JP2009034246A - フィルタ回収用医療用処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】血管内に留置されたフィルタを回収するためのフィルタ回収用医療用処置具において、フィルタの一部が血管壁に埋もれてしまっている場合でも、脈動による血管の収縮変形運動に妨害されることなく、確実にフィルタ回収を可能とすることにある。
【解決手段】管体2内に進退自在に挿入され、先端にループ31を有する捕捉具3と、管体2内に進退自在に挿入されるとともにループ31内に貫挿され、先端部42に係止手段6を有する芯材4とを備える。そして、芯材4は、係止手段6でフィルタ5を係止してフィルタ5の姿勢を制御し、捕捉具3は係止手段6に係止されたフィルタ5をループ31で捕捉し、管体2は、先端側に移動されることでループ31により捕捉されたフィルタ5を管内に引き込む。これにより、フィルタ5が血管壁に埋もれている場合でも、フィルタ5の姿勢を本来の留置理想形態に戻した状態でループ31での捕捉を行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、血管内に留置されたフィルタを回収するためのフィルタ回収用医療用処置具に関する。
従来より、血栓や血餅物質等が肺動脈内へ進入するのを防ぐため、下大静脈内に留置されるフィルタが知られている。図9に示すように、フィルタ100は、血流方向の上流側に複数本の支柱101が傘状に開いた略三角錐形状を呈しており、下流側の端部(三角錐の頂点)にはフック102が設けられている。
ところで、フィルタ100は、一定期間、体内に留置した後、回収される必要がある。この回収を行う医療処置具105として、可撓性管106内に、先端にループ107を有するワイヤを貫挿させたものが知られている。そして、この医療処置具105を用いて、フック102にループ107を係合させて(図9(a)参照)、ループ107とともにフィルタ100を可撓性管106に引き込み、可撓性管106内に留めたまま可撓性管106を体外へ取り出して回収する方法が一般的である(特許文献1、2参照)。
しかし、フィルタ100は一定期間体内に留置されるため、図9(b)のように、回収しようとする時には、内皮細胞の増殖等により、支柱101及びフック102が血管壁内に埋もれてしまっている場合がある。そのため、従来の医療処置具105では、このようにフック102が埋もれてしまった場合に、ループ107を係合することができず、回収が困難であるという問題があった。
また、静脈は動脈と比較して、心臓の鼓動による脈動の影響を受けやすく、この脈動に応じて血管が内径側へ収縮変形運動を繰り返すため、この収縮変形運動が、ループ107の弾性拡径作用を阻害すると同時に、均等な円形ループの形成を困難なものとし、回収が不可能となるという問題があった。
特表2003−503085号公報 特開平11−318910号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、フィルタの一部が血管壁に埋もれてしまっている場合でも、脈動による血管の収縮変形運動に妨害されることなく、確実にフィルタ回収を可能とすることにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のフィルタ回収用医療用処置具は、血管内に留置されたフィルタを回収するためのものであって、可撓性管内に進退自在に挿入され、先端にループを有する捕捉具と、可撓性管内に進退自在に挿入されるとともにループ内に貫挿され、先端部に係止手段を有する芯材とを備える。そして、芯材は、係止手段でフィルタを係止し、捕捉具は、係止手段に係止されたフィルタをループで捕捉し、可撓性管は、先端側に移動されることでループにより捕捉されたフィルタを管内に引き込む。
これによれば、フィルタの一部が血管壁に埋もれてしまっている場合でも、芯材の係止手段によってフィルタを係止し、芯材を操作することでフィルタの姿勢を制御し、本来の留置理想形態に戻すことができる。そして、芯材がループ内に貫挿されているため、芯材でフィルタの姿勢を修正した後、フィルタを係止した状態でループを芯材に伝わらせて前進(先端側へ移動)させることにより、確実にループでフィルタを捕捉することができ、脈動による血管の収縮変形運動に妨害されることがない。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のフィルタ回収用医療用処置具は、芯材の外周を囲い、ループ内に貫挿される可撓性の樹脂チューブを備える。
