JP2009035356A - ボトル搬送装置およびボトル搬送方法 - Google Patents

ボトル搬送装置およびボトル搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のボトルBが相互に近接して搬送される場合のボトル搬送速度の減少を緩和することができ、また、ボトルを損傷させ難くすることができるボトル搬送装置及びボトル搬送方法を提供すること。
【解決手段】 ボトルBの両側から相互に近接して、前記ボトルBのネック部Nに形成されたフランジ部Gを担持する一対の搬送レール21と、前記搬送レール21に沿って連設され、前記ボトルBの搬送方向Dに向けて空気を噴射する少なくとも一列の空気噴射口7とを備え、前記空気噴射口7は前記ボトルBのネック部Nの近傍に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボトル搬送装置およびボトル搬送方法に係り、特に、飲料などを充填する前の空のボトル容器を搬送するためのボトル搬送装置及びボトル搬送方法に関する。
従来から、飲料製造ライン等において、飲料充填箇所まで空のボトル(例えば、ペットボトル)を搬送する必要があった。ボトルを搬送するのに用いられる装置としては様々なものがあるが、一般的には図6に示すようなものである(特許文献1参照)。具体的には、搬送経路に沿って一対の搬送レール121がボトルBを挟むように設けられ、ボトルBのネック部Nに形成されたフランジ部Gが搬送レール121の上に載り、ボトルBのフランジ部Gが搬送レール121の上を滑ることでボトルBが搬送される。
ボトルBの搬送に用いる動力は、空気の力である。すなわち、ボトルBには搬送方向に向けて空気が当てられる。ボトルBに空気を当てる手法としては様々なものがあるが、一例としては、各搬送レール121に沿って搬送経路の両側方に二列の空気噴射口107を連設し、ボトルBのネック部Nに対して搬送方向に向かう空気を当てる手法である。
特開2006−82964号(特に、図1)
ところで、従来の装置において、空気噴射口107はボトルBのネック部Nから両側に相当程度離れている。これは、異なる形状(大きさ)のネック部を有するボトルでも装置の改造などをすることなくボトルを搬送できるようにするためである。しかし、空気噴射口107がボトルBのネック部Nから離れていると、搬送経路の中央部付近では空気の圧力が低くなってしまい、空気が有している搬送のための力をネック部Nに効率的に伝えることができない。
このことは、次のような問題も引き起こす。すなわち、ネック部に加わる搬送のための力が小さいため、複数のボトルが相互に近接して搬送されているような場合に、最後尾のボトルにのみ、比較的大きな搬送力が加えられるということである。より詳しく説明すると、空気による搬送力は最後尾のボトルに対しては搬送方向に向かって十分に加えられる。これは、最後尾のボトルには後面からも空気が当たるからである。一方、最後尾よりも先行するボトルに対しては、真後ろから空気が当たらず、側面からの圧力の低い空気しか当たらない。このため、最後尾のボトルと比べて、先行するボトルの搬送速度が低下してしまう。このことによって、後続のボトルが先行するボトルに次々と連なってしまい、また、連なるボトルの数が増加するに従い搬送速度が減少するため、場合によってはボトルが停止してしまうことも考えられる。これを防ぐためには、より高圧の空気を空気噴射口107から噴射しなければならない。
ところが、高圧の空気を空気噴射口107から噴射すると、以下のような問題が発生する。すなわち、搬送レール121に沿って空気の力でボトルBを搬送する装置においては、搬送中のボトルBの姿勢変化によって、ボトルBが搬送レール121に引っ掛かってしまう場合がある。このような場合、高圧の空気を用いていると、引っ掛かりが外れたボトルに対しては大きな空気の力が加わっているため、先行するボトルの搬送速度よりも大きな速度で搬送されることとなる。すると、後続のボトルが先行するボトルに大きな速度差で衝突し、場合によってはボトルに変形や白濁などの損傷が生じてしまう。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消できるボトル搬送装置及びボトル搬送方法を提供することにある。
