JP2009026504A - 平型導体用電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】平型導体が不用意な外力を受けても簡単に抜けず正常な使用状態を確保できる平型導体用電気コネクタを提供することを課題とする。
【解決手段】加圧部材50は、平型導体の上記接続位置までの挿入案内を可能とする案内部54と、開位置と閉位置の間での移動過程にて、該加圧部材が開位置側で支持される第一被支持部56と、閉位置側で支持される第二被支持部51Bとを有し、第一被支持部を支持する第一支持部27が端子の支持腕22に形成され、第二被支持部を支持する第二支持部29が接触腕23に対して支持腕22とは反対側に位置する対向部分24に形成されており、端子の支持腕22は、加圧部材50が閉位置にあるときに、第一被支持部を閉位置側に向けて増圧する押圧部28を有し、第二支持部29は第二被支持部51Bの第一支持部側への移動を可能とする状態で該第二被支持部を支持している。
【選択図】図3

Description

本発明は平型導体用電気コネクタに関する。
平型導体としては、フレキシブル基板(FPC)、フラットケーブル等が知られている。かかる平型導体は、回路基板に取り付けられた電気コネクタに接続されることが多い。このような平型導体が接続されるコネクタとしては、例えば特許文献1に開示されているコネクタがある。
この特許文献1のコネクタでは、金属板の平坦面を維持して作られた複数の端子がその板面同士を平行としてハウジングの対応溝で保持されている。該端子は平型導体の受入れのために形成されたハウジングの一方の開口に向けて延びる接触腕(接触ばね片)を上方にそして支持腕(分岐片)を下方に有している。上記ハウジングの開口には、平型導体の受入れを容易とする開位置から、受入れ後の平型導体を接触腕の接触部へ圧する閉位置へと回動操作を受ける押圧部材が設けられている。この押圧部材が開位置にあるときに、平型導体は可動な押圧部材上に配され、しかる後、作業者がこの平型導体を持ったままこの平型導体を下方に移動させることにより、上記押圧部材が該平型導体から力を受けて下方に向け回動操作を受けることとなる。押圧部材が回動すると、該押圧部材の下部に設けられた突状の係合部が支持腕に設けられた突状係合部を乗り越えて閉位置へ至る。
その結果、平型導体は上方の接触腕に圧せられて電気的な接続を確実とし、上記係合部同士の係合により、押圧部材の原位置(開位置)への戻りを防止して上記電気的接続を維持する。このように、平型導体をコネクタに挿入すると共に下方に移動させるだけで、ワンタッチ操作により該平型導体とコネクタとの接続を可能としている。
特許第3118688号
特許文献1にあっては、押圧部材は、端子の配列方向での該押圧部材の両端に設けられた軸部がハウジングの対応支持部で回動自在に支持されている。該支持部は定位置に設けられているので、押圧部材の回動中心も定位置にある。
したがって、押圧部材が下方に向けて回動操作を受けて所定位置にて平型導体を所定圧のもとで端子の接触腕に接触せしめている状態、すなわちコネクタの使用状態において、コネクタから長く延出している平型導体が不用意な外力を受けたときには、この外力は定位置にある上記軸部まわりの開方向へのモーメントとして押圧部材に作用する。すなわち、押圧部材は線方向の移動(変位)を伴うことなく、上記回動中心まわりに純粋な回動をしようとする。
その結果、上記外力が大きいときには、上記閉位置での係合状態から脱して開位置に向け回動することもある。これは、平型導体の接触部との接触不良、あるいは該平型導体の抜けという好ましくない事態を惹起する。
本発明は、このような事態に鑑み、ワンタッチ操作で平型導体の挿入とコネクタとの接続を行えるコネクタが使用状態にあるときに、平型導体が不用意な外力を受けても簡単に抜けずに所定の接触圧をもって正常な使用状態を確保できるコネクタを提供することを課題とする。
本発明に係る平型導体用電気コネクタは、金属板の平坦な板面を維持して作られた複数の端子がそれらの板面同士を平行としてハウジングにより配列保持され、各端子はハウジングへの取付けのための被取付部が設けられていると共にハウジングの開口部へ向け前方に延びるように並設され可撓性をもつ支持腕と接触腕とを有し、支持腕と接触腕は互の間に間隔をもった状態で延びていて該間隔でハウジングの開口部から所定の接続位置まで挿入される平型導体の先端部を受入れ可能としており、この平型導体の受入れを容易とする開位置から該平型導体を圧する閉位置の間で移動可能な加圧部材が支持されていて、該加圧部材が閉位置への移動で平型導体と接触腕の接触部との接圧を高めるようになっている。
かかる平型導体用電気コネクタにおいて、本発明は、次の特徴を有する第一ないし第三発明により、課題を解決する。
<第一発明>
