JP2009024312A - シールドとイヤーマフの機構 - Google Patents

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Akira Mitake
明 御嶽
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Abstract

【課題】森林管理で使用するエンジン駆動のチェーンソーや山野での草刈り作業に使用するエンジン駆動の草刈機はエンジン音の防音対策が不十分である。この様な飛散騒音環境作業には安全のためにシールド付のヘルメットに加えて防音用のイヤーマフを身に着ける事が望ましい。しかしイヤーマフの脱着の煩わしさからイヤーマフをしないことが多い。この場合意識しないまま難聴が進行することが心配され課題となる。
【解決手段】ヘルメットに取り付けられたシールド18を持ち上げると引っ張りアーム2によりイヤーマフフレーム3は持ち上がると共にポール4に乗り上げてヘルメット後方に回転してイヤーマフ19がヘルメット20の後方に納まる。逆にシールド18を下げると前スプリング6と後スプリング8に両側から引っ張られたスプリングフック7によりイヤーマフフレーム3のスライドバー14に圧力を加えてイヤーマフ19を耳に適当な圧力で押して装着する。このようにシールドとイヤーマフの動作を連動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は飛散騒音環境下で使用されるヘルメットのシールドと遮音を目的としたイヤーマフに関するものである。
従来イヤーマフは騒音環境下で作業者の難聴化を防止するため遮音を目的として用いられるものであり、ヘッドホンの様に頭からかぶる構造が一般的である。
また飛散物を伴う騒音環境化ではシールド付ヘルメットの装着と共にイヤーマフを装着することが一般的である。ここで従来の技術ではイヤーマフを左右に個別に前記ヘルメットに取り付けて置くか、ヘッドホンの様に前記ヘルメットの上からかぶる構造となる。
しかしながら、上述でのヘルメットの脱着については、まずイヤーマフとシールドが直接装備されているヘルメットにおいてはシールドを上げイヤーマフを広げて脱着することになる。またイヤーマフがヘッドホンの様な形のものではイヤーマフを両手で脱着しなければならない。また作業を中断して人と会話をする時は、その都度イヤーマフを取り外す場合は両手で外さなくてはならない。さらに作業再開時には再度両手でイヤーマフを装着しなければならない。
このように従来のイヤーマフの取り扱いは両手で脱着することになり脱着時間と操作に負担が掛かりその煩わしさから使用をためらうという課題があった。
上記課題を解決するために請求項1の発明は、。ヘルメットに取り付け台座を介して取り付けるシールドとイヤーマフとの連動機構において、シールドフレームと該シールドフレームに取り付けられた引っ張りアームとイヤーマフフレームと該イヤーマフフレームに取り付けられたヒンジと前記イヤーマフフレームを支える前記取り付け台座上で自在に動くポールからなる機構を特徴とする
この機構によれば、前記シールドを上げると、連動して前記引っ張りアームが前記イヤーマフフレームを引っ張る、この時前記イヤーマフは初期動作では前記ヒンジを支点として引き上げ動作となり次第に前記ポールに乗り上げ回転動作となり前記ヘルメット後方に納まる。
請求項2の発明は、ヘルメットに取り付け台座を介して取り付けるシールドとイヤーマフとの連動機構において、シールドフレームと該シールドフレームに取り付けられた引っ張りアームとイヤーマフフレームと該イヤーマフフレームに取り付けられたヒンジと前記イヤーマフフレームを支える前記取り付け台座上で自在に動くポールからなる機構を特徴とする。
この機構によれば、前記シールドを上げている状態から下げる動作に連動して前記イヤーマフフレームは両側を前記前スプリングと後スプリングとで引っ張られた前記スプリングフックにより押し付けられ、前記イヤーマフを両耳に適当な圧力で押し当てることができる。
請求項1の発明によれば、片手で前記シールドを上げると前記イヤーマフも両耳から離れ、耳を開放できる。請求項2の発明によれば、片手で前記シールドを下げることで前記イヤーマフが適当な圧力で両耳を覆うことができる。このように片手でシールドを操作することで簡便にイヤーマフの開放と装着ができるので、騒音環境下での作業を煩わせることを減少できる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の機構を装着したヘルメット20である。前記機構は取り付け台座9に組み込んである。前記ヘルメット20には前記取り付け台座9を介して前記機構を装着する構造である。
ここで本発明の機構の内、シールド18を上げる時の動作について図5を基に説明する。シールドフレーム1の裏には引っ張りアーム2がアームフック17に回転自在に取り付けてある。イヤーマフフレーム3にはヒンジ5が取り付けてあり該ヒンジ5の端のヒンジフック10に前記引っ張りアーム2を回転自在に取り付けてある。前記ヒンジ5は前記取り付け台座9に回転軸12にて回転自在に取り付けられ前記イヤーマフフレーム3は前記取り付け台座9に回転自在で前記ヒンジ5の開閉方向にも回転自在である。ポール4は前記取り付け台座9に回転自在かつどの方向にも直立および倒すことができる。例えばラジオのロッドアンテナの動きに似ている。前記ポール4の先端は前記イヤーマフフレーム3の中央のイヤーマフフレームフック11に回転自在に取り付けてある。
