JP2009040280A - 車載制御装置 - Google Patents

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健一 堀川
Noboru Moriyama
昇 森山
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Abstract

【課題】制御プログラムに適したクロック周波数に変更することによって、車輌に搭載された機器を確実に制御できると共に、消費電力を確実に低減することができる車載制御装置を提供する。
【解決手段】イグニッションスイッチ18のオフ状態でオン操作がなされた場合、プロセッサ11はクロック生成部12が出力するクロック信号のクロック周波数を高め、オフ状態で実行される制御プログラム51の終了処理が完了した後にクロック周波数を低減する。同様に、イグニッションスイッチ18のオン状態でオフ操作がなされた場合、プロセッサ11はクロック生成部12が出力するクロック信号のクロック周波数を高め、オン状態で実行される制御プログラム51の終了処理が完了した後にクロック周波数を低減する。変更するクロック周波数は記憶部15の機能テーブル52に記憶してあり、書き込み装置35を利用して機能テーブル52の設定値を変更することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のクロック周波数で制御プログラムを実行することにより車輌に搭載された機器の動作を制御する車載制御装置に関する。
近年の車輌には多数の電気機器が搭載されており、これらの車載機器は車載制御装置によりその動作を制御されている。車載制御装置では、各車載機器の動作を制御する制御プログラムがCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等にて実行され、これにより各車載機器の動作が制御される。
また、車輌に搭載された車載機器には、車輌のエンジン動作中にはエンジンにより発電される電力が供給され、エンジン停止中にはバッテリに蓄積された電力が供給される。しかし、バッテリに蓄積される電力には限りがあるため、車輌に搭載された車載機器は、車輌のエンジン動作中に動作する機器、車輌のエンジン停止中に動作する機器、及びエンジンの動作に関係なく動作する機器の3種の機器に分けられている。このようなエンジンが動作しているか否かに応じた車載機器の切り替えは、上述の車載制御装置により行われている。
動作する車載機器の切り替えを行う場合、エンジン動作中はエンジン停止中よりも多くの車載機器が動作している場合が多く、より多くの制御プログラムを実行する必要があるため、エンジン動作中はエンジン停止中より車載制御装置の処理負荷が大きい場合が多い。また、エンジン停止中には車載制御装置の消費電力を低減することが望ましい。このため、エンジン動作中とエンジン停止中とで車載制御装置を動作させるクロック信号の周波数を変更し、車載制御装置の処理能力及び消費電力等を調整する技術が研究・開発されている。
また、特許文献1においては、CPUがアプリケーションプログラムを実行した際の負荷状態をモニタしてCPUの平均使用率を算出し、算出した平均使用率を基に増減するクロック周波数を決定して周波数の変更を行うことにより、必要とするCPUの能力が時々刻々と変化するアプリケーションソフトウェアに応じてきめ細やかなクロック周波数制御を行うことが可能な情報処理装置が提案されている。
特開2004−280216号公報
エンジンが動作しているか否かに応じて車載機器の切り替えを行う場合、エンジンの状態は車輌のイグニッションスイッチに連動しているため、車載制御装置はイグニッションスイッチのオン/オフに応じて切り替えを行うことができる。例えばイグニッションスイッチがオフの状態からオンの状態に変化した場合、車載制御装置ではエンジン停止中に動作する車載機器用の制御プログラムが終了処理を開始すると共に、エンジン動作中に動作する車載機器用の制御プログラムが起動される。このとき、エンジン停止中に動作する車載機器用の制御プログラムと、エンジン動作中に動作する車載機器用の制御プログラムとの両方の制御プログラムが共に動作する期間が短期間ではあるが存在する。
この切替期間に両方の制御プログラムを実行するためには、車載制御装置には十分な処理能力が必要であり、クロック信号の周波数を十分に高める必要がある。よって、イグニッションスイッチのオン/オフに応じて車載制御装置のクロック信号の周波数を変更する場合、両方の制御プログラムが実行される切替期間を考慮し、変更するクロック信号の周波数を必要以上に高く設定する必要があった。このため、エンジン停止中に動作する車載機器用の制御プログラムが終了処理を完了し、切替期間が終了した後には、エンジン動作中に動作する車載機器用の制御プログラムが必要以上に高いクロック周波数で実行され、消費電力が増大するという問題があった。なお、イグニッションスイッチがオンの状態からオフの状態に変化した場合にも同様の問題が発生する。
特許文献1に記載の情報処理装置のように、CPUの負荷状態をモニタしてクロック周波数を制御することにより、上述の問題を回避することができるが、CPUの負荷状態をモニタするためには過大なCPUリソースを消費するという問題がある。このため、高価で高機能なCPUの場合には負荷状態をモニタしてクロック周波数を変更することができるが、安価で簡素なCPUによる実現が困難であるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車輌の待機状態にて始動指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行うと共に、車輌の動作状態にて待機指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行う構成とすることにより、車載機器の切替期間に一時的にクロック周波数を増大させることができ、切替期間の終了後にクロック周波数を低減させることができる車載制御装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、車輌の待機状態と動作状態とで異なる制御プログラムを実行し、切替期間に一方の制御プログラムの終了処理が完了した時点でクロック周波数の変更を行う構成とすることにより、処理負荷の増減に応じたクロック周波数の変更を行うことができる車載制御装置を提供することにある
また本発明の他の目的とするところは、待機状態では第1クロック周波数とし、待機状態にて始動指示を受け付けた場合に第2クロック周波数に変更し、その後所定時点で第3クロック周波数に変更し、動作状態にて待機指示を受け付けた場合に第4クロック周波数に変更し、その後所定時点で第1クロック周波数に変更すると共に、第2クロック周波数及び第4クロック周波数が第1クロック周波数及び第3クロック周波数より高い周波数とすることにより、切替期間の処理負荷が高い状態で処理能力を高めることができる車載制御装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、第1クロック周波数、第2クロック周波数、第3クロック周波数及び第4クロック周波数の設定を外部から受け付けて記憶し、クロック周波数を変更する際に記憶した設定を読み出して変更を行う構成とすることにより、車種又は搭載する機器の種類等に応じてクロック周波数の設定を外部から行うことができる車載制御装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、車輌を待機状態から停止状態へ移行させる停止指示を更に受け付け可能とし、車輌の停止状態にて待機指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行うと共に、車輌の待機状態にて停止指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行う構成とすることにより、車輌の待機状態及び停止状態の移行に伴って行われる車載機器の切替期間についても同様に一時的にクロック周波数を増大させることができる車載制御装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、車輌のイグニッションスイッチに対する操作により、始動指示及び待機指示等を受け付ける構成とすることにより、車輌のエンジンの動作状態に応じたクロック周波数の変更を簡単且つ確実に行うことができる車載制御装置を提供することにある。
