JP2009024374A - 脚立 - Google Patents

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JP2009024374A
JP2009024374A JP2007187777A JP2007187777A JP2009024374A JP 2009024374 A JP2009024374 A JP 2009024374A JP 2007187777 A JP2007187777 A JP 2007187777A JP 2007187777 A JP2007187777 A JP 2007187777A JP 2009024374 A JP2009024374 A JP 2009024374A
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Yoshio Ohashi
良男 大橋
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Abstract

【課題】脚立の開脚・閉脚操作の簡素化、脚体のねじれ防止、脚体支柱のたわみ量の軽減、と使用時の安全性向上である。
【解決手段】前後の脚体1を支柱2頂部の回転金具4と開き止め具5で連結する。
開き止め具5は対向する一対のX字状の斜め部材6、対向する一対のV字状に二つ折り可
能な水平部材7と各種の部品からなり、その開き止め具5を操作することによって簡便に
開脚・閉脚ができ、しかもその開き止め具は脚体1のずれとねじれを防止し、脚体1の支
柱2のたわみ量を軽減する。さらに、使用者の爪先または、かかとに当接しないよう斜め
部材が配置され安全性の向上が図られている。
【選択図】図1

Description

本発明は、折り畳み可能な脚立に関する
従来の脚立は前後一対の脚体の支柱または、踏み桟に逆V字状に二つ折り可能な前後一
対の脚体を連結する水平の開き止め具もしくは、前後一対の脚体支柱を連結するX字状の
開き止め具を有するものである。
それぞれの開き止め具には長所と短所がある。以下その説明をする。
前後一対の脚体の支柱又は踏み桟に逆V字状に二つ折り可能な前後一対の脚体を連結する
水平の開き止め具の場合
長所
・1回の動作で逆V字状に二つ折りができ、即、開脚状態にすることが可能。
・構造が簡単でローコストである。
短所
・前後一対の脚体支柱全長のほぼ、中央付近に開き止め具が取付けられるため、脚体
支柱のたわみ、使用時のゆれ、ねじれが大きく発生し、使用者に不安感を与える。
また、長尺の脚立になると脚体支柱が強度的に不足となり支柱断面のサイズアップを余儀なくされ、重量が増加し取扱性が悪化する。
前後一対の脚体支柱を連結するX字状の開き止め具の場合
長所
・使用可能状態にX字状に開き止め具を組立てると、荷重がX字状の斜め部材によって分散され、使用時に脚体支柱のたわみ、ゆれ、ねじれが減少する。
短所
・脚立を開脚開始から完了するまでの動作は片方の支柱に取付けられている斜め部材
を連結しているボルト類を外し、対向する支柱に斜め部材を所定の位置に合わせ、
ボルト類で固着する。この動作を対向するもう一方の斜め部材でも繰返し行わなけ
ればならない。
次に閉脚する時は上記の逆動作をしなければならないため、多くの動作を必要とし
簡便でない。
・脚立を開脚し、斜め部材をボルト類で脚体支柱に固着した時のみ、前後の脚体頂部
の回転金具とX字状の開き止め具で連結されるが、斜め部材をボルト類で固着して
いない時は脚体頂部の回転金具のみで連結されていることとなる。この状態で持ち
運びすると前後の脚体頂部の回転金具のみで脚体は連結されていることから、前後
の脚体にずれが起こり、脚体頂部の回転金具および取付部にねじれによる負荷が発
生する。このような負荷を繰返し受けると、脚体頂部と回転金具の連結部が破損し
使用者がその破損に気付かなければ重大事故に繋がり、大変危険なことになる。
上記のように従来の技術では簡便性と安全性に問題を残している。この問題点を解決す
る手段として、X字状の斜め部材とV字状に二つ折り可能な水平部材および各種の部品で
の組み合わせたものよりなる開き止め具を装着した脚立の構成などを採用している。
特開2002−188285号公報 実開平06−45098号公報
このように従来の脚立の水平部材の逆V字状二つ折りタイプの開き止め具では脚体支柱
のたわみ、ゆれ、ねじれを、そしてX字状タイプの開き止め具では開脚および閉脚作業に
手数が掛かる不便さと、持ち運び時のねじれ、脚立の開脚および閉脚時のねじれによる破
損発生問題と耐久性問題について解決することができなかった。
本発明は水平部材の逆V字状二つ折りタイプおよびX字状タイプの開き止め具の問題点を
解決し、かつ、脚体支柱のサイズアップによる重量増加をまねくことなく、安全性の向上
と簡便さを提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。前後の脚体1の連結
手段はX字状の対向する一対の斜め部材5とV字状に二つ折りを可能にした対向する一対
の水平部材6および各種の部品で組合された開き止め具を前後の脚体1のそれぞれの踏み
桟3に渡すことによって、脚立を開脚した時には前後の脚体1の開き止めを行うと共に、
閉脚時は前後の脚体1同士を互いに近づけるように作動する。
