JP2009025199A - 光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ、表面プラズモン湿度センサ、光ファイバ型湿度センサ及び湿度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ファイバ(20a,20b)の中途部に、伝送する光の一部の外界との相互作用させる光透過部材及びその外周表面における光透過部材中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜を有するセンサ部SPが設けられ、その外周表面に、外周表面における光透過部材中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜50が設けられ、金属膜50の外周表面に、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60が設けられ、さらに、光源が設けられて光ファイバの入射端に対してセンサ光を出射し、受光部が設けられて光透過部材を介して光ファイバの出射端から出射されるセンサ光を検出する構成となっている。
【選択図】図2
Description
表面プラズモンセンサの一種として、クレッチマン型の表面プラズモンセンサが知られている。クレッチマン型表面プラズモンセンサは、ガラス製の平板に金属膜を設け、この金属膜を測定対象試料に接触させる構成になっている。そして、ガラスを介して金属膜に光を入射させると、金属膜に対する光の入射角と金属膜に接触している測定対象試料の屈折率とが所定の関係を満たすときに、表面プラズモン共鳴が発生して反射光の強度が低下する。したがって、反射光が減衰する入射角を検出することによって得られる測定対象試料の屈折率を、測定対象の測定に利用することができる。
特許文献3及び4においては、光ファイバの中途部または端部に、コア径が異なるヘテロコア部と呼ばれる部分を融着接合して設け、ヘテロコア部の表面に表面プラズモンを発生させるための金属膜を設けた構成が開示されている。
あるいは好適には、前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である。
あるいは好適には、前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である。
また、好適には、前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して光の入射端及び出射端が設けられ、前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている。
あるいは好適には、前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である。
あるいは好適には、前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である。
また、好適には、前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して光の入射端及び出射端が設けられ、前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている。
あるいは好適には、前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である。
あるいは好適には、前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である。
また、好適には、前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して前記入射端及び前記出射端が設けられ、前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている。
あるいは好適には、前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である。
あるいは好適には、前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である。
また、好適には、前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して前記入射端及び前記出射端が設けられ、前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている。
図1は本実施形態に係る光ファイバ型表面プラズモンセンサを用いた測定装置の模式構成図である。
例えば、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SPが設けられている。
また、例えば、光ファイバ20aの光入射端に、白色光源などのセンサ光を出射する光源11が設けられ、光ファイバ20bの光出射端に光出射端から出射されるセンサ光を検出するフォトダイオードやパワーメータなどの受光部を備えたスペクトラムアナライザ12が設けられている。
センサ部SPは測定対象雰囲気下に置かれ、このときのセンサ光の測定によって測定対象雰囲気の湿度が測定される。
例えば、本実施形態の測定装置に用いられる光ファイバ型表面プラズモンセンサは、コア径50μmのマルチモードファイバである一方の光ファイバ20aと他方の光ファイバ20bの間に、センサ部SPが設けられた構成である。
センサ部SPは、例えば、伝送する光の一部の外界との相互作用させる光透過部材であるヘテロコア部3と、ヘテロコア部3の外周表面に設けられ、ヘテロコア部3の外周表面における光透過部材中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜50と、金属膜50の外周表面に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60とを有する。
