JP2009041638A - 管端防食コア - Google Patents

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Abstract

【課題】メカニカル式管継手で接続する内外面被覆鋼管の切断端部が直角でなくても、金属の露出部分を確実に覆うことができる管端防食コアを提供する
【解決手段】管端防食コア10は挿入筒部12と鍔部11とから成る。挿入筒部12の基端部側外径d2を管内径D以上とする。挿入筒部12には複数の環状襞部13及び環状突部14と、最も鍔部11に近い位置の環状凸構造15とを形成する。防食コア10を管1内へ押し込むと環状襞部13が環状突部14の表面に覆い被さるよう撓み変形し、さらに環状凸構造15位置で挿入筒部12が縮径して、基端部12bから環状凸構造15までの領域が円錐台状に変形し鍔部11が傘状に変形する。さらに押圧すると鍔部11が管1の端面1aに密着する。装着状態において鍔部11の周縁部11aに管端面1へ圧接させる力が常時働くため、管端面1aが傾斜面であっても鍔部11を密着させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内外両面にライニングを施した内外面被覆鋼管の切断した端部をメカニカル式管継手によって接続する場合に、管の切断端部に装着して金属の露出部分を覆うことにより、管端部の腐食を防止する管端防食コアの改良に関する。
管の端部どうしを接続する継手構造には、管端部に設けた雄ネジと継手に設けた雌ねじとを螺合させる構造のねじ込み式管継手のほか、無ネジ管の端部をパッキンと押輪とを基本にしてボルト・ナットで継手に締結する構造、あるいはユニオンナットでゴムパッキンを圧縮して締め付けることにより管と継手との間を止水する構造のいわゆるメカニカル式管継手が知られている。図12は、メカニカル式伸縮可撓管継手Jの一例を示すものであり、管1,1の端部が接続される継手本体2、管1と継手本体2との間をシールする環状のゴムパッキン3、ゴムパッキン3を押圧する押輪4、継手本体2と押輪4とを締結するボルト5・ナット6等から成っている。継手本体2は、その両端部に、内径が管1の外径よりも大きく設定されたテーパー状受口部2aを有し、中央部2bは太鼓状に膨れて内部に空腔が形成されている。
管1,1を接続するには、先に押輪4とゴムパッキン3とを挿し通してから、管端部を継手本体2の受口部2aに挿入したのち、継手本体2と押輪4との間に架け渡したボルト5及びナット6を締め付けて、押輪4を継手本体2に対し軸方向へ押しつける。これにより、継手本体2と押輪4との間で環状のゴムパッキン3が軸方向に強く挟み付けられて圧縮される結果、ゴムパッキン3は径方向へ拡張して継手本体2のテーパー状受口部2aと管1の外周面とに密着し、流体の漏洩を阻止すると共に、管1を継手本体2に対し同心的に保持する。このとき管1はゴムパッキン3で弾性的に保持されている状態であるから、管端部が継手本体2の空腔内において、継手本体2の内壁と干渉しない範囲で自由に変位可能である。つまり管1,1は、継手本体2の軸線に対しある程度屈曲し得る可撓性を発揮する。また、管1に対し軸方向の引張力が作用したとき、管1はゴムパッキン3の弾性変形可能な範囲で軸方向に変位することができる。つまり管1は継手本体2に対し伸縮可能である。このような機構により、当該管継手Jは伸縮可撓性を発揮する。
ところで、内外面両方を合成樹脂等でライニングして防食加工を施した内外面被覆鋼管を途中で切断して、前述したような管継手Jで接続する場合、切断端面に露出する金属部分が管及び継手本体内を流通する流体と接することにより、管端部から腐食が進行するという問題があった。そこで、管の切断端面における腐食を防止する手段として、図12に示す如き管端防食コア7を装着することが従来行われている。一般に管端防食コア7は、管1の内径にほぼ等しい外径を有する筒部7aと、筒部7aの一端部に設けた鍔部7bとを有している。そして筒部7aを管1内へ挿入し、鍔部7bを管1の端面に密接させることにより、管端の金属部分が流体と接触するのを防止する。このような管端防食コアは、例えば特許文献1及び2に記載されている。
実公平3−55039号公報 特許第3139908号公報
従来の管端防食コアには以下のような問題点がある。
管端防食コアの材質は一般にゴム又は合成樹脂が用いられる。合成樹脂製の管端防食コアは、ゴム製のものに比べると保形性に優れているので、管端部への装着作業が容易である。しかし伸縮性をあまり持たないので、製造公差が比較的大きい内外面被覆鋼管(例えば内径50mmの管では公差±0.5mm)の管端部へ装着したときに、管との間に隙間を生じさせる可能性が高いという問題がある。また、管の切断には砥石切断機などを用いるが、砥石切断機による切断面は直角にならず、管軸に対し若干傾斜することが少なからずある。合成樹脂製の管端防食コアは、管端面が傾斜していると鍔部を密接させるのが難しく、管端面との間に隙間が生じて防食機能が発揮されない欠点がある。
