JP2009027496A - 空中線整合回路 - Google Patents

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孝雄 佐藤
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Abstract

【課題】整合動作時に、電力増幅回路の出力が過負荷になってその構成部品が破損するのを防止し、かつ整合時間の高速化が可能な空中線整合回路を提供する。
【解決手段】制御回路7の可変キャパシタホーミング位置設定手段7aは、コンデンサ容量が最大となるように可変キャパシタ4に整合制御信号を与えて行い、一方、可変インダクタ5のホーミング位置設定は、可変インダクタホーミング位置設定手段7bにより、電力増幅回路1の通常の出カインピーダンスの1/2〜2/3程度のリアクタンスになるように整合制御信号を与えて行うようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力増幅回路の出カインピーダンスとの誤差に応じた誤差電圧がゼロになるように可変キャパシタおよび可変インダクタを可変して整合動作を行う空中線整合回路に関するものである。
従来の空中線整合回路は、図4に示すように整合器8に電力増幅回路1からRF電力が入力されたとき、その負荷インピーダンスをR,φ検出回路3で検出し、この検出出力を取り込んだ制御回路7で、整合動作の演算処理を行って電力増幅回路1の出カインピーダンスである基準インピーダンスとの誤差に応じて発生する誤差電圧がゼロになるように、可変キャパシタ4および可変インダクタ5を可変する整合制御信号を出力するように構成している(例えば、特許文献1を参照)。このような従来の空中線整合回路において、整合動作の開始前、制御回路7からの整合制御信号を受けた可変キャパシタ4および可変インダクタ5は、変動開始位置として予め決められたホーミング位置が設定されている。このホーミング位置は、可変キャパシタ4および可変インダクタ5のリアクタンスが最小、つまり、可変キャパシタ4はコンデンサ容量が最大、可変インダクタ5はコイルのインダクタンスが最小となるようにしていた。
特開2006−60729号公報
しかしながら、上述した従来の空中線整合回路では、整合開始直後の電力増幅回路1の負荷インピーダンスは、可変キャパシタ4および可変インダクタ5のリアクタンスが最小であり、かつ電力増幅回路1と可変キャパシタ4の間に接続されたPf,Pr検出回路2およびR,φ検出回路3の入出力ラインは、図5に示したように非接触型の高周波的にスルータイプで接続されているため、数Ω程度となっている。この負荷インピーダンスは、電力増幅回路1の出カインピーダンス(通常50Ω)に対して小さく、整合開始直後において、電力増幅回路1の出力は負荷ショートに近い過負荷状態となっている。この過負荷状態は、整合動作が進むに従って軽減され、整合動作が完了した時点ではインピーダンス整合がとれた状態になるが、整合動作の開始から整合動作の中盤頃までは、電力増幅回路1の出力は過負荷状態が続くため、電力増幅回路1の増幅素子に過電流が流れるなどの状態となり、最悪の場合、増幅素子を破損する恐れがあった。特に、大電力の電力増幅回路になるほど、この種の不具合が発生し易くなっていた。
本発明の目的は、整合動作時に、電力増幅回路の出力が過負荷になってその構成部品が破損するのを防止し、かつ整合時間の高速化が可能な空中線整合回路を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、電力増幅回路からRF電力を入力したときR,φ検出回路で検出した出力信号を制御回路に取り込み、この制御回路は演算処理を行って前記電力増幅回路の出カインピーダンスとの誤差に応じた誤差電圧がゼロになるように可変キャパシタおよび可変インダクタを可変して整合動作を行う空中線整合回路において、前記整合動作前の前記可変インダクタのホーミング位置として、そのインダクタンス値が前記電力増幅回路の出カインピーダンスの約1/2〜2/3に設定する可変インダクタホーミング設定手段を設けたことを特徴とする。
