JP2009043906A - Euv露光装置、露光方法およびデバイス製造方法 - Google Patents

Euv露光装置、露光方法およびデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明光学系を精度よく調整することができるEUV露光装置を提供する。
【解決手段】EUV露光装置は、EUV光源からのEUV光束を入射するように構成され、前記光源からの光を被照射面に導く複数の反射ミラーと、前記複数の反射ミラーの少なくとも一つの反射ミラーの位置および傾きを調整する反射ミラー調整機構と、を備える。EUV露光装置は、前記EUV光源が発する光の波長と異なる波長の光を発する調整用光源(101)と、前記調整用光源の発する光が前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する位置および傾きを調整する光経路調整機構(103,105)と、前記調整用光源が発し、前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する光を検出するように、前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する光束を検出可能に配置されたセンサ(1111)と、をさらに備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、EUV(Extreme Ultraviolet)光を使用する露光装置および該露光装置を使用する露光方法および該露光方法を使用する露光工程を有するデバイスの製造方法に関するものである。
近年、半導体集積回路の微細化に伴い、光の回折限界によって制限される光学系の解像力を向上させるために、従来の紫外線に代えてこれより短い波長(11乃至14nm、より広義には5乃至50nm)のEUV(Extreme Ultraviolet)光(極端紫外線)を使用した投影リソグラフィ技術が開発されている。この技術は、最近ではEUVリソグラフィと呼ばれており、従来の波長190nm程度の光線を用いた光リソグラフィでは実現不可能な、32nm以下の解像力を得られる技術として期待されている。
EUV光は光学材料を透過しないので、EUV光用の光学素子として透過屈折型の光学素子を使用することができない。そこで、EUV露光装置では、反射型のオプティカルインテグレータ、反射型のマスク(レチクル)、および反射型の投影光学系が使用される(たとえば特許文献1を参照)。光源からの光の強度分布は、オプティカルインテグレータによって均一化され、マスクに照射される。マスクに照射された光は、マスクで反射され、投影光学系を経てウェハに到達し、マスクのパターンがウェハに投影される。
米国特許6452661号公報
上記のようなEUV露光装置において、照明ムラおよび収差を最小とするには、強度分布の均一な光が所定の角度でマスクに入射するように、照明光学系を構成する各反射ミラーを調整することが重要である。したがって、照明光学系を精度よく調整することができるEUV露光装置に対するニーズがある。
本発明によるEUV露光装置は、EUV光源からのEUV光束を入射するように構成され、前記光源からの光を被照射面に導く複数の反射ミラーと、前記複数の反射ミラーの少なくとも一つの反射ミラーの位置および傾きを調整する反射ミラー調整機構と、を備える。本発明によるEUV露光装置は、前記EUV光源が発する光の波長と異なる波長の光を発する調整用光源と、前記調整用光源の発する光が前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する位置および傾きを調整する光経路調整機構と、前記調整用光源が発し、前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する光を検出するように、前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する光束を検出可能に配置されたセンサと、をさらに備える。
本発明によるEUV露光装置によれば、光経路調整機構によって、調整用光源の発する光が少なくとも一つの反射ミラーに入射する位置および傾きを調整し、少なくとも一つの反射ミラーに入射する光束を検出可能に配置されたセンサによって、少なくとも一つの反射ミラーに入射する光を検出し、反射ミラー調整機構によって少なくとも一つの反射ミラーの位置および傾きを調整することができる。したがって、本発明によるEUV露光装置によれば、照明光学系を構成する各反射ミラーを精度よく調整することができる。
本発明によれば、照明光学系を精度よく調整することができるEUV露光装置が得られる。
図1は、一実施形態によるEUV露光装置の構成を示す図である。