他方、ゴム製の管端防食コアは、その伸縮性を利用して管に密着させることが可能であるが、例えば引っ張ったり延ばしたりして弾性変形を行いながら管端部へ装着しなくてはならないため、装着作業に手間が掛かるという問題がある。
特許文献1に記載された管端防食コアは、管に挿入される筒状部をゴム製とし、鍔部には合成樹脂を用いているが、このように2種類の異なる材質で構成するのは、製造コストが高くなるので好ましくない。
特許文献2に記載の管端防食コアはゴム製であって、管端面に接するフランジ部に、管端部の外周面をさらに覆う筒状外周部を形成することにより、防食機能の向上を図っている。しかしながら筒状外周部の分だけ、装着時に管端部の外径が大きくなるという問題がある。あらかじめ各部品を組み付けた状態で管を挿入できるメカニカル式管継手の場合、ゴムパッキンの内径は管外径よりも若干大きく設定されてはいるが、特許文献2に記載するような管端防食コアを装着したために外径が拡大した管端部を挿入することまで通常は想定していない。このため、管端部を管継手へ挿入する際、ゴムパッキンを容易には通過させることができなくなるおそれがある。そこで、特許文献2に記載するような外径を拡大させる形状の管端防食コアを使用する場合は、分離した押輪とゴムパッキンとを先に管に外嵌してから、管端防食コアを管端部に装着し、そののち継手本体へ管端部を挿入するという手順を採用しなくてはならない。すなわち特許文献2の管端防食コアは、あらかじめ各部品を組み付けた状態で使用するメカニカル式管継手には適用できないという欠点がある。もしも、あらかじめ各部品を組み付けた状態の管継手を用いようとするならば、内径を標準品より大きく形成した専用の管継手を用意しなくてはならない。
本発明は、管の切断端面が管軸に対し直角でなくても鍔部を管端面へ隙間を生じさせずに密着させて確実に防食効果を発揮することができ、内外面を被覆したライニング鋼管のように製造公差が比較的大きくても容易には脱落することがなく、専用品ではなく従来の標準の管継手をそのまま使用することができ、しかも製造コストが高くなることのない管端防食コアの提供を目的とする。
前記目的のために本発明が採用した管端防食コアの特徴とするところは、請求項1に記載する如く、所定の可撓性を有する材質で製作され、管内に挿入されて管内面に密接する挿入筒部と挿入筒部の基端側に設けられ管端面に密接する鍔部とを有する管端防食コアであって、鍔部の外径は装着時に管外径を超えないように設定され、挿入筒部は基端部の外径が管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定され、挿入筒部の外周面に環状の突出構造が適宜間隔を置いて複数設けられ、上記突出構造のうち最も鍔部に近い位置に設けたものは、外径が管内径より大きく設定されると共に、鍔部までの距離が所定の離隔寸法に設定され、挿入筒部を管内へ挿入することにより鍔部に最も近い突出構造の位置で挿入筒部を縮径させると鍔部が傘状に変形するようになされていることである。
本発明に係る管端防食コアは、所定の可撓性を有するので、基端側の外径が管の内径と等しいか又は若干大きく設定されていても、例えば先端部の外径を管の内径以下に設定することにより、挿入筒部を容易に管内へ挿入することができる。挿入筒部を管内へ挿入する際、外周面に適宜間隔を置いて設けた複数の環状突出構造が管内面に当接することにより、防食コアの姿勢を安定させて軸線に沿う方向へ挿入されるよう案内する。また環状突出構造は、防食コアが挿入完了後に管から抜け出るのを防止する機能を持つ。鍔部から最も近い位置の環状突出構造と鍔部との間に所定の離隔寸法を設けたので、挿入筒部を当該突出構造の位置まで管内へ挿入したとき、その位置で挿入筒部が縮径することにより、挿入筒部における基端部から当該突出構造の位置までの部分が円錐台状に変形する。その結果、基端部に設けた鍔部が、周縁部を管端面に接近させるよう傘状に変形する。しかるのち鍔部をさらに押圧して、基端部まで挿入筒部を管内へ押し込めば、鍔部を管端面へ密着させることができる。このとき鍔部の周縁部には、管端面へ圧接する方向の力が常時作用しているから、管端面と鍔部との間に隙間が容易に生じることがない。
なお環状突出構造の形態は特に限定されないが、例えば断面形状が台形・三角形・半円形・半楕円形等のものとしたり、後述する環状襞部と環状突部との組み合わせから成るものとすることが考えられる。また鍔部については、外径が管外径を越えないように設定したので、管端部に装着したときに管の外径を拡大することがない。
