JP2009029631A - 配送確信システム、配送確認方法、サーバ及びプログラム - Google Patents

配送確信システム、配送確認方法、サーバ及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より確実な配送確認を行うための仕組みを提供する。
【解決手段】位置照合サーバ370は、携帯電話機310、320の各々から送信された基地局識別情報を受信し、受信した2つの基地局識別情報を照合して一致/不一致を判断する。さらに、位置照合サーバ370は、上記の位置照合の判断結果を、配送業務管理サーバ350に送信する。携帯電話機310と携帯電話機320の位置が一致していると、配送業務管理サーバ350は、配送が正当な受取人に配送されたと判断して、その旨の音声メッセージを携帯電話機310及び携帯電話機320の双方に送信する。これによって受取人と配送人は、荷物が発送人が指定した受取人に配送されたことを知ることができる。
【選択図】図18

Description

この発明は、荷物の配送サービスによって荷物が正当な受取人に配送されたか否かを確認するための技術に関する。
荷物の配送サービスにおいては、発送人が指定した受取人に荷物が確実に届いたことを確認すること(以下、配送確認と呼ぶ)が必要である。従来は、受取人が荷物に貼付された配送依頼伝票に押印やサインを行うことによって配送確認を行っていた。配送確認に関する技術として特許文献1に開示されたものがある。
特開2002−316722号公報
本発明は、より確実な配送確認を行うための仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、荷物を受け取る受取人によって利用される通信端末と、前記荷物を配送する配送人によって利用される移動通信端末と、前記通信端末の位置を検出する第1の位置検出手段と、前記移動通信端末の位置を検出する第2の位置検出手段と、前記通信端末又は前記移動通信端末の少なくともいずれか一方から前記荷物の配送確認が要求された場合に、前記第1の位置検出手段によって検出される前記通信端末の位置と、前記第2の位置検出手段によって検出される前記移動通信端末の位置とを照合することにより、前記荷物が前記受取人に配送されたか否かを判断する判断手段とを有していることを特徴とする。この配送確認システムにおいて、前記通信端末及び前記移動通信端末はともに、無線セルを形成する複数の基地局を含む携帯電話網に収容される携帯電話機であり、前記第1の位置検出手段及び前記第2の位置検出手段はともに、前記携帯電話機が在圏する無線セルを形成する基地局の位置に基づいて当該携帯電話機の位置を検出するようにしてもよい。
以下、図面を参照して、本発明の第1〜第4実施形態について説明する。ただし、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内で種々の変更が可能である。
A:第1実施形態
A−1:第1実施形態の構成
まず、第1実施形態の構成について説明する。
(1)システム全体の構成
図1は、この発明の第1実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、このシステムは、荷物60を配送する配送者1によって所持される携帯電話機10と、この荷物60を受け取る受取人2によって所持される携帯電話機20と、携帯電話機20に装着された状態で利用されるバーコードリーダ30と、基地局41や図示せぬ交換局を収容する携帯電話網40と、携帯電話網40に接続された配送業務管理サーバ50とを備えている。なお、図1においては図面が煩雑になるのを避けるために基地局41を1つしか図示していないが、実際には、基地局41と同様の構成を備えた複数の基地局が、携帯電話網40のサービスエリア全域にわたって所定の間隔で分散配置されている。同様に、荷物60及び携帯電話機10、20についてもそれぞれ1つづつしか図示していないが、これらも実際には複数存在する。
携帯電話機10、20は、自機が在圏する無線セルを形成する基地局(図1では基地局41を例示)と無線通信を行うことによって、携帯電話網40が提供する通話サービスやデータ通信サービスを受けるようになっている。
荷物60には配送依頼伝票61が貼付されている。この配送依頼伝票61には、受取人2や荷物60の発送を依頼した発送人(図示略)の名前、住所、携帯電話機の電話番号等の各種情報を記入するための記入欄の他、この荷物60を一意に識別するための荷物IDを示すバーコードが予め印刷されている。バーコードリーダ30は、配送依頼伝票61のバーコード印刷面に対して光を照射し、このバーコード印刷面からの反射光を受光して光電変換を行い、変換後の電気信号を携帯電話機20に供給するようになっている。これによって、携帯電話機20は、受取人2が受け取った荷物60に割り当てられた荷物IDを取得することが可能となる。この荷物IDは、携帯電話機20の電話番号とともに、携帯電話機20から携帯電話網40を介して配送業務管理サーバ50に送信されるようになっている。
配送業務管理サーバ50は、各荷物60に割り当てられた荷物IDと、各荷物60を受け取るべき受取人2が所持する携帯電話機20の電話番号とを対応付けて記憶している。配送業務管理サーバ50は、これらの記憶内容と携帯電話機20から送信されてくる荷物ID及び電話番号とを照合することによって、荷物60が正当な受取人2に正しく配送されたか否かを確認する。即ち、上記の照合の結果、照合対象の荷物ID及び電話番号が一致した場合には、発送人が指定した受取人2の携帯電話機20を介して荷物IDが配送業務管理サーバ50に送信されてきたことになるので、配送業務管理サーバ50は、実際に荷物60を受け取った人物は正しい受取人2であると判断することができる。一方、照合対象の荷物ID及び電話番号が一致しない場合には、発送人が指定した受取人2の携帯電話機20以外の携帯電話機を介して荷物IDが配送業務管理サーバ50に送信されてきたことになるので、配送業務管理サーバ50は、実際に荷物60を受け取った人物は正しい受取人2ではない可能性があると判断することができる。
(2)携帯電話機20及びバーコードリーダ30の構成
