JP2009040809A - 鏡面印刷用インキ並びに鏡面印刷方法及び印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インキ消費量を抑えながら、良好な鏡面光沢を好みの形状に有する印刷物を得ることができるようにした、鏡面印刷用インキ、鏡面印刷方法及び印刷装置を提供する。
【解決手段】オフセット印刷により鏡面光沢を有する印刷物を印刷するために用いる鏡面印刷用インキであって、厚みが0.5μm以下で箔面積が1.5μm2〜2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー3〜200重量部および溶剤5〜500重量部を含むように構成する。
【選択図】なし
【解決手段】オフセット印刷により鏡面光沢を有する印刷物を印刷するために用いる鏡面印刷用インキであって、厚みが0.5μm以下で箔面積が1.5μm2〜2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー3〜200重量部および溶剤5〜500重量部を含むように構成する。
【選択図】なし
Description
本発明は、オフセット印刷により鏡面光沢を有する印刷物を印刷するための鏡面印刷用インキ、並びに、この鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷する鏡面印刷方法及び印刷装置に関するものである。
従来から、鏡面光沢を有する印刷物に関する技術が開発されている。
例えば特許文献1〜4には、印刷インキ中にアルミニウム箔片を顔料とし、これにバインダーと溶剤とを調合したことによる鏡面印刷用インキ(ミラーインキともいう)に関する技術が記載されている。
特許文献1には、厚みが0.5μm以下で箔面積が20μm2〜2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー15〜200重量部および溶剤600〜3000重量部を含んでなるインキ(請求項1)、及び、厚みが0.3μm以下で箔面積が20μm2から2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー15〜2000重量部および溶剤600〜3000重量部を含んでなるインキ(請求項2)が提案されている。
例えば特許文献1〜4には、印刷インキ中にアルミニウム箔片を顔料とし、これにバインダーと溶剤とを調合したことによる鏡面印刷用インキ(ミラーインキともいう)に関する技術が記載されている。
特許文献1には、厚みが0.5μm以下で箔面積が20μm2〜2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー15〜200重量部および溶剤600〜3000重量部を含んでなるインキ(請求項1)、及び、厚みが0.3μm以下で箔面積が20μm2から2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー15〜2000重量部および溶剤600〜3000重量部を含んでなるインキ(請求項2)が提案されている。
特許文献2には、厚みが0.03μm以下であって、箔面積が1.5μm2ないし2,000μm2であるアルミニウム箔片を、積算面積を基準として80%以上含有しており、アルミニウム箔片を顔料とし、アルミニウム箔片100重量部に対し、バインダーポリマー3〜200重量部および溶剤500〜2,500重量部を含み、粘度が3,500〜5,500cps(20℃においてBM型回転粘度計により測定)であることに基づき、0.1mm抜き細線の隙間維持を基準とするダレの発生を防止することができる印刷用インキ、が提案されている。
また、特許文献1,2には、このような印刷用インキを用いて、スクリーン印刷,グラビア印刷,フレキソ印刷を用いて印刷を行ない、印刷物を得ることが記載されている。
特許文献3には、厚み0.5μm以下で面積20μm2〜2000μm2の蒸着アルミニウム顔料を75%以上含有する蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、少なくとも、バインダーポリマー10〜1000重量部、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤の1種又は2種以上600〜2000重量部を含み、インキ粘度が100〜2500cps(30℃)の特殊スクリーンインキ、が提案されている。
特許文献3には、厚み0.5μm以下で面積20μm2〜2000μm2の蒸着アルミニウム顔料を75%以上含有する蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、少なくとも、バインダーポリマー10〜1000重量部、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤の1種又は2種以上600〜2000重量部を含み、インキ粘度が100〜2500cps(30℃)の特殊スクリーンインキ、が提案されている。
特許文献4には、蒸着アルミニウム顔料:100重量部に対し、少なくとも、バインダーポリマーとしてブチラール系樹脂:1〜8重量部と塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー:10〜100重量部、溶剤としてイソホロン:50〜250重量部、コハク酸ジメチルとグルタミン酸ジメチルとアジピン酸ジメチルの混合物:50〜250重量部、グリコールエーテル系溶剤:500〜1500重量部を含む組成の高輝度鏡面スクリーンインキ、が提案されている。
また、特許文献3,4には、このような印刷用インキを用いて、スクリーン印刷を用いて印刷を行ない、印刷物を得ることが記載されている。
一方、特許文献5には、光反射体1は、PETフィルムからなる透明基材の一面側にアルミ蒸着により第1の反射層を形成し、前記透明基材の他面側にアルミニウム箔片を含有するミラーインキを用いたスクリーン印刷により第2の反射層を形成し、第1の反射層の表面を反射面として使用する光反射体が提案されている。
特許3151606号公報
特許3837597号公報
特許3556210号公報
特許3681383号公報
特開2003−315511号公報
一方、特許文献5には、光反射体1は、PETフィルムからなる透明基材の一面側にアルミ蒸着により第1の反射層を形成し、前記透明基材の他面側にアルミニウム箔片を含有するミラーインキを用いたスクリーン印刷により第2の反射層を形成し、第1の反射層の表面を反射面として使用する光反射体が提案されている。
