JP2009042035A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】階層構造のエリアのうち、選択したエリアに属する候補地の中から目的地を選択することができ、目的地の設定を容易に行うことができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置100において、記憶手段は、目的地として設定又は登録された候補地に関する候補地情報を記憶し、エリア情報表示手段は、上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアに関するエリア情報を表示部3に表示させ、エリア選択手段は、エリア情報から一のエリアをユーザに選択させ、取得手段は、選択された一のエリアに属する候補地情報を、記憶手段から取得し、候補地表示手段は、取得した候補地情報に基づく候補地を表示部3に表示し、候補地選択手段は、表示部3に表示させた候補地の中から一の候補地をユーザにより選択させ、設定手段は、選択された一の候補地を目的地として設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、目的地までの経路を探索し、探索された経路に関する経路案内情報を提供するナビゲーション装置に関する。
経路案内を行うナビゲーション装置では、ユーザが任意の地点を目的地として設定し、設定された目的地までの誘導経路が探索される。従来、目的地の設定方法としては、ユーザが予め登録した任意の地点の一覧から選択する方法や、過去に目的地とした地点の一覧から選択する方法が多く用いられている。ところが、これらの目的地設定方法では、登録した地点や過去に目的地とした地点が増えるにつれて、膨大なレコードの中から目的地とする地点を探し出さなければならず、利用者にかかる負担が増大するという問題があった。
そこで、例えば、決まった曜日の決まった時間帯に決まった目的地に出かけるといった所定の条件下で頻繁に出かける場所を、自動的に目的地に設定する技術がある(特許文献1)。
また、使用者により目的地設定操作が行われた際に、設定された目的地と、その目的地の設定操作が行われた操作地点とを目的地設定履歴として記憶しておき、目的地の設定に際して、自車両の現在位置の所定範囲内に存在する操作地点を目的地設定履歴から抽出し、その操作地点に対応する目的地を目的地候補としてリスト表示する技術が知られている(特許文献2)。
特開2006−226821号公報 特開2006−23149号公報
しかしながら、上述の特許文献1では、目的地として登録した場所であって所定の条件に合致しない目的地を設定したい場合には、かえって所望の目的地を設定し難くなってしまう。また、特許文献2においても、現在の操作地点と現在設定したい目的地が、過去の操作地点とその操作始点において過去に設定した目的地の履歴に含まれるとは限らず、必ずしも操作の簡略化を図ることができるとは限らなかった。
本発明の課題は、過去に目的地として設定又は登録された候補地を用いて、目的地の設定を容易に行うことができるナビゲーション装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ナビゲーション装置において、目的地として設定又は登録された候補地に関する候補地情報を記憶する記憶手段と、
上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアに関するエリア情報を、表示部に表示させるエリア情報表示手段と、
前記エリア情報表示手段により前記表示部に表示されたエリア情報から、一のエリアをユーザに選択させるエリア選択手段と、
前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアに属する候補地情報を、前記記憶手段から取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記候補地情報に基づく候補地を、前記表示部に表示させる候補地表示手段と、
前記候補地表示手段により前記表示部に表示された前記候補地の中から、一の候補地をユーザに選択させる候補地選択手段と、
前記候補地選択手段により選択された前記一の候補地を、目的地として設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記取得手段は、前記階層構造のエリアにおいて、前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアの階層よりも下位の階層のエリアが存在する場合に、当該一のエリアに属する候補地情報のうち、当該下位の階層のエリアに属する候補地情報を除いた候補地情報を取得することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のナビゲーション装置において、現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記現在位置検出手段により検出された現在位置に基づいて、当該現在位置を含む、前記階層構造のエリアを決定する決定手段と、
を備え、
前記エリア情報表示手段は、前記決定手段により決定された前記階層構造のエリアに関するエリア情報を、前記表示部に表示させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のナビゲーション装置において、前記候補地表示手段は、前記取得手段により取得された前記候補地情報に基づく前記目的地として設定又は登録された候補地を、目的地として設定又は登録された順番でソートして表示させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、ナビゲーション装置において、目的地として設定又は登録された候補地に関する候補地情報を記憶する記憶手段と、
現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記現在位置検出手段により検出された現在位置に基づいて、当該現在位置を含む、上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記階層構造のエリアに関するエリア情報を、表示部に表示させるエリア情報表示手段と、
