進む。
ステップD3では、入力された抽選結果報知用副制御信号に対応する表示制御信号を表示装置駆動装置40に出力した後、処理を終了する。
ステップD4では、入力された表示用副制御信号が大当たり遊技報知用副制御信号(大当たり遊技報知用副コマンド信号)であるか否かを判断する。入力された表示用副制御信号が大当たり遊技報知用副制御信号である場合にはステップD5に進み、大当たり遊技報知用副制御信号でない場合にはステップD6に進む。
ステップD5では、入力された大当たり遊技報知用副制御信号に対応する表示制御信号を表示装置駆動装置40に出力した後、処理を終了する。
ステップD6では、入力された表示用副制御信号が保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)であるか否かを判断する。入力された表示用副制御信号が保留数報知用副制御信号である場合にはステップD7に進み、保留数報知用副制御信号でない場合には処理を終了する。
第1の仕様のパチンコ機では、保留数を保留ランプ65A〜65Dを用いて報知し、装飾図柄表示装置35を用いて報知しないため、表示制御回路用処理リスト(図8参照)には、保留数報知用副制御信号に対して、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しない処理内容が書き込まれている。このため、ステップD7では、入力された保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないで次のステップに進み、処理を終了する。
第2の仕様のパチンコ機は、主制御基板10、副制御基板120、表示制御基板30、装飾ランプ駆動基板50等の基板を有している。また、特別図柄表示装置15、装飾図柄表示装置35、装飾ランプ55A〜55Mを有している。第2の仕様のパチンコ機は、保留ランプ65A〜65Dおよび保留ランプ駆動基板50が用いられていない点、また、副制御基板20に替えて副制御基板120を用いている点が第1の仕様のパチンコ機と異なっている。したがって、以下では、副制御基板120の構成についてのみ説明する。
副制御基板120には、副制御回路21、ROMやRAMを含む記憶回路(副制御用記憶回路)22、音源IC23等が配設されている。
第1の仕様と第2の仕様では、共通の副制御回路21を用いている。すなわち、第2の仕様においても、第1の仕様と同様に、主制御信号入力端子21a、記憶装置接続端子21b、表示用副制御信号出力端子21c、音用副制御信号出力端子21d、装飾ランプ用副制御信号出力端子21e、保留ランプ用副制御信号出力端子21fを有する副制御回路21が用いられている。
また、第2の仕様では、保留ランプおよび保留ランプ駆動基板が用いられていない。通常、遊技機では、不正遊技防止の観点から基板に空き端子が設けられないように構成される。このため、第2の仕様では、図10に示すように、主制御信号入力端子120a、表示用副制御信号出力端子120b、音用駆動信号出力端子120c、装飾ランプ用副制御信号出力端子120dを有しているが、保留ランプ用副制御信号出力端子を有していない副制御基板120が用いられている。そして、副制御回路21の保留ランプ用副制御信号出力端子21fは開放状態に設定されている。
保留ランプ用副制御信号出力端子21fから保留ランプ用副制御信号が出力されるように設定する方法としては、第1の仕様のパチンコ機と同様の方法を用いることができる。例えば、副制御回路用処理リストに、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力する処理内容を書き込む方法を用いることができる。
一方、保留ランプ用副制御信号出力端子21fから保留ランプ用副制御信号が出力されないように設定する方法としては、例えば、副制御回路用処理リストに、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力しない処理内容を書き込む方法を用いることができる。
図11に示す副制御回路用処理リストには、主制御回路11から副制御回路21に出力される主制御信号(副制御用主コマンド信号)に対応する副制御回路21の処理内容が書き込まれている。
抽選結果報知用主制御信号(抽選結果報知用主コマンド信号)および大当たり遊技報知用主制御信号(大当たり遊技報知用主コマンド信号)に対して、図6に示した処理内容と同様の処理内容が書き込まれている。
また、保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)に対して、副制御回路21の処理内容が書き込まれている。本実施の形態では、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)を出力する処理内容が書き込まれている。さらに、第2の仕様では、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知する。また、保留ランプ用副制御信号を出力しないため、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力しないで、次のステップに進む処理内容が書き込まれている。
ステップE1〜E7では、図7に示すステップC1〜C7と同様の処理を実行する。
