JP2020017221A - 更新制御装置および更新制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力を浪費することなくリプログラミングを実行する更新制御装置及び方法を提供する。【解決手段】更新制御装置Nは、制御システムに設けられた複数の電子装置のうち、データの書き換え対象の電子装置である対象装置に更新用データを配信して、かかる更新用データによって上記データを書き換えさせる更新制御装置であって、給電指示部を備える。制御システムは、当該制御システムの電源供給の状態とは関係なく、上記複数の電子装置の電源供給の状態を個別に制御可能である。給電指示部は、上記データの書き換えを要する場合に、制御システムの電源供給の停止を検出したならば、対象装置についてのみ電源を供給させる。【選択図】図1C

Description

開示の実施形態は、更新制御装置および更新制御方法に関する。
従来、車両に搭載され、エンジンやトランスミッション、カーナビゲーションといった車両の各種システムをそれぞれ電子制御するECU(Electronic Control Unit)が知られている。かかるECUでは、たとえばマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記載する)が、ECUの内部に予め記憶された制御プログラムを読み出して実行することで、各ECUに割り当てられた各種機能を実行する。
なお、このようなECUの制御プログラムは、機能を追加する場合や事後的に不具合が発見された場合などに、更新(リプログラミング)が必要となる場合がある。そこで、近年では、管理センタから無線通信を介して更新用データを取得するとともに、かかる更新用データをCAN(Controller Area Network)等を介して各ECUへ配信し、各ECUのリプログラミングを実行する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2012−178035号公報
しかしながら、上述した従来技術には、電力を浪費することなくリプログラミングを実行するうえで、さらなる改善の余地がある。
具体的には、ECUの制御プログラムのリプログラミングを行っている際には、基本的に更新中のECUが通常動作時である場合に行う必要がある制御を行うことができないため、かかる制御プログラムのリプログラミングは、システムの電源がオフの状態にある時に実施する。
ところが、システムの電源をオフすることによってECUへの電源供給が絶たれれば、リプログラミングそのものを実行することができない。そこで、リプログラミングに際してECUへ電源を供給する手段が必要となる。ただし、ここで、リプログラミングの対象でないECUにまで電源が供給されると、バッテリの電力が浪費されてしまう。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、電力を浪費することなくリプログラミングを実行することができる更新制御装置および更新制御方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る更新制御装置は、制御システムに設けられた複数の電子装置のうち、データの書き換え対象の電子装置である対象装置に更新用データを配信して、該更新用データによって前記データを書き換えさせる更新制御装置であって、給電指示部を備える。前記制御システムは、当該制御システムの電源供給の状態とは関係なく、前記複数の電子装置の電源供給の状態を個別に制御可能である。前記給電指示部は、前記データの書き換えを要する場合に、前記制御システムの電源供給の停止を検出したならば、前記対象装置についてのみ電源を供給させる。
実施形態の一態様によれば、電力を浪費することなくリプログラミングを実行することができる。
図1Aは、実施形態に係る車載システムの概要説明図である。 図1Bは、比較例に係る更新制御方法の概要説明図である。 図1Cは、実施形態に係る更新制御方法の概要説明図である。 図2は、実施形態に係る車載システムのブロック図である。 図3は、実施形態に係る車載システムの電源系統の構成例を示す図である。 図4Aは、リプロ関連データの具体例を示す図である。 図4Bは、リプロ管理情報の具体例を示す図である。 図4Cは、ECU管理情報の具体例を示す図である。 図5は、実施形態に係るリプロ制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する更新制御装置および更新制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、「リプログラミング」という用語については、短縮して「リプロ」と記載する場合がある。また、以下では、「/」を「または」の意味で用いる場合がある。たとえば、「オン/オフ」と記載した場合、「オンまたはオフ」を意味する。
