JP2009021727A - スイッチング回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コストを抑制しつつ、高調波を充分に除去でき、任意の折線波形及びそれに近似の曲線波形を生成することができ、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができるスイッチング回路を提供すること。
【解決手段】 パワートランジスタM1を駆動する制御パルスを生成する制御パルス生成部2と、規範電圧波形追従駆動部4へ入力する信号波形を、予めノイズ特性と損失特性を設定した波形にして出力する規範電圧波形生成部3を備え、規範電圧波形生成部3は、制御パルスから複数段で折った波形を生成する折線波形生成部31と、折線波形生成部31の出力波形のノイズ成分を除去するRCローパスフィルタ32を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 パワートランジスタM1を駆動する制御パルスを生成する制御パルス生成部2と、規範電圧波形追従駆動部4へ入力する信号波形を、予めノイズ特性と損失特性を設定した波形にして出力する規範電圧波形生成部3を備え、規範電圧波形生成部3は、制御パルスから複数段で折った波形を生成する折線波形生成部31と、折線波形生成部31の出力波形のノイズ成分を除去するRCローパスフィルタ32を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スイッチング回路の技術分野に属する。
従来のスイッチング回路では、電界効果型出力トランジスタのゲート電圧をフィードバックしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、立ち上がり、立ち下がりの時の波形を任意に変えるための回路として折線回路を備えたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−218068号公報(第2−7頁、全図)
特開平9−71252号公報(第2−7頁、全図)
しかしながら、従来にあっては、折り点部分による高調波が充分に除去できていなかった。また、オペアンプを用いた構成はコストが高かった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、コストを抑制しつつ、高調波を充分に除去でき、任意の折線波形及びそれに近似の曲線波形を生成することができ、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができるスイッチング回路を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、フィードバック構成部によりスイッチング素子を駆動して負荷を作動させるスイッチング回路において、前記スイッチング素子を駆動する制御パルスを生成する制御パルス生成手段と、前記フィードバック構成部へ入力する信号波形を、予めノイズ特性と損失特性を設定した波形にして出力する規範電圧波形生成手段を備え、前記規範電圧波形生成手段は、前記制御パルスから複数段で折った波形を生成する折線波形生成手段と、前記折線波形生成手段の出力波形のノイズ成分を除去するフィルタ手段と、を備えたことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、コストを抑制しつつ、任意の折線波形及びそれに近似の曲線波形を生成することができ、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
以下、本発明のスイッチング回路を実現する実施の形態を、請求項1,2,3,4に係る発明に対応する実施例1と、請求項1,2,3,5に係る発明に対応する実施例2と、請求項1,2,3,6に係る発明に対応する実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のスイッチング回路のブロック図である。
実施例1のスイッチング回路1は、制御パルス生成部2、規範電圧波形生成部3、規範電圧波形追従駆動部4、負荷5、電源6を主要な構成としている。
制御パルス生成部2は、規範電圧波形追従駆動部4を駆動制御するための波形となる制御パルスを生成し出力する。
規範電圧波形生成部3は、予めノイズと損失が要求される所定の値を満たす入力波形(本明細書において規範波形と呼ぶ)を生成し出力する。
規範電圧波形追従駆動部4は、入力される規範波形によりオンオフのスイッチシングを行う駆動部である。
負荷5は、スイッチングによる電圧のオンオフで駆動するものである。
電源6は、負荷5の駆動のための電源を供給する。
図1は実施例1のスイッチング回路のブロック図である。
実施例1のスイッチング回路1は、制御パルス生成部2、規範電圧波形生成部3、規範電圧波形追従駆動部4、負荷5、電源6を主要な構成としている。
