JP2009023214A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Takeshi Kuga
剛 久我
Shigeru Fujita
茂 藤田
Hiroki Horikoshi
宏樹 堀越
Hiroshi Ichimura
啓 市村
Hideki Takemura
秀城 竹村
Hiroyuki Hosogoe
洋行 細越
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Abstract

【課題】正確に検出することが可能な電子透かしを高い精度でデータに埋め込むことができる画像形成装置、その制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】吐出不良ノズルの位置を検出する(ステップS801)。次に、ステップS801の検出結果に基づいて電子透かし埋め込み不可領域を決定する(ステップS802)。電子透かし埋め込み不可領域とは、その後の処理において電子透かしの埋め込みを意図的に行わない領域である。ここでは、少なくとも吐出不良ノズルが走査する領域を電子透かし埋め込み不可領域に含ませる。次に、電子透かしの埋め込み処理を行おうとするライン(処理ライン)が電子透かし埋め込み不可領域に属するか否かの判定を行う(ステップS803)。そして、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属していない場合に限り、当該処理ラインに電子透かしを埋め込む処理を行う(ステップS804)。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子透かしの埋め込みに好適な画像形成装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、液体を吐出することにより画像を形成するインクジェット方式を用いた画像形成装置が普及している。この画像形成装置は、細いノズルにインクを注入し、そのインクを吐出させることによって画像を形成する。インクを吐出させる方法としては、熱を加えることによりインク中の水分を膨張させてインク滴を吐出させる方法、及び電圧の印加により伸縮するピエゾ素子を利用してインク滴を吐出させる方法等がある。
その一方で、近年、ネットワークの世界的な普及に伴いデジタルデータの流通が増加している。こうした状況の中、著作権保護等の観点から電子透かし技術が注目されている。電子透かし技術とは、デジタルデータの中に人間が知覚できないような情報を電子透かしとして埋め込む技術である。そして、画像データに電子透かしを埋め込む方法として、画像の低位ビットを電子透かし情報に置き換える方法、及び周波数変換を施した後に埋め込む方法等がある。また、付加する情報に基づき誤差拡散法の量子化条件を変更させる方法も提案されている(特許文献1)。
ところが、従来のインクジェット方式の画像形成装置を用いて電子透かしを印刷しようとすると、種々の問題が生じる。
このようなインクジェット方式の画像形成装置のインク吐出部のノズルは、高画質の画像を得るために極めて微細な構成になっている。このため、インクとして用いられている染料及び顔料等が固着したり、異物が付着したりすることにより、吐出不良が発生しやすいという問題がある。
このような問題の対策として、吐出不良を検出すると、その吐出不良のノズルで印字が不可能な部分を隣接するヘッドが補完するように制御する方法等が提案されている(特許文献2)。また、吐出不良の検出方法としては、センサを用いてインク滴を検出し、インク滴が検出されない部分を吐出不良と判断する方法がある(特許文献3)。
しかしながら、特許文献2に記載された方法によっても、電子透かしを高い精度で印刷することは困難であり、この結果、印刷後の電子透かしを検出することができない場合がある。
また、吐出不良が生じていない場合であっても、印刷後の電子透かしを検出することができないことがある。従来のインクジェット方式の画像形成装置では、印字ヘッド等の印字部が紙等の印刷メディアより小さい。このため、印字部を複数回走査することにより印刷メディアに画像を印刷している。つまり、多くの場合、1つの画像は複数回の走査に跨って印刷されている。この結果、必然的に、1回の走査で印刷された部分と次の走査で印刷された部分との間に境界が存在することとなり、この境界の部分に筋状の濃度むらが生じて、画質が低下することがある。そして、このような濃度むらの影響により、印刷後の電子透かしを検出することができない場合があるのである。
筋状の濃度むらが生じる原因としては、印刷メディアの搬送制御、印字部の制御等の精度が十分でないこと、及び、着弾したインク滴の表面張力に伴うインク滴の変形等が挙げられている。
そして、原因の前者は、例えば、印刷メディアの搬送制御及び印字部の制御等の精度が使用開始当初から不十分である場合に生じる。また、使用開始当初は高い精度の制御が可能であったにもかかわらず、経時変化によって制御機構に誤差が生じた場合にも生じ得る。このような問題はインクジェット方式の画像形成装置だけでなく、熱転写型の画像形成装置及びワイヤドット方式の画像形成装置でも生じている。このような問題の対策として、画像のつなぎ部ラインの印刷においては、第1印刷パスで偶数桁、第2印刷パスでは奇数桁を抽出して、印字されたときのドット密度を分散させる方法が提案されている(特許文献4)。
原因の後者は、印刷メディアにインク滴が着弾してから印刷メディアに吸収されるまでの間、隣り合ったインクが表面張力によりくっつき合うことにより生じる。印字部の中央付近に配されたインク滴は左右のインクと引き合いインク滴に掛かる力は相殺される。しかし、印字部の端付近に配されたインク滴には内側のインクとの表面張力のみが作用し、濃度にばらつきが発生してしまうのである。このような問題の対策として、各走査に対するドット配分を濃度に応じて分配させる方法が提案されている(特許文献5)。