請求項2に記載の如く、挿入筒部の外周面に設ける複数の突出構造の全部又は一部を、外径が管内径よりも大きく設定された撓み変形可能な環状襞部と、環状襞部の近傍であって鍔部側の位置に設けられ突出寸法が環状襞部の張り出し寸法よりも小さくなされた環状突部とから構成することも可能である。
突出構造を環状襞部と環状突部とで構成した場合、挿入筒部を管内へ押し込んだとき、環状襞部は、その外径が管内径より大きく設定されているから、その近傍に設けた環状突部の上へ覆い被さるように撓み変形すると同時に、その位置において挿入筒部が圧縮され縮径する。この状態のとき、環状襞部は管内面へ強く圧接されるから、管内面と挿入筒部との間を水密的に閉塞する。また環状襞部は、挿入筒部の先端部側から基端部側へ向かう方向に撓み変形しているので、挿入筒部が管から抜け出る方向に対し大きな抵抗として作用し、管端防食コアが管から脱落するのを阻止する機能を発揮する。
挿入筒部については、請求項3に記載する如く、先端部の外径を管内径より若干小さく設定し、基端部の外径を管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定し、先端部と基端部との間にテーパ面となる部分を形成した構成とすることが考えられる。
かかる構成によれば、基端側の外径が管の内径と等しいか又は若干大きく設定されていても、挿入筒部を容易に管内へ挿入することができる。
請求項4に記載の如く、挿入筒部の外径を一定であって管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定する場合、先端部に適数個の切欠部を形成して縮径可能とすることが考えられる。あるいは請求項5に記載の如く、挿入筒部の外径を先端部を除き一定であって管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定する場合は、先端部に面取を施してその外径を管内径より小さく形成することが考えられる。
かかる構成によれば、挿入筒部の外径が管内径と等しいか又は若干大きくても、挿入筒部を管内へ容易に挿入することが可能となる。
本発明に係る管端防食コアは、所望により、請求項6に記載する如く、鍔部の外周に、容易に切断可能な接続部で連設された確認リングを同心的に設けることも可能である。
本発明の請求項1に係る管端防食コアは、ゴムのような弾性を有する材質でなくても、所定の可撓性を有する合成樹脂で製作して確実に管へ密着させることができるから、装着作業が簡単であり、製造コストも低く抑えられる。鍔部の外径を管外径を越えないように設定したので、管端部に装着したときに管外径を増大させることはなく、よって従来の標準品の継手をそのまま使用することができる。
管端に装着する際に鍔部が傘状に変形する結果、周縁部に管端面へ圧接する方向の力が常時作用することになるから、鍔部を管端面へ確実に密着させることができる。かかる作用は、管の切断端面が管軸に対し直角でないときでも、鍔部と管端面との間に隙間を生じさせることがないという効果を発揮する。
請求項2に係る管端防食コアによれば、挿入筒部の外周面に設けた環状襞部で管内面との隙間を閉塞するから、製造公差が比較的大きい内外面被覆鋼管への適用が容易である。つまり、撓み変形可能な環状襞部は、公差に基づき管内径が変動しても、確実に管内面と接触させることができるという利点を有する。しかも撓み変形した状態の環状襞部は、挿入筒部が抜け出る方向に対し大きい抵抗を与えるから、管端防食コアの脱落を確実に防止する。
請求項3〜5に記載した管端防食コアの構成は、挿入筒部を管内へ挿入可能とすることを保証する。
請求項6に記載の如く確認リングを設けた場合は、管を管継手に接続施工したあとで、管端防食コアが管に装着されているか否かを視覚的に確認できるという利点が得られる。
[第1の実施形態]
図1に本発明に係る管端防食コア10の一例を示す。本例の防食コア10は、管内へ挿入される挿入筒部12と、該挿入筒部12の基端部12bに設けた鍔部11とを主要構成部とし、鍔部12の外周には、容易に切断可能な適数個の接続部21で連設した確認リング20が、同心的に設けられている。
本発明の管端防食コア10を製作するための材質には、適度の硬さと可撓性とを併せ持つことが要求される。すなわち、木槌等で叩くことにより管内へ容易に挿入することができ、その際に、後述する如く、挿入筒部12がある程度縮径し、且つ、挿入筒部12を基端部近くまで管内へ挿入したときには鍔部11が傘状に変形可能であるという性質を備えることである。上に述べたような性質を有するものとしては、例えば弾性係数が約100〜1000N/mm、伸度約40%程度の低密度ポリエチレン・高密度ポリエチレン・軟質塩化ビニル等のプラスチックが挙げられる。
