JP2009021337A - 研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の周縁部の鮮明な画像を取得でき、正確な研磨終点を検知することができる研磨装置を提供する。
【解決手段】基板Wを保持するためのステージ20と、ステージを回転させるためのステージ回転機構40と、ステージに保持された基板の周縁部を研磨するための研磨ヘッド42と、ステージ20、ステージ回転機構40、および研磨ヘッド42の動作を制御する制御部70と、基板の周縁部に対向して配置された少なくとも1つの末端撮像部60を介して該基板の周縁部の画像を取得する画像取得部61と、画像取得部からの画像を処理する画像処理部62と、光透過性を有する液体を基板の周縁部に向けて噴射して、基板の周縁部と末端撮像部との間を液体で満たす液体噴射部51とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、研磨テープを有する研磨装置に関し、特に半導体ウエハなどの基板の周縁部を研磨する研磨装置に関するものである。
半導体製造における歩留まり向上の観点から、ウエハのベベル部の表面状態の管理が近年注目されている。半導体デバイスの製造工程では、ウエハの表面全体に多くの材料が成膜されていくため、実際の製品には用いられないベベル部にもそれらの材料が膜として形成されている。このようなベベル部に残存する不要な膜は、ウエハの搬送時や種々の工程を経ていく間に剥離してデバイス部の表面に付着し、これが製品の歩留まりを低下させてしまう。
そこで、ウエハのベベル部に形成された膜を除去するために、研磨装置が広く用いられている。この種の研磨装置としては、研磨テープをウエハのベベル部に押し当てて該ベベル部を研磨する研磨装置が代表的である。より詳しくは、研磨テープの裏面側に配置された加圧パッドにより研磨テープの研磨面を基板のベベル部に押圧することでウエハのベベル部を研磨する。
特開2006−303112号公報 特開2004−241434号公報
最近では、研磨中にベベル部の表面をCCDカメラなどの撮像装置により撮像し、取得した画像から研磨終点を検知する技術が開発されている。この技術においては、研磨終点を正確に検出するためには、できるだけ鮮明な画像を取得することが必要とされる。しかしながら、通常のベベル研磨工程では、ウエハの表面をパーティクルによる汚染から保護するためにベベル部に研磨液(例えば純水)を供給しながら研磨しており、この研磨液が撮像装置の対物レンズに付着してしまう。このため、ベベル部の鮮明な画像を取得することが難しく、結果として正確な研磨終点を検知することができなかった。
本発明は上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、基板の周縁部の鮮明な画像を取得でき、正確な研磨終点を検知することができる研磨装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、基板を保持するためのステージと、前記ステージを回転させるためのステージ回転機構と、前記ステージに保持された基板の周縁部を研磨するための研磨ヘッドと、前記ステージ、前記ステージ回転機構、および前記研磨ヘッドの動作を制御する制御部と、前記基板の周縁部に対向して配置された少なくとも1つの末端撮像部を介して該基板の周縁部の画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部からの画像を処理する画像処理部と、光透過性を有する液体を前記基板の周縁部に向けて噴射して、前記基板の周縁部と前記末端撮像部との間を前記液体で満たす液体噴射部とを備えたことを特徴とする研磨装置である。
