JP2009030212A - 滑り止め付き内帽子と蒸れ防止メッシュ二重帽子 - Google Patents

滑り止め付き内帽子と蒸れ防止メッシュ二重帽子 Download PDF

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Abstract

【課題】オゾン層の破壊に伴う紫外線、温暖化に伴う長雨、多雨に伴う帽子の中の蒸れ、クラウン部の締め付けによる帽子の固定、優雅な方法による女性の日焼け止め等を同時に解決するため内側に被る内帽子と二重帽子を提供する。
【解決手段】本発明は被り易さ、涼しさ、優雅さ等の観点から大きな帽子に内帽子を設け、メッシュ構造で頭を蒸らさない涼しさと、帽子内の蛇腹構造で帽子を頭に固定し、長時間でも頭や額を締め付けない構造で血行を良く保つ帽子を提供し、また、同様の理由から外帽子と内帽子から成る二重帽子を提供する。
【選択図】図18

Description

地球温暖化とオゾン層の破壊に伴い、紫外線が強く、夏期の温度上昇等、紫外線による皮膚障害、癌発生など、屋外における生活環境の激変に対応して、帽子を使う機会が増大してくる。本発明は、顔の紫外線暴露低減、帽子内の蒸れ防止、頭部温度の高まりによる障害防止など帽子の被り易さ、涼しさ、優雅さ等に関する。
日本は、湿度が高いので古くから頭の蒸れない菅笠などが実用品として用いられた。
しかし、西洋文明が海外から入って来た時点から東洋的な簑傘等は、農作業や盆踊り、民族舞踊で用いられる以外は帽子が主流を占めた。
帽子にも用途が色々あって、ゴルフ、野球等のスポーツから婦人の装いまで幅が広い。
帽子はおしゃれの一環でもあり、実用性と合わせてその形状、便利性、美観、優雅さが重要な要素のとして追求され、多くの種類の帽子が開発されている。
最近の帽子の紫外線防止機能の開発には、特許文献1、特許文献2が見られる。
いずれも紫外線カット加工処理した布で顔を覆う構造をしているが、蒸れ防止の記載は見られない。作業用を主眼としているので、外出時のおしゃれを兼ねた紫外線防除対策ではない。
頭を蒸れないようにする方法では、帽子本体に孔を開けたり、部分にメッシュ加工を施す方法があるが、これに該当する出願には特許文献3と特許文献4がある。
特許文献3は雨具、防寒具を兼ねたフードの構造であり、特許文献4は帽子前方上部を穿孔してメッシュ加工をした簡単な通気方法で、帽子の固定も締め付けタイプの通常の方法であり、ゴルフなど屋外運動用帽子が主眼である。
帽子にセットして帽子と頭の間に間隙を設け、頭を蒸れないようにする用具には、特許文献5、特許文献6、特許文献7及び特許文献8がある。
特許文献5は帽子の内側全面に通気可能なネット帯板を入れ、ネット帯の隙間に外気が入り込み、ひたい表面を冷却する装置である。特許文献6は帽子の中に通気パッドを入れ、頭部の温度上昇、汗、蒸れ、においの発生を緩和しスポーツに集中させる。
特許文献7は、蒸れにくいように着用時帽子と頭部の間隙を広げる帽子支持具である。
特許文献8は、帽子着用時に蒸れを防止する帽子着装補助具である。
帽子と頭の間に間隙を設け、頭を蒸れないようにする方法には、特許文献10、特許文献11、特許文献12がある。特許文献10は老人が転んだときに頭を保護するための帽子で、クラウン後部と両側側部に脱着可能な緩衝部材を取り付けることを特徴としている。特許文献11は帽子の中にスペーサーを帽子と頭の間に空隙を設けて天井部に空気窓を設けていて、作業用に適している。特許文献12は、帽子内部に頭部と帽子の間に突起物を設置して空間を作り、適度な刺激を与え、通気を良くする方法である。
