JP2009026564A - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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剛 加藤
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一敏 三田
Yuji Takahashi
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征彦 鎌田
Yuichiro Takahara
雄一郎 高原
Atsushi Sasaki
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Abstract

【課題】
照明の光色が可調整であるとともに調光中も光色を所定範囲内に維持する放電ランプ点灯装置を提供する。
【解決手段】
放電ランプ点灯装置は、直流電源DCと、直流電源から得られる直流電圧を交流電圧に変換する複数のインバータ手段INV1、INV2、INV3と、複数のインバータ手段のそれぞれの出力端に接続された共振回路を含み色温度の異なる複数種の放電ランプDL1、DL2、DL3が選択的に接続される複数の負荷回路RC1、RC2、RC3と、各放電ランプの光出力比を色温度ごとに所定割合に維持しながら調光信号に応じて複数のインバータ手段の出力を制御する制御手段CCとを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、色温度の異なる複数種の放電ランプを点灯する放電ランプ点灯装置に関する。
複数の放電ランプを協調的制御により点灯して複数の放電ランプ全体による輝度を制御して液晶パネルのバックライト照明に用いるようにした放電ランプ点灯装置は既知である(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1に記載の放電ランプ点灯装置は、複数の放電ランプのうち一部を安定点灯可能な点灯範囲内において最低輝度で点灯し、残りの放電ランプを消灯することにより上記最低輝度より低い輝度を得、また複数の放電ランプのうち一部を安定点灯可能な点灯範囲内における最高輝度を低く設定し、残りの放電ランプを消灯したり安定点灯可能な点灯範囲内における最高輝度を上記と異なる輝度レベルにしたりすることで、放電ランプ全体により得られる輝度レベル範囲を拡張させている。
特許文献2に記載の放電ランプ点灯装置は、負荷回路となる共振回路中のインダクダンスに磁気増幅器を用いて放電ランプの輝度を可調節にしている。
特開2000−315597号公報 特表2007−508799号公報
しかしながら、上記従来のこの種の放電ランプ点灯装置においては、色温度の異なる複数種の放電ランプを用いて輝度調整に加えて色温度を調節していない。また、たとえ色温度の異なる複数種の放電ランプを用いたとしても調光中色温度を所定範囲内に維持することが困難である。
本発明は、照明の光色が可調整であるとともに調光中も光色を所定範囲内に維持する放電ランプ点灯装置を提供することを目的とする。
本発明の放電ランプ点灯装置は、直流電源と;直流電源から得られる直流電圧を交流電圧に変換する複数のインバータ手段と;複数のインバータ手段のそれぞれの出力端に接続された共振回路を含み色温度の異なる複数種の放電ランプが選択的に接続される複数の負荷回路と;各放電ランプの光出力比を色温度ごとに所定割合に維持しながら調光信号に応じて複数のインバータ手段の出力を制御する制御手段と;を具備していることを特徴としている。
本発明は以下の態様を許容する。
直流電源は、交流電圧を直流電圧に変換するAC−DC変換装置、例えば整流化直流電源や電池電源、キャパシタなどの直流電圧出力手段などであることを許容する。また、直流電源は、後述するインバータ手段から所望電圧の交流出力を得るために、所望電圧の直流電圧に変換する回路手段、例えば昇圧チョッパや降圧チョッパなどのDC−DC変換装置を含むことが許容される。
インバータ手段は、DC−AC変換手段であり、既知の各種インバータ回路、例えばハーフブリッジ形インバータ回路などを適宜採用することができる。また、インバータ手段は、その複数が用いられ、それぞれ直流電源から出力される直流電圧を交流電圧に変換する。