また、例えば、ヘテロコア部3におけるコア31の径blは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alより小さく、例えばal=50μm、bl=3μmである。また、ヘテロコア部3の長さclは、1mm〜数cmである。
センサ部SPを構成するヘテロコア部3と光ファイバ(20a,20b)は、例えば、長手方向に直交する界面4でコア同士が接合するようにほぼ同軸に、例えば汎用化されている放電による融着などにより、接合されている。
金属膜50としては、例えば、ヘテロコア部3の外側表面に蒸着によりクロム(Cr)膜を形成し、このクロム膜上に蒸着により金(Au)の膜を形成した、クロム膜と金膜の積層膜として金属膜50を形成する。クロム膜の膜厚は例えば数nm程度であり、金膜の膜厚は例えば数10nm程度である。
例えば、銀(Ag)やアルミニウム(Al)等の他の金属を用いて金属膜50を形成してもよい。
雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60は、例えば、複数の積層されたポリイオン膜あるいはゼラチン膜などである。
ポリイオン膜は、例えば、電離したカルボン酸基(−COO−)やプロトン化したアミノ基(−NH3 +)などの、正または負に帯電した官能基が多数結合されたポリマーの膜である。例えば、正の官能基のポリイオン膜と負の官能基のポリイオン膜などが交互に複数積層した構成とすることができる、また、ゼラチン膜も用いることが可能であり、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化するものであれば用いることが可能である。
ポリイオン膜などの雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60の膜厚は、特に限定されないが、例えば、1nm〜数μm程度である。
言い換えれば、ヘテロコア部3内においては、クラッド32と金属膜50との境界において光が様々な反射角度で伝わるようになる。これは、光がヘテロコア部3へ入射するときに、モード形態を決定付ける様々な条件(コア径・屈折率・屈折率分布)が変化することと、モード形成の一つの要因であるファイバ長がヘテロコア部3の長さでは不十分であること、に起因すると考えられる。
従って、あるモードに規定されていた光がヘテロコア部3に入射すると、そのモードの規定が解除されてモードが崩され、様々な反射角度で反射する、モードが崩された光となってクラッド32内にリークする。
従って、ヘテロコア部3内の反射光のスペクトルを測定することによって、湿度に応じて屈折率が変化する膜60の屈折率を測定することができ、ここで、湿度に応じて屈折率が変化する膜60の屈折率と雰囲気湿度を予め関係付けておくことで、屈折率が変化する膜60の屈折率から、雰囲気中の湿度の値を得ることができる。
例えば、ヘテロコア型のセンサ部において、リークWの大きさ、即ちセンサ光のロス量は、センサ部近傍の光ファイバの屈曲の変化により鋭敏に変化することから、センサ部を挟む位置である程度の曲率半径となるように光ファイバを屈曲して保持することなどによりリーク量を増やす方向に調整することができ、これによって表面プラズモン現象による測定感度が高められ、湿度測定の感度を向上できる。
あるいは、例えば、イオンカップリング剤で処理して金属膜50の表面に電離したカルボン酸基(−COO−)を導入し、その後、プロトン化したアミノ基(−NH3 +)を有するポリマーの溶液と、電離したカルボン酸基(−COO−)を有するポリマーの溶液とに交互に浸漬するようにしてもよい。
また、ゼラチン膜は、例えば、金属膜50にゼラチン水溶液を塗布して乾燥させて形成することができる。
センサ部SPとしては、第1実施形態に記載の構成以外の構成を採用することも可能である。
図3(a)及び(b)は、本実施形態に係る光ファイバ型表面プラズモンセンサのセンサ部SP近傍の長手方向の断面図である。
図3(a)では、センサ部SPを構成する光透過部材であるヘテロコア部3のコア31の径blが、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alよりも大きな構成となっている。上記のヘテロコア部3の外周表面に、金属膜50が形成されている。
図3(b)では、センサ部SPとして、光ファイバ(20a,20b)のコア21の屈折率あるいはクラッド22の屈折率と同等の屈折率を持つ材料からなる、ヘテロコア部ではない光透過部材30が光ファイバ(20a,20b)の中途部に接合されてなる構成となっている。上記の光透過部材30の外周表面に金属膜50が形成されており、その外周表面に、ポリイオン膜やゼラチン膜などの雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60が設けられている。
本実施形態の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサと、それを用いた湿度測定装置では、光ファイバの中途部にヘテロコア部などの光透過部材が設けられた表面プラズモンセンサにおいて、金属膜の外周表面に雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜が設けられており、雰囲気中の湿度に対する感度を向上させることができる。
図4は、本実施形態に係る光ファイバ型表面プラズモン湿度センサを用いた湿度測定装置の構成を示す模式図である。
例えば、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SPが設けられている。
