JP2009036181A - ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加速時には燃料噴射量の最大値を通常時における第1の制限値よりも低い第2の制限値に抑える加速時制御を行うようにしたディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、上記加速時制御の開始必要性を判定するために、最大回転数より低く、アイドル回転数よりも高い開始判定回転数と、非作業状態における燃料噴射量よりも大きく、上記第2の制限値よりも小さい判定噴射量と、があらかじめ設定されており、機関回転数の目標値と実際値との差が設定された開始判定回転数よりも大きく、かつ燃料噴射量の実際値が上記判定噴射量より低い場合に、上記加速時制御を実施するように構成した。
【選択図】図2
Description
次に、本発明の実施例1に係る実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
図1はこの発明の一実施例の全体構成を示すブロック図である。
図2は実施例1に係るエンジン回転数とラック位置の関係を示す図である。
図3は実施例1に係る制御手順を示すフローチャートである。
図4は同じく制御手順を示すフローチャートである。
図5は実施例2に係る制御手順を示すフローチャートである。
図6は同じく制御手順を示すフローチャートである。
図7(a)は実施例1における開始判定回転数マップ、(b)は同じく解除判定回転数マップである。
図8は実施例1における噴射量制限値の冷却水温補正マップである。
ここで、前記第1の制限値(RmaxAとする)と、第2の制限値(Rmax downとする)の差(RmaxA−Rmax down=Rack1とする)について、図8に示すように、冷却水温tに対する補正値を冷却水温補正マップとして作成し、該マップに基づいて第2の制限値を補正する構成にすることも可能である。また前記第2の制限値の補正は、冷却水温tに限られず、潤滑油温度、燃料温度又は燃料ポンプ表面温度の何れかの変化に対応したマップを作成し、該マップに基づいて第1の制限値よりも小さく設定することも可能である。
上記の待ち時間は比較的短い適切な時間に設定されている。続いてこの待ち時間が経過していない時にはステップS4で算出した最大ラック位置Rmaxをそのままで、また待ち時間が経過した時はRmaxを1ステップ増加してこれを今回の最大ラック位置とする。こうしてRmaxの1ステップ増加が待ち時間の経過ごとに繰り返され、ラック位置が徐々に第1の制限値まで増加して通常の制御に戻るのである。
次に、本発明の実施例2に係る実施形態を説明する。なお、本実施例における加速時制御の説明において、実施例1と共通する部分については、同符号を付してその説明を省略する。
これにより、加速時の黒煙防止と実作業時のエンジン出力を両立した上で、さらに冷態(燃料温度低下)時でも加速時の黒煙排出を抑えることができる。
これにより、加速時の黒煙防止と実作業時のエンジン出力を両立した上で、さらに冷態(燃料温度低下)時でも加速時の黒煙排出を抑えることができる。
これにより、加速時制御を適切に解除するので、必要以上に長時間加速時制御を続けることがなく、作業性が向上する。
これにより、加速時制御を適切に解除するので、必要以上に長時間加速時制御を続けることがなく、作業性が向上する。
これにより、急に燃料噴射量が増加して作業者が衝撃を感じるということがない。
これにより、加速中に大きな負荷がかかっても、エンストを起こすことが少なく、作業性が向上する。
これにより、加速中に大きな負荷がかかっても、エンストを起こすことが少なく、作業性が向上する。
これにより、判定噴射量の設定が適切であるため、必要な加速が行われないという問題が生じることがなく、作業性が向上する。
これにより、冷却水温、油温、燃料温度又は燃料ポンプ表面温度に対応して第2の制限値を設定することで、各温度に適切な加速時制限を実施することができ、作業性が向上する。
2 燃料噴射ポンプ
3 ラック用アクチュエータ
4 回転数センサ
5 ラック位置センサ
6 アクセル位置センサ
7 制御部
7C CPU
7D ROM
8 油圧ポンプ
9 機構部分
Claims (9)
- 機関回転数の実際値と目標値、及び燃料噴射量の実際値を検出し、
所定の出力特性に対応した機関回転数の実際値を得るべく燃料噴射量の設定値を算出して燃料噴射量を制御すると共に、
加速時には燃料噴射量の最大値を通常時における第1の制限値よりも低い第2の制限値に抑える加速時制御を行うようにしたディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
上記加速時制御の開始必要性を判定するために、
機関回転数の目標値に対応した開始判定回転数と、
非作業状態における燃料噴射量よりも大きく、上記第2の制限値よりも小さい判定噴射量と、があらかじめ設定されており、
機関回転数の目標値と実際値との差が設定された開始判定回転数よりも大きく、
かつ燃料噴射量の実際値が上記判定噴射量より低い場合に、
上記加速時制御を実施するように構成されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 機関回転数の実際値と目標値、及び燃料噴射量の実際値を検出し、
所定の出力特性に対応した機関回転数の実際値を得るべく燃料噴射量の設定値を算出して燃料噴射量を制御すると共に、
加速時には燃料噴射量の最大値を通常時における第1の制限値よりも低い第2の制限値に抑える加速時制御を行うようにしたディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
上記加速時制御の開始必要性を判定するために、
所定時間内の機関回転数の開始判定増加量と、
非作業状態における燃料噴射量よりも大きく、上記第2の制限値よりも小さい判定噴射量と、があらかじめ設定されており、
