JP2009033807A - 充電装置、および携帯充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯し易く、外部から電力を受けられない場所においても容易に携帯機器を充電する。
【解決手段】AC電源900から電力供給される本体装置150と、本体装置150と着脱可能で、本体装置150から供給された電力により携帯機器300を充電する携帯充電装置200とを備え非接触型充電装置100において、本体装置150は、携帯充電装置200に電力を送電する携帯充電装置用コイル110と、携帯充電装置200を充電する充電回路105とを備え、携帯充電装置200は、充電電力を蓄積可能な二次電池204と、本体装置150から電力を受電、または携帯機器300に電力を送電する充放電コイル210と、受電した電力を二次電池204に蓄積するとともに、蓄積された充電電力を放電して携帯機器300を充電する整流・充放電回路205とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯機器の充電を行う携帯可能な携帯充電装置と、該携帯充電装置と携帯機器の充電を行う充電装置に関するものである。
現在、携帯機器には電源として二次電池等の充電式電池が搭載されていることが多い。また、その二次電池等の充電方法は、電磁誘導などの非接触による方法が一般的となってきている。このような非接触による充電方法は、接触充電と比較すると、接続部(接続端子)に埃がたまることもなく、接続端子間が短絡することもない。
例えば、腕時計10の裏ブタ11に充電器33を近付けることで、腕時計10内部に設けられた充電電池ユニット13に充電器33を近付け、腕時計10と充電器33を非接触で充電し、蓄電部17を充電する技術が開示されている(特許文献1参照)。
このよう非接触による充電方法では、例えば、図15に示すように、充電装置1000側と携帯機器2000側にそれぞれコイルを設け、そのコイル間の誘導磁界により電力が伝送され、携帯機器2000の二次電池が充電される仕組みとなっている。そして、この充電装置1000は、AC電源900より得られた交流電流を整流回路にて直流電流に整流し、充電回路を介して、コイルを励磁するのが一般的である。
特開2005−176494号公報
しかしながら、従来の充電装置は、携帯機器に対し大型であるため携帯が不便であり、またAC電源がなければ充電できなかった。従って、外出先などで携帯機器の充電が切れてしまった場合は、大型の充電装置を所持していること、およびAC電源などのコンセントがあることの条件を満たした場合のみ携帯機器の充電が可能であった。
しかし、外出先などに都合よくコンセントがあるとも限らないし、仮に外出先でコンセントがあった場合でも、自由に使用できるコンセントは殆ど設けられていない。そのため、従来の充電装置では、外出先での携帯機器の充電が困難であり、充電が切れると携帯機器が使用できなくなるという問題があった。また、充電器を一次電池でも使用可能としたものもあったが、その分、充電器も大型になるため、携帯には不便であり、使い勝手が悪かった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、携帯し易く、かつ外部から電力を受けられない場所においても容易に携帯機器を充電できる携帯充電装置と、該携帯充電装置を含む充電装置を提供すること目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、充電装置において、外部機器または電源から電力供給される本体装置と、前記本体装置と着脱可能であって、前記本体装置から供給された電力により携帯機器を非接触で充電する携帯充電装置と、を備え、前記本体装置は、前記携帯充電装置に電力を送電する第1送電手段と、前記第1送電手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電する充電手段と、を備え、前記携帯充電装置は、充電電力を蓄積可能な蓄電手段と、前記本体装置から電力を受電し、または前記携帯機器に電力を送電する送受電手段と、前記送受電手段から受電した電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積するとともに、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記送受電手段に供給することにより前記携帯機器を充電する充放電手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の充電装置において、前記携帯充電装置は、前記蓄電手段を充電するモードである充電モードと、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電するモードである放電モードの切り替え設定を受け付ける操作入力部をさらに備え、前記充放電手段は、前記充電モードの設定を受け付けた場合、前記送受電手段から受電した電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積し、前記放電モードの設定を受け付けた場合、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記送受電手段に供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の充電装置において、前記本体装置は、前記携帯充電装置の存在を検知する第1検知手段をさらに備え、前記充電手段は、前記携帯充電装置の存在が検知された場合に、前記第1送電手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の充電装置において、前記本体装置は、前記携帯機器に非接触で電力を送電する第2送電手段をさらに備え、前記第1検知手段は、さらに、前記携帯機器の存在を検知し、前記充電手段は、さらに、前記携帯機器が検知された場合に、前記第2送電手段に電力を供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の充電装置において、前記携帯充電装置は、前記携帯機器の存在を検知する第2検知手段をさらに備え、前記充放電手段は、前記放電モードの設定を受け付けた場合であって、前記携帯機器の存在が検知された場合に、前記送受電手段に電力を供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、充電装置において、外部機器または電源から電力供給される本体装置と、前記本体装置と着脱可能であって、前記本体装置から供給された電力により携帯機器を非接触で充電する携帯充電装置と、を備え、前記本体装置は、前記携帯充電装置と接続可能な第1接続手段と、前記携帯充電装置と接続された状態の前記第1接続手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電する充電手段と、を備え、前記携帯充電装置は、充電電力を蓄積可能な蓄電手段と、前記第1接続手段に接続可能な第2接続手段と、前記携帯機器に電力を送電する第1送電手段と、前記第1接続手段と接続された状態の前記第2接続手段を介して、前記本体装置から供給された電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積するとともに、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記第1送電手段に供給することにより前記携帯機器を充電する充放電手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の充電装置において、前記本体装置は、前記第1接続手段と前記第2接続手段が接続されていることを検知する第1検知手段をさらに備え、前記充電手段は、前記第1接続手段と前記第2接続手段とが接続されていると検知された場合に、前記第1接続手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項6または7に記載の充電装置において、前記携帯充電装置は、前記蓄電手段を充電するモードである充電モードと、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電するモードである放電モードの切り替え設定を受け付ける操作入力部をさらに備え、前記充放電手段は、前記充電モードの設定を受け付けた場合、前記第2接続手段を介して供給された電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積し、前記放電モードの設定を受け付けた場合、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記第1送電手段に供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8に記載の充電装置において、前記本体装置は、前記携帯機器に非接触で電力を送電する第2送電手段をさらに備え、前記第1検知手段は、さらに、前記携帯機器の存在を検知し、前記充電手段は、さらに、前記携帯機器が検知された場合に、前記第2送電手段に電力を供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項6〜9のいずれか一つに記載の充電装置において、前記携帯充電装置は、前記携帯機器への充電を行うか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記充放電手段は、前記放電モードに設定されている場合でも、前記携帯機器への充電を行わないと判定された場合に、前記第1送電手段に前記充電電力を供給しないことを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10に記載の充電装置において、前記第2接続手段は、短絡可能な端子を備え、前記判定手段は、前記端子が短絡状態である場合に、前記携帯機器への充電を行わないと判定することを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項10に記載の充電装置において、前記携帯充電装置は、前記携帯機器の存在を検知する第2検知手段をさらに備え、前記判定手段は、前記携帯機器の存在が検知されなかった場合に、前記携帯機器への充電を行わないと判定することを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、外部機器または電源から電力供給される本体装置と着脱可能であって、携帯機器を非接触で充電する携帯充電装置において、充電電力を蓄積可能な蓄電手段と、前記本体装置から電力を受電し、または前記携帯機器に電力を送電する送受電手段と、前記送受電手段から受電した電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積するとともに、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記送受電手段に供給することにより前記携帯機器を充電する充放電手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、本体装置から受電した電力を蓄積した携帯充電装置を充電装置の本体装置から着脱可能にして、蓄積した電力により携帯機器を充電することで、携帯充電装置は、携帯し易く、かつAC電源等の外部から電力を受けられない場所においても容易に携帯機器を充電できる。
また、本発明によれば、携帯充電装置は、本体装置からの電力の受電と、携帯機器への電力の送電を、一つの送受信手段により非接触で行うことにより、接続部分に埃等が溜まることなく安全で小型化が可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる携帯充電装置と、該携帯充電装置を含む充電装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる携帯充電装置を含む非接触型充電装置および携帯機器の構成を示すブロック図である。図1に示すように、非接触型充電装置100は、AC電源900に接続されており、本体装置150と、携帯充電装置200とを備えている。そして、携帯充電装置200は、本体装置150から着脱可能となっている。
本体装置150は、AC電源900により供給された電力により、携帯充電装置200および携帯機器300を非接触で充電する。また、携帯充電装置200は、本体装置150から充電され、その充電により供給された電力によって、携帯機器300に放電することで携帯機器300を非接触で充電する。以下では、携帯充電装置200が行う充放電動作において、携帯充電装置200が携帯機器300に電力を放出することを放電といい、携帯充電装置200が非接触型充電装置100の本体装置150から電力を受電して蓄積することを充電という。なお、本実施の形態では、本体装置150から携帯充電装置200への充電を非接触で行っているので、携帯充電装置200は、機械的に装着および取り外しが可能な構成であればよい。
まず、非接触型充電装置100の詳細について説明する。非接触型充電装置100の本体装置150は、検知部101と、整流回路102と、制御回路103と、判定回路104と、充電回路105と、携帯充電装置用コイル110と、携帯機器用コイル111とを主に備えている。
検知部101は、携帯充電装置200が所定の充電位置に挿入(配置)された場合、その携帯充電装置200の存在を検知するものである。また、検知部101は、携帯機器300が所定の充電位置に配置された場合、その携帯機器300の存在を検知する。
ここで、検知部101は、例えば、光センサ、圧力センサ、または接触センサ等を利用している。光センサを利用した場合は、所定の充電位置に照射した光の反射光により、携帯充電装置200や携帯機器300が充電位置に存在することを検知する。また、圧力センサを利用した場合は、検知した圧力値が予め設定した充電位置の圧力値の閾値を超えると、携帯充電装置200や携帯機器300が充電位置に存在することを検知する。また、接触センサを利用した場合は、物体に接触した際の出力変化を検知して、携帯充電装置200や携帯機器300が充電位置に存在することを検知する。上記の「所定の充電位置」については、後述する。
整流回路102は、例えばダイオード等であって、AC電源900から供給された電力を交流電流から直流電流に整流するものであり、制御回路103や判定回路104、充電回路105に供給する。
判定回路104は、検知部101による携帯充電装置200、携帯機器300の検知結果に基づいて装置(機器)を充電するか否か判定するものである。具体的には、検知部101により携帯充電装置200が検知された場合、携帯充電装置200を充電する判定を行い、検知部101により携帯機器300が検知された場合、携帯機器300を充電する判定を行う。従って、携帯充電装置200および携帯機器300の両方が検知された場合は、両者を充電する判定を行い、携帯充電装置200または携帯機器300のいずれか一方が検知された場合、その検知された一方の装置(機器)を充電する判定を行う。
制御回路103は、判定回路104により、携帯充電装置200を充電する判定がなされた場合、携帯充電装置用コイル110に電力を供給するように、充電回路105を制御する。また、制御回路103は、判定回路104により、携帯機器300を充電する判定がなされた場合、携帯機器用コイル111に電力を供給するように、充電回路105を制御する。具体的には、各々の電力供給する旨の制御信号を充電回路105に送出すればよい。
充電回路105は、携帯充電装置200を充電する場合、制御回路103からの制御信号に従って、整流回路102により整流された電力を携帯充電装置用コイル110に供給し、携帯充電装置用コイル110を励磁することで携帯充電装置200を充電する。また、充電回路105は、携帯機器300を充電する場合、制御回路103からの制御信号に従って、整流回路102により整流された電力を携帯機器用コイル111に供給し、携帯機器用コイル111を励磁することで携帯機器300を充電する。
携帯充電装置用コイル110は、フェライトコアに巻き線を施したコイル等であり、充電回路105により励磁されて交流電磁界を発生し、携帯充電装置200の充放電コイル210に交流電磁界(誘導起電力)を誘起することで、携帯充電装置200に非接触で電力を送電する。また、携帯充電装置用コイル110は、充放電コイル210に発生する交流電磁界を検出し、当該交流電磁界に応じた誘導起電力を発生する。
携帯機器用コイル111は、同じくフェライトコアに巻き線を施したコイル等であり、充電回路105により励磁されて交流電磁界を発生し、携帯機器300の充電コイル310に交流電磁界(誘導起電力)を誘起することで、携帯機器300に非接触で電力を送電する。また、携帯機器用コイル111は、充電コイル310に発生する交流電磁界を検出し、当該交流電磁界に応じた誘導起電力を発生する。
また、非接触型充電装置100の携帯充電装置200は、POWERボタン201と、判定回路202と、制御回路203と、二次電池204と、整流・充放電回路205と、充放電コイル210とを主に備えている。
充放電コイル210は、フェライトコアに巻き線を施したコイル等であり、携帯充電装置用コイル110に発生した交流電磁界を検出し、当該交流電磁界に応じた誘導起電力を発生することで、本体装置150から非接触で電力を受電する。また、充放電コイル210は、後述する整流・充放電回路205により励磁されて交流電磁界を発生し、携帯機器300の充電コイル310に交流電磁界を誘起することで、携帯機器300に非接触で電力を送電する。
図2は、携帯充電装置の充電時と放電時における充放電コイルの説明図である。充放電コイル210は、充電および放電の両方を行う兼用コイルであるため、図2に示すように、携帯充電装置200の充電時(ケース1)では、本体装置150の携帯充電装置用コイル110から電力を受電して充電されるためのコイルの役割を果たし、携帯機器300の充電時(ケース2)では、携帯機器300の充電コイル310に電力を送電して放電して、携帯機器300を充電するためのコイルの役割を果たす。
二次電池204は、本体装置150から受電した電力(充電電力)を蓄積するとともに、判定回路202や制御回路203、整流・充放電回路205に電力を供給する。
POWERボタン201は、二次電池204に受電した電力を蓄積して携帯充電装置200を充電するモードである充電モードと、二次電池204に蓄積された充電電力を携帯機器300に放電するモードである放電モードの切り替え設定を受け付けるものであり、利用者に押下されて操作される。また、POWERボタン201は、携帯充電装置200の電源ON/OFFの操作を受け付けるものである。具体的には、このPOWERボタン201を最初に押下された場合は、電源がONになり、充電モードに設定される。そして、次にPOWERボタン201が押下された場合は、充電モードから放電モードに切替えて設定され、さらに押下された場合は、電源がOFFになる。