ステップE8では、入力された副制御用主制御信号が保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)であるか否かを判断する。入力された副制御用主制御信号が保留数報知用主制御信号である場合にはステップE9に進み、保留数報知用主制御信号でない場合には処理を終了する。
ステップE9では、入力された保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)を表示制御回路31に出力する。
第2の仕様では、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知する。また、保留ランプ用副制御信号を出力しないため、副制御回路用処理リスト(図11参照)には、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力しない処理内容が書き込まれている。このため、ステップE10では、入力された保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号を出力しないで次のステップに進み、処理を終了する。
図13に示す表示制御回路用処理リストには、副制御回路21から表示制御回路31に出力される副制御信号(表示用副コマンド信号)と、当該副制御信号に対応する表示制御回路31の処理内容が書き込まれている。
抽選結果報知用副制御信号(抽選結果報知用副コマンド信号)および大当たり遊技報知用副制御信号(大当たり遊技報知用副コマンド信号)に対して、図8に示した処理内容と同様の処理内容が書き込まれている。
また、保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)に対して、表示制御回路31の処理内容が書き込まれている。本実施の形態では、副制御回路21は、保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)に対応する保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)を表示制御回路31に出力するように構成されている。さらに、第2の仕様では、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知する。このため、保留数報知用副制御信号に対して、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力する処理内容が書き込まれている。
ステップF1〜F5では、図9に示すステップD1〜D5と同様の処理を実行する。
ステップF6では、入力された表示用副制御信号が保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)であるか否かを判断する。入力された表示用副制御信号が保留数報知用副制御信号である場合にはステップF7に進み、保留数報知用副制御信号でない場合には処理を終了する。
第2の仕様のパチンコ機では、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知するため、表示制御回路用処理リスト(図13参照)には、保留数報知用副制御信号に対して、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力する処理内容が書き込まれている。このため、ステップF7では、入力された保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力する。
その後、処理を終了する。
制御回路および副制御基板を兼用化しながら、装飾図柄表示装置を用いて保留数を報知する第3の仕様のパチンコ機の概略構成図を、図15を参照して説明する。
第3の仕様のパチンコ機では、副制御回路は、保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号を表示制御回路に出力するとともに、保留数報知用主制御信号に対応する補助ランプ用副制御信号を出力するように設定される。表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定される。
第3の仕様のパチンコ機では、保留ランプ65A〜65Dおよび保留ランプ駆動基板60に替えて補助ランプ165A〜165Nおよび補助ランプ駆動基板160が設けられ、副制御回路21の保留ランプ用副制御信号出力端子21fから補助ランプ165A〜165Nを制御するための補助ランプ用副制御信号を出力するように設定されている点が、図2に示した第1の仕様のパチンコ機と異なっている。
したがって、以下では、補助ランプ駆動基板160と、副制御回路21の構成のみを説明する。
第3の仕様のパチンコ機では、第1の仕様のパチンコ機と同様に、主制御信号入力端子(主コマンド信号入力端子)21a、記憶装置接続端子21b、表示用副制御信号出力端子(表示用副コマンド信号出力端子)21c、音用副制御信号出力端子21d、装飾ランプ用副制御信号出力端子21e、保留ランプ用副制御信号出力端子21fを有する副制御回路21が用いられている。
