JP2009030355A - 水中における汚濁水の拡散防止装置 - Google Patents

水中における汚濁水の拡散防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水中における汚濁水の拡散防止装置についての保守作業が容易にできるようにする。
【解決手段】水中における汚濁水の拡散防止装置は、上下方向かつ左右方向Aに延びて水中に設けられる拡散防止膜7と、水上側に設けられ、拡散防止膜7を吊り下げるようこの拡散防止膜7の上縁部を支持する支持体9とを備える。拡散防止膜7が、通水性を有し、上縁部が支持体9に支持される拡散防止膜芯材20と、この拡散防止膜芯材20の前、後面のうち、少なくともいずれか一方の面を覆うようこの面に沿って複数枚設けられ、拡散防止膜芯材20にそれぞれ個別に着脱可能に取り付けられる膜体24とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、海、湖、河川の埋立や浚渫地などの水域で生じる汚濁水が、これに隣接する他の水域に拡散しようとすることを防止する水中における汚濁水の拡散防止装置に関するものである。
上記拡散防止装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記拡散防止装置は、上下方向かつ左右方向に延びて水中に設けられる拡散防止膜と、水面上に設けられ、上記拡散防止膜を吊り下げるようこの拡散防止膜の上縁部を支持する浮体とを備えている。
そして、上記拡散防止膜で仕切られた両水域のうち、一方の水域が埋立などにより汚濁水が生じる汚濁水域とされ、他方の水域が清浄水域とされる。そして、上記汚濁水域から清浄水域に汚濁水が流動して拡散し、この清浄水域を汚損させる、ということは、上記拡散防止膜により防止される。
上記拡散防止膜を長期使用すると、この拡散防止膜に貝などが大きく付着することにより、これらの自重が無用に増大して、上記浮体と共に上記拡散防止膜が水中に沈むという不都合が生じるおそれがある。また、例えば、上記拡散防止膜が長期にわたり水流によりゆらぐよう繰り返し動かされると、この拡散防止膜が疲労劣化して損耗し、この拡散防止膜による汚濁水の拡散防止機能が低下するという不都合を生じるおそれもある。
そこで、上記不都合が生じた場合には、上記浮体から上記拡散防止膜を水中で離脱させて水上に引き揚げ、もしくは、上記不都合の発生を予定して、定期的に上記浮体から上記拡散防止膜を水中で離脱させて水上に引き揚げることが行われる。
そして、水上において、貝の除去作業をしたり、上記損耗した拡散防止膜を新しいものに交換したりするなど、上記拡散防止装置についての保守作業が行われる。この場合、この保守作業では、上記したように、支持体と拡散防止膜とのうち、拡散防止膜のみを水上に引き揚げれば足りるため、この保守作業が容易にできることとされている。
実開平5−38028号公報
ところで、上記従来の技術によれば、保守作業をしようとして拡散防止膜を水上に引き揚げる場合、この拡散防止膜の一部のみに貝が付着していたり、一部のみが損耗していたりするとしても、この拡散防止膜の全体を引き揚げることが要求される。しかし、この拡散防止膜は、通常、面積が大きく、かつ、重いものであるため、上記引き揚げの作業は煩雑かつ重労働となりがちである。つまり、上記拡散防止装置に対する保守作業が煩雑かつ重労働になりがちである。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、水中における汚濁水の拡散防止装置についての保守作業が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、上下方向かつ左右方向Aに延びて水中に設けられる拡散防止膜7と、水上側に設けられ、上記拡散防止膜7を吊り下げるようこの拡散防止膜7の上縁部を支持する支持体9とを備えた水中における汚濁水の拡散防止装置において、
上記拡散防止膜7が、通水性を有し、上縁部が上記支持体9に支持される拡散防止膜芯材20と、この拡散防止膜芯材20の前、後面のうち、少なくともいずれか一方の面を覆うようこの面に沿って複数枚設けられ、上記拡散防止膜芯材20にそれぞれ個別に着脱可能に取り付けられる膜体24とを備えたことを特徴とする水中における汚濁水の拡散防止装置である。
請求項2の発明は、上記拡散防止膜芯材20を網体とし、その網目21を貫通する連結具23により上記拡散防止膜芯材20に上記各膜体24を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の水中における汚濁水の拡散防止装置である。