しかし、何れも帽子自体が二重の被覆による2相を成す形態ではない。
二重構造の帽子には特許文献12がある。この文献によれば二重構造は帽子の後半分で、内側をメッシュにし、後半分の外側生地とメッシュとの間に空間を設けている。
この空間によって蒸れ防止を行う。帽子の固定は伸縮材による締め付け方式である。
帽子の固定方法に関する工夫としては、特許文献13、特許文献14がある。
特許文献13では、クラウン部の内側に伸縮性の汗取りバンドが頭回りにぬいつけられており、前額部において三日月状の伸縮性の調整帯を介してツバ部にに縫いつけられている。帽子の固定はこれらクラウン部の締め付けによる。
特許文献14では、ブリムが表裏二枚の生地からなり、表地はクラウン部の頭回り部と間隔をおいて止着し、更に裏地に伸縮性のあるスベリが連続して縫着けてある。帽子の固定はこれらいずれもクラウン部の締め付けによって行う。
特許文献1:特開平11−172516号公報
特許文献2:特開2006−89853号公報
特許文献3:特開2002−275724号公報
特許文献4:特開2005−194644号公報
特許文献5:特開平9−157936号公報
特許文献6:特開2004−3111号公報
特許文献7:特開2004−19028号公報
特許文献8:特開2005−2486号公報
特許文献9:実用新案公平6−6427号公報
特許文献10:登録実用新案第3031764号公報
特許文献11:登録実用新案第3086441号公報
特許文献12:登録実用新案第3121430号公報
特許文献13:特開2003−183923号公報
特許文献14:特開2003−129322号公報
本発明が解決しようとする課題は、オゾン層の破壊に伴う紫外線、温暖化に伴う長雨、多雨に伴う帽子の中の蒸れ、クラウン部の締め付けによる帽子の固定、優雅な方法による女性の日焼け止め等を同時に解決するため内側に被る内帽子と二重帽子を提供することである。
上記の課題を解決するための手段として本発明では、帽子の内側に被る内帽子及び外帽子と内帽子が連結する二重帽子を考案した。
内帽子は大きな帽子の内側に被り、帽子との接着装置を備え、帽子を被らない時は帽子の膨らみの形状を保ち、被る時は蒸れを防ぐ帽子で、メッシュ構造からなり、頭への帽子の固定は、弾力性の骨格で頭を抱え込むように把握し、更に頭全体に柔らかいバネと組み合わせた布製の蛇腹構造のヘッドホールダーでソフトに四方八方から頭を帽子奥の方へ押しやる機能で支え、固定することを特徴としている。
外帽子と内帽子を有する二重帽子の外帽子は頭及び顔の上部を覆う庇を有し、日陰を作って直射日光から顔面頭部を守り、帽子の頭の部分のサイズは頭よりずっと大きくして、頭との間に大きな空間を作る。
二重帽子の内帽子は頭と直接接する部分で、外帽子と縫いつけ或いは接着で結着させ、頭囲は全てメッシュにして通気を良くし、外帽子と頭部の間に空間を作って蒸れを防ぎ、内帽子の頭部との接触部は多点支持による滑り止め装置によって頭に固定し、頭部全体で固定するので、クラウン部の締め付けは行わない。風の強い場合等固定が困難な場合は外帽子と内帽子の間に隠してあった顎紐とホックによる固定具でワンタッチで固定する。即ち、二重帽子と頭部固定装置の連携によって課題を解決する。
外帽子は紫外線を透さない軽い素材で、一定形状を保つ布、不織布、プラスチック膜、紙、繊維の一種または二種以上の天然繊維、地蔵繊維の組合せによって作る。
形は丸い菅笠状、庇を有し中央の頭部が頭囲より大きい麦藁帽状などファッションに合わせ多様であるが、庇で顔を十分直射日光から覆うことが出来る形状である。