本発明によれば脚立の操作性、即ち、開脚と閉脚が1回の動作で可能となり、併せて、
前後一対の脚体1を連結する部分が頂部に取付けられた回転金具4のみでなく、開き止め
具を構成するX字状の斜め部材6とV字状に二つ折り可能な水平部材7でも連結されてい
るため、前後の脚体1にずれの発生が最小限に抑えられ、脚体1と回転金具4の接合部に
異常な応力が発生しなくなり接合部の耐久性が向上すると共に、取扱性、安全性の向上と
運び性能が飛躍的に向上する。
本発明によれば脚立の開き止め具は対向する一対の斜め部材6と対向する一対のV字状
に二つ折り可能な水平部材7と各種の部品で組立てられているため、脚立を使用するとき
に力の分散が図られ、脚体1の支柱2のサイズアップをする必要なく、本発明の開き止め
具を装着することにより、支柱2のたわみ、ゆれ、ねじれを減少させることができ、重量
増加もなく、安全の確保を図ることができる。
本発明によれば脚立の開き止め具は脚体1の踏み桟3後縁から大きく離れた位置でX字
状の斜め部材6とV字状二つ折り可能な水平部材7との交点を設けたことにより、使用者
が昇降および作業するときに障害となるX字状の斜め部材6が踏み桟3に近接しないため
使用者の足の爪先または、かかとに当接せず、安全性の向上が図られている。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図7は本発明の実施形態を示している。
図で言う脚体の対向方向を左右方向と呼び、この左右方向に直交する紙面貫通方向を前
後方向と呼ぶ。
本発明の脚立は以下のように開き止め具を工夫している。
脚立を完全に開脚したときに前後の脚体1を連結し、安定させ、安全に使用可能にして
いる。そして、閉脚すると前後の脚体1の支柱2が平行に収納される。
脚立を開脚するときは対向する一対の狭いX字状の斜め部材6がX字状の斜め部材6同
士が交点で摺動および回動しながら、さらに、斜め部材6と水平部材7の交点でも摺動お
よび回動しながら対向する一対の広いX字状に移動すると共に、狭いV字状に折畳まれた
対向する一対の水平部材7が広いV字状に移動する。完全に開脚した時はV字状に二つ折
り可能な水平部材7は水平となり、回転金具15に内蔵されたロックレバー17が作動し、
回動を静止する。そのとき、対向する一対の斜め部材6は最も広いX字状となる。
閉脚する時は回転金具15に内蔵されたロックレバー17でロックを解除し、対向する一
対のV字状に二つ折り可能な水平部材7を少量V字状に変位させた後、静かに左右の脚体
1同士を狭めて行くとX字状の斜め部材6は狭いX字状となり、V字状に二つ折り可能な
水平部材7は狭いV字状となる。それ以上、狭めることができない位置まで行くと完全に
閉脚状態となる。
対向する一対のX字状の斜め部材6および対向する一対のV字状に二つ折り可能な水平
部材7は矩形断面、もしくは角管、リップみぞ形、リップ付角管断面とし、各種の部品と
の連結部で回動および摺動を可能にする。
前後の脚体1同士のずれは対向する一対のX字状の斜め部材6および対向する一対のV
字状に二つ折り可能な水平部材7および各種の部品で組立てられた開き止め具で連結され
るため、脚体1同士のずれを最小にすることができる。
脚立を使用するときに対向する一対のX字状の斜め部材6及び対向する一対のV字状に
二つ折り可能な水平部材7および各種の部品で組立てられた開き止め具であるため、力の
分散が図られ、たわみ量とゆれが減少し、安全の確保に繋がる。
本考案の脚立は脚体1の踏み桟3の後縁から大きく離れた位置でX字状の斜め部材6と
V字状二つ折り可能な水平部材7の交点を設けたことにより、使用者が昇降および作業す
るときに障害となるX字状の斜め部材6が踏み桟3に近接しないため、安全の確保に繋が
る。
工場、工事現場などで使用されている長尺型の脚立に適用できる。さらに、各種の足場台などにも適用できる。
本発明の脚立の斜視図である。 本発明の脚立の側面図である。 本発明の脚立の開き止め具側面図と正面図である。 本発明の脚立の開き止め具のX字状斜め部材同士交点の連結金具拡大図である。 本発明の脚立の開き止め具のX字状斜め部材とV字状水平部材との交点の連結金具拡大図である。 本発明の脚立の開き止め具水平部材の回転金具拡大図である。 本発明の脚立の開脚状態図である。 本発明の脚立の折畳み姿勢図である。 本発明の脚立の閉脚状態図である。
符号の説明
1 脚立の脚体
2 脚立の支柱
3 脚立の踏み桟
4 脚立の頂部回転金具
5 開き止め具
6 開き止め具の斜め部材
7 開き止め具の水平部材
8 開き止め具の接続金具
9 脚立の踏み桟に開き止め具を取付ける取付金具
10 取付金具と開き止め具を結合するボルトナット
11 開き止め具の斜め部材同士を連結する連結金具
12 開き止め具の斜め部材のストッパー
13 開き止め具の斜め部材と水平部材を連結する連結金具
14 開き止め具の斜め部材下端の端具
15 開き止め具の水平部材を連結する回転金具
16 開き止め具の水平部材を連結する回転金具のシャフト
17 開き止め具の水平部材に取付けられている回転金具の回動静止ロックレバー
A 前脚体踏み桟と斜め部材の連結点
B 後脚体踏み桟と斜め部材の連結点
C 斜め部材同士の交点
D 前脚体踏み桟と水平部材の連結点
E 左側の斜め部材と水平部材の交点
F 水平部材の回転金具連結点
G 右側の斜め部材と水平部材の交点
H 後脚体踏み桟と水平部材の連結点