判定回路202は、POWERボタン201の押下に基づいて本体装置150からの充電を受けるか、携帯機器300に放電するか(携帯機器300を充電するか)を判定するものである。具体的には、判定回路202は、POWERボタン201の押下により電源がONになると、本体装置150から充電される判定を行い、携帯充電装置200を充電モードに設定する。また、判定回路202は、次のPOWERボタン201の押下により、携帯機器300に放電する判定を行い、携帯充電装置200を放電モードに設定する。なお、判定回路202は、充電モードおよび放電モードの設定を行うとのメモリ等の記憶媒体(不図示)に書き込む。そして、このメモリ等を制御回路203等が参照することで、現在のモードを把握する。
制御回路203は、判定回路202により、本体装置150から充電される判定がなされ、充電モードに設定された場合、充放電コイル210から受電した電力を整流し、充電電力として二次電池204に蓄積するように整流・充放電回路205を制御する。また、判定回路202により、携帯機器300に放電する判定がなされ、放電モードに設定された場合、充放電コイル210に電力を供給するように整流・充放電回路205を制御する。具体的には、充電する旨または放電する旨の制御信号を整流・充放電回路205に送出すればよい。
整流・充放電回路205は、本体装置150から充電される場合、制御回路203からの制御信号に従って、充放電コイル210から受電した電力を整流し、充電電力として二次電池204に蓄積する。また、整流・充放電回路205は、携帯機器300を充電する場合、制御回路203からの制御信号に従って、二次電池204に蓄積された電力を充放電コイル210に供給し、充放電コイル210を励磁することで携帯機器300を充電する。
次に、携帯機器300の詳細について説明する。携帯機器300は、二次電池301と、充電回路302と、制御回路303と、整流回路304と、充電コイル310とにより主に構成されている。
充電コイル310は、フェライトコアに巻き線を施したコイル等であり、充放電コイル210に発生した交流電磁界を検出し、当該交流電磁界に応じた誘導起電力を発生することで、携帯充電装置200から非接触で電力を受電する。また、充電コイル310は、携帯機器用コイル111に発生した交流電磁界を検出し、当該交流電磁界に応じた誘導起電力を発生することで、本体装置150から非接触で電力を受電する。
整流回路304は、例えばダイオード等であって、携帯充電装置200や本体装置150から受電した電力を交流電流から直流電流に整流するものである。
二次電池301は、携帯充電装置200や本体装置150から受電し、整流回路304により整流された電力(充電電力)を蓄積するとともに、充電回路302や制御回路303、整流回路304に電力を供給する。
制御回路303は、充電コイル310から受電し整流された電力を、充電電力として二次電池204に蓄積するように充電回路302を制御する。
充電回路302は、制御回路303からの制御信号に従って、充電コイル310から受電し整流された電力を充電電力として二次電池204に蓄積する。
次に、携帯充電装置200、携帯機器300が充電されるための所定の充電位置について説明する。まず、携帯充電装置200が非接触型充電装置100に装着される場合を説明する。図3−1は、携帯充電装置が非接触型充電装置に装着される場合の説明図である。図3−1に示すように、携帯充電装置200は、非接触型充電装置100の内部左下部に設けられた充電位置Bに矢印方向から挿入されることで、非接触型充電装置100に装着される。そして、この充電位置Bが、携帯充電装置200が本体装置150から充電されるための「所定の充電位置」となる。
図3−2は、非接触型充電装置の本体装置により携帯充電装置および携帯機器が充電されている場合の説明図である。図3−2に示すように、非接触型充電装置100は、AC電源900に接続されており、本体装置150は、携帯充電装置200が上述した充電位置Bにある場合に携帯充電装置200を充電する。また、非接触型充電装置100の上面には、充電位置Aが設けられている。この充電位置Aに携帯機器300が配置されると、非接触型充電装置100の本体装置150は携帯機器300を充電する。
図3−3は、携帯充電装置により携帯機器が充電されている場合の説明図である。図3−3に示すように、携帯充電装置200の上面には、充電位置Cが設けられている。この充電位置Cに携帯機器300が配置され、POWERボタン201により電源がONにされると、携帯充電装置200は携帯機器300を充電する。
次に、このように構成された実施の形態1にかかる非接触型充電装置100の本体装置150による充電処理について説明する。図4は、実施の形態1にかかる非接触型充電装置の本体装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。
まず、非接触型充電装置100の本体装置150は、AC電源900と接続されることで、電源がONにされ(ステップS10)、AC電源900から電力を供給され、整流回路102により整流される。
次に、判定回路104は、検知部101により所定の充電位置A(図3−2参照)に配置された携帯機器300が検知されたか否かを判断する(ステップS11)。そして、判定回路104は、携帯機器300が検知部101により検知されていない場合(ステップS11:No)、携帯機器300は充電しない判定を行う。
次に、判定回路104は、検知部101により所定の充電位置B(図3−2参照)に配置された携帯充電装置200が検知されたか否かの判断をする(ステップS12)。そして、判定回路104は、携帯充電装置200が検知部101により検知されていない場合(ステップS12:No)、携帯充電装置200は充電しない判定を行う。この場合、携帯機器300も携帯充電装置200も充電しないことになるため、ステップS11に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS12において、判定回路104は、携帯充電装置200が検知部101により検知された場合(ステップS12:Yes)、携帯充電装置200を充電する判定を行う。この場合、携帯機器300を充電せず、携帯充電装置200を充電することになる。
そして、充電回路105は、整流された電力を携帯充電装置用コイル110に供給し、携帯充電装置用コイル110を励磁する(ステップS13)。そして、携帯充電装置用コイル110が携帯充電装置200に非接触で電力を送電することで、携帯充電装置200を充電する(ステップS14)。
ステップS11に戻って、判定回路104は、携帯機器300が検知部101により検知された場合(ステップS11:Yes)、携帯機器300を充電する判定を行う。
次に、判定回路104は、検知部101により所定の充電位置Bに配置された携帯充電装置200が検知されたか否かの判断をする(ステップS15)。そして、判定回路104は、携帯充電装置200が検知部101により検知された場合(ステップS15:Yes)、携帯充電装置200を充電する判定を行う。この場合、携帯機器300および携帯充電装置200を両方充電することになる。
そして、充電回路105は、整流された電力を携帯充電装置用コイル110と携帯機器用コイル111とに供給し、携帯充電装置用コイル110と携帯機器用コイル111を励磁する(ステップS16)。そして、携帯充電装置用コイル110が携帯充電装置200に非接触で電力を送電することで、携帯充電装置200を充電し、携帯機器用コイル111が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300を充電する(ステップS17)。
一方、ステップS15において、判定回路104は、携帯充電装置200が検知部101により検知されていない場合(ステップS15:No)、携帯充電装置200を充電しない判定を行う。この場合、携帯機器300を充電し、携帯充電装置200を充電しないことになる。
そして、充電回路105は、整流された電力を携帯機器用コイル111に供給し、携帯機器用コイル111を励磁する(ステップS18)。そして、携帯機器用コイル111が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300を充電する(ステップS19)。
このように、非接触型充電装置100の本体装置150は、携帯機器300と携帯充電装置200の両者に充電を行うこともできるし、携帯機器300と携帯充電装置200のいずれかに充電を行うこともできる。
次に、上述のように非接触型充電装置100から充電された携帯充電装置200による充電処理について説明する。図5は、実施の形態1にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。この携帯充電装置200による充電処理が行われるのは、本体装置150から離脱している場合である。例えば、本体装置150から切り離した携帯充電装置200を所持(携帯)して外出し、その外出先においてAC電源等の外部電源の供給を受けられない場合、この携帯充電装置200によって携帯機器300を充電する。
まず、判定回路202は、POWERボタン201が押下されたか否かの判断をする(ステップS30)。POWERボタン201が押下されていない場合(ステップS30:No)、ステップS30に戻って処理を繰り返す。POWERボタン201が押下された場合(ステップS30:Yes)、携帯充電装置200の電源がONとなり(ステップS31)、判定回路202は、本体装置150から充電される判定を行い、携帯充電装置200を充電モードに設定する(ステップS32)。