前記エリア情報表示手段により前記表示部に表示されたエリア情報から、一のエリアをユーザに選択させるエリア選択手段と、
前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアに属する候補地情報を、前記記憶手段から取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記候補地情報に基づく候補地を、目的地として設定又は登録された順番でソートして前記表示部に表示させる候補地表示手段と、
前記候補地表示手段により前記表示部に表示された前記候補地の中から、一の候補地をユーザに選択させる候補地選択手段と、
前記候補地選択手段により選択された前記一の候補地を、目的地として設定する設定手段と、
を備え、
前記取得手段は、前記決定手段により決定された前記階層構造のエリアにおいて、前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアの階層よりも下位の階層のエリアが存在する場合に、当該一のエリアに属する候補地情報のうち、当該下位の階層のエリアに属する候補地情報を除いた候補地情報を取得することを特徴とする。
本発明によれば、記憶手段により、目的地として設定又は登録された候補地に関する候補地情報が記憶され、エリア情報表示手段により、上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアに関するエリア情報が表示部に表示され、エリア選択手段により、エリア情報表示手段により表示部に表示されたエリア情報から、一のエリアがユーザにより選択され、取得手段により、エリア選択手段により選択された一のエリアに属する候補地情報が記憶手段から取得され、候補地表示手段により、取得手段により取得された候補地情報に基づく候補地が表示部に表示され、候補地選択手段により、候補地表示手段により表示部に表示された候補地の中から、一の候補地がユーザにより選択され、設定手段により、候補地選択手段により選択された一の候補地が目的地として設定される。
したがって、ユーザは、表示部に表示された階層化された複数のエリアのうちから、一のエリアを選択すると、選択したエリアに属する候補地の中から目的地を選択することができることとなる。即ち、目的地として設定したい候補地を含むエリアを選択することにより、そのエリアに属する候補地のみを表示させて、より少ない候補地の中から、目的地として設定したい候補地を選択することができる。よって、目的の候補地を探し出すユーザの負担が軽減されることとなって、過去に目的地として設定又は登録された候補地を用いて、目的地の設定を容易に行うことができるナビゲーション装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明を行う。
本実施形態のナビゲーション装置100は、例えば、車両等に搭載されるポータブル型のナビゲーション装置であり、地図情報や、目的地までの経路案内等の各種情報を、ユーザに提供する。
まず、ナビゲーション装置100の要部構成について、図1を参照しながら説明する。
ナビゲーション装置100は、例えば、装置本体内に、現在位置検出部1、通信部2、表示部3、入力部4、制御部5等を備えて構成されている。
現在位置検出部1は、例えば、ナビゲーション装置100の絶対座標を検出するGPS測位部により構成される。
具体的には、GPS測位部は、既知の位置にある複数(例えば、3次元座標の検出の場合には、少なくとも4つ)の人工衛星から発信されるGPS信号を、図示しないGPSアンテナにより受信する。そして、受信されたGPS信号に含まれる時間情報から、各人工衛星における各GPS信号の発信時間を求め、発信時間と受信時間の差に基づいて、各人工衛星までの距離を算出する。さらに、各人工衛星までの距離と、GPS信号発信時における各人工衛星の位置に基づいて、ナビゲーション装置100の座標(緯度・経度・高度)を現在位置情報として取得し、取得した現在位置情報に基づく現在位置検出信号を制御部5に出力する。
また、GPS信号が受信できない間、ナビゲーション装置100の現在位置を、車速センサ、方位センサ等を用いた自立航法により検出可能であっても良い。
通信部2は、例えば、図示しない情報提供装置とネットワーク接続され、ネットワークを介して情報提供装置から送信された各種情報を受信する。通信部2により、例えば、現在位置周辺の渋滞情報や規制情報等が受信される。
表示部3は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイを備えて構成され、制御部5からの制御に応じて、地図情報や経路案内等の各種情報を当該ディスプレイに表示させる。
また、経路案内等の各種情報を音声ガイダンスにより提供するスピーカを備えていても良い。
入力部4は、例えば、各種操作キーや、表示部3と一体的に構成されたタッチパネル等から構成され、ユーザが、目的地点や出発地点等の各種情報の入力を行う。
具体的には、入力部4に備わる各種機能キーは、ユーザによるキーの押下に基づくキー押下信号を制御部5に出力する。また、タッチパネルは、例えば、アナログ抵抗膜方式を採用するタッチパネルであり、上部のフィルムと下部のガラスの対向する面に透明導電膜が成膜され、上部フィルムの左右両端と、下部ガラスの上下両端に電極が設けられている。このタッチパネル部において、スタイラスペンや指等によりタッチ操作が行われると、上部のフィルムと下部のガラスの導電膜が接触して通電することとなる。そして、上部フィルムの電極に電圧を印加してX座標を特定するとともに、下部ガラスの電極に電圧を印加してY座標を特定し、タッチ操作された点の座標に基づく操作信号を制御部5に出力させる。
制御部5は、CPU(Central Processing Unit)51、RTC(Real Time Clock)52、メモリ部53、ROM(Read Only Memory)54等を備えて構成されている。
CPU51は、ナビゲーション装置100の各部から入力された入力信号等に応じて、ROM54に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、ナビゲーション装置100の動作全般を統括制御する。