内帽子は円筒状の被り物で、頂部は頭の形に添ってお椀型になっている。内帽子の頂部はメッシュ構造のクッションで外帽子と結着している。他の部位の外帽子との結着は、内外帽子のクラウン部の位置又は円筒部分の上位の位置で結着し、内帽子と外帽子がぐらつかないように固定している。内帽子はメッシュなど穴あき構造である。
その構造は芯となる部分が弾力性のあるプラスチックまたは硬い布で構成され、芯の内外表面を柔らかい布、絹等で被覆保護し、蝕感を良くする。内帽子の一番下のクラウン部の肌との接触部は柔らかなスポンジクッションを内蔵した滑り止めを具備する。
通常の帽子はクラウン部をゴム又はひもで締め、帽子の頭への固定を図るが、帽子を長時間被ると額に帽子の跡が付いたり、血液の循環が悪くなるので本発明は、内帽子内部の頭皮に添った多数の位置に、スポンジクッションと頭を帽子の奥へ導く構造の鱗片を設置して帽子の固定を行う。この鱗片の代わりに先端が球状になった突起を上方向斜めに向けて林立させ頭を帽子の奥へ導く構造も同様の効果を有する。
この構造は、頭部の神経覚醒の壺を押さえ、従来のクラウン周辺のバンドや帯による頭部全体の締め付けによる固定と違い、血液巡回の阻害を防止する。
帽子に付属する固定用具は、風の強い日等滑り止め装置だけでは、固定が困難な場合は外帽子と内帽子の間に隠してある顎固定具を引き出し、ワンタッチで固定する。
第1図には、帽子を固定する鱗片状のスプリング爪が内帽子に直接取り付けてある請求項1の内帽子の全景を示した。
内帽子1は適度の硬度とバネ機能のある弾性のあるプラスチックを頭形状の網目型に整形し、最下位のクラウン部の内側に表面に柔らかな膜を有し、内部のスポンジを包んだ帽子装着ベルト2を取り付け、柔らかく頭囲を包む。
内帽子の頂点部には表面に柔らかな膜を有し、内部のスポンジを包んだクッション3を配置している。
帽子装着ベルト2より上の内帽子1の内部には、内帽子に取り付けた上向きに開いた板スプリングの機能を有するプラスチック製の鱗片状の爪突起4を多数配置し、爪の内側には柔らかい伸縮性繊維のメッシュ布5を配置する。
頭と内帽子の直接の接触する部分は、この柔らかい繊維のメッシュ布5である。
頭への内帽子の固定は、メッシュ布5外側の内帽子内部に多点配置した鱗片状の爪により支え、クラウン部のスポンジベルトとの連動機能で頭部全体で支持する。
帽子と内帽子の結着はホック6で行う。ホックは金属製のもの、布製のものいずれでも良い。
第2図には、請求項1の内帽子1の中心部の断面図を示した。
1の太い点線は、内帽子本体、2は帽子装着ベルト、3は頂点部のクッション、4は板スプリングの機能を有する鱗片状の爪突起、5は内帽子の固定用メッシュ布、6は帽子との結着はホックである。
帽子の頭への固定は、爪突起4とメッシュ布5の組合せによる一種の蛇腹構造により、多点の支えによって頭を帽子の奥の方へ抱え込む作用を有することにより、スポンジを包んだクッション3と連動して帽子を頭に固定する。
第3図には、帽子を固定する鱗片状の爪突起がヘッドホールダー(スプリング)の縦帯状固定板に取り付けてある請求項2の内帽子の全景を示した。
内帽子1は適度の硬度と柔らかさのある弾性のあるプラスチックを頭形状の網目型に整形した内帽子本体とヘッドホールダーから成り、
ヘッドホールダー7は硬度および弾性のあるプラスチック製で、頭を抱え込むように固定する。サイズは頭のクラウン部で頭より内側へやや小さく設定され、着帽に際し極めてスムースに開く構造になっている。
ヘッドホールダー7最下位のクラウン部は、内側に表面に柔らかな膜を有し、内部のスポンジを包んだ帽子装着ベルト2を取り付け、スプリングと同調して柔らかく頭部周囲を包む。内帽子の頂点部には表面に柔らかな膜を有し、内部のスポンジを包んだクッション3を配置している。