しかしながら、特許文献4又は5に記載された方法によっても、電子透かしを高い精度で印刷することは困難であり、この結果、印刷後の電子透かしを検出することができない場合がある。
特許第3599621号公報 特開2004−042472号公報 特許第3535723号公報 特開平5−69595号公報 特開2004−209943号公報
本発明の目的は、正確に検出することが可能な電子透かしを高い精度でデータに埋め込むことができる画像形成装置、その制御方法及びプログラムを提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、複数のノズルを備え、データの印刷をインクジェット方式で行う印刷手段と、前記複数のノズルに関する情報に基づいて、前記印刷手段が印刷しようとするデータに電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法は、複数のノズルを備え、データの印刷をインクジェット方式で行う印刷手段を有する画像形成装置を制御する方法であって、前記複数のノズルに関する情報に基づいて、前記印刷手段が印刷しようとするデータに電子透かしを埋め込むステップを有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、複数のノズルを備え、データの印刷をインクジェット方式で行う印刷手段を有する画像形成装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、前記複数のノズルに関する情報に基づいて、前記印刷手段が印刷しようとするデータに電子透かしを埋め込むステップを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルに関する情報に基づいて電子透かしの埋め込みが行われるので、精度の高い電子透かしが埋め込まれることとなり、この電子透かしを正確に検出することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置100には、例えば、コントローラ部110、操作パネル部121、ヘッド部122(印刷手段)、キャリッジモータ部123及び紙搬送モータ部124が設けられている。コントローラ部110は、画像形成装置100全体の電気的制御を行う。操作パネル部121には、LCD、LED及びスイッチ等が備えられており、操作パネル部121は、ユーザが画像形成装置100の設定をしたり、画像形成装置100の状態を確認したりするために用いられる。ヘッド部122は、複数のノズルを備えており、ここからインク滴を吐出する。キャリッジモータ部123は、ヘッド部122を搭載したキャリッジ部201(図2参照)を動作させる。紙搬送モータ部124は、印刷メディアである紙の搬送を行う。なお、印刷メディアとして、紙以外のもの、例えば布等を用いてもよい。
また、コントローラ部110には、CPU111、インタフェース制御部112、ROM113、RAM114、及びEEPROM115が設けられている。コントローラ部110には、更に、操作パネル制御部116、画像処理部117、ヘッド制御部118、キャリッジモータ制御部119及び紙搬送モータ制御部120も設けられている。CPU111は、ROM113に格納されているプログラムを実行することにより、画像形成装置100の制御を行う。インタフェース制御部112は、外部機器との間の通信制御を行う。本実施形態では、画像形成装置100がホストPC190に接続されており、インタフェース制御部112は、ホストPC190との間の通信の制御を行う。ROM113は、CPU111が画像形成装置100の制御に際して実行するプログラムを格納している。RAM114は、データの読み書き可能なメモリであり、例えば、CPU111がプログラムの実行に当たってデータを書き込んだり、読み出したりする。EEPROM115は、電源が遮断された場合においても、そのデータを保持することができるメモリであり、例えば、ヘッド部122に設けられている複数のノズルに関する情報等が書き込まれる。操作パネル制御部116は、操作パネル部121の制御を行う。画像処理部117は、画像データに対する画像処理及び電子透かしの埋め込みを行う。つまり、画像処理部117が電子透かし埋め込み手段として機能する。ヘッド制御部118は、ヘッド部122の制御を行う。キャリッジモータ制御部119は、キャリッジモータ部123の制御を行う。紙搬送モータ制御部120は、紙搬送モータ部124の制御を行う。
次に、画像形成装置100の機械的な構成について説明する。図2は、画像形成装置100の機械的な構成を示す模式図である。
本実施形態では、ヘッド部122がキャリッジ部201に搭載されている。また、キャリッジ部201の主走査方向が定められており、キャリッジ部201は主走査方向に延びるキャリッジモータ軸211に、主走査方向に移動可能に取り付けられている。キャリッジモータ軸211の両端には、キャリッジモータ軸受け212が設けられている。更に、キャリッジ部201はタイミングベルト213に固定されている。タイミングベルト213の一端には、タイミングベルト回転軸214が設けられており、他端には、タイミングベルト固定軸215が設けられている。タイミングベルト回転軸214は、キャリッジモータ部123からの回転駆動を受けてタイミングベルト213を動作させる。一方、タイミングベルト固定軸215は、タイミングベルト213を回転方向だけの動作に制限する。この結果、タイミングベルト回転軸214の回転動作がキャリッジ部201に伝達され、キャリッジ部201が主走査方向(正方向又は負方向)に移動する。この時、キャリッジモータ軸211及びキャリッジモータ軸受け212により、キャリッジ部201が精度よく動作する。
