JP2009041489A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関の制御装置に関し、排気可変動弁装置を備えた内燃機関において、リッチスパイク、特にポスト噴射によるリッチスパイクを合理的に実施することを目的とする。
【解決手段】リッチスパイクが必要であるか否かが判別される(ステップ100)。リッチスパイクが必要であると判別された場合には、次に、排気弁開き時期が所定時期よりも早いか否かが判別される(ステップ102)。排気弁開き時期が所定時期よりも早い場合には、燃料添加弁から燃料を噴射する排気系燃料添加によってリッチスパイクが実行される(ステップ104)。排気弁開き時期が所定時期よりも遅い場合には、ポスト噴射によってリッチスパイクが実行される(ステップ106)。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
ディーゼルエンジン(圧縮着火内燃機関)では、通常、排気ガス中に多量の酸素が含まれているため、三元触媒でNOxを浄化することができない。このため、NOx触媒を排気通路に設置し、排気ガス中のNOxをNOx触媒に吸蔵するようにした排気浄化システムが用いられている。
このようなシステムでは、NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元浄化してNとして放出するために、排気空燃比を一時的に理論空燃比以下のリッチとするリッチスパイクを周期的に行うことが必要となる。リッチスパイクを実行する方法としては、排気通路に設置された燃料添加弁から排気ガス中に燃料を噴射する方法(以下「排気系燃料添加」という)や、ポスト噴射による方法などがある。ポスト噴射とは、燃料が着火しないタイミングで筒内に燃料インジェクタから追加的に燃料を噴射することである。
特開2007−40241号公報には、リッチスパイク時に、排気系燃料添加と併せて、ポスト噴射を実行する技術が開示されている。
特開2007−40241号公報 特開2006−104989号公報 特開2005−248835号公報
リッチスパイクにおいては、NOx触媒に流入する還元剤としての燃料の蒸発や熱分解がなるべく進行しているほど、NOxと燃料とが効率良く反応し、NOx浄化率が高まる。この点に関して、ポスト噴射と排気系燃料添加とを比較すると、ポスト噴射では、排気弁が開く前の高温高圧のガスの中に燃料(還元剤)を噴射することができるので、排気系燃料添加と比べ、燃料の蒸発や熱分解を促進させ易く、よって、高いNOx浄化率を得易い。
一方、ポスト噴射を行うと、エンジンオイルが希釈され易いという問題がある。すなわち、ポスト噴射は、上死点後、かなり遅れた時期に行われるので、噴射された燃料は、ピストンに形成された燃焼室を外れて、シリンダボアの壁面に当たり易い。そうすると、シリンダボア壁面の油膜に燃料が混入し、エンジンオイルが希釈化することとなる。
また、EGR(Exhaust Gas Recirculation)通路を介して排気ガスの一部を吸気通路に還流させる外部EGRを実行しているときにポスト噴射を実施すると、ポスト噴射された燃料がEGR通路を介して吸気系に回り込むので、トルク変動等の原因になるという問題もある。
これに対し、排気系燃料添加には、上記のような問題がない。よって、リッチスパイクを行う際には、ポスト噴射と排気系燃料添加との利害得失を考慮して、何れの方法を選択するかを決定する方が合理的である。
また、ポスト噴射を実行する場合には、高いNOx浄化率が得られるというメリットを十分に生かすことができるような制御を行うことが望ましい。
そして、本発明者の知見によれば、排気可変動弁装置を備えたエンジンにおいては、上記の事項を考慮した場合、リッチスパイク、特にポスト噴射によるリッチスパイクを合理的に実行するためには、排気弁のバルブタイミングに対する配慮が重要となる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、排気可変動弁装置を備えた内燃機関において、リッチスパイク、特にポスト噴射によるリッチスパイクを合理的に実施することのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の筒内に燃料を噴射する燃料インジェクタと、
排気弁の少なくとも開き時期を可変とする排気可変動弁装置と、
燃料が着火しないタイミングであって前記排気弁が開く前に前記燃料インジェクタから燃料を噴射するポスト噴射を実行可能なポスト噴射手段と、
排気ガスを浄化するNOx触媒と、
前記NOx触媒に還元剤を供給するリッチスパイクの実施時に、ポスト噴射を実行するか否か、またはポスト噴射時期を、排気弁開き時期に基づいて設定する還元剤供給条件制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記内燃機関の排気通路に設置された燃料添加弁を更に備え、
前記還元剤供給条件制御手段は、排気弁開き時期が所定時期より遅い場合にはポスト噴射によって還元剤を供給し、排気弁開き時期が前記所定時期より早い場合には、前記燃料添加弁によって還元剤を供給する還元剤供給方法選択手段を含むことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記還元剤供給条件制御手段は、排気弁開き時期が早い場合ほどポスト噴射時期を早くするポスト噴射時期制御手段を含むことを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、
前記ポスト噴射時期制御手段は、排気弁開き時期が遅い場合ほど、ポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間を長くすることを特徴とする。
また、第5の発明は、第3または第4の発明において、
前記ポスト噴射時期制御手段は、エンジン負荷が小さい場合ほど、ポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間を長くすることを特徴とする。
また、第6の発明は、第3乃至第5の発明の何れかにおいて、
前記ポスト噴射時期制御手段は、前記NOx触媒の温度が低い場合ほど、ポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間を長くすることを特徴とする。
第1の発明によれば、排気弁の少なくとも開き時期を可変とする排気可変動弁装置を備えた内燃機関において、NOx触媒に還元剤を供給するリッチスパイクの実施時に、ポスト噴射を実行するか否か、またはポスト噴射時期を、排気弁開き時期に基づいて設定することができる。ポスト噴射では、燃料(還元剤)が排気弁が開くまで高温高圧の筒内に閉じ込められて、燃料の蒸発や熱分解が促進するので、NOx還元効率を高めるのに有効である。一方、ポスト噴射では、オイル希釈、EGRによる燃料還流、スモーク排出などを伴う場合もある。また、ポスト噴射時期が一定の場合、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解の進行度は、排気弁開き時期に応じて変化する。第1の発明によれば、これらのことを勘案した上で、リッチスパイクの手段としてポスト噴射を選択するか否か、あるいは、リッチスパイクの手段としてのポスト噴射の時期を適切に決定することができる。このため、リッチスパイク、特にポスト噴射によるリッチスパイクを合理的に実施することができる。
第2の発明によれば、リッチスパイク時に、排気弁開き時期が所定時期より遅い場合にはポスト噴射によって還元剤を供給することができる。排気弁開き時期が遅い場合には、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解が十二分に進行し、特に高いNOx還元効率が得られるので、ポスト噴射のメリットが増大する。また、排気弁開き時期が遅い運転条件は、主として低負荷であるので、NOx触媒の触媒床温も低い状態であることが多い。このため、高いNOx浄化率を得るには、還元剤が十分に蒸発や熱分解していることが必要となる。第2の発明によれば、このような場合に、リッチスパイクの手段としてポスト噴射を選択することができるので、ポスト噴射のメリットを十二分に生かすことができる。一方、排気弁開き時期が早い場合ほど、排気温度は高くなる。このため、排気弁開き時期が早くなるほど、排気系燃料添加で添加された燃料の蒸発進行度が高まる一方で、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解の進行度は低下する傾向にある。よって、このような場合には、排気系燃料添加であっても十分なNOx還元効率が得られ易いので、オイル希釈、EGRによる燃料還流、スモーク排出などがないことを考えると、ポスト噴射よりも排気系燃料添加が理想となる。第2の発明では、排気弁開き時期が所定時期より早い場合に、リッチスパイクの手段として排気系燃料添加を選択することにより、上記の理想を実現することができるので、リッチスパイクを合理的に実施することができる。
