JP2009030583A

JP2009030583A - 垂直軸風車用シートブレードおよびそのアームの支線補強方法

Info

Publication number: JP2009030583A
Application number: JP2007219021A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Nashiro; 哲也名城
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2007-07-30
Filing date: 2007-07-30
Publication date: 2009-02-12

Abstract

【課題】垂直軸風車用シートブレードの加工方法と、簡単な取り付けで、微風、乱風対応にもよい回転力のある垂直軸風車用シートブレードと、パイプ状アームの多角的支線補強方法で垂直軸風車の軽量化と大型化を提供する。
【解決手段】柔軟性のあるシートブレードを垂直軸風車の各アーム先端に三角状態にロープで取り付けることによって、風を受ける側の凹側では風の押す力で開いて、押す力が強くなり、凸側では、風に押されて、シートブレードが、せばめられて、風圧が弱くなって、微風でも回転が容易になる。なお乱風に対しても、シートブレードの形が、自然に変化して対応できる特徴のある垂直軸風車用シートブレード、とパイプ状アームを支線で、多角的に補強することで軽くて、直径の大きな、大型の垂直軸風車製作が可能である。

Description

本発明は、風の方向に関係なく、乱れて吹く風でも効率よく利用して風車の回転力を高め、微風でも、回転が容易な垂直軸風車用シートブレードと、そのシートブレードの全体を支持するパイプ状のアームを多角的に補強して、全体的に軽くして、大型化を可能にした垂直軸風車用シートブレードおよびアームの支線補強方法に関するものである。

従来、（特開２００６−３４８９２７９）シートブレードを取り付けるときに、三角型、半円、半楕円がたのように形を考えて、その形ちに取り付け部品を作って、その部品に結束して、取り付けていた。なおアームの多角的支線補強方法で製作されたものは、見あたらない。

そのために次のような問題があった。
垂直軸風車用シートブレード取り付け部品を、別に作るには、材料と手間が、かかり、それに重量も重くなり、取り付けも、多少困難であった。なお垂直軸風車の直径を大きく製作するために従来の構造で製作すれば、重量的に大変重く、、現実には、直径が３〜４メータのもの又はそれを数段に、積み上げ式のものがある。本発明は以上の問題点を解決するためになされたものである。

問題を解決するための手段

本発明の垂直軸風車用シートブレードの製作は、まず垂直軸風車アーム（２）の上下間隔で、シートの寸法をきめ、必要数裁断して、横方向のロープに取り付ける部分（３）を、風圧に耐えるように、柔軟性のある材料で補強して、それにスライドの容易なリングを、ロープ支持に必要な数、取り付ける。なお大型のシートブレードは（図４）のように、加工の容易な任意の寸法で加工してから組み合わせて、つくる。そして（図２）のように、シートブレードの上一段目（１２）をシートブレード吊り下げ部品（９）に取り付けて固定してから順次に下の方にリングをロープに通してロープ固定部品（８）にロープを固定してから牽引（１０）して取り付ける。なお、垂直軸風車用アームを、複数（３組以上）補強する方法は、横方向は、アームとアームを牽引して、上下方向は、中心軸の方向に、任意の角度で多角的に牽引補強する。

発明の効果

シートブレードを柔軟性に加工して、三角状（図２）に取り付けることによって風を受ける側の凹の部分ではブレードが風の力で、ある部分では湾曲状に開いて風を強く受け、凸の部分では、風の抵抗で、たたむように、狭くなって、回転方向に対して抵抗が減少して微風でも回転が容易になる。なお乱風に対しても、ブレードの形が、風に対応するような形に；いろいろ変化するので、風車にとって、厄介な乱風対策が効果的になる。なおアームを支線で多角的に補強することによって、直径の大きな垂直軸風車でも、軽くて、安価な垂直軸風車ができるでしょう。

垂直軸風車用シートブレードが風を受けると、中心軸を支点として回転する。その回転力を利用して、既成技術の増速機構や発電機、制御装置などと一体化して発電して電力を利用する。

前出願（平成１７年６月１３日、特開２００６−３４８９２７９）の、シートブレード折りたたみ形伸縮式垂直軸風車、では、室内で従来のテスト方法のように、一定の形のシートブレードを、送風機で、ある条件のもとで、テストしていましたが、出願後の２００５年７月から同じ形の直径４．８メータの垂直軸風車を屋外に設置して、自然条件で、シートブレードの風に対応する観察と、シートブレードの大きさが、幅２．２５メータ、縦２．６メータの寸法のものを作って、風車以外の場所に設置して、製作方法のテストを行っています。なおシートブレードの風に対応する観察では、２枚羽で、直径６０ｃｍのプロペラ形と、風向計と共に、風に対応する動きを、同時に観察しています。

シートブレード垂直軸風車側面図シートブレードをアームに取り付けた部分側面図（［図１］は、これの８組からなる）小型用シートブレード平面図任意の寸法のシートブレードを複数組み合わせて大型にする平面図

符号の説明

１シートブレード
２垂直軸風車アーム
３支持リングとシートの固定具
４支持リング
５シート
６折り目
７シートブレード用ロープ取り付け部品
８ロープ固定部品
９シートブレード吊り下げ部品
１０ロープ牽引部品
１１シートブレードの支持ロープ
１２シートブレードの上一段目

Claims

垂直軸風車用シートブレードは、繊維製シート又はビニール製シートを任意の寸法に裁断して，横方向のロープに取り付ける部分は風圧に耐えるように、柔軟性のある材料で補強して、それにスライドの出来るリング状の部品を取り付け、大型のシートブレードは、任意の寸法のシートブレードを複数、組み合わせてなることを特徴とした垂直軸風車用シートブレード。
垂直軸風車用アームの支線補強方法は、パイプ状のアームを複数（３組以上）補強する場合、横方向は支線で、アームとアーム間を牽引して、上下方向は、中心軸の方向に任意の角度で牽引する特徴のある垂直軸風車用アームの支線補強方法。