そこで、本発明者は、空気が有している搬送のための力をボトルのネック部に効率的に伝えることができるよう鋭意研究を重ねた結果、ボトルのネック部の近傍に設置した空気噴射口から空気を噴射することにより、複数のボトルが連なって搬送される状態においても、ボトルの搬送速度の減少を緩和できることを見い出した。
すなわち、本発明は、ボトルの両側から相互に近接して、前記ボトルのネック部に形成されたフランジ部を担持する一対の搬送レールと、前記搬送レールに沿って連設され、前記ボトルの搬送方向に向けて空気を噴射する少なくとも一列の空気噴射口とを備え、前記空気噴射口は前記ボトルのネック部の近傍に配置されていることを特徴とするボトル搬送装置を提供するものである。
また、本発明は、ボトルの両側から相互に近接する一対の搬送レールに、前記ボトルのネック部に形成されたフランジ部を担持し、前記搬送レールに沿って連設されると共に前記ボトルのネック部の近傍に配置された少なくとも一列の空気噴射口から、前記ボトルの搬送方向に向けて空気を噴射することを特徴とする、ボトル搬送方法を提供するものである。
本発明によれば、従来の装置と比較して、空気噴射口から噴射された空気が有するボトルの搬送のための力の多くを、ボトルのネック部の押圧に費やすため、連なって搬送される各ボトルに加わる空気の力をより均一にすることができる。このため、従来問題となっていた、複数のボトルが相互に近接して搬送される場合のボトルの搬送速度の減少を緩和することができる。また、比較的大きな搬送力が加えられる最後尾のボトルにおいて、仮に搬送レールに対してボトルが引っ掛かった場合でも、この引っ掛かったボトルが再び動き出した際に、先行するボトルに小さな速度差で衝突させることができ、ボトルを損傷させ難くすることができる。
次に、本願発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
[全体概要]
図1は、本実施形態に係るボトル搬送装置1を示す図であり、図1(A)はボトル搬送装置1を上方から見た時の図1(B)のA−A線における断面図を示し、図1(B)は正面図を示す。図1(A)においてボトルBは上方へ搬送され、また図1(B)においては奥側へ向かって搬送されるようになっている。ボトル搬送装置1は、ハウジング5によって全体が空洞状に形成された空気充満室3と、前記ハウジング5に形成される凹部からなる空気移送路11と、この空気移送路11の下端に水平に設置されている一対の搬送レール21とを備えている。また、前記凹部を構成する左右の側壁部5b及び天面部5cには、空気移送路11に向けて空気を噴射するためにそれぞれ一列の空気噴射口7、7cが形成されている。
[空気充満室]
空気充満室3は、ハウジング5によって囲まれる空洞状の空気貯留室であり、この空気充満室3はボトルBの搬送方向Dに沿って延設されている。ハウジング5は、金属板材料を折曲成形したものであり、閉空間を形成するようになっている。但し、ハウジング5の製造方法は本発明の特徴ではないので、折曲成形の他に、押出成形などで形成してもよい。
また、ハウジング5の底壁部5aには、当該底壁部5aに設けられた2つの側壁部5bと、これら各側面部5bの上端部に連結される天面部5cとによって凹部が形成され、この凹部が後述する空気移送路11となる。また、2つの側壁部5b及び天面部5cには、ボトルBの搬送方向Dに沿って一連の空気噴射口7、7cが形成されている。この空気噴射口7、7cは、ボトルBの搬送方向(図1(A)における上方)Dに向けて開口されている。具体的には、各側壁部5b及び天面部5cがルーバー状に開口されており、この空気噴射口7、7cを空気が通過するときに、ボトルBの搬送方向Dに向けて方向付けられるようになっている。
また、空気充満室3には図示しない空気供給手段、例えばブロワーが接続されている。この空気供給手段から、空気が空気充満室3内に供給され、空気充満室3を所定の圧力に調整している。
[空気移送路]
次に、空気移送路11について説明する。上記したように、空気移送路11はハウジング5の底壁部5aに設けられた側壁部5bと天面部5cとによって形成されたハウジング5の凹部である。そして、空気噴射口7、7cから空気充満室3内の空気が流入し、ボトルBの搬送方向Dに向かって空気が高速で移動するように構成されている。この移動する空気は、ボトルBのネック部Nに当たり、その後、一部の空気は搬送レール21の相互間を通り抜けて、ボトルBのネック部Nよりも下の部分に当たる。このように、ボトルBに当たる空気が、ボトルBを搬送方向Dへ搬送するのである。尚、本実施形態において「ネック部」とは、ボトルBの部分の内、フランジGを含んでその上方部分(口部Kを含む)を言うものとする。