次に、図2に示すブロック図を参照しながら、携帯電話機20及びバーコードリーダ30の構成について説明する。図2に示すように、携帯電話機20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)24、無線通信部25、音声コーデック26、マイクロホン261、スピーカ262、表示部27、操作部28、及びデータ入出力部29を備えている。
ROM22には、携帯電話機20に割り当てられた電話番号や、各種の制御プログラムが格納されている。この制御プログラムには、例えば、バーコードリーダ30から供給される荷物IDを、ROM22から読み出した電話番号とともに配送業務管理サーバ50に送信するための制御プログラムがある。EEPROM24には、バーコードリーダ30から供給されてくる荷物IDを記憶するための領域が設けられている。
無線通信部25は、図示せぬアンテナ、変復調器、周波数シンセサイザ及びTDMA処理回路等を有しており、携帯電話網40の基地局41と無線通信を行うようになっている。音声コーデック26は、マイクロホン261が集音した音声信号をA/D変換して無線通信部25に供給したり、無線通信部25から供給される音声信号をD/A変換してスピーカ262に供給したりする。表示部27は、液晶パネルやパネル駆動回路を有しており、CPU21による制御の下で各種情報を表示するようになっている。操作部28は、テンキー及び各種制御キーからなるキーパッドやキー検出回路を有しており、ユーザのキー操作に応じた検出信号をCPU21に供給する。これによって、CPU21はユーザのキー操作の内容を把握し、この操作内容に応じた処理を実行するようになっている。データ入出力部29は、図示せぬ16芯インタフェースを備えており、この16芯インタフェースに接続された通信ケーブルを介し、バーコードリーダ30との間で各種データを送受信するようになっている。
次に、バーコードリーダ30の構成について説明する。バーコードリーダ30は、このバーコードリーダ30全体を制御するCPU31と、制御プログラムや各種データを格納するためのメモリ32と、LEDアレイ等の発光部33と、CPU31による制御の下で発光部33を駆動する駆動部34と、バーコード印刷面からの反射光を受光し、受光した反射光の光束量に応じて電気信号を発生させるCCDラインセンサ等の受光部35と、受光部35が発生させた電気信号を増幅する増幅器36と、増幅された電気信号をA/D変換してCPU31に供給するA/D変換器37と、携帯電話機20の16芯インタフェースに接続される通信ケーブル端が装着されるインタフェースを有したデータ入出力部38の他、これらの各構成要素に電力を供給する電池(図示略)や、この電池からの電力供給を開始させるための電源スイッチ(図示略)等を備えている。
このような構成のバーコードリーダ30が配送依頼伝票61に印刷されたバーコードを読み取るためには、受取人2が、バーコードリーダ30を配送依頼伝票61にかざして、発光部33によって発せられた光をバーコードに照射するようにすればよい。これによって、受光部35はバーコード印刷面からの反射光を受光し、受光した反射光の光束量に応じた電気信号を発生させる。次いで、増幅器36は電気信号を増幅し、A/D変換器36は、増幅された電気信号にA/D変換を施し、デジタル信号としてCPU31に供給する。CPU31は供給されたデジタル信号を取り込んだ後に、データ入出部38を介して携帯電話機20に供給する。これによって、バーコードによって示されている荷物IDが携帯電話機20に取り込まれ、上述したEEPROM24に記憶されることとなる。
なお、このバーコードリーダ30は、受取人2が保有するものであっても、配送人1が保有するものであってもよい。配送人1が保有する場合には、配送人1は荷物60の配送時に自身のバーコードリーダ30を受取人2に貸し渡して利用させることになる。
(3)配送業務管理サーバ50の構成
次に、図3のブロック図を参照しながら、上述した配送業務管理サーバ50の構成について説明する。図3に示すように、配送業務管理サーバ50は、CPU51、ROM52、RAM53、通信部54、ハードディスク装置55、操作部56及びこれらを相互に接続するバス57を備えている。ROM52にはIPL(Initial Program Loader)等の制御プログラムが格納されている。CPU51は、このROM52やハードディスク装置55から各種のプログラムを読み出し、これを実行する。RAM53は、CPU51のワークエリアとして用いられ、例えばCPU51によって実行されるプログラムが展開されたり、プログラム実行時に用いられる各種データが一時的に記憶される。通信部54は、携帯電話網40に接続するための接続インタフェースや通信制御回路を備えており、携帯電話網40を介して各種の通信装置とデータ通信を行う。操作部56は、図示せぬオペレータが各種操作を行うためのキーボード等を備えている。
ハードディスク装置55には、配送確認を行うための配送確認プログラム55aが記憶されているほか、上述した荷物ID及び電話番号を記憶するためのID情報記憶領域55bが設けられている。ここで、図4はID情報記憶領域55bに記憶されている内容を例示したフォーマット図である。図4に示すように、ID情報記憶領域55bには、荷物IDと、その荷物IDが示す荷物を受け取るべき受取人2の携帯電話機20の電話番号とが対応付けられて記憶されている。図4に示す例では、荷物ID「PID0001」が示す荷物を受け取るべき受取人2の携帯電話機20の電話番号は「090−111−11111」であることを意味している。これらの荷物ID及び電話番号は、発送人による配送依頼を受け付けた後に、その配送依頼内容に従って図示せぬオペレータが操作部56を操作することにより、この配送業務管理サーバ50に入力されるようになっている。以上が第1実施形態の構成である。
A−2:第1実施形態の動作
次に、図5に示すシーケンスを参照しながら、上記構成からなる第1実施形態の動作について説明する。以下では、荷物ID「PID0001」が示す荷物を受け取った受取人2の携帯電話機20の電話番号を「090−111−11111」として動作説明を行う。