本発明に係る管端防食コア10は、図2の側面断面図に示す例では挿入筒部12の厚みEをほぼ均一としたが、先端部12aと基端部12bとで厚みを変化させても差し支えない。挿入筒部12には、装着対象となる管の内径をD(図4参照)とすると、先端部12a側に外径d3が管内径Dと同等か又は若干小さい領域S、基端部12b側に外径d2が管内径Dと同等かまたはそれ以上である領域U、先端部12aと基端部12bとの間に外径がd2からd3まで連続的に変化するテーパ面部12cとなる領域Tが設けられている(従って、d2,d3,Dの関係はd3≦D≦d2である)。
挿入筒部12における基端部12bの外径d2を管内径D以上(D≦d2)としたのは、防食コア10を管へ装着したときに、管内面と基端部12bとの間の隙間を無くして、鍔部11が管端面を確実に覆えるようにするためである。もし仮に基端部12bの外径d2を管内径D未満(D>d2)とすると、挿入筒部12と管内面との間に隙間ができるために、挿入筒部12の軸芯と管の軸芯とが一致しない状態が起こり得る。そのようになると、管端面と鍔部11とが同心的な配置関係にならず、その結果、管端面に鍔部11で覆われない部分、つまり露出部が生じる可能性がある。このような可能性を排除するため、D≦d2に設定する。
挿入筒部12の外周面には、複数の環状突出構造13〜15が適宜間隔で設けられる。本例では、比較的先端部12aに近い領域に環状襞部13及び環状突部14の複数組を適宜間隔で形成し、最も鍔部11に近い位置には、鍔部11から適当な離隔寸法X5を置いて、断面台形状の環状凸構造15を形成した。上記離隔寸法X5は、鍔部11の張り出し寸法Bと挿入筒部12の厚み寸法Eとを考慮して決定される。離隔寸法X5が小さすぎる場合、防食コア10を管内へ挿入したときに、挿入筒部12が環状凸構造15部分で縮径すると同時に基端部12bも縮径させてしまい、その結果、鍔部11も縮径するので、管端面の被覆が不完全になるおそれがある。しかも、このとき、挿入筒部12の基端部12bと管内面との間に隙間が生じて、挿入筒部12が管内で移動可能となるので、鍔部11の装着安定性が損なわれる。反対に、離隔寸法X5が大きすぎる場合は、防食コア10を管内へ挿入して、挿入筒部12を環状凸構造15部分で縮径させても、この変形が基端部12bに作用を及ぼさず、従って鍔部11を傘状に変形させるのが困難になる。このような理由から離隔寸法X5は、鍔部11の張り出し寸法Bと挿入筒部12の厚み寸法Eに対し、0.5B<X5<1.5Bで且つ2E<X5<6Eの範囲に設定するのが望ましい。なお鍔部11の張り出し寸法Bは、鍔部11の外径d1と挿入筒部12の基端部外径d2とを用いて、B=(d1−d2)/2で表すことができる。
環状凸構造15の突出高さL3(図3参照)は縮径に影響し、この値L3が大きいと、鍔部11を傘状に変形させる作用が強くなり、L3が小さいと、鍔部11が傘状に変形する程度が弱くなる。このような事情を勘案して、環状凸構造15の突出高さL3は、管内へ挿入されて縮径が生じるときの縮径率が98〜90%程度となるように設定するのが好ましい。またL3は、鍔部11の張り出し寸法Bに基づいて設定することも可能であり、例えば0.1B≦L3≦0.25Bの範囲に設定することも可能である。
環状襞部13は、その外径が管内径Dより大きく設定され、容易に撓むことができるよう比較的薄肉に形成される。環状突部14は、環状襞部13の近傍における基端部12b側に設けられ、本例では断面が半円形としたが他の形状も可能である。環状襞部13の撓み状況は、管の公差により変化する。環状襞部13の突出寸法L1(図3参照)を十分に大きく設定しておけば、比較的内径の大きい管へ挿入したときに、環状襞部13が管内面に当接して撓み変形することができるから、管内面との間で水密性を発揮すると共に、防食コア10を管内に保持して脱落を防止する機能を発揮する。このとき、鍔部11に近い環状凸構造15の部分では縮径する必要があるが、挿入筒部12における先端部12aに近い領域は必ずしも縮径しなくてよい。内径が比較的小さい管へ挿入するときには、環状襞部13が撓み変形できるので、挿入筒部12を管内へ挿入する障害とならない。このときは挿入筒部12が環状襞部13の撓み変形個所で縮径し、環状襞部13は管内面に強く圧接される。このように環状札部13と環状突部14との組み合わせは、公差の大きい管に対し有効であるという利点を有している。
