JP2009041867A - 一体型空気調和機 - Google Patents

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Toshiyuki Nishio
年之 西尾
Junji Nakamura
順司 中村
Manabu Kato
加藤  学
Kaichi Tsuji
華一 辻
Yuichi Murai
雄一 村井
Koichiro Seki
康一郎 関
Kentaro Niki
健太郎 仁木
Masaru Sato
大 佐藤
Yumi Ota
由美 太田
Hiroko Kashimoto
寛子 樫本
Masahiko Choji
雅彦 長治
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Abstract

【課題】ユーザーレベルで空気調和機の設置を容易に行うことが可能な一体型空気調和機を提供する。
【解決手段】一体型空気調和機1は、利用側となる熱交換器11と、熱源側となる熱交換器21とが1つの筐体30内に設けられ、取り付け穴2aを用いて外壁面2bに沿って室外に設置される。この一体型空気調和機1の筐体30は、熱交換器11を収容した上部空間30aと、熱交換器21を収容し且つ上部空間30aとは仕切られた下部空間30bとを内部に有していると共に、下部空間30bと外部とを連通させるための開口部32を備えている。また、吸い込み管41及び吹き出し管42は、伸縮可能に構成されており、上部空間30aと部屋内の空間との間で空気を循環させる。また、カバー部材50は、吸い込み管41及び吹き出し管42の伸縮に伴って筐体30に対する固定位置を変更可能であり、吸い込み管41及び吹き出し管42の筐体30の外側に対応した部分及び取り付け穴2aを覆う状態で外壁面2bに沿って配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、室外に設置される一体型空気調和機に関する。
一般的な空気調和機として、室内の壁面に設置される室内機と、室外に設置される室外機と、室内機の熱交換器と室外機の熱交換機との間で冷媒を循環させる冷媒回路とを備えた、所謂スプリット型の空気調和機が普及している。しかしながら、スプリット型の空気調和機を設置する場合に、冷媒回路の配管接続工事は専門的な知識が必要となることから、ユーザレベルで冷媒回路の配管接続工事を行うことが困難である。
そこで、上記した室内機に相当する室内ユニットと、室外機に相当する室外ユニットとを一体化して、冷媒回路の配管接続工事を不要にする一体型空気調和機が各メーカから種々提案されている。その中でも、室内空間を有効に活用するために、一体型空気調和機を室外に設置するもの等が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1には、部屋の壁の上側に形成した第1通風口と下側に形成した第2通風口とを用いて外壁面に沿って設置される室外型の一体型空気調和機が開示されている。この特許文献1に記載の一体型空気調和機では、第1通風口及び第2通風口に至る経路を切り替えて、冷房時に上側の第1通風口から冷気を送風すると共に、暖房時に下側の第2通風口から暖気を送風する。
また、上記特許文献2には、建物の内壁と外壁との間の壁体内に、一体型空気調和機を収容する技術が開示されている。この特許文献2に記載の一体型空気調和機では、内壁に2つの開口部を設けて、当該開口部のそれぞれに室内機ユニットの吸気口と排気口とを嵌め込むことにより、当該吸気口と排気口とを室内に露出させる。また、外壁に2つの開口部を設けて、当該開口部のそれぞれに室外機ユニットの吸気口と排気口とを嵌め込むことにより、当該吸気口と排気口とを室内に露出させる。
また、上記特許文献3には、部屋の壁体の下側に形成した孔部に吸込みダクトを挿入すると共に、部屋の壁体の上側に形成した孔部に吹出しダクトを挿入して、吸込みダクトから吸い込まれた空気を調和して吹出しダクトから調和された空気を吹き出す屋外設置型の一体型空気調和機が開示されている。
特開平7−332705号公報 特開平9−72572号公報 特開2003−214648号公報
上記特許文献1に記載の一体型空気調和機では、部屋の壁の上側に形成した第1通風口と下側に形成した第2通風口を介して、冷気又は暖気を室内に送風するため、一体型空気調和機の冷気の送風位置及び暖気の送風位置に合わせて第1通風口及び第2通風口を部屋の壁に形成して、それらの通風口に対して配管を通過させなければならない。しかしながら、上記した配管工事は、ユーザレベルで行うことができる作業ではないため、ユーザが一体型空気調和機の設置を行うことが困難である。