しかしながら、上記の特許文献1〜5に記載されているように、スクリーン印刷やグラビア印刷やフレキソ印刷を用いて鏡面光沢を有する印刷物を得る場合、塗布膜厚が大きいため、無駄にインキを使用することになり、経済的でない。
また、印刷自体をオフセット印刷によって行なう場合、鏡面の形成が別工程となるため、生産性が下がる課題や、印刷位置精度が低下するといった課題がある。
また、印刷自体をオフセット印刷によって行なう場合、鏡面の形成が別工程となるため、生産性が下がる課題や、印刷位置精度が低下するといった課題がある。
具体的には、スクリーン印刷を用いて鏡面光沢を有する印刷物を得る場合、スクリーン印刷では、スクリーンを通して印刷対象面にインキを供給するため、ウェット状態で20〜30μmと塗布膜厚が大きくなり、インキ中の溶剤成分をアルミ顔料に比べて非常に多く含めなければならず、インキ消費量が増大するだけでなく、溶剤成分が多いため、乾燥に時間が掛かり、乾燥によって蒸発した溶剤成分に対する処理対策もより一層必要になる。
また、グラビア印刷やフレキソ印刷を用いて鏡面光沢を有する印刷物を得る場合、これらの印刷特性から、インキ中の溶剤成分の割合を比較的低く抑えることができるものの、インキ消費量、特に、アルミ顔料の消費量を抑えにくく、印刷資材のコスト増や印刷物の重量増を招くだけでなく、アルミ顔料が厚く形成されると良好な鏡面光沢が得られない場合がある。
一方、上記の特許文献5に記載されているように、予めフィルムの裏面に対して、アルミなどの金属を蒸着した後に印刷を行なう場合、金属そのものの平滑膜を作製するために品質の高い鏡面光沢を得ることができるが、蒸着装置という高価な真空装置が必要であるという課題や、また、印刷とは別途の工程において作成するため、生産性が上がらないという課題がある。さらに、鏡面を任意パターンに作成するためには、マスキング工程やマスキング除去工程が必要である。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、インキ消費量を抑えながら、良好な鏡面光沢を好みの形状に有する印刷物を得ることができるようにした、鏡面印刷用インキ、並びに、鏡面印刷方法及び印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の鏡面印刷用インキ(請求項1)は、オフセット印刷により鏡面光沢を有する印刷物を印刷するために用いる鏡面印刷用インキであって、厚みが0.5μm以下で箔面積が1.5μm2〜2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー3〜200重量部および溶剤5〜500重量部を含んでいることを特徴としている。
前記溶剤は、20重量%以上の3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールを含有することが好ましい(請求項2)。
前記バインダーは、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース誘導体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂の中から選ばれる少なくとも1つ以上の樹脂を含有することが好ましい(請求項3)。
前記バインダーは、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース誘導体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂の中から選ばれる少なくとも1つ以上の樹脂を含有することが好ましい(請求項3)。
本発明の鏡面印刷方法(請求項4)は、請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷する方法であって、光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程と、その後、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷工程と、を有することを特徴としている。
本発明の鏡面印刷方法(請求項5)は、請求項1〜3の何れか1項に記載のオフセット印刷用鏡面印刷インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷する方法であって、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷工程と、その後、光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程と、を有することを特徴としている。
本発明の鏡面印刷方法(請求項6)は、請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷する方法であって、光透過性フィルムの表面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程と、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷工程と、を有することを特徴としている。
前記光透過性フィルムには、ポリプロピレン,ポリエチレン,PET,ポリカーボネート,アクリル,塩化ビニルの何れかが用いられていることが好ましい(請求項7)。
前記特殊インキ印刷工程により印刷された前記鏡面印刷用インキの層を覆うように保護層を塗工する塗工工程を更に有することが好ましい(請求項8)。
本発明の印刷装置(請求項9)は、請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷するための印刷装置であって、光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷ユニットと、前記通常印刷ユニットの下流側又は上流側に配置され、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷ユニットと、を有することを特徴としている。
前記特殊インキ印刷工程により印刷された前記鏡面印刷用インキの層を覆うように保護層を塗工する塗工工程を更に有することが好ましい(請求項8)。