帽子装着ベルト2より上の縦型スプリング7には、内帽子に取り付けた上向きに開いた板スプリングの機能を有するプラスチック製の鱗片状の爪突起4を多数配置し、爪の内側には柔らかい伸縮性繊維のメッシュ布5を蛇腹状に配置する。
頭と内帽子の直接の接触する部分は、この柔らかい繊維のメッシュ布5である。
頭への内帽子の固定は、メッシュ布5外側の内帽子内部に多点配置した鱗片状の爪により支え、クラウン部のスポンジベルトとの連動機能で頭部全体で支持する。
帽子と内帽子の結着はホック6で行う。ホックは金属製のもの、布製のものいずれでも良い。
第4図には、請求項8のヘッドホールダー付き内帽子1の中心部の断面図を示した。
1の太い点線は、内帽子本体、2は帽子装着ベルト、3は頂点部のクッション、7は縦型板状固定ヘッドホールダー、4はヘッドホールダーに付けたスプリングの機能を有する鱗片状爪突起、5は内帽子の固定用メッシュ布、6は帽子との結着はホックである。帽子の頭への固定は、縦型板状固定スプリング7上の爪突起4とメッシュ布5の組合せによる一種の蛇腹構造により、多点の支えによって頭を帽子の奥の方へ抱え込む作用を有することにより、スポンジを包んだクッション3と連動して帽子を頭に固定する。メッシュ布5は蛇腹状に内帽子の内側を覆っている。
第5図には、請求項8の縦型ヘッドホールダー7とこれに付属する装置をを示した。
7は縦型板状固定ヘッドホールダー、4は板スプリングの機能を有する鱗片状爪突起を示し、5は爪突起を覆う内帽子の固定用メッシュ布である。
帽子の頭への固定の機構は、縦型板状固定スプリング7上の鱗片状爪突起4とメッシュ布5の組合せによる一種の蛇腹構造と、多点の支えによって頭を帽子の奥の方へ抱え込む作用と縦型スプリング7の開閉とが連動して帽子を頭に固定する。
第6図には、第5図に示した鱗片状の爪15を着けた縦型ヘッドホールダー7の蛇腹構造を示した。
aは鱗片状の爪4を正面から見た図であり、bは鱗片状の爪4が縦型ヘッドホールダー7に取り付いて反り返った状態を側面から見た図である。鱗片爪4は縦型ヘッドホールダー7に接続する部分から立ち上がり頭と接触する部分は小さな面を形成している。
5は爪突起を覆う内帽子の固定用メッシュ布5である。鱗片爪4は頭部との接触によって頭が動く都度上下左右に伸びたり縮んだりして頭を次第に帽子奥の方へ導く一種の蛇腹構造で頭を包む。
第7図には、請求項3の内、菅笠状の二重帽子を示した。
外帽子8の下に内帽子9があり、内帽子は円筒状のネットと椀状のネットの組合せである。外帽子との結着部10の他、内帽子頂部に外帽子と結着するクッションネット11で外帽子を支えている。外帽子と内帽子の間には空間12があり、頭の蒸れを防止している。内帽子は、円筒状の外囲部と椀状の頭被覆部から成り、網目状のシリコンゴム、ウレタン樹脂等の適度の硬さと伸縮性を有する素材で構成することが望ましい。
帽子の固定は内帽子9が伸縮性を有し、帽子のスベリを軽減する。
風の強い時は、外帽子と内帽子の間に隠してある顎固定具15を引き出し、固定する。
第8図には、請求項4の通常の市販の帽子や麦藁帽の形状をした二重帽子を示した。
外帽子8の下に内帽子9があり、内帽子は円筒状のネットと椀状のネットの組合せである。外帽子との結着部10の他内帽子頂部に外帽子と結着するクッションネット11で外帽子を支えている。外帽子と内帽子の間には空間12があり、頭の蒸れを防止している。内帽子は、円筒状の外囲部と椀状の頭被覆部から成り、網目構造を成し、内帽子の最下端はクラウン部で頭部と接触する部分は柔らかいスポンジの帯13で頭囲を囲んでいる。内帽子の固定能力を更に高めるため、内側に請求項7の柔らかいスポンジ製の突起14が多数配列し、突起14全体で帽子全体を支える構造である。突起14の形状は下側に向けて流線型で、帽子を被ったときに頭を奥の方へ送る役割を有する。