また、以下では、本実施形態に係る更新制御方法の概要について図1A〜図1Cを用いて説明した後に、かかる更新制御方法を適用したリプロ制御装置10(「更新制御装置」の一例に相当)を含む車載システム1の具体的な構成例について、図2〜図5を用いて説明することとする。
まず、本実施形態に係る更新制御方法の概要について、図1A〜図1Cを用いて説明する。図1Aは、本実施形態に係る車載システム1の概要説明図である。また、図1Bは、比較例に係る更新制御方法の概要説明図である。また、図1Cは、本実施形態に係る更新制御方法の概要説明図である。
図1Aに示すように、車両Cは、車載システム1を備える。車載システム1は、複数のECU20−1〜20−nを備える。ECU20−1〜20−nは、CAN等の車載ネットワークCNにより相互通信可能に接続され、それぞれ制御プログラムを実行することによって、たとえばエンジンやトランスミッション、カーナビゲーションといった各種システムを電子制御する。
また、車載システム1は、リプロ制御装置10を備える。リプロ制御装置10は、ECU20−1〜20−nのリプログラミングを制御する制御装置であって、OBD(On-Board Diagnostics)コネクタ30を介して車載ネットワークCNにより、ECU20−1〜20−nと相互通信可能に接続される。
また、リプロ制御装置10は、通信ネットワークNを介してデータセンタのセンタサーバ100と無線通信可能に設けられている。通信ネットワークNは、たとえば携帯電話回線網である。
なお、データセンタは、ECU20−1〜20−nで動作させる各種プログラムに関するデータを管理する管理センタであり、たとえば車両Cのメーカーによって運営される。センタサーバ100は、かかるデータセンタによって管理・運用され、ECU20−1〜20−nの少なくともいずれかに適用する更新用データがある場合に、当該更新用データをリプロ制御装置10へ向けてダウンロードする。
リプロ制御装置10は、かかるセンタサーバ100からダウンロードされるリプロに関連するデータを取得し、リプロ関連データ131として図示略の記憶部13(図2参照)へ保持する。なお、リプロ関連データ131には、プログラム等の更新用データのほか、リプロ対象となるECU(以下、「リプロ対象ECU」と言う)の識別情報、リプロ時に必要となる暗号鍵などが含まれる。
そして、リプロ制御装置10は、保持したリプロ関連データ131に基づき、リプロ対象ECU(ECU20−1〜20−nのうちの少なくともいずれか)へ更新用データを配信して、リプロ対象ECUにリプロを実行させる。
ところで、こうしたリプロの実行に際しては、ECU20−1〜20−nそれぞれにおいて動作する制御プログラムが通常動作していると、これを書き換えることができないため、IG電源をオフする必要がある。
すなわち、図1Bに示すように、リプロ制御装置10は、IG電源がオン(図中の「IG−ON」参照)の間に通信ネットワークNを介して「更新用データを取得」したならば、たとえば時間t1においてIG電源がオフ(図中の「IG−OFF」参照)された際に、リプロ対象ECUにリプロを実行させる。なお、図1Bに二重の枠線で囲んで示すように、本実施形態では、ECU20−1がリプロ対象ECUであるものとして、以下説明する。
ところが、図1Bに示すように、IG電源がオフされたことにより、リプロ対象ECUを含むECU20−1〜20−nが「電源供給停止状態」になってしまうと、リプロ対象ECUであるECU20−1自体が動作できないので、「リプロ実行不可」となってしまう。
このため、リプロに際してECU20−1〜20−nへ電源を供給する手段が必要となるが、リプロ対象でないECU(ここではECU20−2〜20−n)にまで電源が供給されれば、バッテリの電力が浪費されてしまう。
そこで、本実施形態に係る更新制御方法では、リプロ制御装置10が、リプロ対象ECUに対しリプロを実行させるに際して、リプロ対象ECUにのみ電源を供給することとした。
具体的には、図1Cに示すように、本実施形態に係る更新制御方法では、リプロ制御装置10は、IG電源がオンの間に「更新用データを取得」(ステップS1)し、たとえば時間t1においてIG電源のオフを検出したならば、時間t2において「リプロ対象ECUにのみ電源供給を開始」(ステップS2)する。
