JP2009036115A - 車両用エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄なピストン停止位置制御を抑制しつつ制動中の発進要求に対するレスポンスを向上すること。
【解決手段】エンジン1の運転状態を判定する運転状態判定部101と、少なくともエンジン1の自動停止と再始動制御とを司る燃焼制御部102とを備えている。燃焼制御部102は、エンジン停止条件が成立した場合において、再始動時に電動駆動装置36の併用が見込まれる運転状態にあると運転状態判定部101が判定したときは、所定の制動処理を軽減した簡易停止処理によってエンジン1を自動停止するものであるとともに、簡易停止制御の開始後、エンジン1が所定回転速度Nr1よりも高速で回転しているときに所定の発進要求条件が成立した場合には、掃気処理を実行し、その後、燃焼再始動を実行するものである。
【選択図】図8

Description

本発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、その後、所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させる車両用エンジンの制御装置に関する。
例えば、特許文献1、2に開示されているように、この種の車両用エンジンの制御装置において、所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止し、該エンジンの自動停止後に所定の再始動条件が成立したときに、少なくともエンジン停止時に膨張行程にあった停止時膨張行程気筒で混合気を燃焼させてエンジンを再始動するものが知られている。
特に特許文献2に開示されているように、燃焼によって自動停止したエンジンを再始動する場合、スロットル弁の開度を増大させる掃気処理をエンジンの自動停止時に実行する技術も知られている。
特開2004−245219号公報 特開2004−293474号公報
上述した特許文献1、2に開示されている技術では、車両の運転状況に拘わらず、自動停止条件が成立した場合には、自動停止時に上述のような掃気処理を実行することになる。しかし、上述のような掃気処理は、エンジンの制動期間が相当長くなるため、電動駆動装置によって再始動が見込まれる運転状況下であるにも拘わらず、掃気処理を画一的に実行することは時間的、経済的に好ましくない。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、無駄な掃気処理を抑制することのできる車両用エンジンの制御装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために本発明は、所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止し、該エンジンの自動停止後に所定の再始動条件が成立したときに、少なくともエンジン停止時に膨張行程にあった停止時膨張行程気筒で混合気を燃焼させて前記エンジンを再始動する車両用エンジンの制御装置において、前記エンジンの運転状態を判定する運転状態判定部と、前記運転状態判定部の判定に基づいて、少なくとも前記エンジンの自動停止と再始動制御とを司るとともに、スロットル弁の開度を増大させる掃気処理を実行する燃焼制御部と、停止中のエンジンを始動アシスト可能な電動駆動装置と、前記運転状態判定部の判定に基づく所定のアシスト条件が、前記再始動条件の成立時に成立した場合に前記電動駆動装置を駆動する電動駆動装置制御部とを備え、前記燃焼制御部は、前記エンジン停止条件が成立した場合において、再始動時に前記電動駆動装置の併用が見込まれる運転状態にあると前記運転状態判定部が判定したときは、少なくとも前記掃気処理を軽減した簡易停止制御によって前記エンジンを自動停止するものであるとともに、前記簡易停止制御の開始後、前記エンジンが所定回転速度よりも高速で回転しているときに所定の発進要求条件が成立した場合には、掃気処理を実行し、その後、燃焼再始動を実行するものであることを特徴とする車両用エンジンの制御装置である。この態様では、エンジンを自動停止する際、運転状況に応じて無駄なピストン停止位置制御を抑制することができる。すなわち、再始動時に電動駆動装置の併用が見込まれる運転状態では、ピストン停止位置を制御しても、徒に制動時間が長くなるだけで、再始動の効率化には何等寄与しないことになるが、本態様では、再始動時に電動駆動装置の併用が見込まれる運転状態にあると判定される場合には、掃気処理が軽減された簡易停止制御によってエンジンが自動停止されるので、制動制御を単純化でき、制動時間を短くすることができる。また、掃気処理が軽減されるので、自動停止時に生じやすい振動騒音(いわゆるNVH)レベルを低減することができる。他方、簡易停止制御の開始後、エンジンが所定の回転速度以上にあるときに発進要求条件が成立した場合には、掃気処理を実行し、その後、燃焼再始動が実行されるので、掃気性を確保しつつ迅速に再始動を実行することができる。