ここで、本発明の空気移送路11は以下のような特徴を有している。すなわち、通常、空気噴射口7はボトルBのネック部Nからある程度離れた位置に設けられる。これは、様々な形状(大きさ)のボトルを、装置の改造無しに搬送することができるようにするためである。しかし、本実施形態では、ボトルBのネック部Nの近傍に空気噴射口7、7cが配置されている。この点は従来のボトル搬送装置101と大きく異なる点である。具体的には、図2(A)及び(B)に示すように、搬送方向Dに直交する方向における、空気噴射口7とボトルBの口部Kの外周部との距離Wは、0mmを超えて15mm以下となることが望ましい。ここで、口部Kの外周部とは、ネジ部が形成されていない円筒部分の外周部をいう。そして、距離Wは、図2(A)に示すように、ボトルBの口部Kが特定の空気噴射口7の真横に来たときの、口部Kの外周部と空気噴射口7との距離を言うものとする。
更に、本実施形態では、空気移送路11を構成する天面部5cにも、空気噴射口7cが形成されている。これは、側壁部5bだけではなく、天面部5c側からも空気を噴射することで、ボトルBをより効率的に搬送することができるようになるからである。ここで、ボトルBの口部Kの上端部(先端部)から、天面部5cに設けられた空気噴射口7cまでの距離Hは、0mmを超えて15mm以下となることが望ましい。
尚、一連の空気噴射口7は、ボトルBのネック部Nの両側方に2列だけ設けても良いし、場合によっては天面部5cに一列だけ設けるようにしてもよい。
[搬送レール]
次に、搬送レール21について説明する。搬送レール21は、空気移送路11の底壁部5aに設けられる一対のレールであり、2枚の板状のレール部材が所定間隔で相互に向かい合っている。そして、この搬送レール21はボトルBの搬送方向Dに沿って連続している。各搬送レール21の相互間距離は、搬送するボトルBの口部Kの直径よりも大きく、ネック部Nに設けられたフランジ部Gの直径よりも小さくなっている。このため、搬送レール21の上にフランジ部Gが載置され、結果としてボトルBが搬送レール21上に支持されることとなる。
搬送レール21は、ボトルBのネック部Nとの摩擦を低減するために、ボトルBに面する端部の厚さが薄くなっている。これは、ボトルBとの接触面積が小さいほど、摩擦力も低減できるからである。また、搬送レール21の材料としては様々なものが考えられるが、摩擦係数の小さな樹脂製のものや、金属の表面に低摩擦係数の樹脂をコーティングしたようなものでもよい。これは、ボトルBのフランジ部Gと搬送レール21との摩擦力を低減し、円滑にボトルBを搬送するためである。
[作用]
次に、図3及び4を用いて、従来のボトル搬送装置101と比較した作用について説明する。図3は、搬送レール21、121上を1つのボトルBが搬送されている状態を示している。そして、図3(A)が本実施形態に係る搬送装置1の一部を示しており、図3(B)は従来の搬送装置101の一部を示している。各図において、ボトルBの下方に記載されている図形は、空気移送路11の幅方向位置とその位置における空気圧力の関係を示す動圧分布のグラフである。ここで、空気充満室3内の圧力は、本実施形態の場合と従来の場合とで互いに略等しい場合を想定している。
各図における動圧分布のグラフから明らかなように、本実施形態に係るボトル搬送装置1では、各側壁部5b間の距離が従来と比較して狭いため、側壁部5b付近の動圧の値は従来と変わらないものの、空気移送路11の幅方向に沿った各位置での動圧の値は、従来の装置の場合よりも高くなっている。このように、空気移送路11の幅方向に沿った各位置での動圧が高いということは、それだけ大きな空気による搬送力をボトルBのネック部Nに及ぼすことができるということである。このことは、換言すると、空気の圧力を従来よりも低くした(空気充満室の圧力を下げる)場合でも、従来と同様の空気による力をボトルBに加えることができることを意味する。これは、圧縮空気を発生させる際に消費されるエネルギを低減できることにつながる。