負荷回路は、それぞれのインバータ手段に対して少なくとも一つが接続され、その回路上の所定位置に後述する放電ランプを接続したときに当該放電ランプに所望の交流電圧を印加して、これを点灯させるために機能する。このような機能を発揮するために、負荷回路は、共振回路を含んでいることが好ましい。その場合、共振電圧が印加されるように放電ランプが接続される。
放電ランプは、インバータ手段の交流出力により点灯されるが、その構成が特段限定されない。例えば、蛍光ランプなどの低圧放電ランプやメタルハライドランプなどの高圧放電ランプなどであることが許容される。また、放電ランプは、その発光の色温度が異なる複数種が含まれた複数が用いられる。蛍光ランプの場合でその一例を説明すると、例えば次のとおりである。すなわち、3波長形蛍光ランプには、色温度6700Kの昼光色(D色)、色温度5000Kの昼白色(N色)および色温度3000Kの電球色(L色)が商品化されているが、例えば上記のうち前者の昼光色(D色)と後者の電球色(L色)との2種の蛍光ランプを半数づつ用いることができる。しかし、所望によりD色とL色またはN色とL色の組み合わせであってもよい。なお、商品化されていない色温度間の組み合わせであってもよい。また、放電ランプの光色の種類は、2またはそれ以上であることが許容される。
さらに、複数の放電ランプは、それらの発光が混光されて照明されるように配置される。異なる色温度が混光されて照明されるのであれば、実効的に比較的少数、例えば1対1の関係で放電ランプの発光が混光されるのであってもよい。しかし、複数の放電ランプの発光が混光されることが許容される。
制御手段は、少なくとも調光制御機能および照明光色調整機能を有している。調光制御機能は、調光信号に応じて複数のインバータ手段の出力を制御して調光を遂行させる機能である。照明光色調整機能は、照明の光色、例えば色温度を調整する機能である。
本発明において、調光制御機能は、特段限定されない。例えば、インバータ手段の発振周波数を制御して放電ランプに対する入力電力を変化させる周波数制御方式やインバータ手段の発振期間すなわちオンデューティと休止期間すなわちオフデューティの割合を制御して放電ランプに対する入力電力を変化させるPWM制御方式などの既知の調光制御方式を適宜採用することができる。
本発明において、照明光色調整機能は、各放電ランプの光出力比が色温度の異なる複数の放電ランプごとに所定割合となるように維持しながら調光を行うように光色を調整するのが特徴である。すなわち、本発明者は、いずれの調光レベルであっても、所望の光色の照明光を得るためには、放電ランプの光出力をその有する色温度ごとに所定の割合に維持すればよいことを見出した。そして、放電ランプに供給する電力を光色ごとに区分し、かつ光色ごとに所定割合に維持すればよい。
例えば、昼光色(D色)と後者の電球色(L色)との2種の蛍光ランプを半数づつ複数用いる場合、D色の放電ランプに対するインバータ手段の出力を100%とし、L色の放電ランプに対するインバータ手段の出力を0%とすれば、色温度6700Kの光出力による照明を行うことができる。これと反対に、D色の放電ランプに対するインバータ手段の出力を0%とし、L色の放電ランプに対するインバータ手段の出力を100%とすれば、色温度3000Kの光出力による照明を行うことができる。したがって、L色の放電ランプに対するインバータ手段の出力と、D色の放電ランプに対するインバータ手段の出力とを0〜100%の間で適当な値に設定すれば、照明の色温度を3000〜6700Kの間で調整可能であることを理解できるであろう。なお、インバータ手段の出力が100%というのは、放電ランプの定格ランプ電力に等しくてもよいし、定格ランプ電力を超えていてもよい。後者の場合、放電ランプを高出力点灯すればよい。このため、ある色温度の放電ランプの光出力が相対的に低い状態で作動するような色温度設定の場合であっても、各色温度にわたる放電ランプ全体の光出力を、放電ランプの総数が定格ランプ電力で点灯した場合に近い値にすることも可能になる。
