JP2009035488A - ニキビ用外用剤と、そのニキビ用外用剤の使用方法 - Google Patents

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【課題】肌に刺激を与えることなく、ニキビ周辺のみの皮脂を吸着除去してニキビの治癒効果を著しく良好にすることのできるニキビ用外用剤と、そのニキビ用外用剤の使用方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ニキビ用外用剤が、ケミカルピーリング剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する洗顔石鹸と、ケミカルピーリング剤、殺菌剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する収斂化粧水と、酸化亜鉛及びジェル化剤を少なくとも含有するパウダージェルとからなることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、ニキビ用外用剤と、そのニキビ用外用剤の使用方法に関する。
ニキビを早期に治療する方法として、皮膚科などの医療機関でニキビを切開し膿を圧出する医療行為が採用されているが、実際に治療を受けている人は少なく、また自分でニキビを潰すと痛みや出血、傷口が化膿し跡が残ることもあり、潰さないような手段で治癒させることが要望されている。このため、潰さないような手段で治癒させることやニキビの新生を防ぐことを目的として、たとえばピーリング剤を用いる手段やニキビ肌用洗顔料を用いる手段が採用されている。
ピーリング剤を用いる手段は、酸性剤による角質剥離の作用を利用するものであり、酸性剤の角質剥離作用を促進させるため前処置として一時的且つ過度な脱脂を行っている。ピーリング剤を利用する技術として、たとえば下記特許文献1、2のような特許出願がなされている。またニキビ肌用洗顔料を用いる手段も、ニキビ新生の原因となる毛穴の皮脂詰りをなくす為の一時的且つ過度な脱脂と、出来たニキビを清潔に保つための殺菌剤を利用するものである。
しかしながら、これらの手段では、出来たニキビへの直接的効果が薄く、また一時的且つ過度な脱脂、及び酸性のピーリング剤、殺菌剤等により、肌全体に刺激を与え、炎症、肌荒れ、乾燥などのトラブルを起こしやすい、という問題点がある。
特開2000−186036号公報 特開2005−281134号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、肌に刺激を与えることなく、ニキビ周辺のみの皮脂を吸着除去してニキビの治癒効果を著しく良好にすることのできるニキビ用外用剤と、そのニキビ用外用剤の使用方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、発生したニキビに、皮脂や汗、雑菌が触れるのを防ぎ化膿し悪化することを防ぐことと、毛穴を塞いでいる余分な角質や角栓を除去し、それによってニキビの新生を防ぐことを、同時に行うことに着目して本発明を完成するに至った。
本発明は、上述のような課題を解決するために、ニキビ用外用剤と、そのニキビ用外用剤を用いた使用方法としてなされたもので、ニキビ用外用剤としての特徴は、ケミカルピーリング剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する洗顔石鹸と、ケミカルピーリング剤、殺菌剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する収斂化粧水と、酸化亜鉛及びジェル化剤を少なくとも含有するパウダージェルとからなることである。
また、ニキビ用外用剤の使用方法としての特徴は、ケミカルピーリング剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する洗顔石鹸で肌を洗浄し、ケミカルピーリング剤、殺菌剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する収斂化粧水で肌の角質又は角栓を除去し、その後、酸化亜鉛及びジェル化剤を少なくとも含有するパウダージェルを肌に塗布することである。
本発明のニキビ用外用剤は、上述のような洗顔石鹸による洗浄後の肌に上述のような収斂化粧水でニキビ肌に発生している古い角質、角栓を除去するので、その角質や角栓で塞がれていた毛穴から皮脂を排出することができ、それによって毛穴の中での炎症や腫れを抑制しつつ、ニキビが発生しにくい肌に整えることができるという効果がある。