請求項3の発明は、上記拡散防止膜7で仕切られた両水域2,3のうち、汚濁水域2側の上記拡散防止膜芯材20の面に、上記各膜体24を取り付けたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の水中における汚濁水の拡散防止装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、上下方向かつ左右方向に延びて水中に設けられる拡散防止膜と、水上側に設けられ、上記拡散防止膜を吊り下げるようこの拡散防止膜の上縁部を支持する支持体とを備えた水中における汚濁水の拡散防止装置において、
上記拡散防止膜が、通水性を有し、上縁部が上記支持体に支持される拡散防止膜芯材と、この拡散防止膜芯材の前、後面のうち、少なくともいずれか一方の面を覆うようこの面に沿って複数枚設けられ、上記拡散防止膜芯材にそれぞれ個別に着脱可能に取り付けられる膜体とを備えている。
このため、上記拡散防止膜の前、後面のうち、貝が付着し易い側や、水流などにより損傷し易い側の面に上記各膜体を設定すればよい。そして、これら各膜体のうちの一部の膜体に貝が大きく付着したり、一部の膜体が大きく損傷した場合には、他部の膜体は上記拡散防止膜芯材に取り付けたままに残した状態で、上記一部の膜体を上記拡散防止膜芯材から水中で取り外して水上に引き揚げ、所望の保守作業をすればよい。
よって、上記拡散防止装置の保守作業では、上記拡散防止膜の一部のみを水上に引き揚げることで足りることから、上記拡散防止膜の全体を水上に引き揚げることが要求された従来の技術に比べ、上記拡散防止装置に対する保守作業は容易かつ安価にできる。
請求項2の発明は、上記拡散防止膜芯材を網体とし、その網目を貫通する連結具により上記拡散防止膜芯材に上記各膜体を取り付けている。
このため、上記拡散防止膜芯材に各膜体を取り付ける際には、上記拡散防止膜芯材における網目に連結具を貫通させることにより、上記各膜体を取り付けるが、上記拡散防止膜芯材は網体であって、その全体に多くの網目を有している。よって、これら網目のうち所望の網目を選択してその網目に上記連結具を貫通させることにより、上記拡散防止膜芯材の所望位置に各膜体を容易に取り付けることができる。つまり、拡散防止装置に対する保守作業が容易にできる。
また、上記膜体の形状が一定しなくても、所望の網目を選択してその網目に上記連結具を貫通させることにより、上記膜体を拡散防止膜芯材に取り付けることができる。よって、例えば、上記膜体一部が損傷した場合には、この一部を切り取り、これに代えて、この一部に合致する形状の新しい膜体を上記拡散防止膜芯材に取り付けることができる。つまり、拡散防止装置に対する保守作業が容易かつ合理的にできる。
請求項3の発明は、上記拡散防止膜で仕切られた両水域のうち、汚濁水域側の上記拡散防止膜芯材の面に、上記各膜体を取り付けている。
このため、上記汚濁水域側から他の水域側に向けて汚濁水が流動しようとして、上記各膜体に水圧が与えられるとき、これら各膜体はその全体が上記拡散防止膜芯材に面接触して支持されがちとなる。これにより、上記各膜体は所定形状に保持されて、これら各膜体の間に隙間の生じることが防止される。よって、上記拡散防止膜芯材に各膜体を連結させるための上記連結具の数は少なくて足りることから、その分、上記拡散防止膜芯材に各膜体を連結させる作業が容易にできる。つまり、拡散防止装置に対する保守作業が容易かつ安価にできる。
本発明の水中における汚濁水の拡散防止装置に関し、水中における汚濁水の拡散防止装置についての保守作業が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、水中における汚濁水の拡散防止装置は、上下方向かつ左右方向に延びて水中に設けられる拡散防止膜と、水上側に設けられ、上記拡散防止膜を吊り下げるようこの拡散防止膜の上縁部を支持する支持体とを備える。上記拡散防止膜が、通水性を有し、上縁部が上記支持体に支持される拡散防止膜芯材と、この拡散防止膜芯材の前、後面のうち、少なくともいずれか一方の面を覆うようこの面に沿って複数枚設けられ、上記拡散防止膜芯材にそれぞれ個別に着脱可能に取り付けられる膜体とを備える。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は全体として海等の水域であり、2は上記水域1のうち、埋立地等の汚濁水が発生する汚濁水域、3は上記水域1のうち、上記汚濁水域2に隣接する他の清浄な清浄水域である。また、説明の便宜上、矢印Aの方向を左右方向、矢印Bの方向を、水平方向で上記左右方向Aに直交する前後方向とする。