第一発明では、加圧部材は、平型導体の上記接続位置までの挿入案内を可能とする案内部と、開位置と閉位置の間での移動過程にて、該加圧部材が開位置側にあるときに支持される第一被支持部と、閉位置側にあるときに支持される第二被支持部とを有し、第一被支持部を支持する第一支持部が端子の支持腕に形成され、第二被支持部を支持する第二支持部が接触腕に対して支持腕とは反対側に位置する対向部分に形成されており、上記端子の支持腕は、加圧部材が閉位置にあるときに、第一被支持部を閉位置側に向けて増圧する押圧部を有し、第二支持部は第二被支持部の第一支持部側への移動を可能とする状態で該第二被支持部を支持していることを特徴としている。
かかる構成の本発明によると、加圧部材は開位置から閉位置に向けての移動操作を受けると、開位置側での加圧部材の第一被支持部における第一支持部による支持から、閉位置側での第二被支持部における第二支持部による支持へと、支持位置が移動する。閉位置で第二被支持部が第二支持部で支持されるときには、第一被支持部は第一支持部から外れて支持腕の押圧部へ移動しており、この押圧部によって閉位置に向け押圧力を受けている。
かかる状態で、仮に、加圧部材が開位置に向けた不用意な外力を受けたときには、加圧部材の第二被支持部が開方向に移動しようとするが、その移動量に応じて上記押圧力が増大し、加圧部材は閉位置へ戻されて閉位置を確保する。
本発明において、対向部分は端子、該端子と平行に配列されている金属板部材、そしてハウジングのうちの少なくとも一つに形成することができる。また、対向部分を端子に形成する場合、該対向部分は第一支持部を有している端子に設けても、あるいは第一支持部を有していない他種の端子に設けることとしてもよい。
本発明において、加圧部材は平型導体の下面を支持案内する案内面が形成された案内壁と該案内面に平行に対面する対向面が形成された対向壁とを一体に有し、上記案内面と対向面で平型導体のための案内溝を形成し、上記対向壁は対向面と反対側に第一被支持部が設けられ、案内壁は案内面と反対側に第二被支持部が設けられているように形成することができる。かかる形態によると、上記案内壁の案内面と対向壁の対向面との間に案内溝が形成されるので、この案内溝が平型導体を円滑に導入案内すると共に、加圧部材を閉位置へ操作するときに、挿入した平型導体を持ったままこれを閉位置方向へ押すと、平型導体が案内溝の案内面そして対向面に作用して加圧部材を閉位置へもたらし、ワンタッチでの操作が可能となる。
対向壁は案内壁の後部側に位置していて、案内壁の案内面が前方側を開放していることが好ましい。案内面が前方側で開放されているので、平型導体の挿入時にこの案内面の上に該平型導体の先端部を上方から置くことができ、該平型導体の挿入がきわめて楽に行える。
本発明において、対向壁は端子の接触腕と支持腕との間に位置し、前後方向でこの対向壁に対応する範囲で、案内壁の後方側に開放して形成された空間に接触腕が位置していることが好ましい。案内壁の壁厚に相当する範囲の上記空間に接触腕が収められるので、上記壁厚方向でのコネクタの大型化が防止できる。また、接触腕が対向面の後部と対向するので、挿入された平型導体は対向面で支持されつつ接触腕の接触部と接触する位置に配され、さらにはこの接触部から軽い接触圧を受けるようにすることも可能となる。
本発明において、第一被支持部と第二被支持部は突部として形成され、第一支持部と第二支持部は凹部として形成されているようにすることができる。この場合、第一支持部を形成する凹部の開口に隣接して押圧部が形成されているようにすると、第一被支持部が第一支持部たる凹部を外れるとすぐに閉位置へ向けての押圧力を押圧部から受けて閉位置への移行が速やかに行われる。上記押圧部は凹部に対して支持腕の自由端側に設けられていることとするならば、支持腕の弾性撓みにより得られる押圧力を大きくすることができる。また、平型導体を抜き出したいときには、加圧部材を後方に押せば、第一被支持部は上記支持腕の自由端側から後方に移動して上記凹部へ戻り、加圧部材の開位置への移動が可能となる。
本発明において、第二支持部は閉位置における加圧部材の第二被支持部に対し、前後方向で、当接する当接縁が凹部の一部として形成されていることが好ましい。こうすることにより、加圧部材が閉位置にあるときには、第二被支持部は前後方向で定位置に保たれる。したがって、加圧部材が不用意に前方に引かれても閉位置に留まるし、意識的に後方に押されたときには、該第二被支持部が定位置にあるために、第一被支持部が該第二被支持部まわりに後方に移動しやすく上記押圧部から容易に外れる。
本発明において、加圧部材は、対向壁に対し案内壁とは反対側に、対向壁を覆う外壁を一体に有し、該外壁と対向壁との間に溝部が形成されていて、該溝部へ端子の支持腕が進入していることが好ましい。外壁は溝部内の端子の支持腕を外部から保護し、また、平型導体の抜出のために加圧部材を後方に押す操作力を、上記外壁の前端に容易に加えることができる。しかも、この外壁の前縁は第二被支持部から遠く位置しているので、定位置にあるこの第二被支持部まわりのモーメント力を大きくすることができ、加圧部材の後方への移動が効果的になされる。
