JP2009030450A - スタータ始動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の低減と共に、回路構成を簡素化することにより、低コスト化を実現できるスタータ始動回路を提供する。
【解決手段】スタータ始動回路は、電機子2に通電するためのモータ回路と、電磁スイッチのスイッチコイル16に通電するためのスイッチ回路とで構成される。
スイッチ回路は、50端子19とIGスイッチ28との間にECU29が接続され、スイッチコイル16への通電電流が12A以下となる様に、ECU29により50端子19の印加電圧が制御される。また、スイッチコイル16は、モータ回路と電気的に分離した1コイルで構成されている。この場合、スイッチ回路にスタータリレーを配置する必要はなく、そのスタータリレーの励磁電流をECU29により制御するためのリレー回路を設ける必要もないので、回路構成を簡素化でき、且つ、IGスイッチ28を1系統に構成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スタータを起動するための始動回路に関する。
従来、エンジンを始動するためのスタータは、電機子に通電されて回転力を発生するモータと、バッテリから流れる電流を電機子に通電するためのモータ回路に設けられるメイン接点を開閉する電磁スイッチとを備え、この電磁スイッチのスイッチコイルが発生する吸引力を利用してシフトレバーを駆動し、そのシフトレバーを介してピニオンとクラッチを一体に反モータ方向へ押し出す方式が知られている(特許文献1参照)。
このスタータは、ピニオンとクラッチが一体に移動する構造であり、その移動体質量が大きいため、必然的に、電磁スイッチの吸引力を大きくする必要がある。これに対し、スイッチコイルに吸引コイルと保持コイルとを有する2コイル式の電磁スイッチが採用されている。
この2コイル式の電磁スイッチでは、プランジャを吸引する際に、吸引コイルと保持コイルの両方に通電してスイッチコイルの合成抵抗を減らすことにより、作動電流を増やして吸引力を大きくしている。プランジャが吸引されてメイン接点が閉じた後は、吸引コイルがメイン接点により短絡された状態となり、保持コイルが発生する磁力だけでプランジャが吸引された状態に保持される。従って、吸引コイルは、メイン接点が閉じるまでの短時間だけ通電される。
しかし、2コイル式の電磁スイッチでは、スイッチコイルに通電される作動電流が大きい(40A程度)ため、ECU(電子制御ユニット)により作動電流を直接制御することができない。
そこで、図6に示す様に、スイッチコイル(吸引コイル100と保持コイル110)の通電用端子120(一般に50端子と呼ばれる)とイグニションスイッチ(以下、IGスイッチ130と呼ぶ)との間にスタータリレー140を配置して、このスタータリレー140の励磁電流をECU150により制御するスタータ始動回路が知られている。
特許第3478211号公報
ところが、上記のスタータ始動回路では、スタータリレー140を介して通電用端子120に通電するためのスイッチ回路と、スタータリレー140の励磁電流をECU150により制御するためのリレー回路とを設ける必要があるため、回路構成が複雑になり、車両システムとしてコストアップの要因となっている。また、スイッチ回路とリレー回路とを接続するために、IGスイッチ130を2系統に構成する必要があり、IGスイッチ130が複雑で高価になる問題もある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、部品点数の低減と共に、回路構成を簡素化することにより、低コスト化を実現できるスタータ始動回路を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、主接点の閉成によりバッテリから通電されて電機子に回転力を発生するモータと、始動スイッチの閉操作によりバッテリから通電されるスイッチコイルを内蔵し、このスイッチコイルが発生する磁力を利用して主接点を閉操作する電磁スイッチとを搭載したスタータにおいて、主接点を介してバッテリから電機子に電流を流すためのモータ回路と、始動スイッチを介してバッテリからスイッチコイルに電流を流すためのスイッチ回路とを有し、このスイッチ回路には、バッテリから流れる電流をスイッチコイルに通電するための通電用端子が設けられ、この通電用端子と始動スイッチとの間に、スタータの始動を制御するスタータ制御装置を接続し、このスタータ制御装置により通電用端子に印加される電圧を所定値に制御することを特徴とする。