図示する例では、環状凸構造15のほかに、3組の環状襞部13及び環状突部14を設けてあるが、この個数及び配置間隔は、挿入筒部12の長さ寸法等に応じ適宜変更することが可能である。原理的には、鍔部11から所定の離隔寸法X5だけ離れた位置の環状凸構造15と、該環状凸構造15と先端部12aとの間の適宜位置に設けた最低1組の環状襞部13及び環状突部14とが在れば、防食コア10を管内へ挿入する際に、その姿勢を軸線に沿う方向に安定させることができ、また管と防食コア10との間の水密性も保持できると考えられる。また挿入筒部12は少なくとも、鍔部11に最も近い環状凸構造15の位置で縮径できればよい。ところで環状凸構造15は、台形断面のほか、半円や半楕円形の断面形状としてもよく、さらには環状襞部13と環状突部14との組み合わせに替えることも可能である。
管端面に密着する鍔部11は挿入筒部12に対し直角に形成され、その外径d1は、防食コア10を管に装着したときに、挿入筒部12の基端部12bが縮径するのと同時に鍔部11も縮径することを考慮して、鍔部11の張り出し部分が管端面を確実に覆い、且つ管の外径寸法を拡張することがないように設定される。装着対象が内外面被覆鋼管であって、鋼管部分の外径をDx、被覆外面までの外径をDy、管内面から鋼管部分の外面までの寸法をtx、管の厚みをtyとする(図4参照)と、鍔部11における基端部12bからの張り出し寸法が、txを越え且つty以下となることが条件となる。この条件に基づいて立式すると、
(1) tx<(d1−d2)/2≦ty
tx=(Dx−D)/2、ty=(Dy−D)/2であるから、上記(1)式は、
(2) d2+(Dx−D)<d1≦d2+(Dy−D)
となる。
鍔部11の厚みFについては、挿入筒部12における基端部12b付近の厚みEと同等か、又は、やや大きい程度に設定される。挿入筒部12が縮径する際、鍔部11との角度(軸方向断面における角度)が直角に保たれることが、鍔部11を傘状に変形させる要因となっている。鍔部の厚みFが薄すぎるときは、鍔部11の変形自由度が高くなるため、全体が傘状になりにくい。反対に厚みFが大き過ぎるときは追従性が悪くなり、鍔部11の基部で変形するに留まる。このような理由から、鍔部11の厚みFは、挿入筒部12における基端部12bから環状凸構造15までの領域の厚みEに対し、E/2<F<2Eの範囲に設定することが望ましい。
鍔部11の外側に同心的に配設される確認リング20は、後述するように、管を管継手に接続施工したあと、当該管端防食コア10が管に装着されているか否かを視覚的に確認できるようにするためのものである。確認リング20の内径d4は、管1の被覆外径Dyを越える寸法に設定される(Dy<d4)。なお本例では、鍔部12と確認リング20との接続部21を本例では3個所とした(図1(B)参照)が、これに限定されるものではない。
本例の管端防食コア10における各部の寸法関係の一例を、呼び径50mmの内外面被覆鋼管を装着対象とする場合について説明すると以下の如くである(単位はmm)。装着対象となる管の内径D=49.7(公差±0.5)、鋼管部分の外径Dx=60.5,被覆表面までの外径Dy=63.7である。
挿入筒部12については、厚みEは0.8<E<3.0とするのが望ましく、本例ではE=1.5を採用した。基端部12bの外径d2は管の標準内径(D=49.7)より公差分以上大きく設定し、先端部12aの外径d3は標準内径Dより公差分以上に小さく設定する。本例ではd2=50.7、d3=49.1とした。なお、管の呼び径に応じて、挿入筒部12の厚みEは適宜変更される。例えば呼び径D=13〜25の範囲の管に対しては、挿入筒部12の厚みEは0.5<E<1.5とし、D=30〜50の管に対しては0.8<E<3.0とし、D=65〜100の管に対しては1.0<E<4.0とする。
鍔部11の外径d1は、D,Dx,Dyと基端部外径d2とに基づいて決定される。前記(2)式:d2+(Dx−D)<d1≦d2+(Dy−D)から、d2=50.7の場合、d1の範囲は、61.5<d1≦67.4となる。本例ではd1=63.5に設定した。鍔部11の厚みFは、挿入筒部12の厚みE(=1.5)に基づき設定され、0.5E<F<2Eから、0.75<F<3.0となる。本例では、F=2.2を採用した。
確認リング20については、内径d4=66、径方向の幅寸法G=1.0である。
防食コア10の高さ寸法(挿入筒部12の軸方向に沿った長さ)Hは適宜であるが、例えばH=22とする場合、挿入筒部12における先端部12aと同一外径領域Sの高さ方向寸法h1=4、先端部12aと基端部12bとの途中に設けられるテーパ面部12cの領域Tの高さ方向寸法h2=8、その余の領域Uの高さ方向寸法h3=10とする。