そのうえで、リプロ制御装置10は、リプロ対象ECUであるECU20−1に、「リプロ実行」を指示する(ステップS3)。そして、ECU20−1はリプロを実行し、それが終了したならば、図示は略しているが、リプロ制御装置10はECU20−1に対する電源供給を終了させる。
なお、車載システム1は、IG電源がオンである場合に、ECU20−1〜20−nに対してバッテリ電圧を一括に供給する第1の電源系統とは別に、リプロ時にECU20−1〜20−nそれぞれに対し個別にバッテリ電圧を供給可能な第2の電源系統を備えている。リプロ制御装置10は、リプロに際して、かかる第2の電源系統によってリプロ対象ECUに対してのみ電源を供給する制御を行うことによって、本実施形態に係る更新制御方法を実現する。かかる電源系統の具体的な構成例については、図3を用いた説明で後述する。
これにより、本実施形態に係る更新制御方法によれば、リプロに際して、電源供給が必要なリプロ対象ECUに対しリプロに必要な時間だけ電源を供給することができるので、電力を浪費することなくリプロを実行することができる。すなわち、リプロ実行時の省エネ化を図ることができる。
以下、上述した更新制御方法を適用したリプロ制御装置10を含む車載システム1について、さらに具体的に説明する。
図2は、本実施形態に係る車載システム1のブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、既に説明済みの構成要素については、図2を用いた説明では、説明を簡略化するか省略する場合がある。
図2に示すように、車両Cは、車載システム1を備える。車載システム1は、リプロ制御装置10と、ECU20−1〜20−nと、OBDコネクタ30と、EFI(Electric Fuel Injection)−ECU40と、IGスイッチ50とを備える。
OBDコネクタ30は、たとえばOBD2(On-Board Diagnostics second generation)等の規格に沿った、車両Cのいわゆる自己診断機能用の接続インタフェースである。リプロ制御装置10は、かかるOBDコネクタ30を介して車載ネットワークCNと接続される。
EFI−ECU40は、電子制御式燃料噴射装置の制御装置であって、車載ネットワークCNに接続され、上述した第1の電源系統および第2の電源系統を、IGスイッチ50からのIGオン信号またはリプロ制御装置10からの指示コマンドに基づいて切り替える。
ここで、図3を用いて、本実施形態に係る車載システム1の電源系統の具体的な構成例について説明しておく。図3は、本実施形態に係る車載システム1の電源系統の構成例を示す図である。
図3に示すように、車載システム1は、第1の電源系統である主系統MSと、第2の電源系統である副系統SSとを備える。
主系統MSは、分岐して各ECU20−1〜20−nへ接続されるとともに、メインリレーMRyのオン/オフにより、バッテリ電圧が供給/停止される。EFI−ECU40は少なくとも、バッテリから+B電源、すなわち常時電源の供給を受けており、IGスイッチ50からIGオン信号が入力された場合には、メインリレーMRyをオンさせて主系統MSへIG電源としてバッテリ電圧を供給する。
また、EFI−ECU40は、IGスイッチ50からIGオフ信号が入力された場合には、メインリレーMRyをオフさせて、主系統MSへのIG電源の供給を停止する。
一方、副系統SSは、ECU20−1〜20−nのそれぞれに対応して設けられるサブリレー20Ry−1〜20Ry−nを備える。サブリレー20Ry−1〜20Ry−nは、EFI−ECU40から個別にオン/オフされることによって、それぞれ対応するECU20−1〜20−nへバッテリ電圧を供給/停止する。
EFI−ECU40は、リプロに際したリプロ制御装置10からの指示に基づいて、サブリレー20Ry−1〜20Ry−nをオン/オフさせる。
具体的には、副系統SSは、リプロ時以外の通常時には、サブリレー20Ry−1〜20Ry−nのすべてがオフされた状態となっている。そして、かかる通常時においては、IGスイッチ50からのIGオン信号/IGオフ信号に基づいて、EFI−ECU40がメインリレーMRyをオン/オフし、ECU20−1〜20−nへIG電源を一括に供給/停止する。
一方で、リプロに際しては、リプロ制御装置10がIGスイッチ50からのIGオフ信号を検出したならば、リプロ制御装置10は、かかるIGオフ信号により一旦はECU20−1〜20−nへのIG電源の供給を停止したEFI−ECU40に対し、副系統SSを用いてリプロ対象ECUにのみ電源を供給するよう指示する。