更に、紙等の印刷メディア200に接する複数の紙搬送ローラ223が取り付けられ、主走査方向に延びる紙搬送モータ軸221が設けられている。紙搬送モータ軸221の一端は、紙搬送モータ部124につながれており、他端には紙搬送モータ軸受け222が設けられている。紙搬送モータ軸受け222は、紙搬送モータ軸221を回転方向だけに制限する。紙搬送モータ軸221は、紙搬送モータ部124の制御を受けて回転し、紙搬送ローラ223が印刷メディア200を主走査方向に直交する方向に搬送する。従って、キャリッジ部201は、相対的に印刷メディア200の搬送方向とは反対の方向に移動することとなる。この方向が副走査方向となる。
次に、画像形成装置100の基本的な印字動作について説明する。印字動作が開始される前は、キャリッジ部201はホーム・ポジション(図2参照)にある。そして、印字動作が開始されると、主走査方向にキャリッジ部201が移動しながら、副走査方向とは反対の方向に印刷メディア200が移動する。これらの移動に際して、ヘッド部122が画像データに応じた位置に適切なインク滴を吐出することによって画像が形成される。図3は、画像形成装置100の基本的な印字動作を示す模式図である。
先ず、印字動作が開始される前は、図3(a)に示すように、ヘッド部122はホームポジションに待機している。また、印刷メディア200がヘッド部122の側方まで搬送されてくる。
そして、第1走査の印字動作が開始されると、図3(b)に示すように、ヘッド部122がノズルからインク滴を吐出すると共に、ヘッド部122が主走査方向に移動させられる。
その後、第1走査の印字動作が完了すると、図3(c)に示すように、ヘッド部122は、印刷メディア200の右端の外側で一旦停止する。
続いて、図3(d)に示すように、印刷メディア200が副走査方向とは反対方向に移動させられる。この結果、ヘッド部122の印刷メディア200に対する相対的な位置が副走査方向に移動する。そして、第2走査の印刷を行う。この時、ヘッド部122が印刷メディア200の右側から左側に移動する際にも印刷が可能であれば、ヘッド部122を左側に移動させながら印刷を行う。一方、ヘッド部122が印刷メディア200の左側から右側に移動する際のみに印刷が可能となっているのであれば、ヘッド部122を一旦左側まで移動させた後、ヘッド部122を右側に移動させながら印刷を行う。
画像形成装置100の基本的な印字動作では、このような動作を繰り返す。
但し、この基本的な印字動作のみでは、画像に電子透かしを埋め込む際に問題が生じることがある。図4は、基本的な印字動作を行った場合に生じる問題の例を示す模式図である。
ここでは、ヘッド部122に吐出不良ノズルが含まれているとする。ここでは、図4(a)中の黒塗りのノズルが吐出不良ノズルであるとする。
このような状態で、上記の第1走査の印字動作が開始されると、図4(b)に示すように、ヘッド部122がノズルからインク滴を吐出すると共に、ヘッド部122が主走査方向に移動させられる。しかしながら、吐出不良ノズルからはインク滴が吐出されず、吐出不良ノズルが走査した部分には印刷が行われない筋が発生する。
その後、第1走査の印字動作が完了すると、図4(c)に示すように、ヘッド部122は、印刷メディア200の右端の外側で一旦停止するが、未印刷の筋が左右に延びている。
続いて、第2走査の印字動作が完了した後には、図4(d)に示すように、2本目の未印刷の筋が左右に延びている。
従って、このような基本的な動作を繰り返すと、未印刷の筋の部分が電子透かしを埋め込む領域である場合、適切な電子透かしが埋め込まれないこととなる。この結果、電子透かしの検出が困難又は不可能になることがあり得る。
ここで、ノズルと印刷された画像との関係について説明する。図5は、1回の走査で印刷される領域を、座標を用いて示す模式図である。ここでは、ヘッド部122にm個のノズルが設けられ、主走査方向に移動しながらnドット分の吐出が行われるとする。この場合、1回の走査で印刷されるドットの数はm×nとなる。
このような条件の下で、上からx+1番目のノズルが吐出不良ノズルとなっている場合には、図6に示すように、この吐出不良ノズルが走査したi=xの列(黒塗りのドット列)に筋が発生する。また、この吐出不良ノズルに隣接するノズルが走査したi=x−1、x+1の列(ハッチング付のドット列)に影響が及ぶこともある。
このような状況に対し、特許文献2に記載の技術では、図7に示すように、吐出不良ノズルに隣接するノズルの動作を補正することにより、筋に伴う画質の低下を抑制しようとしている。即ち、i=xの列に該当するノズルが吐出不良ノズルであることを検出すると、i=x−1及びx+1の列に該当するノズルを吐出不良ノズル側に寄せることにより、変調を行う。この結果、筋が目立たなくなるのである。このように、特許文献2には、ノズルの動作を補正する補正手段に関する記載がある。しかしながら、通常の画像であれば、このような制御により画質の低下が抑制されるものの、電子透かしが埋め込まれる画像では、画質の低下を抑制しただけでは不十分である。また、ドットの変調に伴って電子透かし自体が変形することもあり、この場合には、電子透かしを検出できなくなる可能性もある。
そこで、本実施形態では、画像データに電子透かしを埋め込む場合には、次のような動作を行う。図8は、第1の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。
印刷を開始すると、先ず、ステップS801において、CPU111がヘッド制御部118を介して不吐検出を行う。つまり、CPU111が吐出不良ノズルの位置を検出する。ここでは、上からx+1番目のノズルが吐出不良ノズルであると判定されたとする。