上記の構成によれば、スタータ制御装置が通電用端子の印加電圧を制御しているので、通電用端子よりスイッチコイルに通電される電流をスタータ制御装置の許容電流(スタータ制御装置に流すことのできる最大電流)以下に抑えることができる。これにより、スイッチ回路にスタータリレーを配置する必要はなく、スタータリレーの廃止に伴い、そのスタータリレーの励磁電流を制御するためのリレー回路も廃止できる。また、始動スイッチにリレー回路を接続する必要もないため、始動スイッチを1系統に構成できる。
上記の結果、部品点数を低減でき、且つ、回路構成を簡素化できるので、スタータ始動回路の低コスト化を図ることができる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータ始動回路において、スタータ制御装置は、スイッチコイルに流れる電流が12A以下となる様に、通電用端子の印加電圧を制御していることを特徴とする。
従来のスタータ始動回路に使用されるECUでは、40A程度の大きな電流を直接制御することはできないが、12A以下の電流であれば、1回毎のスタータの作動時間が短い(数秒程度)ため、特に問題は生じない。従って、電磁スイッチの作動電流(スイッチコイルに流れる電流)を12A以下に抑えることで、スイッチコイルに通電する電流をスタータ制御装置により直接制御することが可能である。
また、スイッチ回路に大電流(例えば40A程度の電流)を流す必要がないので、スイッチ回路に使用される配線を細線化できるメリットも生じる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したスタータ始動回路において、スイッチコイルは、一端側の端部が通電用端子に接続され、他端側の端部がアース側に接続されて、モータ回路と電気的に分離した1コイルで構成されていることを特徴とする。
永久磁石を界磁に使用するモータでは、始動スイッチをOFFした後、モータの惰性回転中に逆起電圧が発生する。この場合、吸引コイルと保持コイルとを有する2コイル式の電磁スイッチでは、スイッチ回路とモータ回路とが電気的に繋がっているため、逆起電圧がスイッチ回路に印加される。その結果、50端子に電圧波形が発生し、この電圧波形をECUが検出することで、モータが再度ONしたと誤判定する恐れがある。
これに対し、本発明のスタータ始動回路は、電磁スイッチのスイッチコイルを1コイル化したことにより、モータ回路とスイッチ回路とを電気的に分離できる。この場合、界磁に永久磁石を使用したモータであっても、モータの惰性回転中に発生する逆起電圧がスイッチ回路へ回り込むことはないので、通電用端子の印加電圧をスタータ制御装置が検出することにより、スタータの動作状態を正確に判定することが可能である。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はスタータ1の始動回路図、図2はスタータ1の一部断面を含む側面図である。
本実施例のスタータ1は、図2に示す様に、内蔵する電機子2(図1参照)に回転力を発生するモータ3と、このモータ3の回転を減速する減速装置4と、この減速装置4にクラッチ5を介して連結される出力軸6と、この出力軸6の外周にヘリカルスプライン嵌合するピニオン7と、バッテリ8(図1参照)から電機子2に通電するためのモータ回路に設けられるメイン接点(後述する)を開閉すると共に、シフトレバー9を介してピニオン7を反モータ方向(図示左方向)へ押し出す働きを有する電磁スイッチ10等より構成される。
モータ3は、界磁に永久磁石(図示せず)を使用し、整流子(図示せず)に摺接するブラシ11(図1参照)を介して電機子2に通電される磁石界磁式の整流子電動機である。
減速装置4は、モータ3の電機子軸2a(図2参照)と出力軸6とを同一軸線上に配置して減速できる周知の遊星歯車減速装置である。
