JP2009025632A - 走査型顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ取得前の合焦時等に、無駄な光を試料に照射することがない走査型顕微鏡を提供する。
【解決手段】光源10からの光をスキャナ12により2次元走査光に変えて、試料14を走査光により点照明し、試料14からの反射光又は蛍光を受光して、受光量とスキャナ12の駆動量を組み合わせて2次元画像を得る走査型顕微鏡であって、スキャナ12の水平走査にレゾナント型スキャナを使用しているものにおいて、1画面の画像を取得するのに要する時間をTとするとき、nT(nは1以上の整数)の時間間隔毎に、1画面の画像を取得するのに必要な時間だけ、スキャナ12の走査に合わせて光源12を発光させ、かつ、前記nの数が可変であるような光源制御装置を有することを特徴とする走査型顕微鏡。
【選択図】 図1

Description

本発明は走査型顕微鏡に関するものである。
従来のガルバノミラー型スキャナを使用した走査型共焦点顕微鏡では、図6に示すように、スキャナ走査中(スキャナ駆動信号40がON(走査)となっているとき)に、垂直同期信号(Vsync)41に同期してレーザ制御信号42をONとして、レーザ照射を開始すると共に、画像取得信号43をONとして画像の取得を開始し、1画面分の画像取得が終了して画像取得信号43がOFFとなったとき、レーザ制御信号42をOFFとしてレーザ照射を停止していた。そして、これを繰り返すことにより、複数枚の画像を取得していた。
走査型共焦点顕微鏡の中には、高速化を目的として、スキャナのうち水平方向走査に、ガルバノミラー型スキャナに代えて、レゾナント型スキャナを使用したものがある。例えば、水平方向走査にガルバノミラー型スキャナを使用すると、1画面の画像を得るのに約0.5秒を要するが、これをレゾナント型スキャナに代えることにより、1画面の画像を約1/30秒で得ることができ、高速化を図ることができる。
しかしながら、このような方式には、以下のような問題点がある。すなわち、実際のデータ取得前の合焦時、レーザパワー設定時、受光素子感度設定等の作業中においても、データ取得時と同様のレーザパワーを照射する必要がある。一方、このように高速なレゾナント型スキャナを使用すると、人間の目で捉えることのできない間隔(約33msec)で1画面分の画像取得・レーザ照射を行うことになる。よって、不必要な画像が取得されていることになり、その間も試料に対するレーザ光の照射が行われている。
試料に対するレーザ光の照射は、試料にダメージを与えることになるので、できるだけ少ないことが好ましいが、上述のように、不必要なレーザ光の照射が行われることになり好ましくない。
又、個々の試料の細胞の状態の変化速度は、細胞の種類、蛍光試薬の種類等によって異なるため、前述の合焦時等における最適な画像取得間隔が異なるにもかかわらず、スキャナの走査間隔で常に画像取得を行ってしまうという問題点もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、データ取得前の合焦時等に、無駄な光を試料に照射することがない走査型顕微鏡を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、光源からの光をスキャナにより2次元走査光に変えて、試料を前記走査光により点照明し、前記試料からの反射光又は蛍光を受光して、受光量と前記スキャナの駆動量を組み合わせて2次元画像を得る走査型顕微鏡であって、前記スキャナの水平走査にレゾナント型スキャナを使用しているものにおいて、1画面の画像を取得するのに要する時間をTとするとき、nT(nは1以上の整数)の時間間隔毎に、1画面の画像を取得するのに必要な時間だけ、前記スキャナの走査に合わせて前記光源から前記画像取得に必要な光量の光を出射させ、かつ、前記nの数が可変であるような光源制御装置を有することを特徴とする走査型顕微鏡である。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記nTの時間間隔毎の1画面の画像を取得するのに必要な時間以外の時間においては、前記光源から出射される光の光量を前記画像取得に必要な光量より小さくするかゼロにすることを特微とする物である。
本発明によれば、データ取得前の合焦時等に、無駄な光を試料に照射することがない走査型顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態であるレーザ走査型共焦点顕微鏡の概要を示す図である。