第1発明に係る車載制御装置は、車輌に搭載され、所定のクロック周波数で制御プログラムを実行する実行手段を備え、前記制御プログラムの実行により前記車輌に搭載された機器の動作を制御する車載制御装置において、前記車輌を始動して動作状態へ移行させる始動指示及び前記車輌を待機状態へ移行させる待機指示を受け付ける指示受付手段と、前記待機状態で前記指示受付手段が始動指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、前記動作状態で前記指示受付手段が待機指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行うクロック周波数変更手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、所定のクロック周波数で制御プログラムを実行することによって、車載制御装置が車輌に搭載された複数の車載機器の動作を制御する。また、イグニッションスイッチなどにより、車輌のエンジンを始動して動作状態へ移行させる始動指示及びエンジンを停止して待機状態へ移行させる待機指示を車載制御装置が受け付ける。車載制御装置は、車輌の待機状態にて始動指示を受け付けた場合に、例えば一時的に高いクロック周波数に変更し、所定時点でこれより低いクロック周波数に変更することができる。これにより、車輌の待機状態で実行される制御プログラムと、動作状態で実行される制御プログラムとが共に動作する車載機器の切替期間に、車載制御装置の処理能力を一時的に高めることができ、切替期間の終了後に処理能力を抑えて消費電力を低減できる。同様に、車輌の動作状態にて待機指示を受け付けた場合には、車載制御装置は、例えば一時的に高いクロック周波数に変更し、所定時点でこれより低いクロック周波数に変更することによって、車載機器の切替期間に処理能力を一時的に高めることができ、切替期間の終了後に処理能力を抑えて消費電力を低減できる。
また、第2発明に係る車載制御装置は、前記実行手段が、前記待機状態と動作状態とで異なる制御プログラムを実行するようにしてあると共に、前記指示受付手段が始動指示又は待機指示を受け付けた場合に一方の制御プログラムの終了処理を開始して他方の制御プログラムを起動するようにしてあり、前記所定時点は、前記終了処理が完了した時点であることを特徴とする。
本発明においては、車輌の待機状態と動作状態とでは異なる車載機器を動作させるため、待機状態と動作状態とでは車載制御装置にて異なる制御プログラムを実行する。この場合、車載制御装置は、始動指示又は待機指示を受け付けた場合に、動作させていた一方の制御プログラムの終了処理を開始し、他方の制御プログラムを起動する。このとき、一方の制御プログラムと他方の制御プログラムとが同時に実行されるため、始動指示又は待機指示の受付によりクロック周波数を変化させた後、一方の制御プログラムの終了処理が完了した時点で更にクロック周波数を変化させる。よって、両方のプログラムを動作させる場合にのみクロック周波数を高めて車載制御装置の処理能力を高めることができる。
また、第3発明に係る車載制御装置は、前記クロック周波数変更手段が、前記車輌の待機状態には、前記実行手段のクロック周波数を第1クロック周波数とし、前記車輌の待機状態にて前記指示受付手段が始動指示を受け付けた場合には、第2クロック周波数に変更し、該第2クロック周波数に変更した後の所定時点にて、第3クロック周波数に変更し、前記車輌の動作状態にて前記指示受付手段が待機指示を受け付けた場合には、第4クロック周波数に変更し、該第4クロック周波数に変更した後の所定時点にて、第1クロック周波数に変更するようにしてあり、前記第2クロック周波数及び第4クロック周波数は、前記第1クロック周波数及び第3クロック周波数より高い周波数であることを特徴とする。
本発明においては、車輌が待機状態の場合には、第1クロック周波数で制御プログラムを実行する。待機状態で始動指示を受け付けた場合には、第1クロック周波数より周波数の高い第2クロック周波数で制御プログラムを所定時点まで実行した後、第2クロック周波数より周波数の低い第3クロック周波数に変更して制御プログラムを実行する。これにより、始動指示を受け付けてから一定の期間のみ高い周波数での制御プログラムの実行を行うことができる。また、車輌の動作状態で待機指示を受け付けた場合には、第3クロック周波数より周波数の高い第4クロック周波数で制御プログラムを所定時点まで実行した後、第4クロック周波数より周波数の低い第1クロック周波数に変更して正著プログラムを実行する。これにより、待機指示を受け付けてから一定の期間のみ高い周波数での制御プログラムの実行を行うことができる。よって、待機状態と動作状態との切替期間に生じる負荷の高い状態で車載制御装置の処理能力を高めることができる。
また、第4発明に係る車載制御装置は、前記第1クロック周波数、第2クロック周波数、第3クロック周波数及び第4クロック周波数の設定を外部から受け付ける設定受付手段と、該設定受付手段が受け付けたクロック周波数を記憶する記憶手段とを更に備え、前記クロック周波数変更手段は、前記記憶手段から変更するクロック周波数を読み出して変更を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、第1クロック周波数、第2クロック周波数、第3クロック周波数及び第4クロック周波数の設定を外部から受け付けて記憶し、記憶したクロック周波数を読み出して変更を行う。これにより、車載制御装置又は車輌の設計者又は生産者等がクロック周波数を自由に変更することができるため、車載機器の種類、性能及び搭載数等が異なる車輌であってもクロック周波数の設定を変更するのみで同じ車載制御装置を利用することができる。また、車載機器を増設した場合などであっても適切なクロック周波数に変更することができる。