第3の発明によれば、排気弁開き時期が早い場合ほどポスト噴射時期を早くすることができる。これにより、排気弁開き時期が早い場合であっても、ポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間(ポスト噴射燃料閉じ込め期間)を十分に長くすることができるので、ポスト噴射燃料が筒内で十分に蒸発あるいは熱分解する時間を確保することができる。このため、排気弁開き時期が早い場合であっても、高いNOx還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
第4の発明によれば、排気弁開き時期が遅い場合ほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることができる。ポスト噴射燃料閉じ込め期間を一定とした場合には、排気弁開き時期が遅くなるのに伴ってポスト噴射時期が遅くなるほど、噴射時の筒内温度が低いので、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解が進みにくくなり、その結果、NOx還元効率が低下する傾向がある。これに対し、第4の発明によれば、排気弁開き時期が遅くなるほど、すなわちポスト噴射時期が遅くなるほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることにより、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を十分に進行させることができる。このため、排気弁開き時期が遅い場合、すなわち、ポスト噴射時期が遅い場合であっても、高い還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
第5の発明によれば、エンジン負荷が小さい場合ほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることができる。ポスト噴射燃料閉じ込め期間が一定である場合には、エンジン負荷が低くなるほど、筒内温度が低くなるので、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解が進みにくくなり、その結果、NOx還元効率が低下する傾向がある。これに対し、第5の発明によれば、エンジン負荷が低くなるほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることにより、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を十分に進行させることができる。このため、エンジン負荷が低い場合であっても、高い還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
第6の発明によれば、NOx触媒の温度が低い場合ほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることができる。ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解の進行度が一定である場合には、NOx触媒の触媒床温が低くなるほど、NOx還元効率が低下する傾向がある。このため、NOx浄化率を十分に高めるためには、NOx触媒の触媒床温が低い場合ほど、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を進行させることが重要となる。第6の発明によれば、NOx触媒の触媒床温が低い場合ほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることにより、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を十分に進行させることができる。これにより、NOx触媒の触媒床温が低い場合であっても、高い還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すシステムは、車両等に搭載されるディーゼルエンジン(圧縮着火式内燃機関)10を備えている。本発明において、気筒数や気筒配置は特に限定されるものではない。図1には、ディーゼルエンジン10の一つの気筒の断面が示されている。
ディーゼルエンジン10は、シリンダブロック4と、シリンダブロック4に組み付けられたシリンダヘッド6を備えている。気筒内には、ピストン8が挿入されている。シリンダヘッド6内には、吸気ポート12と排気ポート14とが形成されている。吸気ポート12には新気を筒内に導入するための吸気通路22が接続され、排気ポート14には排気ガスを排出するための排気通路24が接続されている。