光ファイバ20aには、光カプラ16において光ファイバ20cを分岐する構成であり、光ファイバ20bの端部には銀を蒸着して形成された反射部(鏡)15が設けられ、光ファイバ20a端部が光入射端、光ファイバ20c端部が光出射端となる。
光ファイバ20aの光入射端に光源11が設けられ、光ファイバ20cの光出射端にスペクトラムアナライザ12が設けられている。
本実施形態の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサと、それを用いた湿度測定装置では、光ファイバの中途部にヘテロコア部などの光透過部材が設けられた表面プラズモンセンサにおいて、金属膜の外周表面に雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜が設けられており、雰囲気中の湿度に対する感度を向上させることができる。
図5は、本実施形態に係る光ファイバ型表面プラズモン湿度センサを用いた湿度測定装置の構成を示す模式図である。
例えば、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SPが設けられている。
光ファイバ20aの光入射端に、レーザダイオードまたは発光ダイオードなどのセンサ光を出射する光源11aが設けられ、光ファイバ20bの光出射端に光出射端から出射されるセンサ光を検出する光マルチメータ12aが設けられている。
レーザダイオードまたは発光ダイオードは単一波長の光を発光するので、受光部には分光しないで光強度をモニタできる光マルチメータを用いることができる。
例えば、レーザダイオードまたは発光ダイオードなどの発光波長は、表面プラズモン共鳴が生じる波長を選択し、光マルチメータでモニタする光強度の減衰から、湿度に応じて屈折率が変化する膜60の屈折率変化を感知することができる。
本実施形態の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサと、それを用いた湿度測定装置では、光ファイバの中途部にヘテロコア部などの光透過部材が設けられた表面プラズモンセンサにおいて、金属膜の外周表面に雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜が設けられており、雰囲気中の湿度に対する感度を向上させることができる。
図6は、本実施形態に係る光ファイバ型表面プラズモン湿度センサを用いた湿度測定装置の構成を示す模式図である。
例えば、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SPが設けられている。
光ファイバ20aには、光カプラ16において光ファイバ20cを分岐する構成であり、光ファイバ20bの端部には銀を蒸着して形成された反射部(鏡)15が設けられ、光ファイバ20a端部が光入射端、光ファイバ20c端部が光出射端となる。
光ファイバ20aの光入射端に、レーザダイオードまたは発光ダイオードなどのセンサ光を出射する光源11aが設けられ、光ファイバ20cの光出射端に光出射端から出射されるセンサ光を検出する光マルチメータ12aが設けられている。
レーザダイオードまたは発光ダイオードは単一波長の光を発光するので、受光部には分光しないで光強度をモニタできる光マルチメータを用いることができる。
例えば、レーザダイオードまたは発光ダイオードなどの発光波長は、表面プラズモン共鳴が生じる波長を選択し、光マルチメータでモニタする光強度の減衰から、湿度に応じて屈折率が変化する膜60の屈折率変化を感知することができる。
本実施形態の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサと、それを用いた湿度測定装置では、光ファイバの中途部にヘテロコア部などの光透過部材が設けられた表面プラズモンセンサにおいて、金属膜の外周表面に雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜が設けられており、雰囲気中の湿度に対する感度を向上させることができる。
図7は、本実施形態に係る光ファイバ型表面プラズモン湿度センサを用いた湿度測定装置の構成を示す模式図である。
例えば、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SPが設けられている。
光ファイバ20aには、OTDR(Optical time-domain reflectometer)装置70が接続されている。OTDR装置70から入射されたセンサ光の後方へのレイリー散乱光をOTDR装置70自身が検出する。
本実施形態の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサと、それを用いた湿度測定装置では、光ファイバの中途部にヘテロコア部などの光透過部材が設けられた表面プラズモンセンサにおいて、金属膜の外周表面に雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜が設けられており、雰囲気中の湿度に対する感度を向上させることができる。
図8は、本実施形態に係る光ファイバ型表面プラズモン湿度センサを用いた湿度測定装置の構成を示す模式図である。
例えば、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SP1が設けられ、光ファイバ(20b,20c)の中途部にセンサ部SP2が設けられ、さらに光ファイバ(20c,20d)の中途部にセンサ部SP3が設けられている。即ち、複数個のセンサ部(SP1〜SP3)が1本の光ファイバ上に直列に接続された構成となっている。
光ファイバ20aには、OTDR装置70が接続されている。OTDR装置70からセンサ光が入射されると、複数個のセンサ部(SP1〜SP3)のそれぞれにおいて後方へのレイリー散乱光が発生し、これをOTDR装置70が検出する。