本発明の好ましい態様は、前記液体噴射部から噴射される前記液体の流速は、回転する前記基板の周縁部の速度以上であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記末端撮像部および前記液体噴射部は、前記ステージに保持された基板の表面に対して傾動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記少なくとも1つの末端撮像部は複数の末端撮像部であり、前記複数の末端撮像部は、前記ステージに保持された基板の周縁部の上部、中央部、および下部にそれぞれ対向して配列されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記液体噴射部は、前記基板の接線方向に対して0度から90度の範囲内の角度で前記液体を該基板の周縁部に向けて噴射する噴射孔を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記噴射孔は、前記基板の接線方向に対して25度から45度の範囲内の角度で前記液体を噴射することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記液体噴射部は、前記接線方向に対して90度の角度から該基板の周縁部に向けて前記液体を噴射する第1の噴射孔と、前記基板の接線方向に対して25度から45度の範囲内の角度で該基板の周縁部に向けて前記液体を噴射する第2の噴射孔とを有することを特徴とする。
本発明の他の態様は、基板を保持するためのステージと、前記ステージを回転させるためのステージ回転機構と、前記ステージに保持された基板の周縁部を研磨するための研磨ヘッドと、前記ステージ、前記ステージ回転機構、および前記研磨ヘッドの動作を制御する制御部と、前記基板の周縁部に対向して配置された少なくとも1つの末端撮像部を介して該基板の周縁部の画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部からの画像を処理する画像処理部と、前記基板の周縁部と前記末端撮像部との間に設けられた当接部材を前記基板の周縁部に当接させる当接ヘッドとを備え、前記当接部材は光透過性を有することを特徴とする研磨装置である。
本発明の好ましい態様は、前記末端撮像部および前記当接ヘッドは、前記ステージに保持された基板の表面に対して傾動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記当接部材は、光透過性を有する透明テープであり、前記当接ヘッドは、前記透明テープの裏面側に配置された加圧パッドと、前記加圧パッドを介して前記透明テープを基板の周縁部に押圧する押圧機構とを備えることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記基板の周縁部を照明する照明部をさらに備え、前記透明テープから反射する前記照明部の光から逸れた位置に前記末端撮像部を配置したことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記照明部と前記末端撮像部は同一方向を向き、一体的に構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記透明テープが前記基板の周縁部と当接する際に生じる当接圧の最も高い部分に対向して前記末端撮像部を配置したことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記透明テープは、基板の周縁部を拭う清掃機能または基板の周縁部を研磨する研磨機能を備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記画像処理部は、前記画像取得部により取得された画像から基板の周縁部の表面粗さを解析し、表面粗さの分布を数値として表し、前記数値が予め設定された閾値を上回ったとき、または下回ったときに研磨終点に達したと判断することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記画像処理部は、前記数値が予め設定された閾値を上回った時間、または下回った時間が設定時間以上である時に、研磨終点に達したと判断することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記画像処理部は、前記画像取得部により取得された画像の色を数値に表し、前記数値が予め設定された閾値を上回ったとき、または下回ったときに研磨終点に達したと判断することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記画像処理部は、前記数値が予め設定された閾値を上回った時間、または下回った時間が設定時間以上である時に、研磨終点に達したと判断することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記画像取得部はCCDカメラを備え、該CCDカメラの露光時間は、基板が1回転する時間よりも長いことを特徴とする。