制御パルス生成部2は、規範電圧波形追従駆動部4を駆動制御するための波形となる制御パルスを生成し出力する。
規範電圧波形生成部3は、予めノイズと損失が要求される所定の値を満たす入力波形(本明細書において規範波形と呼ぶ)を生成し出力する。
規範電圧波形追従駆動部4は、入力される規範波形によりオンオフのスイッチシングを行う駆動部である。
負荷5は、スイッチングによる電圧のオンオフで駆動するものである。
電源6は、負荷5の駆動のための電源を供給する。
実施例1のスイッチング回路の規範電圧波形生成部3について、さらに詳細に説明する。
図2は実施例1のスイッチング回路のブロック図である。
実施例1のスイッチング回路1において、規範電圧波形生成部3は、折線波形生成部31とRCローパスフィルタ32を主要な構成としている。
図3は折線波形生成部31の具体的な構成例を示す回路構成図である。
図4は図3の折線波形生成部の構成例の立上り時の入出力波形特性を示すグラフ図である。
図5は図3の折線波形生成部の構成例の立下がり時の入出力波形特性を示すグラフ図である。
図2は実施例1のスイッチング回路のブロック図である。
実施例1のスイッチング回路1において、規範電圧波形生成部3は、折線波形生成部31とRCローパスフィルタ32を主要な構成としている。
図3は折線波形生成部31の具体的な構成例を示す回路構成図である。
図4は図3の折線波形生成部の構成例の立上り時の入出力波形特性を示すグラフ図である。
図5は図3の折線波形生成部の構成例の立下がり時の入出力波形特性を示すグラフ図である。
折線波形生成部31は、制御パルス生成部2からの入力出力ライン上に設けた抵抗R1と、PNP型で、ベースに電源V3を接続し、エミッタに抵抗R2を介して抵抗R1の下流と接続し、コレクタを接地したトランジスタQ1と、PNP型で、ベースに電源V4を接続し、エミッタに抵抗R3を介して抵抗R1の下流と接続し、コレクタを接地したトランジスタQ2と、PNP型で、ベースに電源V5を接続し、エミッタに抵抗R4を介して抵抗R1の下流と接続し、コレクタを接地したトランジスタQ3を備えている。さらに、折線波形生成部31は、NPN型で、ベースに電源V6を接続し、コレクタに電源V2を接続し、エミッタに抵抗R5を介して抵抗R1の下流に接続したトランジスタQ4と、NPN型で、ベースに電源V7を接続し、コレクタに電源V2を接続し、エミッタに抵抗R6を介して抵抗R1の下流に接続したトランジスタQ5と、NPN型で、ベースに電源V8を接続し、コレクタに電源V2を接続し、エミッタに抵抗R7を介して抵抗R1の下流に接続したトランジスタQ6を備えている。
図6はRCローパスフィルタ32の回路構成を示す図である。
図7はRCローパスフィルタ32の周波数特性を示すグラフ図である。
RCローパスフィルタ32は、信号ラインに設けた抵抗R8と信号ラインとグランドの間に設けたコンデンサC1からなり、図7に周波数特性を示すように高調波の通過を抑制する。
図7はRCローパスフィルタ32の周波数特性を示すグラフ図である。
RCローパスフィルタ32は、信号ラインに設けた抵抗R8と信号ラインとグランドの間に設けたコンデンサC1からなり、図7に周波数特性を示すように高調波の通過を抑制する。
図8は実施例1のスイッチング回路の具体的な回路構成例を示す図である。
図8に示す回路構成では、折線波形生成部31とRCローパスフィルタ32の間に反転器A1を設け、RCローパスフィルタ32と規範電圧波形追従駆動部4の間に反転器A2を設けている。
そして、規範電圧波形追従駆動部4は、抵抗R9〜R14、電源V9、コンデンサC2、トランジスタQ7〜Q12、ダイオードD1,D2、パワートランジスタM1(スイッチング素子)により構成されており、トランジスタQ7,Q8とトランジスタQ9,Q10がカレントミラー回路を構成したフィードバック構成である。
負荷5は、モータを想定し、抵抗R15,R16、インダクタンスL1、パワートランジスタM2により構成している。
図8に示す回路構成では、折線波形生成部31とRCローパスフィルタ32の間に反転器A1を設け、RCローパスフィルタ32と規範電圧波形追従駆動部4の間に反転器A2を設けている。
そして、規範電圧波形追従駆動部4は、抵抗R9〜R14、電源V9、コンデンサC2、トランジスタQ7〜Q12、ダイオードD1,D2、パワートランジスタM1(スイッチング素子)により構成されており、トランジスタQ7,Q8とトランジスタQ9,Q10がカレントミラー回路を構成したフィードバック構成である。
負荷5は、モータを想定し、抵抗R15,R16、インダクタンスL1、パワートランジスタM2により構成している。
作用を説明する。
[良好なノイズ特性と損失特性の生成作用]
実施例1のスイッチング回路1では、まず、制御パルス生成部2が立上り及び立下りを有するパルス、例えばPWMパルスとして台形波状のパルスを出力する。
規範電圧波形生成部3では、立上り又は立下りのタイミングを用いて、規範波形を生成する。より具体的には、例えばRCローパスフィルタ32で折線波形を丸めた波形を生成する。