RTC52は、現在時刻をカウントし、カウントした現在時刻をCPU51に対して出力する。
メモリ部53は、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリからなるワークエリア531を備えており、CPU51によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域等を備える。
また、メモリ部53は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、DVD−ROM、CD−ROM等の不揮発性メモリからなるデータエリア532を備えている。データエリア532には、例えば、地図情報DB532a、登録候補地記憶部532b、設定履歴記憶部532cが備わる。
地図情報DB532aは、管理情報、地図情報、道路情報、探索情報、描画パラメータ、サービス情報等を記憶しており、経路探索、経路案内等に用いられる。
管理情報は、地図情報に記憶される各地図データのメッシュコードや相関関係等を記憶する。
地図情報には、地表面を網目状に区分したメッシュと呼ばれる単位の地図データが、縮尺に応じた階層構造で格納されている。例えば、20万分の1の地形図を一辺が80kmの矩形領域に分割したメッシュデータは1次メッシュ、2.5万分の1の地形図を一辺が10kmの矩形領域に分割したメッシュデータは2次メッシュとされ、更に細かい単位で分割したメッシュデータが、下位階層に3次メッシュ、4次メッシュ・・・、として格納される。メッシュデータの各々には、そのメッシュの緯度・経度を特定可能なメッシュコードが付与され、メッシュ単位で地図データの管理が行われる。
また、各メッシュデータは、道路・背景・文字記号等の、異なる地理要素別に分類されたレイヤ構造を有している。例えば、道路等の線レイヤ、背景レイヤ、地名等の文字記号レイヤ等が備わり、複数のレイヤを重ね合わせることにより一つの地図データが表現される。また、住所情報、建物情報、施設情報、店舗情報、公園情報、地形情報、路線情報等の更に詳細な情報を記憶するレイヤが備わり、地図の表示や経路案内に必要なものが用いられる。
道路情報は、ノードデータ及びリンクデータを含む。リンクデータは、ノードとノードを結ぶ線分であるリンクを規定するものであり、例えば、各リンク固有のリンクID、リンクの端点(始点・終点)であるノードの座標、リンクの長さを示すリンク長、道路名称、道路種別、幅員、車線数、交通規制、リンクの端点であるノードに接続されるリンクのリンクID、リンクの平均通過時間等から構成される。また、ノードデータは、リンクの交点(交差点)・リンクの端点(行き止まり)・リンクの属性が変わる点(例えば、高速自動車国道→都道府県道)を規定するものであり、例えば、各ノード固有のノードID、ノードの座標、交差点名称、ノードに接続されるリンクのリンクID等から構成される。 探索情報は、道路情報に含まれる各ノード及び各リンクのコストを記憶しており、設定された目的地までの最短経路を探索する際に用いられる。
描画パラメータは、表示部3に地図を表示させる描画処理の内容(線の種類、線の幅、線の色、塗りつぶしのパターン、文字サイズ、文字の色等)を規定する。
サービス情報は、経路案内に用いられる詳細情報や、音声ガイダンスのための音声データファイル等を記憶する。
登録候補地記憶部532bは、ユーザにより目的地の候補として登録された候補地に関する候補地情報を記憶する。具体的には、例えば、図2に示すように、登録された候補地の各々について、登録ID、登録された候補地の名称(施設名称等)、登録日時、登録された候補地の座標、登録された候補地が含まれる地図データのメッシュコード等を、登録順に対応づけて記憶している。
設定履歴記憶部532cは、過去に実行された経路案内において目的地として設定された候補地に関する情報を記憶する。具体的には、例えば、図3に示すように、目的地として設定された候補地の各々について、履歴ID、目的地とされた候補地の名称、目的地として設定された日時、目的地とされた候補地の座標、目的地として設定された候補地が含まれる地図データのメッシュコード等を、目的地として設定された順に対応づけて記憶している。
また、登録候補地記憶部532b及び設定履歴記憶部532cに記憶される各候補地情報は、図2及び図3に示すように、各候補地が属する階層構造のエリアに関するエリア情報とともに記憶されている。即ち、例えば、各候補地に対して、その候補地が属する第1階層である国単位のエリア(例えば、日本)、第2階層である地方単位のエリア(例えば、近畿地方・関東地方・中部地方)、第3階層である都道府県単位のエリア(例えば、大阪府・京都府・千葉県・和歌山県)、第4階層である市区町村単位のエリア(例えば、大東市・東大阪市・宇治市・成田市・堺市・和歌山市)が対応付けられている。
なお、登録候補地記憶部532b及び設定履歴記憶部532cの候補地情報は、予めエリア情報とともに記憶されていなくても良い。この場合には、例えば、座標データから、各候補地が属する階層構造のエリアを算出する処理を行う。
これにより、登録候補地記憶部532b及び設定登録記憶部532cは、それぞれ記憶手段としての機能を果たす。
ROM54は、例えば、CPU51によって実行される各種データ処理プログラムの他、データ処理プログラムに係る各種初期設定値等を格納する。具体的には、現在位置検出プログラム54a、決定プログラム54b、エリア表示・選択プログラム54c、候補地取得・表示プログラム54d、候補地選択プログラム54e、設定プログラム54f等を格納している。
現在位置検出プログラム54aは、例えば、CPU51に、現在位置を検出する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU51は、現在位置検出部1に、GPS信号に基づくナビゲーション装置100の現在位置情報を取得させ、当該現在位置検出部1から出力される現在位置検出信号に基づいて、現在位置としての座標(緯度・経度・高度)を特定する。さらに、特定される現在位置に基づいて、マップマッチング処理を行い、ナビゲーション装置100が位置している道路を、データエリア532等の所定の領域に記憶されているマッチングデータ(図示省略)に基づいて特定する。マップマッチング処理には、例えば、走行軌跡に応じて、マッチング候補となる道路を求め、マッチング候補から最も相関が高い道路を特定して、その道路上に現在位置をマッチングさせるパターンマッチング等の手法を用いる。