本発明の他の態様は、研磨面を有する研磨テープと、基板を保持するためのステージと、前記ステージを回転させるためのステージ回転機構と、前記研磨テープを基板の周縁部に押し当てて該周縁部を研磨する研磨ヘッドと、前記ステージ、前記ステージ回転機構、および前記研磨ヘッドの動作を制御する制御部と、前記研磨テープの研磨面に対向して配置された末端撮像部を介して、基板に接触した後の前記研磨面の画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部からの画像を処理する画像処理部とを備えたことを特徴とする研磨装置である。
本発明によれば、光透過性を有する液体または当接部材により末端撮像部の視界が良好に維持されるので、基板の周縁部の鮮明な画像を取得することができる。その結果、正確な研磨終点検知を行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係る研磨装置について図を参照して説明する。本実施形態に係る研磨装置は、ウエハなどの基板の周縁部(ベベル部及びエッジカット部)を研磨する目的に好適に用いられる。ここで、ベベル部とは、図1に示すように、基板の周縁において断面が曲率を有する部分Bをいう。図1において、Dで示される平坦部はデバイスが形成される領域である。このデバイス領域Dから外側の数ミリメートルまでの平坦部Eはエッジカット部と称され、デバイス領域Dと区別される。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る研磨装置を示す平面図である。図3は図2に示す研磨装置の断面図である。
図2および図3に示すように、本実施形態に係る研磨装置は、ウエハ(基板)Wを保持するためのウエハステージ23を有するウエハステージユニット20と、ウエハステージユニット20をウエハステージ23の上面(ウエハ保持面)と平行な方向に移動させるためのステージ移動機構30と、ウエハステージ23を回転させるステージ回転機構40と、ウエハステージ23に保持されたウエハWの周縁部を研磨する研磨ユニット50とを備えている。
また、図2に示すように、研磨装置は、ウエハステージ23に保持されたウエハWの周縁部に純水(透明な液体)を噴射する水噴射部(液体噴射部)51と、この水噴射部51に固定された末端撮像部(例えば対物レンズ)60と、この末端撮像部60を介してウエハWの周縁部の画像を取得するCCDカメラ(画像取得部)61と、CCDカメラ61からの画像を処理する画像処理部62と、画像処理部62からの信号に基づいて研磨装置の動作を制御する制御部70とをさらに備えている。なお、画像取得部61として、CCDカメラ以外に、他のタイプの受光素子を用いたデジタルカメラを用いてもよい。また、画像取得部として超小型CCDカメラを用い、末端撮像部と画像取得部とを一体に設けてもよい。
ウエハステージユニット20、ステージ移動機構30、ステージ回転機構40、および研磨ユニット50は、ハウジング11内に収容されている。このハウジング11は仕切板14によって2つの空間、すなわち上室(研磨室)15と下室(機械室)16とに区画されている。上述したウエハステージ23および研磨ユニット50は上室15内に配置され、ステージ移動機構30およびステージ回転機構40は下室16内に配置されている。上室15の側壁には開口部12が形成されており、この開口部12は図示しないエアシリンダにより駆動されるシャッター13により閉じられる。ウエハWは、開口部12を通じてハウジング11の内外に搬送される。ウエハWの搬送は、搬送ロボットハンドのような既知のウエハ搬送機構(図示せず)により行われる。
ウエハステージ23の上面には複数の溝26が形成されている。これらの溝26は垂直に延びる中空シャフト27を介して図示しない真空ポンプに連通している。この真空ポンプを駆動すると、溝26に真空が形成され、これによりウエハWがウエハステージ23の上面に保持される。中空シャフト27は軸受28によって回転可能に支持され、さらにプーリp1,p2およびベルトb1を介してモータm1に連結されている。このような構成により、ウエハWは、ウエハステージ23の上面に保持された状態でモータm1により回転する。すなわち、中空シャフト27、プーリp1,p2、ベルトb1、およびモータm1によりステージ回転機構40が構成される。