好ましい態様において、簡易停止制御の開始後終了前に前記発進要求条件が成立した場合に前記エンジン回転速度が前記所定回転速度以下のとき、前記燃焼制御部は、前記掃気処理を軽減したまま前記エンジンを停止するものである。この態様では、簡易停止制御によってエンジンが掃気を充分に行うことができない低速回転域に減速した場合には、発進要求条件が成立しても簡易停止制御をそのまま実行してエンジンを停止させることにより、静音で速やかにエンジンを停止させることができる。
好ましい態様において、簡易停止制御の開始後終了前に前記発進要求条件が成立した場合に前記エンジンの回転速度が前記所定回転速度以下のとき、前記電動駆動装置制御部は、エンジン停止後に前記電動駆動装置を駆動するものである。この態様では、簡易停止制御によってエンジンが掃気を充分に行うことができない低速回転域に減速した場合に、電動駆動装置によって静音で速やかに停止したエンジンを再始動することができる。
好ましい態様において、前記燃焼制御部は、前記エンジンの自動停止制御による制動中に前記発進要求条件が成立した場合において、前記掃気処理を実行し終えたときは、当該エンジンの減速後最初の逆転の遅くとも前半に膨張行程に燃料を噴射し、正転に転じた後に点火するものである。この態様では、エンジンが減速し、遂には圧縮上死点をピストンが乗り越えることができなくなる状態では、膨張行程にある気筒でピストンが逆方向に移動することにより、筒内の空気を圧縮する。そこで、エンジンの自動停止制御による制動中に前記発進要求条件が成立した場合において、掃気処理を実行し終えたときには、逆転によって膨張行程にある気筒の逆転が終了する直前に当該膨張行程気筒に燃料を噴射することにより、燃料の気化霧化と筒内圧力の低下とがバランスするところで混合気を生成し、正転後の点火によって高いトルクを出力することができる。
以上説明したように、本発明は、再始動時に電動駆動装置の併用が見込まれる運転状態にあると判定される場合には、所定の制動処理が軽減された簡易停止処理によってエンジンが自動停止されるので、制動制御を単純化でき、制動時間を短くすることができるとともに、エンジンが所定の回転速度以上にあるときに発進要求条件が成立した場合には、掃気処理を実行し、その後、燃焼再始動が実行されるので、掃気性を確保しつつ迅速に再始動を実行することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1および図2は本発明の本実施形態に係る車両用エンジン1の概略構成を示す構成図である。
各図に示すエンジン1は、4サイクル火花点火式ガソリンエンジンであって、4つの気筒12A〜12D(図2参照)が設けられている。また、各気筒12A〜12Dの内部には、図略のコネクティングロッドによってクランクシャフト3に連結されたピストン13が嵌挿されることにより、当該ピストン13の上方に燃焼室14が形成されている。各気筒12A〜12Dに設けられたピストン13は、所定の位相差をもってクランクシャフト3の回転に伴い上下運動を行うように構成されている。
一般的に、多気筒4サイクルエンジンにおいては、各気筒が所定の位相差をもって吸気、圧縮、膨張、排気の各行程からなる燃焼サイクルを行うようになっている。本実施形態の4気筒エンジンの場合、気筒列方向一端側から1番気筒12A、2番気筒12B、3番気筒12C、4番気筒12Dと呼ぶと、1番気筒(#1)、3番気筒(#3)、4番気筒(#4)、2番気筒(#2)の順にクランク角で180度ずつの位相差をもって燃焼が行われるようになっている。さらに本実施形態では、エンジンの自動停止中に圧縮行程にあった気筒を停止時圧縮行程気筒、膨脹行程にあった気筒を停止時膨脹行程気筒と称する(同様に吸気行程にあった気筒を停止時吸気行程気筒、排気行程にあった気筒を停止時排気行程気筒と称する)。
シリンダヘッド10には、燃焼室14の頂部に配置され、プラグ先端が燃焼室14内に臨むように点火プラグ15が気筒12A〜12D毎に設けられている。また、シリンダヘッド10には、燃焼室14の側方から内部に燃料を直接噴射する燃料噴射弁16が気筒12A〜12D毎に設けられている。この燃料噴射弁16は、図外のニードル弁およびソレノイドを内蔵し、エンジン制御ユニット100の燃焼制御部102(図3参照)から入力されたパルス信号のパルス幅に対応する時間だけ駆動されて開弁し、その開弁時間に応じた量の燃料を上記点火プラグ15の電極付近に向けて噴射するように構成されている。
また、各気筒12A〜12Dの上部には、燃焼室14に向かって開口する吸気ポート17および排気ポート18が設けられている。そして、これらのポート17、18と燃焼室14との連結部分には、吸気バルブ19および排気バルブ20がそれぞれ装備されている。この吸気ポート17および排気ポート18には、吸気通路21および排気通路22が接続されている。吸気ポート17に近い吸気通路21の下流側は、図2に示すように、各気筒12A〜12Dに対応して独立した分岐吸気通路21aに分岐しており、この各分岐吸気通路21aの上流端がそれぞれサージタンク21bに連通している。このサージタンク21bよりも上流側には共通吸気通路21cが設けられている。この共通吸気通路21cには、図略のスロットルボディが設けられている。スロットルボディには、各気筒12A〜12Dに流入する空気量を調整可能なスロットル弁23と、このスロットル弁23を駆動するスロットルモータ24と、図略のアイドリング回転速度制御装置(ISC:Idling Speed Control device)とが設けられている。