CPU51は、かかる現在位置検出プログラム54aを実行することにより、現在位置検出部1とともに現在位置検出手段として機能する。
決定プログラム54bは、例えば、CPU51に、現在位置検出プログラム54aの実行により検出された現在位置に基づいて、当該現在位置を含む、上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアを決定する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU51は、ユーザにより目的地の設定を指示する操作がなされた場合に、初めに、図4に例示する画面を表示部3に表示して、目的地の設定方法をユーザに選択させる。目的地の設定方法として、例えば、予め候補地として登録された地点の中から目的地を選択する方法、過去の経路探索処理において目的地として設定された地点の履歴の中から目的地を選択する方法、施設リストから選択する方法、地図上で設定する方法、キーワード検索・電話番号検索・住所検索等により目的地を設定する方法等が提示され、ユーザは入力部4を操作して所望の目的地設定方法を選択する。
そして、図4の画面において、目的地の設定方法として、予め登録された候補地の中から選択する方法、又は、過去に目的地として設定された候補地の履歴の中から選択する方法が選択された場合に、CPU51は、現在位置検出プログラム54aの実行により検出された現在位置を含む階層構造のエリアを決定する。階層構造のエリアとは、例えば、現在位置を含む市区町村単位のエリアと、当該市区町村単位のエリアを含む都道府県単位のエリアと、当該都道府県単位のエリアを含む地方単位のエリアと、当該地方単位のエリアを含む国単位のエリアとから成る。即ち、例えば、検出された現在位置が「大阪府大東市5丁目12345番」である場合、CPU51は、現在位置を含む市区町村レベルのエリア(第4階層のエリア)である「大東市」、「大東市」が含まれる都道府県レベルのエリア(第3階層のエリア)である「大阪府」、「大阪府」が含まれる地方レベルのエリア(第2階層のエリア)である「近畿地方」、「近畿地方」が含まれる最上位階層の国レベルのエリア(第1階層のエリア)である「日本全国」を、現在位置を含む階層構造のエリアとして決定する。
なお、全エリアの階層構造は、地図情報DB532a等の所定の記憶領域に予め記憶されており、CPU51は、これに基づいて階層化されたエリアを決定する。また、階層構造を有するエリアは、上述した市区町村・都道府県・地方・国単位で規定されるエリアに限られることなく、より細かい単位/より粗い単位で規定されるエリアであっても良い。また、各ユーザが、予め、各階層のエリアの範囲を自在に設定することが可能であっても良い。
CPU51は、かかる決定プログラム54bを実行することにより、決定手段として機能する。
エリア表示・選択プログラム54cは、例えば、CPU51に、決定プログラム54bの実行により決定された階層構造のエリアに関するエリア情報を表示部3に表示するとともに、表示部3に表示されたエリア情報の中から、一のエリアをユーザに選択させる機能を実現させるためのプログラムである。
CPU51は、かかるエリア表示・選択プログラム54cを実行することにより、エリア情報表示手段及びエリア選択手段として機能する。
候補地取得・表示プログラム54dは、例えば、CPU51に、エリア表示・選択プログラム54cの実行により選択された一のエリアに関する候補地情報を、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cから取得し、取得された候補地情報に基づく候補地を、目的地として設定又は登録された順番でソートして表示部3に表示する機能を実現させるためのプログラムである。また、候補地取得・表示プログラム54dは、CPU51に、前述のエリア表示・選択プログラム54cの実行により選択された一のエリアの階層よりも下位の階層のエリアが存在する場合に、当該一のエリアに属する候補地情報のうち、当該下位の階層のエリアに属する候補地情報を除いた候補地情報を取得させる。
CPU51は、かかる候補地取得・表示プログラム54dを実行することにより、取得手段及び候補地表示手段として機能する。
候補地選択プログラム54eは、例えば、CPU51に、候補地取得・表示プログラム54dの実行により表示部3に表示された候補地の中から、一の候補地をユーザに選択させる機能を実現させるためのプログラムである。
CPU51は、かかる候補地選択プログラム54eを実行することにより、候補地選択手段として機能する。
ここで、上記エリア表示・選択プログラム54c、候補地取得・表示プログラム54d及び候補地選択プログラム54eの実行により行われる処理の具体例について説明する。
なお、以下の具体例は、登録候補地記憶部532bに記憶されている予め登録された候補地の中から候補地を選択する場合の例であるが、設定履歴記憶部532cに記憶されている過去の経路探索処理において目的地として設定された候補地の中から候補地を選択する場合であっても同様の処理が行われる。
図5は、表示部3に表示された、現在位置を含む階層構造のエリアに関するエリア情報を表示する画面を例示する図である。図5の画面では、前述の決定プログラム54bの実行により決定された、現在位置を含む第1〜4階層のエリアが表示されている。例えば、図5のエリア選択画面では、国に相当する第1階層のエリアとして「日本全国」、地方に相当する第2階層のエリアとして「近畿地方」、都道府県に相当する第3階層のエリアとして「大阪府」、市区町村に相当する第4階層のエリアとして「大東市」が表示され、これらの中から所望のエリアを選択することができる。