また、第5発明に係る車載制御装置は、前記指示受付手段が、更に、前記車輌を待機状態から停止状態へ移行させる停止指示を受け付けるようにしてあり、前記クロック周波数変更手段は、前記車輌が停止状態で前記指示受付手段が待機指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、前記車輌が待機状態で前記指示受付手段が停止指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、車輌のエンジンが動作してこれにより発電される電力が車載機器へ供給される動作状態(車輌が走行中又は走行可能な状態)と、エンジンが停止してバッテリなどに蓄積された電力が車載機器へ供給される待機状態(カーナビゲーション装置又はオーディオ装置等が動作している状態)と、エンジンが停止して一部の車載装置(キーレスエントリシステム及び防犯システム等)を除いて略全ての車載装置への電力供給が停止される停止状態(駐車状態など)との3つの状態を車輌が遷移する構成であるときに、停止状態から待機状態へ移行する場合及び待機状態から停止状態へ移行する場合についても、待機状態から動作状態へ移行する場合及び動作状態から待機状態へ移行する場合と同様の問題が生じるため、例えば一時的に高いクロック周波数に変更し、所定時点でこれより低いクロック周波数に変更することによって、この問題を解決することができる。
また、第6発明に係る車載制御装置は、前記指示受付手段が、前記車輌のイグニッションスイッチに対する操作により指示を受け付けるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、車輌のイグニッションスイッチに対する操作により、始動指示、待機指示及び停止指示を受け付ける。車輌の動作状態、待機状態及び停止状態等の状態遷移はイグニッションスイッチに対するユーザの操作に応じて行われるため、イグニッションスイッチにより指示を受け付けてクロック周波数を変更することにより、車輌の状態に応じたクロック周波数の変更を簡単且つ確実に行うことができる。
第1発明による場合は、車輌の待機状態にて始動指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行うと共に、車輌の動作状態にて待機指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行う構成とすることにより、車輌の待機状態で実行される制御プログラムと、動作状態で実行される制御プログラムとが共に動作する車載機器の切替期間に、車載制御装置の処理能力を一時的に高めることができるため、制御プログラムを確実に実行することができる。また、切替期間の終了後に処理能力を抑えて消費電力を低減できるため、特に待機状態でのバッテリなどに蓄積された電力の消費を抑えることができる。車載制御装置は制御プログラムの実行に伴って負荷のモニタなどを行うことなくクロック周波数の変更を行うことができるため、安価で小規模な車載制御装置であっても、クロック周波数の変更を容易且つ確実に行うことができ、制御プログラムの確実な実行と省電力化とを実現することができる。
また、第2発明による場合は、車輌の待機状態と動作状態とで異なる制御プログラムを実行し、切替期間に一方の制御プログラムの終了処理が完了した時点でクロック周波数の変更を行う構成とすることにより、一方の制御プログラムと他方の制御プログラムとが同時に実行される期間のみクロック周波数を高めることができ、そうでない期間ではクロック周波数を低減することができる。よって、一方の制御プログラムと他方の制御プログラムと同時に十分な処理能力で実行できると共に、同時処理が終了した後には確実に消費電力を低減できる。
また、第3発明による場合は、待機状態にて始動指示を受け付けた場合に第1クロック周波数から第2クロック周波数に変更し、その後所定時点で第3クロック周波数に変更し、動作状態にて待機指示を受け付けた場合に第4クロック周波数に変更し、その後所定時点で第1クロック周波数に変更すると共に、第2クロック周波数及び第4クロック周波数が第1クロック周波数及び第3クロック周波数より高い周波数とすることにより、始動指示又は待機指示を受け付けてから一定の期間のみ高い周波数での制御プログラムの実行を行うことができるため、切替期間の処理負荷が高い状態で処理能力を高めて十分な処理能力で制御プログラムを実行することができ、切替期間の終了後には確実に消費電力を低減できる。
また、第4発明による場合は、第1クロック周波数、第2クロック周波数、第3クロック周波数及び第4クロック周波数の設定を外部から受け付けて記憶し、クロック周波数を変更する際に記憶した設定を読み出して変更を行う構成とすることにより、車載機器の種類、性能及び搭載数等が異なる車輌であってもクロック周波数の設定を変更するのみで同じ車載制御装置を利用することができ、また、車載機器を増設した場合などであっても適切なクロック周波数に変更することができるため、車載制御装置の汎用性を向上することができ、また、車輌への車載機器の搭載の容易性を向上することができる。
また、第5発明による場合は、車輌を待機状態から停止状態へ移行させる停止指示を更に受け付け可能とし、車輌の停止状態にて待機指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行うと共に、車輌の待機状態にて停止指示を受け付けた場合にクロック周波数の変更を行い、変更後の所定時点にて更にクロック周波数の変更を行う構成とすることにより、待機状態及び停止状態の移行に伴って行われる車載機器の切替期間についても、クロック周波数の変更を容易且つ確実に行うことができ、制御プログラムの確実な実行と省電力化とを実現することができる。
また、第6発明による場合は、車輌のイグニッションスイッチに対する操作により、始動指示及び待機指示等を受け付ける構成とすることにより、車輌の動作状態、待機状態及び停止状態等の状態遷移はイグニッションスイッチに対するユーザの操作に応じて行われるため、車輌の動作状態に応じたクロック周波数の変更を簡単且つ確実に行うことができる。よって、車載制御装置が車輌のエンジン動作状態などを監視する必要がなく、クロック周波数の変更を行う機能を設けることによる車載制御装置のコストの増加を抑制できる。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る車載制御装置の構成を示すブロック図である。図において1は、車輌(図示は省略する)に搭載される一又は複数の車載機器30の動作を制御する車載制御装置である。車載制御装置1には、接続ケーブル36を介して書き込み装置35を接続することができるようにしてあり、製造工程などにおいて書き込み装置35を用いることにより車載制御装置1の種々の設定値の変更を行うことができるようにしてある。車載制御装置1は、制御部10、記憶部15、車載機器接続部16、外部機器接続部17及びイグニッションスイッチ18等を備えており、これらのハードウェア各部はバスを介して相互にデータの授受可能に接続してある。
車載制御装置1の制御部10は、プロセッサ11、クロック生成部12、ROM(Read Only Memory)13及びRAM(Random Access Memory)14等で構成されている。プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等で構成されるものであり、ROM13又は記憶部15に予め記憶されたソフトウェアプログラムを実行することによって、バスを介して接続された車載制御装置1内のハードウェア各部の制御処理、車載制御装置1に接続された一又は複数の車載機器30の制御処理、及び種々の演算処理等を行うようにしてある。
ROM13は、マスクROM又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性のメモリ素子により構成してあり、プロセッサ11にて実行される種々のソフトウェアプログラム及びデータ等が予め記憶してある。ROM13に記憶されるソフトウェアプログラムには、車載制御装置1のハードウェア各部の動作を制御するためのプログラムが含まれており、また、車輌に搭載された車載機器30の動作を制御するための制御プログラム51が含まれていてもよい。RAM14は、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等のデータ書き換え可能なメモリ素子により構成してあり、プロセッサ11によるソフトウェアプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶するようにしてある。
クロック生成部12は、水晶振動子若しくはセラミック振動子等を利用した固体振動子発振回路、又はリングオシレータ等のように所定周波数の発振信号を出力する発振回路と、この発振回路からの発振信号を分周して出力する分周回路とを備えており、生成したクロック信号を車載制御装置1のハードウェア各部へ供給するようにしてある(プロセッサ11以外へのクロック信号の供給経路は図示を省略してある)。また、クロック発生部12は、プロセッサ11から与えられる命令に応じて出力するクロック信号のクロック周波数を変更することができるようにしてある。クロック周波数の変更は、例えば上述の分周回路による発振信号の分周数を変更することにより行うことができる。プロセッサ11は、クロック生成部12から供給されるクロック信号に従って種々のプログラムを実行することにより、各種の機能を実現することができ、例えば制御プログラム51を実行することによって車載機器30の動作を制御することができる。
記憶部15は、EEPROM若しくはフラッシュメモリ等のような不揮発性のメモリ素子、又は電池若しくはバッテリ等の専用の電力供給源を有するSRAM又はDRAM等のメモリ素子により構成してあり、車載機器30の動作を制御するための制御プログラム51及び制御のための種々の設定値を有する機能テーブル52等が記憶してある。制御プログラム51は、車載制御装置1が制御する各車載機器30にそれぞれ用意され(図1においては、ROM13及び記憶部15に1つずつ図示してある)、書き込み装置35を利用して追加又は削除することができるようにしてある。同様に、機能テーブル52中の設定値は、書き込み装置35にて変更することができるようにしてある。プロセッサ11は、制御する車載機器30に適した制御プログラム51をROM13又は記憶部15から読み出して実行すると共に、制御に必要な設定値を機能テーブル52から取得して制御処理を行うようにしてある。
車載機器接続部16は、車輌に搭載された一又は複数の車載機器30に通信ケーブルなどを介して接続されて、制御信号及び各種の情報の送受信を車載通信器30との間で行うものである。車載機器接続部16と複数の車載機器30との接続は、それぞれ個別の通信ケーブルで接続する構成であってもよく、一つの通信ケーブルを共有する構成であってもよい。車載機器接続部16には、通信ケーブルによる接続構成に適した数のコネクタが設けてある。
外部機器接続部17は、接続ケーブル36を着脱することができるコネクタを有しており、接続ケーブル36を介して書き込み装置35を接続することができるようにしてある。書き込み装置35は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)又はROMライタ等の装置であり、車載制御装置1の記憶部15のデータの書き換えを行う装置である。車載制御装置1は、外部機器接続部に接続ケーブル36を介して書き込み装置35が接続された状態では、記憶部15に記憶されたデータを読み出して書き込み装置35へ与えることができると共に、書き込み装置35から与えられたデータを記憶部15に記憶することができる。特に、書き込み装置35は、車載制御装置1の記憶部15に記憶された機能テーブル52の設定値を変更する場合、及び記憶部15へ新たな制御プログラム51をインストールする場合等に用いられる。外部機器接続部17は、書き込み装置35からの設定値などを受け付けた場合にプロセッサ11へ通知を行い、この通知によりプロセッサ11が機能テーブル52の設定変更を行うようにしてある。
イグニッションスイッチ18は、車輌のエンジンを始動するためのスイッチであり、例えば車輌のキーを差し込む差込穴を有し、キーを差し込んだ状態で運転者が回動操作を行うことによってエンジンを始動することができる。イグニッションスイッチ18の回動は段階的に行うようにしてあり、キーを抜き差しすることができる停止位置と、この停止位置から1段階回動させ、エンジンは始動せずに車輌に搭載されたカーナビゲーション装置及びオーディオ装置等の車載機器30を起動する待機位置と、この待機位置から更に1段階回動させ、エンジンが動作して車輌の走行を行う動作位置とに回動させることができる。更に、イグニッションスイッチ18は、動作位置から更に回動操作を行うことによって、バッテリの電圧をイグニッションコイルで高電圧に昇圧し、点火プラグを点火してエンジンの始動を行う始動位置に回動させることができるが、動作位置から始動位置への回動操作はばねなどによる付勢力に抗して行うようにしてあり、運転者が付勢力に抗した回動操作を行わない場合には、動作位置へ戻るようにしてある。以下、実施の形態1においては、イグニッションスイッチ18が停止位置又は待機位置の場合をオフ状態といい、動作位置又は始動位置の場合をオン状態という。また、イグニッションスイッチ18に対するオフ状態からオン状態への回動操作をオン操作といい、オン状態からオフ状態への回動操作をオフ操作という。
本発明に係る車載制御装置1は、イグニッションスイッチ18の状態又はイグニッションスイッチ18に対する回動操作に応じて複数の車載機器30の起動及び停止等の動作制御を行うようにしてある。例えば、イグニッションスイッチ18がオフ状態の場合にはカーナビゲーション装置及びオーディオ装置等の車載機器30は動作するが、車輌のワイパー、パワーウインドウ、サイドミラーの位置調整及びエアーコンディショナー等の車載機器30は動作せず、イグニッションスイッチ18がオン状態でのみ動作するようにしてある。また、車輌のキーレスエントリシステム又はスマートエントリシステム等の車載機器30は、イグニッションスイッチ18がオン状態では動作せず、オフ状態でのみ動作するようにしてある。
上述のように、車載制御装置1のROM13又は記憶部15には、各車載機器30を制御するための制御プログラム51が記憶してあり、プロセッサ11が制御プログラム51を実行することによって各車載機器30の制御を行うようにしてある。このため、プロセッサ11は、イグニッションスイッチ18の状態に応じて実行する制御プログラム51を切り替えるようにしてある。また、イグニッションスイッチ18がオン状態の場合には実行する制御プログラム51の数が増加し、処理負荷が増加するため、プロセッサ11はクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を高めることによって、処理能力を高めることができるようにしてある。
図2は、本発明の実施の形態1に係る車載制御装置1が行うクロック周波数の変更を説明するための模式図であり、イグニッションスイッチ18の操作に応じたプロセッサ11の状態遷移を図示してある。まず、初期状態としてイグニッションスイッチ18がオフ状態の場合に、プロセッサ11は待機状態にあり、このときにはクロック生成部12は第1クロック周波数のクロック信号を出力するように設定される。