記憶回路22には、制御プログラム、主制御回路11から出力される副制御用主制御信号(副制御用主コマンド信号)と、当該副制御用主制御信号に対応する副制御回路21の処理内容が書き込まれている副制御回路用処理リスト等が記憶されている。第3の仕様のパチンコ機では、副制御回路21は、保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)に対して、保留数報知用主制御信号に対応する補助ランプ用副制御信号を出力する。このため、記憶回路22に記憶されている副制御回路用処理リストには、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応して補助ランプ165A〜165Nを制御するための補助ランプ用副制御信号を出力する処理内容が書き込まれる。本実施の形態では、保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)に対応する補助ランプ165A〜165Nの駆動パターンを示す補助ランプ用副コマンド信号を補助ランプ用副制御信号として出力する処理内容が書き込まれている。
記憶回路162には、副制御回路21から出力される補助ランプ用副制御信号(本実施の形態では、補助ランプ用副コマンド信号)に対応する補助ランプ制御回路161の処理内容が書き込まれている補助ランプ制御回路用処理リストが記憶されている。例えば、副制御回路21から出力される補助ランプ用副コマンド信号に対応する補助ランプ制御信号出力端子161A〜161Nからの補助ランプ制御信号の出力パターン(補助ランプ165A〜165Nの駆動パターン)が書き込まれている。
補助ランプ制御回路161は、副制御信号入力端子(副コマンド信号入力端子)161aに入力された補助ランプ用副制御信号(補助ランプ用副コマンド信号)と、記憶回路接続端子161bに接続されている記憶回路162に書き込まれている情報に基づいて補助ランプ制御信号出力端子61A〜61Dから補助ランプ制御信号を出力し、駆動素子163A〜163Nを制御して補助ランプ165A〜165Nを駆動する。
図16に示す副制御回路用処理リストには、主制御回路11から副制御回路21に出力される副制御横主制御信号(副制御用主コマンド信号)に対応する副制御回路21の処理内容が書き込まれている。
抽選結果報知用主制御信号(抽選結果報知用主コマンド信号)および大当たり遊技報知用主制御信号(大当たり遊技報知用主コマンド信号)に対して、図6に示した処理内容と同様の処理内容が書き込まれている。
また、保留数報知用主制御信号(保留数報知用主コマンド信号)に対して、副制御回路21の処理内容が書き込まれている。本実施の形態では、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)を出力する処理内容が書き込まれている。さらに、第3の仕様では、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知するとともに、保留ランプ65A〜65Dに替えて補助ランプ165A〜165Nを用いている。このため、保留数報知用主制御信号に対して、保留数報知用主制御信号に対応する補助ランプ用副制御信号を出力する処理内容が書き込まれている。
第3の仕様のパチンコ機の副制御回路21は、図12に示した第2の仕様のフローチャートと、ステップE10の処理を除いて同様の処理を実行する。すなわち、第3の仕様では、ステップE10において、保留数報知用主制御信号に対応する補助ランプ用副制御信号を出力する。
図17に示す表示制御回路用処理リストには、副制御回路21から表示制御回路31に出力される表示用副制御信号(表示用副コマンド信号)と、当該表示用副制御信号に対応する表示制御回路31の処理内容が書き込まれている。
第3の仕様では、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知する。このため、抽選結果報知用副制御信号(抽選結果報知用副コマンド信号)、大当たり遊技報知用副制御信号(大当たり遊技報知用副コマンド信号)および保留数報知用副制御信号(保留数報知用副コマンド信号)に対して、図8に示した処理内容と同様の処理内容が書き込まれている。
第3の仕様のパチンコ機の表示制御回路21は、図14に示した第2の仕様のフローチャートと同様の処理を実行する。
副制御回路から装飾ランプ制御回路への装飾ランプ用副制御信号および副制御回路から保留ランプ用制御回路への保留ランプ用副制御信号をシリアル出力するように構成した第2の実施の形態の、第1の仕様(保留ランプを用いて保留数を報知する仕様)のパチンコ機の概略構成を、図18を参照して説明する。
副制御回路221は、主制御信号入力端子(主コマンド信号入力端子)221a、記憶装置接続端子221b、表示用副制御信号出力端子(表示用副コマンド信号出力端子)221c、音用副制御信号出力端子221d、装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子221e、ラッチ信号出力端子221fを有している。副制御回路221は、装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子221eから、装飾ランプ用副制御信号および保留ランプ用副制御信号をシリアル出力する。また、ラッチ信号出力端子221fからラッチ信号を出力する。
副制御基板220は、副制御回路221の装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子221e、ラッチ信号出力端子221fに配線パターンで接続されている装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子220d、ラッチ信号出力端子220eを有している。
