JP2009036538A - 蛍光検出用のプローブ及び蛍光検出システム - Google Patents

蛍光検出用のプローブ及び蛍光検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】迷光を回避して検出感度を向上させることができる蛍光検出用のプローブを提供する。
【解決手段】 励起光を出射する光源と、励起光が照射された試料から発生する蛍光を受光する検出器とを有する光学系を複数備えたマルチ波長の蛍光検出システムにおける励起光の光路と蛍光の光路が同一である複数の光ファイバ3、4と、その端部断面と試料との間に配置されたレンズ1とを有する蛍光検出用のプローブであって、光ファイバ3、4の端部断面とレンズ1の端面を、光ファイバ3、4の端部断面の中心を通るX軸またはこれに平行な軸を中心としてX−Y面に対して同じ方向に、例えば7.5度以上傾斜させる。また、このときレンズ−ファイバ間の間隔を0.2mm以下、又は3.0mm以上とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、蛍光検出用のプローブ及び蛍光検出システムに関し、特に、励起光の光路と蛍光の光路が同一である固体導光路を複数備えた蛍光検出用のプローブ及びこの蛍光検出用のプローブが適用されるマルチ波長の蛍光検出システムに関する。
化学反応を微小空間で行うシステムの一例としてマイクロ化学システムがある。マイクロ化学システムは、小さなガラス基板等に形成された微細な流路の中で試料の混合、反応、分離、抽出、検出等を行うものである。
このようなマイクロ化学システムにおいて、例えばマイクロウエル、マイクロ化学チップ、マイクロキャピラリ等、微小領域にある微量の物質の検出を行うに当たり、光学的に測定する方法が多く採用されている。例えば熱レンズ分光分析、蛍光検出などである。蛍光検出では最近光ファイバを用いて、例えば励起光の光路と試料から受けた蛍光の光路を固体導光路(光ファイバや導波路)にて同一にした蛍光検出システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来の蛍光検出システムの構成を示すブロック図である。
図6において、この蛍光検出システムは、試料に照射する励起光を発生させる励起光用の光源41と、光源41から出射された励起光を反射してプローブ43を介して蛍光分析用チップ44に照射させると共に、試料からの蛍光を通過させる合分波器42と、合分波器42を通過した蛍光を受光する検出器45とから主として構成されている。各構成部材は、例えば光ファイバによって接続されており、合分波器42とプローブ43とは励起光の光路と蛍光の光路を同一にした光ファイバによって接続されている。
試料への励起光の照射と試料から発生する蛍光の集光を同じレンズ及び同じ導光路で行うことにより、励起光照射及び蛍光集光におけるプローブと試料の位置あわせを同時にすることができることから、微小領域での測定を容易にすることができるとともに、光ファイバのコアをピンホールとする共焦点光学系とすることができるために空間分解能を高くすることができ、もって微小領域での測定を正確に行うことができる。
励起光の光路と蛍光の光路を同一にした光学系を有する蛍光検出システムにおいて、2種類以上の蛍光物質を測定する場合、例えば2本の光ファイバと一つのレンズを用いて2種類の励起光の照射と2種類の蛍光の集光を行う蛍光検出用のプローブが適用される。
図7は、光学系を2系統有するマルチ波長の蛍光検出システムの概略構成を示すブロック図である。
図7において、このマルチ波長の蛍光検出システムは、励起光λ1を出射する第1の光源51と、光源51から出射された励起光λ1とこの励起光λ1が照射された試料から発生する蛍光λ2とを合分波する第1の合分波器52と、第1の合分波器52を透過した蛍光λ2を検出光として受光する第1の検出器53とからなる第1系統と、励起光λ3を出射する第2の光源54と、光源54から出射された励起光λ3とこの励起光λ3が照射された試料から発生する蛍光λ4とを合分波する第2の合分波器55と、第2の合分波器55を通過した蛍光λ4を検出光として受光する第2の検出器56とからなる第2系統とを有する。