規範電圧波形追従駆動部4では、例えば図8に示すようなカレントミラーの回路構成部分により、入力される規範電圧波形と出力電圧波形を近づけるようにした波形によりパワートランジスタM1(スイッチング素子)を駆動することで、規範電圧波形に追従した出力電圧波形が得られる。
これにより、ノイズ及び損失の緻密な制御が可能となる。
[良好なノイズ特性と損失特性の生成作用]
実施例1のスイッチング回路1では、まず、制御パルス生成部2が立上り及び立下りを有するパルス、例えばPWMパルスとして台形波状のパルスを出力する。
規範電圧波形生成部3では、立上り又は立下りのタイミングを用いて、規範波形を生成する。より具体的には、例えばRCローパスフィルタ32で折線波形を丸めた波形を生成する。
規範電圧波形追従駆動部4では、例えば図8に示すようなカレントミラーの回路構成部分により、入力される規範電圧波形と出力電圧波形を近づけるようにした波形によりパワートランジスタM1(スイッチング素子)を駆動することで、規範電圧波形に追従した出力電圧波形が得られる。
これにより、ノイズ及び損失の緻密な制御が可能となる。
さらに説明する。
図9は台形波と規範電圧波形のFFT波形及び時間軸波形のグラフ図である。
図10は実施例1のスイッチング回路における折線波形生成部及びRCローパスフィルタの波形のタイムチャートである。
実施例1のスイッチング回路1では、図9に示すように折線波形生成部31及びRCローパスフィルタ32で構成する規範電圧波形生成部3により規範電圧波形(図9の線101b)を得る。台形波(図9の線101a)に比較して、より複雑な任意の波形を得ることができる。
図9は台形波と規範電圧波形のFFT波形及び時間軸波形のグラフ図である。
図10は実施例1のスイッチング回路における折線波形生成部及びRCローパスフィルタの波形のタイムチャートである。
実施例1のスイッチング回路1では、図9に示すように折線波形生成部31及びRCローパスフィルタ32で構成する規範電圧波形生成部3により規範電圧波形(図9の線101b)を得る。台形波(図9の線101a)に比較して、より複雑な任意の波形を得ることができる。
折線波形生成部31では、図3に示す具体構成例において、電源V1からの出力波形(制御パルス生成部2からの制御パルス)が0Vの時は、トランジスタQ4,Q5,Q6がオンとなり、出力は電源V2の電圧(例えば5V)に対して、R1対R4,R5,R6の並行接続の抵抗分圧した値が出力される。この時、Q1,Q2,Q3はオフである。
そして、徐々に電源V1の電圧が上昇すると、トランジスタQ6、トランジスタQ5、トランジスタQ4の順にオフしていき、波形の立上りの傾斜が急になる。さらに、電源V1の電圧が上昇すると、トランジスタQ3、トランジスタQ2、トランジスタQ1の順にオンして行くので、波形の傾斜はゆるくなる。これにより、図4、図5に示すように、入力される台形波の制御パルス(図4、図5の線100a)を複数段で線を折った波形(図4、図5の線100b)にする。
よって、折線波形生成部31からの出力は、図10に線102aで示すように、複数段で折り線にした、ノイズと損失を良好な特性にする波形にする。
よって、折線波形生成部31からの出力は、図10に線102aで示すように、複数段で折り線にした、ノイズと損失を良好な特性にする波形にする。
次にRCローパスフィルタ32では、図7に示す特性のように、高調波の通過を抑制するため、折線波形生成部31からの出力をさらに整形して、図10に線102bで示すように緩やかな変化の波形にする。これが規範電圧波形となる。
言い換えると、ノイズと損失を良好にする擬似SIN波を形成した折線波形生成部31の波形の高調波を充分に除去する。
言い換えると、ノイズと損失を良好にする擬似SIN波を形成した折線波形生成部31の波形の高調波を充分に除去する。
そして、RCローパスフィルタ32からの規範電圧波形により、これに追従するようフィードバックするようにして、図8に具体的な構成例示す規範電圧波形追従駆動部4でスイッチング素子(パワートランジスタM1)を駆動する。フィードバックされた波形は図10に線102cで示すものとなる。これにより、スイッチング素子による負荷5の駆動は、総じてノイズと負荷を良好な特性にしたものとなる。
さらに、言い換えて説明する。
スイッチング回路1において、例えば、フィードフォワード回路構成を考えることができるが、フィードフォワード回路構成ではスイッチング素子の特性が出力波形として強く現れる傾向がある。これに対して、実施例1のスイッチング回路1の規範電圧波形追従駆動部4のようにフィードバック回路構成では、駆動波形を高調波成分の少ない波形とすることで、ほぼそのままの出力波形を得ることができるため、高調波ノイズの低減が可能となる。
スイッチング回路1において、例えば、フィードフォワード回路構成を考えることができるが、フィードフォワード回路構成ではスイッチング素子の特性が出力波形として強く現れる傾向がある。これに対して、実施例1のスイッチング回路1の規範電圧波形追従駆動部4のようにフィードバック回路構成では、駆動波形を高調波成分の少ない波形とすることで、ほぼそのままの出力波形を得ることができるため、高調波ノイズの低減が可能となる。