そして、携帯充電装置200は、本体装置150より充電される(ステップS33)。すなわち、整流・充放電回路205は、充放電コイル210から受電した電力を整流し、充電電力として二次電池204に蓄積する。
次に、判定回路202は、再度、POWERボタン201が押下されたか否かの判断をする(ステップS34)。POWERボタン201が押下されていない場合(ステップS34:No)、充電モードの設定のままであり、ステップS33に戻って処理を繰り返す。一方、POWERボタン201が押下された場合(ステップS34:Yes)、判定回路202は、携帯機器300に放電する判定を行い、携帯充電装置200を放電モードに切替えて設定する(ステップS35)。
そして、整流・充放電回路205は、二次電池204に蓄積された電力を充放電コイル210に供給し、充放電コイル210を励磁する(ステップS36)。そして、充放電コイル210が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300に放電する(ステップS37)、すなわち携帯機器300を充電する。
このように、本体装置150から充電された携帯充電装置200は、AC電源に接続されていなくても携帯機器300に放電することができる。
以上のように、実施の形態1では、非接触型充電装置100において、本体装置150から携帯充電装置200を充電する。そして、充電された携帯充電装置200を本体装置150から着脱可能とし、携帯充電装置200は、充電した電力により携帯機器300を充電することで、携帯し易く、かつAC電源等の外部電力が受けられない場所においても容易に携帯機器300を充電できる。また、携帯充電装置200は、本体装置150からの電力の受電と、携帯機器300への電力の送電を、一つの充放電コイル210により非接触で行うことにより、接続部分に埃等が溜まることなく安全で、小型化が可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1の携帯充電装置は、放電モードに切替える設定がなされた場合、携帯機器に放電を行うものであったが、本実施の形態の携帯充電装置では、放電モードに切替える設定がなされた後、さらに携帯機器が所定の充電位置に配置されていた場合に放電を行うものである。
図6は、実施の形態2にかかる携帯充電装置を含む非接触型充電装置および携帯機器の構成を示すブロック図である。図6に示すように、非接触型充電装置190は、AC電源900に接続されており、本体装置150と、携帯充電装置400とを備えている。そして、携帯充電装置400は、本体装置150から着脱可能となっている。
本体装置150は、AC電源900により供給された電力により、携帯充電装置400および携帯機器300を非接触で充電する。また、携帯充電装置400は、本体装置150から充電され、その充電により供給された電力によって、携帯機器300に放電することで携帯機器300を非接触で充電する。
ここで、非接触型充電装置190の本体装置150の構成および機能は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。また、携帯機器300の構成および機能も、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
次に、非接触型充電装置100の携帯充電装置400は、POWERボタン201と、判定回路402と、制御回路203と、二次電池204と、整流・充放電回路205と、充放電コイル210と、検知部406とを主に備えている。
ここで、POWERボタン201と、制御回路203と、二次電池204と、整流・充放電回路205と、充放電コイル210の構成および機能は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
検知部406は、携帯機器300が所定の充電位置に配置された場合、その携帯機器300の存在を検知する。つまり、図3−3を参照すると、携帯充電装置400の充電位置Cに携帯機器300が配置された場合、携帯機器300を検知する。ここで、検知部406は、実施の形態1と同様、例えば、光センサ、圧力センサ、または接触センサ等を利用している。
判定回路402は、POWERボタン201の押下による充電モードおよび放電モードの設定と、携帯機器300の検知結果に基づいて、本体装置150からの充電を受けるか、携帯機器300を放電するか(充電するか)を判定するものである。
具体的には、判定回路402は、POWERボタン201の押下により電源がONになると、本体装置150から充電される判定を行い、携帯充電装置400を充電モードに設定する。また、判定回路402は、次のPOWERボタン201の押下により、携帯機器300に放電する判定を行い、携帯充電装置200を放電モードに設定する。また、判定回路402は、放電モードの設定後、検知部101により携帯機器300が検知されたか否かの判定を行い、検知されていない場合は、充電モードに切替えて設定する。なお、判定回路402は、充電モードおよび放電モードの設定を行うとメモリ等の記憶媒体(不図示)に書き込む。そして、このメモリ等を制御回路203等が参照することで、現在のモードを把握する。
次に、このように構成された実施の形態2にかかる携帯充電装置400による充電処理について説明する。なお、本体装置150による充電処理については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する(図4参照)。
図7は、実施の形態2にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。この携帯充電装置400による充電処理が行われるのは、実施の形態1と同様、本体装置150から離脱している場合である。例えば、本体装置150から切り離した携帯充電装置400を所持(携帯)して外出し、その外出先においてAC電源等の外部電源の供給を受けられない場合、この携帯充電装置400によって携帯機器300を充電する。
まず、判定回路202によるPOWERボタン201が押下されたか否かの判断から、携帯充電装置200を放電モードに切替えて設定するまでの処理(ステップS50〜55)は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する(図5:ステップS30〜35参照)。
次に、判定回路402は、検知部406により所定の充電位置に配置された携帯機器300が検知されたか否かを判断する(ステップS56)。そして、携帯機器300が検知部406により検知されていない場合(ステップS56:No)、ステップS52に戻って、判定回路402は、携帯充電装置400を充電モードに切替えて設定する(ステップS52)。
一方、携帯機器300が検知部406により検知された場合(ステップS56:Yes)、整流・充放電回路205は、二次電池204に蓄積された電力を充放電コイル210に供給し、充放電コイル210を励磁する(ステップS57)。そして、充放電コイル210が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300に放電する(ステップS58)、すなわち携帯機器300を充電する。
以上のように、実施の形態2では、非接触型充電装置100において、本体装置150から携帯充電装置400を充電する。そして、充電された携帯充電装置400を本体装置150から着脱可能とし、携帯充電装置400は、充電した電力により携帯機器300を充電することで、携帯し易く、かつAC電源等の外部電力が受けられない場所においても容易に携帯機器300を充電できる。また、携帯充電装置400は、本体装置150からの電力の受電と、携帯機器300への電力の送電を、一つの充放電コイル210により非接触で行うことにより、接続部分に埃等が溜まることなく安全で、小型化が可能となる。また、携帯充電装置400は、所定の充電位置に携帯機器300が配置されていた場合に放電して携帯機器300を充電することにより、放電(充電)対象がないまま充電が開始されることなく、確実に携帯機器300に充電を行うことができるため、意図しない放電が開始されることなく、余分な電力を放出することがない。
(実施の形態3)
実施の形態1では、本体装置から携帯充電装置に充電を行う場合、本体装置の携帯充電装置用コイルから携帯充電装置の充放電コイルに非接触で電力を送電し、携帯充電装置から携帯機器に充電を行う場合、携帯充電装置の充放電コイルから携帯機器の充電コイルに非接触で電力を送電していた。本実施の形態では、本体装置から携帯充電装置に充電を行う場合、本体装置の接続部から携帯充電装置の接続部に電力を供給し、携帯充電装置から携帯機器に充電を行う場合、携帯充電装置の携帯機器用コイルから携帯機器の充電コイルに非接触電力を送電するものである。
図8は、実施の形態3にかかる携帯充電装置を含む非接触型充電装置および携帯機器の構成を示すブロック図である。図8に示すように、非接触型充電装置500は、AC電源900に接続されており、本体装置550と、携帯充電装置600とを備えている。そして、携帯充電装置600は、本体装置550から着脱可能となっている。
本体装置550は、AC電源900により供給された電力により、携帯充電装置600および携帯機器300を充電する。また、携帯充電装置600は、本体装置550から充電され、その充電により供給された電力によって、携帯機器300に放電することで携帯機器300を非接触で充電する。ここで、携帯機器300の構成および機能は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