この突起のもう一つの機能は、毛髪を抱え帽子を固定する機能である。毛髪を捕捉する機能も帽子を
脱ぐときは、通常は毛髪の流れに沿って帽子を前からから後に持ち上げながら撫で付けるように移動させるので、従来の帽子と比べて髪型を崩す恐れはない。
風の強い時は、外帽子と内帽子の間に隠してある顎固ベルト15を引き出し、固定する。
第9図には、請求項5のヘッドホールダー付き滑り止め二重帽子を示した。
ヘッドホールダーはバネの役割を有するので、堅めの伸縮性のある素材が望ましい。
第8図に示した内帽子の内側の柔らかいスポンジ製の突起14と併せて帽子を一段と固定し易くするため第5図に示したヘッドホールダーと同型で爪突起を覆うメッシュ布のない鱗片状の爪17を着けた縦型ヘッドホールダー16を外帽子へ結合した状態を示した。鱗片状の爪17の機能は頭を帽子奥の方へ導こうとするバネの役割を有している。
これも脱帽する際、毛髪の流れに沿って帽子を前からから後に持ち上げながら撫で付けるように移動させるので、従来の帽子と同等髪型を崩す恐れはない。
第10図には、請求項6の帯状滑り止め二重帽子を示した。
第8図に示した内帽子の内側の柔らかいスポンジ製の突起14と併せて帽子を一段と固定し易くするための鱗片19を着けた横型リボン18を縫い着けた状態を示した。
鱗片状の爪は19の機能は第4図の縦型ヘッドホールダーの鱗片爪と同様内帽子に接続する部分から立ち上がり(黒い部分)頭と接触する部分は小さな面を形成している。
爪の作用は頭を帽子の奥の方へ導こうとするバネの役割と頭の壺を押さえ適度の刺激で意識を覚醒する役割を有している。
これも脱帽する際、毛髪の流れに沿って帽子を前からから後に持ち上げながら撫で付けるように移動させるので、第3図と同様髪型を崩す恐れはない。
第11図には、第6図に示した請求項10の鱗片状の爪19のある縦型リボン18を示した。
第12図は鱗片19が横型リボン18から反り返って伸びた状態を側面から見た図である。
鱗片19は頭部との接触にって伸びたり縮んだりして頭を次第に帽子奥の方へ導く。
第13図には、請求項7の蒸れ防止ヘアーキャッチャー付き二重帽子を示した。
菅笠状の外帽子8と内帽子20からなる二重帽子で、 帽子を一段と固定し易くするために、斜め上方へ向けて生えている先端に小球を有する繊毛を内帽子内側に多数設けている。繊毛21及び22の機能は第3図と同様頭を帽子奥の方へ導こうとするバネの役割を有している。側頭部の繊毛は短く、頭頂部の繊毛は長くして、毛髪を捉え帽子の固定と安定を確保している。
これも脱帽する際、毛髪の流れに沿って帽子を前からから後に持ち上げながら撫で付けるように移動させるので、第10図と同様髪型を崩す恐れはない。
第14図には、内帽子20の断面構造を示した。
内帽子は網目状の形の復元性のあるプラスチック製メッシュで構造で構成され、帽子がぐらつかないように外メッシュと内メッシュ一体的に作り、頂部をメッシュのクッションで強く固定する。外メッシュと内メッシュの間には空間12があり、蒸れを防止する。内帽子は10の位置で外帽子と結合する。内メッシュの内側には斜め上方へ向けて生えている先端に小球を有する繊毛のヘアーキャッチャーがあり、蛇腹構造と同様頭を帽子の奥の方へ導く機能を有している。