配送人1によって荷物60が配送されてきた場合、まず、受取人2はバーコードリーダ30を自身の携帯電話機20に接続する。次いで、受取人2がバーコードリーダ30の電源スイッチを操作して電源オンとすると、電池から発光部33に電力が供給されて発光する。受取人2が発光した光をバーコードに照射するようにしてバーコードリーダ30を配送依頼伝票61にかざすと、バーコードリーダ30はバーコードの読み取りを開始する(ステップS1)。バーコードリーダ30はバーコードを読み取ると、読み取ったバーコードが示す荷物ID「PID0001」を電気信号として携帯電話機20に供給する(ステップS2)。
一方、携帯電話機20は、バーコードリーダ30から供給された電気信号が示す荷物ID「PID0001」をEEPROM24に記憶し、次いで、荷物IDを取得した旨のメッセージを表示部27に表示する(ステップS3)。受取人2は、上記メッセージを参照して荷物IDを取得したことを確認すると、携帯電話機20の操作部28を用いて配送業務管理サーバ50の電話番号を入力し、発呼を指示する操作を行う。この配送業務管理サーバ50の電話番号は電子メールや音声案内等の適当な方法により予め受取人2に通知されているものとする。携帯電話機20は上記操作を受け付け(ステップS4)、配送業務管理サーバ50を発呼する(ステップS5)。
この後、所定の通信手順に従って携帯電話機20と配送業務管理サーバ50との間で通信回線が確立すると(ステップS6)、携帯電話機20は、EEPROM24に記憶されていた荷物ID「PID0001」とROM22に記憶されていた電話番号「090−111−11111」とを読み出し、これらの荷物ID及び電話番号を配送業務管理サーバ50へ送信する(ステップS7)。
配送業務管理サーバ50は、上述した配送確認プログラム55aを常時実行しており、携帯電話機20から送信されてくる荷物ID及び電話番号とを受信すると、受信した荷物ID及び電話番号をハードディスク装置55のID情報記憶領域55b(図4参照)に記憶されている荷物ID及び電話番号と照合する(ステップS8)。
ここでは、配送業務管理サーバ50が受信した荷物ID「PID0001」及び電話番号「090−111−11111」は、図4に例示した荷物ID「PID0001」及び電話番号「090−111−11111」と一致することとなる。このように両者が一致した場合には、配送業務管理サーバ50は、受取人2の携帯電話機20に対して配送確認がなされた旨のメッセージを送信するとともに(ステップS9)、配送人1の携帯電話機10発呼し、この携帯電話機10に対しても配送確認がなされた旨のメッセージを送信する(ステップS10)。これによって、受取人2と配送人1は、荷物60が発送人が指定した受取人2に配送されたことを知ることができる。この後、配送人1から受取人2に荷物60が渡されることとなる。
一方、ステップS7における照合の結果、配送業務管理サーバ50が受信した荷物ID及び電話番号と、配送業務管理サーバ50が予め記憶している荷物ID及び電話番号とが一致しない場合には、配送業務管理サーバ50は、ステップS8及びステップ9において配送確認がなされた旨のメッセージに代えて、発送人によって指定されていない人物が荷物60を受け取っている可能性がある旨のメッセージを携帯電話機10、20に送信することになる。これによって、受取人2と配送人1は、荷物60が正しく配送されていない可能性があることを知ることができる。
A−3:第1実施形態の変形例
(1)バーコードリーダ30の態様
上記の第1実施形態においては、携帯電話機20に用いる専用のバーコードリーダ30を利用していたが、これに限らず、例えば汎用のバーコードリーダを利用するようなことも可能である、この場合、汎用バーコードリーダと携帯電話機20との双方に接続され、これらの間のデータ通信を中継する専用のアタッチメント装置を用いればよい。請求項1における「入力装置」は、上記の汎用バーコードリーダ及びアタッチメント装置の双方を含む概念である。また、バーコードリーダ30と携帯電話機20とを一体に構成することも可能である。
また、第1実施形態において、バーコードリーダ30は、単なるバーコード読み取り機能を備えるのみであったが、このバーコードリーダ30を更に高機能化させ、このバーコードリーダ30の制御下で携帯電話機20がデータ通信を行うようにしてもよい。例えば、バーコードリーダ30が、読み取った荷物IDとともに、この荷物IDを送信することを示す通信コマンドを携帯電話機20に供給し、携帯電話機10はこの通信コマンドに従って荷物IDを配送業務管理サーバ50に送信するようにしてもよい。さらに、このアタッチメント装置に表示部を設けておき、この表示部に、携帯電話機20が受信した配送確認の旨のメッセージを表示するようにしてもよい。
また、荷物IDを示す情報は、上記のバーコードに限らず、例えばカルラコード、ペリコード等の光学的に読み取り可能なコード情報であればよい。また、このようなコード情報を配送依頼伝票60に印刷する方法に限らず、ブルートゥース等の近距離無線技術によって電気的に読み取り可能な情報を記憶したICカードを配送依頼伝票に埋め込んだり接着したりする方法でもよい。この場合、バーコードリーダ30に代えて、上記ICカードとの間で無線を送受信する無線装置を携帯電話機20に接続或いは内蔵して利用する。また、磁気的に読み取り可能な情報を記憶した磁気カードを配送依頼伝票に埋め込んだり接着したりする方法であってもよい。
また、携帯電話機20とバーコードリーダ30の間で行われる通信は、ブルートゥース(登録商標)等の規格に準拠した近距離無線技術を利用する無線通信であってもよい。この場合、携帯電話機20とバーコードリーダ30は各々相互に無線通信を行うための無線手段を備えていればよい。
(2)電話番号の通知タイミング
上記の第1実施形態では、図5に示すシーケンスのステップS7において、携帯電話機20が荷物IDと電話番号を配送業務管理サーバ50へ送信するようになっていたが、電話番号の通知タイミングは、これに限らない。例えば、図5のステップS5において携帯電話機20が配送業務管理サーバ50を発呼するときに、いわゆる発信者番号通知機能を用いて電話番号を通知し、ステップS7において携帯電話機20が配送業務管理サーバ50に荷物IDのみを通知し、配送業務管理サーバ50は、このようにして通知された電話番号及び荷物IDを用いて配送確認を行うようにしてもよい