また、CPU51は、エリア情報を表示させる際に、決定プログラム54bの実行において予め選択された目的地の設定方法(即ち、予め登録された候補地の中から選択する方法、又は、過去に目的地として設定された候補地の履歴の中から選択する方法)に基づいて、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cに記憶されている候補地の中から、選択されたエリアに含まれる候補地に関する候補地情報を読み出す。特に、エリア情報を表示する画面を最初に表示させる際、CPU51は、現在位置が含まれる最下位階層のエリアを選択エリアとして、当該最下位階層のエリアに属する候補地情報を読み出す。即ち、例えば、目的地の設定方法として「登録リストから選択する」旨の選択がなされている場合、CPU51は、現在位置が含まれる最下位階層のエリア(即ち、第4階層のエリアである「大東市」)を選択エリアとして、登録候補地記憶部532bにアクセスして、記憶された候補地の中から当該最下位階層のエリアに属する候補地情報を読み出す。
そして、読み出した候補地情報を、当該登録候補地記憶部532bに登録された順番でソートし、図5に示すように、エリア情報とともに表示部3に表示させる。
図5の画面では、現在位置を含む第1〜4階層のエリアとともに、図2の登録候補地記憶部532bから読み出された「大東市」に含まれる候補地(例えば、登録ID「1001」、「1005」の候補地)に関する情報が、登録候補地記憶部532bに格納された順番にソートされて一覧表示されている。
候補地に関する情報としては、例えば、「○○株式会社」、「×○小学校」等の名称である。なお、表示部3に表示される候補地に関する情報は、候補地の名称に限られることなく、例えば、登録/履歴ID、登録/設定日時、座標、住所情報等、候補地に関する何らかの情報であれば良い。
ユーザは、図5の画面に表示された第4階層の「大東市」に含まれる候補地に、今回の経路探索の目的地として設定したい候補地が含まれている場合には、入力部4を操作してその候補地を選択する。
一方、図5の画面に表示された第4階層の「大東市」に含まれる候補地に、目的地として設定したい候補地が含まれていない場合には、入力部4を操作して、他の階層のエリアを選択する。
例えば、図5の画面において、ユーザにより、候補地が選択されず、第3階層の「大阪府」が選択された場合、CPU51は、登録候補地記憶部532bにアクセスして、記憶された候補地の中から、都道府県としての第3階層のエリアが「大阪府」である候補地(例えば、登録ID「1002」、「1006」の候補地)に関する候補地情報を読み出す。また、このとき、CPU51は、選択されたエリアの階層の下位階層(即ち、第4階層)のエリアに属する候補地情報(即ち、例えば、「大東市」に属する登録ID「1001」、「1005」の候補地情報)は取得せず、それ以外の候補地情報のみを取得する。さらに、取得した候補地情報に基づく候補地を、登録された順番でソートして、図6に示すように表示部3に表示させる。
図6の画面では、現在位置を含む第1〜4階層のエリアとともに、図2の登録候補地記憶部532bから読み出された第3階層のエリア「大阪府」に含まれる候補地のうち、下位階層の第4階層のエリア「大東市」に属する候補地以外の候補地(即ち、例えば、「東大阪市」に属する候補地、「堺市」に属する候補地)が、登録候補地記憶部532bに格納された順番にソートされて一覧表示されている。
ユーザは、図6の画面に表示された第3階層の「大阪府」に含まれる候補地に、今回の経路探索の目的地として設定したい候補地が含まれている場合には、入力部4を操作してその候補地を選択する。
一方、図6の画面に表示された第3階層の「大阪府」に含まれる候補地に、目的地として設定したい候補地が含まれていない場合には、入力部4を操作して、他の階層のエリアを選択する。
例えば、図6の画面において、ユーザにより、候補地が選択されず、第2階層の「近畿地方」が選択された場合、CPU51は、登録候補地記憶部532bにアクセスして、記憶された候補地の中から、第2階層の地方エリアが「近畿地方」である候補地(例えば、登録ID「1003」、「1007」の候補地)に関する候補地情報を読み出す。また、このとき、CPU51は、選択されたエリアの階層の下位階層(即ち、第3階層)のエリアに属する候補地情報(即ち、「大阪府」に属する登録ID「1001」、「1002」、「1005」、「1006」の候補地情報)は取得せず、それ以外の候補地情報を取得する。さらに、取得した候補地情報に基づく候補地を、登録された順番でソートして、図7に示すように表示部3に表示させる。
図7の画面では、例えば、図2の登録候補地記憶部532bから読み出された第2階層のエリア「近畿地方」に含まれる候補地のうち、下位階層の第3階層のエリア「大阪府」に属する候補地以外の候補地(即ち、例えば、「京都府」に属する候補地、「和歌山県」に属する候補地)が、登録候補地記憶部532bに格納された順番にソートされて一覧表示されている。
ユーザは、図7の画面に表示された第2階層の「近畿地方」に含まれる候補地に、今回の経路探索の目的地として設定したい候補地が含まれている場合には、入力部4を操作してその候補地を選択する。
一方、図7の画面に表示された第2階層の「近畿地方」に含まれる候補地に、目的地として設定したい候補地が含まれていない場合には、入力部4を操作して、他の階層のエリアを選択する。
例えば、図7の画面において、ユーザにより、候補地が選択されず、第1階層の「日本全国」が選択された場合、CPU51は、登録候補地記憶部532bにアクセスして、記憶された候補地の中から、第1階層の国エリアが「日本全国」である候補地(例えば、登録ID「1004」の候補地)を読み出す。また、このとき、CPU51は、選択されたエリアの階層の下位階層(即ち、第2階層)のエリアに属する候補地情報(即ち、「近畿地方」に属する登録ID「1001」〜「1003」、「1005」〜「1007」の候補地情報)は取得せず、それ以外の候補地のみを取得する。さらに、取得した候補地情報に基づく候補地を、登録された順番でソートして、図8に示すように表示部3に表示させる。
図8の画面では、例えば、図2の登録候補地記憶部532bから読み出された第1階層のエリア「日本全国」に含まれる候補地のうち、下位階層の第2階層のエリア「近畿地方」に属する候補地以外の候補地(即ち、例えば、「関東地方」に属する候補地)が表示されている。
ユーザは、図8の画面に表示された第1階層の「日本全国」に含まれる候補地に、今回の経路探索の目的地として設定したい候補地が含まれている場合には、入力部4を操作してその候補地を選択する。
一方、図8の画面に表示された第1階層の「日本全国」に含まれる候補地に、目的地として設定したい候補地が含まれていない場合には、入力部4を操作して、他の階層のエリアを選択する旨の操作を行う。