第15図には内メッシュの内側には斜め上方へ向けて生えている先端に小球を有する繊毛を示した。先端の球は繊毛が頭と接触をした場合、皮膚を一切傷つけることがないようにするためのもので、球の大きさは適当に選択できる。
20は側頭部の位置に着ける繊毛のヘアーキャッチャーで、長さは2〜7mm程度のものである
21は頭頂部の位置に着ける繊毛のヘアーキャッチャーで、長さは10〜20mm程度のものである。
第16図には菅笠状の二重帽子を示した。下側の図は帽子を被った状態を示す。
第17図には山高帽の二重帽子を示した。下側の図は帽子を被った状態を示す。
第18図には深被り帽子の二重帽子を示した。下側の図は帽子を被った状態を示す。
第19図には鍔広帽子の二重帽子を示した。下側の図は帽子を被った状態を示す。
発明の効果
以上説明したように、本発明では帽子の下に着用し、帽子の膨らみの形状を保ち、蒸れを防止する内帽子と外帽子と内帽子から成る二重帽子を提供した。
内帽子はメッシュになっていて帽子との間に空気の流通があるので帽子の中が蒸れない構造になっているうえ内帽子の内側は蛇腹構造になっていて、頭を帽子の奥の方へ押しやる機能を有しているので、帽子全体がヘッドホールダーの役割を有している。
従って、頭のクラウンの位置を締めなくとも帽子が固定されるので帽子を脱いでも額に帽子の跡が付かない。
二重帽子は外帽子と内帽子から成り、それ自体が一つの帽子である。
帽子は蒸れない構造であると同時に前出の内帽子と同様、帽子の内側に各種のヘッドホールド機能を有する装置を配し、頭のクラウンの位置を締めなくとも、帽子が固定されるので帽子を脱いでも額に帽子の跡が付かない構造になっている。
そのヘッドホールド機能を提供するものである。
第1図帽子を固定するスプリング爪が内帽子に直接取り付けてある内帽子 第2図上記第1図の内帽子の中心部の断面図 第3図帽子を固定するスプリング爪が縦型ヘッドホールダーの固定板に取り付けてある構造の内帽子 第4図上記第3図の内帽子の中心部の断面図 第5図縦型ヘッドホールダーと連動するバネ爪とメッシュ布の蛇腹構造 第6図ヘッドホールダー上のバネ爪とこれを覆うメッシュ布の前面図及側面図 第7図菅笠状の二重帽子 第8図滑り止めスポンジを取り付けた通常市販の帽子の形状をした二重帽子 第9図ヘッドホールダーと鱗片を取り付けた通常形状の二重帽子 第10図横型鱗片ベルトを取り付けた通常形状の二重帽子 第11図鱗片を有する横型リボン 第12図鱗片を有する横型リボンの側面図 第13図外帽子と内帽子からなる菅笠状の二重帽子 第14図菅笠状二重帽子の内帽子断面構造 第15図菅笠状二重帽子の内帽子の側頭部の繊毛ヘアーキャッチャー及び頭頂部の繊毛ヘアーキャッチャー 第16図菅笠状の二重帽子外観と帽子を被った状態 第17図山高帽の二重帽子と帽子を被った状態 第18図深被り帽子の二重帽子と帽子を被った状態 第19図鍔広帽子の二重帽子と帽子を被った状態
符号の説明
1 内帽子本体(メッシュ構造)
2 内帽子最下部内側に付けたスポンジクッション帯
3 内帽子頂部に付けたスポンジクッション
4 内帽子本体又はヘッドホールダーに取り付けた鱗片状の爪
5 内帽子の頭と接するメッシュ布からなる蛇腹構造
6 帽子と内帽子を連結するホック
7 内帽子の内側に位置するヘッドホールダー
8 庇及び鍔を有する外帽子
9 メッシュ構造の内帽子
10 帽子頂部の内帽子と外帽子を連結固定部
11 帽子頂部の内帽子と外帽子を連結するメッシュクッション
12 内帽子と外帽子の間の空間
13 帽子クラウン部のスポンジ帯
14 帽子の多点支持滑り止めスポンジ突起
15 風が強いときの顎固定用具
16 鱗片を有する縦型ヘッドホールダーの爪部
17 鱗片を有する縦型ヘットホールダー