装飾ランプ制御回路251は、シリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換回路として動作する。すなわち、副制御信号入力端子251aからシリアルに入力される装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号を順次シフトしながら記憶し、ラッチ信号入力端子251bにラッチ信号が入力されると、その時記憶している装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号を装飾ランプ制御信号出力端子251A〜251Mにパラレルに出力する。装飾ランプ制御回路251のシフト数を超えてシフトされた副制御信号は、シリアル信号出力端子(「デイジーチェーン端子」と呼ばれる)251cから出力される。
装飾ランプ駆動基板250には、副制御基板220の装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子220d、ラッチ信号出力端子220eに接続される副制御信号入力端子250a、ラッチ信号入力端子220b、装飾ランプ55A〜55Mが接続される装飾ランプ駆動信号出力端子250A〜250Mを有している。また、シリアル信号出力端子(デイジーチェーン端子)250c、ラッチ信号出力端子250dを有している。副制御信号入力端子250aは、装飾ランプ制御回路251の副制御信号入力端子251aに接続され、ラッチ信号入力端子250bは、装飾ランプ制御回路251のラッチ信号入力端子251bおよび装飾ランプ駆動基板250のラッチ信号出力端子250dに接続され、シリアル信号出力端子251cは、装飾ランプ制御回路251のシリアル信号出力端子(デイジーチェーン端子)251cに接続されている。
保留ランプ制御回路261は、装飾ランプ制御回路251と同様に、副制御信号入力端子261aからシリアルに入力される副制御信号(装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号)を順次シフトしながら記憶し、ラッチ信号入力端子261bにラッチ信号が入力されると、その時記憶している装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号を保留ランプ制御信号出力端子261A〜261Dにパラレルに出力する。
保留ランプ駆動基板260には、装飾ランプ駆動基板250のシリアル信号出力端子250c、ラッチ信号出力端子250dに接続される副制御信号入力端子260a、ラッチ信号入力端子260b、保留ランプ65A〜65Dが接続される保留ランプ駆動信号出力端子260A〜260Dを有している。副制御信号入力端子260aは、保留ランプ制御回路261の副制御信号入力端子261aに接続され、ラッチ信号入力端子260bは、保留ランプ制御回路261のラッチ信号入力端子261bに接続されている。
装飾ランプ制御回路251は、副制御信号入力端子251aから入力された装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号を順次シフトしながら8ビットまで記憶し、8ビットを超えると、シリアル信号出力端子251cから出力する。装飾ランプ制御回路251のシリアル信号出力端子251cから出力された副制御信号は、保留ランプ制御回路261の副制御信号入力端子261aに入力される。
保留ランプ制御回路261は、副制御信号入力端子261aから入力された装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号を順次シフトしながら8ビットまで記憶し、8ビットを超えると、シリアル信号出力端子261cから出力する。
そして、副制御回路221は、装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子221eから16ビットの装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号をシリアル出力した後、ラッチ信号出力端子221fからラッチ信号を出力する。
装飾ランプ制御回路251は、ラッチ信号入力端子251bにラッチ信号が入力されると、その時点で記憶している装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号(第1ビット〜第8ビットの信号)それぞれを装飾ランプ制御信号出力端子250−1〜250−8に出力する。これにより、駆動素子253−1〜253−8が第1ビット〜第8ビットの信号に応じて制御され、装飾ランプ55−1〜55−8が駆動される。
また、保留ランプ制御回路261は、ラッチ信号入力端子261bにラッチ信号が入力されると、その時点で記憶している装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号(第9ビット〜第12ビットの信号)それぞれを保留ランプ制御信号出力端子260−1〜260−4に出力する。これにより、駆動素子263−1〜263−4が第9ビット〜第12ビットの信号に応じて制御され、保留ランプ65−1〜65−4が駆動される。