クラッチ5は、減速装置4で増幅されたモータ3の駆動トルクを出力軸6へ伝達する一方、エンジンが始動してオーバラン状態になると、エンジンの回転トルクが減速装置4を介して電機子2に伝わらない様に、出力軸6と減速装置4との間でトルクの伝達を遮断する一方向クラッチ5として構成されている。
出力軸6は、反モータ側(図示左側)の端部が軸受12を介してハウジング13に回転自在に支持され、モータ側の端部がクラッチ5と一体に構成されている。
ピニオン7は、図2に示す停止位置から反モータ方向へ移動してエンジン側のリングギヤ14に噛み合わされ、出力軸6と一体に回転してリングギヤ14を回転駆動する。本実施例のピニオン7は、質量100g以下に形成されている。
電磁スイッチ10は、通電によって電磁石を形成する周知のソレノイドと、このソレノイドに固定される接点カバー15とを有し、この接点カバー15の内部にメイン接点が配置される。
ソレノイドは、以下に詳述するスイッチコイル16と、このスイッチコイル16の内周を軸方向(図2の左右方向)に可動するプランジャ17とを有し、スイッチコイル16への通電により電磁石が形成されてプランジャ17が吸引されると、そのプランジャ17の動きに連動してメイン接点を閉操作する。また、スイッチコイル16への通電が停止して電磁石の磁力が消滅すると、リターンスプリング18(図2参照)によりプランジャ17が押し戻されて、メイン接点を開操作する。
スイッチコイル16は、一端側の端部が接点カバー15に固定された通電用端子(以下50端子19と呼ぶ)に接続され、他端側の端部がソレノイドケースあるいは磁気回路の一部を形成する固定鉄心等に電気的に接続されてアース側に結線され、モータ回路と電気的に分離した1コイルにより構成されている。つまり、メイン接点を閉操作するためにプランジャ17を吸引する吸引力と、メイン接点の閉状態を維持するためにプランジャ17を保持する保持力とを1つのスイッチコイル16により発生している。
プランジャ17には、軸方向の反接点側(図2の左側)に凹部が形成され、この凹部には、プランジャ17の動きをシフトレバー9に伝達するレバーフック20と、ピニオン7をリングギヤ14に押し込むための反力を蓄えるドライブスプリング21とが挿入されている。このドライブスプリング21に蓄えられる反力をスイッチ押出し力と定義した時に、本実施例のスタータ1では、スイッチ押出し力が70N以下に設定されている。
メイン接点は、B端子ボルト22を介してモータ回路の高電位側(バッテリ側)に接続されるB固定接点23と、M端子ボルト24を介してモータ回路の低電位側(モータ側)に接続されるM固定接点25と、プランジャ17と一体に可動して両固定接点23、25間を断続する可動接点26とで形成され、この可動接点26が両固定接点23、25に当接して両固定接点23、25間が導通することによりメイン接点が閉状態となり、可動接点26が両固定接点23、25から離れて両固定接点23、25間の導通が遮断されることによりメイン接点が開状態となる。
B端子ボルト22とM端子ボルト24は、共に接点カバー15に固定され、この接点カバー15より軸方向に突き出るB端子ボルト22の先端側にバッテリケーブルのターミナルが接続され、同様に、接点カバー15より軸方向に突き出るM端子ボルト24の先端側にモータリード線のターミナル27が接続される。なお、モータリード線は、モータ3の内部で正極側のブラシ11(図1参照)に接続されている。
続いて、スタータ1の始動回路について図1を基に説明する。
本実施例の始動回路は、図1に示す様に、上述のモータ回路(バッテリ8から電機子2に通電するための回路)と、バッテリ8から電磁スイッチ10のスイッチコイル16に通電するためのスイッチ回路とで構成される。
スイッチ回路は、50端子19とIGスイッチ28との間にスタータ1の始動制御に係わるECU29が接続され、このECU29により50端子19に印加される電圧が所定値(本実施例では12V)に制御されている。