挿入筒部12の外周面に設ける環状襞部13及び環状突部14の配置は、挿入筒部12の先端部12aから各環状襞部13までの距離X1,X2,X3を、それぞれ2.5/4/4とした。また各環状襞部13の下面(挿入筒部12の先端部12a側の面)から環状突部14の中心までの各距離Z1,Z2,Z3をいずれも1.5に設定した。かかる寸法設定の結果、両端の環状突部14の中心位置は、挿入筒部12に設けたテーパ面部12cの形成領域Tの両端位置と一致するようになっている。
管内へ挿入することにより挿入筒部12を鍔部11に最も近い環状凸構造15の位置で縮径させて、鍔部11を適度な傘状に変形させるためには、鍔部11から環状凸構造15までの離隔寸法X5を適切に設定する必要がある。離隔寸法X5が短すぎると、挿入筒部12を環状凸構造15の位置で縮径させたときに、鍔部11も同時に縮径して、鍔部11の外径d1が鋼管外径Dxより小さくなってしまい、管端面に露出する金属部分を覆えなくなるおそれがある。反対に離隔寸法X5が長すぎると、挿入筒部12を環状凸構造15位置で縮径させたとしても、鍔部11が傘状に変形せず、鍔部11を管端面に密着させることができなくなる。離隔寸法X5は、鍔部11の張り出し寸法Bと挿入筒部12の厚み寸法Eに対し、0.5B<X5<1.5B、且つ、2E<X5<6Eの範囲に設定する。B=(d1−d2)/2であるからB=(63.5−50.7)×0.5=6.4。従って、3.2<X5<9.6、且つ、3.0<X5<9.0となる。すなわち3.2<X5<9.0である。本例ではX5=4.5を採用した。X5を上記範囲に設定することにより、鍔部11が適正な傘状に変形することができる。なお管の寸法、管端防食コア10の寸法、材質の硬度・可撓性等に応じ、X5は許容範囲内で適宜調整されるものである。
さらに図3を参照して、挿入筒部12の外周面に設ける環状襞部13、環状突部14及び環状凸構造15それぞれの形状の詳細について説明する。本例の環状襞部13は、容易に撓み変形できるような細長い断面形状であり、環状突部14の断面形状は半円形である。環状襞部13は、外径寸法が管内径より大きく、且つ、径方向の張り出し寸法L1は、撓み変形したときに、先端部が近傍に設けた環状突部14の中心位置に達するか又は中心位置を越えることができる寸法に設定される。図示する環状襞部13の断面形状は、撓み変形の容易性と成形型からの抜き勾配とを考慮したものであり、根元から先端へ向かって厚みが減じるように形成され、根元部分の厚みM1=0.7〜0.76に対し,先端部の厚みM2=0.5〜0.7とされ、厚みの減少幅M3,M4は適宜設定される。所望により先端部に傾斜面(断面の傾斜角度θ1=30°)が形成されるが、この傾斜角度θ1の値は適宜変更可能であり、また傾斜面を設けなくてもよい。径方向の張り出し寸法L1は、本例ではL1=1.8である。他方、環状突部14の断面は、半径R1=0.5の半円形であり、従って、突出高さL2=0.5である。なお、環状襞部13が撓み変形して環状突部14の上へ覆い被さったときに、その部分の外径が管内径を越えるように考慮して、環状襞部13の厚みM2及び環状突部14の突出高さL2が設定される。また環状襞部13及び環状突部14の形状は、上記に限定されるものではなく、上に述べた条件と成形の容易性とを勘案して、適宜決定すればよい。
図示する例では、鍔部11に最も近い位置の環状凸構造15の断面形状を台形とした。当該台形は、挿入筒部12の軸線に対し直角な面及び傾斜する面を有し、突出高さL3=0.8〜1.5、傾斜面の勾配θ2=20〜45°、下底の幅N1=1.0、上底の幅N2=0.2、傾斜面の幅N3=0.8に設定されている。なお、上記N1〜N3やθ2の各値は限定されるものではなく、適宜変更することが可能であり、断面形状についても台形に限定されるものでない。但し、挿入筒部12を管内へ挿入したときに鍔部11を傘状に変形させるためには、環状凸構造15の突出高さL3は0.1B<L3<0.25Bの範囲に設定するのが目安であり、従って0.6〜1.6の範囲、とすることが望ましい。本例では、L3=1.3を採用している。
前述した各部分の各寸法は一例であり、管端防食コア10の材質や、適用対象となる管の種類等に応じ適宜変更することを妨げない。環状襞部13及び環状突部14の配置個数や配置間隔も限定的なものではない。また、対象とする管の種類(呼び径や管厚)が異なれば、それに応じて各部の寸法が修正されることは言うまでもない。
