JP2009041640A - 等速ジョイント、駆動装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一端が開口する環状空間を有し、その環状空間の外壁面と内壁面の少なくとも一方に周方向に等間隔をおいて複数形成した軸方向に延びるトラック溝を有する外輪と、トラック溝に沿って摺動するボールを保持するケージとを有し、ケージの一部を環状空間内に挿入し且つケージに保持されるボールをトラック溝に係合させた状態で、ボールを介して、ケージ及び外輪の何れか一方の回転駆動力を他方に伝達する等速ジョイントにおいて、外輪および/またはケージを、曲げ弾性率が7400MPa以上の合成樹脂で形成する。
【選択図】図4
Description
また、請求項2の発明は、請求項1の等速ジョイントにおいて、前記ケージを形成する合成樹脂として、曲げ強さが200MPa以上の合成樹脂を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、出力軸を有し回転体軸を有する回転体を回転させる駆動源と、前記出力軸と前記回転体軸との間で回転駆動力を伝達する駆動伝達手段とを備えた駆動装置において、前記駆動伝達手段として、請求項1または2の等速ジョイントを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の駆動装置において、前記駆動源として、ダイレクトドライブモータを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3または4の駆動装置において、前記等速ジョイントは、前記出力軸が圧入される軸取付け部を有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、駆動源を有し回転体を駆動させる駆動装置を備えた画像形成装置において、上記駆動装置として請求項3乃至5いずれかの駆動装置を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像形成装置において、前記外輪を前記出力軸に取付けたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6の画像形成装置において、回転体を有し、装置本体に対して脱着可能なユニットに設けられ、前記回転体に駆動力を伝達するための回転体軸に前記外輪を取付けたことを特徴とするものである。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、本プリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ1Y,C,M,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。以下の説明では、各プロセスカートリッジ1Y,C,M,Kの構成はすべて同じであるため、色分け用の符号Y,C,M,Kについては省略する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ1は、像担持体たるドラム状の感光体2、ドラムクリーニングユニット3、帯電ユニット4、現像ユニット5、潤滑剤塗布ユニット6、等を図示しない枠体に収めている。このプロセスカートリッジ1は、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電ローラ4aの駆動は、感光体2ととも回りさせる方式や、感光体2を駆動させる駆動源からギアなどを介して駆動力をもらう方式などがある。低速機の場合は、感光体2ととも回りさせる方式が一般的である。高速・高画質を要求される装置では、後者の方式が一般的である。
感光体軸172は、その一端部が中空構造になっており、その中空構造の中にケージ150の軸部153が挿入されることで、感光体軸172とケージ150とが接続されている。また、感光体軸172の一端部には、その外側にスラスト押さえ部材174が嵌め込まれる。これにより、感光体軸172の一端側では、スラスト押さえ部材174と感光体軸172と軸部153とがオーバーラップしている。感光体軸172及び軸部153には、それぞれ軸線方向と直交する方向に貫通する不図示の貫通穴が設けられている。また、中空のスラスト押さえ部材174の周面における一部にも、軸線方向と直交する不図示の貫通穴が設けられている。更には、中空を介してこの貫通穴に対向するネジ穴も設けられている。それぞれの貫通穴やネジ穴を一直線上に位置させた状態で、ネジ175がスラスト押さえ部材174、感光体軸172、軸部153の貫通穴に挿入された後、スラスト押さえ部材174のネジ穴に螺合せしめられている。これにより、ケージ150が感光体軸172に固定される。