両系統の第1の合分波器52及び第2の合分波器55は、それぞれ光ファイバ62及び65によって蛍光検出用チップ58と対向配置されたプローブ57に接続されている。光ファイバ62及び65は、励起光の光路と蛍光の光路が同一の光ファイバであり、プローブ57は、2種類の励起光の照射と2種類の蛍光の集光を行う。
第1の光源51と第1の合分波器52、第1の合分波器52と第1の検出器53、第2の光源54と第2の合分波器55、第2の合分波器55と第2の検出器56は、それぞれ固体導光路としての光ファイバ61、63、64及び66によって接続されている。なお、図7のマルチ波長の蛍光検出システムにおいて、生化学系でよく使用されている蛍光物質は青色励起、緑色励起、赤色励起が多く、この時の蛍光の色はそれぞれ緑、赤、赤外となることが多い。
図8は、図7のマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブの構成を示す模式図である。
図8において、この蛍光検出用のプローブは、円筒状のレンズ71と、このレンズ71の端面に対向して配置され、マイクロキャピラリ72で端部が保護された2本の光ファイバ(SI200)73及び74と、マイクロキャピラリ72とレンズ71とを一体に覆うカバー部材としてのガラスチューブ75と、から主として構成されている。
光ファイバ73及び74は、それぞれ励起光の光路及び蛍光の光路として機能する。即ち、光ファイバ73は、例えば第1の光源51(図7参照)から出射された例えば波長470nmの青色励起光λ1を蛍光分析用チップ58に向かって通すと共に、励起光の照射を受けた試料で発生した例えば波長530nmの緑色蛍光λ2を合分波器52に向けて通す光路となる。一方、光ファイバ74は、例えば第2の光源54(図7参照)から出射された例えば波長530nmの緑色励起光λ3を蛍光分析用チップ58に向かって通すと共に、励起光の照射を受けた試料で発生した例えば波長600nmの赤色蛍光λ4を合分波器55に向けて通す光路となる。
特開2005−30830号公報
しかしながら、上記従来のマルチ波長の蛍光検出用のプローブでは、励起光がファイバ端、レンズ端、サンプル端等に反射して迷光となること、特に、長波長系の励起光がレンズ面で反射して短波長系の光路に入り込んで迷光となることがあり、これが検出ノイズとなって測定感度が低下するという問題がある。
すなわち、例えば青色励起の蛍光物質と緑色励起の蛍光物質を測定するプローブにおいて、青色励起系は470nm付近で励起し、530nm付近の蛍光を測定するものである。一方緑色励起系は530nm付近で励起し、600nm付近の蛍光を測定するものである。
従って、緑色励起系の励起光がレンズ端面で反射して青色励起系の光路に入った場合(迷光)、青色励起系はプローブから検出器までが例えば530nm付近の光を透過するように設計されているために、そのままノイズとなる。しかも励起光の強度に比べて試料から発生する蛍光の強度は非常に微弱であるために僅かな迷光でも大きく影響し、青色励起系の検出感度に大きく影響する。
本発明の目的は、一の固体導光路を経て照射され、レンズ端面等で反射した励起光が他の固体導光路へ入り込んで試料で発生した蛍光として計測される迷光を回避して検出感度を向上させることができる蛍光検出用のプローブ及びこのプローブを適用した蛍光検出システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の蛍光検出用のプローブは、励起光を出射する光源と、前記励起光が照射された試料から発生する蛍光を受光する検出器とを有する光学系を複数備えたマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブであって、前記複数の光学系に対応して、前記励起光の光路と前記蛍光の光路が同一である平行でかつ一直線上に配列された複数の固体導光路と、該複数の固体導光路の端部断面と前記試料との間に配置されたレンズとを有し、前記複数の固体導光路の夫々の端部断面の中心を結ぶ直線をX軸、前記X軸に垂直で前記固体導光路の長手方向に沿った直線をZ軸、前記X軸及びZ軸にそれぞれ垂直な直線をY軸とした場合、前記レンズの前記固体導光路の端部断面に対向する面を前記X軸に平行な直線を回転の中心としてX−Y面に対して所定角度傾斜させたことを特徴とする。
請求項2記載の蛍光検出用のプローブは、請求項1記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記レンズにおける前記傾斜角度は、10度以上であることを特徴とする。