また、上述のような収斂化粧水で肌を調整した後は、上述のようなパウダージェルを肌に塗着(塗布)するので、そのパウダージェルが塗着(塗布)された状態での日中や夜の睡眠時において、ニキビの部位に皮脂、汗や指先の雑菌が触れるのを好適に防止することができるという効果がある。
以上のような3工程で行う方法であるので、新しいニキビが発生しない肌の状態に保ちながら、すでに発生しているニキビの腫れや赤みを、早く確実に目立たない状態に導くことができるという効果がある。この結果、ニキビを改善し、炎症を鎮静化することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明のニキビ用外用剤は、上述のように、洗顔石鹸と、収斂化粧水と、パウダージェルとからなるものである。また本発明のニキビ用外用剤を用いた使用方法は、上述のように、洗顔石鹸で肌を洗浄し、次に収斂化粧水で肌に発生している角質(特に肥厚角質)、角栓を除去し、その後、パウダージェルをニキビ肌に塗着する方法である。
洗顔石鹸には、上述のように、ケミカルピーリング剤、及び抗炎症剤が少なくとも含有される。
洗顔石鹸に用いることができるケミカルピーリング剤としては、ヒドロキシ酸及びその誘導体並びにそれらの塩を挙げることができる。ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、乳酸、酒石酸、クエン酸等を挙げることができる。
また抗炎症剤としては、アラントイン、グアイアズレン、レゾルシン、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム等のグリチルリチン酸及びその誘導体及びそれらの塩、グリチルレチン酸及びその誘導体及びそれらの塩、銅クロロフィンナトリウム、酸化亜鉛等を挙げることができる。
洗顔石鹸には、この他にタンパク分解酵素を含有させることも可能である。この場合、タンパク分解酵素としては、たとえばセリンプロテアーゼ、酸性プロテアーゼ、金属プロテアーゼ、システインプロテアーゼ等を用いることができる。セリンプロテアーゼとしてキモトリプシン、スブチリシンなどが挙げられる。酸性プロテアーゼとしてペプシン、カテプシンD等が挙げられる。金属プロテアーゼとしてサーモリシンが挙げられる。システインプロテアーゼとしてパパイン、カスパーゼなどが挙げられる。
収斂化粧水には、上述のように、ケミカルピーリング剤、殺菌剤、及び抗炎症剤が少なくとも含有される。ケミカルピーリング剤及び抗炎症剤としては、上記洗顔石鹸に含有されるケミカルピーリング剤及び抗炎症剤と同様のものが用いられる。
また殺菌剤としては、塩化ベンザルコニウム、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、レゾルシン、フェノキシエタノール、チモール、ヒノキチオール、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム等のサリチル酸誘導体及びそれらの塩、トリクロロカルバニリド、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、感光素、クロルフェネシン等を挙げることができる。尚、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム等のサリチル酸誘導体及びそれらの塩は、抗炎症剤としても用いることができる。またサリチル酸は、ケミカルピーリング剤としても用いることができる。
パウダージェルには、上述のように酸化亜鉛、及びジェル化剤が少なくとも含有される。ジェル化剤としては、たとえばカルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カラギーナン、アクリル酸ジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドンコポリマー等を使用することができる。特に、アクリル酸ジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドンコポリマーを使用することが望ましい。
本発明のニキビ用外用剤に用いられるパウダージェルには、ニキビの負担にならないような性状が極力要求され、そのためには、ぬめり感のないチキソトロピー性を有する性状であることが望ましい。このようなチキソトロピー性を有するジェルを用いれば、ニキビ部分に酸化亜鉛の被膜を形成し、雑菌及び外部刺激、皮脂に触れるのを防ぐことができる。