さらに本発明では、加圧部材は端子配列方向での両端に軸部を有し、ハウジングには、端子と平行な板面をもつ金属製の係止部材が取り付けられており、該係止部材には、上記軸部を収容し該軸部の位置の移動を規制する規制凹部が形成されているようにすることができる。このような係止部材を設けることにより、端子と係止部材との協働で加圧部材の抜け防止をさらに確実とする。
<第二発明>
本発明の課題は、次の構成の第二発明によっても解決される。
この第二発明では、加圧部材は、平型導体の上記接続位置までの挿入案内を可能とする案内部と、開位置と閉位置の間での移動過程にて、該加圧部材が閉位置側にあるときに支持される被支持部を有し、被支持部を支持する支持部が接触腕に対して支持腕とは反対側に位置する対向端子部分もしくは対向ハウジング部分に形成されており、上記端子の支持腕は、加圧部材が閉位置にあるときに、被圧部を閉位置側に向けて増圧する押圧部を有し、上記加圧部材が閉位置側で閉位置へ向け移動操作された際に、加圧部材は上記被支持部が支持部に当接してその接点まわりに移動すると共に被圧部が上記押圧部の位置へ向け前方に移動して該押圧部からの押圧力を増圧して受けることを特徴としている。すなわち、第二発明では、閉位置側で閉位置へ向けて移動操作されると、被圧部が押圧部から受ける押圧力が増圧して、加圧部材は確実に閉位置に向かう。
<第三発明>
本発明の課題は、次の構成の第三発明によっても解決される。
この第三発明では、加圧部材は、平型導体の上記接続位置までの挿入案内を可能とする案内部と、開位置と閉位置の間での移動過程にて、該加圧部材が閉位置側にあるときに支持される被支持部を有し、被支持部を支持する支持部が接触腕に対して支持腕とは反対側に位置する対向端子部分もしくは対向ハウジング部分に形成されており、上記端子の支持腕は、加圧部材が閉位置にあるときに、被圧部を閉位置側に向けて増圧する押圧部を有し、上記加圧部材が閉位置側にあるときに前方もしくは上方に向け引かれた際に、上記加圧部材は被支持部が同方向にて支持部と係止して移動が阻止され、後方に圧せられたときには、上記加圧部材は被支持部と支持部との接点まわりに回動して被圧部が押圧部から外れる方向に移動し、開位置への移動を可能とすることを特徴としている。すなわち、この第三発明では、加圧部材が閉位置にあるときに、加圧部材が不用意に前方に引かれても、閉位置を維持し、一方、意識的に後方に押されたときに、被圧部が押圧部から外れて開位置へ移動を可能とする。
本発明は、以上説明したように、加圧部材が閉位置側では第二被支持部で支持されていて、平型導体に作用した不用意な力を受けても、加圧部材は第一支持部方向に線移動し、その結果、該加圧部材の第一被支持部が端子の押圧部から押圧力を受け、その押圧力は上記線移動量に対応して増大するようになっているので、加圧部材は正規の閉位置へ確実に戻り、平型導体と端子は正常な接続状態を維持する。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態について説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の、第一実施形態の平型導体用電気コネクタ(以下、「コネクタ」という)の外観を示す斜視図である。図1に見られるように、コネクタ1は、横長で平たい略直方体の外形をなしており、絶縁材で作られたハウジング10、このハウジングに配列植設された複数の端子20、端子20の配列範囲の両側にハウジング10に取り付けられた係止部材40、そして平型導体を端子20に圧接せしめる加圧部材50とを有している。ハウジング10、端子20、係止部材40そして加圧部材50は、分解斜視図としての図2に見られるような形態をなしている。
絶縁材料をモールド成形して作られているハウジング10は、図2に見られるように、直方体ブロックの上方そして前方(図にて左方)に開口部を有するようにして内部をくり貫いた形をなしており、底壁11、側壁12、後壁13そして後部上壁14を有している。上記底壁11、後壁13そして後部上壁14の内面には、端子20を保持するために連通形成された複数の端子保持溝15が設けられており、さらに、側壁12には、壁内部に後述の固定溝が形成されている。このハウジング10については、後に再度説明する。
端子20は、図2でも見られるように、金属板の平坦な板面をそのまま残した状態で外形加工を受けて作られている。この端子20は、図3に良く見られるように、ハウジング10の端子保持溝15内へ圧入される上縁そして下縁が形成されている被取付部たる基部21と、該基部21の上部から左方(以下、「前方」という)に延びる支持腕22と、中間部から左方に延びる接触腕23と、該接触腕23を挟んで上記支持腕22と対向して位置する腕状の対向端子部分24と、そして該対向端子部分24と反対側に延びる固定腕25を有している。上記支持腕22と接触腕23が前方に向けハウジング10の中間位置にまでしか延びていないのに対し、対向端子部分24はハウジング10から前方に突出する位置まで延び、後述する接続部を形成している。