請求項3記載の蛍光検出用のプローブは、請求項1記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記複数の固体導光路の端部断面を、前記X軸を回転の中心として前記レンズの前記傾斜面の傾斜方向と同一方向に所定角度傾斜させたことを特徴とする。
請求項4記載の蛍光検出用のプローブは、請求項3記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記複数の固体導光路の端部断面の前記傾斜角度は、7.5度以上であることを特徴とする。
請求項5記載の蛍光検出用のプローブは、請求項3記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記固体導光路の端部断面に対向する前記レンズの前記傾斜面の前記傾斜角度を前記複数の固体導光路の端部断面の前記傾斜角度と同じにしたことを特徴とする。
請求項6記載の蛍光検出用のプローブは、請求項5記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記傾斜角度を7.5度以上としたことを特徴とする。
請求項7記載の蛍光検出用のプローブは、請求項1または5に記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記固体導光路の端部断面と前記レンズの前記傾斜面との間隔を0.2mm以下とし、前記レンズの前記傾斜面若しくは前記レンズの前記傾斜面及び前記固体導光路の端部断面の前記傾斜角度を5度以上とするか、又は前記固体導光路の端部断面と前記レンズの前記傾斜面との間隔を3mm以上としたことを特徴とする。
請求項8記載の蛍光検出用のプローブは、励起光を出射する光源と、前記励起光が照射された試料から発生する蛍光を受光する検出器とを有する光学系を複数備えたマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブであって、前記光学系に対応して、前記励起光の光路と前記蛍光の光路が同一である平行でかつ一直線上に配列された複数の固体導光路と、該複数の固体導光路の端部断面と前記試料との間に配置されたレンズとを有し、前記固体導光路の端部断面と該固体導光路の端部断面に対向するレンズ面との間隔を3mm以上としたことを特徴とする。
請求項9記載の蛍光検出用のプローブは、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記光学系は2系統であることを特徴とする。
請求項10記載の蛍光検出用のプローブは、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の蛍光検出用のプローブにおいて、前記固体導光路は光ファイバであり、ファイバコア径が0.2mm、ファイバNAが0.22であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項11記載のマルチ波長の蛍光検出システムは、励起光を出射する光源と前記励起光が照射された試料から発生する蛍光を受光する検出器とを有する複数の光学系と、前記励起光の光路と前記蛍光の光路が同一である複数の固体導光路及び該複数の固体導光路の端部断面と前記試料との間に配置されたレンズとを有するプローブと、を備えたマルチ波長の蛍光検出システムにおいて、前記プローブは、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の蛍光検出用のプローブであることを特徴とする。
請求項1記載の蛍光検出用のプローブによれば、複数の光学系に対応して複数の固体導光路を有する蛍光検出用のプローブにおいて、固体導光路の端部断面に対向するレンズ面を固体導光路の夫々の端部断面の中心を結んだX軸に平行な直線を回転の中心としてX−Y面に対して所定角度傾斜させたので、固体導光路の端部断面から照射された励起光がレンズ端面で反射しても固体導光路に直接戻ることがない。従って、迷光の発生を防止して検出感度を向上させることができる。
請求項2記載の蛍光検出用のプローブによれば、レンズ端面の傾斜角度を10度以上としたので、上記発明の効果に加え、レンズ−固体導光路間の距離に拘わらず迷光量を、例えば0.03%以下に抑えることができる。