次に、PWM制御方式によりインバータ手段の出力を制御する構成について説明する。PWM制御周期中のインバータ手段の出力により、放電ランプが主として光出力を発生する点灯期間であるいわゆるオンデューティ期間と、主として放電ランプが光出力を発生しない実質的な消灯期間であるいわゆるオフデューティ期間との比率、すなわちデューティ比を調光信号に応じて制御することにより、放電ランプの光出力レベルを変化させて調光を行うことができることは既知である。なお、所望によりオフ期間にはインバータ手段が休止してもよいし、放電ランプが低光出力状態で放電を持続するように低出力状態で動作を継続する構成であってもよい。
本発明においては、上記に加えて放電ランプに対するPWM制御の点灯期間すなわちオンデューティ期間が色温度の異なる放電ランプの間で所定比率になるように制御する。例えば、異なる色温度の2種の放電ランプを用いる場合、一方の色温度の放電ランプに対する点灯期間すなわちオンデューティ期間と他方の色温度の放電ランプに対するオンデューティ期間とをそれぞれ別に、混光によって所望の色温度が得られるように設定し、調光のいずれのレベルにおいても上記点灯期間すなわちオンデューティ期間の時間比率をほぼ一定に維持することができる。
また、好ましくは一方のオンデューティ期間中は、他方がオフデューティ期間となるように逆位相関係にするとともに、双方のオンデューティ期間の和がそのときの調光レベルを実現するのに必要な値となるように設定される。この条件の場合、例えば調光度100%点灯では、双方のオンデューティ期間の和はPWM制御周期の100%に相当する。また、例えば調光度50%点灯では、双方のオンデューティ期間の和はPWM制御周期の50%になる。上記逆位相関係にすることにより、直流電源から流入する負荷電流が平準化されるので、配線の電流容量を低く抑えることができる。
また、制御手段は、主構成部品としてマイコンなどのDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)を用いることができるが、そうすれば以上説明した調光および照明光の光色調整のための制御だけでなく、所望によりその他の制御機能を付加することができる。例えば、放電ランプのフィラメント予熱、始動および各種保護動作、初期照度補正制御などの各種制御を選択的に司るように構成することもできる。
次に、制御手段と複数のインバータ手段またはインバータ手段および負荷回路(以下、便宜上「主回路」という。)との間の配線の態様について説明する。本発明において、制御手段は、複数のインバータ手段または主回路に対して共通に作用するように配設される。そのため、制御手段から各インバータ手段または主回路に対して送出される制御信号が適切なものであることはもとより、各インバータ手段または主回路の制御に遅速が生じないとともにノイズの影響なく正確に到達する必要がある。このためには、制御手段とインバータ手段または主回路との間の配線長がほぼ等しいとともに、なるべく短いのが効果的である。例えば、制御手段を中心としてその周囲に複数のインバータ手段または主回路をほぼ等距離となるようにスター状に配置するようにした配線基板を用いることができる。また、主回路の作動状態を検出し、その検出信号に基づいて帰還制御を行う場合には、帰還回路にノイズが入り込みやすいが、上述のように配置することによって帰還回路の配線長も最短でほぼ等しくすることが容易になるので、均一な帰還制御を行うことができる。
また、インバータ手段または主回路のグランドラインと制御手段のグランドラインとを1対1に対応させることが好ましい。すなわち、インバータ手段のグランド側と放電ランプのグランド側との間において任意選択した配線部位と、制御手段がDSPなどである場合に、その例えばディジタルおよびアナログのグランドとの間を共通電位になるように接続するのが好ましい。
さらに、放電ランプの作動状態を検出する作動状態検出回路を配設することができる。放電ランプの作動状態としては、ランプ電圧およびランプ電流のいずれか一方または両方を検出することができる。そして、その検出データを制御手段に制御入力して帰還制御を行わせることができる。この態様においては、作動状態検出回路の一端を上記グランドラインに接続しているように構成するのが好ましい。
本発明によれば、制御手段が各放電ランプの光出力比をその色温度ごとに所定割合に維持しながら調光信号に応じて複数のインバータ手段の出力を制御することにより、照明の光色が可調整であるとともに、調光中も光色を所定範囲内に維持する放電ランプ点灯装置を提供することができる。