次に、ステップS802において、CPU111がステップS801の検出結果に基づいて電子透かし埋め込み不可領域を決定する。電子透かし埋め込み不可領域とは、その後の処理において電子透かしの埋め込みを意図的に行わない領域である。ここでは、上からx+1番目のノズルが吐出不良ノズルであるため、CPU111はこのノズルが走査する領域を電子透かし埋め込み不可領域に含ませる。また、CPU111はこの吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルが走査する領域も電子透かし埋め込み不可領域に含ませる。この結果、表1に示す領域が電子透かし埋め込み不可領域を構成することとなる。つまり、(1)吐出不良ノズルが最初に走査する列、(2)この吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列、及び(3)これら3つのノズルが第2走査以降で走査する列から電子透かし埋め込み不可領域が構成される。(1)吐出不良ノズルが最初に走査する列は、i=xの列である。(2)吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列は、i=x−1、x+1の列である。(3)これら3つのノズルが第2走査以降で走査する列は、上記3列にmの倍数を加えた列である。
Figure 2009023214
次に、ステップS803において、CPU111は電子透かしの埋め込み処理を行おうとするライン(処理ライン)が電子透かし埋め込み不可領域に属するか否かの判定を行う。
そして、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属していなければ、ステップS804において、画像処理部117が当該処理ラインに電子透かしを埋め込む処理を行う。次いで、ステップS805において、CPU111が未処理の印字データが残っているか判定する。一方、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属している場合には、ステップS804をスキップして、CPU111は、ステップS805において、未処理の印字データが残っているか判定する。
そして、未処理の印字データが残っている場合には、CPU111は、ステップS803の判定を再び実行する。一方、未処理の印字データが残っていない場合、CPU111は、ステップS806において、ヘッド制御部118、キャリッジモータ制御部119及び紙搬送モータ制御部120等を用いて印刷を実行し、その後、印刷を完了させる。なお、ステップS806の印刷では、図7に示すように、吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルを当該吐出不良ノズル側に寄せる。
このような制御の結果、図9に示すような印刷物が得られる。つまり、吐出不良ノズルの存在に基づく筋が残るものの、この列及びこれに隣接する列には電子透かしが印刷されることはなく、それ以外の領域のみが電子透かし埋め込み対象領域となり、この領域のみに電子透かしが埋め込まれている。この結果、吐出不良ノズル及びこれに隣接するノズルが走査する領域から離間した領域内のみに電子透かしが埋め込まれている。従って、本実施形態によれば、正常な吐出が可能なノズルのみを用いて電子透かしの埋め込みが行われるため、この埋め込まれた電子透かしを正確に検出することが可能となる。
なお、電子透かしを埋め込む方法としては、例えば、電子透かしを空間領域又は変換領域に埋め込む方法が挙げられる。空間領域に埋め込む方法では、画像データが構成される空間に電子透かしを埋め込む。また、変換領域に埋め込む方法では、画像データの離散フーリエ変換、離散コサイン変換又は離散ウェーブレット変換等により変換されたデータに電子透かしを埋め込む。また、パッチワーク法又はスペクトル拡散法等の方法を採用してもよい。このように、本発明では、電子透かしの埋め込み方法が特定のものに限定されることはない。
また、本実施形態では、図7に示すノズルの変調により画質の低下を抑制しているが、他の方法によって画質の低下を抑制してもよい。また、このような画質の低下の抑制を行わなくてもよい。
また、本実施形態では、画像処理部117が電子透かしの埋め込み処理を行っているが、CPU111がプログラムに基づいて電子透かしの埋め込み処理を行ってもよい。
また、画像形成装置100がホストPC190に直接接続されている必要ななく、これらの間にネットワークが介在していてもよい。つまり、画像形成装置100とホストPC190との接続の形態は特に限定されない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態は、1パス形式の画像形成装置に関するものであるが、第2の実施形態は、2パス形式の画像形成装置に関する。2パス形式の画像形成装置では、1パス形式の画像形成装置の2倍の頻度で吐出不良ノズルによる走査が行われる。このため、制御の内容は第1の実施形態と同様であるが、ステップS802において決定される電子透かし埋め込み不可領域が第1の実施形態とは相違する。例えば、第1の実施形態と同様に、上からx+1番目のノズルが吐出不良ノズルであるとすると、その位置に応じて表2又は表3に示す領域が電子透かし埋め込み不可領域を構成することとなる。表2は「x≦m/2」の場合を示し、表3は「x>m/2」の場合を示している。つまり、(1)吐出不良ノズルが最初に走査する列、(2)この吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列、及び(3)これら3つのノズルが第2走査以降で走査する列から電子透かし埋め込み不可領域が構成される。