まず、非接触型充電装置500の詳細について説明する。非接触型充電装置500の本体装置550は、検知部501と、整流回路102と、制御回路503と、判定回路504と、充電回路505と、接続部510と、携帯機器用コイル111とを主に備えている。
ここで、整流回路102と、携帯機器用コイル111の構成および機能は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
検知部501は、接続部510と携帯充電装置600の接続部610が接続されていることを検知するものである。また、検知部501は、携帯機器300が所定の充電位置に配置された場合、その携帯機器300の存在を検知する。ここで、検知部501は、実施の形態1と同様、例えば、光センサ、圧力センサ、または接触センサ等を利用している。例えば、検知部501は、接続部510と携帯充電装置600の接続部610が接続されると信号を送信するようになっており、この信号を受信することにより、判定回路504は、上記接続を検知したかの判定を行うことができる。
判定回路504は、検知部501による接続部510と携帯充電装置600の接続部610が接続されていることの検知結果に基づいて、携帯充電装置600を充電するか否かを判定するものである。具体的には、検知部501により接続部510と携帯充電装置600の接続部610が接続されていることが検知された場合、携帯充電装置600を充電する判定を行う。また、判定回路504は、検知部501による携帯機器300の検知結果に基づいて携帯機器300を充電するか否かを判定するものである。具体的には、検知部501により携帯機器300が検知された場合、携帯機器300を充電する判定を行う。従って、上記接続が検知され、かつ携帯機器300が検知された場合は、携帯充電装置600と携帯機器300の両者を充電する判定を行い、上記接続の検知、または携帯機器300の検知のいずれかが検知された場合、携帯充電装置600または携帯機器300のいずれか一方の装置(機器)を充電する判定を行う。
制御回路503は、判定回路504により、携帯充電装置600を充電する判定がなされた場合、携帯充電装置600と接続された接続部510に電力を供給するように、充電回路505を制御する。また、制御回路503は、判定回路504により、携帯機器300を充電する判定がなされた場合、携帯機器用コイル111に電力を供給するように、充電回路105を制御する。具体的には、各々の電力供給する旨の制御信号を充電回路105に送出すればよい。
充電回路505は、携帯充電装置600を充電する場合、制御回路503からの制御信号に従って、整流回路102により整流された電力を接続部510に供給し、接続部510から携帯充電装置600に電力を供給することで携帯充電装置600を充電する。また、充電回路505は、携帯機器300を充電する場合、制御回路503からの制御信号に従って、整流回路102により整流された電力を携帯機器用コイル111に供給し、携帯機器用コイル111を励磁することで携帯機器300を充電する。
接続部510は、携帯充電装置600と接続され、携帯充電装置600に電力の供給を行うものであり、例えば、圧着端子や電気端子、または接触センサ等である。ここで、圧着端子とは、電線先端に取付ける接続端子の一つであり、電線と端子に物理的圧力をかけることにより固定させるものである。
また、非接触型充電装置500の携帯充電装置600は、POWERボタン201と、判定回路202と、制御回路603と、二次電池204と、整流・充放電回路605と、接続部610と、携帯機器用コイル611とを主に備えている。
ここで、POWERボタン201と、判定回路202と、二次電池204の構成および機能は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
制御回路603は、判定回路202により、本体装置550から充電される判定がなされ、充電モードに設定された場合、接続部610を介して本体装置550から供給された電力を整流し、充電電力として二次電池204に蓄積するように整流・充放電回路605を制御する。また、判定回路202により、携帯機器300に放電する判定がなされ、放電モードに設定された場合、携帯機器用コイル611に電力を供給するように整流・充放電回路605を制御する。具体的には、充電する旨または放電する旨の制御信号を整流・充放電回路605に送出すればよい。
整流・充放電回路605は、本体装置550から充電される場合、制御回路603からの制御信号に従って、接続部610を介して本体装置550から供給された電力を整流し、充電電力として二次電池204に蓄積する。また、整流・充放電回路605は、携帯機器300を充電する場合、制御回路603からの制御信号に従って、二次電池204に蓄積された電力を携帯機器用コイル611に供給し、携帯機器用コイル611を励磁することで携帯機器300を充電する。
接続部610は、本体装置550の接続部510と接続され、本体装置550から電力を供給されるものであり、例えば、圧着端子や電気端子、または接触センサ等である。接続部610が本体装置550の接続部510と接続し、かつ機械的に本体装置550に取付けることで、携帯充電装置600が本体装置550に装着される。また、接続部610が本体装置550の接続部510と接続が解除され、かつ機械的に本体装置550から外すことで、携帯充電装置600が本体装置550から取り外される。これにより、携帯充電装置600は、本体装置550と着脱可能となる。
携帯機器用コイル611は、フェライトコアに巻き線を施したコイル等であり、整流・充放電回路605により励磁されて交流電磁界を発生し、携帯機器300の充電コイル310に交流電磁界を誘起することで、携帯機器300に非接触で電力を送電する。
次に、携帯充電装置600、携帯機器300が充電されるための所定の充電位置について説明する。まず、携帯充電装置600が非接触型充電装置500に装着される場合を説明する。図9−1は、携帯充電装置が非接触型充電装置に装着される場合の説明図である。図9−1に示すように、携帯充電装置600は、非接触型充電装置500の内部左下部に設けられた充電位置Bに矢印方向から挿入されることで、非接触型充電装置500に装着される。そして、この充電位置Bが、携帯充電装置600が本体装置550から充電されるための所定の充電位置となる。また、携帯充電装置600は、接続部610が充電位置Bに設けられた接続部510に接続されることで、充電可能となる。また、携帯充電装置600の上面には、携帯機器300が配置される充電位置Cが設けられている。
図9−2は、非接触型充電装置の本体装置により携帯充電装置および携帯機器が充電されている場合の説明図である。図9−2に示すように、非接触型充電装置500は、AC電源900に接続されており、本体装置550は、携帯充電装置600が上述した充電位置Bにあって、接続部610が接続部510と接続されている場合に携帯充電装置600を充電する。また、非接触型充電装置500の上面には、充電位置Aが設けられている。この充電位置Aに携帯機器300が配置されると、非接触型充電装置100の本体装置550は携帯機器300を充電する。
また、図9−1を参照すると、携帯充電装置600の上面には、充電位置Cが設けられている。この充電位置Cに携帯機器300が配置され、POWERボタン201により電源がONにされると、携帯充電装置600は携帯機器300を充電する。
次に、このように構成された実施の形態3にかかる非接触型充電装置500の本体装置550による充電処理について説明する。図10は、実施の形態3にかかる非接触型充電装置の本体装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。
まず、非接触型充電装置500の本体装置550は、AC電源900と接続されることで、電源がONにされ(ステップS70)、AC電源900から電力を供給され、整流回路102により整流される。
次に、判定回路504は、検知部501により所定の充電位置A(図9−2参照)に配置された携帯機器300が検知されたか否かを判断する(ステップS71)。そして、判定回路504は、携帯機器300が検知部501により検知されていない場合(ステップS71:No)、携帯機器300は充電しない判定を行う。
次に、判定回路504は、検知部501により接続部510が接続部610との接続が検知されたか否かの判断をする(ステップS72)。そして、判定回路504は、接続部510が接続部610との接続が検知されていない場合(ステップS72:No)、携帯充電装置600は充電しない判定を行う。この場合、携帯機器300も携帯充電装置600も充電しないことになるため、ステップS71に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS72において、判定回路504は、接続部510が接続部610との接続が検知された場合(ステップS72:Yes)、携帯充電装置600を充電する判定を行う。この場合、携帯機器300を充電せず、携帯充電装置600を充電することになる。
そして、充電回路505は、整流された電力を接続部510に供給し、接続部510から携帯充電装置600に電力を供給することで携帯充電装置600を充電する(ステップS73)。
ステップS71に戻って、判定回路504は、携帯機器300が検知部501により検知された場合(ステップS71:Yes)、携帯機器300を充電する判定を行う。