これにより、芯材とループを含む捕捉具との間に樹脂チューブが設けられることになる。このため、芯材と捕捉具を操作する際に互いが擦れ合うことがなく、芯材及び捕捉具の進退操作が容易となる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のフィルタ回収用医療用処置具によれば、係止手段は先端部の外周に軸方向の手元側に傾斜して開口する切り欠きである。
これにより、切り欠きにフィルタの支柱等を引っ掛けて芯材を操作することで、フィルタの姿勢を制御することができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のフィルタ回収用医療用処置具では、先端部は単条または多条のコイルスプリング体で構成され、係止手段はコイルスプリング体の素線間に設けられた間隙である。
これにより、間隙にフィルタの支柱等を引っ掛けて芯材を操作することで、フィルタの姿勢を制御することができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のフィルタ回収用医療用処置具では、先端部が、スパイラル形状または波形状に成形されている。
これにより、係止手段によるフィルタの係止に加えて、先端部を回転させることで先端部にフィルタを絡ませることができ、芯材を操作することで、フィルタの姿勢を制御することができる。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載のフィルタ回収用医療用処置具によれば、可撓性管は手元端にY字コネクタを有し、Y字コネクタの二股に分かれた一方の分岐管には捕捉具が貫挿し、他方の分岐管には芯材が貫挿し、他方の分岐管に、芯材をロックするロック機構が設けられている。
これにより、術者の手元での芯材及び捕捉具の操作が行いやすくなる。また、ロック機構で芯材をロックすることにより、芯材でフィルタを係止した状態でループを芯材に伝わらせて前進させてフィルタを捕捉する操作が行いやすくなる。
〔請求項7の手段〕
請求項7に記載のフィルタ回収用医療用処置具によれば、可撓性管の外周に、可撓性管よりも短く、可撓性管に対して進退自在に設けられた外層可撓性管を備える。
外層可撓性管は、手元端にY字コネクタを有し、外層可撓性管のY字コネクタの二股に分かれた一方の分岐管には可撓性管が貫挿し、他方の分岐管からは可撓性管と外層可撓性管との間に流体を注入可能となっている。そして、可撓性管または外層可撓性管が先端側に移動されることで、ループにより捕捉されたフィルタを管内に引き込む。
これにより、フィルタを捕捉し可撓性管を前進させて引き込む際に、フィルタが拡径した場合でも、可撓性管の外周に設けられた外層可撓性管を前進させることで引き込むことが可能となる。また、可撓性管と外層可撓性管との間に流体を注入可能となっているため、例えば、可撓性管と外層可撓性管との間に生理食塩水を注入することで、可撓性管と外層可撓性管との間に凝血塊が蓄積するのを防ぎ、可撓性管と外層可撓性管との進退移動をスムーズに行うことができる。
最良の形態1のフィルタ回収用医療用処置具は、可撓性管内に進退自在に挿入され、先端にループを有する捕捉具と、可撓性管内に進退自在に挿入されるとともにループ内に貫挿され、先端部に係止手段を有する芯材とを備える。そして、芯材は、係止手段でフィルタを係止し、捕捉具は、係止手段に係止されたフィルタをループで捕捉し、可撓性管は、先端側に移動されることでループにより捕捉されたフィルタを管内に引き込む。
また、係止手段は先端部の外周に軸方向の手元側に傾斜して開口する切り欠きである。
また、可撓性管は手元端にY字コネクタを有し、Y字コネクタの二股に分かれた一方の分岐管には捕捉具が貫挿し、他方の分岐管には芯材が貫挿し、他方の分岐管に、芯材をロックするロック機構が設けられている。
また、可撓性管の外周に、可撓性管よりも短く、可撓性管に対して進退自在に設けられた外層可撓性管を備える。外層可撓性管は、手元端にY字コネクタを有し、外層可撓性管のY字コネクタの二股に分かれた一方の分岐管には可撓性管が貫挿し、他方の分岐管からは可撓性管と外層可撓性管との間に流体を注入可能となっている。そして、可撓性管または外層可撓性管が先端側に移動されることで、ループにより捕捉されたフィルタを管内に引き込む。