待機状態にてイグニッションスイッチ18がオン操作された場合、プロセッサ11は制御プログラム51の切り替えを行う始動切替状態へ移行する。このとき、プロセッサ11は、イグニッションスイッチ18のオフ状態で動作させる制御プログラム51の終了処理を開始すると共に、イグニッションスイッチ18のオン状態で動作させる制御プログラム51を起動するようにしてある。よって、始動切替状態においては、イグニッションスイッチ18のオフ状態で動作させる制御プログラム51の終了処理と、イグニッションスイッチ18のオン状態で動作させる制御プログラム51の起動処理とが同時的に行われるため、プロセッサ11は処理能力を高めるためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第1クロック周波数から第2クロック周波数(ただし、第1クロック周波数<第2クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
始動切替状態にて、イグニッションスイッチ18のオフ状態で動作させる制御プログラム51の終了処理が完了した場合、プロセッサ11は動作状態へ移行すると共に、消費電力を低減するためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第2クロック周波数から第3クロック周波数(ただし、第2クロック周波数>第3クロック周波数、かつ、第1クロック周波数<第3クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
動作状態にてイグニッションスイッチ18がオフ操作された場合、プロセッサ11は制御プログラム51の切り替えを行う待機切替状態へ移行する。このとき、プロセッサ11は、イグニッションスイッチ18のオン状態で動作させる制御プログラム51の終了処理を開始すると共に、イグニッションスイッチ18のオフ状態で動作させる制御プログラム51を起動するようにしてある。また、プロセッサ11は処理能力を高めるためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第3クロック周波数から第4クロック周波数(ただし、第3クロック周波数<第4クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
待機切替状態にて、イグニッションスイッチ18のオン状態で動作させる制御プログラム51の終了処理が完了した場合、プロセッサ11は待機状態へ移行すると共に、消費電力を低減するためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第4クロック周波数から第1クロック周波数(ただし、第4クロック周波数>第1クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
このように、イグニッションスイッチ18の操作に応じてプロセッサ11が待機状態、始動切替状態、動作状態及び待機切替状態の4つの状態に遷移すると共に、各状態に応じて第1〜第4クロック周波数に切り替えることによって、制御プログラム51の切り替え、即ち動作させる車載機器30の切り替えを確実に行うことができ、複数の制御プログラム51を最適な処理能力及び消費電力でプロセッサ11が実行することができる。第1〜第4クロック周波数の設定値は記憶部15の機能テーブル52に記憶してあり、プロセッサ11はクロック周波数の変更を行う際に機能テーブル52からクロック周波数の設定値を読み出して、クロック生成部12の設定を変更することにより、クロック周波数を変更するようにしてある。
図3は、本発明の実施の形態1に係る車載制御装置1の機能テーブル52の一例を示す模式図である。機能テーブル52は、アドレス(番地)に対してデータ(設定値)が記憶されたテーブルであり(図3(a)参照)、図示の例ではL番地に車載制御装置1の第1機能を使用するか否かを示す設定値が記憶してあり、M番地に第2機能を使用するか否かを示す設定値が記憶してあり、N番地に第3機能を使用するか否かを示す設定値が記憶してある。クロック周波数に係る設定値は、例えばX番地〜X+3番地に記憶してある。図示の例では、X番地に第1クロック周波数の設定値”3”が記憶してあり、X+1番地に第2クロック周波数の設定値”7”が記憶してあり、X+2番地に第3クロック周波数の設定値”4”が記憶してあり、X+3番地に第4クロック周波数の設定値”5”が記憶してある。プロセッサ11は、所望のクロック周波数の設定値を機能テーブル52から読み出してクロック生成部12へ設定値を与える(例えば、クロック生成部12が有するレジスタに設定値を書き込むなど)ことによって、クロック周波数の変更を行うようにしてある。
クロック生成部12は、プロセッサ11から与えられた設定値に従って、クロック周波数を変更するようにしてある。このとき、出力されるクロック信号の実際の周波数と、プロセッサ11から与えられる設定値との対応の一例を図3(b)に示してある。この例は、例えばクロック生成部12が8MHzから36MHzまでの間で8段階にクロック周波数を変更することができる場合である。図3(a)及び(b)から、図示の例では、第1クロック周波数が16MHzであり、第2クロック周波数が32MHzであり、第3クロック周波数が20MHzであり、第4クロック周波数が24MHzである。なお、機能テーブル52の各設定値は、書き込み装置35を用いることにより、設定値の変更を行うことができる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る車載制御装置1が行うクロック周波数変更処理の手順を示すフローチャートであり、車載制御装置1のプロセッサ11がROM13に記憶されたプログラム(図示は省略する)を実行することにより行われる処理である。車載制御装置1の電源投入後、プロセッサ11は処理を開始し、まず、初期化処理を行う(ステップS1)。このとき、プロセッサ11は、初期化フラグ(例えば、プロセッサ11のレジスタ又はRAM14に変数として確保される)を”Y”に設定するようにしてある。初期化処理を終了した後、プロセッサ11は、上述の待機状態、始動切替状態、動作状態及び待機切替状態の4つの状態のいずれであるかを判定する状態判定処理を行う(ステップS2)。
図5及び図6は、本発明の実施の形態1に係る車載制御装置1が行う状態判定処理の手順を示すフローチャートであり、図4のフローチャートのステップS2にて行われる処理である。状態判定処理において、プロセッサ11は、まず初期化フラグの値が”Y”であるか否かを調べ(ステップS31)、初期化フラグの値が”Y”の場合(S31:YES)、更にイグニッションスイッチ18がオン状態であるか否かを調べる(ステップS32)。イグニッションスイッチ18がオン状態の場合(S32:YES)、プロセッサ11は動作状態と判定し(ステップS33)、また、イグニッションスイッチ18がオン状態でない場合(S32:NO)、プロセッサ11は待機状態と判定する(ステップS34)。判定終了後、プロセッサ11は初期化フラグの値を”N”に設定し(ステップS35)、状態判定処理を終了してクロック周波数変更処理へ戻る。
ステップS31にて初期化フラグの値が”Y”でない場合(S31:NO)、プロセッサ11は、更にイグニッションスイッチ18がオン状態であるか否かを調べる(ステップS41)。イグニッションスイッチ18がオン状態の場合(S41:YES)、プロセッサ11は、前回の(現時点の)判定結果が動作状態であったか否かを調べ(ステップS42)、動作状態であった場合には(S42:YES)、この判定結果を維持して状態判定処理を終了し、クロック周波数変更処理へ戻る。前回の判定結果が動作状態でなかった場合(S42:NO)、プロセッサ11は、更に実行中の制御プログラム51の終了処理が完了したか否かを調べる(ステップS43)。終了処理が完了した場合(S43:YES)、プロセッサ11は動作状態と判定し(ステップS44)、また、終了処理が完了していない場合(S43:NO)、プロセッサ11は始動切替状態と判定する(ステップS45)。判定終了後、プロセッサ11は状態判定処理を終了してクロック周波数変更処理へ戻る。