高調波ノイズ成分が少ない波形を生成するものとして、PWMパルスを生成する制御パルス生成部2を設けた場合、高調波ノイズの主成分は、パルスの立上り、立下り時の波形に強く依存する。
実施例1では、折線波形生成部31により、このパルスの立上り、立下り時の波形を任意に変更する。なお、立上り、立下りはそれぞれ最適なものとなるよう任意に変更すればよく、異なるものでよい(図4、図5)。そして、RCローパスフィルタ32により、任意の折線波形の高調波成分を少なくすることにより、ノイズと損失特性を良好にする。
また、折線波形生成部31はトランジスタQ1〜Q6で構成しているのでコストを抑制したものとなる。
実施例1では、折線波形生成部31により、このパルスの立上り、立下り時の波形を任意に変更する。なお、立上り、立下りはそれぞれ最適なものとなるよう任意に変更すればよく、異なるものでよい(図4、図5)。そして、RCローパスフィルタ32により、任意の折線波形の高調波成分を少なくすることにより、ノイズと損失特性を良好にする。
また、折線波形生成部31はトランジスタQ1〜Q6で構成しているのでコストを抑制したものとなる。
効果を説明する。
実施例1のスイッチング回路にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)規範電圧波形追従駆動部4によりパワートランジスタM1を駆動して負荷5を作動させるスイッチング回路1において、パワートランジスタM1を駆動する制御パルスを生成する制御パルス生成部2と、規範電圧波形追従駆動部4へ入力する信号波形を、予めノイズ特性と損失特性を設定した波形にして出力する規範電圧波形生成部3を備え、規範電圧波形生成部3は、制御パルスから複数段で折った波形を生成する折線波形生成部31と、折線波形生成部31の出力波形のノイズ成分を除去するRCローパスフィルタ32を備えたため、コストを抑制しつつ任意の折線波形及びそれに近似の曲線波形を生成することができ、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
実施例1のスイッチング回路にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)規範電圧波形追従駆動部4によりパワートランジスタM1を駆動して負荷5を作動させるスイッチング回路1において、パワートランジスタM1を駆動する制御パルスを生成する制御パルス生成部2と、規範電圧波形追従駆動部4へ入力する信号波形を、予めノイズ特性と損失特性を設定した波形にして出力する規範電圧波形生成部3を備え、規範電圧波形生成部3は、制御パルスから複数段で折った波形を生成する折線波形生成部31と、折線波形生成部31の出力波形のノイズ成分を除去するRCローパスフィルタ32を備えたため、コストを抑制しつつ任意の折線波形及びそれに近似の曲線波形を生成することができ、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
(2)折線波形生成部31は、台形波の制御パルスに対して、複数のトランジスタQ1〜Q6により台形波の立上り及び立下りのゲインを変えて折線波形を生成するため、トランジスタによる構成でコストを抑制しつつ、複数のトランジスタを段階的に作動させて、折線波形を生成し、任意の折線波形を生成することができ、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
(3)折線波形生成部31は、折線波形の立上りと立下りを異なる波形にしたため、より最適な折線波形を得ることができ、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
(4)フィルタ手段は、RCローパスフィルタ32で構成したため、抵抗とコンデンサのみの構成でコストを抑制でき、簡素な構造で信頼性を高めることができ、パルスを丸めるようにして規範波形を生成して、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
実施例2のスイッチング回路は、フィルタ手段としてRCツインTノッチフィルタを用いる構成にした例である。
構成を説明する。
図11は実施例2におけるRCツインTノッチフィルタの回路構成を示す図である。図12は実施例2におけるRCツインTノッチフィルタの等価回路を示す説明図である。図13は実施例2におけるRCツインTノッチフィルタの周波数特性を示すグラフ図である。
構成を説明する。
図11は実施例2におけるRCツインTノッチフィルタの回路構成を示す図である。図12は実施例2におけるRCツインTノッチフィルタの等価回路を示す説明図である。図13は実施例2におけるRCツインTノッチフィルタの周波数特性を示すグラフ図である。