最良の形態2のフィルタ回収用医療用処置具は、芯材の外周を囲い、ループ内に貫挿される可撓性の樹脂チューブを備える。
最良の形態3のフィルタ回収用医療用処置具は、先端部は単条または多条のコイルスプリング体で構成され、係止手段はコイルスプリング体の素線間に設けられた間隙である。
最良の形態4のフィルタ回収用医療用処置具は、先端部が、スパイラル形状または波形状に成形されている。
〔実施例1の構成〕
実施例1のフィルタ回収用医療用処置具1(以下、医療処置具1と呼ぶ)の構成を、図1及び図2を用いて説明する。
医療処置具1は、可撓性の可撓性管2(以下、管体2と呼ぶ)と、管体2内に進退自在に挿入される捕捉具3と、芯材4とを備える。
捕捉具3は、先端にループ31を有し、ループ31内に後述するフィルタ5を捕捉可能となっている。また、ループ31は、手元操作により縮径可能となっている。
芯材4は、ループ31内を貫挿して設けられ、ステンレス製の中空管体で形成されており、最先端41は、半球状に溶接、またはロー付け加工が施されている。また、先端部42の外周には、フィルタ5を係止する係止手段6として、軸方向に対して傾斜して手元側に向けて開口する2つの切り欠き61、62が設けられている。
具体的には、本実施例では、一方の切り欠き61は、先端部42の径方向の一端側で軸方向に対して傾斜して手元側に開口しており、他方の切り欠き62は、切り欠き61と軸方向において所定の間隔を開けて、先端部42の径方向の他端側で軸方向に対して傾斜して手元側に向けて開口している。また、切り欠き61、62にフィルタ5を係合しやすくするため、切り欠き61、62の開口部の手元側の先端部42の外周に傾斜面61a、62aが設けられている。
尚、切り欠きを3つ以上設けてもよく、先端部42の外周に所定角度間隔に放射状に設けてもよい。
管体2は、手元端にY字コネクタ21が固定されており、Y字コネクタ21の二股に分かれた一方の分岐管22には捕捉具3が貫挿し、他方の分岐管23には芯材4が貫挿している。
そして、分岐管23には、芯材4をロックするロック機構25が設けられている。ロック機構25は、割り溝25a付きの円筒部材25bを有しており、芯材4が円筒部材25bに貫挿され、外周から螺合締付けされることにより、円筒部材25bの割り溝25aが閉まり、芯材4と分岐管23とが固定される。すなわち、芯材4と管体2とが固定される。
また、分岐管22より手元側に引き出された捕捉具3及び分岐管23より手元側に引き出された芯材4には、それぞれ、術者が把持して操作するための把持具35、45が設けられている。
把持具35、45は、各々、上述したロック機構25と同様の構成のロック機構を有しており、ロック機構により捕捉具3及び芯材4上の任意の位置に固定される。
また、医療処置具1は、管体2の外周に、管体2よりも軸方向長さが短く、管体2に対して進退自在に設けられた外層可撓性管7(以下、外層管体7と呼ぶ)を備える。
外層管体7は、手元端にY字コネクタ71を有し、Y字コネクタ71の二股に分かれた一方の分岐管72には管体2が貫挿し、他方の分岐管73には管体2と外層管体7との間に流体を注入するためのシリンジ74が接続されている。尚、分岐管72と管体2との間には、シリンジ74から注入される流体の漏れを防ぐためのシール機構が設けられている。
尚、本実施例では、例えば、管体2は、外径3.6mm、内径2.8mmであり、外層管体7は、外径4.4mm、内径3.7mmである。また、芯材4は、外径0.6mm、内径0.4mの中空管体であり、切り欠き61、62は、各々、切り欠き幅が0.4mmであり、軸方向に対する傾斜角αが15°程度となるように開口しており、切り欠き61と切り欠き62との間隔は4mmである。そして、傾斜面61a、62aは、軸方向に対する傾斜角βが9°程度となるように設けられている。
また、管体2、外層管体7の材質は、ポリアミド、ポリエチレン、フッ素樹脂等であることが好ましい。特に、外層管体7が管体2に対して進退自在に設けられ、管体2と外層管体7とが相互に摺動するため、管体2と外層管体7とに同種樹脂材料を用いることは避けた方が望ましいが、例外として、同種材料であっても摺動性に優れたポリエチレン相互、又は、PTFE相互の組合せが、高摺動性を得る観点からより望ましく、最も望ましいのはPTFE相互の組合せである。
また、Y字コネクタ21、71の材質は、ポリカーボネート、ナイロン等の透明性の高い材料であることが好ましい。また、Y字コネクタ21、71は、それぞれ、管体2及び外層管体7の手元端に一体的に設けられていてもよく、別体であって管体2及び外層管体7の手元端に螺合締結されるものであってもよい。