また、図4は、搬送されているボトルBに加わる空気の力を模式的に示した図である。ここで、図4(A),(B)が本実施形態に係るボトル搬送装置1であり、図4(C),(D)が従来のボトル搬送装置101である。また、図4(A)、(C)は複数のボトルBが連なって搬送されている状態を示し、図4(B),(D)は単一のボトルBが搬送されている状態を示している。
図4(A)に示すように、本実施形態に係るボトル搬送装置1では、ボトルBのネック部Nのすぐ近傍(側方)に空気噴射口7が設けられている。このため、全てのボトルBに対して各空気噴射口7からの空気が直接当たり、効率良く搬送のための力をボトルBに加えることができる。換言すると、各ボトルBは、前後のボトルBの影響を受けることなく、近傍に位置する空気噴射口7からの空気を受けて搬送される。このため、各空気噴射口7からは、近接している1本のボトルBを搬送するのに必要な力を加えるための空気を噴射すればよいこととなる。特に、本実施形態の場合、空気噴射口7のピッチが、搬送されるボトルB間のピッチよりも細かく設けられている。図4の例では、3つ〜4つの空気噴射口7で1本のボトルBを搬送するための空気を噴射すればよい。
また、図4(B)においても、ボトルBの近傍(側方)の空気噴射口7からの空気によってボトルBが搬送され、それ以外の空気噴射口7からの空気の影響は小さい。このため、図4(B)に示す場合に対して、図4(A)に示す場合のボトルBの搬送速度の減少を緩和することができる。これは、空気噴射口7から噴射された空気における、ボトルBの搬送のための力の多くを、ボトルBのネック部Nの押圧に費やすため、連なって搬送される各ボトルBに加わる空気の力をより均一にすることができるからである。
このように、本実施形態によれば、従来問題となっていた、複数のボトルBが相互に近接して搬送される場合のボトルBの搬送速度の減少を緩和することができる。また、比較的大きな搬送力が加えられる最後尾のボトルBにおいて、仮に搬送レール21に対してボトルBが引っ掛かった場合でも、この引っ掛かったボトルBが再び動き出した際に、先行するボトルBに小さな速度差で衝突させることができ、ボトルBを損傷させ難くすることができる。
これに対して、図4(C)、(D)に示す従来のボトル搬送装置101では、上記のような効果は得られない。その理由は以下のとおりである。図4(C)に示すように、例えば4本のボトルBが連なって搬送されている場合、最後尾のボトルBに対しては、真後ろから空気の力が加わる。しかしながら、最後尾のボトルBよりも前のボトルBには、真後ろからの空気の力は加わりにくい。これは、各ボトルBから見て後方のボトルBによって空気の流れが妨げられてしまい、最後尾のボトルB以外には効率的に空気が当たらないからである。このため、空気噴射口107からの空気の噴射量が少ないと、連続しているボトルBを搬送することができない場合がある。このため、従来のボトル搬送装置101においては、1本のボトルBを搬送するのに必要な空気量よりも多量の空気を噴射しなければならない。その点を模式的に示すために、図4(C)、(D)においては、空気噴射口7からの空気を長い矢印で示している。このようなことから、最後尾のボトルBに対しては、非常に大きな空気の力が加わることとなる。
一方、ボトルBの引っ掛かりによって、図4(D)に示すように、単一のボトルBが搬送される場合にあっては、一本のボトルBにとっては必要以上に大きな力となってしまう。このような状態でボトルBの引っ掛かりが外れると、ボトルBは大きな空気の力で搬送され、その際の搬送速度は複数のボトルBが搬送される時よりも大きなものとなる。このため、先行するボトルBに対して後続のボトルBが大きな速度差で衝突してしまう。これにより、衝突したボトルBには変形や白濁などの損傷が発生してしまう。
また、図5は、鉛直方向の各位置における空気によるボトルの搬送力を示す搬送力分布の模式図である。この模式図では、本実施形態に係るボトル搬送装置1によって生じる搬送力分布を曲線L1で表し、従来のボトル搬送装置101によって生じる搬送力分布を曲線L2で表している。これらの曲線L1、L2から明らかなように、空気移送路11内の搬送力は、L1の方が高くなっている。これは、空気移送路11の幅を狭めたためである。このため、空気噴射口7がボトルBのネック部Nの近傍に位置し、ボトルBのネック部Nに空気によるボトルの搬送力が十分に伝わり、複数のボトルBが相互に近接して搬送される場合のボトルBの搬送速度の減少を緩和することができる。同様の原理から、天面部5cをより低い位置に設けて、空気噴射口7cをネック部Nに近接させることで、更にボトルBの搬送速度の減少を緩和することもできる。