「x≦m/2」の場合、(1)吐出不良ノズルが最初に走査する列は、i=xの列であり、(2)吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列は、i=x−1、x+1の列である。また、(3)これら3つのノズルが第2走査以降で走査する列は、上記3列にm/2の倍数を加えた列である。この制御の結果、図10Aに示すような印刷物が得られる。
一方、「x>m/2」の場合、(1)吐出不良ノズルが最初に走査する列は、i=x−m/2の列であり、(2)吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列は、i=x−1−m/2、x+1−m/2の列である。また、(3)これら3つのノズルが第2走査以降で走査する列は、上記3列にm/2の倍数を加えた列である。この制御の結果、図10Bに示すような印刷物が得られる。
Figure 2009023214
Figure 2009023214
つまり、吐出不良ノズルの存在に基づく筋が残るものの、この列及びこれに隣接する列には電子透かしが印刷されることはなく、それ以外の領域のみが電子透かし埋め込み対象領域となり、この領域のみに電子透かしが埋め込まれている。従って、本実施形態によっても、正常な吐出が可能なノズルのみを用いて電子透かしの埋め込みが行われるため、この埋め込まれた電子透かしを正確に検出することが可能となる。
なお、マルチパス形式の画像形成装置のパス数は2である必要はなく、3パス以上のマルチパス形式の画像形成装置に本発明を適用することもできる。
また、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせてパス数を可変にしておいてもよい。この場合、ステップS801において電子透かし埋め込み不可領域を決定する前に、CPU111がパス数を確認し、この結果に応じてステップS801の処理を行えばよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図11は、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図11に示すように、本実施形態には、第1の実施形態における画像処理部117が設けられていない。本実施形態では、CPU111が吐出不良ノズルを検出した後、その情報をホストPC190に受け渡し、ホストPC190に電子透かしを埋め込む処理を実行させる。そして、電子透かしの埋め込み処理が終了した後に、その結果を受け取り、印刷を実行する。
図12は、第3の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1201において、CPU111がヘッド制御部118を介して不吐検出を行う。つまり、CPU111が吐出不良ノズルの位置を検出する。ここでは、上からx+1番目のノズルが吐出不良ノズルであると判定されたとする。CPU111は、この検出結果をホストPC190に送信し、ホストPC190はこの検出結果を不吐情報として受信する。また、CPU111は、ノズルの数及びパス数もホストPC190に送信する。ここでは、第1の実施形態と同様に、ノズルの数がmであり、パス数が1(1パス形式)であるとする。
次に、ステップS1202において、ホストPC190がステップS1201の不吐情報に基づいて電子透かし埋め込み不可領域を決定する。電子透かし埋め込み不可領域は、画像形成装置100が1パス形式であれば第1の実施形態と同様になり、マルチパス形式であれば第2の実施形態と同様になる。
次に、ステップS1203において、ホストPC190は電子透かしの埋め込み処理を行おうとするライン(処理ライン)が電子透かし埋め込み不可領域に属するか否かの判定を行う。
そして、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属していなければ、ステップS1204において、ホストPC190が当該処理ラインに電子透かしを埋め込む処理を行う。次いで、ステップS1205において、ホストPC190が未処理の印字データが残っているか判定する。一方、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属している場合には、ステップS1204をスキップして、ホストPC190は、ステップS1205において、未処理の印字データが残っているか判定する。
そして、未処理の印字データが残っている場合には、ホストPC190は、ステップS1203の判定を再び実行する。一方、未処理の印字データが残っていない場合、ホストPC190は、ステップS1206において、画像形成装置100に電子透かしが埋め込まれたデータを送信する。
次に、CPU111がホストPC190からのデータを受信し、ステップS1207において、ヘッド制御部118、キャリッジモータ制御部119及び紙搬送モータ制御部120等を用いて印刷を実行し、その後、印刷を完了させる。なお、ステップS1207の印刷では、図7に示すように、吐出不良ノズルに隣接する2つのノズルを当該吐出不良ノズル側に寄せる。
このような制御の結果、第1の実施形態と同様に、図9に示すような印刷物が得られ、本実施形態によっても、正常な吐出が可能なノズルのみを用いて電子透かしの埋め込みが行われるため、この埋め込まれた電子透かしを正確に検出することが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第1の実施形態において説明した基本的な印字動作のみでは、画像に電子透かしを埋め込む際に他の問題が生じることもある。図13は、基本的な印字動作を行った場合に生じる問題の他の例を示す模式図である。
例えば、印刷メディア200の搬送に関する機構又は印字に関する機構の一部の精度が不十分になっている場合、2回の走査の間で、図13(a)に示すように、重複してインク滴が吐出される箇所が生じたり、インク滴がほとんど吐出されない箇所が生じたりする。このため、濃度が他の箇所よりも高い部分及び他の箇所よりも低い部分が生じてしまう。後者の場合、白すじが生じることもある。