スロットル弁23の上流側には、それぞれ吸気流量を検出するエアフローセンサ25と、吸気温度を検出する吸気温センサ29とが設置され、下流側には吸気圧力を検出する吸気圧センサ26が設置されている。
また、上記エンジン1には、図1に示すように、タイミングベルト等によりクランクシャフト3に連結された発電機としてのオルタネータ28が付設されている。このオルタネータ28は、図略のフィールドコイルの電流を制御して出力電圧を調節することにより発電量を調整するレギュレータ回路28aを内蔵し、このレギュレータ回路28aに入力されるエンジン制御ユニット100(図3参照)からの制御信号に基づき、車両の車両電気負荷および車載されたバッテリの電圧等に対応した発電量の制御が実行されるように構成されている。
またエンジン1には、電動駆動装置としてのスタータモータ36が設けられている。このスタータモータ36は、モータ本体36a(電気モータ)とピニオンギア36dとを有し、エンジン1を駆動するものである。ピニオンギア36dの回転軸は、モータ本体36aの出力軸と同軸で、その回転軸に沿って往復移動する。またクランクシャフト3には、図略のフライホイールと、このフライホイールに固定されたリングギア35が、回転中心に対して同心に設けられている。そして、このスタータモータ36を用いてエンジンを始動する場合には、ピニオンギア36dが所定の噛合位置に移動して、リングギア35に噛合することにより、クランクシャフト3が回転駆動されるようになっている。
スタータモータ36によってエンジンを始動させる形態には2通りある。第1の形態は運転者が図略のイグニションキースイッチを回してスタータモータ36を駆動させ、それによってエンジン1を始動させるものであり、キー始動と呼ばれるものである。第2の形態は、エンジンの自動停止後の再始動時に、エンジン制御ユニット100のスタータ制御部103(図3参照)が自動的にスタータモータ36を駆動させ、それによってエンジン1を始動させるものである。
またエンジン1には、クランクシャフト3の回転角を検出する2つのクランク角度センサ30、31が設けられている。一方のクランク角度センサ30から出力される検出信号(パルス信号)に基づいてエンジン回転速度Neが検出されるとともに、この両クランク角度センサ30、31から出力される位相のずれた検出信号に基づいてクランクシャフト3の回転角度が検出されるようになっている。さらに、エンジン1には、吸気側カムシャフトの回転位置を検出するカム角度センサ32と、冷却水温度を検出する水温センサ33と、運転者のアクセル操作量に対応したアクセル開度を検出するアクセルセンサ34とが設けられている。
またエンジン1の各気筒24A〜24D内の空気密度状態を検出する空気密度状態検出手段として、エンジン制御ユニット100には、大気圧センサ39が接続されている。エンジン制御ユニット100は、大気圧センサ39による検出信号が高いほど、各気筒12A〜12D内の空気密度が高い状態であると判定する。
図3は、本発明の本実施形態に係る車両のエンジン制御ユニット100を中心とする制御ブロック図である。図3では、特に本実施形態の説明に必要な部分のみを抽出して示している。
エンジン制御ユニット100には、上述した各種のセンサやスイッチ類、すなわちエアフローセンサ25、吸気圧センサ26、クランク角度センサ30、31、カム角度センサ32、水温センサ33、アクセルセンサ34、並びに大気圧センサ39等を初めとする種々の入力要素からの信号が入力される。
またエンジン制御ユニット100は、その制御対象である燃料噴射弁16、スロットル弁23のスロットルモータ24、点火装置27、オルタネータ28、スタータモータ36等の出力要素に対して制御信号を出力する。
エンジン制御ユニット100は、CPU、メモリ、カウンタタイマ群、インターフェースおよびこれらを接続するバスを有するマイクロプロセッサで構成されている。そしてエンジン制御ユニット100は、燃焼制御部102、運転状態判定部101、スタータ制御部103、並びにオルタネータ制御部104を論理的に構成している。
運転状態判定部101は、エアフローセンサ25、吸気圧センサ26、クランク角度センサ30、31、カム角度センサ32、水温センサ33、およびアクセルセンサ34からのセンサ信号に基づきピストン13の位置や、筒内温度、或いはエンジン1が正転しているか否か等、種々の運転状態を判定するモジュールである。
この運転状態判定部101は、エンジン1が自動停止時しているときにおけるピストン13の停止位置を判定するものでもある。さらに運転状態判定部101に判定される運転状態としては、予めメモリに記憶されたデータに基づいて推定される各気筒の筒内温度や、アシスト条件、或いは燃焼再始動不可条件の成否も含まれる。
アシスト条件とは、例えば、ピストン13の停止位置が予めメモリに記憶された所定の停止位置から外れている場合等に、スタータモータ36によるアシストを要するとされる条件をいう。