そして、かかる指示を受けたEFI−ECU40は、かかる指示に含まれるリプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nのいずれかをオンし、リプロ対象ECUのみについて電源を供給する。
リプロ対象ECUに電源が供給されたならば、リプロ制御装置10は、リプロ対象ECUに対してリプロ実行を指示する。そして、リプロ対象ECUがリプロを実行し、かかるリプロが終了したならば、リプロ制御装置10は、EFI−ECU40に対し、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nをオフさせる。これにより、リプロ時におけるリプロ対象ECUのみについての電源の供給が停止される。
図2の説明に戻り、つづいてリプロ制御装置10について説明する。リプロ制御装置10は、通信部11と、記憶部13と、制御部14とを備える。
通信部11は、たとえば、国際電気通信連合が定める無線通信規格に準拠するNIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、通信ネットワークNと無線で接続され、通信ネットワークNを介してセンタサーバ100との間で情報の送受信を行う。
記憶部13は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、リプロ関連データ131と、ECU管理情報132とを記憶する。
リプロ関連データ131は、後述する取得部142aによって取得される、センタサーバ100からのデータである。なお、既に述べたように、リプロ関連データ131には、プログラム等の更新用データのほか、リプロ対象ECUの識別情報、リプロ時に必要となる暗号鍵など、リプロに関連する種々の情報が含まれる。
ECU管理情報132は、車載ネットワークCNにおける各ECU20−1〜20−nに関する情報である。ここで、リプロ関連データ131およびECU管理情報132の具体例について説明しておく。図4Aは、リプロ関連データ131の具体例を示す図である。また、図4Bは、リプロ管理情報131aの具体例を示す図である。また、図4Cは、ECU管理情報132の具体例を示す図である。
図4Aに示すように、リプロ関連データ131は、リプロ管理情報131aと、更新用データ131bとを含む。リプロ管理情報131aは、ダウンロードされた更新用データ131bの適用対象がどのECU20−1〜20−nであるか、すなわちリプロ対象ECUがどれであるかを示す情報である。
図4Bに示すように、リプロ管理情報131aは、たとえば「リプロ対象ECU」項目と、「更新用データID」項目とを含む。「リプロ対象ECU」項目には、リプロ対象となるECU20−1〜20−nの識別情報が格納される。「更新用データID」項目には、「リプロ対象ECU」項目で識別されるECU20−1〜20−nに対し、適用すべき更新用データ131bの識別情報が格納される。図4Bに示す例では、リプロ対象ECUである「ECU20−1」に対し、更新用データIDが「0001」の更新用データ131bを適用すべきことを示している。
また、図4Cに示すように、ECU管理情報132は、たとえば「搭載ECU」項目と、「宛先ID」項目とを含む。「搭載ECU」項目には、車両Cに搭載され、車載ネットワークCNに接続されたECU20−1〜20−nの識別情報が格納される。なお、「搭載ECU」項目は、たとえばリプロ管理情報131aの「リプロ対象ECU」項目とリンクしている。
また、「宛先ID」項目には、「搭載ECU」項目で識別されるECU20−1〜20−nごとの、車載ネットワークCN上におけるアドレス情報が格納される。
後述する制御部14は、図4Bで説明したリプロ管理情報131aを参照して、ダウンロードされた更新用データ131bに対応するリプロ対象ECUを特定し、そのリプロ対象ECUのアドレス情報を、図4Cで説明したECU管理情報132を参照して特定する。
そして、制御部14は、リプロに際し、EFI−ECU40に特定したリプロ対象ECUのみへの電源供給を行わせ、特定したアドレス情報に基づきリプロ対象ECUへ更新用データ131bを配信し、リプロ対象ECUにリプロを実行させることとなる。