上記支持腕22は、弾性撓み可能で腕状に前方へ向け延びており、その前端側に逆U字をなすような上方に盛り上がった曲部26を有し、この曲部26の下側内縁に凹弯曲部26Aを形成し、右部に半島状の第一支持部27を形成している。また、この支持腕22には上記凹弯曲部26A外の前端部下縁(自由端部下縁部)に該凹弯曲部26Aに隣接して押圧部28が形成されている。この押圧部28は、前方に向け上向きとなる縁部をなしている。
上記接触腕23も、支持腕22と同様に弾性撓み可能に腕状に前方へ向け延びており、その前端に上方に突出する接触部23Aが形成されている。この接触部23Aは、前後方向にて、上記支持腕22の上記押圧部28にほぼ対応して位置している。
上記対向端子部分24は基部21の下部から前方に向け腕状をなして延びており、その中間部に突部29Aとこれに隣接する小突部29Bを有し、これら両突部の範囲で凹弯曲部29Cを有する第二支持部29を形成している。この第二支持部29は、前後方向で支持腕22の押圧部28とほぼ同じ位置、すなわち、図にて該押圧部28に対して下方の位置にある。上記対向端子部分24の前端には固定係止部30が設けられている。この固定係止部30は、一部がハウジング10外に突出するように形成されていて、その後縁に固定溝30Aが形成されている。この固定溝30Aはハウジング10底壁前縁に嵌着係止するようになっており、また、この固定係止部30の下縁はハウジング10の底面とほぼ同じに位置し、図示の例ではハウジング10の底面よりも若干下方に位置している。この下縁は、回路基板の対応回路部に対して半田接続される接続部30Bを形成する。
上記固定腕25は、上記基部21の下部から右方、すなわち後方へ突出している部分で形成されていて、上縁には係止突起25Aが設けられている。
次に、係止部材40は、上記複数の端子20の配列範囲外で、配列方向最端に位置する端子20に隣接して平行な状態で、ハウジング10側壁12の内部に前後に貫通形成された係止部材保持溝18へ取り付けられており、上記端子20と同様に、金属板の平坦な板面を実質的にそのまま残した状態で外形加工を受けて作られている。この係止部材40は、図4(A)に見られるように、固定部41と該固定部41から前方に延びる支持部42とを有している。固定部41はその上縁そして下縁でハウジングの係止部材保持溝18へ後方から圧入されるが、該後部上縁には固定係止のための係止突起41Aを有している。該係止部材40は、上述のごとく、ほぼ全体で平坦面を有しているが、唯一、上記固定部41の後下部が紙面に直角な方向に屈曲されていて、固定脚41Bを形成している。この固定脚41Bは、ハウジングの底面よりも若干下方に位置し、上記屈曲により回路基板との半田接続面積を大きくしており、回路基板への固着力を高めている。
上記支持部42は上記固定部41より前方に延びていて、その延出方向中間部の下縁に規制凹部42Aが形成されている。この規制凹部42Aは、後述の加圧部材の軸部に対して、該軸部の上方への移動を規制するために形成されており、紙面に直角方向に見たときに、上記端子20の第二支持部29の上方に位置している。
上記ハウジング10は、電気絶縁材料で作られており、既述したように、内部がくり貫かれた形をなしており、その底壁11、後壁13そして後部上壁14の内面にわたる端子保持溝15が形成されている。この端子保持溝15は、端子20の板厚に見合った溝幅を有し、該端子20の基部21と対向端子部分24の下縁側を収容して保持している。この端子保持溝15は、本実施形態では、上記端子20の板厚方向に定間隔に形成されている。また、各端子保持溝15には、後端側で上下方向中間位置に島状の中間固定壁16が設けられており、該中間固定壁16は各端子保持溝15にて対向せる溝内面同士を連結している。この中間固定壁16と底壁11との間に形成される固定溝17内に端子20の固定腕25が圧入され、その係止突起25Aが上記中間固定壁16の下縁に喰い込んで端子20の抜け防止の一役を担っている。
上記ハウジング10の側壁12には、前後に貫通して係止部材保持溝18が形成されている。この係止部材保持溝18は、後部では係止部材40の固定部41を後方から受け入れるように該固定部41の外形に合致した形をなしており、前部では、係止部材40の支持部42の上下方向最大幅の寸法でそのまま延びている。
加圧部材50は、ハウジング10と同様の電気絶縁材料で作られており、上記複数の端子20の配列範囲にわたって平坦な上面で案内面51Aを形成している案内壁51と、上記案内面51Aの後部領域で該案内面51Aより上方に位置して該案内面51Aと平行な対向面52Aが形成された対向壁52とを有している。上記案内壁51と対向壁52とは、それらの後端部分で、連結部53により一体に連結されている。この加圧部材50は、平型導体の導入を容易とする開位置と平型導体を端子に圧する閉位置との間で移動操作を受けるようになっており、図3(A)は開位置、図3(C)は閉位置、図3(C)はその中間位置にある様子を示している。