上記汚濁水域2と清浄水域3とを仕切り、上記汚濁水域2で生じる汚濁水が上記清浄水域3に拡散しようとすることを防止する水中における汚濁水の拡散防止装置4が設けられている。この拡散防止装置4は、上下方向かつ左右方向Aに延びて水中に設けられる拡散防止膜7と、水上側に設けられ、上記拡散防止膜7を吊り下げるようこの拡散防止膜7の上縁部を複数の連結具8により支持する支持体9と、上記拡散防止膜7の下縁部に取り付けられて、この拡散防止膜7に下方に向かう引張力を与えると共に、この拡散防止膜7が水流によって大きくは傾斜しないよう下方に向かう外力を与える重り10と、図示しないが上記拡散防止膜7や支持体9が上記水域1を自由に移動しないようこの支持体9を水底や陸側に係留する係留装置とを備えている。
上記拡散防止膜7と支持体9とは、上記左右方向Aで複数ユニットが列設されており、上下方向で互いに対応する拡散防止膜7と支持体9との各1ユニットが1組11とされ、左右方向Aで互いに隣り合う1組11同士が他の連結具12により互いに隙間なく連結されている。
上記支持体9は、水域1の水面に浮く浮体とされている。この浮体は、その外殻を構成し、上記左右方向Aに長く延びる膜製の筒状体15と、この筒状体15に内嵌され、左右方向Aに複数列設される発泡スチロール製の浮体本体16と、上記筒状体15の下面から下方に向かって延出し、この筒状体15に沿って延びる膜製の支持片17とを備えている。
上記拡散防止膜7は可撓性かつ通水性を有する拡散防止膜芯材20を備えている。この拡散防止膜芯材20は、上下方向かつ左右方向Aに延びて、上記支持体9の下方の水中に設けられている。また、この拡散防止膜芯材20は、上縁部が上記連結具8により上記支持体9の支持片17に連結されて支持され、下縁部に上記重り10が取り付けられている。
上記拡散防止膜芯材20は、ジオシンセティック(もしくはジオグリッド)といわれるもので、ポリエステル(PET)等の繊維製の網体と、この網体の外面にコーティングされる塩化ビニール(PVC)等の樹脂製の表皮とを備えている。また、この表皮には耐候性を向上させるため、カーボンが含有されている。上記拡散防止膜芯材20の網を形成する紐の太さは1〜3mm程度であり、また、この拡散防止膜芯材20の網目21は1辺が5〜10mm程度の四角形をなし、碁盤目状に形成されている。
また、上記拡散防止膜7は、上記拡散防止膜芯材20における汚濁水域2側の前面に更に他の連結具23により着脱可能に取り付けられる膜体24を備えている。この膜体24は、1ユニットの上記拡散防止膜芯材20の前面に沿って左右方向Aで複数枚(2枚)設けられ、上記拡散防止膜芯材20にそれぞれ個別に着脱可能に取り付けられている。上記膜体24は、可撓性の樹脂製シートや合成繊維で形成され、全体的に矩形とされている。
なお、図3中三点鎖線で示すように、上記拡散防止膜芯材20における清浄水域3側の後面に上記更に他の連結具23により膜体24を着脱可能に取り付けてもよい。
上記更に他の連結具23は、公知のもので、上記拡散防止膜芯材20におけるいずれか所望の網目21と各膜体24の外縁部に形成された孔26とを貫通する軸部27と、この軸部27の前後方向Bの一端部に一体的に形成される鍔部28と、上記軸部27の他端部からその径方向で互いに反対方向に突出するようこの他端部に一体的に形成される一対の係止片29,29と、上記軸部27に上記鍔部28側から嵌入される操作ピン30とを備えている。上記したように連結具23の軸部27が上記拡散防止膜芯材20の網目21と膜体24の孔26とを貫通し、上記鍔部28と各係止片29とが上記拡散防止膜芯材20と膜体24とを前後方向Bで挟むことにより、上記拡散防止膜芯材20に膜体24が取り付けられている(図3中実線)。
上記両係止片29を互いに接近させるよう加圧すれば、これら各係止片29は上記軸部27に対し回動可能であり、これにより、上記各係止片29は上記軸部27の軸方向に延びるよう互いに当接する(図3中二点鎖線)。この状態のまま、上記連結具23を前後方向Bで上記鍔部28の外方に向かうよう上記拡散防止膜芯材20から離反させれば、上記連結具23の軸部27と各係止片29とは、上記網目21と孔26とから抜き出され、上記拡散防止膜芯材20に対する膜体24の取り付けが解除される(図1,3中一点鎖線)。上記拡散防止膜芯材20に膜体24を取り付ける場合には、上記とは逆の手順によればよく、上記両係止片29を元の姿勢に積極的に戻すには、上記操作ピン30を操作して、この操作ピン30により上記両係止片29を押動してやればよい。
なお、前記連結具8は、上記更に他の連結具23と同形同大であり、この連結具23と同じ作用をする上記連結具8により、上記拡散防止膜7は支持体9に対し着脱可能に取り付けられている。
上記構成によれば、拡散防止膜7が、通水性を有し、上縁部が上記支持体9に支持される拡散防止膜芯材20と、この拡散防止膜芯材20の前、後面のうち、少なくともいずれか一方の面を覆うようこの面に沿って複数枚設けられ、上記拡散防止膜芯材20にそれぞれ個別に着脱可能に取り付けられる膜体24とを備えている。