また、燃焼再始動不可条件とは、エンジン1を自動停止させた後、エンジン1を燃焼によって再始動することができず、スタータモータ36のアシストが必要と見込まれる運転状態をいう。本実施形態において、燃焼再始動不可条件は、水温センサ33が検出したエンジン1の水温が80℃よりも高く110℃よりも低い場合、または、大気圧が標準大気圧(=1013hPa)よりも所定量低い高地、山岳地相当の値(例えば89.459hPa)の場合である。これらの運転状態においては、ピストン13の停止位置制御が困難であるか、または、停止時吸気行程気筒12Cにおいて、自着火(Autoignition)が生じやすい運転環境にあると判定されるので、燃焼のみによってエンジン1を再始動するのではなく、スタータモータ36を併用してエンジン1を再始動するように制御するためである。なお、本実施形態において、エンジン制御ユニット100のメモリには、フラグを記憶する記憶領域が設けられており、運転状態判定部101によって判定された運転状態が、燃焼再始動不可条件を満たしているときは、フラグFの値が1に設定され、それ以外の場合には、フラグFの値が0に設定されるようになっている。フラグFの初期値は、0に設定される。
燃焼制御部102は、運転状態判定部101の判定に基づき、エンジン1の適正なスロットル開度(吸気量)、燃料噴射量とその噴射タイミング、および適正点火時期を設定し、燃料噴射弁16、スロットルモータ24、点火装置27を制御するモジュールである。この燃焼制御部102の機能により、エンジン制御ユニット100は、全体として、所定の自動停止条件が成立したときにエンジン1を自動停止させ、停止後、所定の再始動条件が成立したときに、エンジン1を自動的に再始動させるように構成されている。本実施形態に係る再始動制御は、再始動条件が成立したときに、エンジン1の自動停止時に膨張行程にあった停止時膨張行程気筒内での燃焼により自動的にエンジンをアシスト再始動させる燃焼再始動制御と、スタータモータ36を併用するスタータ併用再始動制御のいずれかの制御方法が選択され実行される。また、燃焼再始動の際には、停止時圧縮行程気筒で混合気を燃焼してエンジン1を一旦逆転し、その後、停止時膨張行程気筒で混合気を燃焼してエンジン1を正転に戻す逆転再始動方式が採用されるようになっている。他方、スタータ併用再始動制御の際には、停止時膨張行程気筒で混合気を燃焼し、直ちにエンジン1を正転駆動するように構成されている。
スタータ制御部103は、キー始動時およびエンジン自動停止制御における再始動においてスタータモータ36の駆動が必要とされたときに、スタータモータ36に駆動信号を送りスタータモータ36を駆動させて、スタータモータ36のピニオンギア36dをフライホイールに固定されたリングギア35に噛合わせ、モータ本体36aの回転力をこのピニオンギア36dおよびリングギア35を介してフライホイールに伝達することで、エンジンを強制的に始動させるとともに、所定の条件が成立したときにスタータモータ36によるエンジン1の駆動を停止させるモジュールである。
オルタネータ制御部104は、オルタネータ28のDuty比を制御し、その駆動信号を上記レギュレータ回路に出力するモジュールである。オルタネータ制御部104には、通常は、出力電圧(レギュレート電圧)の目標値(例えば13V)が設定され、エンジン回転速度等が変動してもその目標値を維持するように発電量をフィードバック制御する。またオルタネータ制御部104は、上記発電量制御において、オルタネータ28の発電量自体を調節することによってエンジン1の負荷を変化させ、ピストン13が再始動に適した適正範囲に停止するような制御を行っている。
次に、本実施形態に係るエンジンの制御例について説明する。
図4および図5は、本実施形態に係る自動停止制御の一例を示すフローチャートである。また、図6は、図4および図5を実行した場合のエンジン回転速度を示すタイミングチャートである。なお、図6において、実線は、燃焼再始動不可条件が成立した場合の制御例を示しており、破線は、燃焼再始動不可条件が成立しなかった場合の制御例を示している。
図4を参照して、エンジン制御ユニット100は、エンジン1の自動停止制御において、燃焼再始動不可条件に関するフラグFの値を初期化(F=0)する(ステップS20)。次いで、エンジン停止条件が成立するのを待機し(ステップS21)、成立した場合には、さらに、水温センサ33や大気圧センサ39のセンサ信号から、燃焼再始動不可条件の成否を判定する(ステップS22)。仮に、燃焼再始動不可条件が成立している場合、エンジン制御ユニット100は、フラグFの値を1に更新し(ステップS23)、スロットル開度Thを所定の制動時開度Th2(例えば、Th2=20%。第2の制動時開度)%に設定し(ステップS24)、オルタネータ28の駆動期間Taを所定の駆動期間Ta2(第2の駆動期間)設定する(ステップS25)。
他方、ステップS22において、燃焼再始動不可条件が成立しないと判定した場合、エンジン制御ユニット100は、アイドリング回転速度を上昇する制御を実行する(ステップS26)。この制御により、エンジン1は、一旦、通常のアイドリング運転時の回転速度(例えば600rpm)よりも高い回転速度Ne(例えば、810rpm)で回転し、その後の制動制御の精度を高めることが可能になる。また、エンジン制御ユニット100は、スロットル開度Thを所定の制動時開度Th1(例えば、Th1=30%。第1の制動時開度)%に設定し(ステップS27)、オルタネータ28の駆動期間Taを所定の駆動期間Ta1(第1の駆動期間)設定する(ステップS28)。