また、図5のステップS3〜S4において、携帯電話機20はユーザの操作に従って配送業務管理サーバ50を発呼するようになっていたが、これに限らない。例えばステップS3において携帯電話機20が荷物IDを取得した時点で、ユーザの操作を待つことなく配送業務管理サーバ50を自動発呼し、以後、図5に示した各ステップS4〜S7を実行するようにしてもよい。
B:第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
B−1:第2実施形態の構成
図6は、第2実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。図6に示すように、このシステムは、荷物60を配送する配送者1によって所持される携帯電話機10と、この荷物60を受け取る受取人2によって所持される携帯電話機120と、基地局41や図示せぬ交換局を収容する携帯電話網40と、携帯電話網40に接続された配送業務管理サーバ150とを備えている。荷物60には、荷物ID(図6では荷物IDとして「0001」を例示)が印刷された配送依頼伝票161が貼付されており、この荷物IDによって荷物60を識別することが可能となっている。この図6において、前述した第1実施形態と共通の構成要素には図1と同じ符号を付しており、これらの共通の構成要素については詳細な説明は省略する。この第2実施形態において第1実施形態と異なる構成要素は携帯電話機120と配送業務管理サーバ150であるので、以下これらの構成要素について説明する。
携帯電話機120は、第1実施形態の携帯電話機20と同様に、CPU、ROM、RAM、EEPROM、無線通信部、音声コーデック、マイクロホン、スピーカ、表示部、操作部及びデータ入出力部を備えているが、第1実施形態のように荷物IDを処理するための機能を備えておらず、単なる周知の携帯電話機として動作するのみである。即ち、この携帯電話機120は自機が在圏する無線セルを形成する基地局(図6では基地局41を例示)と無線通信を行い、携帯電話網40によって提供される通話サービスを受けるだけである。
次に、図7に示すブロック図を参照しながら、配送業務管理サーバ150の構成について詳細に説明する。図7に示すように、配送業務管理サーバ150は、CPU51、ROM52、RAM53、通信部54、ハードディスク装置155、操作部56及びこれらを相互に接続するバス57を備えている。ここで、第2実施形態における配送業務管理サーバ150が第1実施形態の配送業務管理サーバ50と異なる点は、ハードディスク装置155の構成である。このハードディスク装置155には、第1実施形態と同様に、荷物ID及び電話番号を記憶するためのID情報記憶領域155b(図8参照)が設けられている。ただし、これらの荷物ID及び電話番号を利用した配送確認の手法が第1実施形態と異なっている。即ち、この第2実施形態において、配送業務管理サーバ150は、ハードディスク装置155に記憶された配送確認プログラム155aを実行することによって、携帯電話機10から送信されてくる荷物IDを受信し、受信した荷物IDに対応する電話番号をID情報記憶領域155bから抽出し、抽出した電話番号を用いて受取人2の携帯電話機120を発呼するようになっている。これによって、配送人1の目の前で受取人2の携帯電話機120が呼び出されることになるので、配送人1は荷物60を受け取っている人物が正当な受取人2であることを確認することができる。以上が第2実施形態の構成である。
B−2:第2実施形態の動作
次に、図9に示すシーケンスを参照しながら、前記構成からなる第2実施形態の動作について説明する。以下では、荷物ID「0001」が示す荷物を受け取った受取人2の携帯電話機120の電話番号を「090−111−11111」として動作説明を行う。
まず、配送人1は荷物60を配送すべき場所に到着すると、受取人2を呼び、その場ですぐに自身の携帯電話機10を用いて配送業務管理サーバ150への発呼を指示する操作を行う。携帯電話機10は、この操作を受け付け(ステップS11)、配送業務管理サーバ150を発呼する(ステップS12)。
次いで、所定の通信手順に従い配送業務管理サーバ150と携帯電話機10との間の通信回線が確立すると(ステップS13)、配送業務管理サーバ150は、配送確認プログラム155aを起動し、配送人1が配送した荷物60の荷物IDの入力を促す音声メッセージを携帯電話機10に送信する(ステップS14)。
配送人1は、携帯電話機10のマイクロホンによって上記音声メッセージを聞いた後、操作部を操作し、受取人2に渡した荷物60の配送依頼伝票161に印刷されている荷物ID「0001」を構成する各数字「0」、「0」、「0」、「1」を順次入力していく。携帯電話機10は、この入力操作を受け付け(ステップS15)、入力された「0」、「0」、「0」、「1」に対応するプッシュボタン信号を配送業務管理サーバ150に送信する(ステップS16)。
一方、配送業務管理サーバ150は、上記プッシュボタン信号を全て受信すると、これを解釈して荷物ID「0001」を取得する(ステップS17)。
次いで、配送業務管理サーバ150は、ID情報記憶領域155bにおいて、取得した荷物IDに対応付けて記憶している電話番号「090−111−11111」を抽出する(ステップS18)。
そして、配送業務管理サーバ150は、抽出した電話番号「090−111−11111」を用いて受取人2の携帯電話機120を発呼する(ステップS19)。これによって、配送人1の目の前で受取人2の携帯電話機120が呼び出されることになるので、配送人1は荷物60を受け取っている人物が正当な受取人2であることを確認することができる。一方、受取人2の携帯電話機120が呼び出されない場合には、配送人1は荷物60を受け取っている人物が正当な受取人2ではないと判断することとなる。
この第2実施形態によれば、より確実な配送確認が実現される。また、受取人2の電話番号を配送人1に知らせることなく配送確認がなされるので、受取人2の個人情報である電話番号が第3者である配送人1に対し不必要に漏れることがない。