コントローラ20内のレーザ制御部24によって制御されるレーザ10には高速スイッチング可能なLDレーザ、あるいはAOTF(音響光学同調可能フィルタ)等による高速スイッチングを可能にしたレーザが使用される。レーザ10から照射されたレーザ光はダイクロイックミラー11で反射され、コントローラ20内のスキャナ制御部23によって制御される水平方向を走査するレゾナント型スキャナ、垂直方向を走査するガルバノミラー型スキャナで構成されたスキャナ部12に導入され、2次元の走査光に変えられる。
2次元走査光となったレーザ光は、対物レンズ13によって試料14上に結像される。点光源であるレーザ10と試料14面とは共役とされている。試料14上の照射領域から発した蛍光は対物レンズ13で集められ、励起レーザ光と逆の順路を進み、スキャナ部12で非走査光に変えられてダイクロイックミラー11に入射する。蛍光はダイクロイックミラー11を透過し、ピンホール15上に集光される。ピンホール15は、試料14と共役な位置に置かれている。
ピンホール15上の開口を通過した光のみが光検出器16で検出され、キャプチャ制御部22に送信され輝度データとして使われる。キャプチャ制御部22には、スキャナ制御部23の信号が取り込まれており、取り込まれた輝度データとスキャナ部12の駆動量とを組み合わせて、1画面分の2次元画像データが構成される。また、コンピュータ30内のソフトウェア31からの命令はコントローラ20内のCPU21が適切な制御部に振り分ける。
図2は、制御のフローを示すフローチャート、図3は、図1に示したレーザ走査型共焦点顕微鏡の画像取得時のタイムチャートである。以下、図1〜図3を用いて、画像取得とレーザ照射の制御方法を説明する。
図2の処理1において、コンピュータ30内のソフトウェア31で、画像取得間隔を設定しコントローラ20に送信する。画像取得間隔とは、1枚の画像データを取得するのに要する時間をTとするとき、nT(nは1以上の整数)の時間を示す。すなわち、nT時間毎に1枚の画像データが取得されることになる。コントローラ20に送信されるのはnの値である。
続いて図2の処理2において、コントローラ20内のCPU21ではコンピュータ30から送信された画像取得間隔を、スキャナ制御部23に設定する。
次に図2の処理3において、ソフトウェア31から走査開始の命令が送信されるとCPU21はスキャナ制御部23を介してスキャナ部12の走査を開始する(開始と同時に、図3に示すスキャナ駆動信号50は「走査」状態となる)。この時スキャナ制御部23は図3に示す垂直同期信号VSync信号51をキャプチャ制御部22とレーザ制御部24に出力する。垂直同期信号VSync信号51の周期が、「1枚の画像データを取得するのに要する時間T」に相当する。すなわち、装置全体の制御の中で、1枚の画像データを取得するためにかかる時間が、「1枚の画像データを取得するのに要する時間T」に相当する。言い換えれば、時間Tごとに1枚の画像データを得ることが可能とされている。
続いて、図2の処理4において、今までに実際にスキャナが走査した回数(画像取得枚数)と画像取得間隔(n)の比較を行う。なお、走査回数が1にリセットされた後は、1からカウントする。比較結果が等しい場合、又は走査回数が0(初期値)の場合は処理5、処理6へ進み、異なる場合は処理9に進む。又、比較結果が等しい場合には、処理9にて走査回数を1にリセットする。
図2の処理5においては、レーザ制御部24は、図3に示すレーザ制御信号52をONにしてレーザ10の出力を開始する。
図2の処理6においては、キャプチャ制御部22は検出器33からの検出信号を受信し、画像取得を開始する。(図3に示すように画像取得状態53が取得中となる)
図2の処理7においては、フレーム走査が終了と共にキャプチャ制御部22は画像取得を終了する。(図3に示すように画像取得状態53が未取得となる。)画像取得信号53が「取得中」となっている時間が、「1画面の画像を取得するのに必要な時間」に相当し、実際に1枚の画像を取得している時間に相当する。一般に「1画面の画像を取得するのに要する時間T」より短い。
図2の処理8においては、処理7において、画像取得状態53が未取得となったことを受け、レーザ制御部24はレーザ制御信号52をOFFにしてレーザ10の出力を停止する。
図2の処理9においては、スキャナ制御部23は垂直同期信号VSync信号51の回数をカウントし、垂直同期回数をインクリメントする。従って、レーザの照射と画像の取得を行う信号は出力されない。
図2の処理10においては、走査終了の場合、処理11へ進み、引き続き走査する場合は処理4に進む。
図2の処理11においては、コントローラ20内のCPU21はスキャナ制御部23を介してスキャナ部12の停止を行う(スキャナ駆動信号50が停止状態となる)。画像取得枚数は初期状態である0にリセットされる。