RCツインTノッチフィルタ33は、信号ラインに直列に設けた抵抗R17及び抵抗R18と、抵抗R17,R18と並行に設けたコンデンサC3及びコンデンサC4と、抵抗R17と抵抗R18の間とグランドの間に設けたコンデンサC5と、コンデンサC3及びC4の間とグランドの間に設けた抵抗R19とからなる。
RCツインTノッチフィルタ33は、π型等価特性で置き換えると図12のようになり、伝達特性は、以下の数式1、数式2のようになる。
RCツインTノッチフィルタ33は、π型等価特性で置き換えると図12のようになり、伝達特性は、以下の数式1、数式2のようになる。
作用を説明する。
実施例2のスイッチング回路1では、折線波形生成部31からの出力、つまり折線波形に対し、特定周波数の近傍領域の通過を抑制し、ノイズと損失を良好にする規範電圧波形を生成する。
この特定周波数は、回路構成により任意に変更できるため、効果的にノイズ抑制を行える。
また、RCツインTノッチフィルタ33は、抵抗とコンデンサのみで構成しているため、コストを抑制したものとなる。
実施例2のスイッチング回路1では、折線波形生成部31からの出力、つまり折線波形に対し、特定周波数の近傍領域の通過を抑制し、ノイズと損失を良好にする規範電圧波形を生成する。
この特定周波数は、回路構成により任意に変更できるため、効果的にノイズ抑制を行える。
また、RCツインTノッチフィルタ33は、抵抗とコンデンサのみで構成しているため、コストを抑制したものとなる。
効果を説明する。
実施例2のスイッチング回路では、上記(1)〜(3)に加えて、以下の効果を有する。
(5)フィルタ手段は、RCツインTフィルタ33で構成したため、抵抗とコンデンサのみの構成でコストを抑制でき、簡素な構造で信頼性を高めることができ、特定周波数の近傍における通過を抑制して、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例2のスイッチング回路では、上記(1)〜(3)に加えて、以下の効果を有する。
(5)フィルタ手段は、RCツインTフィルタ33で構成したため、抵抗とコンデンサのみの構成でコストを抑制でき、簡素な構造で信頼性を高めることができ、特定周波数の近傍における通過を抑制して、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例3のスイッチング回路は、フィルタ手段として3次LCノッチフィルタを用いる構成にした例である。
構成を説明する。
図14は実施例3における3次LCノッチフィルタの回路構成を示す図である。図15は実施例3における3次LCノッチフィルタの特性を示すための回路構成を示す説明図である。図16は図15に示す3次LCノッチフィルタの周波数特性を示すグラフ図である。
構成を説明する。
図14は実施例3における3次LCノッチフィルタの回路構成を示す図である。図15は実施例3における3次LCノッチフィルタの特性を示すための回路構成を示す説明図である。図16は図15に示す3次LCノッチフィルタの周波数特性を示すグラフ図である。
3次LCノッチフィルタ34は、信号ライン上にコンデンサC6を設け、これと並行にインダクタンスL2を設ける。そして、コンデンサC6及びインダクタンスL2の上流側とグランドの間に、直列にインダクタンスL3とコンデンサC7を設け、コンデンサC6及びインダクタンスL2の下流側とグランドの間に、直列にインダクタンスL4とコンデンサC8を設ける。
そして、例えば図15に示すように、上流に交流電源V11と抵抗R17を設け、下流に抵抗R18設けると、図16に示すような周波数特性を得ることができる。
その他構成は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
その他構成は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
作用を説明する。
実施例3では、フィルタ手段として3次LCノッチフィルタ34を用いている。
3次LCノッチフィルタ34でも、折線波形に対してノッチ周波数近傍の通過を抑制するようにして、良好なノイズ特性及び損失特性を実現する規範電圧波形を生成する。
また、3次LCノッチフィルタ34は、コンデンサとインダクタンスのみで構成され、コストを抑制し、簡素な構成により信頼性を高くする。
実施例3では、フィルタ手段として3次LCノッチフィルタ34を用いている。
3次LCノッチフィルタ34でも、折線波形に対してノッチ周波数近傍の通過を抑制するようにして、良好なノイズ特性及び損失特性を実現する規範電圧波形を生成する。
また、3次LCノッチフィルタ34は、コンデンサとインダクタンスのみで構成され、コストを抑制し、簡素な構成により信頼性を高くする。
効果を説明する。
実施例3のスイッチング回路においては、上記(1)〜(3)に加えて以下の効果を有する。