機関回転数の目標値の変化量が設定された開始判定増加量よりも大きく、
かつ燃料噴射量の実際値が上記判定噴射量より低い場合に、
上記加速時制御を実施するように構成されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
上記加速時制御の解除必要性を判定するために、
機関回転数の目標値に対応した解除判定回転数があらかじめ設定されており、
機関回転数の目標値と実際値との差が設定された解除判定回転数よりも小さい場合に、
上記加速時制御を解除するように構成されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
上記加速時制御の解除必要性を判定するために、
所定時間内の機関回転数の解除判定増加量があらかじめ設定されており、
機関回転数の実際値の変化量が設定された解除判定増加量よりも小さい場合に、
上記加速時制御を解除するように構成されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
加速時制御の開始時には第1の制限値から第2の制限値への変更が速やかに行われ、
解除時には第2の制限値から第1の制限値への復帰が徐々に行われるように構成されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
第2の制限値が、アイドル回転数あるいはこれに近い低回転数以下の領域において、
第1の制限値と同じ値あるいはほぼ同じ値に設定されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
ディーゼルエンジンが2台以上の油圧ポンプを駆動するように構成されている作業機用のものであり、
第2の制限値が、いずれかの油圧ポンプのリリーフ弁が作動した時のエンジン出力に対応する値よりも大きい値に設定されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 請求項7に記載のディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
判定噴射量が、各油圧ポンプのロス馬力を含んだ非作業状態に対応する燃料噴射量よりも大きく、
かつ第2の制限値よりも小さい値に設定されたことを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。 - 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置であって、
前記第2の制限値は、冷却水温、油温、燃料温度又は燃料ポンプ表面温度の何れかの変化に対応して、第1の制限値よりも小さく設定されることを特徴とする、ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007203537A JP2009036181A (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007203537A JP2009036181A (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009036181A true JP2009036181A (ja) | 2009-02-19 |
Family
ID=40438303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007203537A Pending JP2009036181A (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009036181A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6445937A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-20 | Yanmar Diesel Engine Co | Black smoke preventing device in acceleration of internal combustion engine |
JPH08312433A (ja) * | 1995-05-16 | 1996-11-26 | Mitsubishi Motors Corp | 筒内噴射型火花点火式内燃エンジンの制御装置 |
JP3493045B2 (ja) * | 1993-07-16 | 2004-02-03 | ヤンマー株式会社 | ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置 |
-
2007
- 2007-08-03 JP JP2007203537A patent/JP2009036181A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6445937A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-20 | Yanmar Diesel Engine Co | Black smoke preventing device in acceleration of internal combustion engine |
JP3493045B2 (ja) * | 1993-07-16 | 2004-02-03 | ヤンマー株式会社 | ディーゼルエンジンの加速時黒煙防止装置 |
JPH08312433A (ja) * | 1995-05-16 | 1996-11-26 | Mitsubishi Motors Corp | 筒内噴射型火花点火式内燃エンジンの制御装置 |
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