ステップS41にてイグニッションスイッチ18がオン状態でない場合(S41:NO)、プロセッサ11は、前回の判定結果が待機状態であったか否かを調べ(ステップS46)、待機状態であった場合には(S46:YES)、この判定結果を維持して状態判定処理を終了し、クロック周波数変更処理へ戻る。前回の判定結果が待機状態でなかった場合(S46:NO)、プロセッサ11は、更に実行中の制御プログラム51の終了処理が完了したか否かを調べる(ステップS47)。終了処理が完了した場合(S47:YES)、プロセッサ11は待機状態と判定し(ステップS48)、また、終了処理が完了していない場合(S47:NO)、プロセッサ11は待機切替状態と判定する(ステップS49)。判定終了後、プロセッサ11は状態判定処理を終了してクロック周波数変更処理へ戻る。
ステップS2にて状態判定処理の終了後、プロセッサ11は判定結果が待機状態であるか否かを調べ(ステップS3)、待機状態の場合には(S3:YES)、機能テーブル52のX番地の設定値を読み出す(ステップS4)。判定結果が待機状態でない場合(S3:NO)、プロセッサ11は、更に判定結果が始動切替状態であるか否かを調べ(ステップS5)、始動切替状態の場合には(S5:YES)、機能テーブル52のX+1番地の設定値を読み出す(ステップS6)。判定結果が始動切替状態でない場合(S5:NO)、プロセッサ11は、更に判定結果が動作状態であるか否かを調べ(ステップS7)、動作状態の場合には(S7:YES)、機能テーブル52のX+2番地の設定値を読み出す(ステップS8)。判定結果が動作状態でない場合(S7:NO)、判定結果は待機切替状態であるので、プロセッサ11は機能テーブル52のX+3番地の設定値を読み出す(ステップS9)。
機能テーブル52から設定値を読み出した後、プロセッサ11は読み出した設定値をクロック生成部12へ与えることによってクロック周波数の変更を行い(ステップS10)、各制御プログラム51による機能処理を実行して(ステップS11)、ステップS2へ戻る。プロセッサ11は、車載制御装置1の電源供給が停止されるまで、上述のステップS2〜S11を繰り返し行って、クロック周波数の変更を継続的に行うようにしてある。
図7は、本発明に係る車載制御装置1が行う機能テーブル52の設定値変更処理の手順を示すフローチャートであり、車載制御装置1のプロセッサ11がROM13に記憶されたプログラムを実行することにより行われる処理である。設定値変更処理において、プロセッサ11は、まず、外部機器接続部17に対する接続ケーブル36を介した書き込み装置35の接続が検出されたか否かを調べ(ステップS61)、書き込み装置35の接続が検出されない場合(S61:NO)、接続を検出するまで待機する。書き込み装置35の接続が検出された場合(S61:YES)、プロセッサ11は、記憶部15から機能テーブル52を読み出して(ステップS62)、読み出した機能テーブル52を外部機器接続部17から書き込み装置35へ送信する(ステップS63)。これにより、書き込み装置35では現時点での機能テーブル52の設定値を確認することができる。
次いで、プロセッサ11は、書き込み装置35から変更するための設定値を受信したか否かを調べ(ステップS64)、受信した場合には(S64:YES)、機能テーブル52の該当箇所の設定値を受信した設定値に変更することによって、機能テーブル52を更新し(ステップS65)、ステップS64へ戻る。設定値を受信していない場合(S64:NO)、プロセッサ11は、更に書き込み装置35の接続が解除されたか否かを調べる(ステップS66)。接続が解除されていない場合(S66:NO)、プロセッサ11はステップS64へ戻り、書き込み装置35からの設定値を受信するか、又は書き込み装置35の接続が解除されるまで待機する。書き込み装置35の接続が解除された場合には(S66:YES)、プロセッサ11は設定値変更処理を終了する。
以上の構成の車載制御装置1は、待機状態においてイグニッションスイッチ18のオン操作(始動指示)を受け付けた場合に第1クロック周波数から第2クロック周波数にクロック周波数を高め、イグニッションスイッチ18のオフ状態で動作する制御プログラム51の終了処理が完了した場合に第2クロック周波数から第3クロック周波数にクロック周波数を低減する構成とすることにより、イグニッションスイッチ18のオフ状態で動作する制御プログラム51とオン状態で動作する制御プログラム51とが同時的に実行される始動切替状態において、プロセッサ11の処理能力を高めることができると共に、一方の制御プログラム51のみが実行される待機状態及び動作状態において、プロセッサ11による消費電力を低減することができる。また、動作状態においてイグニッションスイッチ18のオフ操作(待機指示)を受け付けた場合に、第3クロック周波数から第4クロック周波数にクロック周波数を高め、終了処理が完了した場合に第4クロック周波数から第1クロック周波数にクロック周波数を低減する構成とすることにより、イグニッションスイッチ18のオフ操作時についても同様の効果を得ることができる。
また、クロック周波数の設定は、プロセッサ11が記憶部15に記憶された機能テーブル52からクロック周波数の設定値を取得し、クロック生成部12へ設定値を与えるのみで行う構成とすることにより、プロセッサ11の負荷をモニタするなどの処理が必要なく、安価で小規模な車載制御装置1であっても、クロック周波数の変更を容易且つ確実に行うことができ、制御プログラム51の確実な実行と省電力化とを実現することができる。
また、車載制御装置1の外部機器接続部17に接続ケーブル36を介して書き込み装置35を接続し、書き込み装置35により記憶部15の機能テーブル52の設定値を変更することができる構成とすることにより、同じ構成の車載制御装置1を搭載した車載機器30の構成が異なる複数の車輌に設定値を変更するのみで適用することができ、また、車輌に新たな車載機器30を追加搭載した場合に適切な設定値に変更することができるため、車載制御装置1の汎用性を向上することができる。
なお、本実施の形態においては、車載制御装置1がイグニッションスイッチ18を備える構成としたが、これに限るものではなく、車輌のイグニッションスイッチと車載制御装置とをネットワークで接続し、イグニッションスイッチが操作された場合に車載制御装置へ操作内容が通知される構成としてもよい。また、イグニッションスイッチ18は回動操作式としたが、これに限るものではなく、例えば押圧操作又は接触操作等により操作する構成であってもよい。また、図3に示した機能テーブル52の設定値は一例であってこの値に限るものではない。また、機能テーブル52にはクロック周波数の他の機能についても設定値を記憶する構成としたが、これに限るものではなく、クロック周波数の設定値のみを記憶する専用のテーブルとしてもよい。また、書き込み装置35による外部からの設定値の変更機能は必ずしも備えていなくてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る車載制御装置1は、イグニッションスイッチ18のオン/オフのみでクロック周波数の変更を行う構成であったが、実施の形態2に係る車載制御装置1は、イグニッションスイッチ18の回動の多段階でクロック周波数の変更を行う構成である。図8は、本発明の実施の形態2に係る車載制御装置1が行うクロック周波数の変更を説明するための模式図であり、イグニッションスイッチ18の操作に応じたプロセッサ11の状態遷移を図示してある。実施の形態2に係る車載制御装置1は、イグニッションスイッチ18の回動操作の停止位置、待機位置及び動作位置の3段階について位置を区別するようにしてある。以下、実施の形態2においては、イグニッションスイッチ18を停止位置から待機位置へ回動操作する場合を1段階目のオン操作といい、待機状態から動作状態へ回動操作する場合を2段階目のオン操作という。また、イグニッションスイッチ18の動作状態から待機状態へ回動操作する場合を1段回目のオフ操作といい、待機状態から停止状態へ回動操作する場合を2段階目のオフ操作という。