また、2回の走査の間では、インク滴が印刷メディアに固定されるタイミングが相違するため、図13(b)に示すように、着弾したインク滴の表面張力によって濃度にばらつきが生じることがある。つまり、印字部の端付近に配されたインク滴には内側のインクとの表面張力のみが作用し、濃度にばらつきが発生してしまうのである。
従って、上述の基本的な動作を繰り返すと、濃度が特に高い部分又は低い部分が電子透かしを埋め込む領域である場合、適切な電子透かしが埋め込まれないこととなる。この結果、電子透かしの検出が困難又は不可能になることがあり得る。
そして、図5に示す条件下で、印刷が行われると、図14に示すように、上端及び下端のノズルが走査したi=0、m−1の列(灰色のドット例)に影響が現れる。また、これらに隣接するノズルが走査したi=1、m−2の列(ハッチング付のドット列)に影響が及ぶこともある。
特許文献4及び5には、夫々図13(a)及び(b)に示す問題に関する技術としてノズルの動作を補正する技術等が開示されており、他にも種々の提案がなされているが、これらを電子透かし技術にそのまま適用すると、電子透かしを正確に検出できなくなる。このように、特許文献4及び5には、ノズルの動作を補正する補正手段に関する記載があるが、電子透かし技術にそのまま適用することはできない。
そこで、本実施形態では、画像データに電子透かしを埋め込む場合には、次のような動作を行う。図15は、第4の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。
印刷を開始すると、先ず、ステップS1501において、CPU111が電子透かし埋め込み不可領域を決定する。ここでは、CPU111は、上から1番目のノズル及び2番目のノズル並びに下から1番目及び2番目のノズルが走査する領域を電子透かし埋め込み不可領域に含ませる。つまり、両端から所定の範囲内に位置するノズルが走査する領域が電子透かし埋め込み不可領域に含まれる。この結果、表4に示す領域が電子透かし埋め込み不可領域を構成することとなる。つまり、(1)上端又は下端のノズルが最初に走査する列、(2)これら2つのノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列、及び(3)これら4つのノズルが第2走査以降で走査する列から電子透かし埋め込み不可領域が構成される。(1)上端又は下端のノズルが最初に走査する列は、i=0、m−1の列である。(2)これら2つのノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列は、i=1、m−2の列である。(3)これら4つのノズルが第2走査以降で走査する列は、上記4列にmの倍数を加えた列である。
Figure 2009023214
次に、ステップS1502において、CPU111は電子透かしの埋め込み処理を行おうとするライン(処理ライン)が電子透かし埋め込み不可領域に属するか否かの判定を行う。
そして、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属していなければ、ステップS1503において、画像処理部117が当該処理ラインに電子透かしを埋め込む処理を行う。次いで、ステップS1504において、CPU111が未処理の印字データが残っているか判定する。一方、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属している場合には、ステップS1503をスキップして、CPU111は、ステップS1504において、未処理の印字データが残っているか判定する。
そして、未処理の印字データが残っている場合には、CPU111は、ステップS1502の判定を再び実行する。一方、未処理の印字データが残っていない場合、CPU111は、ステップS1505において、ヘッド制御部118、キャリッジモータ制御部119及び紙搬送モータ制御部120等を用いて印刷を実行し、その後、印刷を完了させる。なお、ステップS1505の印刷では、特許文献4又は5等に記載されている公知の方法により、画質の低下を抑制するための処理も行う。
このような制御の結果、図16に示すような印刷物が得られる。つまり、例え2回の走査の境界部分に濃度むらが生じることがあっても、この列及びこれに隣接する列には電子透かしが印刷されることはなく、それ以外の領域のみが電子透かし埋め込み対象領域となり、この領域のみに電子透かしが埋め込まれている。従って、本実施形態によれば、位置制御の精度の低下及び/又はインク滴の表面張力の影響を受けない列に相当するノズルのみを用いて電子透かしの埋め込みが行われるため、この埋め込まれた電子透かしを正確に検出することが可能となる。
なお、本実施形態では、特許文献4又は5に記載の方法等により画質の低下を抑制しているが、他の方法によって画質の低下を抑制してもよい。また、このような画質の低下の抑制を行わなくてもよい。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。第4の実施形態は、1パス形式の画像形成装置に関するものであるが、第5の実施形態は、2パス形式の画像形成装置に関する。2パス形式の画像形成装置では、1パス形式の画像形成装置の2倍の頻度で両端に位置するノズルによる走査が行われる。このため、制御の内容は第4の実施形態と同様であるが、ステップS1501において決定される電子透かし埋め込み不可領域が第4の実施形態とは相違する。例えば、表5に示す領域が電子透かし埋め込み不可領域を構成することとなる。つまり、(1)上端又は下端のノズルが最初に走査する列、(2)これら2つのノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列、及び(3)これら4つのノズルが第2走査以降で走査する列から電子透かし埋め込み不可領域が構成される。(1)上端又は下端のノズルが最初に走査する列は、i=0、m−1の列である。(2)これら2つのノズルに隣接する2つのノズルが最初に走査する列は、i=1、m−2の列である。(3)これら4つのノズルが第2走査以降で走査する列は、上記4列にm/2の倍数を加えた列である。