一般に無表面処理酸化亜鉛は、水性ポリマーの粘度を低下させるので、ゲル状の状態を維持させることが容易ではない。このため、たとえば多糖類高分子を用いることが考えられるが、多糖類高分子を酸化亜鉛とともに配合させると、ゲル状の状態を維持させることはできても、チキソトロピー性を有することはできない。上記のような水溶性高分子を用いれば、酸化亜鉛を多量に配合してジェル状の状態を維持しつつ、ニキビ用外用剤のパウダージェルとして好適なチキソトロピー性を具備させることができるのである。
パウダージェルには、さらに抗炎症剤や殺菌剤を含有させることができる。抗炎症剤としては、上記洗顔石鹸及び収斂化粧水に含有される抗炎症剤と同様のものが用いられる。また殺菌剤としては、上記収斂化粧水に含有される殺菌剤と同様のものが用いられる。
本発明のニキビ用外用剤の使用方法の、肌の洗浄過程においては、上述のような成分の
洗顔石鹸によって肌を洗浄する。上述のような成分であるので、洗浄成分が肌に残留しにくく、皮脂や角質等の汚れを、刺激を与えることなく穏やかに除去することができる。このような穏やかな洗顔によって、刺激を軽減し、ニキビの悪化を防止することができる。
また、次の過程では、上述のような成分の収斂化粧水によって、ニキビ発生部位若しくはその近辺における毛穴の角質、角栓の除去を行う。この過程で用いる収斂化粧水は、一般のピーリング液のように酸性のものではなく、弱酸性のものであるので、刺激を与えることなく古い角質、角栓の除去を行うことができ、また皮膚を柔軟に維持することができる。この場合、ピーリング液が塗着された箇所をコットンで拭き取ることによって、古い角質、角栓の除去をより効果的に行うことができる。
この収斂化粧水を用いる過程においては、上述のような洗顔石鹸による朝と夜の洗顔後、すぐに顔、フェイスライン、首、胸(デコルテ)の部分に上述のような収斂化粧水を塗着する。
このように収斂化粧水を塗着する場合、先ず水を軽く含ませて湿らせた1枚のコットンにおいて、直径約2.5cm程度の円形となるような範囲に、前記収斂化粧水を含浸させる。このように収斂化粧水が含浸されたコットンを、顔全体、フェイスライン、首、胸等の部位に、肌に軽く押し当てるようになじませる。
次に、再度、収斂化粧水を上記と同様にしてコットンに含浸させ、顔全体、フェイスライン、首、胸等の部位をゆっくりと移動させつつ2回ずつ程度拭き上げる。ニキビができ易く、皮脂分泌が多い、角栓が生じ易い部位には、収斂化粧水を含浸させたコットンで2〜3分程度パックした後、拭き取る。
収斂化粧水を含浸させたコットンを移動させる方向の一例をより具体的に説明すると、たとえば図1においては、矢印A方向のように顎の先端部位からこめかみの部位にかけて移動させ、矢印B方向のように鼻の部位からこめかみの部位にかけて移動させ、矢印C方向のように耳の上の部位から額の略中央の部位にかけて移動させ、矢印D方向のように額における頭髪の生え際の部位を左右に移動させ、矢印E方向のように鼻の部位から額の略中央を通過し、眉の上部を経て耳の下側の部位まで移動させる。
次に、図2においては、矢印F方向のように顎の先端部位からこめかみの部位にかけて移動させ、矢印G方向のように鼻の部位からこめかみの部位にかけて移動させ、矢印H方向のように耳の上の部位から額の略中央の部位にかけて移動させ、矢印I方向のように額における頭髪の生え際の部位を左右に移動させ、矢印J方向のように鼻の部位から額の略中央を通過し、眉の上部を経て耳の下側の部位まで移動させ、矢印K方向のように顎の先端部位から顎の裏側(フェイスライン)を通過させつつ、耳の後側まで移動させ、矢印L方向のように首からデコルテ、胸元まで移動させる。
次に、図2においては、矢印F方向のように顎の先端部位からこめかみの部位にかけて移動させ、矢印G方向のように鼻の部位からこめかみの部位にかけて移動させ、矢印H方向のように耳の上の部位から額の略中央の部位にかけて移動させ、矢印I方向のように額における頭髪の生え際の部位を左右に移動させ、矢印J方向のように鼻の部位から額の略中央を通過し、眉の上部を経て耳の下側の部位まで移動させ、矢印K方向のように顎の先端部位から顎の裏側(フェイスライン)を通過させつつ、耳の後側まで移動させ、矢印L方向のように首からデコルテ、胸元まで移動させる。
この場合において、図2の矢印F〜J方向の移動ラインは、図1のA〜E方向の移動ラインに対して、顔の縦方向中心線を中心として線対称の位置に存在している。従って、