また、上記に加えてPWM制御により調光する構成において、放電ランプの光出力を色温度ごとにそれらのオンデューティ期間比がほぼ一定になるようにPWM制御することにより、照明の光色、例えば色温度を調整された値にほぼ維持しながら所望の調光を行うことができる。
さらに、上記に加えて複数のインバータ手段および負荷回路すなわち主回路とそのそれぞれに対応する制御手段との間の距離がほぼ一定になるように配置されていることにより、複数のインバータ手段に対する制御の遅速およびノイズの影響が少なくて、色温度ごとに複数の放電ランプを均一に点灯して、均一な照明を行うことができる。
さらにまた、作動状態検出回路の一端を上記グランドラインに接続しているように構成することにより、インバータ手段および負荷回路の回路動作に伴う電位変動の制御に与える影響を受けにくくすることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1ないし図3は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第1の形態を示し、図1は回路図、図2は調光信号と各インバータ手段を制御する制御手段の関係を説明する機能ブロック図、図3は調光制御および光色調整を説明するPWM制御波形図である。
第1の形態において、放電ランプ点灯装置は、直流電源DC、複数のインバータ手段INV1、INV2、INV3、複数の負荷回路RC1、RC2、RC3、制御手段CC1、CC2、CC3、作動状態検出回路ID1、ID2、ID3を具備してなり、低周波交流電源ACにより付勢され、複数の放電ランプDL1、DL2、DL3を点灯して照明を行う。なお、複数のインバータ手段INV1、INV2、INV3とこれらに対応する複数の負荷回路RC1、RC2、RC3とは、主回路OC1、主回路OC2および主回路OC3を構成する。
直流電源DCは、全波整流回路FBRおよび昇圧チョッパBUCを含んで構成されていて、所望電圧の平滑な直流電圧を出力する。全波整流回路FBRは、その交流入力端が低周波交流電源ACに接続し、直流出力端が昇圧チョッパBUCの入力端に接続する。昇圧チョッパBUCは、全波整流回路FBRの脈流の直流電圧を昇圧しながら平滑化し、その平滑コンデンサの両端から平滑化された昇圧直流を出力する。なお、所望により降圧チョッパなどの他の形式のチョッパなどを用いることができる。
複数のインバータ手段INV1、INV2、INV3は、本形態においてはハーフブリッジ形インバータからなり、それぞれ直流電源DCに対して直列接続されて交互にスイッチング動作を行う一対のスイッチング素子Q1、Q2を備えている。そして、スイッチング素子Q2の両端から矩形波の交流出力、例えば高周波交流出力を得る。
複数の負荷回路RC1、RC2、RC3は、インバータ手段INV1、INV2、INV3の出力端に直流カットコンデンサC2を直列に介して接続されている。そして、共振回路を主体として構成されている。共振回路は、それぞれインダクタL1および共振コンデンサC3の直列共振回路からなる。
制御手段CC1、CC2、CC3は、図1に示すように本形態において対応するインバータ手段INV1、INV2、INV3に1対1の対応で配設されている。そして、後述する各放電ランプDL1、DL2、DL3の光出力比を色温度ごとに所定割合に維持しながら調光信号に応じて複数のインバータ手段手段INV1、INV2、INV3の出力を制御するための手段である。なお、各制御手段CC1、CC2、CC3は、図示を省略している調光信号発生手段から発生した調光信号を図2に示すように個々に受信して、それに対応する制御信号を生成し、さらに制御信号に対応したインバータ手段手段INV1、INV2またはINV3のスイッチング素子に供給する駆動信号を形成する。
また、各制御手段CC1、CC2、CC3は、対応するインバータ手段INV1、INV2、INV3に負荷回路RC1、RC2、RC3を介して接続する複数の放電ランプDL1、DL2、DL3を、その色温度ごとに所定の光出力の割合となるように調整することができるように構成されている。この調整は、調光動作に先立って行われるように構成することができる。また、所望により調光動作中にも上記調整を行うことができるように構成することもできる。
