JP2009023840A - テープカッター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リール20の回転軸21の一端を支承する一端軸受部13aが形成された正面部11の一側に側面部12を設けた断面略L字状のホルダ部材10を構成し、側面部の上端部と下端部に切断部14a、14bを設けた。そして、他端軸受部材30によって、リールの回転軸の他端を支承した。ホルダ部材を倒置させることによって、切断部を左右の何れの側にも位置させることができる。
【選択図】図2
Description
しかし、店舗や事務所の備品として卓上に設置されるテープカッターにおいては、インテリアの一部としての意匠性が要求される傾向にあり、使用者等によって視認される正面部をデザイン的な平面で構成しようとする要請が高い。
また、特許文献3に開示のテープカッターは、収納された切断部をホルダ本体から引き出すことができるよう、切断部をホルダ本体に回動可能又はスライド可能に取り付ける必要があるので、構造が複雑化する。また、使用に際して、切断部をホルダ本体から引き出す操作と、テープを摘んで繰り出して切断するという操作が必要となるので、作業の効率性を低下させる。
この場合、前記リールの前記回転軸の他端を支承する他端軸受部材を更に含んで構成してもよい。
また、前記他端軸受部材には脚部を設け、該脚部の長さを、前記リールを介して前記ホルダ部材に組み付けられた際に該リールの水平状態が維持される長さに設定してもよい。
また、前記切断部の少なくとも一方は、切断刃を取り外し、台座部材を取り付け可能に構成されたものであってもよい。
一方、ホルダ部材の背面側には、一端軸受部と切断刃との間に空間が存在し、その空間部から手を差し入れて、リールに装着されたテープを引き出すことができるので、テープカッターとしての機能が損なわれることがない。
これによって、テープカッターとしての機能が損なわれることなく、簡単な構造でありながら、意匠性を向上させることができる。
なお、このリールに装着されるテープは、帯状のものであっても、線状のものであってもよい。また、粘着性を有するものであってもよい。
請求項3に係るテープカッターは、ホルダ部材の一端軸受部と他端軸受部材との間に設けられた軸部材にリールの開口部を挿通させてリールを支承するので、リールの外周面にテープを固定させ、軸部材を中心としてリールを回転させることが可能となる。
請求項7に係るテープカッターは、ホルダ部材の側面部に、上端部に切断刃を設けてなる切断部材を着脱可能に取り付け、該切断部材を上下反転させて装着できるようにしたので、切断部材を取り付けた側面部を左右何れの方向にも位置させることができ、使用者の利き手の相違に柔軟に対応させることができる。
更に、様々な形状の切断刃のものを取り揃えておき、適宜、切断部材を付け替えることによって、直線状やギザギザ状など所望の切断状態に切断することが可能となる。
この正面部11の裏面には、リール20の回転軸の一端を支承するための軸受13a、13bが上下2箇所に設けられている。
上方に設けられた第1の軸受13aは、後述する側面部12の上端に設けられた第1の切断部14aを使用してテープを切断する場合に、リール20が支承される部位であり、下方に設けられた第2の軸受13bは、ホルダ部材10を上下反転させて第2の切断部14bを使用してテープを切断する場合に、リール20が支承される部位である。
正面部11の一側には、テーパ部15を介し、直交方向に板面が延びる側面部12が連続形成されている。この側面部12の上端部と下端部には、切断部14a、14bが設けられる。
正面部11の第1の軸受13aに、リール20の回転軸21の一端部を挿入することによって、図3に示すように、リール20がホルダ本体10に回転可能に支承される。
リール20の回転軸21の他端部を、他端軸受部材30の内側に設けられた軸受32に支承させることによって、図1に示す状態に、組み付けることができる。
脚部31は、他端軸受部材30がリール20を介してホルダ部材10に組み付けられた際に、リール20の水平状態が維持されるような長さに設計されている。そして、脚部31の下寄りの部位には、内側に向けて突出する突起部33が形成されており、その突起部33が、ホルダ部材10の第2の軸受13bに差し込まれることによって、他端軸受部材30がホルダ部材10に組み付けられる。
使用者が右利きの場合は、図1に示すように、ホルダ部材10の正面部11に対して向かって右側に側面部12が位置するように、卓上に設置されるが、この際、平面状の正面部11が使用者側に位置しているので、接着テープが目に付きにくくなる。ホルダ部材10の正面部11を装飾性の高いデザインにすることによって、あたかもインテリアの一部のように、テープカッター1を卓上に配置することができる。
これによって、テープを繰り出す際に手を差し入れるための空間部をテープカッターの正面に設ける必要がなくなるので、デザイン性が向上すると共に、テープに埃等が付着する機会を低減できる。
これによって、カウンターの内側Bで使用する店員にとっては使い易く、カウンターの外側Aにいる客にとっては、あたかも置物であるかのように見えるテープカッター1とすることができる。
また、本発明に係るテープカッターにおいて、切断部114a、114bの双方に切断刃を着脱不能に取り付けてもよい。
このテープカッター201は、ホルダ部材210と、リール220と、他端軸受部材230と、切断部材50とによって構成される。
この正面部211の裏面には、図7に示すように、リール220の回転軸の一端を支承するための軸受213a、213bが上下2箇所に設けられている。
ホルダ部材210の上端部から第1の軸受213aまでの長さM1と、下端部から第2の軸受213bまでの長さM2は同一であり、後述する他端軸受部材230の脚部231の長さにあわせて設計されている。
軸部材40a、40bの取付状態を、図8を参照して説明する。図8は、ホルダ部材210の正面部211に取り付けられた化粧板を取り外した状態を示すものであり、夫々の軸受213a、213bに対応する位置に、他端軸受部材230を取り付けるための取付機構41が設けられている。
正面部211の一側には、テーパ部215を介し、直交方向に板面が延びる側面部212が連続形成されている。この側面部212の上端部と下端部には、図7に示すように、後述する切断部材50を着脱可能に取り付けるための嵌合凸部250a、250bが設けられている。