また、上記特許文献2に記載の一体型空気調和機では、建物の内壁と外壁との間の壁体内に当該一体型空気調和機を収容し、且つ、その収容された一体型空気調和機の室内機ユニットの吸気口及び排気口の位置に合わせて内壁に開口部を設けると共に室外機ユニットの吸気口及び排気口の位置に合わせて外壁に開口部を設けて、それらの開口部に対して配管を通過させなければならない。しかしながら、上記した配管工事は、ユーザレベルで行うことができる作業ではないため、ユーザが一体型空気調和機の設置を行うことが困難である。
また、上記特許文献3に記載の一体型空気調和機でも、一体型空気調和機の吸込みダクト及び吹出しダクトの位置に合わせて、部屋の壁体の上側及び下側に孔部を形成して、それらの孔部に対して配管を通過させなければならない。しかしながら、上記した配管工事は、ユーザレベルで行うことができる作業ではないため、ユーザが一体型空気調和機の設置を行うことが困難である。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザーレベルで空気調和機の設置及び移設を容易に行うことが可能な一体型空気調和機を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる一体型空気調和機は、利用側となる第1熱交換器と、熱源側となる第2熱交換器と、第1熱交換器と第2熱交換器との間で冷媒を循環させる冷媒回路とが1つの筐体内に設けられ、部屋の壁に形成された取り付け穴を用いて外壁面に沿って室外に設置される一体型空気調和機であって、筐体は、第1熱交換器を収容した第1空間と、第2熱交換器を収容し且つ第1空間とは仕切られた第2空間とを内部に有していると共に、第2空間と外気空間とを連通させるための開口部を備えており、伸縮可能に構成されており、筐体内の第1空間と部屋内の空間との間で空気を循環させる空気通路管と、空気通路管の伸縮に伴って筐体に対する固定位置を変更可能であり、空気通路管の筐体の外側に対応した部分及び取り付け穴を覆う状態で外壁面に沿って配置されるカバー部材とを備えている。
この一体型空気調和機では、部屋の壁に形成された取り付け穴の高さに合わせて空気通路管の長さが調整できるので、配管工事不要でユーザーレベルで空気調和機の設置及び移設を容易に行うことができる。また、カバー部材は、空気通路管の筐体の外側に対応した部分及び取り付け穴を覆う状態で筐体に固定されるので、室外側の美観が向上する。
第2の発明にかかる一体型空気調和機は、第1の発明にかかる一体型空気調和機において、空気通路管の互いに異なる長さに対応した互いに異なる複数の固定位置のそれぞれにおいてカバー部材を筐体に対して固定可能な固定機構が設けられている。
この一体型空気調和機では、空気通路管の長さに合わせてカバー部材の固定位置を変更した状態で、カバー部材を筐体に対して容易に固定できる。
第3の発明にかかる一体型空気調和機は、第1又は第2の発明にかかる一体型空気調和機において、カバー部材は、筐体に対する固定位置にかかわらず、開口部を塞がないように構成されている。
この一体型空気調和機では、空気通路管の長さに合わせてカバー部材の位置が変更された場合でも、開口部は塞がれないので、熱源側となる第2熱交換器において熱交換が適正に行われる。
第4の発明にかかる一体型空気調和機は、第3の発明にかかる一体型空気調和機において、カバー部材は、筐体の外周面に沿って一方向に移動可能であって、カバー部材には、開口部の幅以上の幅を有し且つ一方向に関して開口部の長さより長い貫通溝が形成されている。
この一体型空気調和機では、カバー部材の筐体に対する固定位置にかかわらず、開口部を塞がないようにするためのカバー部材の構成を簡略化できる。
第5の発明にかかる空気調和機は、第1〜第4の発明のいずれかにかかる一体型空気調和機において、空気通路管は、取り付け穴を通過し且つ部屋内の空間の空気を第1空間に吸い込むための吸い込み管と、取り付け穴を通過し且つ第1空間の空気を部屋内の空間に吹き出すための吹き出し管とを含んでいる。
この一体型空気調和機では、吸い込み管と吹き出し管とを一箇所にまとめることで、室内側の美観及び簡易設置性が向上する。
第6の発明にかかる空気調和機は、第1〜第5の発明のいずれかにかかる一体型空気調和機において、部屋内に設けられた電源に接続される電源コード及び部屋内に設けられるコントローラに接続される通信線の少なくとも一方が巻回された状態で筐体内に備えられている。