Figure 2009023214
このような制御の結果、図17に示すような印刷物が得られる。つまり、例え2回の走査の境界部分に濃度むらが生じることがあっても、この列及びこれに隣接する列には電子透かしが印刷されることはなく、それ以外の領域のみが電子透かし埋め込み対象領域となり、この領域のみに電子透かしが埋め込まれている。この結果、両端のノズル及びこれに隣接するノズルが走査する領域から離間した領域内のみに電子透かしが埋め込まれている。従って、本実施形態によっても、位置制御の精度の低下及び/又はインク滴の表面張力の影響を受けない列に相当するノズルのみを用いて電子透かしの埋め込みが行われるため、この埋め込まれた電子透かしを正確に検出することが可能となる。
なお、マルチパス形式の画像形成装置のパス数は2である必要はなく、3パス以上のマルチパス形式の画像形成装置に本発明を適用することもできる。
また、第4の実施形態と第5の実施形態とを組み合わせてパス数を可変にしておいてもよい。この場合、ステップS1501において電子透かし埋め込み不可領域を決定する前に、CPU111がパス数を確認し、この結果に応じてステップS1501の処理を行えばよい。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態の構成は、第3の実施形態の構成と同様である。即ち、図11に示すように、本実施形態にも、第1の実施形態及び第4の実施形態における画像処理部117が設けられていない。本実施形態では、CPU111がノズルの数を検出した後、その情報をホストPC190に受け渡し、ホストPC190に電子透かしを埋め込む処理を実行させる。そして、電子透かしの埋め込み処理が終了した後に、その結果を受け取り、印刷を実行する。
図18は、第6の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1801において、CPU111がヘッド制御部118を介してヘッド部122のノズル数の検出を行う。ここでは、m個のノズルが設けられていると判定されたとする。CPU111は、この検出結果をホストPC190に送信し、ホストPC190はこの検出結果をノズル情報として受信する。また、CPU111は、パス数もホストPC190に送信する。ここでは、第4の実施形態と同様に、パス数が1(1パス形式)であるとする。
次に、ステップS1802において、ホストPC190がステップS1801のノズル情報に基づいて電子透かし埋め込み不可領域を決定する。電子透かし埋め込み不可領域は、画像形成装置100が1パス形式であれば第4の実施形態と同様になり、マルチパス形式であれば第5の実施形態と同様になる。
次に、ステップS1803において、ホストPC190は電子透かしの埋め込み処理を行おうとするライン(処理ライン)が電子透かし埋め込み不可領域に属するか否かの判定を行う。
そして、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属していなければ、ステップS1804において、ホストPC190が当該処理ラインに電子透かしを埋め込む処理を行う。次いで、ステップS1805において、ホストPC190が未処理の印字データが残っているか判定する。一方、処理ラインが電子透かし埋め込み不可領域に属している場合には、ステップS1804をスキップして、ホストPC190は、ステップS1805において、未処理の印字データが残っているか判定する。
そして、未処理の印字データが残っている場合には、ホストPC190は、ステップS1803の判定を再び実行する。一方、未処理の印字データが残っていない場合、ホストPC190は、ステップS1806において、画像形成装置100に電子透かしが埋め込まれたデータを送信する。
次に、CPU111がホストPC190からのデータを受信し、ステップS1807において、ヘッド制御部118、キャリッジモータ制御部119及び紙搬送モータ制御部120等を用いて印刷を実行し、その後、印刷を完了させる。なお、ステップS1807の印刷では、第4の実施形態と同様に、特許文献4又は5等に記載されている公知の方法により、画質の低下を抑制するための処理も行う。
このような制御の結果、第4の実施形態と同様に、図16に示すような印刷物が得られ、本実施形態によっても、位置制御の精度の低下及び/又はインク滴の表面張力の影響を受けない列に相当するノズルのみを用いて電子透かしの埋め込みが行われる。このため、この埋め込まれた電子透かしを正確に検出することが可能となる。