なお、装飾図柄表示装置35を用いて保留数を報知する第2の仕様の場合には、保留ランプ65A〜65Dと保留ランプ駆動基板260が用いられず、また、副制御回路221は、装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子221eから、装飾ランプ用制御信号のみを有する16ビットの装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号(例えば、第9ビット〜第16ビットが「0」である装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号)をシリアルに順次出力する。
装飾ランプ用副制御信号と保留ランプ用副制御信号を共通の装飾ランプ/保留ランプ用副制御信号出力端子からシリアルに出力したが、それぞれ装飾ランプ用副制御信号出力端子および保留ランプ用副制御信号出力端子からシリアルに出力することもできる。
これに対して、前述した実施の形態では、主制御回路から出力される保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号を必ず表示制御回路に出力する副制御回路を用いている。これにより、主制御回路から出力される保留数報知用主制御信号に対応する副制御回路の処理内容および副制御回路から出力される保留数報知用副制御信号に対応する表示制御回路の処理内容を第1の仕様あるいは第2の仕様に応じて設定するのみで、あるいは、副制御回路から出力される保留数報知用副制御信号に対応する表示制御回路の処理内容を第1の仕様あるいは第2の仕様に応じて設定するのみで対応することができる。したがって、副制御回路によって保留ランプに保留数を報知する第1の仕様および表示制御回路によって表示装置に保留数を報知する第2の仕様に対して共通の副制御回路を用いることができる。
また、前述した実施の形態では、副制御回路は、主制御回路から出力される抽選結果報知用主制御信号や大当たり遊技報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号や大当たり遊技報知用副制御信号だけでなく、主制御回路から出力される保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号も表示制御回路に出力している。すなわち、副制御回路は、第1の仕様および第2の仕様に関係なく、主制御回路から副制御回路に出力される副制御用主制御信号それぞれに対応する表示用副制御信号を表示制御回路に出力している。このため、表示制御回路用処理リストおよび副制御回路用処理リストを、同じ種類の副制御用主制御信号および表示用副制御信号が同じ順序で配置された共通の形式に構成することができる。例えば、図6および図8に示すように、副制御回路用処理リストを、抽選結果報知用主制御信号、大当たり報知用主制御信号、保留数報知用主制御信号の順に副制御用主制御信号が配置された形式に構成し、表示制御回路用処理リストを、抽選結果報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号、大当たり報知用主制御信号に対応する大当たり報知用副制御信号、保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号の順に表示用副制御信号が配置された形式に構成することができる。このように表示制御回路用処理リストと副制御回路用処理リストを共通の形式に構成することにより、表示制御回路用処理リストと副制御回路用処理リストを対比することによって、表示制御回路の処理内容および副制御回路の処理内容の書き替えミスを迅速、容易に確認することができる。例えば、同じ順番の位置に配置されている、表示制御回路用処理リストの保留報知用副制御信号に対応する表示制御回路の処理内容と副制御回路用処理リストの保留数報知用主制御信号に対応する副制御回路の処理内容を対比することによって、第1の仕様あるいは第2の仕様に対して表示制御回路の処理内容や副制御回路の処理内容が適切に書き替えられているか否かを迅速、容易に確認することができる。制御信号の数が多くなればなるほど表示制御回路の処理内容や副制御回路の処理内容の書き替えミスが多くなるため、表示制御回路用処理リストと副制御回路用処理リストを共通の形式に構成することによる効果を期待することができる。
実施の形態では、装飾ランプ駆動回路(装飾ランプ制御回路51と駆動素子53A〜53M)を装飾ランプ駆動基板50に設けたが、装飾ランプ駆動回路は副制御基板20に設けることもできる。また、保留ランプ駆動回路(保留ランプ制御回路61と駆動素子63A〜63D)を保留ランプ駆動基板60に設け、補助ランプ駆動回路(補助ランプ制御回路161と駆動素子163A〜163N)を補助ランプ駆動基板160に設けたが、保留ランプ駆動回路や補助ランプ駆動回路を副制御基板20に設けることもできる。このように構成した場合でも、副制御回路21を兼用して用いることができる。
実施の形態では、保留数を保留ランプを用いて報知する仕様の遊技機あるいは保留数を装飾図柄表示装置を用いて報知する仕様の遊技機に対して共通の副制御回路を用いる場合について説明したが、保留数を保留ランプおよび装飾図柄表示装置を用いて報知する仕様の遊技機に対しても共通の副制御回路を用いることができる。
制御系の構成は、実施の形態で説明した構成に限定されない。