ステップS24、S25、S27、S28の各設定において、各設定値の関係は、
Th1>Th2、
Ta1>Ta2
になっている。
次に、図5および図6を参照して、ステップS25またはステップS28までの処理が終了すると、エンジン制御ユニット100は、タイミングt1で、燃料カットを実行するとともに、スロットル開度をThに制御する(ステップS31)。この結果、エンジン1は、タイミングt1から減速することになるのであるが、運転状態が燃焼再始動不可条件を満たしている場合、ステップS26で示したアイドル回転速度の上昇制御が省略された簡易停止処理によってエンジン1が制動されるので、エンジン停止条件が成立したタイミングt0からタイミングt1までの期間を可及的に短縮することができる。他方、燃焼再始動不可条件を満たしていない場合、エンジン制御ユニット100は、ステップS26で示したアイドル回転速度の上昇制御を実行した後、燃料カット制御等を実行するので、精緻なピストン停止制御を実行できる反面、タイミングt0からタイミングt1までの期間は比較的長くなる。他方、このステップS31で設定されるスロットル開度Thは、燃焼再始動不可条件の成否によって異なっている(ステップS24、S27)。このため、本実施形態では、燃焼再始動不可条件が成立していない場合には、スロットル開度Thが比較的高い第1の制動時開度Th1に設定されるので、ブースト圧を上昇させ、充分な掃気を図ることができる一方、燃焼再始動不可条件が成立している場合には、第1の制動時開度Th1よりも低い第2の制動時開度Th2にスロットル開度Thが設定されるので、エンジン1の振動、特に、車両とのマウント部分における共振を防止し、騒音等を抑制することができる。
燃料カットによって、エンジン1は減速する。エンジン制御ユニット100は、エンジン1が所定の回転速度N1以下に減速するのを待機する(ステップS32)。エンジン1が回転速度N1以下に減速すると、そのタイミングt2にて、エンジン制御ユニット100は、オルタネータ駆動Duty比を100%に増加する(ステップS33)。このDuty比の増加により、エンジン1の回転速度Neは、一層低減する。次いでスロットル開度Thを上述した設定値よりも低いTh3に低減するのであるが、本実施形態では、エンジン1の回転速度Neに基づいてスロットル開度Thを制御するのではなく、オルタネータ28の駆動Duty比を100%に変更したタイミングt2からの駆動期間Taで決定される。そして、駆動期間Taは、燃焼再始動不可条件が不成立の場合には、比較的長い第1の駆動期間Ta1に設定される一方、燃焼再始動不可条件が成立している場合には、第1の駆動期間Ta1よりも短いTa2に設定される(ステップS25、S28)。この結果、燃焼再始動不可条件が不成立の場合には、オルタネータ28によって、エンジン1を確実に制動できる一方、燃焼再始動不可条件が成立している場合には、オルタネータ28の負荷上昇に伴うランプのちらつき等を防止することができる。
駆動期間Taを過ぎると、スロットル開度Thは、第2の制動時開度Th2よりも低いC%(例えば、C=10%)に設定される(ステップS35、S36)。この制御により、タイミングt3からやや遅れてブースト圧Btが減少し始め、エンジン1の各気筒12A〜12Dに吸入される吸気流量が減少する。スロットル弁23を開放しているタイミングt1からタイミングt2までの間に吸入された空気は、共通吸気通路21cおよびサージタンク21bを経由して各気筒12A〜12Dの分岐吸気通路21aに導かれる。そして吸気行程を迎えた気筒12A〜12Dから順にその空気を吸入することになる。
エンジン回転速度Neがさらに低下し、最後の圧縮上死点通過タイミング(図6に示すタイミングt4)を過ぎると、何れの気筒12A〜12Dも上死点を通過することがなく、行程の遷移はなされなくなる。ピストン13は、その行程内で減衰振動(逆向きに動くときはクランクシャフト3が逆転し、エンジン回転速度Neが負になる)する。
そのため、エンジン制御ユニット100は、エンジン1の回転速度Neが、所定の基準速度N2以下に下がるのを待機する(ステップS37)。
そして、回転速度Neが基準速度N2以下に低減した場合には、タイミングt4と略同時(やや遅らせてもよい)にスロットル弁23の開度Thを例えば40%程度まで増大させる等、オルタネータ28の駆動Duty比をエンジン回転速度Neに応じて制御するようにし(ステップS38)、エンジン1が停止するまで、オルタネータ28の駆動Duty比の制御を繰り返すようにしている(ステップS39)。これによって停止時圧縮行程気筒や停止時圧縮行程気筒における吸気流量バランスに影響を及ぼすことなく、そのバランスに応じた狙いの位置にピストン13がより停止しやすくなっている。
なお、ステップS37以降の制御は、フラグFが1のとき、すなわち、燃焼再始動不可条件が成立している場合には省略してもよい。