作動状態検出回路ID1、ID2、ID3は、複数の放電ランプDL1、DL2、DL3の作動状態をそれぞれ検出して、その検出値を帰還制御するために機能する回路である。本形態においては、ランプ電流を検出するように構成されている。なお、所望により複数の放電ランプDL1、DL2、DL3の両極間に現れるランプ電圧をそれぞれ検出して、これを制御手段CC1、CC2、CC3に帰還して帰還制御を行うことで、ランプ電流検出による帰還制御と合わせて定電力制御を行うように構成することができる。また、ランプ電圧の帰還制御を行うだけの構成であってもよい。
低周波交流電源ACは、商用交流電源からなる。
複数の放電ランプDL1、DL2、DL3は、蛍光ランプからなり、負荷回路RC1、RC2、RC3の共振コンデンサC3に並列接続されている。蛍光ランプは、熱陰極形および冷陰極形のいずれであってもよい。また、複数の放電ランプDL1、DL2、DL3は、例えば半分がD色の蛍光ランプであり、残余半分がL色の蛍光ランプである。
次に、図3を参照して調光および照明の光色の調整について説明する。本形態において、調光および照明の光色の調整はPWM制御により行われる。なお、図において、符号DLはD色の蛍光ランプである。また、符号DLはL色の蛍光ランプである。
したがって、図3(a)は、調光度100%(100%点灯状態)におけるD色の蛍光ランプDLのデューティ比およびL色の蛍光ランプDLのデューティ比をそれぞれ示している。そして、D色の蛍光ランプDLの発光とL色の蛍光ランプDLの発光とが混光されて照明に供されること、ならびにオンデューティ期間の違いからD色の蛍光ランプDLの発光量の方がL色の蛍光ランプDLの発光量より多いと理解できることから、全体として色温度がやや高い光色で照明が行われることが分かる。
また、図3(b)は、上記(a)と同じく調光度100%(100%点灯状態)におけるD色の蛍光ランプDLのデューティ比およびL色の蛍光ランプDLの異なるデューティ比の場合をそれぞれ示している。そして、D色の蛍光ランプDLのオンデューティ期間とL色の蛍光ランプDLのオンデューティ期間との比率が(a)より大きくなっていることから、全体として色温度が(a)の場合より一層高くなっている光色で照明が行われることが分かる。すなわち、本発明によれば、色温度の異なる複数種の放電ランプの色温度ごとに光出力比を所定割合にしながら調光すれば、照明の光色を調整できることが分かる。
さらに、本発明によれば、図3(a)および(b)のいずれの場合も、D色の蛍光ランプDLのオンデューティ期間とL色の蛍光ランプDLのオンデューティ期間との和が等しいので、色温度が変化しても照明に寄与する光量がほぼ不変となることが分かる。
次に、図3における調光度の変化について説明する。図3(a)は上述のように調光度100%(100%点灯状態)であるが、図3(c)は調光度が100%に満たない値である。このような場合には、PWM制御周期TPWM中にいずれの色温度の蛍光ランプも同時に消灯するオフデューティ期間が存在している。したがって、上記オフデューティ期間の時間幅を変化させることで調光度を変化させ得ることが分かる。図3(d)は、図3(c)とほぼ同じ調光度であるが、照明に寄与する光色の色温度が高くなっている。なお、この場合、PWM制御周期TPWM中にいずれの色温度の蛍光ランプも同時に消灯するオフデューティ期間の時間幅は図3(c)と同じである。
図4は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第2の形態における制御手段を説明する機能ブロック図である。本形態において、制御手段CCは、図1に示す複数の制御手段CC1、CC2、CC3がマイコンなどのDSPからなる単一のデバイスに集積されている。そして、複数のインバータ手段手段INV1、INV2、INV3にする調光信号は、例えば時間をずらすなどにより一括して受信される。受信された調光信号は、調光度が各インバータ手段手段INV1、INV2、INV3ごとに演算されてから該当する制御手段CC1、CC2、CC3に振り分けられる。
図5は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第3の形態を示す配線基板の配置図である。なお、図において、図1におけるのと同一符号は同一部分を示し、説明は省略する。本形態において、制御手段CCは、中心位置に配置され、複数の主回路OC1、OC2、OC3は制御手段CCに対してほぼ同心状に、かつほぼ等間隔で配置されている。