本発明の印刷装置(請求項9)は、請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷するための印刷装置であって、光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷ユニットと、前記通常印刷ユニットの下流側又は上流側に配置され、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷ユニットと、を有することを特徴としている。
本発明の印刷装置(請求項10)は、請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷するための印刷装置であって、光透過性フィルムの表面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷するための通常印刷ユニットと、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷ユニットと、をそなえたことを特徴としている。
前記特殊インキ印刷ユニットにより印刷された前記鏡面印刷用インキの層を覆うように保護層を塗工する塗工装置を更に有することが好ましい(請求項11)。
本発明の鏡面印刷用インキによれば、アルミニウム箔100重量部に対し溶剤5〜500重量部と溶剤割合を抑えているので、オフセット印刷によって溶剤の消費を抑えながら印刷を行なうことができ、印刷後の乾燥時間の短縮化や、乾燥によって蒸発する溶剤成分の低減による処理対策の容易化を促進することができる。
また、本発明の鏡面印刷方法及び印刷装置によれば、オフセット印刷により、比較的少ないインキ量でも適切に鏡面を形成することが可能となる。したがって、鏡面光沢を好みの形状にしかも良好に形成することが可能になり、インキ消費量を抑制しやすくなるため、アルミ顔料の消費量を抑え、印刷資材のコストや印刷物の重量を低減することができる。また、絵柄や文字といった通常の印刷自体をオフセット印刷によって行なうことにより、通常の印刷と鏡面の形成とを同種の工程で行なえるため、生産性を向上させ、印刷位置精度も向上させることができる。
また、本発明の鏡面印刷方法及び印刷装置によれば、オフセット印刷により、比較的少ないインキ量でも適切に鏡面を形成することが可能となる。したがって、鏡面光沢を好みの形状にしかも良好に形成することが可能になり、インキ消費量を抑制しやすくなるため、アルミ顔料の消費量を抑え、印刷資材のコストや印刷物の重量を低減することができる。また、絵柄や文字といった通常の印刷自体をオフセット印刷によって行なうことにより、通常の印刷と鏡面の形成とを同種の工程で行なえるため、生産性を向上させ、印刷位置精度も向上させることができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3は本発明の第1実施形態にかかる鏡面印刷方法及び印刷装置及びにより得られる印刷物を説明するものである。
[第1実施形態]
図1〜図3は本発明の第1実施形態にかかる鏡面印刷方法及び印刷装置及びにより得られる印刷物を説明するものである。
<鏡面印刷用インキ>
まず、本実施形態にかかる鏡面印刷用インキについて説明する。
本鏡面印刷用インキは、オフセット印刷により鏡面光沢を有する印刷物を印刷するために用いる鏡面印刷用インキ(ミラーインキともいう)であって、アルミニウム箔と、バインダーポリマーと、溶剤とから構成され、これらの割合は、アルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマーを3〜200重量部、溶剤を5〜500重量部、となっている。
まず、本実施形態にかかる鏡面印刷用インキについて説明する。
本鏡面印刷用インキは、オフセット印刷により鏡面光沢を有する印刷物を印刷するために用いる鏡面印刷用インキ(ミラーインキともいう)であって、アルミニウム箔と、バインダーポリマーと、溶剤とから構成され、これらの割合は、アルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマーを3〜200重量部、溶剤を5〜500重量部、となっている。
バインダーポリマーの重量割合の下限については、バインダーポリマーが3重量部未満であれば、インキの印刷適性が低下し、また印刷されたインキ層の耐性が著しく劣るようになるために設定しており、バインダーポリマーの重量割合の下限については、バインダーポリマーが200重量部を超えると印刷物の鏡面光沢の低下が生じ易くなるために設定さしている。
なお、バインダーポリマーとしては印刷インキのバインダーとして使用できるものは全て使用可能である。その例としては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、エポキン樹脂などを挙げることができ、これらのうち、少なくとも1つ以上の樹脂を単種で或いは組み合わせて選択することが可能である。
また、溶剤の重量割合の下限については、溶剤が5重量部未満では印刷物の鏡面光沢の低下が認められるために設定しており、溶剤の重量割合の上限については、500重量部を越えると印刷後の乾燥に時間がかかり、また、揮発後の溶剤の処理負担が大きくなるためである。
また、使用する溶剤は、前記のバインダーポリマーを溶解し、かつ希釈するために使用され、一般的な例としてはエステル類、エーテル類、ケトン類、アルコール類、多価アルコール誘導体類、芳香族炭化水素類などを選択することができる。特に、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールの場合には、格別の毒性を伴っておらず、しかも印刷基材の印刷面を溶解し難いため、当該溶剤を20%以上含有した状態にて使用することが好ましい。
また、使用する溶剤は、前記のバインダーポリマーを溶解し、かつ希釈するために使用され、一般的な例としてはエステル類、エーテル類、ケトン類、アルコール類、多価アルコール誘導体類、芳香族炭化水素類などを選択することができる。特に、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールの場合には、格別の毒性を伴っておらず、しかも印刷基材の印刷面を溶解し難いため、当該溶剤を20%以上含有した状態にて使用することが好ましい。