この一体型空気調和機では、空気通路管の長さに合わせて電源コード及び通信線の長さを調整できる。また、室内電源を利用することができる。
第7の発明にかかる空気調和機は、第1〜第6の発明のいずれかにかかる一体型空気調和機において、内壁面において取り付け穴を覆うように設置される室内パネルを備えている。そして、室内パネルはカバー部材に取り付け可能である。
この一体型空気調和機では、梱包時のコンパクト化が実現できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、部屋の壁に形成された取り付け穴の高さに合わせて空気通路管の長さが調整できるので、配管工事不要でユーザーレベルで空気調和機の設置及び移設を容易に行うことができる。また、カバー部材は、空気通路管の筐体の外側に対応した部分及び取り付け穴を覆う状態で筐体に固定されるので、室外側の美観が向上する。
また、第2の発明では、空気通路管の長さに合わせてカバー部材の固定位置を変更した状態で、カバー部材を筐体に対して容易に固定できる。
また、第3の発明では、空気通路管の長さに合わせてカバー部材の位置が変更された場合でも、開口部は塞がれないので、熱源側となる第2熱交換器において熱交換が適正に行われる。
また、第4の発明では、カバー部材の筐体に対する固定位置にかかわらず、開口部を塞がないようにするためのカバー部材の構成を簡略化できる。
また、第5の発明では、吸い込み管と吹き出し管とを一箇所にまとめることで、室内側の美観及び簡易設置性が向上する。
また、第6の発明では、空気通路管の長さに合わせて電源コード及び通信線の長さを調整できる。また、室内電源を利用することができる。
また、第7の発明では、梱包時のコンパクト化が実現できる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る一体型空気調和機の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る一体型空気調和機の全体構成を示した図である。図2は、図1に示した一体型空気調和機のカバー部材と筐体の開口部との関係を示した正面図である。図3は、図1に示した一体型空気調和機の取り付け穴部分の拡大図である。図4は、図1に示した一体型空気調和機の固定機構の拡大図である。図5は、図1に示した一体型空気調和機の梱包時の状態を示した図であり、図6は、図5に示した梱包時の一体型空気調和機の室内パネルの取付構造を示した拡大図である。以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態に係る一体型空気調和機1の構成について説明する。
本実施形態の一体型空気調和機1は、図1に示すように、スプリット型の空気調和機の室内機に相当する上部ユニット10、室外機に相当する下部ユニット20、及び、上部ユニット10の熱交換器11と下部ユニット20の熱交換器21との間で冷媒を循環させる冷媒回路(図示せず)とが1つの筐体30内に設けられた一体型空気調和機であって、部屋の壁2に形成された取り付け穴2aを用いて建物の外壁面2bに沿って室外に設置される。部屋の壁2に形成された取り付け穴2aは、一般的に普及しているスプリット型の空気調和機の室内機と室外機とを接続するための配管工事用に設けられている既存の穴であって、本実施形態の一体型空気調和機1は、当該既存の取り付け穴2aを用いて、設置可能である。
本実施形態の一体型空気調和機1は、図1及び図2に示すように、上部ユニット10と、下部ユニット20と、筐体30と、吸い込み管41及び吹き出し管42と、カバー部材50と、一対の固定機構60と、室内パネル70と、コントローラ80とを備えている。
上部ユニット10は、上記したようにスプリット型の空気調和機の室内機に相当し、利用側となる熱交換器11と、当該熱交換器11によって熱交換された空気を室内に導入するためのファン12とを備えている。
下部ユニット20は、上記したようにスプリット型の空気調和機の室外機に相当し、熱源側となる熱交換器21と、当該熱交換器21によって熱交換された空気を外部に放出するためのファン22と、コンプレッサ23と、通信線24a及び電源コード24bが巻回されたコードリール24と、当該通信線24a及び電源コード24bが電気的に接続される電装ボックス25とを備えている。通信線24a及び電源コード24bは、取り付け穴2aを介して室内に導かれる。また、通信線24aの先端は、室内の壁面に設置されるコントローラ80に接続されていると共に、電源コード24bの先端は、室内電源3に接続される。