図2の説明に戻り、制御部14について説明する。制御部14は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、記憶部13に記憶されている図示略の各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部14は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
たとえば、本実施形態に係るリプロ制御装置10では、図2に示すように、制御部14は、メインマイコン141およびサブマイコン142の2つのマイコンによって構成される。メインマイコン141およびサブマイコン142は、たとえばシリアル通信等により、相互通信可能に設けられている。
メインマイコン141は、給電指示部141aと、リプロ指示部141bとを有し、サブマイコン142は、取得部142aと、データ管理部142bとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
サブマイコン142の方から説明する。取得部142aは、通信部11を介してセンタサーバ100から更新用データ131bほかリプロに関するデータを取得する。また、取得部142aは、取得したリプロに関するデータを、リプロ関連データ131として記憶部13に保持させる。
データ管理部142bは、リプロ関連データ131を管理する。たとえば、データ管理部142bは、メインマイコン141側からのリプロ実行の要否の問い合わせに対し、リプロ関連データ131を参照して、リプロ管理情報131aおよび更新用データ131bがあれば、リプロ実行が必要との応答を返す。かかる応答には、たとえばリプロ対象ECUの識別情報や、対応する上述の「更新用データID」、「宛先ID」等が含まれる。
また、データ管理部142bは、リプロ管理情報131aおよび更新用データ131bがなければ、リプロ実行が不要との応答をメインマイコン141側へ返す。また、データ管理部142bは、リプロ実行が必要な場合で、かかるリプロ実行が正常に終了したならば、たとえばリプロ管理情報131aおよび更新用データ131bを消去する。
つづいて、メインマイコン141の方について説明する。給電指示部141aは、サブマイコン142側からの応答に基づき、リプロ実行が必要な場合に、IGスイッチ50からのIGオフ信号を検出したならば、リプロ対象ECUについてのみ電源を供給するように、EFI−ECU40に対し指示する。
EFI−ECU40は、かかる指示を受け付けた場合に、既に述べたように、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nのいずれかをオンし、リプロ対象ECUのみについて電源を供給することとなる。
リプロ指示部141bは、リプロ対象ECUへの電源供給が開始されたならば、サブマイコン142を介してリプロ対象ECUへ更新用データ131bを配信するとともに、リプロ対象ECUに対してリプロ実行を指示する。
かかる指示に基づき、リプロ対象ECUはリプロを実行し、そのリプロが終了したならば、給電指示部141aは、リプロ対象ECUへの電源の供給を停止するように、EFI−ECU40に対し指示する。
EFI−ECU40は、かかる指示を受け付けたならば、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nのいずれかをオフし、リプロ対象ECUへの電源の供給を停止する。
このように、本実施形態に係るリプロ制御装置10は、リプロに際して、電源供給が必要なリプロ対象ECUに対し、リプロに必要となる時間だけ電源を供給するので、電力を浪費することなくリプロを実行することができる。すなわち、リプロ実行時の省エネ化を図ることができる。
次に、実施形態に係るリプロ制御装置10が実行する処理手順について、図5を用いて説明する。図5は、実施形態に係るリプロ制御装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
まず、前提として、センタサーバ100には、ダウンロードすべきリプロに関するデータが存在し、車両Cは、IG電源がオンであるものとする。
かかる場合に、取得部142aは、センタサーバ100から更新用データ131bを取得し(ステップS101)、また、リプロ管理情報131aを保存する(ステップS102)。
そして、メインマイコン141が、IG電源のオフを検出する(ステップS103)。検出された場合(ステップS103,Yes)、給電指示部141aが、リプロ対象ECUについてのみ電源を供給するように、EFI−ECU40に対し指示する。