本実施形態のディーゼルエンジン10は、吸気弁32の開弁特性を可変とする吸気可変動弁装置42と、の排気弁34の開弁特性を可変とする排気可変動弁装置44とを備えている。ただし、本発明では、吸気可変動弁装置42は無くてもよい。すなわち、吸気弁32の開弁特性は固定でもよい。
本実施形態の排気可変動弁装置44は、排気弁34の開弁期間(作用角)を一定としたままで、排気弁34のバルブタイミング(開き時期および閉じ時期)を早くしたり遅くしたりすることのできる公知の位相可変機構であるものとする。このような位相可変機構は、排気カムシャフトをタイミングギヤに対し相対的に回転するアクチュエータを設けることによって実現することができる。
本実施形態の排気可変動弁装置44は、カム角センサを有しており、このカム角センサにより、排気弁34の実バルブタイミングを検出するものとする。
なお、本発明では、排気可変動弁装置44は、上記の機構に限定されるものではなく、排気弁34の少なくとも開き時期を可変とする装置であれば、いかなる装置であってもよい。すなわち、排気可変動弁装置44は、機械的な可変機構のほか、電磁駆動弁や油圧駆動弁などを用いるものであってもよい。
各気筒には、燃料を筒内に直接噴射するための燃料インジェクタ30が設置されている。燃料インジェクタ30は、図示しないコモンレールに接続され、コモンレールから高圧燃料の供給を受けている。コモンレールにはサプライポンプで圧縮された高圧燃料が常に蓄えられている。燃料インジェクタ30は、1サイクル中に複数回、任意のタイミングで燃料を噴射することができる。
ディーゼルエンジン10のクランク軸16の近傍には、クランク軸16の回転角度(クランク角)を検出するクランク角センサ56が取り付けられている。
排気通路24には、排気ガス中のNOxを吸蔵する機能を有するNOx触媒28が配置されている。NOx触媒28は、例えばPM(Particulate Matter)を捕捉する機能などの他の機能を兼ね備えるものであってもよい。
吸気通路22には、吸気絞り弁36が設けられている。吸気絞り弁36より下流側の吸気通路22には、EGR通路26が接続されている。EGR通路26の逆側の端部は、排気通路24に接続されている。このEGR通路26を通して、排気通路24内の排気ガスの一部を吸気通路22に還流させる外部EGR(Exhaust Gas Recirculation)を行うことができる。EGR通路26の途中には、EGR量を制御するためのEGR弁38が設けられている。また、EGR通路26の途中には、還流する排気ガス(EGRガス)を冷却するEGRクーラが設けられていてもよい。
排気通路24には、排気ガス中に燃料を噴射可能な燃料添加弁46が設置されている。この燃料添加弁46は、シリンダヘッド6(排気ポート14)に設置されていてもよい。また、NOx触媒28には、触媒床温(触媒温度)を検出する触媒温度センサ48が設置されている。
本実施形態のシステムは、ECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50の出力側には、前述した燃料インジェクタ30、吸気絞り弁36、EGR弁38、吸気可変動弁装置42、排気可変動弁装置44、燃料添加弁46等の各種アクチュエータが接続されている。ECU50の入力側には、触媒温度センサ48、クランク角センサ56、アクセルポジションセンサ58等の各種センサ類が接続されている。アクセルポジションセンサ58は、アクセルペダル(図示せず)の位置に応じた信号を出力するセンサである。アクセルポジションセンサ58の検出信号から、エンジン負荷(要求負荷)を算出することができる。
[実施の形態1の特徴]
ディーゼルエンジン10の排気通路24には、通常、希薄空燃比の排気ガスが流通する。希薄空燃比の排気ガス中に含まれるNOxは、NOx触媒28によって捕捉され、吸蔵される。このようなシステムでは、NOx触媒28に吸蔵されたNOxを還元浄化するため、NOx触媒28に流入する排気ガスの空燃比を一時的に理論空燃比以下とするリッチスパイクを周期的(間歇的)に実施することが必要である。本実施形態のシステムでは、リッチスパイクを実施する方法として、燃料添加弁46から燃料を噴射する方法(以下「排気系燃料添加」という)と、ポスト噴射を行う方法とが実行可能である。ポスト噴射とは、燃料が着火しないタイミングで筒内に燃料インジェクタ30から追加的に燃料を噴射することであり、ディーゼルエンジン10の出力に寄与しない燃料噴射である。本実施形態のポスト噴射は、排気弁34が開く前の膨張行程で行われる。