筐体30は、図1に示すように、上部ユニット10及び下部ユニット20を内包している。この筐体30の内部には、水平方向に沿って形成される仕切壁31が設けられ、筐体30内の空間が2つの空間(上部空間30a及び下部空間30b)に仕切られている。そして、上部空間30aには上部ユニット10が収容されていると共に、下部空間30bには下部ユニット20が収容されている。また、本実施形態では、図2に示すように、筐体30には、下部空間30bと外気空間とを連通させるための開口部32が設けられている。この開口部32は、下部空間30b内に収容される下部ユニット20の熱交換器21及びファン22が外部に露出するように形成されており、熱交換器21による熱交換が適性に行われ、且つ、ファン22から吹き出される空気が適性に外部に導かれる。また、筐体30の開口部32が形成される側面の両端には、一対の係合孔33が垂直方向に沿って所定の等間隔で複数設けられている。
図1に示すように、吸い込み管41は、取り付け穴2aを通過し且つ部屋内の空間の空気を上部空間30aに吸い込むために設けられている。また、吹き出し管42は、取り付け穴2aを通過し且つ上部空間30aの空気を部屋内の空間に吹き出すために設けられている。このように、吸い込み管41及び吹き出し管42は、一箇所にまとめられ上部空間30aから室内に導かれている。この吸い込み管41及び吹き出し管42は、いずれも伸縮ジャバラからなり、垂直方向に伸縮するようになっている。これにより、既存の取り付け穴2aの位置に関わらず、吸い込み管41及び吹き出し管42の長さを調節することが可能となる。また、図3に示すように、吸い込み管41の取り付け穴2aに挿入される一方端部41a及び吹き出し管42の取り付け穴2aに挿入される一方端部42aは、いずれも伸縮ジャバラからなり、取り付け穴2aの方向に沿って伸縮するようになっている。これにより、壁2の厚さに関わらず、吸い込み管41の一方端部41a及び吹き出し管42の一方端部42aを室内に至るまで伸縮させることが可能となる。また、吸い込み管41の他方端部41bは、図1に示すように、上部ユニット10の熱交換器11の近傍の位置に配置され、一方端部41aから吸い込まれた空気が熱交換器11に導かれる。一方、吹き出し管42の他方端部42bは、ファン12に接続され、熱交換器11により熱交換された空気がファン12によって吹き出し管42を通過して室内に導かれる。
カバー部材50は、図1及び図2に示すように、吸い込み管41及び吹き出し管42の筐体30の外側に対応した部分及び取り付け穴2aを覆い、筐体30と共に一体型空気調和機1の外観を構成している。このカバー部材50は、図2に示すように、筐体30の外周面に沿って垂直方向に移動可能であって、筐体30の開口部32の幅W1以上の幅W2を有し且つ垂直方向に筐体30の開口部32の長さL1より長い長さL2を有する貫通溝51を有している。そして、このカバー部材50は、後述する固定機構60により筐体30に対して異なる位置で固定されても、筐体30に対する固定位置にかかわらず、筐体30の開口部32を塞がないように構成されている。
一対の固定機構60は、吸い込み管41及び吹き出し管42の伸縮に伴って、前記筐体30に対するカバー部材50の固定位置を変更可能にするために設けられている。この固定機構60は、図4に示すように、略L字形状の固定金具61と当該固定金具61を回動可能に支持するヒンジ部(図示せず)とを含んでいる。この一対の固定機構60は、カバー部材50の下端に取り付けられている。そして、固定金具61の先端の屈曲部61aを、筐体30に複数設けられる係合孔33に係合させることにより、カバー部材50が所望の位置で固定される。
室内パネル70は、図3に示すように、部屋の室内側から壁2に形成される取り付け穴2aに取り付けられ、取り付け穴2a及び取り付け穴2aに導かれる吸い込み管41の一方端部41a及び吹き出し管42の一方端部42aを覆っている。これにより、室内側の美観が向上する。この室内パネル70には、吸い込み管41の一方端部41aに、室内の空気を導く導通口71と、吹き出し管42の一方端部42aから吹き出される空気を導く導通口72とが設けられている。また、本実施形態では、室内パネル70は、図5及び図6に示すように、カバー部材50に取り付け可能であって、一体型空気調和機1を搬送する際の梱包時に当該室内パネル70がカバー部材50に対して固定される。