アルミニウム箔は、厚みが0.5μm以下で箔面積が1.5μm2〜2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有することを要件とする。かかる要件は、特に高度な鏡面光沢を得るという要請に由来している。
つまり、視覚的に有効な鏡面光沢を得るには、アルミニウム箔片の厚みが小さいことが好ましく、0.5μm以下であれば一定以上の鏡面光沢性を得ることができる。もちろん、アルミニウム箔片の厚みが0.15μm以下であればより好ましく、0.03μm以下であれば更に好ましく、0.02μm以下であればなお一層好ましい。厚みが小さいほど高度な鏡面光沢性を得ることが可能である。
つまり、視覚的に有効な鏡面光沢を得るには、アルミニウム箔片の厚みが小さいことが好ましく、0.5μm以下であれば一定以上の鏡面光沢性を得ることができる。もちろん、アルミニウム箔片の厚みが0.15μm以下であればより好ましく、0.03μm以下であれば更に好ましく、0.02μm以下であればなお一層好ましい。厚みが小さいほど高度な鏡面光沢性を得ることが可能である。
また、箔面積が1.5μm2以下のアルミニウム箔片が多い場合には、高度の鏡面光沢を得ることに支障が生じ、逆に箔面積が2000μm2より大きいアルミニウム箔片は多い場合には、印刷を行った際、筋や印刷ムラが生じ易い傾向にある。
なお、アルミニウム箔片は、蒸着法によって製造された蒸着アルミニウム顔料及び箔片等を含むものとする。
なお、アルミニウム箔片は、蒸着法によって製造された蒸着アルミニウム顔料及び箔片等を含むものとする。
このようなアルミニウム箔の所定の厚み(ここでは0.5μm)以下で所定の箔面積(1.5μm2〜2000μm2)のアルミニウム箔片が、アルミニウム箔の積算面積を基準として75%以上含有することで、視覚的に有効な鏡面光沢を得ることができる。この所定厚みで所定の箔面積のアルミニウム箔片の含有割合は、80%以上であればより好ましい。
<印刷装置>
次に、かかる鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう印刷装置について説明する。
図1に示すように、この印刷装置(印刷機)は、図示しない給紙部と、通常のインキによりオフセット印刷する印刷部10と、鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう特殊インキ印刷部(特殊インキ印刷ユニット)20Aと、排紙部30とを備えて構成される。
なお、ここでは、印刷部(通常印刷部)10は、c(シアン,藍色),m(マゼンタ,深紅色),y(イエロー,黄色),k(ブラック,黒)の4色のプロセスインキをそれぞれ用いる印刷ユニット11,12,13,14を備えてカラー印刷を行なえるように構成される。
次に、かかる鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう印刷装置について説明する。
図1に示すように、この印刷装置(印刷機)は、図示しない給紙部と、通常のインキによりオフセット印刷する印刷部10と、鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう特殊インキ印刷部(特殊インキ印刷ユニット)20Aと、排紙部30とを備えて構成される。
なお、ここでは、印刷部(通常印刷部)10は、c(シアン,藍色),m(マゼンタ,深紅色),y(イエロー,黄色),k(ブラック,黒)の4色のプロセスインキをそれぞれ用いる印刷ユニット11,12,13,14を備えてカラー印刷を行なえるように構成される。
各印刷ユニット11,12,13,14,20Aには、版胴11a,12a,13a,14a,21a及びブランケット胴11b,12b,13b,14b,21bが備えられ、版胴11a,12a,13a,14a,21aには図示しないインキ供給系統からそれぞれのインキが供給され、それぞれに備えられた刷版の絵柄パターンに応じたインキが各ブランケット胴11b,12b,13b,14b,21bに転写されるようになっている。
また、各ブランケット胴11b,12b,13b,14b,21bに対向して、圧胴11c,12c,13c,14c,21cが装備され、印刷対象のシート(印刷用シート)が、各ブランケット胴11b,12b,13b,14b,21bと各圧胴11c,12c,13c,14c,21cとの間を走行しながら、各ブランケット胴11b,12b,13b,14b,21bから刷版の絵柄パターンに応じたそれぞれのインキを転写されるようになっている。
また、各圧胴11c,12c,13c,14c,21cの相互間には、渡し胴15a〜15dが介装され、印刷用シートの面を所要方向に向けながら移送するようになっている。
排紙部30は、上流部に排紙胴31を、中間部に搬送チェーン32を、下流部にパイル昇降装置33を、それぞれそなえ、隣接する印刷ユニット(特殊インキ印刷ユニット20A)の圧胴21cから排紙胴31に渡された印刷後の印刷用シートを、搬送チェーン32に装備された図示しないくわえ爪によって係止しながら搬送し、パイル昇降装置33に順次積重するようになっている。
排紙部30は、上流部に排紙胴31を、中間部に搬送チェーン32を、下流部にパイル昇降装置33を、それぞれそなえ、隣接する印刷ユニット(特殊インキ印刷ユニット20A)の圧胴21cから排紙胴31に渡された印刷後の印刷用シートを、搬送チェーン32に装備された図示しないくわえ爪によって係止しながら搬送し、パイル昇降装置33に順次積重するようになっている。
そして、排紙胴31の下流の搬送チェーン32に沿った印刷用シートの搬送ルートには、印刷用シートの印刷面を乾燥させる乾燥装置としてUVランプ(紫外線ランプ)41が装備され、高速運転でも鏡面印刷用インキが速やかに乾燥するようになっている。
<鏡面印刷方法>
本発明の第1実施形態にかかる鏡面印刷用インキ並びに印刷装置は上述のように構成されているので、以下のような手法(本実施形態にかかる鏡面印刷方法)で、鏡面印刷を実施することができる。
本発明の第1実施形態にかかる鏡面印刷用インキ並びに印刷装置は上述のように構成されているので、以下のような手法(本実施形態にかかる鏡面印刷方法)で、鏡面印刷を実施することができる。
まず、印刷用シートとして、光透過性フィルム1を用いる。この光透過性フィルム1は光を透過する(つまり、透明又は半透明)、フィルムであればよい。そして、光透過性フィルム1の裏面(印刷物を見る側とは反対の面)に、各印刷ユニット11,12,13,14,20Aにより印刷を行なう。