副制御回路用処理リストおよび表示制御回路用処理リストにおける処理内容の設定方法としては、種々の方法を用いることができる。
実施の形態で説明されている各構成は単独で用いることもできるし、適宜選択した複数の構成を組み合わせて用いることもできる。
実施の形態では、パチンコ機について説明したが、本発明の技術はパチンコ機以外の種々の遊技機に用いることができる。
「(態様1)請求項1の遊技機であって、
前記副制御基板には、前記主制御回路から出力される抽選結果報知用主制御信号および保留数報知用主制御信号に対応する前記副制御回路の処理内容が書き込まれた副制御回路用処理リストが記憶されている副制御用記憶回路が設けられており、
前記表示制御基板には、前記副制御回路から出力される抽選結果報知用副制御信号および保留数報知用副制御信号に対応する前記表示制御回路の処理内容が書き込まれた表示制御回路用処理リストが記憶されている表示制御用記憶回路が設けられており、
前記副制御回路用処理リストに、保留数報知用主制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力する処理内容が書き込まれていることによって、前記副制御回路は、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定され、保留数報知用主制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力しない処理内容が書き込まれていることによって、前記副制御回路は、保留ランプ用副制御信号を出力しないように設定され、
前記表示制御回路用処理リストに、保留数報知用副制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力しない処理内容が書き込まれていることによって、前記表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定され、保留数報知用副制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力する処理内容が書き込まれていることによって、前記表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定される、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
これにより、副制御回路用処理リストおよび表示制御回路用処理リストを共通のプログラム形式を用いて構成することができ、副制御回路および表示制御回路の処理態様を容易に設定することができる。さらに、副制御回路用処理リストと表示制御回路用処理リストを比較することによって、副制御回路および表示制御回路の処理態様が各仕様に対応して設定されているか否かを容易に確認することができる。
主制御基板と、前記主制御基板に設けられた主制御回路と、副制御基板と、前記副制御基板に設けられた副制御回路と、表示制御基板と、前記表示制御基板に設けられた表示制御回路と、表示装置を備え、
前記主制御回路は、前記抽選結果を示す抽選結果報知用主制御信号および前記保留情報の数を示す保留数報知用主制御信号を前記副制御回路に出力し、
前記副制御回路は、前記主制御回路から出力された抽選結果報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号および保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号を前記表示制御回路に出力するとともに、前記保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力し、
前記表示制御回路は、前記副制御回路から出力された抽選結果報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力するとともに、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定されている場合には、前記副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力せず、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定されている場合には、前記副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力する、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
副制御回路から表示制御回路に副制御信号を出力方する法としては、パラレル出力方法やシリアル出力方法を用いることができる。副制御信号をパラレル出力する方法を用い、保留数を表示装置を用いて報知する場合には、報知ランプ用副制御信号出力端子を有していない副制御基板を設け、副制御回路の保留ランプ用副制御信号出力端子を開放状態に設定するのが好ましい。これにより、副制御基板の空き端子を利用した不正遊技を防止することができる。
本態様では、副制御回路によって保留数を保留ランプを用いて報知する仕様の遊技機と、表示制御回路によって保留数を表示装置を用いて報知する仕様の遊技機に対して、表示制御回路を、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないようにあるいは保留数報知用副制御信号に対応する表示装置を出力するように設定するだけで、共通の副制御回路を用いることができる。