図6を参照して、上述した制御手順では、燃焼再始動不可条件が成立している場合には、アイドル回転速度制御(ステップS26)等を省略した簡易停止処理によってエンジン1を制動することができるので、制動時間を短縮でき、しかも、燃費の低下を抑制することが可能になる。
図7は、本実施形態においてエンジン1が自動停止した後に再始動する時の制御例を示すフローチャートである。
図7を参照して、エンジン制御ユニット100は、エンジン1の停止後に再始動条件が成立するのを待機する(ステップS40)。再始動条件は、例えば運転者によるアクセル操作をアクセルセンサ34で検出する等によって判定される。
再始動条件が成立した場合、エンジン制御ユニット100は、フラグFの値を参照し、フラグFの値が0であるか否かを判別する(ステップS41)。仮にフラグFの値が1である場合、すなわち、燃焼再始動不可条件が成立していた場合、エンジン制御ユニット100は、直ちにスタータ併用再始動サブルーチンを実行する(ステップS42)。他方、フラグFの値が0である場合、すなわち、燃焼再始動不可条件が成立していない場合、エンジン制御ユニット100は、さらに、ピストン13が所定の停止位置に停止しているか否かを判定し(ステップS43)、所定の停止位置に停止していない場合には、スタータ併用再始動サブルーチン(ステップS42)を実行する一方、停止している場合には、燃焼再始動サブルーチンを実行する(ステップS44)。フラグFの値が1である場合や、ピストン13が所定の停止位置に停止していない場合には、燃焼再始動制御を実行しても、エンジン1を燃焼のみによって駆動することは困難であるので、燃焼再始動サブルーチンに至るまでに、ステップS41、S43のような判定を行ない、燃焼再始動に適した状態でエンジン1が停止している場合にのみ、燃焼再始動サブルーチンを実行するようにしているのである。
燃焼再始動サブルーチン、スタータ併用再始動サブルーチン自体は、公知の技術によって実施可能であるので、その詳細については説明を省略する。
これらサブルーチンの何れかを実行した後、エンジン制御ユニット100は、公知の通常運転サブルーチンを実行し(ステップS45)、処理を終了する。
次に、図4および図5に示した自動停止制御の途中で発進要求があった場合の割り込み制御について説明する。
図8および図9は、本発明の実施形態において、自動停止制御の途中で発進要求があった場合の割り込み制御例を示すフローチャートである。
まず、図8を参照して、エンジン制御ユニット100は、自動停止制御中に発進要求条件が成立するのをモニタしている(ステップS50)。発進要求条件は、例えば、自動停止制御中にアクセルが踏み込まれた場合に成立する操縦者の発進要求を判定する条件である。仮に発進要求条件が成立した場合(ステップS50において、YESの場合)、エンジン制御ユニット100は、フラグFの値を参照する(ステップS51)。仮にフラグFの値が1である場合、すなわち、燃焼再始動不可条件が成立していた場合、エンジン制御ユニット100は、さらにエンジン回転速度Neが所定回転速度Nr1(例えば400rpm)以下であるか否かを判定する。この所定回転速度Nr1は、ステップS23からS25の設定に基づいてエンジン1の自動停止制御が実行されている場合に、ステップS27、S28で示したような大きなスロットル開度で掃気を図りつつ燃焼による再始動が可能な速度を実験等で求めたものである。
仮にエンジン回転速度Neが所定回転速度Nr1以下であった場合、エンジン1は、大きな制動状態に入っており、掃気も困難であることから燃焼制御を実行しても再始動は困難な状態にある。そこで、本実施形態では、エンジン回転速度Neが所定回転速度Nr1以下であると判定した場合には、まずエンジン1が停止するのを待機し(ステップS53)、停止後にスタータ併用再始動(ステップS54)を実行し、その後、通常運転制御に戻る(ステップS55)ようにしている。
他方、ステップS52において、エンジン回転速度Neが所定回転速度Nr1を越えていた場合、エンジン制御ユニット100は、まず、スロットル弁23を所定開度に開いて掃気を実行する(ステップS56)。その後、最終の圧縮上死点を経過するのを待機し(ステップS57)、最終の圧縮上死点を通過した後は、スロットル弁23を全閉にする(ステップS58)。このスロットル弁23の全閉制御により、エンジン1の急激なトルクショック(いわゆる吹き上がり)を防止することが可能になる。その後、逆転利用再始動サブルーチン(ステップS59)を実行することにより、エンジンが逆転と正転を繰り返そうとする最初の逆転時の圧縮力で圧縮された膨張行程気筒の筒内に燃料を噴射し、正転に転じた後に点火プラグ15を駆動することにより、エンジン1を燃焼再始動するようにしている。逆転利用再始動サブルーチンを実行した後は、ステップS55に移行してエンジン1を通常運転制御する。なお、ステップS59の逆転利用再始動サブルーチンは、例えば本件出願人が先に提案している特願2003−392257号に開示された技術を適宜利用することができるので、その詳細については説明を省略する。
他方、ステップS51でフラグFの値が0であった場合、すなわち、燃焼再始動不可条件が成立していない場合、エンジン制御ユニット100は、図9の制御に移行する。