リッチスパイクにおいては、NOx触媒28に流入する還元剤としての燃料の蒸発や熱分解がなるべく進行しているほど、高い還元効率が得られるので、NOx浄化率が高まる。この点に関して、排気系燃料添加とポスト噴射とを比較すると、ポスト噴射では、排気弁34が開く前の高温高圧のガスの中に燃料(還元剤)を噴射することができるので、排気系燃料添加よりも、燃料の蒸発や熱分解を促進させ易い。よって、リッチスパイクの手段としては、一般に、ポスト噴射の方が、排気系燃料添加よりも、高いNOx浄化率を得易い。
一方、ポスト噴射を行うと、エンジンオイルが希釈され易いという問題がある。すなわち、ポスト噴射は、上死点後、かなり遅れた時期に行われるので、噴射された燃料は、ピストンに形成された燃焼室を外れて、シリンダボアの壁面に当たり易い。そうすると、シリンダボア壁面の油膜に燃料が混入し、エンジンオイルが希釈化することとなる。
また、外部EGRを実行しているときにポスト噴射を実施すると、ポスト噴射された燃料がEGR通路26を介して吸気通路22に回り込み、筒内に再流入することがある。そうすると、トルク変動等が生ずる場合がある。
これに対し、排気系燃料添加の場合には、上述のようなオイル希釈や、EGRによる燃料還流の問題が生ずるおそれはない。
図2は、吸気弁32および排気弁34のバルブリフト線図である。本実施形態において、ECU50は、ディーゼルエンジン10の運転状況(エンジン回転数、エンジン負荷等)に応じて排気可変動弁装置44を制御することにより、排気弁34のバルブタイミングを変化させる。例えば、エンジン負荷が高いほど排気弁34のバルブタイミングを進角し、エンジン負荷が低いほど排気弁34のバルブタイミングを遅角する。
ポスト噴射された燃料は、排気弁34が開くまでの期間、つまり筒内に閉じ込められている期間が長いほど、蒸発や熱分解が進行する。以下の説明では、上記の期間、つまりポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間を「ポスト噴射燃料閉じ込め期間」と称する。
排気弁34のバルブタイミングが進角されると、排気弁開き時期が早くなるので、ポスト噴射燃料閉じ込め期間は短くなる。すなわち、排気弁開き時期が早い場合ほど、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解の進行度は低下する。
また、排気弁開き時期を早くする運転条件は、主として高負荷である。このため、排気弁開き時期が早くされているときは、筒内温度が高いことが多い。筒内温度が高いときにポスト噴射を行うと、スモーク排出量が増大し易いという特性もある。
一方、排気弁開き時期が早い場合ほど、燃焼ガスがピストン8に対してする仕事が少なくなるので、排気温度は高くなる。このため、排気弁開き時期が早くなるほど、燃料添加弁46による排気系燃料添加で添加された燃料の蒸発が進行し易くなる。
すなわち、排気弁開き時期が早くなるほど、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解の進行度が低下する一方で、排気系燃料添加で添加された燃料の蒸発進行度は高まる。よって、排気弁開き時期が早くなるほど、リッチスパイクにおけるNOx浄化率に関して、排気系燃料添加に対するポスト噴射の優位性は小さくなっていく。このため、排気弁開き時期が早い場合には、前述したオイル希釈、EGRによる燃料還流、スモーク排出などのポスト噴射のデメリットを考慮すると、排気系燃料添加によってリッチスパイクを行うことが好ましいと言える。
以上の事情に鑑みて、本実施形態では、図2に示すように、リッチスパイクをポスト噴射によって行うか排気系燃料添加によって行うかを、排気弁開き時期に応じて選択することとした。すなわち、リッチスパイクが要求されているときに、排気弁開き時期が所定時期より遅い場合には、ポスト噴射によってリッチスパイクを実施し、排気弁開き時期が上記所定時期より早い場合には、排気系燃料添加によってリッチスパイクを実施することとした。
[実施の形態1における具体的処理]
図3は、上記の機能を実現するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図3に示すルーチンによれば、まず、リッチスパイクが必要であるか否かが判別される(ステップ100)。このステップ100での判別手法は、特に限定されず、公知の手法により行うことができる。例えば、ディーゼルエンジン10の運転状態とNOx排出量との関係をマップとしてECU50に記憶しておき、前回のリッチスパイク以後にNOx触媒28に流入したNOxの量をそのマップに従って積算していき、その積算値が所定値を超えた場合には、リッチスパイクが必要であると判別することができる。
