JP2009035856A - コンクリート余剰水除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】打設コンクリートの締め固めを確実に行いつつ、余剰水を効率よく確実に取り除くことのできるコンクリート余剰水除去装置を提供する。
【解決手段】打設されたコンクリート12内にバイブレータ16の棒状の振動部26を挿入してコンクリート12に振動を加えブリージングした余剰水をバキュームポンプ36にて吸引除去するコンクリート余剰水除去装置10において、複数の通水孔28を有し振動部26の外面との間に隙間をあけて振動部26に装着され振動部26との間にバキュームポンプ36と接続される通水路32を形成する筒体18と、筒状に成形され筒体18を覆って装着される保形性を有するフィルター20とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、打設されたコンクリートに振動を加えて締め固めて余剰水を除去するためのコンクリート余剰水除去装置に関する。
一般に、打設コンクリートの中には、セメントと水との水和反応に必要な水量よりも多い水量の水が含まれている。
これは、コンクリートを打設する際の流動性を良好にし、コンクリートの施工性を向上させるためである。
しかし、コンクリートのセメントに対しての水の含有率(水セメント比)が大きいと、骨材等の重い材料が沈殿し密度の軽い水が浮いてくるブリージング現象が発生し、また、コンクリートが硬化したときの乾燥収縮量が大きくなる。
ブリージング現象が発生したコンクリートや乾燥収縮量が大きいコンクリートは、ひび割れ等が生じ、コンクリートの強度や耐久性が低下したり、美観を損なう等の問題が生じる。
特に、コンクリートの上部は下部に比べて、強度が低下する。
この原因は、コンクリートの上部はブリージングによってコンクリートの水セメント比が増加し、強度が低下するのに対して、コンクリートの下部はコンクリートの側圧によって、水和反応が促進し、強度が増加することによるもので、この結果コンクリートの強度の上下の不均一が生じている。
通常、表面に浮いてくるブリージング水は、スポンジやひしゃく、バキューム等により除去するが、これではコンクリート天端部分のコンクリート中の余剰水は除去できない。
そこで、高い周波数で振動する振動棒と、振動棒に平行に延在する筒体とが螺旋コイル体内に挿入された棒状のコンクリートバイブレータを打設コンクリート内に挿入し、振動棒を振動させてコンクリート天端部分の締固めを行い、余剰水を螺旋コイル体内に集め、螺旋コイル体を徐々に引き上げることで集められた余剰水を上昇させて排出する提案がなされている(特許文献1参照)。
特開2002−4583号公報
このようなコンクリートバイブレータにあっては、振動する振動棒の外周全体に螺旋コイル体が配置されているため、振動棒の振動がコンクリートに有効に伝達されず、コンクリートの締め固めが効果的に行えなえず、また、螺旋コイル体を徐々に引き上げることで余剰水を上昇させて排出するため、螺旋コイル体内に貯留される量の余剰水だけが排出され、多量の余剰水を排出する場合には螺旋コイルを引き上げては挿入するという作業を繰り返さなければならず、作業者の負担が大きいという問題がある。
本発明の目的は、打設コンクリートの締め固めを確実に行いつつ、余剰水を効率よく確実に取り除くことのできるコンクリート余剰水除去装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のコンクリート余剰水除去装置は、打設されたコンクリート内にバイブレータの棒状の振動部を挿入して前記コンクリートに振動を加えブリージングした余剰水をバキュームポンプにて吸引除去するコンクリート余剰水除去装置において、
複数の通水孔を有し前記振動部の外面との間に隙間をあけて前記振動部に装着され前記振動部との間に前記バキュームポンプと接続される通水路を形成する筒体と、
筒状に成形され前記筒体を覆って装着される保形性を有するフィルターとを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の通水孔を有する筒体にて通水路を形成し、この筒体上に保形性のあるフィルターを装着することで、振動部の振動を確実にコンクリートに伝達して、コンクリートの締固めを確実に行うことができ、しかも、フィルタを通してセメント粒子を取り入れることなく、余剰水のみを通水孔を通して通水路に取り入れることができ、通水路内の余剰水はバキュームポンプにて排出できるため、余剰水を効率よく確実に取り除くことができる。
また、フィルターは保形性を有する成形品となっているため、フィルターの装着、取り外し等が容易で、作業中にフィルターがずれたり、外れたりするのを防止でき、取り扱い性が向上する。
本発明においては、前記通水路には、前記フィルターに対して洗浄用の圧力水を供給する給水ポンプが接続されるようにすることができる。
このような構成とすることにより、洗浄用の圧力水を用いてフィルターの洗浄を容易に行うことができ、フィルターの目詰まりを容易に解消することができる、
特に、フィルターは、保形性を有する成形品であるため、洗浄時に変形したり、外れたりすることがない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係るコンクリート余剰水除去装置を示す図である。