図9を参照して、燃焼再始動不可条件が成立していない状態で自動停止制御が実行されている場合には、自動停止制動中に圧縮行程で停止することが予測される気筒と膨張行程で停止することが予測される気筒とにおいて、各気筒のピストン13の上死点方向への移動に対する抵抗を高めるようにスロットル弁23の開度を増大させる掃気処理が実行されている(ステップS26〜S28)。そこで、この状況下で発進要求が成立した場合、エンジン制御ユニット100は、まず、スロットル弁23の状態を判定し(ステップS60)、スロットル弁23が開いている場合には、これを全閉にして吹き上がりを防止するようにしている(ステップS61)。
次いで、エンジン制御ユニット100は、エンジン回転速度Neが所定回転速度Nr2(例えば400rpm)以下であるか否かを判定する。この所定回転速度Nr2は、直ちに吸気行程気筒または圧縮行程気筒に燃料を供給して、燃焼再始動を実行し得る速度であり、実験等で求められたものである。
仮にエンジン回転速度Neが所定回転速度Nr2を越えていた場合、燃料カットを中止し、直ちに吸気行程気筒または圧縮行程気筒に燃料を供給する(ステップS63)。その後は、ステップS55に移行し、通常運転制御を実行する。
他方、ステップS62において、エンジン回転速度Neが所定回転速度Nr2以下であった場合、エンジン制御ユニット100は、最後の圧縮上死点を追加した後、最初の逆転が終了する前であるか否かを判定する(ステップS64)。最初の逆転であれば、膨張行程気筒内の空気を比較的好適に圧縮し、燃料の適切な気化霧化を図って高い燃焼トルクを得ることができるのに対し、2回目移行の逆転時には、逆転による圧縮圧力が大幅に低下し、所期の燃焼トルクを得ることができないからである。
仮に最初の逆転の終了前であれば、燃料噴射可能なタイミングであるか否かが判定される(ステップS65)。逆転を利用しての燃焼再始動では、燃料の気化霧化を迅速に行う必要がある点と、燃料噴射による筒内圧力の過度の低下を軽減する必要があることから、膨張行程気筒への燃料噴射は、逆転が始まった直後(遅くとも逆転の前半)で噴射する必要がある。そこで、本実施形態では、最初の逆転が終了する前であっても、燃料噴射が可能なタイミングであるか否かを改めて検証し、燃料噴射が可能なタイミングである場合にのみステップS59の逆転利用再始動サブルーチンに移行するようにしている。
ステップS64において、最小の逆転が終了していたと判定された場合、またはステップS65において、燃料噴射可能なタイミングを徒過していると判定された場合、エンジン制御ユニット100は、エンジン1が停止するのを待機し(ステップS66)、エンジン1が停止した場合には、ピストン停止位置の判定を実行して(ステップS67)、適正位置に停止していれば、燃焼再始動サブルーチンを実行し(ステップS68)、適正位置から外れた位置で停止していれば、ステップS54に移行してスタータモータ36を駆動する。
以上説明したように本実施形態では、エンジン1を自動停止する際、運転状況に応じて無駄なピストン停止位置制御を抑制することができる。すなわち、再始動時にスタータモータ36の併用が見込まれる運転状態では、ピストン停止位置を制御しても、徒に制動時間が長くなるだけで、再始動の効率化には何等寄与しないことになるが、本実施形態では、再始動時にスタータモータ36の併用が見込まれる運転状態にあると判定される場合には、掃気処理が省略された簡易停止制御によってエンジン1が自動停止されるので、制動制御を単純化でき、制動時間を短くすることができる。また、掃気処理が省略されるので、自動停止時に生じやすい振動騒音(いわゆるNVH)レベルを低減することができる。
他方、簡易停止制御の開始後、エンジン1が所定回転速度Nr1以上にあるときに所定の発進要求条件が成立した場合には、掃気処理を実行し、その後、燃焼再始動が実行されるので、掃気性を確保しつつ迅速に再始動を実行することができる。
また本実施形態では、簡易停止制御の開始後終了前に再始動条件が成立した場合にエンジン1回転速度が所定回転速度Nr1以下のとき、燃焼制御部102は、掃気処理を軽減したままエンジン1を停止するものである。このため本実施形態では、簡易停止制御によってエンジン1が掃気を充分に行うことができない低速回転域に減速した場合には、発進要求条件が成立しても簡易停止制御をそのまま実行してエンジン1を停止させることにより、静音で速やかにエンジン1を停止させることができる。
また本実施形態では、簡易停止制御の開始後終了前に再始動条件が成立した場合にエンジン1の回転速度が所定回転速度Nr1以下のとき、スタータ制御部103は、エンジン停止後にスタータモータ36を駆動するものである。このため本実施形態では、簡易停止制御によってエンジン1が掃気を充分に行うことができない低速回転域に減速した場合に、スタータモータ36によって静音で速やかに停止したエンジン1を再始動することができる。