前記表示制御基板には、前記副制御回路から出力された抽選結果報知用副制御信号および保留球数報知用副制御信号に対して、前記抽選結果報知用副制御信号および保留球数報知用副制御信号に対する前記表示制御回路の処理内容が書き込まれた表示制御回路用処理リストが記憶されている表示制御用記憶回路が設けられており、
前記表示制御回路用処理リストに、保留数報知用副制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力しない処理内容が書き込まれていることによって、前記表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定され、保留数報知用副制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力する処理内容が書き込まれていることによって、前記表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定される、
ことを特徴とする遊技機。として構成することができる。
これにより、表示制御回路の処理態様を容易に設定することができる。
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
主制御基板と、前記主制御基板に設けられた主制御回路と、副制御基板と、前記副制御基板に設けられた副制御回路と、表示制御基板と、前記表示制御基板に設けられた表示制御回路と、表示装置を備え、
前記主制御回路は、前記抽選結果を示す抽選結果報知用主制御信号および前記保留情報の数を示す保留数報知用主制御信号を前記副制御回路に出力し、
前記副制御回路は、前記主制御回路から出力された抽選結果報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号および保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号を前記表示制御回路に出力するとともに、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定されている場合には、前記保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力し、補助ランプ用副制御信号を出力するように設定されている場合には、前記保留数報知用主制御信号に対応して補助ランプを制御するための補助ランプ用副制御信号を出力し、
前記表示制御回路は、前記副制御回路から出力された抽選結果報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力するとともに、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定されている場合には、前記副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力せず、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定されている場合には、前記副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力する、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本態様では、副制御回路によって保留数を保留ランプを用いて報知する仕様の遊技機と、表示制御回路によって保留数を表示装置を用いて報知する仕様の遊技機に対して、副制御回路を、保留数報知用主制御信号に対応する保留ランプ用副制御信号あるいは保留数報知用主制御信号に対応する補助ランプ用副制御信号を出力するように設定するとともに、表示制御回路を、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないようにあるいは保留数報知用副制御信号に対応する表示装置を出力するように設定するだけで、共通の副制御回路を用いることができる。特に、本態様では、共通の副制御基板も用いることができるため、遊技機をより安価に製造することができる。
前記副制御基板には、前記主制御回路から出力される抽選結果報知用主制御信号および保留数報知用主制御信号に対応する前記副制御回路の処理内容が書き込まれた副制御回路用処理リストが記憶されている副制御用記憶回路が設けられており、
前記表示制御基板には、前記副制御回路から出力される抽選結果報知用副制御信号および保留数報知用副制御信号に対応する前記表示制御回路の処理内容が書き込まれた表示制御回路用処理リストが記憶されている表示制御用記憶回路が設けられており、
前記副制御回路用処理リストに、保留数報知用主制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力する処理内容が書き込まれていることによって、前記副制御回路は、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定され、保留数報知用主制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用主制御信号に対応して補助ランプを制御するための補助ランプ用副制御信号を出力する処理内容が書き込まれていることによって、前記副制御回路は、補助ランプ用副制御信号を出力するように設定され、