請求項3記載の蛍光検出用のプローブによれば、複数の固体導光路の端部断面を、レンズ面の傾斜方向と同一方向に所定角度傾斜させたので、上記発明の効果に加えて、迷光量をより小さくすることができる。
請求項4記載の蛍光検出用のプローブによれば、複数の固体導光路の端部断面の傾斜角度を7.5度以上としたので、上記発明の効果に加え、レンズ−固体導光路間の距離に拘わらず迷光量を、例えば0.03%以下に抑えることができる。
請求項5記載の蛍光検出用のプローブによれば、固体導光路の端部断面に対向するレンズ面の傾斜角度を複数の固体導光路の端部断面の傾斜角度と同じにしたので、上記発明の効果に加え、レンズ端面の傾きと固体導光路端部断面の傾きとの相乗効果によって迷光の発生を確実に抑制することができる。
請求項6記載の蛍光検出用のプローブによれば、前記傾斜角度を7.5度以上としたので、上記発明の効果に加え、迷光の発生をより確実に抑制することができる。
請求項7記載の蛍光検出用のプローブによれば、固体導光路の端部断面とレンズ端面との間隔を0.2mm以下とし、且つレンズ端面若しくはレンズ端面と固体導光路の端部断面の傾斜角度を5度以上とするか、又は固体導光路の端部断面とレンズ面との間隔を3mm以上としたので、上記発明の効果に加え、レンズ端面及び固体導光路の間隔が小さくても、若しくはレンズ端面及び固体導光路端部断面の傾斜角度が小さくても迷光量を低く抑えることができる。
請求項8記載の蛍光検出用のプローブによれば、固体導光路の端部断面とこれに対向するレンズ端面との間隔を3mm以上としたので、レンズ端面及び/又は固体導光路端部断面の傾斜角度に拘わらず迷光の発生を効果的に抑制することができる。
請求項9記載の蛍光検出用のプローブによれば、光学系を2系統としたので、上記発明の効果に加え、固体導光路を2本備えた蛍光測定用プローブにおける迷光の発生を防止して検出感度を向上させることができる。
請求項10記載の蛍光検出用のプローブによれば、固体導光路を光ファイバとし、ファイバコア径を0.2mm、ファイバNAを0.22としたので、上記発明の効果に加え、実用性の高い蛍光検出用のプローブにおいて迷光の発生を防止して感度を向上させることができる。
請求項11記載のマルチ波長の蛍光検出システムによれば、プローブとして請求項1乃至10のいずれか1項に記載の蛍光検出用のプローブを適用したので、迷光を低減して蛍光の検出感度が向上した蛍光検出システムを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
まず、本発明の実施の形態に係るマルチ波長の蛍光検出システムについて説明する。
本実施の形態に係るマルチ波長の蛍光検出システムは、励起光を出射する光源と、光源から出射された励起光とこの励起光が照射された試料から発生する蛍光とを合波又は分波する合分波器と、合分波器を透過した透過光を受光する検出器とを有する光学系を複数備えた蛍光検出システムである。このようなマルチ波長の蛍光検出システムにおいて、光学系を2系統とした場合、その全体構成は、例えば上述した図7のようになる。
本実施の形態に係るマルチ波長の蛍光検出システムは、光学系を2系統有し、その全体構成は、例えば図7と同様である。従って、全体構成の説明を省略する。
以下、本実施の形態に係るマルチ波長の蛍光検出システムの特徴部分について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブの概略構成を示す模式図、図2は、図1の左側面を示す模式図、図3は、図1の光ファイバ3、4の端部断面とレンズ1との位置関係を示す拡大模式図であって、図3(A)は正面を示す図、図3(B)は左側面を示す図である。
である。
図1において、この蛍光検出用のプローブは、ファイバコア径が0.2mm、ファイバNAが0.22の光ファイバ3及び4と、これを支持するマイクロキャピラリ2と、光ファイバ3、4の端部断面に対して所定の間隔を隔てて対向するように配置された円筒状のセルフォックマイクロレンズSML(日本板硝子株式会社製、以下、単にレンズという)1と、レンズ1とマイクロキャピラリ2とを一体に覆うカバー部材としてのガラスチューブ5とから主として構成されている。