次に、判定回路504は、接続部510が接続部610との接続が検知されたか否かの判断をする(ステップS74)。そして、判定回路504は、接続部510が接続部610との接続が検知された場合(ステップS74:Yes)、携帯充電装置600を充電する判定を行う。この場合、携帯機器300および携帯充電装置600を両方充電することになる。
そして、充電回路505は、整流された電力を携帯機器用コイル111に供給し、携帯機器用コイル111を励磁する(ステップS75)。そして、携帯機器用コイル111が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300を充電する(ステップS76)。また、充電回路505は、整流された電力を接続部510に供給し、接続部510から携帯充電装置600に電力を供給することで携帯充電装置600を充電する(ステップS76)。
一方、ステップS74において、判定回路504は、接続部510が接続部610との接続が検知されていない場合(ステップS74:No)、携帯充電装置600を充電しない判定を行う。この場合、携帯機器300を充電し、携帯充電装置600を充電しないことになる。
そして、充電回路505は、整流された電力を携帯機器用コイル111に供給し、携帯機器用コイル111を励磁する(ステップS77)。そして、携帯機器用コイル111が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300を充電する(ステップS78)。
このように、非接触型充電装置500の本体装置550は、携帯機器300と携帯充電装置600の両者に充電を行うこともできるし、携帯機器300と携帯充電装置600のいずれかに充電を行うこともできる。
次に、上述のように非接触型充電装置500から充電された携帯充電装置600による充電処理について説明する。図11は、実施の形態3にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。この携帯充電装置600による充電処理が行われるのは、本体装置550から離脱している場合である。例えば、本体装置550から切り離した携帯充電装置600を所持(携帯)して外出し、その外出先においてAC電源等の外部電源の供給を受けられない場合、この携帯充電装置600によって携帯機器300を充電する。
まず、判定回路202は、POWERボタン201が押下されたか否かの判断をする(ステップS90)。POWERボタン201が押下されていない場合(ステップS90:No)、ステップS90に戻って処理を繰り返す。POWERボタン201が押下された場合(ステップS90:Yes)、携帯充電装置600の電源がONとなり(ステップS91)、判定回路202は、本体装置550から充電される判定を行い、携帯充電装置600を充電モードに設定する(ステップS92)。
そして、携帯充電装置600は、本体装置550より充電される(ステップS93)。すなわち、整流・充放電回路605は、接続部610を介して供給された電力を整流し、充電電力として二次電池204に蓄積する。
次に、判定回路202は、再度、POWERボタン201が押下されたか否かの判断をする(ステップS94)。POWERボタン201が押下されていない場合(ステップS94:No)、充電モードの設定のままであり、ステップS93に戻って処理を繰り返す。一方、POWERボタン201が押下された場合(ステップS94:Yes)、判定回路202は、携帯機器300に放電する判定を行い、携帯充電装置600を放電モードに切替えて設定する(ステップS95)。
そして、整流・充放電回路605は、二次電池204に蓄積された電力を携帯機器用コイル611に供給し、携帯機器用コイル611を励磁する(ステップS96)。そして、携帯機器用コイル611が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300に放電する(ステップS97)、すなわち携帯機器300を充電する。
このように、本体装置550から充電された携帯充電装置600は、AC電源に接続されていなくても携帯機器300に放電することができる。
以上のように、実施の形態3では、非接触型充電装置500において、本体装置550から携帯充電装置600を充電する。そして、充電された携帯充電装置600を本体装置550から着脱可能とし、携帯充電装置600は、充電した電力により携帯機器300を充電することで、携帯し易く、かつAC電源等の外部電力が受けられない場所においても容易に携帯機器300を充電できる。また、携帯充電装置600は、本体装置550から充電される際に、接続端子などの接続部610を利用することで、本体装置550から直接電力を供給される。従って、本体装置550から大量の電力の供給が可能となるため、急速な携帯充電装置600の充電ができ利便性が向上する。
(実施の形態4)
実施の形態3の携帯充電装置は、放電モードに切替える設定がなされた場合、携帯機器に放電を行うものであったが、本実施の形態の携帯充電装置では、放電モードに切替える設定がなされた後、さらに本体装置との接続部が短絡されていない場合に放電を行うものである。
ここで、本実施の形態の携帯充電装置を含む非接触型充電装置および携帯機器の構成は、実施の形態3と同様であるため、図8を参照して説明する。また、本体装置550および携帯機器300の構成および機能は、実施の形態3と同様であるため説明を省略する。また、携帯充電装置600においては、接続部610および判定回路202以外の構成および機能は、実施の形態3と同様であるため説明を省略し、以下では、接続部610および判定回路202について説明する。
接続部610は、本体装置550と接続され、本体装置550から電力を供給されるものであり、例えば、圧着端子や電気端子、または接触センサ等である。この接続部610は、短絡状態とすることが可能な可動式となっている。例えば、圧着端子や電気端子等の場合、接続部の2つの端子を内側に折りたたみ可能もしくは埋込可能に構成して、接続部610を格納する場所を確保する。そして、接続部610を格納した際の蓋を金属で形成すると、接続部610に蓋をした際に、内側折りたたまれた、もしくは埋め込まれた接続部610の2つ端子を接触させて短絡させることができる。また、接触センサ等の場合、スライド式等に格納できる場所を確保し、接続部610を格納した際、格納場所内の任意の場所に接触すると回路が途切れ、接続部610を短絡させることができる。
図12は、携帯充電装置の接続部の説明図である。上述したように、接続部610が圧着端子や電気端子等の場合、図12の左図に示すように、接続部610が携帯充電装置600の壁面から突出している。そして、図12の右図に示すように、突出した接続部610を折りたたんで金属の蓋620を装着することで、接続部610は短絡することになる。
判定回路202は、POWERボタン201の押下および接続部610の状態に基づいて、本体装置550からの充電を受けるか、携帯機器300を放電するか(充電するか)を判定するものである。具体的には、判定回路202は、POWERボタン201の押下により電源がONになると、本体装置550から充電される判定を行い、携帯充電装置600を充電モードに設定する。また、判定回路202は、次のPOWERボタン201の押下がなされ、さらに接続部610が短絡していない場合、携帯機器300に放電する判定を行い、携帯充電装置600を放電モードに設定する。ここで、短絡の有無は、具体的には、2つの端子の接触、非接触による通電/非通電によって判定する。なお、判定回路202は、充電モードおよび放電モードの設定を行うと不図示のメモリに書き込む。そして、このメモリ等を制御回路603等が参照することで、現在のモードを把握する。
次に、このように構成された実施の形態4にかかる携帯充電装置600による充電処理について説明する。なお、本体装置550による充電処理については、実施の形態3と同様であるため説明を省略する(図10参照)。
図13は、実施の形態4にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。この携帯充電装置600による充電処理が行われるのは、実施の形態3と同様、本体装置550から離脱している場合である。例えば、本体装置550から切り離した携帯充電装置600を所持(携帯)して外出し、その外出先においてAC電源等の外部電源の供給を受けられない場合、この携帯充電装置600によって携帯機器300を充電する。
まず、判定回路202によるPOWERボタン201が押下されたか否かの判断から、本体装置550からの充電までの処理(ステップS110〜113)は、実施の形態3と同様であるため説明を省略する(図11:ステップ90〜93参照)。
次に、判定回路202は、再度、POWERボタン201が押下されたか否かの判断をする(ステップS114)。POWERボタン201が押下されていない場合(ステップS114:No)、充電モードの設定のままであり、ステップS113に戻って処理を繰り返す。一方、POWERボタン201が押下された場合(ステップS114:Yes)、判定回路202は、接続部610が短絡しているか否かの判断をする(ステップS115)。そして、接続部610が短絡している場合(ステップS115:Yes)、携帯機器300に放電せず、そのまま処理を終了する。
一方、接続部610が短絡していない場合(ステップS115:No)、判定回路202は、携帯機器300に放電する判定を行い、携帯充電装置600を放電モードに切替えて設定する(ステップS116)。