また、階層構造の全エリアが選択済みである場合に、現在位置以外の他の地点を新たに指定し、指定された地点を含む階層構造のエリアを決定して、当該エリアの中から新たなエリアを選択することが可能であっても良い。
上記具体例に示すように、ユーザが、階層構造のエリアのうちから、一のエリアを選択すると、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cに記憶された候補地の中から、選択したエリアに属する候補地が取得されて表示部3に表示される。したがって、目的地として設定したい候補地を含むエリアを選択することにより、より少ない候補地の中から、目的地の候補地を探し出して選択することができる。
特に、ユーザが、階層構造のエリアの中から、目的地として設定したい候補地が含まれるエリアのうちの最も下位の階層のエリアを選択すれば、目的地として設定したい候補地を含まないエリアに属する不必要な候補地を取得・表示させずに済み、目的地として設定される可能性の高い、より少ない候補地の中から、目的地として設定したい候補地を探し出して選択することができる。即ち、例えば、「大阪府東大阪市」にある「△△図書館」を目的地として設定したい場合に、ユーザは、第1階層の「日本全国」、第2階層の「近畿地方」、第3階層の「大阪府」、第4階層の「大東市」から成る階層構造のエリアの中から、当該「△△図書館」が含まれるエリア(即ち、「日本全国」、「近畿地方」、「大阪府」)のうちの最も下位の階層のエリア(即ち、「大阪府」)を選択する。すると、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cに記憶された候補地の中から、「大阪府」に含まれる候補地のうち、目的の候補地「△△図書館」を含まない第4階層の「大東市」に含まれる候補地を除いた候補地の一覧が表示されることとなるため、ユーザは、より容易に目的の候補地「△△図書館」を探し出すことができる。
また、目的地として設定したい候補地が、どのエリアに含まれるのか定かでない場合であっても、下位の階層のエリアから上位の階層にかけて、順に階層を選択していくことにより、より容易に候補地を探し出して選択することができる。即ち、例えば、「京都府宇治市」にある「○△駅」の都道府県が不明な場合であっても、「大東市」に含まれる候補地→「大東市」の候補地を除く「大阪府」に含まれる候補地→「大阪府」の候補地を除く「近畿地方」に含まれる候補地、と順に表示させていけば、登録候補地記憶部532b(又は、設定履歴記憶部532c)に記憶された膨大な候補地の一覧の中から「○△駅」を探し出す場合と比較して、より容易に且つ短時間で、目的の候補地「○△駅」を探し出すことができる。また、この場合において、目的地として設定したい候補地がどのエリアに含まれるのか定かでない場合であっても、目的の候補地が含まれないエリア(例えば、「大東市」)が明確である場合には、当該目的の候補地が含まれないエリアの一つ上位階層のエリア(即ち、「大阪府」)から順に選択していけば、より操作の短縮化を図ることができる。
設定プログラム54fは、例えば、CPU51に、候補地選択プログラム54eの実行により選択された一の候補地を、目的地として設定する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU51は、候補地選択プログラム54eの実行による図5〜図8の画面において、ユーザにより一の候補地が選択されると、選択された候補地を、経路探索条件を格納する領域に記憶させ、当該候補地を目的地とする経路探索処理を実行する。
CPU51は、かかる設定プログラム54fを実行することにより、設定手段として機能する。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、CPU51により行われる目的地設定処理について説明する。
初めに、ステップS1において、CPU51は、現在位置検出部1からの現在位置検出信号に基づいて、ナビゲーション装置100の現在位置を検出する。そして、目的地の設定を指示する操作がなされると、CPU51は、ステップS2において、検出された現在位置を含む、上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアを決定する。
CPU51は、ステップS3において、決定されたエリアの最下位階層のエリアに属する候補地情報を、登録候補地記憶部532b/設定履歴記憶部532cから取得するとともに、取得した候補地情報を記憶された順番でソートする。更に、ステップS4において、ステップS2において決定された、階層構造のエリアを、取得した最下位階層のエリアに属する候補地情報とともに表示部3に表示する。
ステップS5において、ユーザは、表示部3に表示された階層構造のエリアの中から、一のエリアを選択する。
ステップS6において、CPU51は、選択されたエリアの階層は、決定された階層構造のエリアの最下位階層であるか否かを判断する。CPU51は、ステップS6において、選択されたエリアの階層は最下位階層でないと判断すると(ステップS6;No)、ステップS7において、選択されたエリアに属する候補地情報のうち、当該選択されたエリアの階層の下位階層のエリアに属する候補地情報を除いた候補地情報を、登録候補地記憶部532b/設定履歴記憶部532cから取得し、ステップS9に進む。
一方、CPU51は、ステップS6において、選択されたエリアの階層は最下位階層であると判断すると(ステップS6;Yes)、ステップS8において、選択されたエリアに属する候補地情報を、登録候補地記憶部532b/設定履歴記憶部532cから取得し、ステップS9に進む。
ステップS9において、CPU51は、ステップS7又はステップS8において取得した候補地情報に基づく候補地を、登録候補地記憶部532b/設定履歴記憶部532cに記憶された順番でソートして、表示部3に表示させる。
ステップS10において、CPU51は、表示部3に表示された候補地の中から一の候補地が選択されたか否かを判断する。CPU51は、ステップS10において、候補地が選択されないと判断すると(ステップS10;No)、ステップS5に戻って以上の処理を繰り返す。一方、候補地が選択されたと判断すると(ステップS10;Yes)、ステップS11において、選択された候補地を目的地として設定し、本処理を終了する。