図4に示すように、プリンタ本体の後側板70に固定された軸受73に対して、感光体軸172を図示しないプロセスカートリッジ側から圧入する。そして、感光体軸172に固定された固定リング173を軸受73のプロセスカートリッジ側面に突き当てることで、プリンタ本体に対する感光体軸172の軸線方向の位置決めを行う。
外輪140やケージ150を合成樹脂とした等速ジョイントにおいては、使用する樹脂によっては、等速ジョイントに0〜100[Hz]の低周波領域において、振動が発生し、低周波の伝達回転ムラが発生した。このように、低周波の伝達回転ムラによって、バンディングなどの異常画像が形成される不具合があった。
そこで、本発明者らは、等速ジョイントの低周波振動について、鋭意研究したところ、この等速ジョイントの低周波振動は、駆動時に等速ジョイントがねじれることによって発生するねじり振動であることが判明した。
このことを、図11、図12を用いてより詳しく説明する。
図11は、0〜50[Hz]の周波数のピーク値の和を計算した結果である。図12は、0〜100[Hz]の周波数のピーク値の和を形成した結果である。
図11、12の計算結果からわかるように、曲げ弾性率が7400[MPa]以上の合成樹脂で形成した等速ジョイントは、曲げ弾性率が3700[MPa]の合成樹脂で形成した等速ジョイントに比べて低周波領域における各回転伝達変動周波数のピークが小さいので、曲げ弾性率が3700[MPa]の合成樹脂で形成した等速ジョイントに比べて低周波領域における各回転伝達変動周波数のピークの和が小さく抑えられる。特に、曲げ弾性率が7400[MPa]以上の合成樹脂を用いた等速ジョイントは、0〜50[Hz]の周波数領域におけるピーク(回転伝達ムラ)の和が、抑えられていることがわかる。
このように、低周波領域における各周波数のピークを抑えることで、駆動モータやギヤなどに低周波振動が発生して、等速ジョイントの低周波振動と共振しても、低周波の伝達回転ムラを抑えることができる。
装置本体の不図示の前側板71を開放した状態で、プロセスカートリッジ1をプリンタ本体へ挿入して、図14(a)に示すように、プロセスカートリッジ1のガイド穴90aに後側板70から延びるガイドピン76を挿入する。そして、ガイド穴90aにガイドピン76を挿入した状態で、プロセスカートリッジ1を装置本体内へ挿入していくと、プロセスカートリッジ1は、ガイドピン76によって外輪140がケージ150と係合可能な位置に案内される。
2Y,C,M,K:感光体
80:駆動装置
81:駆動モータ
82:ブラケット
90:枠体
130:等速ジョイント
140:外輪
141:カップ部
143:内ボス部
144:環状空間
145:外溝
146:内溝
150:ケージ
151:挿入部
152:ボール
153:軸部
172:感光体軸
173:固定リング
174:スラスト押さえ部材
Claims (8)
- 一端が開口する環状空間を有し、その環状空間の外壁面と内壁面の少なくとも一方に周方向に等間隔をおいて複数形成した軸方向に延びるトラック溝を有する外輪と、
前記トラック溝に沿って摺動するボールを保持するケージとを有し、
前記外輪および/またはケージが合成樹脂で成形されており、
前記ケージの一部を前記環状空間内に挿入し且つ前記ケージに保持されるボールを前記トラック溝に係合させた状態で、前記ボールを介して、前記ケージ及び外輪の何れか一方の回転駆動力を他方に伝達する等速ジョイントにおいて、
前記外輪および/またはケージを形成する合成樹脂として、曲げ弾性率が7400MPa以上の合成樹脂を用いたことを特徴とする等速ジョイント。 - 請求項1の等速ジョイントにおいて、
前記ケージを形成する合成樹脂として、曲げ強さが200MPa以上の合成樹脂を用いたことを特徴とする等速ジョイント。 - 出力軸を有し回転体軸を有する回転体を回転させる駆動源と、
前記出力軸と前記回転体軸との間で回転駆動力を伝達する駆動伝達手段とを備えた駆動装置において、
前記駆動伝達手段として、請求項1または2の等速ジョイントを用いたことを特徴とする駆動装置。 - 請求項3の駆動装置において、
前記駆動源として、ダイレクトドライブモータを用いたことを特徴とする駆動装置。 - 請求項3または4の駆動装置において、
前記等速ジョイントは、前記出力軸が圧入される軸取付け部を有することを特徴とする駆動装置。 - 駆動源を有し回転体を駆動させる駆動装置を備えた画像形成装置において、
上記駆動装置として請求項3乃至5いずれかの駆動装置を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6の画像形成装置において、
前記外輪を前記出力軸に取付けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6の画像形成装置において、
回転体を有し、装置本体に対して脱着可能なユニットに設けられ、前記回転体に駆動力を伝達するための回転体軸に前記外輪を取付けたことを特徴とする画像形成装置。
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