また、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置100の機械的な構成を示す模式図である。 画像形成装置100の基本的な印字動作を示す模式図である。 基本的な印字動作を行った場合に生じる問題の例を示す模式図である。 1回の走査で印刷される領域を、座標を用いて示す模式図である。 吐出不良ノズルの存在に基づく不具合を示す模式図である。 ノズルの動作の補正方法を示す模式図である。 第1の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態により得られる印刷結果を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態により「X≦m/2」の場合に得られる印刷結果を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態により「X>m/2」の場合に得られる印刷結果を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。 基本的な印字動作を行った場合に生じる問題の他の例を示す模式図である。 両端に位置するノズルに基づく不具合を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態により得られる印刷結果を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態により得られる印刷結果を示す模式図である。 本発明の第6の実施形態において電子透かしを埋め込む場合の印字動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100:画像形成装置
110:コントローラ部
111:CPU
112:インタフェース制御部
113:ROM
114:RAM
115:EEPROM
116:操作パネル制御部
117:画像処理部
118:ヘッド制御部
119:キャリッジモータ制御部
120:紙搬送モータ部
121:操作パネル部
122:ヘッド部
123:キャリッジモータ部
124:紙搬送モータ部
190:ホストPC
200:メディア
201:キャリッジ部
211:キャリッジモータ軸
212:キャリッジモータ軸受け
213:タイミングベルト
214:タイミングベルト回転軸
215:タイミングベルト固定軸
221:紙搬送モータ軸
222:紙搬送モータ軸受け
223:紙搬送ローラ

Claims (12)

  1. 複数のノズルを備え、データの印刷をインクジェット方式で行う印刷手段と、
    前記複数のノズルに関する情報に基づいて、前記印刷手段が印刷しようとするデータに電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電子透かし埋め込み手段は、前記複数のノズルに関する情報として、前記複数のノズルに不良ノズルが含まれているか否かという情報を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電子透かし埋め込み手段は、前記複数のノズルに不良ノズルが含まれている場合、前記データのうちで当該不良ノズルが走査する領域から離間した領域内に前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数のノズルに不良ノズルが含まれている場合、残りのノズルの少なくとも一部のノズルの動作を補正する補正手段を有し、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記補正手段による補正の対象から外れたノズルが走査する領域内に前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記電子透かし埋め込み手段は、前記複数のノズルに関する情報として、前記複数のノズルの位置を表す情報を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記電子透かし埋め込み手段は、前記複数のノズルのうちで両端から所定の範囲内に位置するノズルが走査する領域から離間した領域内に前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数のノズルのうちで両端から所定の範囲内に位置するノズルの動作を補正する補正手段を有し、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記補正手段による補正の対象から外れたノズルが走査する領域内に前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 複数のノズルを備え、データの印刷をインクジェット方式で行う印刷手段と、
    前記複数のノズルに関する情報を制御装置に送信し、前記制御装置から送信されてきた電子透かしが埋め込まれたデータを受信し、当該データを前記印刷手段に受け渡すインタフェース制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記インタフェース制御手段は、前記複数のノズルに関する情報として、前記複数のノズルに不良ノズルが含まれているか否かという情報を送信することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記インタフェース制御手段は、前記複数のノズルに関する情報として、前記複数のノズルの位置を表す情報を送信することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 複数のノズルを備え、データの印刷をインクジェット方式で行う印刷手段を有する画像形成装置を制御する方法であって、
    前記複数のノズルに関する情報に基づいて、前記印刷手段が印刷しようとするデータに電子透かしを埋め込むステップを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 複数のノズルを備え、データの印刷をインクジェット方式で行う印刷手段を有する画像形成装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記複数のノズルに関する情報に基づいて、前記印刷手段が印刷しようとするデータに電子透かしを埋め込むステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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