18 鱗片を有する横型リボンの側面爪部
19 鱗片を有する横型リボンの側面帯部
20 菅笠状二重帽子の内帽子
21 側頭部の繊毛ヘアーキャッチャー
22 頭頂部の繊毛ヘアーキャッチャー
a 第6図の平面図
b 第6図の側面図

Claims (11)

  1. 頭囲より大きいぶかぶかの各種帽子の内側に被る内帽子で、内帽子にはぶかぶかの各種帽子との着脱装置を備え、
    内帽子の機能は、帽子を被らない時は帽子の膨らみの形状を保ち、被った時は蒸れを防ぐ機能を有し、
    内帽子の骨格は、外圧でへっこんでも復元性のある定形状保持力と伸縮性のあるプラスチック又はシリコンゴムを素材とし、メッシュ構造をしており、
    頂部は間隙を作るスポンジによるクッションを配し、内帽子下端の周縁内側に表面を吸湿性の布で覆ったスポンジの帯状のクッション帯を配し、
    骨格の内側に鱗片状のプラスチック製の柔軟なスプリング爪を取り付け、
    多数の爪で頭の地肌を押さえて爪で帽子を固定して支える構造とし、
    爪の内側の頭と接触する部分の境に、薄いメッシュ布の内幕を被せ、薄いメッシュ地を蛇腹状に配してスプリングが直接毛髪と接触しない構造の蛇腹構造とし、
    蛇腹構造が帽子と頭の間に空間を生じさせ、メッシュ構造と連携して蒸れを防ぎ、頭への帽子の固定は、スポンジクッションと連動して弾力性の爪が機能し、更に爪のバネと組み合わせた布製の蛇腹構造で、ソフトに四方八方から頭を包み込み、頭を帽子奥の方へ押しやる機能によって、内帽子メッシュ骨格で頭を抱え込むように把握して固定することを特徴とする「蒸れ防止滑り止め内帽子」。
  2. 請求項1と同様、頭囲より大きいぶかぶかの各種帽子の内側に被る内帽子で、内帽子にはぶかぶかの各種帽子との着脱装置を備え、
    内帽子の内側には、ヘッドホールダーを有し、
    ヘッドホールダーは頭の形に添った形状で湾曲したプラスチックまたは竹製の帯状のバネ板の足を4〜8方向へ伸ばして、頭を掴み込む役割を有し、
    ヘッドホールダーの内側に鱗片状のプラスチック又は竹製の柔軟なスプリングとなる爪を取り付け、頭の地肌の壺の位置を爪で点状に押さえて帽子を頭に固定し、
    クラウン周辺をゴムバンド・帯で締め付けて帽子を頭に固定する通常の方式は血液循環を阻害するのでこれを回避し、
    爪の内側、頭と接触する部分に薄いメッシュ布の内幕を蛇腹状に配して爪が直接髪の毛と接触して絡まない構造の蛇腹構造となし、
    頭への帽子の固定は、弾力性のヘッドホールダーで頭を抱え込むように把握し、更に頭全体に柔らかいバネと組み合わせた布製の蛇腹構造でソフトに四方八方から頭を包み込み、頭を帽子奥の方へ押しやる機能で支え、
    安定させるすることを特徴とする「ヘッドホールダー付き内帽子」。
  3. 基本的には請求項1及び請求項2と類似した形状であるが、通常の形と素材による外帽子とプラスチックまたは繊維で出来たメッシュ構造の内帽子からなり、
    内帽子は外帽子と一体的に連結して外帽子を浮かせて支え、頭に固定する役割を備え、帽子全体が2重構造をしていることを特徴とする「蒸れ防止二重帽子」。
  4. 請求項3の外帽子とメッシュ内帽子の2重構造からなり、
    内帽子は血液循環を阻害しないため、頭囲周辺部の締め付けによって帽子を頭に固定する方式ではなく、メッシュ内側に柔らかに頭と接触する多くのスポンジによる支点を有し、
    スポンジは帽子を被るときはスムースに奥へ引き込むように下方向へ流線型を成し、
    風で防止が飛ばないように上方向に突き出た構造で髪を捉えて動き難くし、