以上説明した本実施形態におけるナビゲーション装置100によれば、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cにより、目的地として設定又は登録された候補地に関する候補地情報が記憶され、エリア表示・選択プログラム54cの実行により、上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアに関するエリア情報が表示部3に表示されるとともに、表示部3に表示されたエリア情報から、一のエリアがユーザにより選択され、候補地取得・表示プログラム54dの実行により、エリア表示・選択プログラム43cの実行により選択された一のエリアに属する候補地情報が登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cから取得されるとともに、取得された候補地情報に基づく候補地が表示部3に表示され、候補地選択プログラム54eの実行により、候補地取得・表示プログラム54dにより表示部3に表示された候補地の中から一の候補地がユーザにより選択され、設定プログラム54fの実行により、候補地選択プログラム54eの実行により選択された一の候補地が目的地として設定される。
したがって、ユーザは、表示部3に表示された階層構造のエリアのうちから、一のエリアを選択すると、選択したエリアに属する候補地の中から目的地を選択することができることとなる。即ち、目的地として設定したい候補地を含むエリアを選択することにより、そのエリアに属する候補地のみを表示させて、より少ない候補地の中から、目的地として設定したい候補地を選択することができる。よって、目的の候補地を探し出すユーザの負担が軽減されることとなって、過去に目的地として設定又は登録された候補地を用いて、目的地の設定を容易に行うことができるナビゲーション装置100を提供することができる。
また、候補地取得・表示プログラム54dの実行により、決定プログラム54bの実行により決定された階層構造のエリアにおいて、エリア表示・選択プログラム54cの実行により選択された一のエリアの階層よりも下位の階層のエリアが存在する場合に、当該一のエリアに属する候補地情報のうち、当該下位の階層のエリアに属する候補地情報を除いた候補地情報が取得される。
したがって、ユーザが、表示部3に表示された階層構造のエリアのうちから、一のエリアを選択すると、選択されたエリアの下位階層のエリアに属する候補地情報は取得されず、当該下位階層のエリアに属する候補地情報以外の候補地情報が取得されることとなる。即ち、階層構造のエリアの中から、目的地として設定したい候補地が含まれるエリアのうちの、最も下位の階層のエリアを選択すれば、目的地として設定したい候補地を含まないエリアに属する不必要な候補地を取得・表示させずに済み、目的地として設定される可能性の高い、より少ない候補地の中から、目的地として設定したい候補地を選択することができる。よって、候補地を探し出すユーザの負担を、より軽減させることができ、目的地の設定操作の更なる容易化を図ることができる。
また、現在位置検出プログラム54aの実行により現在位置が検出され、決定プログラム54bの実行により、現在位置検出プログラム54aの実行により検出された現在位置に基づいて当該現在位置を含む階層構造のエリアが決定され、エリア表示・選択プログラム54cの実行により、決定プログラム54bの実行により決定された階層構造のエリアに関するエリア情報が表示部3に表示されるとともに、当該表示部3に表示された階層構造のエリアの中から一のエリアが選択される。
したがって、目的地として設定したい候補地が含まれるエリアを、複数のエリアの中から選択しなければならない場合と比べて、操作の短縮化を図ることができ、目的地の設定操作がより容易となる。
また、候補地取得・表示プログラム54dの実行により、取得された候補地情報に基づく目的地として設定又は登録された候補地が、目的地として設定又は登録された順番でソートされて表示される。
したがって、表示部3に表示される候補地の一覧が、ユーザにとって把握し易いものとなって、目的の候補地を探し出し易くなり、目的地の設定が更に容易となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、地図情報DB532a等の記憶媒体は、光学的、磁気的、半導体メモリ等の何れの記憶媒体で構成しても良い。また、固定的に設けたもの(例えば、磁気テープ、ハードディスク等)でも良く、着脱自在に設けたもの(例えば、FD、MO、DVD等)であっても良い。また、地図情報は、随時、ネットワークを介して情報提供装置(図示省略)からダウンロードした最新の地図情報に更新されるようになっていても良い。
また、エリア表示・選択プログラム54cでは、まず、一の階層をユーザに選択させ、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cに記憶された候補地のエリアのうちの選択された階層に属するエリアを複数表示して、その中から所望のエリアをユーザに選択させても良い。例えば、初めに、ユーザが市区町村に相当する第4階層を選択すると、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cに記憶されている候補地のエリアのうち、選択された第4階層に属する市区町村単位のエリア(例えば、大東市、東大阪市、宇治市、成田市、堺市、和歌山市等)が表示され、ユーザに、一のエリアを選択させる。この構成によれば、ユーザは、現在位置しているエリア(例えば、大阪府)に関わらず、登録候補地記憶部532b又は設定履歴記憶部532cに候補地と対応づけて記憶されたエリアの中から、所望の階層に属する所望のエリアを選択することができる。
また、現在位置とは異なる地点をユーザに選択させ、当該選択された地点を含む階層構造を決定して、当該決定されたエリアの中から一のエリアを選択できるように構成しても良い。
また、上記実施形態では、候補地取得・表示プログラム54dは、最下位階層ではない一のエリアが選択された場合に、そのエリアの下位階層のエリアに属する候補地に関する候補地情報は取得しない構成としたが、既に一度選択された階層のエリアに属する候補地情報を取得せず、未だ選択されていない階層のエリアに属する候補地情報は下位階層に属する候補地情報であっても取得するように構成しても良い。