図1において、光源LSから射出された光は、照明光学系LTおよび反射鏡25を経てマスク(レチクル)Mに照射される。
マスクMは、Y方向に沿って移動可能なマスクステージ113によって保持されている。マスクステージ113の位置は、レーザ干渉計29により計測されるように構成されている。照射されたマスクMのパターンからの反射光は、反射型の投影光学系PLを介して、感光性基板であるウェハW上にマスクパターンの像を形成する。すなわち、ウェハW上には、たとえば円弧状の静止露光領域(実効露光領域)が形成される。
ウェハWは、X方向およびY方向に沿って二次元的に移動可能なウェハステージ31によって保持されている。ウェハステージ31の位置は、マスクステージ113と同様に、レーザ干渉計33により計測されるように構成されている。
マスクステージ113およびウェハステージ33を、投影光学系PLに対してY方向に相対移動させながら、走査露光(スキャン露光)を行うことにより、ウェハWの1つの矩形状のショット領域にマスクMのパターンが転写される。
このとき、投影光学系PLの投影倍率(転写倍率)が例えば1/4である場合、ウェハステージ7の移動速度をマスクステージ5の移動速度の1/4に設定して同期走査を行う。また、ウェハステージ7をX方向およびY方向に沿って二次元的に移動させながら走査露光を繰り返すことにより、ウェハWの各ショット領域にマスクMのパターンが逐次転写される。
図2は、一実施形態によるEUV露光装置の詳細な構成を示す図である。
図2において、光源LSは、レーザ光源11、集光レンズ13、ノズル17、楕円反射鏡19、ダクト21を備える。たとえば、キセノンからなる高圧ガスがノズル17から供給され、気体ターゲット15を構成する。レーザ光源11から放射された光が、集光レンズ13を介して気体ターゲット15上に集光する。気体ターゲット15は、集光されたレーザ光によりエネルギーを得てプラズマ化し、EUV光を放射する。発光を終えたガスは、ダクト21を介して排出される。
気体ターゲット15は、楕円反射鏡の第1焦点に位置決めされている。したがって、放射されたEUV光は、楕円反射鏡19の第2焦点を含む領域に集光する。該領域を集光領域と呼称する。集光領域を通過した光は、照明光学系LTに到達する。
照明光学系LTは、凹面反射鏡21、一対のフライアイミラー111aおよび111bからなるオプティカルインテグレータ111、凸面反射鏡23aおよび凹面反射鏡23bからなるコンデンサー光学系23を備える。照明光学系LTに入射した光は、凹面反射鏡21を介してほぼ平行光束となり、一対のフライアイミラー111aおよび111bからなるオプティカルインテグレータ111によって、フライアイミラー111bの射出面の近傍に実質的な面光源が形成される。実質的な面光源からの光は、コンデンサー光学系23を介して、照明光学系LTから射出される。
照明光学系LTから射出された光は、平面反射鏡25により偏向された後、視野絞り27の円弧状の開口部を通過して、マスクM上に円弧状の照明領域を形成する。マスクMに反射された光は、反射鏡M1乃至M6からなる投影光学系PLを介して、ウェハW上の円弧状の露光領域にマスクパターンの像を形成する。
本実施形態において、集光領域には、退避可能なミラー105が配置される。ミラー105は、調整時に光の経路に配置され、露光中は図示しない移動機構により光の経路外に退避される。調整時には、レーザ光源101からの光が、平行平板103を経てミラー105に照射される。ミラー105は、直交する2軸の周りに回転可能であり、所定の回転角度において所定の方向に光を反射する。本実施形態においては、ミラー105によって所定の方向にレーザ光を反射することによって、たとえば、第1のフライアイミラー111aの所望の位置にレーザ光を照射することができる。
図3は、ミラー105の構成の一例を示す図である。ミラー105は、ミラー部1051と、第1のフレーム1055と、第2のフレーム1059とを備える。ミラー部1051は、第1のフレーム1055に設置されたy軸方向の第1の軸1053の周りに回転可能であり、第1のフレーム1055は、第2のフレーム1059に設置されたx軸方向の第2の軸1057の周りに回転可能である。x軸、y軸はミラー面に平行であり、z軸はミラー面に垂直である。第1の軸1053および第2の軸1057の回転角度は、制御することができるように構成されている。さらに、第2のフレーム1059は、図1におけるY軸方向に移動可能に構成され、露光時には、光の経路から退避される。