上記ステップ100で、リッチスパイクが必要であると判別された場合には、次に、排気可変動弁装置44のカム角センサの信号に基づいて、排気弁開き時期が所定時期よりも早いか否かが判別される(ステップ102)。この所定時期は、前述したようなポスト噴射および排気系燃料添加の利害得失が排気弁開き時期に応じて変化することを考慮した場合に、両者を適切に使い分けることのできるような時期として、予め設定されている。
上記ステップ102で、排気弁開き時期が所定時期よりも早い場合には、燃料添加弁46から燃料を噴射する排気系燃料添加によってリッチスパイクが実行される(ステップ104)。これに対し、上記ステップ102で、排気弁開き時期が所定時期よりも遅い場合には、ポスト噴射によってリッチスパイクが実行される(ステップ106)。
なお、排気弁開き時期が早くされる運転条件は、主として高負荷であるので、NOx触媒28の触媒床温も高い状態であることが多い。触媒床温が高い場合には、反応性が高まるので、NOx触媒28に流入する燃料(還元剤)の蒸発や熱分解の進行度が低くても、NOx浄化率は十分に高くなる。このため、本実施形態によれば、リッチスパイクの手段として排気系燃料添加が選択された場合(上記ステップ104)であっても、十分なNOx浄化率が得られる。
逆に、排気弁開き時期が遅くされる運転条件は、主として低負荷であるので、NOx触媒28の触媒床温も低い状態であることが多い。触媒床温が低い場合には、反応性が低下するため、NOx触媒28に流入する燃料の蒸発や熱分解の進行度が高くないと、NOx浄化率を十分に高めることが困難である。このため、上記ステップ102で排気弁開き時期が所定時期よりも遅いと判別された場合、NOx浄化率の低下を回避するには、NOx触媒28に流入する燃料の蒸発や熱分解の進行度を高くすることが重要となる。本実施形態によれば、このような場合に、リッチスパイクの手段としてポスト噴射を選択する(上記ステップ106)ので、NOx触媒28に流入する燃料の蒸発や熱分解の進行度を高めることができる。よって、NOx浄化率の低下を確実に回避することができる。
なお、本実施形態では、リッチスパイクの手段としてポスト噴射を選択しない場合に、排気系燃料添加によってリッチスパイクを行うようにしているが、本発明では、他の方法によってリッチスパイクを行ってもよい。例えば、リッチスパイクの手段としてポスト噴射を選択しない場合に、燃焼モードを通常燃焼から低温リッチ燃焼(大量EGRを行うことによって燃焼温度を大幅に(スモークの生成温度以下に)低下させつつ空燃比を理論空燃比以下とする燃焼)に切り替えることによってリッチスパイクを行うようにしてもよい。また、本実施形態では、触媒温度センサ48は、なくてもよい。
上述した実施の形態1においては、ECU50が、上記ステップ102の処理を実行することにより前記第1の発明における「還元剤供給条件制御手段」および前記第2の発明における「還元剤供給方法選択手段」がそれぞれ実現されている。
実施の形態2.
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。本実施形態は、図1に示すハードウェア構成を用いて実現することができる。ただし、本実施形態では、燃料添加弁46および触媒温度センサ48は、なくてもよい。
本実施形態では、リッチスパイクが要求されているとき、排気弁開き時期にかかわらず、ポスト噴射によってリッチスパイクを実施する。そして、そのリッチスパイクの際、ポスト噴射時期を排気弁開き時期に応じて変化させることとした。図4は、本実施形態において、排気弁開き時期に応じてポスト噴射時期を設定するためのマップである。図4に示すように、本実施形態では、排気弁開き時期が早い場合ほど、ポスト噴射時期も早くなるように、ポスト噴射時期を設定する。図4に示すマップでは、排気弁開き時期より一定期間θだけ前にポスト噴射時期を設定するようにしている。すなわち、この一定期間θがポスト噴射燃料閉じ込め期間に相当する。
本実施形態によれば、排気弁開き時期が早くなっても、ポスト噴射燃料閉じ込め期間θが一定であるので、ポスト噴射燃料が筒内で十分に蒸発あるいは熱分解する時間を確保することができる。このため、排気弁開き時期が早い場合であっても、高いNOx還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