研磨装置は、ハウジング11内に配置されたウエハチャック機構80を更に備えている。このウエハチャック機構80は、上記ウエハ搬送機構によりハウジング11内に搬入されたウエハWを受け取ってウエハステージ23に載置し、またウエハWをウエハステージ23から取り上げて上記ウエハ搬送機構に渡すように構成されている。なお、図2にはウエハチャック機構80の一部のみが示されている。
図4は、ウエハチャック機構80のチャックハンドを示す平面図である。図4に示すように、ウエハチャック機構80は、複数のコマ83を有する第一のチャックハンド81と、複数のコマ83を有する第二のチャックハンド82とを有している。これらの第一及び第二のチャックハンド81,82は、図示しない開閉機構により互いに近接および離間する方向(矢印Tで示す)に移動する。また、第一及び第二のチャックハンド81,82は、図示しないチャック移動機構によりウエハステージ23に保持されたウエハWの表面に垂直な方向に移動する。
ウエハ搬送機構のハンド73は、ウエハWを第一及び第二のチャックハンド81,82の間の位置にまで搬送する。そして、第一及び第二のチャックハンド81,82を互いに近接する方向に移動させると、これら第一及び第二のチャックハンド81,82のコマ83がウエハWの周縁に接触する。これにより、ウエハWが第一及び第二のチャックハンド81,82に挟持される。このときのウエハWの中心とウエハステージ23の中心(ウエハステージ23の回転軸)とは一致するように構成されている。したがって、第一及び第二のチャックハンド81,82はセンタリング機構としても機能する。
図3に示すように、ステージ移動機構30は、中空シャフト27を回転自在に支持する円筒状の軸台29と、軸台29が固定される支持板32と、支持板32と一体に移動可能な可動板33と、可動板33に連結されるボールねじb2と、このボールねじb2を回転させるモータm2とを備えている。可動板33はリニアガイド35を介して仕切板14の下面に連結されており、これにより可動板33はウエハステージ23の上面と平行な方向に移動可能となっている。軸台29は、仕切板14に形成された貫通孔17を通って延びている。支持板32には、中空シャフト27を回転させる上述のモータm1が固定されている。
このような構成において、モータm2によりボールねじb2を回転させると、可動板33、軸台29、および中空シャフト27がリニアガイド35の長手方向に沿って移動する。これにより、ウエハステージ23がその上面と平行な方向に移動する。なお、図3においては、ステージ移動機構30によるウエハステージ23の移動方向を矢印Xで示している。
図3に示すように、研磨ユニット50は、研磨テープ41と、この研磨テープ41をウエハWの周縁部に押圧する研磨ヘッド42と、研磨テープ41を研磨ヘッド42に供給する供給リール45aと、研磨ヘッド42に繰り出された研磨テープ41を巻き取る回収リール45bとを備えている。供給リール45aおよび回収リール45bは、研磨装置のハウジング11に設けられたリール室45に収容されている。
図5(a)は研磨ヘッド42の拡大図であり、図5(b)は研磨ヘッド42の斜視図である。図5(a)及び図5(b)に示すように、研磨ヘッド42は、テープ送り機構43を有しており、ローラ43a,43bで研磨テープ41を把持し、ローラ43aを図示しないモータで回転させることにより研磨テープ41を送っている。また、研磨ヘッド42は、研磨テープ41の裏面側に配置される加圧パッド(バックパッド)49と、加圧パッド49に連結される押圧機構(例えばエアシリンダ)56と、研磨テープ41の進行方向をガイドする複数のガイドローラ57とを備えている。押圧機構56は、加圧パッド49をウエハWに向けて移動させ、これにより加圧パッド49を介して研磨テープ41の研磨面をウエハWの周縁部に押圧する。
図3に示すように、ウエハWの上方および下方には研磨液供給ノズル58がそれぞれ配置されている。研磨中は、ウエハWはステージ回転機構40により回転させられ、上方の研磨液供給ノズル58からは研磨液としての純水がウエハWの上面の中央部に供給され、下方の研磨液供給ノズル58からは純水がウエハWと研磨テープ41との接触箇所に供給される。研磨テープ41は、テープ送り機構43によって供給リール45aから引き出され、研磨ヘッド42に向かう。研磨ヘッド42は研磨テープ41の研磨面をウエハWの周縁部に接触させる。そして、研磨テープ41は、周縁部と接触した後、回収リール45bに巻き取られる。