Claims (3)

  1. 脚体1の左右の支柱2及び左右の支柱2に渡し止められた少なくとも一つの踏み桟3よ
    りなる前後一対の脚体1と脚体1の支柱2の上端相互に回動可能な回転金具4を装着し、
    使用時の安定確保と折畳みを可能にする前後脚体1の連結手段としての開き止め具5を装
    備している脚立においての構成を箇条書きする。
    1.対向する一対のX字状の斜め部材6の上端は斜め部材6と結合されている接続金具
    8と前後の脚体1の踏み桟3の背面もしくは下面に取付けられている取付金具9を
    ボルトナット10で連結し、回動可能となっている。
    2.対向する一対のX字状の斜め部材6同士の交点は摺動および回動可能な接続金具11
    で連結している。
    3.対向する一対のX字状の斜め部材6とV字状に二つ折り可能な対向する一対の水平
    部材7との交点は摺動および回動可能な連結金具13で連結されていて、斜め部材6
    が連結されている脚体1の踏み桟3に使用者が乗ると荷重の一部が斜め部材6に働
    き、斜め部材6と水平部材7の交点は上方に移動しようとする。この動きを静止す
    るためのストッパー12を装着している。さらに、上記の交点は、脚体1の踏み桟3
    と斜め部材6を連結している点AもしくはBと脚体1踏み桟3と水平部材7とを連
    結している点DもしくはHの垂直距離、そして斜め部材6、水平部材7の長さとの
    関係から、開き止め具5の折畳み可能な位置が必然的に決められ、D−F間に存在
    することになる。
    4.対向する一対のV字状に二つ折り可能な水平部材7の片端は水平部材7に結合され
    ている接続金具8と前後の脚体1の踏み桟3の背面もしくは下面に取付けられてい
    る取付金具9をボルトナット10で連結し回動可能となっている。
    5.対向する一対のV字状に二つ折り可能な水平部材7の他端には水平部材7をV字状
    に折畳むための回動可能な回転金具15が装着され、回転金具15同士をシャフトピ
    ン16で連結している。そして、この回転金具14には回動を静止するためのロック
    レバー15が内蔵されていて、このロックレバーを操作することによって回動と静止
    が可能になっている。
    以上の各構成からなる開き止め具5を有することを特徴とした脚立。
  2. 斜め部材6は図3のD−F間に存在することにより、使用者が昇降または作業中に使用
    者の爪先または、かかとに斜め部材6が当接することなく安全に使用できるよう工夫され
    たことを特徴とする請求項1記載の脚立。
  3. 開脚するとき対向する一対の狭いX字状の斜め部材6がその交点で摺動および回動しな
    がら、そして、斜め部材6と水平部材7の交点でも摺動および回動しながら対向する一対
    の広いX字状に移行すると同時に、狭いV字状に折畳まれた対向する一対の水平部材7が
    広いV字状に移行する。完全に開脚した時は対応する一対の水平部材7は水平となり、回
    転金具15に内蔵されたロックレバー17が作動し、開き止め具の回動は静止する。そのと
    き、対向する一対の斜め部材6は最も広いX字状となっている。
    閉脚するときは回転金具15に内蔵されたロックレバー17を解除し、そのロックレバー
    17を持ったまま、対向する一対の水平部材7を少量V字状に変位させた後、静かに左右の
    脚体1を狭めて行き、それ以上狭めることができない位置まで行くと完全に閉脚状態とな
    るよう考案されたことを特徴とする請求項1および2記載の脚立。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012517546A (ja) * 2009-02-11 2012-08-02 スマート・レベル・カンパニー・ビー.ブイ. 目的物のための支持部材とこの支持部材を有する装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012517546A (ja) * 2009-02-11 2012-08-02 スマート・レベル・カンパニー・ビー.ブイ. 目的物のための支持部材とこの支持部材を有する装置

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