C:第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
C−1:第3実施形態の構成
図10は、第3実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。図10に示すように、このシステムは、荷物60を配送する配送者1によって所持される携帯電話機210と、この荷物60を受け取る受取人2によって所持される携帯電話機220と、基地局41や図示せぬ交換局を収容する携帯電話網40と、携帯電話網40に接続された配送業務管理サーバ250とを備えている。図10において、前述した第1実施形態と共通の構成要素には図1と同じ符号を付しており、これらの共通の構成要素については詳細な説明は省略する。この第3実施形態において第1実施形態と異なる構成要素は携帯電話機210、220と配送業務管理サーバ250であるので、以下これらの構成要素について説明する。
図11及び図12に示すように、携帯電話機210、220はともに、第1実施形態の携帯電話機20と同様に、CPU、ROM、RAM、EEPROM、無線通信部、音声コーデック、マイクロホン、スピーカ、表示部、操作部及びデータ入出力部を備えている。ただし、これら携帯電話機210、220はともに、第1実施形態のように荷物IDを処理するための機能を備えておらず、携帯電話網40の基地局41と無線通信を行って携帯電話網40によって提供される通話サービスやデータ通信サービスを受けるのみである。
図11に示すように、携帯電話機220のROM222には、この携帯電話機22に割り当てられた電話番号や、この携帯電話機220が電子メールクライアントとして機能するためのメーラが記憶されている。また、携帯電話機220のEEPROM224には、基地局41から制御チャネルを用いて報知される基地局識別情報を記憶するための基地局識別情報記憶領域が設けられている。
また、図12に示すように、携帯電話機210のEEPROM214には、配送人1が配送すべき荷物の受取人2の携帯電話機220の電話番号が記憶されており、携帯電話機210は、これらの電話番号以外の着信を拒否する着信拒否機能を備えている。この着信拒否機能については既に周知技術であるので詳細な説明は省略する。上記の受取人2の携帯電話機220の電話番号は、荷物60の配送作業に先立って、配送人1によって予めこの携帯電話機210に入力され、EEPROM214に記憶されるようになっている。また、このEEPROM214には、図13に例示するように、携帯電話機220から送信されてくる基地局識別情報と、この携帯電話機220の電話番号と、携帯電話機20からの着呼日時とを記憶するための配送履歴記憶領域が設けられている。携帯電話機220からの着呼日時は、携帯電話機210が備える図示せぬタイマによって計時された日時である。これらの情報は後述するように、どの受取人2に対しどの場所でどの荷物を渡したかということを後に確認するための情報として利用される。
配送業務管理サーバ250は、図3に示した第1実施形態と同様に、CPU、ROM、RAM、通信部、ハードディスク装置、操作部及びこれらを相互に接続するバスを備えている。このハードディスク装置には、図14に例示するように、各荷物に割り当てられた荷物IDと、各荷物の受取人2が所持する携帯電話機20の電話番号と、各荷物を配送する配送人1の携帯電話機210の電話番号とが対応付けて記憶されている。これらの荷物IDや携帯電話機10、20の電話番号は、発送人による配送依頼を受け付けた後に、図示せぬオペレータが配送業務管理サーバ250の操作部を操作することによってこの配送業務管理サーバ250に入力され、このハードディスク装置に記憶されるようになっている。配送業務管理サーバ250は、上記のようなハードディスク装置に記憶された内容を参照することにより、受取人2の携帯電話機220に対して、この受取人2宛の荷物の荷物IDと、この荷物IDに対応する荷物60を配送する配送人1の携帯電話機210の電話番号を記述した電子メールを生成し送信するようになっている。これによって、受取人2は自身宛の荷物60を配送する配送人1の携帯電話機210の電話番号を知ることができるようになっている。以上が第3実施形態の構成である。
C−2:第3実施形態の動作
次に、図15に示すシーケンスを参照しながら、上記構成からなる第3実施形態の動作について説明する。図15において、荷物60の配送前に、配送業務管理サーバ250は配送人1の電話番号を記述した電子メールを受取人2の携帯電話機220に送信しているものとする。配送人1によって荷物60が配送されてくると、受取人2は自身の携帯電話機220を操作して配送業務管理サーバ250から既に受信している電子メールを表示させ、この電子メールに記述されている配送人1の携帯電話機210の電話番号を参照し、この電話番号を携帯電話機220に入力して発呼するための操作を行う。携帯電話機220は、この操作を受け付け(ステップS31)、携帯電話機210を発呼する(ステップS32)。
携帯電話機210が受信する発呼信号には、発呼元である携帯電話機220の電話番号が含まれている。携帯電話機210は、この発呼信号に含まれている電話番号と、自身がEEPROM214に記憶している電話番号とを照合し、携帯電話機210からの着呼が許可されているか否かを判断する(ステップS33)
ここで、着呼が許可されていない場合には、携帯電話機210は、着呼拒否のための処理を行う(ステップS34)。この場合は、配送人1の携帯電話機210が呼び出されないことになるので、配送人1は荷物60を受け取っている人物が正当な受取人2ではないと判断することとなる。
一方、ステップS33において、着呼が許可されている場合には、携帯電話機210は、着呼のための処理を行い、これにより携帯電話機210及び携帯電話機220間の回線が確立する(ステップS35)。この場合は、所定のアラーム音や振動等によって着呼の旨が出力ことになるので、配送人1は荷物60を受け取っている人物が正当な受取人2であることを確認することができる。