まず、初期状態としてプロセッサ11は停止状態にあり、このときクロック生成部12は第6クロック周波数のクロック信号を出力するように設定される。待機状態にてイグニッションスイッチ18が1段階目のオン操作された場合、プロセッサ11は制御プログラム51の切り替えを行う起動切替状態へ移行する。このとき、プロセッサ11は、イグニッションスイッチ18の停止位置で動作させる制御プログラム51の終了処理を開始すると共に、イグニッションスイッチ18の待機位置で動作させる制御プログラム51を起動するようにしてある。また、プロセッサ11は、処理能力を高めるために、クロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第6クロック周波数から第7クロック周波数(ただし、第6クロック周波数<第7クロック周波数)へ変更するようにしてある。
起動切替状態にて、イグニッションスイッチ18の停止位置で動作させる制御プログラム51の終了処理が完了した場合、プロセッサ11は待機状態へ移行すると共に、消費電力を低減するためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第7クロック周波数から第1クロック周波数(ただし、第7クロック周波数>第1クロック周波数、かつ、第6クロック周波数<第1クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
待機状態にてイグニッションスイッチ18が2段階目のオン操作された場合、プロセッサ11は制御プログラム51の切り替えを行う始動切替状態へ移行する。このとき、プロセッサ11は、イグニッションスイッチ18の待機位置で動作させる制御プログラム51の終了処理を開始すると共に、イグニッションスイッチ18の動作位置で動作させる制御プログラム51を起動するようにしてある。また、プロセッサ11は、処理能力を高めるために、クロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第1クロック周波数から第2クロック周波数(ただし、第1クロック周波数<第2クロック周波数)へ変更するようにしてある。
始動切替状態にて、イグニッションスイッチ18の待機位置で動作させる制御プログラム51の終了処理が完了した場合、プロセッサ11は動作状態へ移行すると共に、消費電力を低減するためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第2クロック周波数から第3クロック周波数(ただし、第2クロック周波数>第3クロック周波数、かつ、第1クロック周波数<第3クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
動作状態にてイグニッションスイッチ18が1段階目のオフ操作された場合、プロセッサ11は制御プログラム51の切り替えを行う待機切替状態へ移行する。このとき、プロセッサ11は、イグニッションスイッチ18の動作位置で動作させる制御プログラム51の終了処理を開始すると共に、イグニッションスイッチ18の待機位置で動作させる制御プログラム51を起動するようにしてある。また、プロセッサ11は処理能力を高めるためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第3クロック周波数から第4クロック周波数(ただし、第3クロック周波数<第4クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
待機切替状態にて、イグニッションスイッチ18の動作位置で動作させる制御プログラム51の終了処理が完了した場合、プロセッサ11は待機状態へ移行すると共に、消費電力を低減するためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第4クロック周波数から第1クロック周波数(ただし、第4クロック周波数>第1クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
待機状態にてイグニッションスイッチ18が2段階目のオフ操作された場合、プロセッサ11は制御プログラム51の切り替えを行う停止切替状態へ移行する。このとき、プロセッサ11は、イグニッションスイッチ18の待機位置で動作させる制御プログラム51の終了処理を開始すると共に、イグニッションスイッチ18の停止位置で動作させる制御プログラム51を起動するようにしてある。また、プロセッサ11は処理能力を高めるためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第1クロック周波数から第5クロック周波数(ただし、第1クロック周波数<第5クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
停止切替状態にて、イグニッションスイッチ18の待機位置で動作させる制御プログラム51の終了処理が完了した場合、プロセッサ11は停止状態へ移行すると共に、消費電力を低減するためにクロック生成部12が出力するクロック信号の周波数を第5クロック周波数から第6クロック周波数(ただし、第5クロック周波数>第6クロック周波数とする)へ変更するようにしてある。
このように、イグニッションスイッチ18の操作に応じてプロセッサ11が停止状態、起動切替状態、待機状態、始動切替状態、動作状態、待機切替状態及び停止切替状態の7つの状態に遷移すると共に、各状態に応じて第1〜第7クロック周波数に切り替えることによって、制御プログラム51の切り替え、即ち動作させる車載機器30の切り替えを確実に行うことができ、複数の制御プログラム51を最適な処理能力及び消費電力でプロセッサ11が実行することができる。第1〜第7クロック周波数の設定値は記憶部15の機能テーブル52に記憶してあり、プロセッサ11はクロック周波数の変更を行う際に機能テーブル52からクロック周波数の設定値を読み出して、クロック生成部12の設定を変更することにより、クロック周波数を変更するようにしてある。
図9は、本発明の実施の形態2に係る車載制御装置1の機能テーブル52の一例を示す模式図である。機能テーブル52には、クロック周波数に係る設定値が、例えばX番地〜X+6番地に記憶してある。図示の例では、X番地に第1クロック周波数の設定値”3”が記憶してあり、X+1番地に第2クロック周波数の設定値”7”が記憶してあり、X+2番地に第3クロック周波数の設定値”4”が記憶してあり、X+3番地に第4クロック周波数の設定値”5”が記憶してあり、X+4番地に第5クロック周波数の設定値”1”が記憶してあり、X+5番地に第6クロック周波数の設定値”4”が記憶してあり、X+6番地に第7クロック周波数の設定値”4”が記憶してある。プロセッサ11は、所望のクロック周波数の設定値を機能テーブル52から読み出してクロック生成部12へ設定値を与えることによって、クロック周波数の変更を行う。