そして、かかる指示を受けたEFI−ECU40は、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nのいずれかをオンし、リプロ対象ECUへ電源供給を開始する(ステップS104)。なお、IG電源のオフが検出されない場合(ステップS103,No)、ステップS103を繰り返す。
リプロ対象ECUへの電源供給が開始されたならば、リプロ指示部141bが、リプロ対象ECUへリプロを指示してリプロを開始する(ステップS105)。そして、リプロが完了したか否かを判定する(ステップS106)。リプロが完了していない場合(ステップS106,No)、ステップS106を繰り返す。
そして、リプロが完了した場合(ステップS106,Yes)、給電指示部141aが、リプロ対象ECUへの電源供給を停止するように、EFI−ECU40に対し指示する。
かかる指示を受けたEFI−ECU40は、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nのいずれかをオフし、リプロ対象ECUへの電源供給を停止する(ステップS107)。
そして、データ管理部142bが、リプロ管理情報131aを消去して(ステップS108)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施形態に係るリプロ制御装置10(「更新制御装置」の一例に相当)は、車載システム1(「制御システム」の一例に相当)に設けられた複数のECU20−1〜20−n(「電子装置」の一例に相当)のうち、リプロ(「データの書き換え」の一例に相当)対象のECUであるリプロ対象ECU(「対象装置」の一例に相当)に更新用データ131bを配信して、かかる更新用データ131bによってデータを書き換えさせるリプロ制御装置10であって、給電指示部141aを備える。車載システム1は、当該車載システム1の電源供給の状態とは関係なく、複数のECU20−1〜20−nの電源供給の状態を個別に制御可能である。給電指示部141aは、リプロを要する場合に、車載システム1における電源供給の停止を検出したならば、リプロ対象ECUについてのみ電源を供給させる。
したがって、本実施形態に係るリプロ制御装置10によれば、電力を浪費することなくリプロを実行することができる。
また、給電指示部141aは、リプロが完了したならば、リプロ対象ECUへの電源の供給を停止させる。
したがって、本実施形態に係るリプロ制御装置10によれば、リプロに必要となる時間だけ電源を供給することができるので、電力を浪費することなくリプロを実行することができる。
また、ECU20−1〜20−nはそれぞれ、リプロ時以外の通常時に電源が供給される主系統MS(「第1の電源系統」の一例に相当)に接続されるとともに、リプロ時に電源が供給される副系統SS(「第2の電源系統」の一例に相当)にサブリレー20Ry−1〜20Ry−n(「リレー」の一例に相当)を介して接続される。給電指示部141aは、リプロを要する場合に、主系統MSにおける電源供給の停止を検出したならば、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nをオンすることによって当該リプロ対象ECUについてのみ電源を供給させる。
したがって、本実施形態に係るリプロ制御装置10によれば、リプロに際し、リプロ対象ECUについてのみ電源を供給することができる。
また、ECU20−1〜20−nのうちの少なくともいずれかは、常時電源に接続されたEFI−ECU40(「上位電子装置」の一例に相当)であって、給電指示部141aは、リプロを要する場合に、主系統MSにおける電源供給の停止を検出したならば、EFI−ECU40に対し、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nのみをオンさせる。
したがって、本実施形態に係るリプロ制御装置10によれば、車載システム1における既存のEFI−ECU40を用いてリプロ対象ECUについてのみ電源を供給する制御を行うことができる。すなわち、リプロに関するシステム構築の低コスト化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、リプロ制御装置10が、EFI−ECU40に対し、リプロ対象ECUに対応するサブリレー20Ry−1〜20Ry−nのいずれかをオン/オフさせる例を挙げたが、EFI−ECU40に限らず、他の装置にオン/オフさせてもよい。