なお、50端子19とECU29との間にニュートラルスイッチ30を配置しても良い。このニュートラルスイッチ30は、変速機のシフト位置がニュートラルの時にオン状態となり、ニュートラル以外の時はオフ状態となる。従って、ニュートラルスイッチ30がオフ状態の時は、IGスイッチ28をオン操作しても、50端子19に通電されることはない。すなわち、ニュートラルスイッチ30がオン状態の時に、IGスイッチ28がオン操作されると、バッテリ8から流れる電流が、ECU29を介して50端子19に通電される。
ところで、バッテリ8から50端子19に印加される電圧が12Vの時に、50端子19を通じてスイッチコイル16に流れる電流を作動電流と定義した時、その作動電流は、ECU29により12A以下に制御される。この作動電流は、ピニオン7の質量を基に決定される。
つまり、本実施例のスタータ1は、電磁スイッチ10の吸引力を利用してピニオン7だけを押し出す(クラッチ5は移動しない)方式であり、そのピニオン7の質量が100g以下に設定されている。ここで、例えば、ピニオン7とリングギヤ14との噛合い寿命を5万回と設定した場合に、この噛合い寿命を100%満足するためには、図3に示す様に、スイッチ押出し力を70N以下、電磁スイッチ10の作動電流を12A以下に設定する必要がある。なお、ピニオン7の質量は、歯数を少なくすることで小さくできるが、例えば、歯数が7枚以下になると、歯底強度が不足するため、最低でも40g以上の質量は必要となる。歯数で言うと、8枚〜11枚の間で選択できる。
次に、スタータ1の作動を説明する。
IGスイッチ28のオン操作により、スイッチコイル16に通電されてプランジャ17が吸引されると、そのプランジャ17の動きがシフトレバー9を介してピニオン7に伝達される。これにより、ピニオン7は、出力軸6上をヘリカルスプラインに沿って反モータ方向へ押し出され、ピニオン7の端面がリングギヤ14の端面に当接して一旦停止する。 その後、ドライブスプリング21に反力を蓄えながら、プランジャ17が更に移動してメイン接点を閉じると、バッテリ8からモータ3に通電されて電機子2に回転力が発生する。この電機子2の回転は、減速装置4により減速され、クラッチ5を介して出力軸6に伝達される。
出力軸6の回転により、ピニオン7とリングギヤ14との端面同士が当接したまま、ピニオン7がリングギヤ14に噛み合い可能な位置まで回転すると、ドライブスプリング21に蓄えられた反力(スイッチ押出し力)により、ピニオン7が押し出されてリングギヤ14に噛み合わされる。これにより、減速装置4で増幅されたモータ3の駆動トルクがピニオン7からリングギヤ14に伝達されて、エンジンをクランキングする。
クランキングからエンジンが完爆して、エンジン回転数がスタータ回転数を上回ると、クラッチ5が空転することにより、エンジンの回転が減速装置4を介して電機子2に伝達されることはなく、電機子2のオーバランを防止できる。
エンジン始動後、IGスイッチ28がオフ操作されると、スイッチコイル16への通電が停止して吸引力が消滅するため、リターンスプリング18の反力でプランジャ17が押し戻される。その結果、メイン接点が開いて、バッテリ8からモータ3への通電が停止されるため、電機子2の回転が次第に減速して停止する。
また、プランジャ17が押し戻されると、エンジン始動時とは反対方向にシフトレバー9が揺動して、ピニオン7を押し出す力が解消されるため、ピニオン7は、ピニオンスプリング31(図2参照)に付勢されて、リングギヤ14から離脱した後、図2に示す停止位置まで押し戻される。
(実施例1の効果)
本実施例の電磁スイッチ10は、1つのスイッチコイル16でプランジャ17を吸引する吸引力と、プランジャ17を保持する保持力とを発生する1コイル式であるため、吸引コイルと保持コイルとを有する2コイル式の従来技術と比較して、コイル数を減らすことができ、且つ、スイッチコイル16とM端子ボルト24との間を電気的に接続する必要もない。これにより、従来の吸引コイルとM端子ボルトとを電気的に接続するための接続用ターミナルを廃止でき、且つ、接続用ターミナルに吸引コイルの端部を溶接等により接続する工程も不要である。その結果、部品点数の削減、および、工数の低減によりコストを低く抑えることができる。