案内壁51と対向壁52との間には、前方に開口し後方には対向壁52の中間部位置で有端となっている、平型導体Fの案内のための案内部たる案内溝54が形成されている。本実施形態では、この案内溝54は上記案内面51Aと上記対向面52Aと端面54Aとで形成され、端子配列範囲で連続している。案内壁51と連結部53には、端子配列方向で各端子に対応する位置で、上記案内溝54に連通し後方に開放された溝55が形成されていて、該溝55内へ上記端子20の接触腕23が進入している。該接触腕23の接触部23Aは上記案内面51Aよりも上方に突出して溝55内に位置している。
上記案内壁51は、加圧部材が開位置にある状態を示す図3(A)で、その下面側後部に、上記端子20の第二支持部29に対して上方で近接して位置している第二被支持部51Bが設けられている。この第二被支持部51Bは、外形が円弧等の凸弯曲部として形成されている。
対向壁52は前端縁に平型導体を案内溝54へ容易に導入するためのテーパ面52Bを有し、また、上面には凸弯曲した第一被支持部56が設けられている。この第一被支持部56は基部右縁にくびれ部56Aが形成されている。該第一被支持部56は、加圧部材50が開位置にある図3(A)の状態で、端子20の第一支持部27内に収められていて、くびれ部56Aが半島状の第一支持部27により支持されている。この第一被支持部56は、加圧部材50が閉位置へ向け移動した図3(B),(C)の状態では、上記第一支持部27から離れるために該第一支持部27によっては支持されなくなる。
上記加圧部材50は、上記対向壁52の上面から上方には、端子20の支持腕22が後方から進入配置されるための溝57が前後に貫通して形成されており、該溝57は上部で外壁58により覆われている。
上記加圧部材50は、図2に見られるように、端子配列方向の両端における側端面に、同方向に突出する軸部59を有している。該軸部59は、図4に見られるように、略四角形断面を有し、上記端子配列方向から見たときには、第二被支持部51Bとほぼ同一位置にある。この軸部59は、加圧部材50が開位置にある図4(A)において、係止部材40の規制凹部42A内に収まって位置している。
このような構成の本実施形態のコネクタは、次の要領で組み立てられそして使用される。
<組立て>
(1)図2のごとく、ハウジング10に対し前方側に、複数の端子20、加圧部材50、そして後方側に係止部材40を用意する。
(2)先ず、ハウジング10の前方から端子20をハウジング10の端子保持溝15へ挿入する。端子20の被取付部たる基部21の後部上縁そして下縁、そして対向端子部分24の下縁が上記端子保持溝15内の対応部分へそれぞれ収められ、前端側では固定係止部30がその固定溝30Aにてハウジング10の底壁11の前端に嵌着して係止し、後端側では固定腕25がその係止突起25Aでハウジング10の固定溝17で係止して固定される(図3(A)参照)。
(3)次に、加圧部材50を組み込む。該加圧部材50の後端側をハウジング10内に入れて、該加圧部材50の対向壁52の上面に設けられた凸状の第一被支持部56を、すでに組み込まれた上記端子20の凹状の第一支持部27内に収める(図3(A)参照)。この状態で、加圧部材50は、開位置の状態となる。
(4)しかる後、加圧部材50を一旦閉位置にもたらす。この状態では、加圧部材50の両端の軸部59が下方に移動している。この状態の下で、後方から係止部材40を係止部材保持溝18内に圧入する。上記軸部59は下方に移動しているので、係止部材40はその規制凹部42Aよりも前方部分が上記軸部59と干渉することなく前方に向け所定位置まで挿入される(図4(B)参照)。この所定位置では、上記規制凹部42Aは軸部59の上方に位置し、軸部59の上方への移動を該規制凹部42Aに当接する範囲の距離内に規制する。かくして、加圧部材50は、開位置では規制凹部42Aによって、閉位置では小突部29Bによって、それぞれ前方への移動が規制されて同方向への外れは防止された状態となり、コネクタは図1のように完成され、使用に供される状態となる。
<使用時>
(1)使用に際しては、端子20の接続部30Bと係止部材40の固定脚40Bを回路基板(図示せず)の対応回路部そして固定部にそれぞれ半田接続そして半田固定される。
(2)次に、加圧部材50を操作して開位置へもたらす。図3(A)は加圧部材50が開位置にあるときの端子20における様子、図4(A)は係止部材40における様子を示している。この状態で、図3(A)に見られるように、平型導体Fの先端部分を上記加圧部材50の案内面51A上に配し、これを後方(ハウジングの内方)へスライド挿入する。該平型導体Fは、その下面側の接続面が端子20の接触部23Aに軽く接触した状態で、先端が案内溝54の端面54Aに当接して所定深さ位置への挿入がなされる。