    この支点により頭囲周辺に帽子の跡が付かないように頭部全体でソフトに固定し、
    帽子内側に頭を帽子奥へ引き込む作用の鱗片状の固定装置を有し、
    滑り止めによって頭部全体で帽子を支持する事を特徴とする「滑り止め二重帽子」。
  5. 請求項3の外帽子とメッシュ内帽子の2重構造からなり、
    内帽子の内側に、請求項2に示したヘッドホールダーとその内側に鱗片状の柔軟性の高いスプリング爪を取り付け、
    このスプリング爪を支点にし、頭部全体でソフトに固定し、
    ヘッドホールダーの作用と連携して頭を帽子奥へ引き込む作用を有し、
    滑り止めによって頭部全体で帽子を支持することを特徴とする「ヘッドホールダー付き滑り止め二重帽子」。
  6. 請求項3の外帽子とメッシュ内帽子の2重構造からなり、
    内帽子の内側に、鱗片状の風南西の高いスプリング爪を有するスプリング帯を配置し、このスプリング爪を支点にし、頭部全体でソフトに固定し、スポンジクッションの作用と連携して頭を帽子奥へ引き込む作用を有し、滑り止めによって頭部全体で帽子を支持することを特徴とする「帯状滑り止め二重帽子」。
  7. 菅笠状の帽子の下側及び頭囲より太いゆるゆるの帽子の内側に、
    粗い目のメッシュ地の内帽子部を設け、内帽子の頭部との固定部には固定装置を設け、帽子固定部は頭部地肌を締め付けないように緩やかなサイズを保ち、
    帽子固定部の内側の頭の地肌と接する部分は頭が蒸れないようにメッシュを用い、
    固定装置は突起及びメッシュ内側に伸びた先端に小球を有する細く短い弾力性のある繊毛状の細長いヘアーキャッチャーを設け、
    帽子をゴム、紐その他の手段で頭を締め付けなくとも、
    この突起及び繊毛のヘアーキャッチャーで頭髪地肌と接して帽子を固定する構造で、帽子に風など外部からの力が加わっても、小球を有する細く短く弾力性のある繊毛のヘアーキャッチャーが髪と絡んで容易く飛ばない構造を特徴とする
    「蒸れ防止ヘアーキャッチャー付き二重帽子」。
  8. 請求項4の内帽子の接頭部に用いる帽子の支点で、帽子全体に点々と配置し、
    スポンジ単独かスポンジとこれを包む吸湿性の布地で構成され、
    帽子を被るときはスムースに奥へ引き込むように下方向へ流線型を成し、
    風で防止が飛ばないように上方向に突き出た構造で髪を捉えて動き難くし、
    柔らかいスポンジで頭の地肌と接触し滑り止めを行う突起からなる「帽子内側の滑り止め支持突起」
  9. 請求項2および請求項5のメッシュ内帽子の接頭部に用いる帽子固定部で
    頭部の内側上方に向けて開いたく弾力性のある鱗片状の突起で、
    ヘッドホールダーとその内側に鱗片状の柔軟性の高いスプリング爪を取り付け、ヘッドホールダーと連動して帽子を固定する「頭部保持縦型滑り止め装置」。
  10. 請求項6のメッシュ内帽子の接頭部に用いる帽子固定部で
    頭部の内側上方に向けて開いたく弾力性のある鱗片状の突起で、
    鱗片バンド状の帯状をなし、
    内帽子に取り付けるときは、帯の部分を接着あるいは縫いつけによって行い、
    頭部横断型のバンド状に配列する「頭部保持横型滑り止め装置」。
  11. 請求項2の蒸れ防止メッシュ滑り止め付き帽子接頭部に用いる装置で、
    内帽子の内側頭部上方へ向けて伸びた、先端に小球を有する細い弾力性のある繊維でできた繊毛であり、
    毛髪に絡んで帽子を頭へ固定する特徴とする滑り止め装置の「ヘアーキャッチャー」
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