図2において、マイクロキャピラリ2に保護された二つの光ファイバ3、4は紙面の表側から裏側に向かって並設されている。光ファイバ3、4の端部断面は、水平方向に対して所定角度で傾斜するように研磨されており、光ファイバ3、4の端部断面に対向するレンズ1の端面も光ファイバ3、4の端部断面と同じ方向に同じ角度だけ傾斜している。すなわち、光ファイバ3、4の端部断面とレンズ1の端面は、それぞれ同じ方向に同じ角度で傾斜しており、相互に平行である。
図3(A)において、光ファイバ3、4の端部断面の中心を通る直線をX軸、このX軸に垂直な光ファイバ3、4の長手方向に沿った直線をZ軸、X軸及びZ軸にそれぞれ垂直な直線をY軸とした場合、レンズ1の光ファイバ3及び4の端部断面に対向する面(以下、単に、レンズ1の端面という)は、X軸に平行な直線Xを回転の中心としてX−Y面に対して所定角度、例えば10度傾斜している。
レンズ1の端面をX−Y面に対して傾斜させたことによって、図3(B)に示したように、光ファイバ3、4の端部断面から照射された励起光のうちレンズ1の端面で反射した励起光が光ファイバ3、4の端部断面から遠ざかる方向に照射されるので、迷光の発生を防止することができる。本発明において、迷光とは、一の光ファイバから照射された励起光がプローブの構成部材、試料等に反射して別の光ファイバに入射することをいい、照射元の光ファイバに入射する戻り光を含まない概念をいうものとする。
ここで、光ファイバ3、4の端部断面がX−Y面に平行(傾斜角度0度)の場合を想定し、レンズ1の端面をX−Y面に対して傾斜させた場合におけるレンズ端面の傾斜角度と、光ファイバ3から試料に向かって照射された励起光がレンズ端面で反射して光ファイバ4に入射する迷光量との関係を、光ファイバ3及び4の端部断面とレンズ1の端面との間隔を変化させた場合について求め、表1に示した。ここで光ファイバ3と光ファイバ4との間隔(各コアの中心間)は0.25mmである。
Figure 2009036538
また、表1を、縦軸を迷光量(%)、横軸をレンズ−ファイバ間距離(mm)とするグラフに表して図4に示した。
図4は、光ファイバ3、4の端部断面がX−Y面に平行(傾斜角度0度)な場合におけるレンズ1の端面の傾斜角度と、レンズ−ファイバ間距離と、迷光量との関係を示すグラフである。
表1及び図4において、光ファイバ3から照射された励起光のうちレンズ端面で4%が反射すると仮定し、隣接した光ファイバ4に入射した励起光の計測値を全励起光に対する割合に換算して迷光量(%)とした。
表1及び図4において、レンズ1の端面の傾斜角度が10度以上であれば、迷光量は0.05%以下になることが分かる。また、レンズ−ファイバ間の間隔が3mm以上になると迷光量が0.05%以下になり、レンズ−ファイバ間の間隔が0.2mm以下の場合は、レンズ端面の傾斜角度が2.5度以上であれば迷光量が0.05%以下になることが分かる。ここで、レンズ−ファイバ間の距離(又は間隔)とは、レンズ端面の中心と光ファイバのフェルール研磨面の中心との距離(又は間隔)をいう。
本発明においては、経験則上、迷光量を0.05%以下に抑えれば、蛍光検出器における蛍光検出感度における迷光の影響を無視できると定義し、迷光量が0.05%以下になる範囲を本発明の範囲とする。レンズ端面で4%光が反射するのはレンズ端面に反射防止膜がついていない場合であるが、通常レンズ端面には用いる波長に適した反射防止膜がついており、その場合反射率は0.5%以下となる。これを考慮すると、本発明において迷光量は0.01%以下となる。ここで0.01%以下をdB表示で表すと40dB以上となる。この迷光比40dB以上はファイバ61からファイバ63に入り込む別ルートの迷光とオーダー的に等しく、プローブでの迷光をこれ以上下げても感度を向上させることはできないため、本発明での範囲としている。
表1及び図4において、迷光量が0.05%以下となる範囲は、(1)レンズ1の端面の傾斜角度が10度以上の場合、(2)レンズ−ファイバ間の間隔が3mm以上の場合、及び(3)レンズ−ファイバ間の間隔が0.2mm以下で、且つレンズ1の端面の傾斜角度が2.5度以上の場合である。
従って、本実施の形態においては、ファイバ端部断面がX−Y面に平行(傾斜角度0度)の場合は、レンズ端面の傾斜角度は10度以上であることが好ましい。また、レンズ−ファイバ間の間隔を0.2mm以下とし且つレンズの端面の傾斜角度を5度以上とするか、またはレンズ−ファイバ間の間隔を3mm以上とすることが好ましい。