この実施の形態に係るコンクリート余剰水除去装置10は、図1に示すように、打設されたコンクリート12の天端部14に差し込まれて使用されるもので、バイブレータ16と、筒体18と、フィルター20とを有している。
バイブレータ16は、図示せぬが内部に駆動源と、この駆動源の駆動力にて振動を発生させる振動発生部とを有しており、電源コード22がキャップ24を通して前記駆動源に接続されている。
そして、前記振動発生部の振動が棒状の振動部26に伝達されて、振動部26が振動するようになっており、この振動部26の振動が筒部18、フィルター20を介してコンクリート12に伝達され、このコンクリート12の振動によって、コンクリート12が締め固められるようになっている。
筒体18は、有底筒状のもので、振動部26全体を覆うように装着されるようになっている。
この筒体18は、複数の通水孔28が放射状に形成されており、図2及び図3に示すように、振動部26の外面との間にスペーサ30を介して所定の隙間をあけて配置され、振動部26との間に通水路32が形成されるようになっている。
通水路32は、上部でキャップ24を介してバキュームホース34と接続され、このバキュームホース34を介してバキュームポンプ36と接続されている。
したがって、バキュームポンプ36にて通水路32内を吸引することで、バイブレータ16により締め固められたコンクリート12の天端部14付近の余剰水を複数の通水孔28より通水路32に確実に導き、効率よく排水することができることとなる。
フィルター20は、有底筒状に成形された保形性のあるものとされ、筒体18を覆って装着されるようになっている。
このように、フィルター20は、保形性を有する成形品となっているため、フィルター20の装着、取り外し等が容易で、作業中にフィルター20がずれたり、外れたりするのを防止でき、取り扱い性が向上する。
また、このフィルター20は、水のみを通過させ、セメント粒子を通過させない程度の目の細かさとされている。
したがって、余剰水のみを吸引、除去しうる状態となっている。
このフィルター20は、例えばPVA(ポリビニルアルコール)スポンジ、焼成珪藻土またはセラミックス製濾材にて形成されるようになっている。
PVAスポンジは、ポリビニルアルコールを原料とした連続気孔の多孔質体をいう。
このような材料を用いることにより、保形性のある成形フィルターを容易に得ることができる。
また、バキュームホース34は、キャップ24から取り外し可能となっており、このバキュームホース34をキャップ24から取り外して吸水ポンプ38に接続した吸水ホース40を取り付けることで、フィルター20に圧力水を供給できるようになっており、洗浄用の圧力水を用いてフィルター20の洗浄を容易に行うことができ、フィルター20に付着したセメント粒子等を除去してフィルター20の目詰まりを容易に解消することができる。
特に、フィルター20は、保形性を有する成形品であるため、洗浄時に変形したり、外れたりすることがない。
このようなコンクリート余剰水除去装置10によれば、複数の通水孔28を有する筒体18にて振動部26との間に通水路32を形成し、この筒体18上に保形性のあるフィルター20を装着することで、振動部26の振動を確実にコンクリート12に伝達して、コンクリート12の締め固めを確実に行うことができ、しかも、フィルター20を通してセメント粒子を取り入れることなく、余剰水のみを通水孔28を通して通水路32に取り入れることができ、通水路32内の余剰水はバキュームポンプ36にて排出できるため、余剰水を効率よく確実に取り除くことができる。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
例えば、前記実施の形態においては、筒体によって通水路を振動部との間に形成するようにしているが、通水孔を有する複数のパイプによって通水路を形成するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係るコンクリート余剰水除去装置を示す全体概略図である。 図1の要部拡大断面図である。 図2の横断面図である。
符号の説明
10 コンクリート余剰水除去装置
12 コンクリート
16 バイブレータ
18 筒体
20 フィルター
26 振動部
28 通水孔
32 通水路
36 バキュームポンプ

Claims (2)

  1. 打設されたコンクリート内にバイブレータの棒状の振動部を挿入して前記コンクリートに振動を加えブリージングした余剰水をバキュームポンプにて吸引除去するコンクリート余剰水除去装置において、
    複数の通水孔を有し前記振動部の外面との間に隙間をあけて前記振動部に装着され前記振動部との間に前記バキュームポンプと接続される通水路を形成する筒体と、
    筒状に成形され前記筒体を覆って装着される保形性を有するフィルターとを有することを特徴とするコンクリート余剰水除去装置。
  2. 請求項1において、
    前記通水路には、前記フィルターに対して洗浄用の圧力水を供給する給水ポンプが接続されることを特徴とするコンクリート余剰水除去装置。
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