ところで、ポスト噴射に伴うスモーク排出量は、ポスト噴射時期が遅いほど、少なくなる。このため、本実施形態と異なり、ポスト噴射時期を排気弁開き時期にかかわらず常に早くしていると、スモーク排出量を十分に低下させることができない場合がある。これに対し、本実施形態では、排気弁開き時期が遅い場合には、ポスト噴射時期も遅く設定されるので、スモーク排出量も十分に低下させることができる。
実施の形態2は、上述した点以外は実施の形態1と同様であるので、これ以上の説明は省略する。上述した実施の形態2においては、ECU50が、図4に示すマップに基づき、排気弁開き時期に応じてポスト噴射時期を設定することにより前記第3の発明における「ポスト噴射時期制御手段」が実現されている。
実施の形態3.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。図5は、本実施形態において、排気弁開き時期に応じてポスト噴射時期を設定するためのマップである。実施の形態2においては、排気弁開き時期にかかわらず、ポスト噴射燃料閉じ込め期間θを一定としている。これに対し、本実施形態では、図5に示すように、排気弁開き時期が遅い場合ほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間θが長くなるように、ポスト噴射時期を設定することとした。
ポスト噴射燃料閉じ込め期間θを一定とした場合には、排気弁開き時期が遅くなるのに伴ってポスト噴射時期が遅くなるほど、噴射時の筒内温度が低いので、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解が進みにくくなり、その結果、NOx還元効率が低下する傾向がある。
これに対し、本実施形態によれば、排気弁開き時期が遅くなるほど、すなわちポスト噴射時期が遅くなるほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間θを長くすることにより、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を十分に進行させることができる。このため、排気弁開き時期が遅い場合、すなわち、ポスト噴射時期が遅い場合であっても、高い還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
また、排気弁開き時期が早い場合に、ポスト噴射時期を必要以上に早くすることがないので、ポスト噴射に伴うスモーク排出量を更に低減することができる。
実施の形態3は、上述した点以外は実施の形態2と同様であるので、これ以上の説明は省略する。上述した実施の形態3においては、ECU50が、図5に示すマップに基づき、排気弁開き時期に応じてポスト噴射時期を設定することにより前記第4の発明における「ポスト噴射時期制御手段」が実現されている。
実施の形態4.
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態2または3との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。図6は、本実施形態において、エンジン負荷に応じてポスト噴射燃料閉じ込め期間を設定するためのマップである。本実施形態では、エンジン負荷を考慮して、ポスト噴射時期を設定する。すなわち、本実施形態では、図6に示すように、エンジン負荷が高い場合ほどポスト噴射燃料閉じ込め期間が短く、エンジン負荷が低い場合ほどポスト噴射燃料閉じ込め期間が長くなるように、ポスト噴射時期を設定することとした。
ポスト噴射燃料閉じ込め期間が一定である場合には、エンジン負荷が低くなるほど、筒内温度が低くなるので、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解が進みにくくなり、その結果、NOx還元効率が低下する傾向がある。
これに対し、本実施形態によれば、エンジン負荷が低くなるほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることにより、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を十分に進行させることができる。このため、エンジン負荷が低い場合であっても、高い還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
実施の形態4は、上述した点以外は実施の形態2または3と同様であるので、これ以上の説明は省略する。上述した実施の形態4においては、ECU50が、図6に示すマップに示すようなポスト噴射燃料閉じ込め期間が実現されるようにポスト噴射時期を設定することにより前記第5の発明における「ポスト噴射時期制御手段」が実現されている。
実施の形態5.