また、本発明は、上記ボトル搬送装置1を用いてボトルを搬送する方法を提供するものである。すなわち、ボトルBのネック部Nの近傍に設けられた空気噴射口7から、ボトルBの搬送方向Dに向けて空気を噴射することにより、ネック部Nに空気が効率良く当たり、この空気の搬送力によってボトルBが搬送レール21に沿って搬送される。その際、ネック部Nに当たった後の空気の圧力は低下するが、各搬送レール21の相互間の隙間を通して下方に流れ、一部はボトルBの下方部分に当たり、ボトル11に対して搬送力を付与する。
以上説明したように、本発明では、従来の装置と比較して、連なって搬送される各ボトルに加わる空気の搬送力をより均一にすることができ、ボトルの搬送速度の減少を緩和することができる。また、従来のボトル搬送装置で問題となっていたボトル同士の衝突による損傷を起こり難くすることができる。また、圧縮空気を生成する際のエネルギを削減することもできる。
本発明は、飲料などを充填する前のボトルを搬送するボトル搬送装置およびボトル搬送方法に利用することができる。
本発明の一実施形態に係るボトル搬送装置であり、図1(A)は図1(B)のA−A線における断面図を示し、図1(B)は正面図を示す。 図1に開示したボトル搬送装置において、各空気噴射口と口部との距離を説明するための説明図である。 本発明の作用を説明するための空気移送路内の動圧分布を示す図であり、図3(A)は本発明のボトル搬送装置を示し、図3(B)は従来のボトル搬送装置を示す。 本発明の作用を説明するための空気の力を示す図であり、図4(A)は本発明のボトル搬送装置で複数のボトルを搬送している場合を示し、図4(B)は本発明のボトル搬送装置で単一のボトルを搬送している場合を示し、図4(C)は従来のボトル搬送装置で複数のボトルを搬送している場合を示し、図4(D)は従来のボトル搬送装置で単一のボトルを搬送している場合を示す。 鉛直方向の各位置での空気によるボトル搬送力を示す搬送力分布の模式図である。 従来のボトル搬送装置であり、図6(A)は図6(B)のA−A線における断面図を示し、図6(B)は正面図を示す。
符号の説明
1 ボトル搬送装置
3 空気充満室
5 ハウジング
5a 底壁部
5b 側壁部
5c 天面部
7 空気噴射口
11 空気移送路
21 搬送レール
B ボトル
G フランジ部
N ネック部

Claims (6)

  1. ボトルの両側から相互に近接して、前記ボトルのネック部に形成されたフランジ部を担持する一対の搬送レールと、
    前記搬送レールに沿って連設され、前記ボトルの搬送方向に向けて空気を噴射する少なくとも一列の空気噴射口とを備え、
    前記空気噴射口は前記ボトルのネック部の近傍に配置されていることを特徴とする、ボトル搬送装置。
  2. 前記空気噴射口は前記ネック部の口部の両側方に配置され、前記搬送方向に直交する方向における前記空気噴射口と前記口部の外周部との距離が0mmを超えて15mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のボトル搬送装置。
  3. 空気噴射口は前記ネック部の口部の上方に配置され、前記空気噴射口と前記口部の上端部との距離が0mmを超えて15mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のボトル搬送装置。
  4. 前記搬送方向に沿った前記空気噴射口のピッチは、前記ボトルが連なって搬送されるときのボトル間ピッチよりも小さいことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のボトル搬送装置。
  5. ボトルの両側から相互に近接する一対の搬送レールに、前記ボトルのネック部に形成されたフランジ部を担持し、
    前記各搬送レールに沿って連設されると共に前記ボトルのネック部の近傍に配置された空気噴射口から、前記ボトルの搬送方向に向けて空気を噴射することを特徴とする、ボトル搬送方法。
  6. 前記ボトルのネック部に前記空気を当てることで前記空気の圧力を低下させ、
    しかる後に、前記ネック部の下方に前記空気を送ることを特徴とする、請求項5に記載のボトル搬送方法。
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