図4は、平行平板103の構成を示す図である。平行平板103は、レーザ光源101とミラー105との間に配置される。平行平板103は、たとえばZ軸方向の軸1031の周りに回転可能に構成される。平行平板103をZ軸周りに回転すると、ミラー105上において、レーザ光の照射される位置がX軸方向に移動する。また、平行平板103を図示しないX軸方向の軸の周りに回転可能に構成し、平行平板103をX軸周りに回転すると、ミラー105上において、レーザ光の照射される位置がZ軸方向に移動する。このようにして、ミラー105上において、レーザ光の照射される位置を、X軸方向およびZ軸方向に移動させることができる。
上記のミラー105および平行平板103は、集光領域において、調整用光源の発する光の経路を変化させる、光経路調整機構に対応する。
図5は他の実施形態によるレーザ光源107の構成を示す図である。レーザ光源107は、レーザ放射部1071と2次元のゴニオステージ1073を備える。レーザ放射部1071がゴニオステージ1073上で移動することにより、レーザ光線の方向を変えることができる。また、ゴニオステージ1073を移動させることにより、レーザ光の照射位置を変えることができる。ゴニオステージ1073は、調整用光源の発する光の経路を変化させる、光経路調整機構に対応する。レーザ光源107は調整時に集光領域に配置され、露光時にEUV項の経路外に退避するようにしてもよい。
図6は、第1のフライアイミラー111aおよび第2のフライアイミラー111bからなるオプティカルインテグレータ(フライアイ光学系)の原理を説明するための図である。第1のフライアイミラー111aは、複数の反射素子111aa、111ab、111acを備える。第2のフライアイミラー111bは、複数の反射素子111ba、111bb、111bcを備える。図6においては、3個の反射素子によってより多数の反射素子を表している。上述のように、第1のフライアイミラー111aに入射する光はほぼ平行光束である。凹の反射素子111aaに入射する平行光束は、凸の反射素子111ba上に集光され、凸面反射鏡23aのほぼ全域を照射する。このように、複数の反射素子111aa、111ab、111acに入射する光は、凸面反射鏡23aのほぼ全域を重畳的に照射する。したがって、複数の反射素子111aa、111ab、111acに入射する光の強度にばらつきがあっても、第2のフライアイミラー111bの射出側における光束の、中心軸に対して垂直な面内の強度分布はほぼ一様となる。
ここで、オプティカルインテグレータ111を適切に機能させるには、たとえば、凹の反射素子111aaに入射する平行光束が、凸の反射素子111ba上に集光されるように、第1のフライアイミラー111aおよび第2のフライアイミラー111bを位置決めする必要がある。
本実施形態においては、第1のフライアイミラー111aおよび第2のフライアイミラー111bは、その面方向に移動可能であり、また、面を傾けることができるように構成されたステージに設置されている。
図7は、第1のフライアイミラー111aの構成を示す図である。第1のフライアイミラー111aは、ミラー部1110を取り囲むフレーム1119を備える。フレーム1119は、ガイド1115およびガイド1117を備える。ガイド1115およびガイド1117は、ガイド1115およびガイド1117に沿って移動可能なガイド1113を備える。ガイド1113は、ガイド1113に沿って移動可能な光電センサ1111を備える。光電センサ1111は、受光した光の強度を電気信号として出力することができるものであればよい。光電センサ1111は、ガイド1113に沿って図7の水平方向に移動する。ガイド1113は、ガイド1115およびガイド1117に沿って、図7の鉛直方向に移動する。このように、光電センサ1111は、ミラー部1110の面上を移動することができる。したがって、光電センサ1111によって、第1のフライアイミラー111aに照射される光の位置を測定することができる。露光時には、光電センサ1111は、たとえば、位置1111Pに退避する。第2のフライアイミラー111bも同様に構成されており、光電センサによって、第2のフライアイミラー111bに照射される光の位置を測定することができる。なお、上述の例では、照明光学系を構成する複数の反射ミラーのうち、特に2つのフライアイミラーである、第1のフライアイミラー111aおよび第2のフライアイミラー111bについて説明しているが、コリメートミラー21、コンデンサミラー23a、23bおよびフラットミラー25にも同様な光電センサを配置することにより、照明光学系を構成する全ての反射ミラーの位置調整が可能となる。もちろん、必要な反射ミラーにのみセンサを配置して、調整の必要なミラーのみ調整を行うようにすることも可能である。