このとき、本実施形態では、まず、通常印刷部10において、光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程を実施した後に、特殊インキ印刷ユニット20Aにおいて、光透過性フィルムの裏面に、鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷する特殊インキ印刷工程を行なう。
このとき、本実施形態では、まず、通常印刷部10において、光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程を実施した後に、特殊インキ印刷ユニット20Aにおいて、光透過性フィルムの裏面に、鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷する特殊インキ印刷工程を行なう。
<作用、効果>
このような鏡面印刷用インキを印刷すると、図2に示すように、光透過性フィルム1の裏面に鏡面印刷用インキのアルミニウム箔片が各面を光透過性フィルム1の裏面と平行に向けるようにして整然と並んで層2を成し、光透過性フィルム1の表面側からの入射光A1は、この光透過性フィルム1の裏面のアルミニウム箔片層2で反射され、光透過性フィルム1の表面側から見れば、キラキラと光り輝く鏡面状に見えるようになる。
このような鏡面印刷用インキを印刷すると、図2に示すように、光透過性フィルム1の裏面に鏡面印刷用インキのアルミニウム箔片が各面を光透過性フィルム1の裏面と平行に向けるようにして整然と並んで層2を成し、光透過性フィルム1の表面側からの入射光A1は、この光透過性フィルム1の裏面のアルミニウム箔片層2で反射され、光透過性フィルム1の表面側から見れば、キラキラと光り輝く鏡面状に見えるようになる。
本実施形態の場合、鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷の前に、通常の有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷するので、図3(a)に示すように、光透過性フィルム1の裏面において、その表側に通常インキ3が転写され、通常インキ3よりも裏側に鏡面印刷用インキが転写されアルミニウム箔片層2が形成される。
したがって、鏡面印刷用インキを光透過性フィルム1に単純にベタ塗りすれば、通常インキの文字や絵柄の背景が鏡面となり、特有の見栄えを供することになる。また、通常インキの文字や絵柄の網点面積率を抑えれば、文字や絵柄の通常インキを透過して鏡面が見え、特有の見栄えを供する。
光透過性フィルム1の透明度が高いほど鏡面効果が高まるが、光透過性フィルム1の透明度を抑える(所謂、半透明にする)と、特有の鈍い輝きを発するため、違った視覚効果を得ることができる。
光透過性フィルム1の透明度が高いほど鏡面効果が高まるが、光透過性フィルム1の透明度を抑える(所謂、半透明にする)と、特有の鈍い輝きを発するため、違った視覚効果を得ることができる。
また、光透過性フィルム1は無色に限らず有色としてもよく、有色とすることで特有の視覚効果を得ることができる。
なお、図3(b)に示すように、鏡面印刷用インキで印刷する版胴21aの刷版を適切に形成して、通常インキ3の転写領域を避けて鏡面印刷用インキによる印刷を行なうようにすれば、鏡面印刷用インキの消費を抑えることができる。
なお、図3(b)に示すように、鏡面印刷用インキで印刷する版胴21aの刷版を適切に形成して、通常インキ3の転写領域を避けて鏡面印刷用インキによる印刷を行なうようにすれば、鏡面印刷用インキの消費を抑えることができる。
また、通常インキ3の転写領域と鏡面印刷用インキとを重ねないようにすれば、通常のインキによりオフセット印刷する印刷部10の上流に、鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう特殊インキ印刷部(特殊インキ印刷ユニット)20Aを配置して、鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷(特殊インキ印刷工程)を行なってから、通常のインキによるオフセット印刷(通常印刷工程)を行なうようにすることもできる。
いずれの場合も、オフセット印刷によれば、スクリーン印刷やグラビア印刷やフレキソ印刷に比べて溶剤の重量割合を大幅に低減させても、印刷が可能であり、しかも、鏡面印刷用インキの薄塗りが可能となるため、鏡面印刷用インキを薄塗りすることにより、インキ消費を抑えられるだけでなく、鏡面性を向上させる上でも有利になる。
つまり、鏡面印刷用インキが転写されて形成されるアルミニウム箔片層2は、鏡面印刷用インキの溶剤の揮発による乾燥過程で形成されるものと考えられ、アルミニウム箔があまり過剰に重なるとアルミニウム箔片が互いに平行に整然と並びにくくなる。通常、アルミニウム箔片が数段程度重なるような厚みで、鏡面は十分に形成され、アルミニウム箔片の重なりが少ない方が乾燥過程でアルミニウム箔片がより整然と並びやすくなる。
したがって、本鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷によれば、鏡面印刷用インキの消費を抑えられるだけでなく、鏡面性を向上させることができるのである。
したがって、本鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷によれば、鏡面印刷用インキの消費を抑えられるだけでなく、鏡面性を向上させることができるのである。
[第2実施形態]
図4〜図6は本発明の第2実施形態にかかる鏡面印刷方法及び印刷装置及びにより得られる印刷物を説明するものである。
<鏡面印刷用インキ>
本実施形態にかかる鏡面印刷用インキは、第1実施形態のものと同様であるので、説明を省略する。
図4〜図6は本発明の第2実施形態にかかる鏡面印刷方法及び印刷装置及びにより得られる印刷物を説明するものである。
<鏡面印刷用インキ>
本実施形態にかかる鏡面印刷用インキは、第1実施形態のものと同様であるので、説明を省略する。
<印刷装置>
次に、印刷装置について説明する。
図4に示すように、この印刷装置(印刷機)は、図示しない給紙部と、図示しない通常のインキによりオフセット印刷する印刷部と、鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう特殊インキ印刷部20Bと、排紙部30とを備えて構成される。なお、印刷部については、例えば、図1に示す印刷部10をそのまま適用してもよい。