ここで動作について図5を基に説明する。図5について、前記シールドフレーム1をあげると前記引っ張りアーム2により前記イヤーマフフレーム3が回転を始める。このとき、該イヤーマフフレーム2は回転の初期には前記ポール4が支えとなりヒンジ5の開く方向を伴って回転するので前記イヤーマフフレーム3はイヤーマフ19を耳から浮き上げる。さらに図6について、前記ポール4は次第に立ち上がり前記イヤーマフフレーム3は前記回転軸12を中心に回転し前記ヘルメット20の後方に停止納まる。
次に本発明の機構の内、前記シールド18を下げる動作について説明する。シールドフレーム1に前スプリング6が前スプリングフック15に回転自在に取り付けてある。また取り付け台座9の後スプリングフック16に後スプリング8を回転自在に取り付けてあり、前記前スプリング6と前記後スプリング8とはスプリングフック7の両端で連結されている。該スプリングフック7はイヤーマフフレーム3のスライドバー14の上を通してある。
ここで動作について図5を基に説明する。図6について、前記ヘルメット20のシールドフレーム1を上がっている状態から下げると前期のシールド18を上げる説明と逆の動作で図5の状態へ移行する。このとき前記シールドフレーム1が下がるに伴い、両側を前記前スプリング6と前記後スプリング8で引っ張られたスプリングフック7が前記スライドバー14を前記スプリングフック7で押さえ付けていく。こうして前記イヤーマフフレーム3がイヤーマフ19で耳を適当な圧力で押さえる。また前記スプリングフック7は前記シールド18を上げる動作の時には前記スライドバー14から次第に離れて行くので前記シールド18を上げる動作の妨げとはならない。さらに前記前スプリング6および前記後スプリング8の弾性力により前記シールド18が不用意に上がらないように押さえる効果がある。
実施形態の効果
このように本発明の機構によればイヤーマフの上げ下げがシールドを方手で操作すれば簡便にできるので、森林でのエンジン動力のチェーンソーを使う作業や山野でのエンジン動力の草刈機を使う作業などの飛散騒音環境での作業に最適である。
他の実施形態
図5の実施形態ではスプリングの弾性力でイヤーマフ19を耳に押し当てていたが、耳を押さえる圧力が足りない場合は、他の実施形態としてポールを硬い棒で押さえる方法もある。
ここで図9を基に説明すると。イヤーマフフレームB23とポール24の間にスライドアングル25を通しシールドフレーム1と取り付け台座9との間に取り付ける。前記スライドアングル25は前記シールドフレーム1が回転と共に変化する長さを吸収できる。ポールB24は形状を外側に膨らませスライドアングルとの当たりを調整することで、より強くイヤーマフを耳に当てることができる。
本発明に係る機構を装着したヘルメットの側面図である。 本発明に係る機構を装着したヘルメットのシールドを上げた作用図である。 本発明に係る機構を装着したヘルメットの正面図。 本発明に係る機構を装着したヘルメットのを上面作用図 本発明に係る機構の側面図。 本発明に係る機構のシールドフレームを上げた作用図。 本発明に係る機構のシールドフレームを上げた上面作用図 イヤーマフフレームにヒンジを取り付けた正面図 図5の別実施例 図6の別実施例 図7の別実施例
符号の説明
1 シールドフレーム
2 引っ張りアーム
3 イヤーマフフレーム
4 ポール
5 ヒンジ
6 前スプリング
7 スプリングフック
8 後スプリング
9 取り付け台座
10 ヒンジフック
11 イヤーマフフレームフック
12 回転軸
13 台座フック
14 スライドバー
15 前スプリングフック
16 後スプリングフック
17 アームフック
18 シールド
19 イヤーマフ
20 ヘルメット
23 イヤーマフフレームB
24 ポールB
25 スライドアングル

Claims (2)

  1. 装着者の頭部を覆うヘルメットに取り付け台座を介して取り付けるシールドとイヤーマフとの連動機構において、シールドフレームと該シールドフレームに取り付けられた引っ張りアームとイヤーマフフレームと該イヤーマフフレームに取り付けられたヒンジと前記イヤーマフフレームを支える前記取り付け台座上で自在に動くポールからなる機構を特徴とする前記シールドと前記イヤーマフの機構。
  2. 前記ヘルメットにおいて前記シールドフレームと該シールドフレームに取り付けられた前スプリングと、前記取り付け台座に取り付けられた後スプリングと前記前スプリングと前記後スプリングとを連結するフックと前記イヤーマフフレームと該イヤーマフフレームに取り付けられたヒンジと前記イヤーマフフレームを支える前記取り付け台座上で自在に動くポールからなる機構を特徴とする前記シールドと前記イヤーマフの機構。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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