図6(a)及び図6(b)は研磨ヘッド42を傾けた状態を示す図である。図6(a)及び図6(b)に示すように、研磨ヘッド42は、図示しない傾動機構によりウエハWの周縁部を中心として上下に傾動するように構成されている。これにより、ウエハWのベベル部及びエッジカット部を含む周縁部全体が研磨テープ41により研磨される。なお、研磨ヘッド42を傾ける傾動機構としては、研磨ヘッド42を支持する回転軸、該回転軸を回転させるモータ、プーリ、ベルトなどの既知の機構を用いることができる。
研磨テープ41としては、研磨面となるその片面に、例えば、ダイヤモンド粒子やSiC粒子などの砥粒をベースフィルムに接着した研磨テープ41を用いることができる。研磨テープ41に接着する砥粒は、ウエハWの種類や要求される性能に応じて選択されるが、例えば平均粒径0.1μm〜5.0μmの範囲にあるダイヤモンド粒子やSiC粒子を用いることができる。また、砥粒を接着させていない帯状の研磨布でもよい。また、ベースフィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレートなどの可撓性を有する材料からなるフィルムが使用できる。
図7(a)は、図2に示す水噴射部51および末端撮像部60を示す部分断面図であり、図7(b)は水噴射部51および末端撮像部60を示す斜視図である。図7(a)及び図7(b)に示すように、水噴射部51は、その両側面で開口する液体流路51aを内部に有しており、図示しない液体供給源から水(好ましくは純水)が液体流路51aに供給されるようになっている。水噴射部51は、さらに、液体流路51aに連通する噴射孔51bを有している。この噴射孔51bはウエハWの接線方向に対して垂直に延びている。これにより、水は液体流路51aを通って噴射孔51bからウエハWの周縁部に向けて垂直に噴射される。水噴射部51はウエハWの周縁部に近接して配置されている。
水噴射部51には、末端撮像部60が固定されている。末端撮像部60はウエハWの接線方向に対して垂直な方向を向いて設置されており、上述した噴射孔51bは末端撮像部60の延長線上に位置している。末端撮像部60の先端は液体流路51aに面している。このような配置により、末端撮像部60とウエハWの周縁部との間には障害物が存在せず、CCDカメラ61は、末端撮像部60を通じてウエハWの周縁部の画像を取得することができる。CCDカメラ61によりウエハWの周縁部の画像を取得するときは、液体流路51aに水を供給して、噴射孔51bからウエハWの周縁部に向かって水を噴射する。すなわち、噴射孔51bから水を噴射することにより、研磨液供給ノズル58からの研磨液やパーティクルが末端撮像部60に付着することがなく、クリアな画像が取得できる。
ウエハWの周縁部の画像を取得するときは、末端撮像部60とウエハWの周縁部との間のすき間は水で満たされる。このとき、鮮明な画像を取得するためには、末端撮像部60とウエハWの周縁部との間に存在する水に気泡が含まれていないことが必要である。水に気泡が生じないようにするためには、噴射孔51bから噴射される水の流速は、回転するウエハWの周縁部の速度以上であることが必要とされる。これは、回転するウエハWによって接線方向に飛ばされる水の量よりも多くの水を供給する必要があるからと考えられる。例えば、直径200mmのウエハWを1000min−1の回転速度で回転させた場合、ウエハWの周縁部の速度が10.5m/sであるのに対して、噴射孔51bからの流速は10.6m/sである。このように、噴射孔51bからの流速はウエハWの周縁部の速度に応じて決定される。また、水に気泡が生じないようにするためには、噴射孔51bをウエハWの周縁部にできるだけ近づけることが好ましい。