また本実施形態では、燃焼制御部102は、エンジン1の自動停止中に再始動条件が成立した場合において、掃気処理を実行し終えたときは、当該エンジン1の減速後最初の逆転の遅くとも前半に膨張行程に燃料を噴射し、正転に転じた後に点火するものである。このため本実施形態では、エンジン1が減速し、遂には圧縮上死点をピストン13が乗り越えることができなくなる状態では、膨張行程にある気筒でピストン13が逆方向に移動することにより、筒内の空気を圧縮する。そこで、エンジン1の自動停止中に発進要求条件が成立した場合において、掃気処理を実行し終えたときには、逆転によって膨張行程にある気筒の逆転が終了する直前に当該膨張行程気筒に燃料を噴射することにより、燃料の気化霧化と筒内圧力の低下とがバランスするところで混合気を生成し、正転後の点火によって高いトルクを出力することができる。
上述した実施形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。
例えば、簡易停止制御は、掃気処理を省略したものであってもよい。
その他、特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施形態に係る車両用エンジンの概略構成を示す断面略図である。 本発明の実施形態に係る車両用エンジンの概略構成を示す平面略図である。 本発明の実施形態に係る車両のエンジン制御ユニットを中心とする制御ブロック図である。 本実施形態に係る自動停止制御の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る自動停止制御の一例を示すフローチャートである。 図4および図5を実行した場合のエンジン回転速度を示すタイミングチャートである。 本実施形態においてエンジンが自動停止した後に再始動する時の制御例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において、自動停止制御の途中で発進要求があった場合の割り込み制御例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において、自動停止制御の途中で発進要求があった場合の割り込み制御例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両用エンジン
12A-12D 気筒
13 ピストン
23 スロットル弁
24 スロットルモータ
36 スタータモータ(電動駆動装置の一例)
100 エンジン制御ユニット
101 運転状態判定部
102 燃焼制御部
103 スタータ制御部
Nr1 所定回転速度
Nr2 所定回転速度

Claims (4)

  1. 所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止し、該エンジンの自動停止後に所定の再始動条件が成立したときに、少なくともエンジン停止時に膨張行程にあった停止時膨張行程気筒で混合気を燃焼させて前記エンジンを再始動する車両用エンジンの制御装置において、
    前記エンジンの運転状態を判定する運転状態判定部と、
    前記運転状態判定部の判定に基づいて、少なくとも前記エンジンの自動停止と再始動制御とを司るとともに、スロットル弁の開度を増大させる掃気処理を実行する燃焼制御部と、
    停止中のエンジンを始動アシスト可能な電動駆動装置と、
    前記運転状態判定部の判定に基づく所定のアシスト条件が、前記再始動条件の成立時に成立した場合に前記電動駆動装置を駆動する電動駆動装置制御部と
    を備え、
    前記燃焼制御部は、前記エンジン停止条件が成立した場合において、再始動時に前記電動駆動装置の併用が見込まれる運転状態にあると前記運転状態判定部が判定したときは、少なくとも前記掃気処理を軽減した簡易停止制御によって前記エンジンを自動停止するものであるとともに、前記簡易停止制御の開始後、前記エンジンが所定回転速度よりも高速で回転しているときに所定の発進要求条件が成立した場合には、掃気処理を実行し、その後、燃焼再始動を実行するものである
    ことを特徴とする車両用エンジンの制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用エンジンの制御装置において、
    簡易停止制御の開始後終了前に前記発進要求条件が成立した場合に前記エンジン回転速度が前記所定回転速度以下のとき、前記燃焼制御部は、前記掃気処理を軽減したまま前記エンジンを停止するものである
    ことを特徴とする車両用エンジンの制御装置。
  3. 請求項2記載の車両用エンジンの制御装置において、
    簡易停止制御の開始後終了前に前記発進要求条件が成立した場合に前記エンジンの回転速度が前記所定回転速度以下のとき、前記電動駆動装置制御部は、エンジン停止後に前記電動駆動装置を駆動するものである
    ことを特徴とする車両用エンジンの制御装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の車両用エンジンの制御装置において、
    前記燃焼制御部は、前記エンジンの自動停止制御による制動中に前記発進要求条件が成立した場合において、前記掃気処理を実行し終えたときは、当該エンジンの減速後最初の逆転の遅くとも前半に膨張行程に燃料を噴射し、正転に転じた後に点火するものである
    ことを特徴とする車両用エンジンの制御装置。
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