本実施形態の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサと、それを用いた湿度測定装置では、光ファイバの中途部にヘテロコア部などの光透過部材が設けられた表面プラズモンセンサにおいて、金属膜の外周表面に雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜が設けられており、雰囲気中の湿度に対する感度を向上させることができる。
特に、複数個のセンサ部(SP1〜SP3)で同時に湿度を測定することが可能であり、より精密な計測が可能である。
図9は、本実施形態に係るクレッチマン型表面プラズモン湿度センサの構成を示す模式図である。
例えば、ガラス基板などからなる光透過性基板80の表面に、この表面における光透過性基板中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜50が設けられ、金属膜50の上層に、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60が設けられている。
ここで、金属膜50及び雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60は第1実施形態に記載のものと同様である。
第1実施形態や第3〜5実施形態と同様に、光源と受光部を組み合わせて湿度測定装置を構成することができる。
本実施形態に係る光ファイバ型センサを用いた測定装置の構成は、第1実施形態と同様である。
図10(a)は、本実施形態に係る光ファイバ型湿度センサのセンサ部SP近傍の斜視図であり、図10(b)はセンサ部SP近傍の長手方向の断面図である。
例えば、本実施形態の測定装置に用いられる光ファイバ型表面プラズモンセンサは、コア径50μmのマルチモードファイバである一方の光ファイバ20aと他方の光ファイバ20bの間に、センサ部SPが設けられた構成である。
センサ部SPは、例えば、伝送する光の一部の外界との相互作用させる光透過部材であるヘテロコア部3と、ヘテロコア部3の外周表面に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60とを有する。
実質的に、図2(a)及び(b)において金属膜50が省略された構成である。
また、例えば、ヘテロコア部3におけるコア31の径blは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alより小さく、例えばal=50μm、bl=3μmである。また、ヘテロコア部3の長さclは、1mm〜数cmである。
センサ部SPを構成するヘテロコア部3と光ファイバ(20a,20b)は、例えば、長手方向に直交する界面4でコア同士が接合するようにほぼ同軸に、例えば汎用化されている放電による融着などにより、接合されている。
雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜60は、第1実施形態と同様であり、例えば、複数の積層されたポリイオン膜あるいはゼラチン膜などである。
従って、伝送損失と雰囲気湿度を予め関係付けておくことで、伝送損失から雰囲気中の湿度の値を得ることができる。
また、湿度測定装置としては、第3〜第7実施形態の構成に適用することも可能である。
例えば、用いる光源や受光部などは、上述のものに限らず、種々のものを使用できる。
光ファイバはマルチモードファイバでもシングルモードファイバでも使用できる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の湿度測定装置は簡単に湿度を測定する装置として適用できる。
4…界面
10…光ファイバ
11,11a…光源
12…受光部
12a…光マルチメータ
15…反射部
16…光カプラ
20a,20b,20c,20d…光ファイバ
21,31…コア
22,32…クラッド
30…光透過部材
50…金属膜
60…雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜
70…OTDR装置
80…光透過性基板
SP,SP1,SP2,SP3…センサ部
W…リーク
Lin…光
Lout…反射光
Claims (30)
- 光ファイバと、
前記光ファイバの中途部に設けられ、伝送する光の一部の外界との相互作用させる光透過部材と、
前記光透過部材の外周表面に設けられ、前記外周表面における前記光透過部材中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜と、
前記金属膜の外周表面に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜と
を有する光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ。 - 前記屈折率が変化する膜は、複数の積層されたポリイオン膜である
請求項1に記載の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ。 - 前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である
請求項1に記載の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部である
請求項1に記載の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である
請求項1に記載の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ。 - 前記光ファイバがマルチモード光ファイバである
請求項1に記載の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ。 - 前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して光の入射端及び出射端が設けられ、