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態5について説明するが、上述した実施の形態2乃至4との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。図7は、本実施形態において、NOx触媒28の触媒床温に応じてポスト噴射燃料閉じ込め期間を設定するためのマップである。本実施形態では、NOx触媒28の触媒床温を考慮して、ポスト噴射時期を設定する。すなわち、本実施形態では、図7に示すように、NOx触媒28の触媒床温が高い場合ほどポスト噴射燃料閉じ込め期間が短く、NOx触媒28の触媒床温が低い場合ほどポスト噴射燃料閉じ込め期間が長くなるように、ポスト噴射時期を設定することとした。
ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解の進行度が一定である場合には、NOx触媒28の触媒床温が低くなるほど、NOx還元効率が低下する傾向がある。このため、NOx浄化率を十分に高めるためには、NOx触媒28の触媒床温が低い場合ほど、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を進行させることが重要となる。
そこで、本実施形態では、NOx触媒28の触媒床温が低い場合ほど、ポスト噴射燃料閉じ込め期間を長くすることにより、ポスト噴射燃料の蒸発や熱分解を十分に進行させることとした。これにより、NOx触媒28の触媒床温が低い場合であっても、高い還元効率が得られるので、リッチスパイク時におけるNOx浄化率を高くすることができる。
なお、本実施形態では、NOx触媒28の触媒床温を触媒温度センサ48によって検出するようにしているが、ディーゼルエンジン10の運転状態の履歴等に基づいてNOx触媒28の触媒床温を推定するようにしてもよい。
実施の形態5は、上述した点以外は実施の形態2乃至4と同様であるので、これ以上の説明は省略する。上述した実施の形態5においては、ECU50が、図7に示すマップに示すようなポスト噴射燃料閉じ込め期間が実現されるようにポスト噴射時期を設定することにより前記第6の発明における「ポスト噴射時期制御手段」が実現されている。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明では、これらの各実施形態を複数組み合わせてもよい。例えば、実施の形態1のようにリッチスパイクの手段としてポスト噴射を選択するか否かを排気弁開き時期に応じて決定し、ポスト噴射が選択された場合に、そのポスト噴射時期を実施の形態2乃至5のようにして設定するようにしてもよい。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 吸気弁および排気弁のバルブリフト線図である。 本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態2において、排気弁開き時期に応じてポスト噴射時期を設定するためのマップである。 本発明の実施の形態3において、排気弁開き時期に応じてポスト噴射時期を設定するためのマップである。 本発明の実施の形態4において、エンジン負荷に応じてポスト噴射燃料閉じ込め期間を設定するためのマップである。 本発明の実施の形態5において、NOx触媒の触媒床温に応じてポスト噴射燃料閉じ込め期間を設定するためのマップである。
符号の説明
8 ピストン
10 ディーゼルエンジン
16 クランク軸
22 吸気通路
24 排気通路
26 EGR通路
28 NOx触媒
30 燃料インジェクタ
32 吸気弁
34 排気弁
36 吸気絞り弁
38 EGR弁
42 吸気可変動弁装置
44 排気可変動弁装置
46 燃料添加弁
48 触媒温度センサ
50 ECU
56 クランク角センサ
58 アクセルポジションセンサ

Claims (6)

  1. 内燃機関の筒内に燃料を噴射する燃料インジェクタと、
    排気弁の少なくとも開き時期を可変とする排気可変動弁装置と、
    燃料が着火しないタイミングであって前記排気弁が開く前に前記燃料インジェクタから燃料を噴射するポスト噴射を実行可能なポスト噴射手段と、
    排気ガスを浄化するNOx触媒と、
    前記NOx触媒に還元剤を供給するリッチスパイクの実施時に、ポスト噴射を実行するか否か、またはポスト噴射時期を、排気弁開き時期に基づいて設定する還元剤供給条件制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関の排気通路に設置された燃料添加弁を更に備え、
    前記還元剤供給条件制御手段は、排気弁開き時期が所定時期より遅い場合にはポスト噴射によって還元剤を供給し、排気弁開き時期が前記所定時期より早い場合には、前記燃料添加弁によって還元剤を供給する還元剤供給方法選択手段を含むことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記還元剤供給条件制御手段は、排気弁開き時期が早い場合ほどポスト噴射時期を早くするポスト噴射時期制御手段を含むことを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記ポスト噴射時期制御手段は、排気弁開き時期が遅い場合ほど、ポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間を長くすることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記ポスト噴射時期制御手段は、エンジン負荷が小さい場合ほど、ポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間を長くすることを特徴とする請求項3または4記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記ポスト噴射時期制御手段は、前記NOx触媒の温度が低い場合ほど、ポスト噴射時期から排気弁開き時期までの期間を長くすることを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項記載の内燃機関の制御装置。
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