そして、判定回路202は、放電モードの設定により、携帯機器300に放電する判定を行い、整流・充放電回路605は、二次電池204に蓄積された電力を携帯機器用コイル611に供給し、携帯機器用コイル611を励磁する(ステップS117)。そして、携帯機器用コイル611が携帯機器300に非接触で電力を送電することで、携帯機器300に放電する(ステップS118)、すなわち携帯機器300を充電する。
このように、本体装置550から充電された携帯充電装置600は、AC電源に接続されていなくても携帯機器300に放電することができる。また、携帯充電装置600は、接続部610が短絡状態にできるようになっており、接続部610が短絡していた場合は携帯機器300に放電しない。これにより、携帯充電装置600を外出時に携帯した場合に、端子(接続部610)が剥き出しにならず安全であり、かつ誤って放電が開始されることがなく利便性が向上する。
ここで、接続部610が短絡状態にすることが不可能な場合と、可能である場合との携帯充電装置600の放電について説明する。まず、携帯充電装置600の接続部610を短絡状態にすることが不可能な場合について説明する。
まず、携帯充電装置600が本体装置550から充電される場合について説明する。図14−1は、携帯充電装置が本体装置から充電される場合の説明図である。図14−1では、非接触型充電装置500内の充電位置に携帯充電装置600が挿入されている状態を示しており、非接触型充電装置500の全体図は省略されている。図14−1に示すように、POWERボタン201が押下されることで電源がONにされるとともに充電モードに設定され、かつ携帯充電装置600の接続部610が本体装置550の接続部510に接続されている場合には、携帯充電装置600は本体装置550から充電される。また、部材590は、接続部510が設けられた本体装置550の一部を示している。
次に、携帯充電装置600から携帯機器300に放電する場合について説明する。図14−2は、携帯充電装置から携帯機器に放電する場合の説明図である。図14−2では、非接触型充電装置500から携帯充電装置600が離脱され、携帯充電装置600上面の充電位置に携帯機器300が配置されている状態を示している。図14−2に示すように、携帯充電装置600の接続部610が本体装置550の接続部510に接続されておらず、かつPOWERボタン201が押下されることで放電モードに設定された場合には、携帯充電装置600は携帯機器300に放電する、すなわち携帯機器300を充電する。
次に、携帯充電装置600が充電もされず、放電もしない場合について説明する。図14−3は、接続部の短絡が不可能な携帯充電装置の説明図である。図14−3では、非接触型充電装置500から携帯充電装置600が離脱され、かつ携帯機器300が充電位置に配置されていない状態を示している。接続部610の短絡が不可能な場合、接続部610の短絡状態のいかんによって放電を行うことはない。つまり、図14−3に示すように、携帯充電装置600の接続部610が本体装置550の接続部510に接続されておらず、かつPOWERボタン201が押下されることで放電モードに設定された場合には、携帯機器300が充電位置に配置されていなくとも放電が行われることになる。従って、利用者が意図しない場合でも放電が開始されてしまう。
次に、携帯充電装置600の接続部610を短絡状態にすることが可能な場合について説明する。
まず、携帯充電装置600が本体装置550から充電される場合について説明する。接続部610が短絡可能な携帯充電装置600であっても、本体装置550から充電される場合は、接続部610は短絡しておらず、本体装置550の接続部510に接続されている。従って、接続部610が短絡可能な携帯充電装置600が本体装置550から充電される場合は、接続部610が短絡不可能な携帯充電装置600と同様である(図14−1参照)。
次に、携帯充電装置600から携帯機器300に放電する場合について説明する。接続部610が短絡可能な携帯充電装置600であっても、携帯機器300に放電する場合は、接続部610は短絡しておらず、本体装置550の接続部510に接続されていない。従って、接続部610が短絡可能な携帯充電装置600が携帯機器300に放電する場合は、接続部610が短絡不可能な携帯充電装置600と同様である(図14−2参照)。
次に、携帯充電装置600が充電もされず、放電もしない場合について説明する。図14−4は、接続部の短絡が可能な携帯充電装置の説明図である。図14−4では、非接触型充電装置500から携帯充電装置600が離脱され、かつ携帯機器300が充電位置に配置されていない状態を示している。接続部610の短絡が可能な場合は、接続部610の短絡状態によって放電を行うか否かを判定する。つまり、図14−4に示すように、携帯充電装置600の接続部610が本体装置550の接続部510に接続されておらず、かつPOWERボタン201が押下されることで放電モードに設定された場合でも、接続部610が短絡している場合は放電しない。従って、利用者が意図したときにのみ放電が開始されることになる。
以上のように、実施の形態4では、非接触型充電装置500において、本体装置550から携帯充電装置600を充電する。そして、充電された携帯充電装置600を本体装置550から着脱可能とし、携帯充電装置600は、充電した電力により携帯機器300を充電することで、携帯し易く、かつAC電源等の外部電力が受けられない場所においても容易に携帯機器300を充電できる。また、携帯充電装置600は、短絡状態となる可動式の接続部610を利用することで、携帯する際に、端子などの接続部610が剥き出しにならず安全である。また、携帯充電装置600は、接続部610の短絡の有無により携帯機器300に放電するか否かの判定を行うため、一つの装置で充電および放電ができて、充電(放電)対象(携帯機器300)がないまま放電が開始されるような余分な電力の放出がないため、製造コストを軽減すると共に安全性が向上する。
(実施の形態5)
実施の形態3の携帯充電装置は、放電モードに切替える設定がなされた場合、携帯機器に放電を行うものであったが、本実施の形態の携帯充電装置では、放電モードに切替える設定がなされた後、さらに携帯機器が所定の充電位置に配置されていた場合に放電を行うものである。
また、実施の形態4では、携帯充電装置600の接続部610を利用者が格納するなど短絡状態にし、その短絡の有無によって携帯機器300に放電するか否かの判定を行っていた。本実施の形態では、実施の形態4のような接続部610の短絡の有無による放電の判定の代わりに、携帯充電装置600の充電位置に携帯機器300が配置されたか否かにより放電の判定を行う。
実施の形態3における図8のブロック図を参照すると、本実施の形態における携帯充電装置600は、さらに、検知部を備えるものである。この検知部は、実施の形態2の携帯充電装置400における検知部406と機能が同様である(図6:検知部406参照)。つまり、本実施の形態の携帯充電装置600の検知部は、携帯機器300が携帯充電装置600における所定の充電位置に配置された場合、その携帯機器300の存在を検知するものであり、例えば、光センサ、圧力センサ、または接触センサ等を利用している。
次に、実施の形態5にかかる携帯充電装置による充電処理の流れについて、図13を参照して説明する。本実施の形態の携帯充電装置600は、接続部610の短絡の有無による放電の判定の代わりに、携帯充電装置600の充電位置に携帯機器300が配置されたか否かにより放電の判定を行う。
従って、図13におけるステップ115の処理において、判定回路202が、上述した検知部により所定の充電位置に配置された携帯機器300が検知されたか否かの判断を行う。そして、そして、携帯機器300が検知部により検知されていない場合(ステップS115:Yes参照)、携帯機器300に放電せず、そのまま処理を終了する。
一方、携帯機器300が検知部により検知された場合(ステップS115:No参照)、放電モードに切替え設定がされ、携帯機器300に放電することになる(ステップS116〜118参照)。
以上のように、実施の形態5では、非接触型充電装置500において、本体装置550から携帯充電装置600を充電する。そして、充電された携帯充電装置600を本体装置550から着脱可能とし、携帯充電装置600は、充電した電力により携帯機器300を充電することで、携帯し易く、かつAC電源等の外部電力が受けられない場所においても容易に携帯機器300を充電できる。また、携帯充電装置600は、携帯機器300の充電位置の有無により携帯機器300に放電するか否かの判定を行うため、利用者が接続部610を短絡状態にする手間を省けるとともに、接続部610の短絡の有無と放電の関係を誤って認識したり、短絡状態への切替えの失念により、意図しない放電の開始や必要な放電がされないなどの誤りを防止し、意図した放電が確実にでき利便性が向上する。
実施の形態1にかかる携帯充電装置を含む非接触型充電装置および携帯機器の構成を示すブロック図である。 携帯充電装置の充電時と放電時における充放電コイルの説明図である。 携帯充電装置が非接触型充電装置に装着される場合の説明図である。 非接触型充電装置の本体装置により携帯充電装置および携帯機器が充電されている場合の説明図である。 携帯充電装置により携帯機器が充電されている場合の説明図である。 実施の形態1にかかる非接触型充電装置の本体装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる携帯充電装置を含む非接触型充電装置および携帯機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる携帯充電装置を含む非接触型充電装置および携帯機器の構成を示すブロック図である。 携帯充電装置が非接触型充電装置に装着される場合の説明図である。 非接触型充電装置の本体装置により携帯充電装置および携帯機器が充電されている場合の説明図である。 実施の形態3にかかる非接触型充電装置の本体装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。 携帯充電装置の接続部の説明図である。 実施の形態4にかかる携帯充電装置による充電処理の流れを示すフローチャートである。 携帯充電装置が本体装置から充電される場合の説明図である。 携帯充電装置から携帯機器に放電する場合の説明図である。 接続部の短絡が不可能な携帯充電装置の説明図である。 接続部の短絡が可能な携帯充電装置の説明図である。 従来の充電装置および携帯機器を示す図である。