本発明による空中線整合回路は、可変インダクタホーミング設定手段により整合動作開始前の可変インダクタのホーミング位置を、インダクタンス値が電力増幅回路の出カインピーダンスの1/2〜2/3程度に設定することができるので、整合開始から整合動作の中盤までの間、従来のように電力増幅回路の出力が過負荷状態になることを軽減することができ、電力増幅回路の構成部品である増幅素子等が過電流等によって破損するのを防止することができるようになる。しかも、上述した可変インダクタのホーミング位置は、従来に比べて整合動作開始後の調整側に位置しているため、整合動作開始から整合動作完了までの可変移動量が少なくなり、この結果、整合時間を短縮して高速化を可能にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による空中線整合回路を示すブロック回路図である。
空中線整合回路は、電力増幅回路1の出力側に整合器8および空中線6から形成された回路が負荷として接続されて構成されている。整合器8は、電力増幅回路1からRF電力が入力されたとき進行波電力Pfと反射波電力Prを検出するPf,Pr検出回路2と、電力増幅回路1からRF電力が入力されたとき電力増幅回路1の負荷インピーダンスの抵抗成分Rおよびリアクタンス成分φを検出するR,φ検出回路3と、可変キャパシタ4と、可変インダクタ5と、可変キャパシタ4と、可変インダクタ5と、Pf,Pr検出回路2およびR,φ検出回路3の各検出信号を入力して整合動作の演算処理を行って基準インピーダンスとの誤差に応じた誤差電圧をゼロにするよう可変キャパシタ4および可変インダクタ5を可変して、電力増幅回路1と空中線6との間のインピーダンス整合を自動的に行わせる整合制御信号を与える制御回路7とを有している。また、この制御回路7には、従来からの機能に加えて、可変キャパシタ4の整合動作前のホーミング位置を設定する可変キャパシタホーミング位置設定手段7aと、可変インダクタ5の整合動作前のホーミング位置を設定する可変インダクタホーミング位置設定手段7bと、使用周波数に応じて可変インダクタ5のホーミング位置に調整を加える周波数特性調整手段7cとを有している。
次に、上述した空中線整合回路における整合動作について、図2に示したフローチャートに従って説明する。
先ず、整合動作開始に先立つステップS1で、制御回路7の可変キャパシタホーミング位置設定手段7aは、可変キャパシタ4の変動開始位置となるホーミング位置の設定を行う。この可変キャパシタ4のホーミング位置の設定は、従来の場合と同様にリアクタンス最小、すなわちコンデンサの容量が最大となるように整合制御信号を与えて行う。
しかし、ステップS2で示す可変インダクタ5のホーミング位置設定は、従来のようにリアクタンスが最小のコイルショート状態とするのではなく、可変インダクタホーミング位置設定手段7bにより、電力増幅回路1の通常の出カインピーダンス(例えば50Ω)の1/2〜2/3程度のリアクタンス値になる変動開始位置をホーミング位置としている。しかも、可変インダクタ5のリアクタンス値は使用周波数に対して周波数特性があるため、制御回路7に設けた記憶素子等に周波数毎の最適値をソフトプログラムのテーブルとして格納した周波数特性調整手段7bを設け、ステップS3でこの周波数特性調整手段7bにより使用周波数に応じて可変インダクタ5のホーミング位置に上述した範囲内での調整を加え、その後、可変インダクタ5に対して整合制御信号を与えて上述したホーミング位置をとるようにしている。
整合器8に電力増幅回路1からRF電力が入力されると、ステップS4でR,φ検出回路3は、電力増幅回路1の負荷インピーダンスの抵抗成分Rとリアクタンス成分φとを検出する。これを取り込んだ制御回路7は、Pf,Pr検出回路2からの出力信号と合わせてステップS5で整合動作の演算処理を行って基準インピーダンスとの誤差に応じた誤差電圧がゼロになるように、可変キャパシタ4および可変インダクタ5を可変する整合制御信号を出力する。その後、誤差電圧は、この整合動作の進行に従って減少する方向に変化し、ステップS6で検出誤差電圧が0Vになったとき、負荷インピーダンスが基準インピーダンスになり、電力増幅回路1と空中線6とのインピーダンス整合がとれた状態となり、整合動作を完了する。