(6)フィルタ手段は、3次LCノッチフィルタ34で構成したため、コンデンサとインダクタンスのみの構成でコストを抑制でき、簡素な構造で信頼性を高めることができ、特定周波数の近傍における通過を抑制して、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例3のスイッチング回路においては、上記(1)〜(3)に加えて以下の効果を有する。
(6)フィルタ手段は、3次LCノッチフィルタ34で構成したため、コンデンサとインダクタンスのみの構成でコストを抑制でき、簡素な構造で信頼性を高めることができ、特定周波数の近傍における通過を抑制して、良好なノイズ特性と損失特性を実現することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
以上、本発明のスイッチング回路を実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
負荷の例としてはモータ、照明や他の動作装置などが挙げられる。
負荷の例としてはモータ、照明や他の動作装置などが挙げられる。
1 スイッチング回路
2 制御パルス生成部
3 規範電圧波形生成部
31 折線波形生成部
32 RCローパスフィルタ
33 RCツインTノッチフィルタ
34 3次LCノッチフィルタ
4 規範電圧波形追従駆動部
5 負荷
6 電源
100a (台形波の特性を示す)線
100b (折線波形の特性を示す)線
101a (台形波の特性を示す)線
101b (規範電圧波形の特性を示す)線
102a〜102c (各部の波形を示す)線
C1〜C8 コンデンサ
D1 ダイオード
D2 ダイオード
L1〜L4 インダクタンス
M1 パワートランジスタ
M2 パワートランジスタ
Q1〜Q12 トランジスタ
V1〜V11 電源
R1〜R18 抵抗
A1 反転器
A2 反転器
2 制御パルス生成部
3 規範電圧波形生成部
31 折線波形生成部
32 RCローパスフィルタ
33 RCツインTノッチフィルタ
34 3次LCノッチフィルタ
4 規範電圧波形追従駆動部
5 負荷
6 電源
100a (台形波の特性を示す)線
100b (折線波形の特性を示す)線
101a (台形波の特性を示す)線
101b (規範電圧波形の特性を示す)線
102a〜102c (各部の波形を示す)線
C1〜C8 コンデンサ
D1 ダイオード
D2 ダイオード
L1〜L4 インダクタンス
M1 パワートランジスタ
M2 パワートランジスタ
Q1〜Q12 トランジスタ
V1〜V11 電源
R1〜R18 抵抗
A1 反転器
A2 反転器
Claims (6)
- フィードバック構成部によりスイッチング素子を駆動して負荷を作動させるスイッチング回路において、
前記スイッチング素子を駆動する制御パルスを生成する制御パルス生成手段と、
前記フィードバック構成部へ入力する信号波形を、予めノイズ特性と損失特性を設定した波形にして出力する規範電圧波形生成手段を備え、
前記規範電圧波形生成手段は、
前記制御パルスから複数段で折った波形を生成する折線波形生成手段と、
前記折線波形生成手段の出力波形のノイズ成分を除去するフィルタ手段と、
を備えた、
ことを特徴とするスイッチング回路。 - 請求項1に記載のスイッチング回路において、
前記折線波形生成手段は、
台形波の前記制御パルスに対して、複数のトランジスタにより台形波の立上り及び立下りのゲインを変えて折線波形を生成する、
ことを特徴とするスイッチング回路。 - 請求項1又は請求項2に記載のスイッチング回路において、
前記折線波形生成手段は、
折線波形の立上りと立下りを異なる波形にした、
ことを特徴とするスイッチング回路。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスイッチング回路において、
前記フィルタ手段は、ローパスフィルタで構成したことを特徴とするスイッチング回路。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスイッチング回路において、
前記フィルタ手段は、ツインT型フィルタで構成したことを特徴とするスイッチング回路。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスイッチング回路において、
前記フィルタ手段は、3次LCノッチフィルタで構成したことを特徴とするスイッチング回路。
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JP2007181637A JP2009021727A (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | スイッチング回路 |
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-
2007
- 2007-07-11 JP JP2007181637A patent/JP2009021727A/ja active Pending
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