一方、レンズ1の端面を傾斜させた状態において、同様に光ファイバ3、4の端部断面を傾斜させることによって(図3参照)、迷光量をより低減して検出感度を向上させることができる。
すなわち、レンズ1の端面を傾斜させた状態において、光ファイバ3、4の端部断面を傾斜させることによって、図2及び図3(B)に示したように、光ファイバ3、4の端部断面から照射され、レンズ1の端面で反射した励起光は光ファイバ3、4の列から外れる方向に進む(図2のレンズ端面での反射部8参照)。また、光ファイバ端面で反射した励起光も光ファイバ3、4の列から外れる方向に進む(図2におけるファイバ端面での反射部7参照)。これによって、迷光が生じる可能性は著しく低下する。
光ファイバ3、4の端部断面と、これに対向するレンズ1の端面とを平行に保持したまま、X−Y面に対して同一方向に同一角度だけ傾斜させた場合における傾斜角度と、光ファイバ3から試料に向かって照射された励起光がレンズ1の端面で反射して光ファイバ4に入射する迷光量との関係を、レンズ−ファイバ間の間隔を変化させて求め、表2に示した。
Figure 2009036538
また、表2を、縦軸を迷光量(%)、横軸をレンズとファイバの傾斜角度(斜め研磨角度)(°)とするグラフに表して図5に示した。
図5は、レンズ端面と光ファイバの端部断面が平行な状態におけるレンズ−ファイバ間の間隔と、レンズ端面及びファイバ端部断面の傾斜角度(斜め研磨角度)と、迷光量との関係を示すグラフである。
表2及び図5において、光ファイバ3から照射された励起光のうちレンズ端面で4%が反射すると仮定し、隣接した光ファイバ4に入射した励起光の計測値を全励起光に対する割合に換算して迷光量(%)とした。
表2及び図5において、迷光量が0.05%以下となる範囲は、(1)光ファイバ3、4の端部断面及びレンズ1の端面の傾斜角度が7.5度以上の場合、(2)レンズ−ファイバ間の間隔が3mm以上の場合、及び(3)レンズ−ファイバ間の間隔が0.2mm以下で、且つ光ファイバ3、4の端部断面及びレンズ1の端面の傾斜角度が5度以上の場合である。
従って、本実施の形態においては、レンズ端面とファイバの端部断面を同じ方向に同じ角度で傾斜させた平行状態において、レンズ端面とファイバ端部断面の傾斜角度は、7.5度以上であることが好ましい。また、レンズ−ファイバ間の間隔を3mm以上とするか、レンズ−ファイバ間の間隔を0.2mm以下とし且つレンズ端面とファイバ端部断面の傾斜角度をそれぞれ5度以上とすることが好ましい。
本実施の形態において、レンズ端面とファイバの端部断面との傾斜角度は、必ずしも同じ角度である必要はないが、傾斜方向は同じとする。傾斜方向が異なるとファイバの端部断面からその傾斜方向に傾くように照射された励起光がレンズ端面でファイバ端面の傾斜方向と逆方向に反射して迷光量が増加する場合がある。
また、本実施の形態において、レンズ−ファイバ間の間隔を3mm以上にすれば、レンズ端面及び/又はファイバ端部断面の傾斜角度を0度、すなわち傾斜させない場合であっても迷光量を0.05%以下に抑えることができる。
本実施の形態の形態において、光学系が2系統である蛍光測定システムに適用される蛍光検出用のプローブについて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、3系統又はそれ以上の光学系を有する蛍光検出システムに適用される3本又はそれ以上の光ファイバを備えた蛍光検出用のプローブであっても良い。
本実施の形態において、光ファイバ3、4の端部断面と試料の間に設置されるレンズは単一のレンズでも組み合わされたレンズであってもよい。
以下に、本実施の形態における蛍光検出用のプローブを適用した蛍光検出システムの動作について上述した図7を参照して説明する。
図7に示した蛍光検出システムにおいて、2本の光ファイバの端部断面の傾斜角度及びこれに対向するレンズ端面をそれぞれ同じ方向に、例えば8.0度傾斜させ、レンズ−ファイバ間の間隔を、例えば2mmとした図1〜3に示した蛍光検出用のプローブを適用し、第1の光源51から例えば波長470nmの青色の励起光λ1を出射し、光ファイバ61、合分波器52及び励起光の光路と蛍光の光路とが同一である光ファイバ62を介してプローブ(上述した図1のプローブ)57に入射させ、その後、蛍光分析用チップ58の試料面に照射した。