図1のA〜E方向の移動ラインと、図2の矢印F〜J方向の移動ラインとは相互に重なり合うことがなく、このA〜J方向の移動ラインをすべて移動させることで、顔面のほぼ全体を網羅して、収斂化粧水を含浸させたコットンで拭き取ることができる。
さらに、次の過程では、上述のようなパウダージェルを塗着する。このようなパウダージェルは、朝、夜、ニキビが発生し易い、皮脂分泌が多い部位に十分にのばしてなじませる。これによって、ニキビに皮脂や雑菌が触れるのを防止することができ、ニキビの部位を保護することができる。
このようなパウダージェルを用いて夜間等において集中的にケアする場合には、ニキビが発生している部位が覆い隠れる程度に上記パウダージェルを塗布する。赤ニキビには真っ白に覆い被せて保護する。白ニキビ、角栓(コメド)には薄白く覆う。このようにパウダージェルを肌に塗着して15分〜20分程度経過すると、パウダージェルはジェル状態からパウダー状態に変化する。このように塗着されたパウダージェルを、翌朝、ぬるま湯か水で洗い流す。
上記のようにしてパウダージェルが塗着され、ジェルからパウダーに変化した状態において、ニキビが発生している部位の周辺部を模式的に示すと、図3のような状態となる。すなわち、上記パウダージェルによってニキビ及びその周辺の部位が被覆されることで、そのニキビ及びその周辺の部位が保護される一方、ジェルからパウダーに変化することによって、適度な隙間が発生することとなり、それによって通気性が維持されながらニキビ及びその周辺の部位が保護されることとなるのである。図3において、1はニキビの発生部位、2は粉粒状化したパウダージェル、3は皮脂の部分をそれぞれ示し、いずれも模式的に拡大化した状態を示している。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
一実施例としてのニキビ用外用剤は、洗浄石鹸、収斂化粧水、及びパウダージェルからなるものであり、それぞれの組成は次のとおりである。
[洗浄石鹸]
配合成分 配合量(重量%)
石鹸素地 35.0%
エタノール 17.0%
グリセリン 6.0%
1、3−ブチレングリコール 6.0%
ショ糖(グラニュー糖) 11.0% パーム脂肪酸グルタミン酸ナトリウム 3.0%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.5%
グリコール酸 0.5%
水 残量
[収斂化粧水]
配合成分 配合量(重量%)
エタノール 7.0%
グリコール酸 5.0%
1、3−ブチレングリコール 5.0%
グリセリン 5.0%
水酸化ナトリウム 2.0%
ベタイン 1.0%
サリチル酸ナトリウム 0.2%
酢酸トコフェロール 0.1%
ポリエチレングリコール−60水添ヒマシ油 0.1%
アラントイン 0.1%
精製水 残量
[パウダージェル]
配合成分 配合量(重量%)
酸化亜鉛 10.0%
アクリル酸ジメチルタウリン
アンモニウム/ビニルピロリドンコポリマー 2.5%
カオリン 0.8%
グリセリン 0.5%
1、3−ブチレングリコール 0.5%
フェノキシエタノール 0.2%
サリチル酸ナトリウム 0.1%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05% イソプロピルメチルフェノール 0.05%
精製水 残量
(実施例2)
本実施例はニキビ用外用剤の他の実施例であり、実施例1と同様に洗浄石鹸、収斂化粧水、及びパウダージェルからなるものである。洗浄石鹸としては実施例1と同じものを用いたが、収斂化粧水及びパウダージェルは異なるものを用いており、それぞれの組成は次のとおりである。
[収斂化粧水]
配合成分 配合量(重量%)
エタノール 5.0%
乳酸 4.0%
1、3−ブチレングリコール 4.0%
グリセリン 3.0%
水酸化ナトリウム 1.5%
ベタイン 1.2%
フェノキシエタノール 0.2%
酢酸トコフェロール 0.05%
アラントイン 0.05%
精製水 残量
[パウダージェル]
配合成分 配合量(重量%)
酸化亜鉛 15.0%
カルボキシビニルポリマー 3.0%
1、3−ブチレングリコール 1.6%
グリセリン 1.0%
タルク 1.0%
マイカ 0.4%
フェノキシエタノール 0.4%
アラントイン 0.1%
精製水 残量
(実施例3)
本実施例はニキビ用外用剤のさらに他の実施例であり、実施例1、2と同様に洗浄石鹸、収斂化粧水、及びパウダージェルからなるものである。洗浄石鹸としては実施例1、2と同じものを用いたが、収斂化粧水及びパウダージェルは異なるものを用いており、それぞれの組成は次のとおりである。