〔実施例1の操作方法〕
実施例1の医療処置具1の操作方法を、図3を用いて説明する。
医療処置具1は、血栓や血餅物質等が肺動脈内へ進入するのを防ぐため、下大静脈内に血管内に留置されたフィルタ5を回収するために用いられる。フィルタ5は、血流方向の上流側に複数本の支柱51が傘状に開いた略三角錐形状を呈しており、ここでは、回収前の状態が、図3(a)の二点鎖線で表すように、内皮細胞の増殖等により、支柱51及び下流側の端部52(三角錐の頂点)が血管壁内に埋もれて、軸方向に対して傾いた状態となっている。
実施例1の医療処置具1によれば、支柱51が血管壁内に埋もれたフィルタ5を以下の手順で回収することができる。
(a)まず、芯材4をフィルタ5の近辺に到達させ、係止手段6(例えば、切り欠き61)を支柱51及び端部52に係合させる。その後、芯材4を手元側に引っ張り、フィルタ5の姿勢を軸方向に向かせ、芯材4を緊張状態にして、ロック機構25により芯材4をロックし、管体2と芯材4とを固定する(図3(a)参照)。
(b)次に、捕捉具3を前進させて管体2の先端からループ31を押し出し、ループ31内に貫挿されている芯材4をガイドとして、ループ31を前進させてフィルタ5の外周に係合させる(図3(b)参照)。
(c)次に、ロック機構25を解除し、管体2を前進させながら、ループ31を手元側へ引っ張り、フィルタ5の支柱51を収縮させながら、管体2内でループ31とともにフィルタ5を引き込み管体2内へ留める(図3(c)参照)。
(d)最後に、管体2を体外に取り出して、フィルタ5の回収を完了する。
尚、(c)の操作の際に、フィルタ5が拡径して管体2内に収納できない場合には、外層管体7を前進させて、フィルタ5を管体2及び外層管体7の双方で収納してもよい(図3(c)二点鎖線参照)。
〔実施例1の作用効果〕
実施例1の医療処置具1によれば、フィルタ5の支柱51の一部又はフィルタ5の端部52が血管壁に埋もれてしまっている場合でも、芯材4の係止手段6によってフィルタ5を係止し、緊張状態とすることで、フィルタ5の姿勢を本来の留置理想形態(端部52が血管径中心に概ね位置する姿勢)に戻すことができる。
また、芯材4がループ31内に貫挿されているため、芯材4でフィルタ5の姿勢を修正した後、フィルタ5を係止した状態でループ31を芯材4に伝わらせて前進させることにより、ループ31でフィルタ5を捕捉することができる。すなわち、既に芯材4によって姿勢制御されているフィルタ5へ、芯材4をガイドとしてループ31を自動的に移動させることができるようになっている。この結果、脈動による血管の収縮変形運動に妨害されることがなく、確実にループ31でフィルタ5を捕捉することができる。
また、手元端のY字コネクタ21の分岐管23に芯材4をロックするロック機構25が設けられていることにより、手元操作で芯材4の緊張状態を作り出すことができ、芯材4でフィルタ5を係止した状態でループ31を芯材4に伝わらせて前進させてフィルタ5を捕捉する操作が行いやすくなる。尚、実施例1では、ロック機構25が、割り溝25a付きの円筒部材25bを有しており、芯材4が円筒部材25bに貫挿され、外周から螺合締付けされることによりロックされる構造であるため、手元で螺合締付けを行うことで容易に芯材4の緊張状態を作り出すことができる。
また、外層管体7を備えることにより、フィルタ5を捕捉し管体2を前進させて引き込む際に、フィルタ5が拡径した場合でも、外層管体7を前進させることで引き込むことが可能となる。
さらに、管体2と外層管体7との間に流体を注入可能となっているため、例えば、管体2と外層管体7との間に生理食塩水を注入することで、管体2と外層管体7との間に凝血塊が蓄積するのを防ぎ、管体2と外層管体7との進退移動をスムーズに行うことができる。
実施例2の医療処置具1の構成を、実施例1と異なる点を中心に図4を用いて説明する。
本実施例の医療処置具1は、芯材4の外周を囲い、ループ31内に貫挿される可撓性の樹脂チューブ8を備える。樹脂チューブ8の材料としては、例えば、ポリエチレン、もしくは、PTFE、PFA等のフッ素樹脂が望ましい。また、寸法は、例えば、内径1mm、外径1.6mmである。
これによれば、芯材4とループ31を含む捕捉具3との間に樹脂チューブ8が設けられることになるため、芯材4と捕捉具3を操作する際に同種材料である金属同士が相互に擦れ合うことがなく、芯材4及び捕捉具3の進退操作が容易となる。