コントローラ80は、図1に示すように、一体型空気調和機1の各種制御を行うために設けられており、暖房及び冷房の切り替えや温度設定などを行う。このコントローラ80には、上記したコードリール24の通信線24aが接続されている。
図7〜図9は、図1に示した一体型空気調和機1の設置方法を説明するための図である。次に、図1及び図7〜図9を参照して、本発明の一実施形態に係る一体型空気調和機1の設置方法について説明する。
まず、ユーザは、図7に示すように、一体型空気調和機1を準備する。そして、図8に示すように、既存の取り付け穴2aの高さ位置に合うよう伸縮ジャバラからなる吸い込み管41及び吹き出し管42を伸縮させると共に、伸縮させた吸い込み管41及び吹き出し管42の長さに合わせてカバー部材50を垂直方向に移動させて、所望の位置で一対の固定金具61を一対の係合孔33に係合させてカバー部材50を固定する(図4参照)。そして、ユーザは、吸い込み管41の一方端部41a及び吹き出し管42の一方端部42aを壁2の厚みに合わせて伸縮させる。そして、ユーザは、図9に示すように、一体型空気調和機1を建物の外壁面2bに沿って配置し、壁2の取り付け穴2aに対して、伸縮させた吸い込み管41の一方端部41a及び吹き出し管42の一方端部42aを挿入する。この際、通信線24a、当該通信線24aの先端のコントローラ80及び電源コード24bを、取り付け穴2aを介して、室内に配置しておく。そして、図1に示すように、室内側から室内パネル70を取り付け穴2aに嵌め込んだ後、コントローラ80を室内の壁面に設置すると共に、電源コード24bの先端を室内電源3に接続する。上記のようにして、ユーザレベルで一体型空気調和機1を設置することができる。
[本実施形態にかかる一体型空気調和機1の特徴]
本実施形態の一体型空気調和機1には、以下のような特徴がある。
本実施形態の一体型空気調和機1では、筐体30内の上部空間30aと部屋内の空間との間で空気を循環させる吸い込み管41及び吹き出し管42を伸縮可能に構成することによって、部屋の壁2に形成された取り付け穴2aの高さに合わせて吸い込み管41及び吹き出し管42の長さが調整できるので、配管工事不要でユーザーレベルで空気調和機の設置及び移設を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、カバー部材50は、吸い込み管41及び吹き出し管42の筐体30の外側に対応した部分及び取り付け穴2aを覆う状態で筐体30に固定されるので、室外側の美観が向上する。
また、本実施形態では、固定機構60を設けることによって、吸い込み管41及び吹き出し管42の長さ応じた位置においてカバー部材50を筐体30に対して固定することができるので、吸い込み管41及び吹き出し管42の長さに合わせてカバー部材50の固定位置を変更した状態で、カバー部材50を筐体30に対して容易に固定できる。
また、本実施形態では、カバー部材50は、筐体30に対する固定位置にかかわらず、開口部32を塞がないように構成されているので、吸い込み管41及び吹き出し管42の長さに合わせてカバー部材50の位置が変更された場合でも、開口部32は塞がれないので、下部ユニット20の熱交換器21において熱交換が適正に行われる。
また、本実施形態では、カバー部材50に、開口部32の幅W1以上の幅W2を有し且つ垂直方向に関して開口部32の長さL1より長い長さL2を有する貫通溝51を形成することによって、カバー部材50の筐体30に対する固定位置にかかわらず、開口部32を塞がないようにするためのカバー部材50の構成を簡略化できる。
また、本実施形態では、吸い込み管41と吹き出し管42とを一箇所にまとめることで、室内側の美観及び簡易設置性が向上する。
また、本実施形態では、部屋内に設けられた室内電源3に接続される電源コード24b及び部屋内に設けられるコントローラ80に接続される通信線24aがコードリール24に巻回されているので、吸い込み管41及び吹き出し管42の長さに合わせて電源コード24b及び通信線24aの長さを調整できる。この際、室内電源3を利用することができる。
また、本実施形態では、室内パネル70をカバー部材50に取り付け可能に構成することによって、梱包時のコンパクト化が実現できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、略L字形状の固定金具を筐体に形成される係合孔に係合させることにより、カバー部材を所望の位置で固定する例について説明したが、本発明はこれに限らず、カバー部材を所望の位置で固定可能であれば、上記固定金具を含む固定機構に限定されない。