このとき、青色の励起光λ1が照射された試料から例えば波長530nmの緑色の蛍光λ2が発生し、蛍光λ2は、プローブ57のレンズ端面で反射した励起光λ1と共に光ファイバ62を通って合分波器52に至る。合分波器52で、波長の短い励起光λ1を分離し、波長の長い蛍光λ2だけを検出光として検出器53に入射させ、蛍光強度を測定した。
一方、第2の光源54から例えば波長530nmの緑色の励起光λ3を出射し、光ファイバ64、合分波器55、励起光の光路と蛍光の光路とが同一である光ファイバ65を介してプローブ57に入射させ、その後、蛍光分析用チップ58の試料面に照射した。
このとき、緑色の励起光λ3が照射された試料から例えば波長600nmの赤色の蛍光λ4が発生し、蛍光λ4は、プローブ57のレンズ端面で反射した励起光λ3と共に光ファイバ65を通って合分波器55に至る。合分波器55で、比較的波長の短い励起光λ3を分離し、波長の長い蛍光λ4を検出光として検出器56に入射させ、蛍光強度を測定した。
本実施例によれば、迷光量を0.01%以下に抑えることができるので、高い蛍光検出感度を実現することができた。
本実施例において、光ファイバ65を通って照射され、プローブ57のレンズ端面で反射する励起光λ3の波長は530nmであり、これが隣接する光ファイバ62に入り込むと、青色励起光λ1が照射された試料で発生する緑色の蛍光λ2(波長:530nm)と分波することができず、蛍光λ2として測定されてしまう虞があるが、上述したように、迷光の発生を防止することができるので、試料から発生した蛍光を高感度で検出することができる。
本実施の形態において、固体導光路として光ファイバを適用した蛍光検出用のプローブについて説明したが、本発明の蛍光検出用のプローブは、これに限定されるものではなく、固体導光路として、励起光の光路と蛍光の光路が同一である導波路やファイバカプラを用いたものを適用することもできる。
なお、複数の光源をそれぞれ異なる周期で点滅させ、蛍光検出用のプローブを用いて試料に照射し、一つの検出器で試料で発生した蛍光を受け、FFTで各周波数の成分を分解してその強度を測ることにより、それぞれの波長に対応する蛍光色素の濃度を低コストシステムで簡単に測定することもできる。この場合、複数の光源を時分割点滅させることもできる。
実施の形態に係るマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブの概略構成を示す模式図である。 図1の左側面を示す模式図である。 図1の光ファイバの端部断面とレンズとの位置関係を示す拡大模式図であり、(A)は正面を示す図、(B)は左側面を示す図である。 光ファイバの端部断面がX−Y面に平行(傾斜角度0度)な場合におけるレンズの端面の傾斜角度と、レンズ−ファイバ間距離と、迷光量との関係を示すグラフである。 レンズ端面と光ファイバの端部断面が平行な状態におけるレンズ−ファイバ間の間隔と、レンズ端面及びファイバ端部断面の傾斜角度(斜め研磨角度)と、迷光量との関係を示すグラフである。 従来の蛍光検出システムの構成を示すブロック図である。 光学系を2系統有するマルチ波長の蛍光検出システムの概略構成を示すブロック図である。 図7のマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブの構成を示す模式図である。
符号の説明
1 レンズ(セルフォックマイクロレンズ)
2 マイクロキャピラリ
3 光ファイバ
4 光ファイバ
5 ガラスチューブ
6 蛍光分析用チップ
7 ファイバ端面での反射部
8 レンズ端面での反射部
41 光源
42 合分波器
43 プローブ
44 蛍光分析用チップ
45 検出器
51 第1の光源
52 第1の合分波器
53 第1の検出器
54 第2の光源
55 第2の合分波器
56 第2の検出器
57 プローブ
58 蛍光分析用チップ
61、63,64,66 光ファイバ
62,65 励起光と蛍光の光路が同一の光ファイバ
71 レンズ(セルフォックマイクロレンズ)
72 マイクロキャピラリ
73 光ファイバ
74 光ファイバ
75 ガラスチューブ

Claims (11)

  1. 励起光を出射する光源と、前記励起光が照射された試料から発生する蛍光を受光する検出器とを有する光学系を複数備えたマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブであって、