図8および図9は、本実施形態による露光装置のマスクステージ113の構成を示す図である。マスクステージ113は、開口部H1およびピンホールH2を備える。ピンホールH2の位置は、マスクMの表面の位置である。本実施形態による露光装置は、マスクステージ113の後方にスクリーン1131を備える。スクリーン1131は、一例として曇りガラスであってもよい。 露光装置のチャンバーの壁1133には、窓1135が備わり、窓1135の外側には、CCDカメラ1137が備わる。調整時に、開口部H1およびピンホールH2をレーザ光の照射位置に配置すれば、ピンホールを透過した光の像がスクリーン1131上に投影される。スクリーン1131上の光の像を、窓1135を通してCCDカメラ1137によって撮影することによって、光の位置を求めることができる。スクリーン1131に位置測定用の目盛を付してもよい。スクリーン1131上の光の位置とピンホールH2の位置から、レーザ光のマスク面への入射角度を求めることができる。
図10は、一実施形態による露光装置の調整方法を示す流れ図である。
図10のステップS010において、集光領域から照射されるレーザ光の照射位置および照射角度を定める。たとえば、平行平板103を、Z軸方向の軸1031の周りに回転させることによりミラー105上において、レーザ光の照射される位置をX軸方向に移動させることができる(図4)。また、ミラー105の第1の軸1053および第2の軸1057の回転角度を調整することによりレーザ光の照射角度を定めることができる(図3)。
図10のステップS020において、第1のフライアイミラー(FEM1)111aにレーザ光を照射する。
図10のステップS030において、第1のフライアイミラー(FEM1)111aの位置および傾きを調整する。ここで、ステップS010において、たとえば、第1のフライアイミラー111aにおける凹の反射素子111aaにレーザ光を入射させるようにレーザ光の照射位置および照射角度を定めているとする。この場合に、第1のフライアイミラー111aの光電センサ1111を凹の反射素子111aaの位置に移動させ、凹の反射素子111aaにレーザ光が照射されていることを確認する。つぎに、第2のフライアイミラー111bの光電センサ1111を凸の反射素子111baの位置に移動させ、凹の反射素子111aaに反射されたレーザ光が、凸の反射素子111baに照射されていることを確認する。凹の反射素子111aaに反射されたレーザ光が、凸の反射素子111baに照射されていなければ、凹の反射素子111aaに反射されたレーザ光が、凸の反射素子111baに照射されるように、第1のフライアイミラー(FEM1)111aの位置および傾きを調整する。
図10のステップS040において、第1のフライアイミラー(FEM1)111aの位置および傾きの調整が完了したかどうか判断する。一例として、3個の凹の反射素子(たとえば、111aa、111ab、111ac)に反射されたレーザ光が、それぞれ対応する凸の反射素子(たとえば、111ba、111bb、111bc)に照射された場合に、第1のフライアイミラー111a(FEM1)の位置および傾きの調整が完了したと判断する。3個の凹の反射素子は、第1のフライアイミラーの面において、互いに隔たっていることが好ましい。調整が完了していれば、ステップS050に進む。調整が完了していなければ、ステップS010に戻る。
以上、フライアイ光学系の位置及び傾きの調整について具体的に説明したが、同様にして、コリメートミラー21、コンデンサミラー23a、23bおよびフラットミラー25の位置と傾きを調整することが可能である。この時、コリメートミラー21、フライアイミラー111a、111b、コンデンサミラー23a、23b、フラットミラー25の順に上流側から調整を行う。もちろん、このような位置及び傾きの調整が不要なミラーについては本実施形態の調整は行わないようにしてもよい。また、フライアイミラーを構成する複数のミラー要素の各々の位置または/および角度を調整するようなアクチュエータを配置しておき、各ミラー要素の位置、角度の調整を行うようにしてもよい。つまり、ステップS020,S030、S040のステップを上流の反射ミラーから順に行い調整することが可能である。
図10のステップS050において、マスクステージ113を移動させることによって、マスクステージ113のピンホールH2を所定の位置に移動させる。所定の位置は、たとえば、設計上、凹の反射素子111aaおよび凸の反射素子111baに反射されたレーザ光が、マスクステージ113のマスク面に到達する位置である。
図10のステップS060において、レーザ光の入射角度を求める。マスク面上のピンホールH2の位置、すなわち、マスクステージ113の位置およびスクリーン1131上のレーザ光の位置からレーザ光の入射角度を求めることができる。
図10のステップS070において、たとえば、設計値と比較して、レーザ光の入射角度は、適切であるかどうか判断する。レーザ光の入射角度が、適切であれば処理を終了する。レーザ光の入射角度が、適切でなければ、ステップS010に戻る。