実施例3の医療処置具1の構成を、実施例1と異なる点を中心に図5を用いて説明する。
本実施例の医療処置具1は、先端部42が単条のコイルスプリング体で構成され、係止手段6はコイルスプリング体の素線間に設けられた間隙64である。
具体的には、先端部42に密着巻き部分と疎巻き部分が設けられており、疎巻き部分に間隙64が連続して複数設けられている(図5(a)参照)。
本実施例では、例えば、線径0.2mmの線材を外径0.6mmに巻回成形してなり、疎巻き部分のコイルピッチを4mmとすることで間隙64が設けられている。このとき、素線の傾斜角は、フィルタ5の支柱51の傾斜角と概ね一致させることが好ましい。
尚、本実施例のように、コイルスプリング体が密着巻き部分と疎巻き部分とを設けた構造であれば、密着巻きのみのコイルスプリング体よりも、コイルスプリング体のバネ定数を向上させ、引張荷重によるコイルスプリング体の伸びを低く抑えることができる。
また、図5(b)に示すように、軸方向に対して傾斜して手元側に向けて開口するように部分的に素線間を広げて間隙65を設けて係止手段6としてもよい。
これにより、間隙64、65にフィルタ5の支柱51及び端部52を引っ掛けて芯材4を操作することで、フィルタ5の姿勢を制御することができる。
実施例4の医療処置具1の構成を、実施例1と異なる点を中心に図6を用いて説明する。
本実施例の医療処置具1は、先端部42が多条のコイルスプリング体で構成され、係止手段6はコイルスプリング体の素線間に設けられた間隙66である。
本実施例では、例えば、線径0.2mmの2本の線材を外径0.6mmに巻回成形してなり、コイルピッチを6mmとすることで間隙66が設けられている。また、ロープ撚線機を用いて、2本の線材を撚りピッチが6mmとなるように撚合して形成してもよい。すなわち、外径0.2mmの線材7本を、内1本を芯線、6本を側線として撚合してなる撚線の、隣接し合う2本の側線を残して、その他の側線及び芯線を欠落させた構造である。尚、撚り角は、フィルタ5の支柱51の傾斜角と概ね一致させることが好ましい。
これにより、間隙66にフィルタ5の支柱51及び端部52を引っ掛けて芯材4を操作することで、フィルタ5の姿勢を制御することができる。
実施例2の医療処置具1の構成を、実施例1と異なる点を中心に図7を用いて説明する。
本実施例の医療処置具1は、先端部42が、スパイラル形状(図7(a)参照)または波形状(図7(b)参照)に成形されている。具体的には、先端部42は、スパイラル形状または波形状の金型内にセットされた状態で、800℃程度で熱処理されることにより成形される。また、熱処理による変色をなくすため、必要に応じて、熱処理後、電解研磨加工を施して形成される。
これにより、係止手段6によるフィルタ5の係止に加えて、先端部42を回転させることで先端部42にフィルタ5を絡ませることができ、芯材4を操作することで、フィルタ5の姿勢を制御することができる。
〔変形例〕
実施例1の医療処置具1は、芯材4が中空管体で構成されていたが、先端部42のみが中空管体で構成されており、先端部42より手元側を単線46(図8(a)、(c)参照)又は撚線構造体47(図8(d)参照)で構成してもよい。
尚、単線46は、例えば、外径0.3〜0.6mmのステンレス鋼線材またはNi−Ti線とする。
また、撚線構造体47は、例えば、外径0.2mmの線材7本を、内1本を芯線、6本を側線として撚合して形成する。尚、撚線構造体47を形成する線材の材質は、ステンレス鋼線材又はNi−Ti線である。また、線材7本の内の一部にステンレス鋼線材を用い、残りにNi−Ti線を用いてもよい。
また、撚線構造体47は、外径0.3mmの芯線の外周に外径0.15mmの12本の素線を側ストランドとして撚合して形成してもよい。これによれば、芯線の外径を太くして側線の外径を細くすることで、柔軟性を維持しながら、押し引き操作の操作性をより向上させることができる。
さらに、実施例3、4の医療処置具1において、芯材4の先端部42より手元側を、上述のような単線46、撚線構造体47で構成してもよく、中空管体で構成してもよい。
尚、中空管体で構成する場合、中空管体は、例えばステンレス鋼またはNi−Ti線で外径0.6mm、内径0.4mmに形成する。
また、実施例1の医療処置具1は、外層管体7を備えていたが、必要に応じて使用されるものであるので、必ずしも外層管体7を備えていなくてよい。