リール220中心の開口部223の径は、他端軸受部材230のパイプ部236の外径よりも僅かに大きく設計されており、パイプ236部にホルダ部材210の軸部材40aが挿入されることによって、この軸部材40aを中心にリールが回転される(図7参照)。このようにして、リール220が他端軸受部材230とホルダ部材210の第1の軸受213aに支承されるように構成している。
他端軸受部材230は、脚部231とフランジ部232とによって構成される。
脚部231は、他端軸受部材230の安定性を高めると共に、下方位置において他端軸受部材230をホルダ部材210と固定するための部位であり、第2の軸受213bの近傍に設けられた取付機構41によってホルダ部材210に対して着脱可能に取り付けられる。
他端軸受部材230をホルダ本体210に固定するための機構は、基部の先端に設けられた嵌合爪部234と、この嵌合爪部234を嵌合方向へと付勢する図示しない弾性部材と、この弾性部材を弾性変形させるための操作部235とによって構成される。
このパイプ部236の内径は、脚部231のパイプ部233の内径と同一であり、外径は、リール220が円滑に回転するようにリール220の開口部223の内径に合わせて設計されている。このパイプ部236に、第1の軸部材40aを挿入することによって、ホルダ部材210を上方位置において固定することができる。
この切断部材50は、ホルダ部材210の側面部212の裏側に取り付けられており、図11に示すように、側面部212の表側からは、切断刃51を設けた上端取付部52と、下端取付部53が表れるだけである。この切断部材50は、図12〜図16に示すように、上端に切断刃51を設け、上端及び下端の取付部52、53の裏側に、ホルダ本体210に設けられた嵌合凸部250a,250bと嵌合可能な嵌合凹部54a、54bを設けている。
切断部材50の下端取付部53の底部には、安定性を高めるための台座部55を設けている。この場合、台座部55を弾性部材で構成してもよいし、切断部材自体をポリプロピレン(PP)などの柔軟性の高い樹脂製の材料で構成してもよい。
使用者が右利きの場合は、図6に示すように、ホルダ部材210の正面部211に対して側面部212が右側に位置するように設置される。
使用者が左利きの場合、又は店舗で使用する場合など客の側に正面部211を向けたい場合は、切断部材50を取り外し、ホルダ部材210を上下反転させた後に、ホルダ部材210の上方に位置するようになった第2の嵌合凸部250bに切断部材50の上端取付部52の嵌合凹部54aを嵌合させる。
また、様々な形状の切断刃の切断部材を取り揃えておき、適宜、切断部材を付け替えることによって、直線状やギザギザ状など所望の切断状態に切断することができるようにしてもよい。
10、110、210・・・ホルダ部材
11、111、211・・・正面部
12、112、212・・・側面部
13a、213a・・・第1の軸受(一端軸受部)
13b、213b・・・第2の軸受(一端軸受部)
14a、114a・・・第1の切断部
14b、114b・・・第2の切断部
15、215・・・テーパ部
216…裏面部材
217…嵌合穴
20、220・・・リール
21・・・回転軸
22・・・リール部
222…リブ
223…空間部
30、230・・・他端軸受部材
31、231・・・脚部
32・・・軸受
33・・・突起部
233…パイプ部
234…嵌合爪部
235…操作部
236…パイプ部
250a,250b…嵌合凸部
40a…第1の軸部材
40b…第2の軸部材
41…取付機構
42…補強部材
43…保護壁
50…切断部材
51…切断刃
52…上端取付部
53…下端取付部
54…嵌合凹部
55…台座部
Claims (7)
- リール(20)の回転軸(21)の一端を支承する一端軸受部(13a、13b)が形成された正面部(11)の一側に、該正面部(11)に対して直交する方向に板面が延びる側面部(12)を設けて断面略L字状のホルダ部材(10)を構成し、
前記側面部(12)の上端部と下端部とに切断部(14a、14b)を設けたことを特徴とするテープカッター。 - 前記リール(20)の前記回転軸(21)の他端を支承する他端軸受部材(30)を更に含んで構成したことを特徴とする請求項1に記載のテープカッター。
- 前記リールの回転軸を、前記リール(220)の中心部に設けられた開口部(223)とし、
前記一端軸受部(213a、213b)と前記他端軸受部材(230)との間に設けられた軸部材(40)に前記開口部(223)を挿通させて前記リール(220)を支承したことを特徴とする請求項2に記載のテープカッター。 - 前記他端軸受部材(30)に脚部(31)を設け、該脚部(31)の長さを、前記リール(20)を介して前記ホルダ部材(10)に組み付けられた際に該リール(20)の水平状態が維持される長さに設定したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のテープカッター。
- 前記一端軸受部(13a、13b)は、上端部に設けられた前記切断部(14a)を使用する際に前記リール(20)が支承される第1の軸受部(13a)と、下端部に設けられた前記切断部(14b)を使用する際に前記リール(20)が支承される第2の軸受部(13b)と、からなることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つの請求項に記載のテープカッター。
- 前記切断部(14a、14b)の少なくとも一方は、切断刃を取り外し、台座部材を取り付け可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1つの請求項に記載のテープカッター。
- 前記ホルダ部材(210)の側面部(212)に、上端部に切断刃(51)を設けてなる切断部材(50)を着脱可能に取り付け、
該切断部材(50)を上下反転させて装着可能とすることによって、前記切断部を構成したことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1つの請求項に記載のテープカッター。
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