符号の説明
100、190、500 非接触型充電装置
150、550 本体装置
101、501 検知部
102 整流回路
103、503 制御回路
104、504 判定回路
105、505 充電回路
110 携帯充電装置用コイル
111 携帯機器用コイル
510 接続部
590 部材
200、400、600 携帯充電装置
201 POWERボタン
202、402 判定回路
203、603 制御回路
204 二次電池
205、605 整流・充放電回路
210 充放電コイル
406 検知部
610 接続部
611 携帯機器用コイル
620 蓋
300 携帯機器
301 二次電池
302 充電回路
303 制御回路
304 整流回路
310 充電コイル
900 AC電源

Claims (13)

  1. 充電装置において、
    外部機器または電源から電力供給される本体装置と、
    前記本体装置と着脱可能であって、前記本体装置から供給された電力により携帯機器を非接触で充電する携帯充電装置と、を備え、
    前記本体装置は、
    前記携帯充電装置に電力を送電する第1送電手段と、
    前記第1送電手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電する充電手段と、を備え、
    前記携帯充電装置は、
    充電電力を蓄積可能な蓄電手段と、
    前記本体装置から電力を受電し、または前記携帯機器に電力を送電する送受電手段と、
    前記送受電手段から受電した電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積するとともに、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記送受電手段に供給することにより前記携帯機器を充電する充放電手段と、
    を備えることを特徴とする充電装置。
  2. 前記携帯充電装置は、
    前記蓄電手段を充電するモードである充電モードと、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電するモードである放電モードの切り替え設定を受け付ける操作入力部をさらに備え、
    前記充放電手段は、前記充電モードの設定を受け付けた場合、前記送受電手段から受電した電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積し、前記放電モードの設定を受け付けた場合、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記送受電手段に供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記本体装置は、
    前記携帯充電装置の存在を検知する第1検知手段をさらに備え、
    前記充電手段は、前記携帯充電装置の存在が検知された場合に、前記第1送電手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電することを特徴とする請求項1または2に記載の充電装置。
  4. 前記本体装置は、
    前記携帯機器に非接触で電力を送電する第2送電手段をさらに備え、
    前記第1検知手段は、さらに、前記携帯機器の存在を検知し、
    前記充電手段は、さらに、前記携帯機器が検知された場合に、前記第2送電手段に電力を供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
  5. 前記携帯充電装置は、
    前記携帯機器の存在を検知する第2検知手段をさらに備え、
    前記充放電手段は、前記放電モードの設定を受け付けた場合であって、前記携帯機器の存在が検知された場合に、前記送受電手段に電力を供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする請求項4に記載の充電装置。
  6. 充電装置において、
    外部機器または電源から電力供給される本体装置と、
    前記本体装置と着脱可能であって、前記本体装置から供給された電力により携帯機器を非接触で充電する携帯充電装置と、を備え、
    前記本体装置は、
    前記携帯充電装置と接続可能な第1接続手段と、
    前記携帯充電装置と接続された状態の前記第1接続手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電する充電手段と、を備え、
    前記携帯充電装置は、
    充電電力を蓄積可能な蓄電手段と、
    前記第1接続手段に接続可能な第2接続手段と、
    前記携帯機器に電力を送電する第1送電手段と、
    前記第1接続手段と接続された状態の前記第2接続手段を介して、前記本体装置から供給された電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積するとともに、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記第1送電手段に供給することにより前記携帯機器を充電する充放電手段と、
    を備えることを特徴とする充電装置。
  7. 前記本体装置は、
    前記第1接続手段と前記第2接続手段が接続されていることを検知する第1検知手段をさらに備え、
    前記充電手段は、前記第1接続手段と前記第2接続手段とが接続されていると検知された場合に、前記第1接続手段に電力を供給することにより前記携帯充電装置を充電することを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  8. 前記携帯充電装置は、
    前記蓄電手段を充電するモードである充電モードと、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電するモードである放電モードの切り替え設定を受け付ける操作入力部をさらに備え、
    前記充放電手段は、前記充電モードの設定を受け付けた場合、前記第2接続手段を介して供給された電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積し、前記放電モードの設定を受け付けた場合、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記第1送電手段に供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする請求項6または7に記載の充電装置。
  9. 前記本体装置は、
    前記携帯機器に非接触で電力を送電する第2送電手段をさらに備え、
    前記第1検知手段は、さらに、前記携帯機器の存在を検知し、
    前記充電手段は、さらに、前記携帯機器が検知された場合に、前記第2送電手段に電力を供給することにより前記携帯機器を充電することを特徴とする請求項8に記載の充電装置。
  10. 前記携帯充電装置は、
    前記携帯機器への充電を行うか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記充放電手段は、前記放電モードに設定されている場合でも、前記携帯機器への充電を行わないと判定された場合に、前記第1送電手段に前記充電電力を供給しないことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の充電装置。
  11. 前記第2接続手段は、短絡可能な端子を備え、
    前記判定手段は、前記端子が短絡状態である場合に、前記携帯機器への充電を行わないと判定することを特徴とする請求項10に記載の充電装置。
  12. 前記携帯充電装置は、
    前記携帯機器の存在を検知する第2検知手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記携帯機器の存在が検知されなかった場合に、前記携帯機器への充電を行わないと判定することを特徴とする請求項10に記載の充電装置。
  13. 外部機器または電源から電力供給される本体装置と着脱可能であって、携帯機器を非接触で充電する携帯充電装置において、
    充電電力を蓄積可能な蓄電手段と、
    前記本体装置から電力を受電し、または前記携帯機器に電力を送電する送受電手段と、
    前記送受電手段から受電した電力を前記充電電力として前記蓄電手段に蓄積するとともに、前記蓄電手段に蓄積された前記充電電力を放電して前記送受電手段に供給することにより前記携帯機器を充電する充放電手段と、
    を備えることを特徴とする携帯充電装置。
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