前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている
請求項1に記載の光ファイバ型表面プラズモン湿度センサ。 - 光透過性基板と、
前記光透過性基板の表面に設けられ、前記表面における前記光透過性基板中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜と、
前記金属膜の上層に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜と
を有する表面プラズモン湿度センサ。 - 光ファイバと、
前記光ファイバの中途部に設けられ、伝送する光の一部の外界との相互作用させる光透過部材と、
前記光透過部材の外周表面に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜と
を有する光ファイバ型湿度センサ。 - 前記屈折率が変化する膜は、複数の積層されたポリイオン膜である
請求項9に記載の光ファイバ型湿度センサ。 - 前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である
請求項9に記載の光ファイバ型湿度センサ。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部である
請求項9に記載の光ファイバ型湿度センサ。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である
請求項9に記載の光ファイバ型湿度センサ。 - 前記光ファイバがマルチモード光ファイバである
請求項9に記載の光ファイバ型湿度センサ。 - 前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して光の入射端及び出射端が設けられ、
前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている
請求項9に記載の光ファイバ型湿度センサ。 - 光ファイバと、
前記光ファイバの中途部に設けられ、伝送する光の一部の外界との相互作用させる光透過部材と、
前記光透過部材の外周表面に設けられ、前記外周表面における前記光透過部材中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜と、
前記金属膜の外周表面に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜と、
前記光ファイバの入射端に対してセンサ光を出射する光源と、
前記光透過部材を介して前記光ファイバの出射端から出射される前記センサ光を検出する受光部と
を有する湿度測定装置。 - 前記屈折率が変化する膜は、複数の積層されたポリイオン膜である
請求項16に記載の湿度測定装置。 - 前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である
請求項16に記載の湿度測定装置。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部である
請求項16に記載の湿度測定装置。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である
請求項16に記載の湿度測定装置。 - 前記光ファイバがマルチモード光ファイバである
請求項16に記載の湿度測定装置。 - 前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して前記入射端及び前記出射端が設けられ、
前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている
請求項16に記載の湿度測定装置。 - 光透過性基板と、
前記光透過性基板の表面に設けられ、前記表面における前記光透過性基板中の光の反射により表面プラズモンを発生する金属膜と、
前記金属膜の上層に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜と、
前記光透過性基板の内側から前記金属膜と前記光透過性基板の界面に向けてセンサ光を出射する光源と、
前記金属膜と前記光透過性基板の界面から反射した前記センサ光を検出する受光部と
を有する湿度測定装置。 - 光ファイバと、
前記光ファイバの中途部に設けられ、伝送する光の一部の外界との相互作用させる光透過部材と、
前記光透過部材の外周表面に設けられ、雰囲気中の湿度に応じて屈折率が変化する膜と、
前記光ファイバの入射端に対してセンサ光を出射する光源と、
前記光透過部材を介して前記光ファイバの出射端から出射される前記センサ光を検出する受光部と
を有する湿度測定装置。 - 前記屈折率が変化する膜は、複数の積層されたポリイオン膜である
請求項24に記載の湿度測定装置。 - 前記屈折率が変化する膜は、ゼラチン膜である
請求項24に記載の湿度測定装置。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部である
請求項24に記載の湿度測定装置。 - 前記光透過部材は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材である
請求項24に記載の湿度測定装置。 - 前記光ファイバがマルチモード光ファイバである
請求項24に記載の湿度測定装置。 - 前記光ファイバの一方の端部が2本に分岐して前記入射端及び前記出射端が設けられ、
前記光ファイバの他方の端部に前記光ファイバを伝送する光を反射して前記光ファイバに戻す反射部が設けられている
請求項24に記載の湿度測定装置。
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