また、記憶手段から取得された候補地情報に基づく候補地は、目的地として設定又は登録された順番でソートされて表示される場合に限られることなく、例えば、名称の五十音順、座標順、現在位置に近い順にソートして表示させても良い。
また、登録候補地記憶部532bに記憶された登録地と、設定履歴記憶部532cに記憶された候補地の両方から、選択されたエリアに属する候補地を取得して、目的地を設定することができる構成であっても良い。
本実施形態におけるナビゲーション装置の全体構成を例示する図である。 登録候補地記憶部を例示する図である。 設定履歴記憶部を例示する図である。 目的地の設定方法を選択するための画面を例示する図である。 エリア情報及び第4階層のエリアに含まれる候補地を表示する画面を例示する図である。 エリア情報及び第3階層のエリアに含まれる候補地を表示する画面を例示する図である。 エリア情報及び第2階層のエリアに含まれる候補地を表示する画面を例示する図である。 エリア情報及び第1階層のエリアに含まれる候補地を表示する画面を例示する図である。 目的地設定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ナビゲーション装置
1 現在位置検出部(現在位置検出手段)
3 表示部
51 CPU(現在位置検出手段、決定手段、エリア情報表示手段、エリア選択手段、取得手段、候補地表示手段、候補地選択手段、設定手段)
54a 現在位置検出プログラム(現在位置検出手段)
54b 決定プログラム(決定手段)
54c エリア表示・選択プログラム(エリア情報表示手段、エリア選択手段)
54d 候補地取得・表示プログラム(取得手段、候補地表示手段)
54e 候補地選択プログラム(候補地選択手段)
54f 設定プログラム(設定手段)

Claims (5)

  1. 目的地として設定又は登録された候補地に関する候補地情報を記憶する記憶手段と、
    上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアに関するエリア情報を、表示部に表示させるエリア情報表示手段と、
    前記エリア情報表示手段により前記表示部に表示されたエリア情報から、一のエリアをユーザに選択させるエリア選択手段と、
    前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアに属する候補地情報を、前記記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記候補地情報に基づく候補地を、前記表示部に表示させる候補地表示手段と、
    前記候補地表示手段により前記表示部に表示された前記候補地の中から、一の候補地をユーザに選択させる候補地選択手段と、
    前記候補地選択手段により選択された前記一の候補地を、目的地として設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記取得手段は、前記階層構造のエリアにおいて、前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアの階層よりも下位の階層のエリアが存在する場合に、当該一のエリアに属する候補地情報のうち、当該下位の階層のエリアに属する候補地情報を除いた候補地情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記現在位置検出手段により検出された現在位置に基づいて、当該現在位置を含む、前記階層構造のエリアを決定する決定手段と、
    を備え、
    前記エリア情報表示手段は、前記決定手段により決定された前記階層構造のエリアに関するエリア情報を、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記候補地表示手段は、前記取得手段により取得された前記候補地情報に基づく前記目的地として設定又は登録された候補地を、目的地として設定又は登録された順番でソートして表示させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のナビゲーション装置。
  5. 目的地として設定又は登録された候補地に関する候補地情報を記憶する記憶手段と、
    現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記現在位置検出手段により検出された現在位置に基づいて、当該現在位置を含む、上位階層のエリアに下位階層のエリアが含まれる階層構造のエリアを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記階層構造のエリアに関するエリア情報を、表示部に表示させるエリア情報表示手段と、
    前記エリア情報表示手段により前記表示部に表示されたエリア情報から、一のエリアをユーザに選択させるエリア選択手段と、
    前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアに属する候補地情報を、前記記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記候補地情報に基づく候補地を、目的地として設定又は登録された順番でソートして前記表示部に表示させる候補地表示手段と、
    前記候補地表示手段により前記表示部に表示された前記候補地の中から、一の候補地をユーザに選択させる候補地選択手段と、
    前記候補地選択手段により選択された前記一の候補地を、目的地として設定する設定手段と、
    を備え、
    前記取得手段は、前記決定手段により決定された前記階層構造のエリアにおいて、前記エリア選択手段により選択された前記一のエリアの階層よりも下位の階層のエリアが存在する場合に、当該一のエリアに属する候補地情報のうち、当該下位の階層のエリアに属する候補地情報を除いた候補地情報を取得することを特徴とするナビゲーション装置。
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