次に図4〜7を参照して、本発明に係る管端防食コア10を管に装着する手順を説明する。図4に示すように、管端防食コア10の挿入筒部12は、先端部12aの外径d3が管1の内径Dより少なくとも公差分だけ小さく設定されているから、容易に挿入を開始できる。図5に示すように管端防食コア10を管1内へ押し込むと、外径が管内径Dより大きく設定されている環状襞部13は、図示の如く管内面1bに当接して、近傍に位置する環状突部14の表面に覆い被さるよう撓み変形する。このとき環状襞部13の突出長さL1は所定寸法以上であるので、環状襞部13の先端部は環状突部14の中心位置を越えることができる。また、環状襞部13の撓み変形部分では、外径が、環状襞部13先端の厚み寸法M2と環状突部14の突出高さL2との和に相当する分だけ増大するから、管内径Dよりも大きくなる。従って、挿入筒部12を管1内へ押し込むことにより、環状襞部13の撓み変形部分において挿入筒部12は縮径し、その反作用により環状襞部13が管内面1bに強く圧接される。このとき、挿入筒部12の先端部12aについては、動きが拘束されていないから、拡径する方向へ変形可能である。また挿入筒部12には、一定の領域Tに外径が徐々に拡大するテーパ面部12cを形成したから、挿入筒部12の押し込み作業が容易になっている。
さらに挿入筒部12を、環状襞部13の撓み変形部分で縮径させながら押し込み、図6に示すように、鍔部11に最も近い環状凸構造15を管1内へ挿入したとき、環状凸構造15の外径dt(図2参照)は管内径Dより大きく、且つ、鍔部11と環状凸構造15との間には所定の離隔寸法X5が設定されているため、環状凸構造15位置で挿入筒部12が縮径することにより、挿入筒部12における基端部12bから環状凸構造15までの領域が円錐台状に変形する。その結果、基端部12bに連設されている鍔部11が図示するように傘状に変形する。さらに鍔部11を強く押圧すると、図7に示す如く、鍔部11を管1の端面1aに密着させることができる。
本発明の管端防食コア10は、図7に示す装着状態において、鍔部11に対し傘状に変形しようとする力が作用しているから、周縁部11aを管端面1へ圧接させる力が常時働くことになる。このため、仮に切断して形成した管端面1aが傾斜面となっていた場合であっても、鍔部11は傾斜している管端面1aに密着することができ、従来のように隙間を生じさせることがない。また撓み変形している環状襞部13は、挿入筒部12を縮径させた反発力によって管内面1bへ強力に押しつけられるので、優れた水密性を発揮する。しかも、撓み変形した環状襞部13は、挿入筒部12が抜け出る方向に対し大きい抵抗力を発揮するから、管端防食コア10が管から脱落するのを阻止する機能を発揮する。
図8を参照して、管端防食コア10に設けた確認リング20の機能について説明する。管端防食コア10を管1の端部に装着したのち、同図(A)に示すように、鍔部11の外周側に設けた確認リング20を分離して、管1の外周面へ移動させる。鍔部11と確認リング20とは、数箇所の接続部21(図1(B)参照)によって連結されているだけなので、容易に分離可能である。確認リング20の内径は、管1の外径以上であるから、同図(B)の如く、管1の端部を管継手J内へ挿入する際に、押輪4によって侵入が阻まれ、管継手J内へ入り込むことがない。よって施工業者は、この確認リング20の有無を確認することにより、管端防食コア10の装着の有無を容易に知ることができる。なお確認リング20は必須というわけではなく、所望により、省略することも可能である。
[第2の実施形態]
図9に示す管端防食コア10は、挿入筒部12の全体を、円錐台状に形成したものである。前記第1の実施形態では、挿入筒部12にテーパ部を部分的に形成したが、本例のように、先端部12aから基端部12bにかけて、外径がd3からd2まで一様に増加する形態とすることも可能である。なお、管内径Dに対するd2及びd3の関係は、前記実施形態に準じる。すなわち、d2は管内径Dより公差分だけ小さく設定され、d3は管内径Dと同等か又は公差分以上大きく設定される。本例の管端防食コア10もまた、装着状態において、鍔部11に対し傘状に変形しようとする力が常時作用するから、鍔部11を管端面1aへ確実に密着させることができる。また撓み変形している環状襞部13が、優れた水密性を発揮すると同時に、管端防食コア10が管から脱落するのを阻止する機能を発揮するのは、前記実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
図10(A)に示す管端防食コア10は、挿入筒部12を外径が一定のテーパ部を持たない円筒形に形成し、且つ、その外径を管内径Dとほぼ等しく設定したものである(d2=d3=D)。この場合、同図(B)に示す如く、挿入筒部12の管1内への挿入を容易にするため、例えば先端部12aに適数個の切欠部16を形成して、先端部12aが管内径Dよりも小さく縮径できるようにすることが考えられる。
[第4の実施形態]
管端防食コア10の挿入筒部12を、テーパ部を持たない外径一定の円筒形に形成し、且つ、その外径を管内径Dとほぼ等しく設定した場合、図11に示す如く、挿入筒部12の先端部12aに面取17を施すことにより、先端部12aのみ管内径Dより小さくすることで、管1内への挿入を可能にする態様も考えられる。