(3)かかる状態で、加圧部材50を閉位置へ向け移動操作する。移動過程において、該加圧部材50は回動と線移動とを伴う。開位置近傍では、加圧部材50はその第一被支持部56のくびれ部56Aが端子の第一支持部27で支持されつつ該第一支持部27を軸としてそのまわりに回動案内され、その結果、第一被支持部56と凹弯曲部26Aとの接点位置が前方に向け移動し、くびれ部56Aは第一支持部27から離れる。
(4)加圧部材50の閉位置へ向けての移動が進行すると、加圧部材50の第一被支持部56は凹弯曲部26Aと接触しつつその接点が前方そして下方へ移動し、一方、第二被支持部51Bが端子20の第二支持部29に近接し、次第に接触するようになる(図3(B)参照)。
(5)さらに加圧部材50の移動が進行すると、加圧部材50は、閉位置近傍で、上記第二被支持部51Bが上記第二支持部29に支持されてここで回動し、上記第一被支持部56は上記凹弯曲部26A外に出て、その前方に位置する押圧部28に乗り上げて、その結果、支持腕22の弾性力にもとづく押圧力を該押圧部28から受ける。この押圧力は加圧部材50を積極的に閉位置へもたらし、この閉位置を維持する(図3(C)参照)。上記押圧力は、押圧部28が前方に向け上方に傾いているので、前方への力の成分を有しており、上記第一被支持部56は、閉位置へ向け押されていると共に、前方へも押されている。したがって、若干の外力を受けても第一被支持部56は押圧部28から外れて凹弯曲部26Aへ落ち込むことはなく、押圧部28からの押圧力を受け続ける。加圧部材50は、閉位置では上記第二支持部51Bを中心として回動した状態にあるので、該第二支持部51Bから離れた部分程、開位置の状態に比して、前方に移動している。
(6)加圧部材50が不用意に上方、すなわち開位置の方向へ多少の外力を受けても、第二被支持部51Bが第二支持部29から離れて上方に浮くが、その分だけ第一被支持部56が端子20の押圧部28を変位させようとするので、その変位量に応じた弾性反力を受け、結果として、再び閉位置へ戻り、正常な接続状態を維持する。
<平型導体の抜出>
(1)平型導体Fをコネクタから抜出したいときには、加圧部材50を後方へ押す操作を行う。この操作は、例えば、加圧部材50の上部に位置する外壁58の前端を押すことによりなされる。
(2)後方に押された加圧部材50は、後方に突部29が設けられているので上記第二被支持部51Bを中心に回動してその回動に伴って回動中心よりも上方の部分は後方に移動する。したがって第一被支持部56は端子20の押圧部28から外れて図3(B)の状態を経て凹弯曲部26A内に落ち込み図3(A)の状態となる。すなわち、加圧部材50は開位置にもたらされ、平型導体Fは容易に抜出できる。
<第二実施形態>
本発明は、図1ないし図4に示された第一実施形態に限定されず、変形が可能である。第一実施形態では、加圧部材50の第二被支持部51Bを支持する第二支持部が端子に形成されていたが、図5に示される本実施形態では、第二支持部はハウジングに設けられている。
図5において、図1ないし図4の第一実施形態と共通部分には同一符号を付しその説明を省略する。この図5において、端子20の接触腕23に対して支持腕22と反体側に位置して対向ハウジング部分11Aを有し、この対向ハウジング部分11Aに、図3(A)における第二支持部29と同一形状をなす、第二支持部19が形成されている。この第二支持部19も、図3(A)の第二支持部29と同様に、突部19Aとこれに隣接せる小突部19Bをと有し、これらの範囲で凹弯曲部19Cを有している。また、第一実施形態では、第一支持部27は曲部の右部で半島状に形成されていて第一被支持部56のくびれ部56Aを支持していたが、本実施形態では、第一支持部27は曲部26の内縁に形成されていて第一被支持部56の凸弯曲部分を収めこれを支持している。
使用時にあっては、加圧部材50が図5(A)開位置にあるときに平型導体が案内溝54に導入する。加圧部材50が開位置側にあるときには、該加圧部材50の第一被支持部56が第一支持部27内にあって該第一支持部27により支持されている。加圧部材50の閉位置へ向けての回動操作当初、上記第一被支持部56が上記第一支持部27内で支持されつつこの第一支持部27との接点まわりに回動案内される。加圧部材50の回動が進行すると、上記第一被支持部56は上記第一支持部27から出てその前方の押圧部28へと移動し、ここで押圧力を受ける。以下、閉位置側では、第二被支持部51Bが第二支持部19により支持されるのは、第一実施形態と同じである。その際、第二支持部19が端子ではなくハウジングに形成されている点のみで相違する。
<第三実施形態>
本発明では、第一実施形態における加圧部材の第一被支持部が端子の第一支持部によって支持されている必要はない。図6に示される本実施形態では、加圧部材が開位置にある状態を示す図3(A)における第一被支持部に対応する凸弯曲部分は被圧部56’として形成され、端子20の支持腕22に形成され図3(A)における第一支持部に対応する凹弯曲部分はこの被圧部56’を収容する凹部27’として機能し、上記被圧部56’を接触支持はしていない。