たとえば、常時電源に接続され、かつ、ECU20−1〜ECU−20nを統合する統合ECUが車載ネットワークCN上に存在すれば、かかる統合ECUに行わせてもよい。また、リプロ制御装置10が、統合ECUを兼ねるのであれば、リプロ制御装置10が行ってもよい。あるいは、リプロ制御装置10の指示に基づいてサブリレー20Ry−1〜20Ry−nをオン/オフする機能に特化した装置を設けてもよい。
また、上述した実施形態では、制御部14が、メインマイコン141とサブマイコン142の2つのマイコンによって構成される例を挙げたが、1つのマイコンによって構成されてもよい。また、3つ以上のマイコンによって構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、リプロ制御装置10が車載システム1に搭載され、ECU20−1〜20−nと接続されて、これらに更新用データ131bを配信し、リプロを実行する例を挙げたが、リプロ制御装置10の搭載先を限定するものではない。
すなわち、リプロ制御装置10は、ECU20−1〜20−nに対応するリプロ対象となる各種装置が含まれるものであれば、車載システム1に限らず、列車、工業用車両、農業用車両、船舶、航空機などの移動機械ほかの各種システムに搭載させることが可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 車載システム
10 リプロ制御装置
13 記憶部
131 リプロ関連データ
131a リプロ管理情報
131b 更新用データ
132 ECU管理情報
14 制御部
141 メインマイコン
141a 給電指示部
141b リプロ指示部
142 サブマイコン
142a 取得部
142b データ管理部
20−1〜20−n ECU
20Ry−1〜20Ry−n サブリレー
30 OBDコネクタ
40 EFI−ECU
50 IGスイッチ
C 車両
CN 車載ネットワーク
MRy メインリレー
MS 主系統
SS 副系統

Claims (5)

  1. 制御システムに設けられた複数の電子装置のうち、データの書き換え対象の電子装置である対象装置に更新用データを配信して、該更新用データによって前記データを書き換えさせる更新制御装置であって、
    前記制御システムは、当該制御システムの電源供給の状態とは関係なく、前記複数の電子装置の電源供給の状態を個別に制御可能であり、
    前記データの書き換えを要する場合に、前記制御システムの電源供給の停止を検出したならば、前記対象装置についてのみ電源を供給させる給電指示部
    を備えることを特徴とする更新制御装置。
  2. 前記給電指示部は、
    前記データの書き換えが完了したならば、前記対象装置への電源の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の更新制御装置。
  3. 前記電子装置はそれぞれ、
    前記データの書き換え時以外の通常時に電源が供給される第1の電源系統に接続されるとともに、前記データの書き換え時に電源が供給される第2の電源系統にリレーを介して接続され、
    前記給電指示部は、
    前記データの書き換えを要する場合に、前記第1の電源系統における電源供給の停止を検出したならば、前記対象装置に対応する前記リレーをオンすることによって当該対象装置についてのみ電源を供給させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の更新制御装置。
  4. 前記電子装置のうちの少なくとも1つは、常時電源に接続された上位電子装置であって、
    前記給電指示部は、
    前記データの書き換えを要する場合に、前記第1の電源系統における電源供給の停止を検出したならば、前記上位電子装置に対し、前記対象装置に対応する前記リレーのみをオンさせる
    ことを特徴とする請求項3に記載の更新制御装置。
  5. 制御システムに設けられた複数の電子装置のうち、データの書き換え対象の電子装置である対象装置に更新用データを配信して、該更新用データによって前記データを書き換えさせる更新制御装置を用いた更新制御方法であって、
    前記制御システムは、当該制御システムの電源供給の状態とは関係なく、前記複数の電子装置の電源供給の状態を個別に制御可能であり、
    前記データの書き換えを要する場合に、前記制御システムの電源供給の停止を検出したならば、前記対象装置についてのみ電源を供給させる給電指示工程
    を含むことを特徴とする更新制御方法。
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