(a)は、医療処置具の全体構成図であり、(b)は、医療処置具の先端部分の軸方向に垂直な断面図であり、(c)は、医療処置具の先端部分の軸方向に平行な断面図である(実施例1)。 (a)は、芯材の先端部の平面図であり、(b)は、芯材の先端部の側面図である(実施例1)。 医療処置具の操作方法の説明図である(実施例1)。 (a)は、医療処置具の先端部分の軸方向に垂直な断面図であり、(b)は、医療処置具の先端部分の軸方向に平行な断面図である(実施例2)。 芯材の先端部の側面図である(実施例3)。 (a)は、芯材の先端部の側面図であり、(b)は、(a)の軸方向に垂直な断面である(実施例4)。 (a)は、スパイラル形状に成形された芯材の先端部の斜視図であり、(b)は、波形状に成形された芯材の先端部の斜視図である(実施例5)。 (a)は芯材の側面図であり、(b)は(a)のA−A断面であり、(c)は(a)のB−B断面であり、(d)は芯材の側面図である(変形例)。 (a)は、従来の医療処置具の説明図であり、(b)は、血管壁に埋もれたフィルタの説明図である(従来例)。
符号の説明
1 医療処置具(フィルタ回収用医療用処置具)
2 管体(可撓性管)
21 Y字コネクタ
22 分岐管
23 分岐管
25 ロック機構
3 捕捉具
31 ループ
4 芯材
42 先端部
5 フィルタ
6 係止手段
62、62 切り欠き
64〜66 間隙
7 外層管体(外層可撓性管)
71 Y字コネクタ
72 分岐管
73 分岐管
8 樹脂チューブ

Claims (7)

  1. 血管内に留置されたフィルタを回収するためのフィルタ回収用医療用処置具において、
    可撓性管内に進退自在に挿入され、先端にループを有する捕捉具と、
    前記可撓性管内に進退自在に挿入されるとともに前記ループ内に貫挿され、先端部に係止手段を有する芯材とを備え、
    前記芯材は、前記係止手段で前記フィルタを係止し、
    前記捕捉具は、前記係止手段に係止された前記フィルタを前記ループで捕捉し、
    前記可撓性管は、先端側に移動されることで前記ループにより捕捉された前記フィルタを管内に引き込むことを特徴とするフィルタ回収用医療用処置具。
  2. 請求項1に記載のフィルタ回収用医療用処置具において、
    前記芯材の外周を囲い、前記ループ内に貫挿される可撓性の樹脂チューブを備えることを特徴とするフィルタ回収用医療用処置具。
  3. 請求項1または2に記載のフィルタ回収用医療用処置具において、
    前記係止手段は、前記先端部の外周に、軸方向の手元側に傾斜して開口する切り欠きであることを特徴とするフィルタ回収用医療用処置具。
  4. 請求項1または2に記載のフィルタ回収用医療用処置具において、
    前記先端部は、単条または多条のコイルスプリング体で構成され、
    前記係止手段は、前記コイルスプリング体の素線間に設けられた間隙であることを特徴とするフィルタ回収用医療用処置具。
  5. 請求項3または4に記載のフィルタ回収用医療用処置具において、
    前記先端部は、スパイラル形状または波形状に成形されていることを特徴とするフィルタ回収用医療用処置具。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載のフィルタ回収用医療用処置具において、
    前記可撓性管は、手元端にY字コネクタを有し、
    前記Y字コネクタの二股に分かれた一方の分岐管には前記捕捉具が貫挿し、他方の分岐管には前記芯材が貫挿し、
    前記他方の分岐管に、前記芯材をロックするロック機構が設けられていることを特徴とするフィルタ回収用医療用処置具。
  7. 請求項6に記載のフィルタ回収用医療用処置具において、
    前記可撓性管の外周に、前記可撓性管よりも短く、前記可撓性管に対して進退自在に設けられた外層可撓性管を備え、
    前記外層可撓性管は、手元端にY字コネクタを有し、
    前記外層可撓性管のY字コネクタの二股に分かれた一方の分岐管には前記可撓性管が貫挿し、他方の分岐管からは前記可撓性管と前記外層可撓性管との間に流体を注入可能となっており、
    前記可撓性管または前記外層可撓性管が先端側に移動されることで、前記ループにより捕捉された前記フィルタを管内に引き込むことを特徴とするフィルタ回収用医療用処置具。
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