前記表示制御回路用処理リストに、保留数報知用副制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力しない処理内容が書き込まれていることによって、前記表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定され、保留数報知用副制御信号に対応する処理内容として、保留数報知用副制御信号に対応して表示装置を制御するための表示制御信号を出力する処理内容が書き込まれていることによって、前記表示制御回路は、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定される、
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
これにより、副制御回路用処理リストおよび表示制御回路用処理リストを共通のプログラム形式を用いて構成することができ、副制御回路および表示制御回路の処理態様を容易に設定することができる。さらに、副制御回路用処理リストと表示制御回路用処理リストを比較することによって、副制御回路および表示制御回路の処理態様が各仕様に対応して設定されているか否かを容易に確認することができる。
ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
2 基枠
3 本体枠
4 遊技盤
5 ガラス枠
6 始動入賞装置
7 大入賞装置
8 普通入賞装置
9 発射レバー
10 主制御基板
11 主制御回路
12 記憶回路(主制御用記憶回路)
13 表示装置駆動装置
15 特別図柄表示装置
20、120、220 副制御基板
21、221 副制御回路
22、222 記憶回路(副制御用記憶回路)
23、223 音源IC
30 表示制御基板
31 表示制御回路
32 記憶回路(表示制御用記憶回路)
35 装飾図柄表示装置
40 表示装置駆動装置
36A〜D 保留表示部(保留数表示部)
50、250 装飾ランプ駆動基板
51、251 装飾ランプ制御回路
52 記憶回路(装飾ランプ用記憶回路)
53A〜53M 駆動素子(装飾ランプ用駆動素子)
55A〜55M 装飾ランプ(装飾用光発生器)
60、260 保留ランプ駆動基板
61、261 保留ランプ制御回路
62、162 記憶回路(保留ランプ用記憶回路)
63A〜63D、263A〜263D 駆動素子(保留ランプ用駆動素子)
65A〜65D 保留ランプ(保留数報知用光発生器)
160 補助ランプ駆動基板
161 補助ランプ制御回路
162 記憶回路(補助ランプ用記憶回路)
163〜163N 駆動素子(補助ランプ用駆動素子)
165A〜165D 補助ランプ(補助装飾用光発生器)
Claims (1)
- 抽選条件の成立に起因して取得した判定用乱数を用いて抽選を行い、抽選結果に基づいて遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させるか否かを決定する遊技機であり、保留情報記憶条件が満足されている状態で抽選条件が成立した場合には、取得した判定用乱数を含む保留情報を記憶し、保留情報消化条件が満足された場合に、前記保留情報を読み出し、読み出した保留情報に含まれている判定用乱数を用いて抽選を行うとともに、抽選結果および保留情報の数を報知する遊技機であって、
主制御基板と、前記主制御基板に設けられた主制御回路と、副制御基板と、前記副制御基板に設けられた副制御回路と、表示制御基板と、前記表示制御基板に設けられた表示制御回路と、表示装置を備え、
前記主制御回路は、前記抽選結果を示す抽選結果報知用主制御信号および前記保留情報の数を示す保留数報知用主制御信号を前記副制御回路に出力し、
前記副制御回路は、前記主制御回路から出力された抽選結果報知用主制御信号に対応する抽選結果報知用副制御信号および保留数報知用主制御信号に対応する保留数報知用副制御信号を前記表示制御回路に出力するとともに、保留ランプ用副制御信号を出力するように設定されている場合には、前記保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力し、保留ランプ用副制御信号を出力しないように設定されている場合には、前記保留数報知用主制御信号に対応して保留ランプを制御するための保留ランプ用副制御信号を出力せず、
前記表示制御回路は、前記副制御回路から出力された抽選結果報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力するとともに、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力しないように設定されている場合には、前記副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力せず、保留数報知用副制御信号に対応する表示制御信号を出力するように設定されている場合には、前記副制御回路から出力された保留数報知用副制御信号に対応して前記表示装置を制御するための表示制御信号を出力する、
ことを特徴とする遊技機。
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