本発明を利用すれば、ユーザーレベルで空気調和機の設置を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る一体型空気調和機の全体構成を示した図である。 図1に示した一体型空気調和機のカバー部材と筐体の開口部との関係を示した正面図である。 図1に示した一体型空気調和機の取り付け穴部分の拡大図である。 図1に示した一体型空気調和機の固定機構の拡大図である。 図1に示した一体型空気調和機の梱包時の状態を示した図である。 図5に示した梱包時の一体型空気調和機の室内パネルの取付構造を示した拡大図である。 図1に示した一体型空気調和機の設置方法を説明するための図である。 図1に示した一体型空気調和機の設置方法を説明するための図である。 図1に示した一体型空気調和機の設置方法を説明するための図である。
符号の説明
1 一体型空気調和機
10 上部ユニット
11 熱交換器
20 下部ユニット
21 熱交換器
24a 通信線
24b 室内電源コード
30 筐体
30a 上部空間
30b 下部空間
32 開口部
33 係合孔
41 吸い込み管
42 吹き出し管
50 カバー部材
51 貫通溝
60 固定機構
70 室内パネル
80 コントローラ

Claims (7)

  1. 利用側となる第1熱交換器と、熱源側となる第2熱交換器と、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器との間で冷媒を循環させる冷媒回路とが1つの筐体内に設けられ、部屋の壁に形成された取り付け穴を用いて外壁面に沿って室外に設置される一体型空気調和機であって、
    前記筐体は、前記第1熱交換器を収容した第1空間と、前記第2熱交換器を収容し且つ前記第1空間とは仕切られた第2空間とを内部に有していると共に、前記第2空間と外気空間とを連通させるための開口部を備えており、
    伸縮可能に構成されており、前記筐体内の前記第1空間と前記部屋内の空間との間で空気を循環させる空気通路管と、
    前記空気通路管の伸縮に伴って前記筐体に対する固定位置を変更可能であり、前記空気通路管の前記筐体の外側に対応した部分及び前記取り付け穴を覆う状態で前記外壁面に沿って配置されるカバー部材とを備えていることを特徴とする一体型空気調和機。
  2. 前記空気通路管の互いに異なる長さに対応した互いに異なる複数の固定位置のそれぞれにおいて前記カバー部材を前記筐体に対して固定可能な固定機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の一体型空気調和機。
  3. 前記カバー部材は、前記筐体に対する固定位置にかかわらず、前記開口部を塞がないように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の一体型空気調和機。
  4. 前記カバー部材は、前記筐体の外周面に沿って一方向に移動可能であって、
    前記カバー部材には、前記開口部の幅以上の幅を有し且つ前記一方向に関して前記開口部の長さより長い貫通溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の一体型空気調和機。
  5. 前記空気通路管は、
    前記取り付け穴を通過し且つ前記部屋内の空間の空気を前記第1空間に吸い込むための吸い込み管と、
    前記取り付け穴を通過し且つ前記第1空間の空気を前記部屋内の空間に吹き出すための吹き出し管とを含んでいることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の一体型空気調和機。
  6. 前記部屋内に設けられた電源に接続される電源コード及び前記部屋内に設けられるコントローラに接続される通信線の少なくとも一方が巻回された状態で前記筐体内に備えられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の一体型空気調和機。
  7. 前記内壁面において前記取り付け穴を覆うように設置される室内パネルを備え、
    前記室内パネルは前記カバー部材に取り付け可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の一体型空気調和機。
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