[収斂化粧水]
配合成分 配合量(重量%)
1、3−ブチレングリコール 5.0%
グリセリン 2.5%
ベタイン 1.2%
乳酸 0.5%
サリチル酸 0.2%
ココイルアルギニンピロリドンカルボン酸塩 0.1%
ポリエチレングリコール−60水添ヒマシ油 0.1%
アラントイン 0.05%
精製水 残量
[パウダージェル]
配合成分 配合量(重量%)
グリセリン 5.0%
1、3−ブチレングリコール 4.0%
キサンタンガム 1.0%
カルボキシビニルポリマー 0.5%
酸化亜鉛 0.5%
タルク 0.4%
サリチル酸ナトリウム 0.2%
アラントイン 0.1%
イソプロピルメチルフェノール 0.1%
精製水 残量
(試験例1)
常時紅色丘疹を顔面に有する18才〜34才の女性26名のニキビモニターに対して、上記実施 例1のニキビ用外用剤を1日2回塗布させ、第三者専門パネラー1名がニキビの減数を写真判定す るニキビ改善評価試験を行った。試験の結果、61%に改善効果が認められた。
また、同モニターに対して、5週間後にニキビ症状と肌状態の改善効果についてアンケートによ る評価を行った。アンケート評価の結果、ニキビモニターの79%に、ニキビの数が減った等の改 善が認められた。具体的な評価項目の結果は次表1、2のとおりである。表1は、ニキビの改善効 果(ニキビモニターによる5段階評価での改善実感%)を示し、表2は、肌状態の改善効果(ニキ ビモニターによる5段階評価での改善実感%)を示す。また表1及び表2において、○はニキビモ ニターによる5段階評価での改善実感の割合が70%〜100%であることを意味し、△はニキビ モニターによる5段階評価での改善実感の割合が40%〜69%であることを意味し、×はニキビ モニターによる5段階評価での改善実感の割合が0%〜39%であることを意味する。
比較例として、上記実施例1の収斂化粧水とは別の収斂化粧水を準備した。比較例の収斂化粧水 の組成は、次の通りである。
配合成分 配合量(重量%)
1、3−ブチレングリコール 5.0%
グリセリン 5.0%
ベタイン 1.0%
ジプロピレングリコール 1.0%
酢酸トコフェロール 0.5%
メチルパラベン 0.1%
アラントイン 0.1%
精製水 残量
上記実施例1のようなパウダージェルや洗浄石鹸を用いることなく、上記比較例の収斂化粧水の みを用いて、上記試験例1のニキビ改善評価試験を行った。比較例についての評価項目の結果は次 表1、2のとおりである。
Figure 2009035488
Figure 2009035488
表1及び表2からも明らかなように、比較例ではほとんどの評価項目が×であったのに対し、実施例1では○又は△であり、各評価項目に差異があるのを確認することができた。
収斂化粧水を含浸させたコットンを顔面で移動させつつ拭き取る状態を示す概略説明図。 収斂化粧水を含浸させたコットンを顔面で移動させつつ拭き取る状態を示す概略説明図。 パウダージェルをニキビ発生部位近辺に塗着する状態を示す概略説明図。

Claims (5)

  1. ケミカルピーリング剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する洗顔石鹸と、ケミカルピーリング剤、殺菌剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する収斂化粧水と、酸化亜鉛及びジェル化剤を少なくとも含有するパウダージェルとからなることを特徴とするニキビ用外用剤。
  2. パウダージェルに含有されるジェル化剤が、チキソトロピー性のジェル化剤である請求項1記載のニキビ用外用剤。
  3. パウダージェルにおける酸化亜鉛の含有量が0.1〜30重量%である請求項1又は2記載のニキビ用外用剤。
  4. ケミカルピーリング剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する洗顔石鹸で肌を洗浄し、ケミカルピーリング剤、殺菌剤、及び抗炎症剤を少なくとも含有する収斂化粧水で肌の角質又は角栓を除去し、その後、酸化亜鉛及びジェル化剤を少なくとも含有するパウダージェルを肌に塗布することを特徴とするニキビ用外用剤の使用方法。
  5. 酸化亜鉛と、チキソトロピー性のジェル化剤とを少なくとも含有することを特徴とするニキビ用外用剤のためのパウダージェル。
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