このため、上記拡散防止膜7の前、後面のうち、貝が付着し易い側や、水流などにより損傷し易い側の面に上記各膜体24を設定すればよい。そして、これら各膜体24のうちの一部の膜体24に貝が大きく付着したり、一部の膜体24が大きく損傷した場合には、他部の膜体24は上記拡散防止膜芯材20に取り付けたままに残した状態で、上記一部の膜体24を上記拡散防止膜芯材20から水中で取り外して水上に引き揚げ、所望の保守作業をすればよい。
よって、上記拡散防止装置4の保守作業では、上記拡散防止膜7の一部のみを水上に引き揚げることで足りることから、上記拡散防止膜7の全体を水上に引き揚げることが要求された従来の技術に比べ、上記拡散防止装置4に対する保守作業は容易かつ安価にできる。
また、前記したように、拡散防止膜芯材20を網体とし、その網目21を貫通する連結具23により上記拡散防止膜芯材20に上記各膜体24を取り付けている。
このため、上記拡散防止膜芯材20に各膜体24を取り付ける際には、上記拡散防止膜芯材20における網目21に連結具23を貫通させることにより、上記各膜体24を取り付けるが、上記拡散防止膜芯材20は網体であって、その全体に多くの網目21を有している。よって、これら網目21のうち所望の網目21を選択してその網目21に上記連結具23を貫通させることにより、上記拡散防止膜芯材20の所望位置に各膜体24を容易に取り付けることができる。つまり、拡散防止装置4に対する保守作業が容易にできる。
また、上記膜体24の形状が一定しなくても、所望の網目21を選択してその網目21に上記連結具23を貫通させることにより、上記膜体24を拡散防止膜芯材20に取り付けることができる。よって、例えば、上記膜体24の一部が損傷した場合には、この一部を切り取り、これに代えて、この一部に合致する形状の新しい膜体24を上記拡散防止膜芯材20に取り付けることができる。つまり、拡散防止装置4に対する保守作業が容易かつ合理的にできる。
また、前記したように、上記拡散防止膜7で仕切られた両水域2,3のうち、汚濁水域2側の上記拡散防止膜芯材20の面に、上記各膜体24を取り付けている。
このため、上記汚濁水域2側から他の清浄水域3側に向けて汚濁水が流動しようとして、上記各膜体24に水圧が与えられるとき、これら各膜体24はその全体が上記拡散防止膜芯材20に面接触して支持されがちとなる。これにより、上記各膜体24は所定形状に保持されて、これら各膜体24の間に隙間の生じることが防止される。よって、上記拡散防止膜芯材20に各膜体24を連結させるための上記連結具23の数は少なくて足りることから、その分、上記拡散防止膜芯材20に各膜体24を連結させる作業が容易にできる。つまり、拡散防止装置4に対する保守作業が容易かつ安価にできる。
なお、以上は図示の例によるが、支持体9は、鋼管や樹脂管製の浮体であってもよく、陸側に張設されたワイヤーなどであってもよい。また、上記浮体本体16は樹脂製などの中空容器であってもよい。また、上記拡散防止膜芯材20は網体に限定されることはなく、目の粗い布状のものであってもよい。また、上記膜体24は各拡散防止膜芯材20に対し3枚以上取り付けてもよく、上下に複数枚取り付けてもよい。
拡散防止装置の部分斜視図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 図2の部分拡大断面作用説明図である。
符号の説明
1 水域
2 汚濁水域
3 清浄水域
4 拡散防止装置
7 拡散防止膜
9 支持体
10 重り
11 1組
20 拡散防止膜芯材
21 網目
23 連結具
24 膜体
A 左右方向
B 前後方向

Claims (3)

  1. 上下方向かつ左右方向に延びて水中に設けられる拡散防止膜と、水上側に設けられ、上記拡散防止膜を吊り下げるようこの拡散防止膜の上縁部を支持する支持体とを備えた水中における汚濁水の拡散防止装置において、
    上記拡散防止膜が、通水性を有し、上縁部が上記支持体に支持される拡散防止膜芯材と、この拡散防止膜芯材の前、後面のうち、少なくともいずれか一方の面を覆うようこの面に沿って複数枚設けられ、上記拡散防止膜芯材にそれぞれ個別に着脱可能に取り付けられる膜体とを備えたことを特徴とする水中における汚濁水の拡散防止装置。
  2. 上記拡散防止膜芯材を網体とし、その網目を貫通する連結具により上記拡散防止膜芯材に上記各膜体を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の水中における汚濁水の拡散防止装置。
  3. 上記拡散防止膜で仕切られた両水域のうち、汚濁水域側の上記拡散防止膜芯材の面に、上記各膜体を取り付けたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の水中における汚濁水の拡散防止装置。
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