したがって、各主回路OC1、OC2、OC3と制御手段CCとの間を接続する制御用または/および検出用の導電条を最短化できる。また、各導電条間の干渉やノイズの影響を小さくすることができる。このため、複数の主回路を用いて複数の放電ランプを単一の制御手段により制御する態様の場合においては、より正確な制御を行うことができる。
さらに、第3の態様において、図1に示すように作動状態を検出して制御手段に制御入力して帰還制御を行う場合、作動状態検出回路ID1、ID2、ID3の一端をインバータ手段INV1、INV2、INV3および負荷回路RC1、RC2、RC3に共通なグランドラインに接続していることにより、制御手段CCが複数の主回路OC1、OC2、OC3に対して共通であっても帰還制御が主回路の回路動作の影響を受けにくくなる。
すなわち、図1において、例えばインバータ手段INV1、INV2、INV3をPWM制御して調光および光色調整を行う態様において、放電ランプDL1、DL2、DL3の点灯を負荷回路RC1、RC2、RC3の共振回路の共振点に相対的に近い周波数で行い、消灯を相対的に遠い周波数で行うことができる。この場合、制御により複数の放電ランプDL1、DL2、DL3が点灯と消灯を繰り返すことになり、負荷回路RC1、RC2、RC3の共振コンデンサC3の両端には点灯の直前に大きな電圧が発生する。これにより、インバータ手段INV1、INV2、INV3のスイッチング素子Q2および負荷回路RC1、RC2、RC3の閉回路内を大きな電流が流れるが、上記のように構成することにより、その影響を受けにくくなる。
本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第1の形態を示す回路図 同じく調光信号と各インバータ手段を制御する制御手段の関係を説明する機能ブロック図 同じく調光制御および光色調整を説明するPWM制御波形図 本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第2の形態における制御手段を説明する機能ブロック図 本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第3の形態を示す配線基板の配置図
符号の説明
DC…直流電源、INV1、INV2、INV3…複数のインバータ手段、RC1、RC2、RC3…複数の負荷回路、CC1、CC2、CC3…制御手段、DL1、DL2、DL3…放電ランプ、ID1、ID2、ID3…作動状態検出回路

Claims (4)

  1. 直流電源と;
    直流電源から得られる直流電圧を交流電圧に変換する複数のインバータ手段と;
    複数のインバータ手段のそれぞれの出力端に接続された共振回路を含み色温度の異なる複数種の放電ランプが選択的に接続される複数の負荷回路と;
    各放電ランプの光出力比を色温度ごとに所定割合に維持しながら調光信号に応じて複数のインバータ手段の出力を制御する制御手段と;
    を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  2. 制御手段は、調光信号に応じて複数のインバータ手段を、PWM制御周期内における色温度の異なる放電ランプのインバータ手段間のオンデューティ期間の比率がほぼ一定になるようにPWM制御することを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 複数のインバータ手段および制御手段は、複数のインバータ手段とそれぞれのインバータ手段に対応する制御手段との間の距離がほぼ一定になるように配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の放電ランプ点灯装置。
  4. 複数のインバータ手段およびこれらのインバータ手段に接続した負荷回路のグランドラインと制御手段のグランドラインを共通接続し;
    一端が上記グランドラインに接続するとともに複数の放電ランプの作動状態を検出して制御手段に制御入力する作動状態検出回路を具備している;
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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