また、本実施例のスタータ1は、クラッチ5とは別にピニオン7だけを押し出す方式であり、且つ、そのピニオン7の質量を100g以下、スイッチ押出し力を70N以下に設定している。これにより、ピニオン7を反モータ方向へ押し出すために必要な電磁スイッチ10の吸引力、つまり、スイッチコイル16が発生する磁力を小さくできるので、1コイル式であっても、2コイル式と同等、あるいは、それ以上に電磁スイッチ10の小型・軽量化が可能である。
また、電磁スイッチ10の吸引力を小さくできるので、電磁スイッチ10の作動電流を12A以下に抑えることができる。これにより、電磁スイッチ10の作動電流をECU29により直接制御できるため、スイッチ回路にスタータリレーを使用する必要はなく、且つ、IGスイッチ28を1系統に構成して簡素化できるので、コストダウンを図ることができる。更に、スイッチ回路に大電流(例えば40A程度の電流)を流す必要がないので、スイッチ回路に使用される配線を細線化できるメリットもある。
また、永久磁石を界磁に使用するモータ3では、IGスイッチ28をOFFした後、モータ3の惰性回転中に逆起電圧が発生する。この場合、吸引コイルと保持コイルとを有する2コイル式の電磁スイッチでは、スイッチ回路とモータ回路とが電気的に繋がっているため、逆起電圧がスイッチ回路に印加される。その結果、図4に示す様に、50端子に電圧波形(図中丸で囲む部分)が発生し、この電圧波形をECUが検出することで、モータが再度ONしたと誤判定する恐れがある。
これに対し、本実施例では、電磁スイッチ10のスイッチコイル16を1コイル化したことにより、モータ回路とスイッチ回路とを電気的に分離できる。つまり、スイッチコイル16がモータ回路に繋がっていないので、逆起電圧がスイッチ回路に回り込むことはない。これにより、図5に示す様に、50端子19に逆起電圧が印加されることは無いので、ECU29により50端子19への印加電圧が「0V」になったことを検出して、50端子19への通電停止を瞬時に判定することができる。
スタータの始動回路図である。 スタータの一部断面を含む側面図である。 ピニオン質量とスイッチ押出し力とスイッチ電流との相関図である。 従来技術に係る50端子の電圧波形図である。 本発明に係る50端子の電圧波形図である。 従来技術に係るスタータの始動回路図である。
符号の説明
1 スタータ
2 電機子
3 モータ
8 バッテリ
10 電磁スイッチ
16 スイッチコイル
19 50端子(通電用端子)
23 B固定接点(主接点)
25 M固定接点(主接点)
26 可動接点(主接点)
28 IGスイッチ(始動スイッチ)
29 ECU(スタータ制御装置)

Claims (3)

  1. 主接点の閉成によりバッテリから通電されて電機子に回転力を発生するモータと、
    始動スイッチの閉操作により前記バッテリから通電されるスイッチコイルを内蔵し、このスイッチコイルが発生する磁力を利用して前記主接点を閉操作する電磁スイッチとを搭載したスタータにおいて、
    前記主接点を介して前記バッテリから前記電機子に電流を流すためのモータ回路と、
    前記始動スイッチを介して前記バッテリから前記スイッチコイルに電流を流すためのスイッチ回路とを有し、
    このスイッチ回路には、前記バッテリから流れる電流を前記スイッチコイルに通電するための通電用端子が設けられ、この通電用端子と前記始動スイッチとの間に、前記スタータの始動を制御するスタータ制御装置を接続し、このスタータ制御装置により前記通電用端子に印加される電圧を所定値に制御することを特徴とするスタータ始動回路。
  2. 請求項1に記載したスタータ始動回路において、
    前記スタータ制御装置は、前記スイッチコイルに流れる電流が12A以下となる様に、前記通電用端子の印加電圧を制御していることを特徴とするスタータ始動回路。
  3. 請求項1または2に記載したスタータ始動回路において、
    前記スイッチコイルは、一端側の端部が前記通電用端子に接続され、他端側の端部がアース側に接続されて、前記モータ回路と電気的に分離した1コイルで構成されていることを特徴とするスタータ始動回路。
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