図11は、デバイスの製造工程の一例を示す流れ図である。
ステップS1010において、デバイスの機能・性能設計を行う。
ステップS1020において、ステップS1010における設計結果に基づいてマスク(レチクル)を製作する。
ステップS1030において、デバイスの基材である基板を製造する。
ステップS1040において、基板処理を行う。基板処理は、上述の実施形態にしたがってEUV露光装置によってマスクを介した露光光でウェハ上のレジストを露光する工程と、露光したレジストを現像する工程と、ウェハのエッチングを行う工程と、を含む。
ステップS1050において、デバイスを組み立てる。デバイスの組み立ては、ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージング工程などの加工工程を含む。
ステップS1060において、デバイスの検査を行う。
一実施形態によるEUV露光装置は、調整用光源の発する光が、フライアイ光学系のEUV光源側に形成されるEUV光束の集光領域を通過するように構成され、光経路調整機構が、前記集光領域において、前記調整用光源の発する光の経路を変えることによって、前記調整用光源の発する光が前記フライアイ光学系に入射する位置および傾きを調整するように構成されている。
本実施形態によれば、集光領域において、調整用光源の発する光の経路を変えることによって、調整用光源の発する光がフライアイ光学系に入射する位置および傾きを調整することができる。
他の実施形態によるEUV露光装置は、調整用光源の発する光を通過させる開口を備えたマスクステージと、フライアイ光学系に反射され、前記開口を通過した、調整用光源の発する光を投影するスクリーンと、をさらに備える。
本実施形態によれば、開口の位置およびスクリーンに投影される光の位置から、光のマスク面への入射角度を求めることができる。
他の実施形態によるEUV露光装置は、調整用光源が、発する光の方向を変化させることができるように構成されている。
本実施形態によれば、光経路調整機構により、調整用光源の発する光の方向を変化させることにより、調整用光源の発する光がフライアイ光学系に入射する位置および傾きを調整することができる。
他の実施形態によるEUV露光装置は、調整用光源が、ステージ上で移動可能なように構成されている。
本実施形態によれば、光経路調整機構により、ステージ上で調整用光源を移動させることにより、調整用光源の発する照明光学系の各ミラーに入射する位置および傾きを調整することができる。
他の実施形態によるEUV露光装置は、集光領域に、直交する複数の軸の周りに回転可能であるように構成されたミラーをさらに備え、調整用光源の発する光が、前記ミラーによって、前記集光領域内で、経路を変えることができるように構成されている。
本実施形態によれば、ミラーを、直交する複数の軸の周りに回転させることにより、集光領域において、集光領域において、調整用光源の発する光の経路を変えることによって、調整用光源の発する光がフライアイ光学系に入射する位置および傾きを調整することができる。
他の実施形態によるEUV露光装置は、調整用光源とミラーとの間の、前記調整用光源の発する光の経路上に、回転可能に設置された平行平板をさらに備え、前記調整用光源の発する光が、前記平行平板によって、前記集光領域内で、経路を変えることができるように構成されている。
本実施形態によれば、平行平板を、直交する複数の軸の周りに回転させることにより、集光領域において、調整用光源の発する光の経路を変えることによって、調整用光源の発する光が照明光学系の各ミラーに入射する位置および傾きを調整することができる。
他の実施形態によるEUV露光装置において、前記少なくとも一つの反射ミラーは、複数のミラー要素を有するフライアイ光学系である。
本実施形態によれば、フライアイ光学系を精度よく調整することができる。
他の実施形態によるEUV露光装置において、前記調整用光源の発する光が、前記フライアイ光学系の各ミラー要素に入射するように前記光経路調整機構が制御される。
本実施形態によれば、フライアイ光学系のミラー要素ごとに精度よく調整することができる。
一実施形態による露光方法は、一実施形態によるEUV露光装置を使用する。
本実施形態によれば、照明光学系を精度よく調整することができるので、照明ムラおよび収差を最小とすることができる。
一実施形態によるデバイス製造方法は、一実施形態による露光方法を用いてウェハに塗布したレジストに回路パターンを露光する露光工程と、前記レジストに露光された前記回路パターンの像を顕在化する現像工程と、前記顕在化された回路パターンにしたがって、ウェハのエッチングを行うエッチング工程と、を含む。