図6において、加圧部材50が、開位置から閉位置へと移動操作されると、閉位置の図6(A)の状態から、図6(B)の状態を経て、図6(C)の開位置の状態に至る。図6(B)そして図6(C)の状態は、図3(B)そして図3(C)の状態とそれぞれ同じである。
したがって、図6(A)の状態は、上記被圧部56’は凹部27’によって支持されているのではなく収められている状態にあり、図6(B)を経て図6(C)のごとく押圧部28の位置へ移行する前の待機位置にあることを示している。
加圧部材50は閉位置側で、図3(C)における第二被支持部51Bに対応する被支持部51’Bが図3(C)における第二支持部29に相当する支持部29’によって支持されるのみになる。
平型導体の抜出時には、加圧部材50は外壁58で後方に押されると、上記被支持部51’Bまわりに回動して被圧部56’が押圧部28から外れて上記凹部27’へ収まる。
本発明の第一実施形態としての平型導体用コネクタの外観を示す斜視図である。 図1のコネクタを、構成部材が分離された状態で示される斜視図である。 図1のコネクタの端子配列方向に直角でかつ端子位置における断面図で、(A)は加圧部材が開位置、(B)は中間位置、(C)は閉位置にあるときの状態を示す。 図1のコネクタの端子配列方向に直角でかつ係止部材位置における断面図で、(A)は加圧部材が開位置、(B)は閉位置にあるときの状態を示す。 第二実施形態のコネクタの端子位置における断面図であり、(A)は加圧部材が開位置、(B)は閉位置における状態を示す。 第三実施形態のコネクタの端子位置における断面図であり、(A)は加圧部材が開位置、(B)は中間位置、(C)は閉位置にあるときの状態を示す。
符号の説明
10 ハウジング 42A 規制凹部
11A 対向部分(対向ハウジング部分) 50 加圧部材
18 第二支持部 51 案内壁
20 端子 51A 案内面
21 被取付部(基部) 51B 第二被支持部
22 支持腕 51’B 被支持部
23 接触腕 52 対向壁
23A 接触部 52A 対向面
24 対向部分(対向端子部分) 54 案内部(案内溝)
27 第一支持部 56 第一被支持部
28 押圧部 56’ 被圧部
29 第二支持部 58 外壁
29’ 支持部 59 軸部
40 係止部材 F 平型導体

Claims (15)

  1. 金属板の平坦な板面を維持して作られた複数の端子がそれらの板面同士を平行としてハウジングにより配列保持され、各端子はハウジングへの取付けのための被取付部が設けられていると共にハウジングの開口部へ向け前方に延びるように並設され可撓性をもつ支持腕と接触腕とを有し、支持腕と接触腕は互の間に間隔をもった状態で延びていて該間隔でハウジングの開口部から所定の接続位置まで挿入される平型導体の先端部を受入れ可能としており、この平型導体の受入れを容易とする開位置から該平型導体を圧する閉位置の間で移動可能な加圧部材が支持されていて、該加圧部材が閉位置への移動で平型導体と接触腕の接触部との接圧を高めるようになっている平型導体用電気コネクタにおいて、
    加圧部材は、平型導体の上記接続位置までの挿入案内を可能とする案内部と、開位置と閉位置の間での移動過程にて、該加圧部材が開位置側にあるときに支持される第一被支持部と、閉位置側にあるときに支持される第二被支持部とを有し、第一被支持部を支持する第一支持部が端子の支持腕に形成され、第二被支持部を支持する第二支持部が接触腕に対して支持腕とは反対側に位置する対向部分に形成されており、上記端子の支持腕は、加圧部材が閉位置にあるときに、第一被支持部を閉位置側に向けて増圧する押圧部を有し、第二支持部は第二被支持部の第一支持部側への移動を可能とする状態で該第二被支持部を支持していることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
  2. 対向部分は端子に形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  3. 対向部分は端子と平行に配列されている金属板部材に形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  4. 対向部分はハウジングに形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  5. 加圧部材は平型導体の下面を支持案内する案内面が形成された案内壁と該案内面に平行に対面する対向面が形成された対向壁とを一体に有し、上記案内面と対向面で平型導体のための案内溝を形成し、上記対向壁は対向面と反対側に第一被支持部が設けられ、案内壁は案内面と反対側に第二被支持部が設けられていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  6. 対向壁は案内壁の後部側に位置していて、案内壁の案内面が前方側を開放していることとする請求項5に記載の平型導体用電気コネクタ。