本実施形態の場合、特殊インキ印刷部20Bに、第1実施形態と同様の特殊インキ印刷ユニット21(版胴21a,ブランケット胴21b)に加えて、透過防止膜を加工する版胴22a,ブランケット胴22bとからなる透過防止膜形成ユニット22、さらに、保護膜を加工するコータ23aとからなる保護膜形成ユニット23、を上流側から順次付設されている。
次に、印刷装置について説明する。
図4に示すように、この印刷装置(印刷機)は、図示しない給紙部と、図示しない通常のインキによりオフセット印刷する印刷部と、鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう特殊インキ印刷部20Bと、排紙部30とを備えて構成される。なお、印刷部については、例えば、図1に示す印刷部10をそのまま適用してもよい。
本実施形態の場合、特殊インキ印刷部20Bに、第1実施形態と同様の特殊インキ印刷ユニット21(版胴21a,ブランケット胴21b)に加えて、透過防止膜を加工する版胴22a,ブランケット胴22bとからなる透過防止膜形成ユニット22、さらに、保護膜を加工するコータ23aとからなる保護膜形成ユニット23、を上流側から順次付設されている。
なお、透過防止膜形成ユニット22により、透過防止膜を形成するのは、アルミニウム箔片層2が薄い場合に、アルミニウム箔片層2の裏側から光が透過し、鏡面効果が薄くなることを防止するためであり、例えば黒色などのインキを転写して透過防止膜を形成することができる。
また、保護膜形成ユニット23は、文字通り鏡面印刷用インキの塗布層(アルミニウム箔片層2)等を保護するためのもので、ニスコートを裏面全体もしくはOPニスで必要部位に対して塗布することで、保護膜を形成することができる。
また、保護膜形成ユニット23は、文字通り鏡面印刷用インキの塗布層(アルミニウム箔片層2)等を保護するためのもので、ニスコートを裏面全体もしくはOPニスで必要部位に対して塗布することで、保護膜を形成することができる。
また、特殊インキ印刷ユニット21の直下流と、透過防止膜形成ユニット22の直下流とには、保護膜形成ユニット23の直下(排紙胴31の下流の搬送チェーン32に沿った印刷用シートの搬送ルート)と同様に、乾燥装置42,43としてUVランプ(紫外線ランプ)42a,43aが装備され、高速運転でも鏡面印刷用インキや透過防止膜用のインキや保護膜用のニスが速やかに乾燥するようになっている。
<鏡面印刷方法>
本発明の第2実施形態にかかる鏡面印刷用インキ並びに印刷装置は上述のように構成されているので、以下のような手法(本実施形態にかかる鏡面印刷方法)で、鏡面印刷を実施することができる。
<鏡面印刷方法>
本発明の第2実施形態にかかる鏡面印刷用インキ並びに印刷装置は上述のように構成されているので、以下のような手法(本実施形態にかかる鏡面印刷方法)で、鏡面印刷を実施することができる。
まず、印刷用シートとして、第1実施形態のものと同様の光透過性フィルム1を用いて、光透過性フィルム1の裏面(印刷物を見る側とは反対の面)に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程を行なう。この後に、特殊インキ印刷ユニット20Bにおいて、光透過性フィルムの裏面に、鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷する特殊インキ印刷工程を行なう。
さらに、この後、透過防止膜形成ユニット22により、透過防止膜を形成し(透過防止膜形成工程)、次に、保護膜形成ユニット23により、保護膜を形成(保護膜形成工程)する。
さらに、この後、透過防止膜形成ユニット22により、透過防止膜を形成し(透過防止膜形成工程)、次に、保護膜形成ユニット23により、保護膜を形成(保護膜形成工程)する。
<作用、効果>
このような鏡面印刷用インキを印刷した後、図4に示すように、透過防止膜4を形成することにより、アルミニウム箔片層2が薄い場合にも、アルミニウム箔片層2の裏側から光が透過することがなく、鏡面効果が良好に確保される。
このような鏡面印刷用インキを印刷した後、図4に示すように、透過防止膜4を形成することにより、アルミニウム箔片層2が薄い場合にも、アルミニウム箔片層2の裏側から光が透過することがなく、鏡面効果が良好に確保される。
また、図4に示すように、保護膜5を形成することにより、アルミニウム箔片層2等が保護され、印刷物の耐久性が向上する。特に、アルミニウム箔片層2は通常剥がれやすいため有効である。
このように、本実施形態の場合、第1実施形態の効果に、上記のアルミニウム箔片層2の裏側から光が透過することがなくなる効果と、アルミニウム箔片層2等が保護され、印刷物の耐久性が向上する効果とが付加される。
このように、本実施形態の場合、第1実施形態の効果に、上記のアルミニウム箔片層2の裏側から光が透過することがなくなる効果と、アルミニウム箔片層2等が保護され、印刷物の耐久性が向上する効果とが付加される。
[第3実施形態]
図7,図8は本発明の第3実施形態にかかる印刷機及び印刷物を説明するものである。
<鏡面印刷用インキ>
本実施形態にかかる鏡面印刷用インキは、第1実施形態のものと同様であるので、説明を省略する。
<印刷装置>
本実施形態にかかる印刷装置は、両面印刷機であって、印刷シートの表面側に通常のインキによりオフセット印刷する印刷部をそなえ、印刷シートの裏面側に鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう特殊インキ印刷部をそなえている。
図7,図8は本発明の第3実施形態にかかる印刷機及び印刷物を説明するものである。
<鏡面印刷用インキ>
本実施形態にかかる鏡面印刷用インキは、第1実施形態のものと同様であるので、説明を省略する。
<印刷装置>
本実施形態にかかる印刷装置は、両面印刷機であって、印刷シートの表面側に通常のインキによりオフセット印刷する印刷部をそなえ、印刷シートの裏面側に鏡面印刷用インキを用いてオフセット印刷を行なう特殊インキ印刷部をそなえている。
本実施形態では、印刷部は第1実施形態のものと同様であり、特殊インキ印刷部は第2実施形態のものと同様であるものとする。
つまり、図7に示すように、印刷部(通常印刷部)10は、c,m,y,kの4色のプロセスインキをそれぞれ用いる印刷ユニット11,12,13,14を備えてカラー印刷を行なえるように構成される。