本実施形態によれば、露光工程において、照明ムラおよび収差を最小とすることができるので、回路パターンの解像度が向上し、高精度のデバイスを製造することができる。
一実施形態によるEUV露光装置の構成を示す図である。 一実施形態によるEUV露光装置の詳細な構成を示す図である。 ミラーの構成の一例を示す図である。 平行平板の構成を示す図である。 他の実施形態によるレーザ光源の構成を示す図である。 第1のフライアイミラーおよび第2のフライアイミラーからなるオプティカルインテグレータの原理を説明するための図である。 第1のフライアイミラーの構成を示す図である。 本実施形態による露光装置のマスクステージの構成を示す図である。 本実施形態による露光装置のマスクステージの構成を示す図である。 一実施形態による露光装置の調整方法を示す流れ図である。 デバイスの製造工程の一例を示す流れ図である。
符号の説明
101,107…レーザ光源、103…平行平板、105…ミラー、111a…第1のフライアイミラー、111b…第2のフライアイミラー、113…マスクステージ

Claims (11)

  1. EUV光源からのEUV光束を入射するように構成され、前記光源からの光を被照射面に導く複数の反射ミラーと、
    前記複数の反射ミラーの少なくとも一つの反射ミラーの位置および傾きを調整する反射ミラー調整機構と、
    前記EUV光源が発する光の波長と異なる波長の光を発する調整用光源と、
    前記調整用光源の発する光が前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する位置および傾きを調整する光経路調整機構と、
    前記調整用光源が発し、前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する光を検出するように、前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する光束を検出可能に配置されたセンサと、
    を備えたEUV露光装置。
  2. 前記調整用光源の発する光が、前記少なくとも一つの反射ミラーの前記EUV光源側に形成されるEUV光束の集光領域を通過するように構成され、前記光経路調整機構が、前記集光領域において、前記調整用光源の発する光の経路を変えることによって、前記調整用光源の発する光が前記少なくとも一つの反射ミラーに入射する位置および傾きを調整するように構成された請求項1に記載のEUV露光装置。
  3. 前記調整用光源の発する光を通過させる開口を備えたマスクステージと、
    前記少なくとも一つの反射ミラーで反射され、前記開口を通過した、前記調整用光源の発する光を投影するスクリーンと、をさらに備えた請求項1または2に記載のEUV露光装置。
  4. 前記調整用光源が、発する光の方向を変化させることができるように構成された請求項1から3のいずれか一項に記載のEUV露光装置。
  5. 前記調整用光源が、ステージ上で移動可能なように構成された請求項4に記載のEUV露光装置。
  6. 前記集光領域に、直交する複数の軸の周りに回転可能であるように構成された回転可能なミラーをさらに備え、前記調整用光源の発する光が、前記回転可能なミラーによって、前記集光領域内で、経路を変えることができるように構成された請求項1乃至5のいずれか1項に記載のEUV露光装置。
  7. 前記調整用光源と前記回転可能なミラーとの間の、前記調整用光源の発する光の経路上に、回転可能に設置された平行平板をさらに備え、前記調整用光源の発する光が、前記平行平板によって、前記集光領域内で、経路を変えることができるように構成された請求項6に記載のEUV露光装置。
  8. 前記少なくとも一つの反射ミラーは、複数のミラー要素を有するフライアイ光学系である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のEUV露光装置。
  9. 前記調整用光源の発する光が、前記フライアイ光学系の各ミラー要素に入射するように前記光経路調整機構が制御される請求項8に記載のEUV露光装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のEUV露光装置を使用する露光方法。
  11. 請求項10に記載の露光方法を用いてウェハに塗布したレジストに回路パターンを露光する露光工程と、
    前記レジストに露光された前記回路パターンの像を顕在化する現像工程と、
    前記顕在化された回路パターンにしたがって、ウェハのエッチングを行うエッチング工程と、
    を含むデバイス製造方法。
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