  7. 対向壁は端子の接触腕と支持腕との間に位置し、前後方向でこの対向壁に対応する範囲で、案内壁の後方側に開放して形成された空間に接触腕が位置していることとする請求項6に記載の平型導体用電気コネクタ。
  8. 第一被支持部と第二被支持部は突部として形成され、第一支持部と第二支持部は凹部として形成されていることとする請求項1又は請求項5に記載の平型導体用電気コネクタ。
  9. 第一支持部を形成する凹部の開口に隣接して押圧部が形成されていることとする請求項8に記載の平型導体用電気コネクタ。
  10. 押圧部は凹部に対して支持腕の自由端側に設けられていることとする請求項9に記載の平型導体用電気コネクタ。
  11. 第二支持部は閉位置における加圧部材の第二被支持部に対し、前後方向で、当接する当接縁が凹部の一部として形成されていることとする請求項8に記載の平型導体用電気コネクタ。
  12. 加圧部材は、対向壁に対し案内壁とは反対側に、対向壁を覆う外壁を一体に有し、該外壁と対向壁との間に溝部が形成されていて、該溝部へ端子の支持腕が進入していることとする請求項5ないし請求項7のうちの一つに記載の平型導体用電気コネクタ。
  13. 加圧部材は端子配列方向での両端に軸部を有し、ハウジングには、端子と平行な板面をもつ金属製の係止部材が取り付けられており、該係止部材には、上記軸部を収容し該軸部の位置の移動を規制する規制凹部が形成されていることとする請求項1、請求項5、請求項11そして請求項12のうちの一つに記載の平型導体用電気コネクタ。
  14. 金属板の平坦な板面を維持して作られた複数の端子がそれらの板面同士を平行としてハウジングにより配列保持され、各端子はハウジングへの取付けのための被取付部が設けられていると共にハウジングの開口部へ向け前方に延びるように並設され可撓性をもつ支持腕と接触腕とを有し、支持腕と接触腕は互の間に間隔をもった状態で延びていて該間隔でハウジングの開口部から所定の接続位置まで挿入される平型導体の先端部を受入れ可能としており、この平型導体の受入れを容易とする開位置から該平型導体を圧する閉位置の間で移動可能な加圧部材が支持されていて、該加圧部材が閉位置への移動で平型導体と接触腕の接触部との接圧を高めるようになっている平型導体用電気コネクタにおいて、
    加圧部材は、平型導体の上記接続位置までの挿入案内を可能とする案内部と、開位置と閉位置の間での移動過程にて、該加圧部材が閉位置側にあるときに支持される被支持部を有し、被支持部を支持する支持部が接触腕に対して支持腕とは反対側に位置する対向端子部分もしくは対向ハウジング部分に形成されており、上記端子の支持腕は、加圧部材が閉位置にあるときに、被圧部を閉位置側に向けて増圧する押圧部を有し、上記加圧部材が閉位置側で閉位置へ向け移動操作された際に、加圧部材は上記被支持部が支持部に当接してその接点まわりに移動すると共に被圧部が上記押圧部の位置へ向け前方に移動して該押圧部からの押圧力を増圧して受けることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
  15. 金属板の平坦な板面を維持して作られた複数の端子がそれらの板面同士を平行としてハウジングにより配列保持され、各端子はハウジングへの取付けのための被取付部が設けられていると共にハウジングの開口部へ向け前方に延びるように並設され可撓性をもつ支持腕と接触腕とを有し、支持腕と接触腕は互の間に間隔をもった状態で延びていて該間隔でハウジングの開口部から所定の接続位置まで挿入される平型導体の先端部を受入れ可能としており、この平型導体の受入れを容易とする開位置から該平型導体を圧する閉位置の間で移動可能な加圧部材が支持されていて、該加圧部材が閉位置への移動で平型導体と接触腕の接触部との接圧を高めるようになっている平型導体用電気コネクタにおいて、
    加圧部材は、平型導体の上記接続位置までの挿入案内を可能とする案内部と、開位置と閉位置の間での移動過程にて、該加圧部材が閉位置側にあるときに支持される被支持部を有し、被支持部を支持する支持部が接触腕に対して支持腕とは反対側に位置する対向端子部分もしくは対向ハウジング部分に形成されており、上記端子の支持腕は、加圧部材が閉位置にあるときに、被圧部を閉位置側に向けて増圧する押圧部を有し、上記加圧部材が閉位置側にあるときに前方もしくは上方に向け引かれた際に、上記加圧部材は被支持部が同方向にて支持部と係止して移動が阻止され、後方に圧せられたときには、上記加圧部材は被支持部と支持部との接点まわりに回動して被圧部が押圧部から外れる方向に移動し、開位置への移動を可能とすることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
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