本発明の第1の実施形態に関するものであって、図(A)は管端防食コアの正面図、図(B)は同管端防食コアの底面図である。 本発明の第1の実施形態に関するものであって、管端防食コアの要部の側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に関するものであって、管端防食コアの要部を拡大した側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る管端防食コアを管へ装着する手順を説明するためのものであって、装着開始時の状態の要部を示す側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る管端防食コアを管へ装着する手順を説明するためのものであって、装着途中の状態の要部を示す側面断面図である。 本発明にの第1の実施形態係る管端防食コアを管へ装着する手順を説明するためのものであって、挿入筒部の全体を管内へ挿入した状態の要部を示す側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る管端防食コアを管へ装着する手順を説明するためのものであって、装着が完了した状態の要部を示す側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に関するものであって、図(A)は管端防食コアを装着した管と管継手とを分離して示す要部の正面断面図、図(B)は管を管継手に挿入した状態の要部を示す正面断面図である。 本発明の第2の実施形態に関するものであって、管及び管端防食コアの要部を拡大した側面断面図である。 本発明の第3の実施形態に関するものであって、図(A)は管及び管端防食コアの要部を拡大した側面断面図、図(B)は管端防食コアの先端部を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に関するものであって、管及び管端防食コアの要部を拡大した側面断面図である。 従来の管端防食コアを装着した管どうしを管継手で接続した状態を示す正面断面図である。
符号の説明
10…管端防食コア
11…鍔部
12…挿入筒部 12a…先端部 12b…基端部 12c…テーパ面部
13…環状襞部
14…環状突部
15…環状突部
20…確認リング

Claims (6)

  1. 所定の可撓性を有する材質で製作され、管内に挿入されて管内面に密接する挿入筒部と挿入筒部の基端側に設けられ管端面に密接する鍔部とを有する管端防食コアであって、鍔部の外径は装着時に管外径を超えないように設定され、挿入筒部は基端部の外径が管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定され、挿入筒部の外周面に環状の突出構造が適宜間隔を置いて複数設けられ、上記突出構造のうち最も鍔部に近い位置に設けたものは、外径が管内径より大きく設定されると共に、鍔部までの距離が所定の離隔寸法に設定され、挿入筒部を管内へ挿入することにより鍔部に最も近い突出構造の位置で挿入筒部を縮径させると鍔部が傘状に変形するようになされていることを特徴とする管端防食コア。
  2. 挿入筒部の外周面に設けた複数の突出構造の全部又は一部が、外径が管内径よりも大きく設定された撓み変形可能な環状襞部と、環状襞部の近傍であって鍔部側の位置に設けられ突出寸法が環状襞部の張り出し寸法よりも小さくなされた環状突部とから構成されている請求項1に記載する管端防食コア。
  3. 挿入筒部は、先端部の外径が管内径より若干小さく設定され、基端部の外径が管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定され、先端部と基端部との間にテーパ面となる部分が形成されている請求項1又は2に記載する管端防食コア。
  4. 挿入筒部は外径が一定であって管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定され、先端部に適数個の切欠部が形成されて縮径可能になされている請求項1又は2に記載する管端防食コア。
  5. 挿入筒部は先端部を除き外径が一定であって管内径とほぼ等しいか又は若干大きく設定され、先端部は面取が施されて外径が管内径より小さく形成されている請求項1又は2に記載する管端防食コア。
  6. 鍔部の外周に、容易に切断可能な接続部で連設された確認リングが同心的に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載する管端防食コア。
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