つまり、図7に示すように、印刷部(通常印刷部)10は、c,m,y,kの4色のプロセスインキをそれぞれ用いる印刷ユニット11,12,13,14を備えてカラー印刷を行なえるように構成される。
各印刷ユニット11,12,13,14には、版胴11a,12a,13a,14a及びブランケット胴11b,12b,13b,14bが備えられ、版胴11a,12a,13a,14aには図示しないインキ供給系統からそれぞれのインキが供給され、それぞれに備えられた刷版の絵柄パターンに応じたインキが各ブランケット胴11b,12b,13b,14bに転写されるようになっている。
また、各ブランケット胴11b,12b,13b,14bに対向して、圧胴11c,12c,13c,14cが装備され、印刷対象のシート(印刷用シート)が、各ブランケット胴11b,12b,13b,14bと各圧胴11c,12c,13c,14cとの間を走行しながら、各ブランケット胴11b,12b,13b,14bから刷版の絵柄パターンに応じたそれぞれのインキを転写されるようになっている。
また、各圧胴11c,12c,13c,14cの相互間には、渡し胴15a〜15cが介装され、印刷用シートの面を所要方向に向けながら移送するようになっている。
このようにして、前半の印刷部(通常印刷部)10の四つの印刷ユニットでシートの表面に印刷を施すと、シートは公知の(ここでは、胴35a〜35cからなる)反転装置35で天地が反転され裏返されて、後半の特殊インキ印刷部20Bでシートの裏面にも印刷が施される。
このようにして、前半の印刷部(通常印刷部)10の四つの印刷ユニットでシートの表面に印刷を施すと、シートは公知の(ここでは、胴35a〜35cからなる)反転装置35で天地が反転され裏返されて、後半の特殊インキ印刷部20Bでシートの裏面にも印刷が施される。
特殊インキ印刷部20Bには、第2実施形態と同様に、特殊インキ印刷ユニット21(版胴21a,ブランケット胴21b)に加えて、透過防止膜を加工する版胴22a,ブランケット胴22bとからなる透過防止膜形成ユニット22、さらに、保護膜を加工するコータ23aとからなる保護膜形成ユニット23、を上流側から順次配置されている。
また、特殊インキ印刷ユニット21の直下流と、透過防止膜形成ユニット22の直下流とには、保護膜形成ユニット23の直下(排紙胴31の下流の搬送チェーン32に沿った印刷用シートの搬送ルート)と同様に、乾燥装置42,43としてUVランプ(紫外線ランプ)42a,43aが装備され、高速運転でも鏡面印刷用インキや透過防止膜用のインキや保護膜用のニスが速やかに乾燥するようになっている。
また、特殊インキ印刷ユニット21の直下流と、透過防止膜形成ユニット22の直下流とには、保護膜形成ユニット23の直下(排紙胴31の下流の搬送チェーン32に沿った印刷用シートの搬送ルート)と同様に、乾燥装置42,43としてUVランプ(紫外線ランプ)42a,43aが装備され、高速運転でも鏡面印刷用インキや透過防止膜用のインキや保護膜用のニスが速やかに乾燥するようになっている。
排紙部30は、上流部に排紙胴31を、中間部に搬送チェーン32を、下流部にパイル昇降装置33を、それぞれそなえ、隣接する印刷ユニット(特殊インキ印刷ユニット20A)の圧胴21cから排紙胴31に渡された印刷後の印刷用シートを、搬送チェーン32に装備された図示しないくわえ爪によって係止しながら搬送し、パイル昇降装置33に順次積重する。排紙胴31の下流の搬送チェーン32に沿った印刷用シートの搬送ルートには、印刷用シートの印刷面を乾燥させる乾燥装置としてUVランプ(紫外線ランプ)41が装備され、高速運転でも鏡面印刷用インキが速やかに乾燥する。
<鏡面印刷方法>
本発明の第3実施形態にかかる鏡面印刷用インキ並びに印刷装置は上述のように構成されているので、印刷用シートとして、第1実施形態のものと同様の光透過性フィルム1を用いて、光透過性フィルム1の表面(印刷物を見る側の面)に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程を行なう。この後に、特殊インキ印刷ユニット20Bにおいて、光透過性フィルムの裏面に、鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷する特殊インキ印刷工程を行なう。
本発明の第3実施形態にかかる鏡面印刷用インキ並びに印刷装置は上述のように構成されているので、印刷用シートとして、第1実施形態のものと同様の光透過性フィルム1を用いて、光透過性フィルム1の表面(印刷物を見る側の面)に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程を行なう。この後に、特殊インキ印刷ユニット20Bにおいて、光透過性フィルムの裏面に、鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷する特殊インキ印刷工程を行なう。
さらに、この後、適宜、透過防止膜形成ユニット22により、透過防止膜を形成し(透過防止膜形成工程)、次に、保護膜形成ユニット23により、保護膜を形成(保護膜形成工程)する。
<作用、効果>
このような印刷によれば、図8に示すように、光透過性フィルム1の裏面にアルミニウム箔片層2が形成され、光透過性フィルム1の表面に通常インキ3による文字又は絵柄が形成されるので、文字又は絵柄が鏡面反射する背景に浮かび上がったような特有の見栄えの印象を与えることになる。
このような印刷によれば、図8に示すように、光透過性フィルム1の裏面にアルミニウム箔片層2が形成され、光透過性フィルム1の表面に通常インキ3による文字又は絵柄が形成されるので、文字又は絵柄が鏡面反射する背景に浮かび上がったような特有の見栄えの印象を与えることになる。
さらに、透過防止膜形成ユニット22及び保護膜形成ユニット23を付加しているので、第2実施形態と同様にアルミニウム箔片層2の裏側から光が透過することがなくなる効果やアルミニウム箔片層2が保護される効果がある。
<その他>
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施しうるものである。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施しうるものである。
例えば、第1実施形態では、印刷部10が印刷ユニット11,12,13,14を備えてカラー印刷を行なえるように構成されるが、かかる印刷部の構成は、これに限らず、いずれかのインキ(例えば、黒)の印刷ユニットのみをそなえ単色印刷するものでもよく、いずれかのインキ(例えば、黒と特色)の各印刷ユニットのみをそなえ二色印刷するものなど、種々適用しうる。