上述した空中線整合回路は、整合動作開始前の可変インダクタ5のホーミング位置を、インダクタンス値が電力増幅回路1の出カインピーダンスの約1/2〜2/3に設定しているため、整合開始から整合動作の中盤までの間、従来のように電力増幅回路1の出力が過負荷状態になることを軽減することができ、電力増幅回路1の増幅素子が過電流等によって破損するのを防止することができる。しかも、従来の可変インダクタ5のホーミング位置は殆どコイルショート状態であったのに対して、ここでの可変インダクタ5のホーミング位置は電力増幅回路1の出カインピーダンスの約1/2〜2/3のインダクタンス値に設定しているため、整合動作開始から整合動作完了までの可変量が少なくなり、この結果、整合時間の短縮を図ることができる。また、周波数特性調整手段7bにより使用周波数に応じて可変インダクタ5のホーミング位置に調整を加えているため、可変インダクタ5のリアクタンス値が使用周波数に対して周波数特性を示しても、周波数毎の最適値を選定することができ、精度の安定したホーミング位置とすることができる。
従来の空中線整合回路における初期の可変インダクタ5は、コイルに接触するローラ状の接点をモータにより回転移動してそのインダクタンス値を可変し、またモータの制御はリレーを使用したモータ制御回路で行っていた。このため、可変インダクタ5のホーミング位置を任意の位置に設定するような複雑な制御はできず、インダクタンスの最小位置をホーミング位置とすることが行われていたと考えられる。しかし、最近の可変インダクタ5は、デジタル可変方式となり、インダクタンス値をバイナリステップに設定した固定コイルの組み合わせによる可変方式が採用され、またその制御回路にCPUを使用するようになり、複雑な制御が可能となっている。従って、上述したように可変インダクタ5のホーミング位置を、インダクタンス値が電力増幅回路1の出カインピーダンスの約1/2〜2/3に容易に設定することができる。
図2は、本発明の他の実施の形態による空中線整合回路を示すブロック回路図である。
この実施の形態における空中線整合回路は、R,φ検出回路3と空中線6巻に接続した可変キャパシタ4よりもR,φ検出回路3側に可変インダクタ5を接続したもので、先の実施の形態の場合と同様に、整合動作開始前の可変インダクタ5のホーミング位置を、そのインダクタンス値が、電力増幅回路1の出カインピーダンスの約1/2〜2/3に設定している。このような空中線整合回路でも、先の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明による空中線整合回路は、図1および図3に示した構成に限らず、その他の構成のものにも適用することができる。
本発明の一実施の形態による空中線整合回路を示すブロック回路図である。 図1に示した空中線整合回路における整合動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態による空中線整合回路を示すブロック回路図である。 従来の空中線整合回路を示すブロック回路図である。 従来の空中線整合回路における要部を示す回路図である。
符号の説明
1 電力増幅回路
2 Pf、Pr検出回路
3 R、φ検出回路
4 可変キャパシタ
5 可変インダクタ
6 空中線
7 制御回路
7a 可変キャパシタホーミング設定手段
7b 可変インダクタホーミング設定手段

Claims (1)

  1. 電力増幅回路からRF電力を入力したときR,φ検出回路で検出した出力信号を制御回路に取り込み、この制御回路は演算処理を行って前記電力増幅回路の出カインピーダンスとの誤差に応じた誤差電圧がゼロになるように可変キャパシタおよび可変インダクタを可変して整合動作を行う空中線整合回路において、前記整合動作前の前記可変インダクタのホーミング位置として、そのインダクタンス値が前記電力増幅回路の出カインピーダンスの約1/2〜2/3に設定する可変インダクタホーミング設定手段を設けたことを特徴とする空中線整合回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011124191A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Shindengen Electric Mfg Co Ltd インピーダンス整合装置
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