回線が確立すると、携帯電話機220は、自身が受信している基地局識別情報をEEPROM224から読み出すとともに、自身の電話番号をROMから読み出し(ステップS36)、これらを携帯電話機210に送信する(ステップS37)。
携帯電話機210は、基地局識別情報及び電話番号を受信すると、これをタイマによって計時された着呼日時とともに配送履歴としてEEPROM214に記憶し(ステップS38)、処理は終了する。この配送履歴は、どの受取人2に対しどの場所でどの荷物を渡したかということを後に確認するための情報となる。
D:第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
D−1:第4実施形態の構成
(1)システム全体の構成
図16は、第4実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。図16に示すように、このシステムは、荷物60を配送する配送者1によって所持される携帯電話機310と、この荷物60を受け取る受取人2によって所持される携帯電話機320と、基地局41や図示せぬ交換局を収容する携帯電話網40と、携帯電話網40に接続された配送業務管理サーバ350と、携帯電話機310、320の位置を照合する位置照合サーバ370とを備えている。図16において、前述した第1実施形態と共通の構成要素には図1と同じ符号を付しており、これらの共通の構成要素については詳細な説明は省略する。この第4実施形態において第1実施形態と異なる構成要素は、携帯電話機310、320と、配送業務管理サーバ350と、位置照合サーバ370であるので、以下、これらの構成要素について説明する。
携帯電話機310、320はともに、第1実施形態の携帯電話機20と同様に、CPU、ROM、RAM、EEPROM、無線通信部、音声コーデック、マイクロホン、スピーカ、表示部、操作部及びデータ入出力部を備えているが、第1実施形態のように荷物IDを処理するための機能を備えていない。これら携帯電話機210、220はいずれも、携帯電話網40の基地局41と無線通信を行って携帯電話網40によって提供される通話サービスやデータ通信サービスを受けるようになっている。基地局41からは各基地局を一意に識別する基地局識別情報が無線セル内に報知されている。携帯電話機310、320は、基地局41から報知されている基地局識別情報を受信して自身のEEPROMに記憶しておき、記憶している基地局識別情報を位置照合サーバ370からの要求に応じてこの位置照合サーバ370に送信するようになっている。
位置照合サーバ370は、携帯電話機310、320の各々から送信された基地局識別情報を受信し、受信した2つの基地局識別情報を照合して一致/不一致を判断するようになっている。さらに、位置照合サーバ370は、上記の位置照合の判断結果を、配送業務管理サーバ350に送信するようになっている。
配送業務管理サーバ350は、位置照合サーバ370から送信されてくる位置照合結果に基づいて、配送確認を行うようになっている。この配送業務管理サーバ350は、図3に示した第1実施形態と同様に、CPU、ROM、RAM、通信部、ハードディスク装置、操作部及びこれらを相互に接続するバスを備えている。このハードディスク装置には、配送確認プログラムが記憶される他、図17に例示するように、各荷物60に割り当てられた荷物IDと、各荷物60の受取人2が所持する携帯電話機320の電話番号と、各荷物60を配送する配送人1の携帯電話機310の電話番号とが対応付けて記憶されている。これらの荷物IDや携帯電話機310、320の電話番号は、発送人による配送依頼を受け付けた後に、図示せぬオペレータが配送業務管理サーバ350の操作部を操作することによってこの配送業務管理サーバ350に入力され、ハードディスク装置に記憶されるようになっている。以上が第4実施形態の構成である。
D−2:第4実施形態の動作
次に、図18に示すシーケンスを参照しながら、上記構成からなる第4実施形態の動作について説明する。配送人1によって荷物60が配送されてくると、まず、受取人2は自身の携帯電話機320に対し配送業務管理サーバ350を発呼するための操作を行う。携帯電話機320は、この発呼操作を受け付け(ステップS41)、配送業務管理サーバ350を発呼する(ステップS42)。
次いで、配送業務管理サーバ350と携帯電話機320との間で所定の通信手順に従って通信回線が確立すると(ステップS43)、配送業務管理サーバ350は、配送確認プログラムを起動し、配送確認のための操作を促す音声メッセージを携帯電話機320に送信する(ステップS44)。
受取人2は、携帯電話機320のマイクロホンによって上記音声メッセージを聞いた後、例えば上記メッセージにより案内された所定のキーを押下する等して配送確認を要求するための操作を行う。また、この際、受取人2は、自身の携帯電話機320の電話番号「090−111−11111」をもキー入力する。携帯電話機320は、これらの入力操作を受け付け(ステップS45)、押下されたキーに対応したプッシュボタン信号を配送確認要求として配送業務管理サーバ350に送信する(ステップS46)。この後、携帯電話機320と配送業務管理サーバ350との間の回線は解放される。
一方、配送業務管理サーバ350は、上記プッシュボタン信号を受信すると、これに応じて、ハードディスク装置に記憶された内容(図17参照)を参照し、上記プッシュボタン信号によって把握される携帯電話機320の電話番号「090−111−11111」に対応する配送人1の携帯電話機310の電話番号「090−666−7777」を読み出す(ステップS47)。
次いで、配送業務管理サーバ350は、、これら双方の電話番号「090−111−11111」及び「090−666−77777」を含み、これらの電話番号に対応する携帯電話機310、320の位置を照合することを要求するための照合要求を位置照合サーバ370に送信する(ステップS48)。
一方、位置照合サーバ370は、受信した照合要求から電話番号「090−111−11111」及び「090−666−77777」を抽出し、これらをいったん図示せぬハードディスク装置に記憶する(ステップS49)。