    前記複数の光学系に対応して、前記励起光の光路と前記蛍光の光路が同一である平行でかつ一直線上に配列された複数の固体導光路と、該複数の固体導光路の端部断面と前記試料との間に配置されたレンズとを有し、
    前記複数の固体導光路の夫々の端部断面の中心を結ぶ直線をX軸、前記X軸に垂直で前記固体導光路の長手方向に沿った直線をZ軸、前記X軸及びZ軸にそれぞれ垂直な直線をY軸とした場合、前記レンズの前記固体導光路の端部断面に対向する面を前記X軸に平行な直線を回転の中心としてX−Y面に対して所定角度傾斜させたことを特徴とする蛍光検出用のプローブ。
  2. 前記レンズにおける前記傾斜角度は、10度以上であることを特徴とする請求項1記載の蛍光検出用のプローブ。
  3. 前記複数の固体導光路の端部断面を、前記X軸を回転の中心として前記レンズの前記傾斜面の傾斜方向と同一方向に所定角度傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の蛍光検出用のプローブ。
  4. 前記複数の固体導光路の端部断面の前記傾斜角度は、7.5度以上であることを特徴とする請求項3記載の蛍光検出用のプローブ。
  5. 前記固体導光路の端部断面に対向する前記レンズの前記傾斜面の前記傾斜角度を前記複数の固体導光路の端部断面の前記傾斜角度と同じにしたことを特徴とする請求項3記載の蛍光検出用のプローブ。
  6. 前記傾斜角度を7.5度以上としたことを特徴とする請求項5記載の蛍光検出用のプローブ。
  7. 前記固体導光路の端部断面と前記レンズの前記傾斜面との間隔を0.2mm以下とし、前記レンズの前記傾斜面若しくは前記レンズの前記傾斜面及び前記固体導光路の端部断面の前記傾斜角度を5度以上とするか、又は前記固体導光路の端部断面と前記レンズの前記傾斜面との間隔を3mm以上としたことを特徴とする請求項1または5に記載の蛍光検出用のプローブ。
  8. 励起光を出射する光源と、前記励起光が照射された試料から発生する蛍光を受光する検出器とを有する光学系を複数備えたマルチ波長の蛍光検出システムに適用される蛍光検出用のプローブであって、
    前記光学系に対応して、前記励起光の光路と前記蛍光の光路が同一である平行でかつ一直線上に配列された複数の固体導光路と、該複数の固体導光路の端部断面と前記試料との間に配置されたレンズとを有し、
    前記固体導光路の端部断面と該固体導光路の端部断面に対向するレンズ面との間隔を3mm以上としたことを特徴とする蛍光検出用のプローブ。
  9. 前記光学系は2系統であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の蛍光検出用のプローブ。
  10. 前記固体導光路は光ファイバであり、ファイバコア径が0.2mm、ファイバNAが0.22であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の蛍光検出用のプローブ。
  11. 励起光を出射する光源と前記励起光が照射された試料から発生する蛍光を受光する検出器とを有する複数の光学系と、前記励起光の光路と前記蛍光の光路が同一である複数の固体導光路及び該複数の固体導光路の端部断面と前記試料との間に配置されたレンズとを有するプローブと、を備えたマルチ波長の蛍光検出システムにおいて、
    前記プローブは、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の蛍光検出用のプローブであることを特徴とするマルチ波長の蛍光検出システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102323245A (zh) * 2011-05-19 2012-01-18 大连理工大学 多路同轴可调节光纤生化传感器
JP2015031566A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 日本板硝子株式会社 蛍光検出装置および蛍光検出方法
JP2020008405A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 日本板硝子株式会社 反応処理装置

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