図3に示すフローチャートは、n=3の場合を示しており、VSync信号51が3回ONとなる毎に1回のレーザ光の照射と画像取得が行われている。レゾナント型スキャナの画像取得間隔は約33msecであるが、この例では約100msec間隔でレーザが照射され、試料・試薬へ照射するレーザパワーを約1/3に低下させることが可能となる。nの数を試料や試薬の種類に合わせて変えることにより、測定前の調整段階における試料、試薬へのレーザ照射を必要最小限に抑えることができる。
以下、本発明の第2の実施の形態を、図4、図5を用いて、説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同一の部分についてはその説明を省略し、相違する部分のみを説明する。
図4は、第2の実施の形態の制御のフローを示すフローチヤート、図5は、その画像取得時のタイムチャートである。図4の処理1から処理3までは、図2の処理1から処理3までと同じである。図4の処理4において、今までに実際にスキャナが走査した回数(画像取得回数)と画像取得間隔(n)の比較を行う。
なお、走査回数が1にリセットされた後は1からカウントする)。比較結果が等しい場合、又は走査回数が0(初期値)の場合は処置5、処理6へ進み、異なる場合は処理12に進む。また、比較結果が等しい場合には、処理9にて走査回数を1にリセットする。図4の処理5においては、レーザ制御部24は、図5に示すレーザ制御信号52をONにし、かつ図5に示すレーザ強度調整信号54から100を出力して、画像取得に必要な光量のレーザ光の出力を開始する。なお、レーザから予め設定した画像取得に必要な光量を出力する場合の、レーザ強度調整信号54の出力値を100とする。
図4の処置6、処理7は、図2の処置6、処理7と同じである。図4の処理12においては、レーザ制御部24は、図5に示すレーザ制御信号52をONにし、かつ、図5に示すレーザ強度調整信号54から100より小さい予め設定した値(例えぱ、20)を出力し、その値に比例した光量のレーザ光の出力を開姶する。なお、この値は0に近い方が試料への影響を小さくすることができるので、好ましい。図4の処理8から処理11は、図2の処理8から処理11と同じである。
なお、以上の実施の形態においては、蛍光を測定光としている場合について説明したが、本発明は反射光を測定光とする場合においても適用できる。又、共焦点顕微鏡に限らず、一般の走査型顕微鏡にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態であるレーザ走査型共焦点顕微鏡の概要を示す図である。 図1に示したレーザ走査型共焦点顕微鏡の画像取得時の制御のフローを示すフローチャートである。 図1に示したレーザ走査型共焦点顕微鏡の画像取得時のタイムチャートである。 図1に示したレーザ走査型共焦点顕微鏡の画像取得時の制御のフローを示すフローチャートである。 図1に示したレーザ走査型共焦点顕微鏡の画像取得時のタイムチャートである。 従来のガルバノミラー型スキャナを使用した走査型共焦点顕微鏡の画像取得時のタイムチャートである。
符号の説明
10…レーザ、11…ダイクロイックミラー、12…スキャナ、13…対物レンズ、14…試料、15…ピンホール、16…光検出器、20…コントローラ、21…CPU、22…キャプチャ制御部、23…スキャナ制御部、24…レーザ制御部、30…コンピュータ、31…ソフトウェア

Claims (2)

  1. 光源からの光をスキャナにより2次元走査光に変えて、試料を前記走査光により点照明し、前記試料からの反射光又は蛍光を受光して、受光量と前記スキャナの駆動量を組み合わせて2次元画像を得る走査型顕微鏡であって、前記スキャナの水平走査にレゾナント型スキャナを使用しているものにおいて、1画面の画像を取得するのに要する時間をTとするとき、nT(nは1以上の整数)の時間間隔毎に、1画面の画像を取得するのに必要な時間だけ、前記スキャナの走査に合わせて前記光源から前記画像取得に必要な光量の光を出射させ、かつ、前記nの数が可変であるような光源制御装置を有することを特徴とする走査型顕微鏡。
  2. 前記nTの時間間隔毎の1画面の画像を取得するのに必要な時間以外の時間においては、前記光源から出射される光の光量を前記画像取得に必要な光量より小さくするかゼロにすることを特微とする請求項1に記載の走査型顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011112780A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Olympus Corp 走査型顕微鏡

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