次いで、位置照合サーバ370は、電話番号「090−111−11111」及び「090−666−77777」のうちのいずれか一方(ここでは電話番号「090−111−11111」)を用いて携帯電話機320を呼びだし、基地局識別情報要求を送信する(ステップS50)。
携帯電話機320は、位置照合サーバ370からの基地局識別情報要求信号を受信すると、EEPROMに記憶されている基地局識別情報を読み出し(ステップS51)、これを位置照合サーバ370に送信する(ステップS52)。
一方、位置照合サーバ370は、携帯電話機320から送信された基地局識別情報を受信すると、受信した基地局識別情報をハードディスク装置に記憶する(ステップS53)。
次に、位置照合サーバ370は、他方の電話番号「090−666−77777」を用いて携帯電話機310を呼びだし、基地局識別情報要求を送信する(ステップS54)。携帯電話機310は、位置照合サーバ370からの基地局識別情報要求信号を受信すると、EEPROMに記憶されている基地局識別情報を読み出し(ステップS55)、これを位置照合サーバ370に送信する(ステップS56)。
一方、位置照合サーバ370は、携帯電話機310によって送信された基地局識別情報を受信すると、受信した基地局識別情報をハードディスク装置に記憶する(ステップS57)。次いで、位置照合サーバ370は、ステップS53で記憶した基地局識別情報と、ステップS57で記憶した基地局識別情報とを照合し(ステップS58)、その照合結果を配送業務管理サーバ350に送信する(ステップS59)。
配送業務管理サーバ350は、受信した照合結果を参照して、配送が正当な受取人2に配送されたか否かを判断し(ステップS60)、その判断結果を示す音声メッセージを携帯電話機310及び携帯電話機320の双方に送信する(ステップS61、ステップS62)。ここでは、携帯電話機310と携帯電話機320の位置が一致しているので、配送業務管理サーバ350は、配送が正当な受取人2に配送されたと判断して、その旨の音声メッセージを携帯電話機310及び携帯電話機320の双方に送信する。
これによって受取人2と配送人1は、荷物60が発送人が指定した受取人2に配送されたことを知ることができる。
D−3:第4実施形態の変形例
(1)携帯電話機の位置検出手段
第4実施形態では、基地局識別情報を利用して位置照合を行っていたが、これに限らず、基地局識別情報及びこの基地局識別情報の受信電界強度に基づいて算出される位置や、GPS(Global Positioning System)等の他の位置検出手段によって得られる位置に基づいて位置照合を行ってもよいことはもちろんである。
E:その他の変形例
(1)携帯電話機の代替装置
第1〜第4実施形態では、配送人1や受取人2が利用する通信端末として携帯電話機を用いた場合について説明した。しかしながら、この通信端末は、携帯電話機に限定されるものではなく、配送人1や受取人2が携帯可能な移動通信端末であればよい。例えば、携帯電話網を介してデータ通信を行うことが可能なPDA(Personal Digital Assistant)やモバイルコンピュータなどであってもよいし、PHS(Personal Handyphone System:登録商標)端末であってもよい。また、携帯電話機は、セルラ型ではなく衛星通信を利用した電話機であってもよい。また、受取人21が荷物を受け取る場所に固定電話機が設置されている場合、携帯電話機に代えてこの固定電話機を用いてもよい。固定電話の場合、設置されている場所は予め把握できるので、第3及び4実施形態においてはこの場所を示す情報を利用すればよい。
(2)携帯電話機の識別情報
第1〜4実施形態では携帯電話機の識別情報として電話番号を用いていたが、これに限定されず、各携帯電話機を識別するための情報であればよい。例えば、携帯電話機に割り当てられた電子メールアドレス、IPアドレス、MACアドレス、シリアルナンバー等であってもよい。また、UIM(User Identity Module)を搭載した携帯電話機であれば、このUIMに書き込まれた識別情報を用いてもよい。また、もともと携帯電話機が保持している情報に限らず、荷物60の配送に先立って携帯電話機に付与された情報を識別情報として用いてもよい。例えば、配送業務管理サーバから受取人の携帯電話機に対し、事前に配送を通知する電子メールを送信しておけば、この電子メールは正当な受取人の携帯電話機内にしか保持されていないはずであるから、この電子メールを示すデータ自体を携帯電話機の識別情報として用いてもよい。
(3)携帯電話機間又は携帯電話機と配送業務管理サーバ間の通信方法
第1〜4実施形態における携帯電話機や配送業務管理サーバといった各装置間の通信方法は、上述したものに限らず、電子メールを利用したものであってもよい。
(4)携帯電話機の情報報知手段
第1〜第4実施形態において、携帯電話機が各種情報を報知するための手段は、メッセージの表示や音声出力以外に、携帯電話機に予め備えられたLEDの点滅による報知、着信メロディによる報知、着信時の振動による報知等であってもよい。
(5)配送業務管理サーバの設置形態
第1〜第4実施形態において、配送業務管理サーバは、携帯電話網に直接接続されていたが、これに限らず、インターネットのようなネットワークを介して携帯電話網に接続されていてもよい。
(6)プログラムの形態
第1〜第4実施形態において、配送業務管理サーバが上述した処理を行うために実行するプログラムは、この配送業務管理サーバにアプリケーションプログラムとしてインストールすることが可能である。例えば、配送業務管理サーバのCPUを用いて読み取り可能な磁気記録媒体、光記録媒体あるいはROMなどの記録媒体に記録して提供することができる。また、このようなプログラムを携帯電話網やインターネットなどのネットワーク経由で配送業務管理サーバに提供することももちろん可能である。これは、携帯電話機が上述した処理を行うために実行するプログラムについても同様である。