また、オフセット平台印刷機(枚葉機)を例に説明したが、本願発明は、オフセット輪転機にも適用しうるものである。
また、透過防止膜形成ユニット22及び保護膜形成ユニット23については必要に応じていずれかを或いは両方を付設すればよい。
また、乾燥装置41〜43もUVに限らずIRや熱風を用いてもよい。
また、透過防止膜形成ユニット22及び保護膜形成ユニット23については必要に応じていずれかを或いは両方を付設すればよい。
また、乾燥装置41〜43もUVに限らずIRや熱風を用いてもよい。
1 光透過性フィルム
2 アルミニウム箔片層
3 通常インキ
4 透過防止膜
5 保護膜
10 印刷部(通常印刷部)
11,12,13,14 印刷ユニット
11a,12a,13a,14a,21a 版胴
11b,12b,13b,14b,21b ブランケット胴
20A 特殊インキ印刷部(特殊インキ印刷ユニット)
30 排紙部
15a〜15d 渡し胴
31 排紙胴
32 搬送チェーン
33 パイル昇降装置
35 反転装置
41 乾燥装置としてのUVランプ(紫外線ランプ)
42,43 乾燥装置
42a,43a UVランプ(紫外線ランプ)
2 アルミニウム箔片層
3 通常インキ
4 透過防止膜
5 保護膜
10 印刷部(通常印刷部)
11,12,13,14 印刷ユニット
11a,12a,13a,14a,21a 版胴
11b,12b,13b,14b,21b ブランケット胴
20A 特殊インキ印刷部(特殊インキ印刷ユニット)
30 排紙部
15a〜15d 渡し胴
31 排紙胴
32 搬送チェーン
33 パイル昇降装置
35 反転装置
41 乾燥装置としてのUVランプ(紫外線ランプ)
42,43 乾燥装置
42a,43a UVランプ(紫外線ランプ)
Claims (11)
- オフセット印刷により鏡面光沢を有する印刷物を印刷するために用いる鏡面印刷用インキであって、
厚みが0.5μm以下で箔面積が1.5μm2〜2000μm2であるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー3〜200重量部および溶剤5〜500重量部を含んでいる
ことを特徴とする、鏡面印刷用インキ。 - 前記溶剤が、20重量%以上の3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールを含有することを特徴とする、請求項1記載の鏡面印刷用インキ。
- 前記バインダーが、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース誘導体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂の中から選ばれる少なくとも1つ以上の樹脂を含有することを特徴とする、請求項1又は2記載の鏡面印刷用インキ。
- 請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷する方法であって、
光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程と、
その後、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷工程と、を有する
ことを特徴とする、鏡面印刷方法。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷する方法であって、
前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷工程と、
その後、光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程と、を有する
ことを特徴とする、鏡面印刷方法。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷する方法であって、
光透過性フィルムの表面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷工程と、
前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷工程と、を有する
ことを特徴とする、鏡面印刷方法。 - 前記光透過性フィルムには、ポリプロピレン,ポリエチレン,PET,ポリカーボネート,アクリル,塩化ビニルの何れかが用いられている
ことを特徴とする、請求項4〜6の何れか1項に記載の鏡面印刷方法。 - 前記特殊インキ印刷工程により印刷された前記鏡面印刷用インキの層を覆うように保護層を塗工する塗工工程を更に有する
ことを特徴とする、請求項4〜7の何れか1項に記載の鏡面印刷方法。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷するための印刷装置であって、
光透過性フィルムの裏面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷する通常印刷ユニットと、
前記通常印刷ユニットの下流側又は上流側に配置され、前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷ユニットと、を有する
ことを特徴とする、印刷装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の鏡面印刷用インキを用いて鏡面光沢を有する印刷物を印刷するための印刷装置であって、
光透過性フィルムの表面に、有色オフセットインキを用いたオフセット印刷により文字又は絵柄を印刷するための通常印刷ユニットと、
前記光透過性フィルムの裏面に、前記鏡面印刷用インキを用いたオフセット印刷により印刷を行なう特殊インキ印刷ユニットと、をそなえた
ことを特徴とする、印刷装置。 - 前記特殊インキ印刷ユニットにより印刷された前記鏡面印刷用インキの層を覆うように保護層を塗工する塗工装置を更に有する
ことを特徴とする、請求項9又は10記載の鏡面光沢を有する印刷物の印刷装置。
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2007
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