また、クロック生成部12は、プロセッサ11から与えられた設定値に従って、クロック周波数を変更するようにしてあり、出力されるクロック信号の実際の周波数と、プロセッサ11から与えられる設定値との対応は、例えば図3(b)に示すものと同じである。この場合、第1クロック周波数が16MHzであり、第2クロック周波数が32MHzであり、第3クロック周波数が20MHzであり、第4クロック周波数が24MHzであり、第5クロック周波数が8MHzであり、第6クロック周波数が20MHzであり、第7クロック周波数が20MHzである。なお、機能テーブル52に記憶された第1〜第7クロック周波数の設定値は、書き込み装置35を用いることにより、設定値の変更を行うことができる。
以上の構成の実施の形態2に係る車載制御装置1は、イグニッションスイッチ18の回動の位置を停止位置、待機位置及び動作位置の3段階とし、各段階の位置への回動操作に応じてクロック周波数を変更する構成とすることによって、イグニッションスイッチ18の停止位置と待機位置とで実行する制御プログラム51が異なる場合に、より最適なクロック周波数で制御プログラム51を実行することができ、より確実に車載制御装置1の省電力化を実現することができる。
なお、実施の形態2に係る車載制御装置1のその他の構成は、実施の形態1に係る車載制御装置1の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して説明を省略する。
本発明に係る車載制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る車載制御装置が行うクロック周波数の変更を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1に係る車載制御装置の機能テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る車載制御装置が行うクロック周波数変更処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る車載制御装置が行う状態判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る車載制御装置が行う状態判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る車載制御装置が行う機能テーブルの設定値変更処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る車載制御装置が行うクロック周波数の変更を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態2に係る車載制御装置の機能テーブルの一例を示す模式図である。
符号の説明
1 車載制御装置
10 制御部
11 プロセッサ(実行手段、クロック周波数変更手段)
12 クロック生成部
13 ROM
14 RAM
15 記憶部(記憶手段)
16 車載機器接続部
17 外部機器接続部(設定受付手段)
18 イグニッションスイッチ(指示受付手段)
30 車載機器
35 書き込み装置
36 接続ケーブル
51 制御プログラム
52 機能テーブル

Claims (6)

  1. 車輌に搭載され、所定のクロック周波数で制御プログラムを実行する実行手段を備え、前記制御プログラムの実行により前記車輌に搭載された機器の動作を制御する車載制御装置において、
    前記車輌を始動して動作状態へ移行させる始動指示及び前記車輌を待機状態へ移行させる待機指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記待機状態で前記指示受付手段が始動指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、前記動作状態で前記指示受付手段が待機指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行うクロック周波数変更手段と
    を備えることを特徴とする車載制御装置。
  2. 前記実行手段は、前記待機状態と動作状態とで異なる制御プログラムを実行するようにしてあると共に、前記指示受付手段が始動指示又は待機指示を受け付けた場合に一方の制御プログラムの終了処理を開始して他方の制御プログラムを起動するようにしてあり、
    前記所定時点は、前記終了処理が完了した時点であること
    を特徴とする請求項1に記載の車載制御装置。
  3. 前記クロック周波数変更手段は、
    前記車輌の待機状態には、前記実行手段のクロック周波数を第1クロック周波数とし、
    前記車輌の待機状態にて前記指示受付手段が始動指示を受け付けた場合には、第2クロック周波数に変更し、
    該第2クロック周波数に変更した後の所定時点にて、第3クロック周波数に変更し、
    前記車輌の動作状態にて前記指示受付手段が待機指示を受け付けた場合には、第4クロック周波数に変更し、
    該第4クロック周波数に変更した後の所定時点にて、第1クロック周波数に変更するようにしてあり、
    前記第2クロック周波数及び第4クロック周波数は、前記第1クロック周波数及び第3クロック周波数より高い周波数であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載制御装置。
  4. 前記第1クロック周波数、第2クロック周波数、第3クロック周波数及び第4クロック周波数の設定を外部から受け付ける設定受付手段と、
    該設定受付手段が受け付けたクロック周波数を記憶する記憶手段と
    を更に備え、
    前記クロック周波数変更手段は、前記記憶手段から変更するクロック周波数を読み出して変更を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項3に記載の車載制御装置。
  5. 前記指示受付手段は、更に、前記車輌を待機状態から停止状態へ移行させる停止指示を受け付けるようにしてあり、
    前記クロック周波数変更手段は、
    前記車輌が停止状態で前記指示受付手段が待機指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、
    該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、
    前記車輌が待機状態で前記指示受付手段が停止指示を受け付けた場合に前記実行手段のクロック周波数の変更を行い、
    該変更後の所定時点にて更に前記実行手段のクロック周波数の変更を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の車載制御装置。
  6. 前記指示受付手段は、前記車輌のイグニッションスイッチに対する操作により指示を受け付けるようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の車載制御装置。
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