この発明の第1実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る、受取人の携帯電話機及びバーコードリーダの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る配送業務管理サーバの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る配送業務管理サーバのID情報記憶領域に記憶された内容を例示するフォーマット図である。 同実施形態に係るシステム全体の動作例を示すシーケンス図である。 この発明の第2実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る配送業務管理サーバの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る配送業務管理サーバのID情報記憶領域に記憶された内容を例示するフォーマット図である。 同実施形態に係るシステム全体の動作例を示すシーケンス図である。 この発明の第3実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る受取人の携帯電話機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る配送人の携帯電話機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る、配送人1の携帯電話機のメモリに記憶された内容を例示するフォーマット図である。 同実施形態に係る配送業務管理サーバのハードディスク装置に記憶された内容を例示するフォーマット図である。 同実施形態に係るシステム全体の動作例を示すシーケンス図である。 この発明の第4実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る配送業務管理サーバのハードディスク装置に記憶された内容を例示するフォーマット図である。 同実施形態に係るシステム全体の動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1・・・配送人、2・・・受取人、60・・・荷物、10、20、120、210、220,310、320・・・携帯電話機、30・・・バーコードリーダ、40・・・携帯電話網、41・・・基地局50、150、250、350・・・配送業務管理サーバ、370・・・位置照合サーバ。

Claims (5)

  1. 荷物を受け取る受取人によって利用される通信端末と、
    前記荷物を配送する配送人によって利用される移動通信端末と、
    前記通信端末の位置を検出する第1の位置検出手段と、
    前記移動通信端末の位置を検出する第2の位置検出手段と、
    前記通信端末又は前記移動通信端末の少なくともいずれか一方から前記荷物の配送確認が要求された場合に、前記第1の位置検出手段によって検出される前記通信端末の位置と、前記第2の位置検出手段によって検出される前記移動通信端末の位置とを照合することにより、前記荷物が前記受取人に配送されたか否かを判断する判断手段と
    を有していることを特徴とする配送確認システム。
  2. 請求項1記載の配送確認システムにおいて、
    前記通信端末及び前記移動通信端末はともに、無線セルを形成する複数の基地局を含む携帯電話網に収容される携帯電話機であり、
    前記第1の位置検出手段及び前記第2の位置検出手段はともに、前記携帯電話機が在圏する無線セルを形成する基地局の位置に基づいて当該携帯電話機の位置を検出する
    ことを特徴とする配送確認システム。
  3. 荷物を受け取る受取人によって利用される通信端末と、前記荷物を配送する配送人によって利用される移動通信端末と、前記通信端末及び前記移動通信端末の各々と通信を行うサーバと、前記通信端末及び前記移動通信端末の位置を検出する位置検出手段とを備えた配送確認システムの配送確認方法であって、
    前記通信端末又は前記移動通信端末の少なくともいずれか一方が、前記荷物の配送確認要求を前記サーバに送信する送信ステップと、
    前記サーバが前記配送確認要求を受信する受信ステップと、前記位置検出手段が、前記通信端末の位置と前記移動通信端末の位置を検出する検出ステップと、
    前記サーバが、前記位置検出ステップによって検出される前記通信端末の位置と前記移動通信端末の位置とを照合することにより、前記荷物が前記受取人に配送されたか否かを判断する判断ステップと
    を有していることを特徴とする配送確認方法。
  4. 荷物を受け取る受取人によって利用される通信端末、又は前記荷物を配送する配送人によって利用される移動通信端末の少なくともいずれか一方から送信された、前記荷物の配送確認要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した配送確認要求に応じて、所定の位置検出手段に対し前記通信端末の位置及び前記移動通信端末の位置を検出することを要求する要求手段と、
    前記要求に応じて前記位置検出手段によって提供される前記通信端末の位置及び前記移動通信端末の位置を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した前記通信端末の位置及び前記移動通信端末の位置を照合することにより、前記荷物が前記受取人に配送されたか否かを判断する判断手段と
    を備えることを特徴とするサーバ。
  5. コンピュータに、
    荷物を受け取る受取人によって利用される通信端末、又は前記荷物を配送する配送人によって利用される移動通信端末の少なくともいずれか一方から送信された前記荷物の配送確認要求に応じて、所定の位置検出手段に対し前記通信端末の位置及び前記移動通信端末の位置を検出することを要求する要求機能と、
    前記要求に応じて前記位置検出手段によって提供される前記通信端末の位置及び前記移動通信端末の位置を取得する取得機能と、
    前記取得機能によって取得した前記通信端末の位置及び前記移動通信端末の位置を照合することにより、前記荷物が前記受取人に配送されたか否かを判断する判断機能と
    を実現させるためのプログラム。
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