図8(a)および図8(b)は水噴射部51および末端撮像部60が傾斜している状態を示す図である。図8(a)および図8(b)に示すように、水噴射部51および末端撮像部60は、研磨ヘッド42と連動して、図示しない傾動機構により傾動するように構成されている。これにより、噴射孔51bから水をウエハWの周縁部に向かって噴射しながら、末端撮像部60を介してCCDカメラ61によりウエハWのベベル部及びエッジカット部を含む周縁部全体の画像を取得することができる。水噴射部51および末端撮像部60は一体的に傾動するので、傾斜角度によらず末端撮像部60とウエハWの周縁部との間のすき間は常に水で満たされる。したがって、CCDカメラ61は、末端撮像部60から送られてくるウエハWの周縁部全体の画像を鮮明に取得することができる。なお、水噴射部51および末端撮像部60を傾ける傾動機構としては、水噴射部51を支持する回転軸、該回転軸を回転させるモータ、プーリ、ベルトなどの既知の機構を用いることができる。
図9(a)は水噴射部の他の例を示す断面図であり、図9(b)は図9(a)に示す水噴射部の斜視図である。図9(a)及び図9(b)に示す例では、噴射孔51cは、横長の断面形状を有しており、かつウエハWの接線方向に対して45度に傾いている。この場合、噴射孔51cから噴射される水の進行方向は、水がウエハWに当たったときに気泡が生じないように、ウエハWの回転方向に対向しない方向である。他の構成は図7(a)及び図7(b)に示す例と同一である。
図10(a)は水噴射部のさらに他の例を示す断面図であり、図10(b)は図10(a)に示す水噴射部の斜視図である。図10(a)及び図10(b)に示す水噴射部51は、互いに隣接している第1の噴射孔51bと第2の噴射孔51cとを有している。第1の噴射孔51bは、ウエハWの接線方向に対して垂直に延び、かつ末端撮像部60の延長線上に配置されている。一方、第2の噴射孔51cは、ウエハWの接線方向に対して25度に傾いている。この場合も、噴射孔51cから噴射される水の進行方向は、水がウエハWに当たったときに気泡が生じないように、ウエハWの回転方向に対向しない方向である。
図9(a)乃至図10(b)に示す例では、ウエハWの接線方向に対して斜めに水を噴射させている。これは、研磨液供給ノズル58からの研磨液やこの研磨液に含まれるパーティクルを、噴射孔51cからの水によってデバイス部に押し戻さないようにするためである。このように、噴射孔51b,51cから噴射される水の角度は、ウエハWの接線方向に対して0度から90度の範囲内で選択される。なお、噴射される水の角度が0度であることは、水はウエハWの接線方向に沿って噴射されることを意味する。また、図7(a)及び図7(b)に示す例は、水の角度が90度である例である。上述した噴射孔(第2の噴射孔)51cの角度は、25〜45度の範囲内で選択されることが好ましい。
図11(a)は、水噴射部および末端撮像部の他の例を示す部分断面図であり、図11(b)は図11(a)の水噴射部および末端撮像部を示す斜視図である。図11(a)及び図11(b)に示すように、末端撮像部60の上方および下方にはそれぞれ照明部63が配置されている。照明部63は水噴射部51に埋設されており、いずれもウエハWの周縁部を照明するようになっている。これら照明部63を設けること、すなわち多方向からの照明によってムラのない均一な照明を得ることができる。
図12(a)は、本発明の第2の実施形態に係る水噴射部および末端撮像部を示す部分断面図であり、図12(b)は図12(a)の水噴射部および末端撮像部を示す正面図であり、図12(c)は図12(a)の水噴射部および末端撮像部を示す斜視図である。特に説明しない本実施形態の他の構成は、第1の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図12(a)乃至図12(c)に示すように、本実施形態では、3つの末端撮像部60A,60B,60Cと4つの照明部63A,63B,63C,63Dが設けられている。第1の末端撮像部60AはウエハWの上方に配置され、第2の末端撮像部60BはウエハWと平行に配置され、第3の末端撮像部60CはウエハWの下方に配置されている。第1の末端撮像部60Aの両側には照明部63A,63Bが配置され、第2の末端撮像部60Bの両側には照明部63B,63Cが配置され、第3の末端撮像部60Cの両側には照明部63C,63Dが配置されている。これら末端撮像部60A〜60Cおよび照明部63A〜63DはいずれもウエハWの周縁部を向いている。より詳しくは、第1の末端撮像部60Aは周縁部の上部を向き、第2の末端撮像部60Bは周縁部の中央部を向き、第3の末端撮像部60Cは周縁部の下部を向いている。
この実施形態では、各末端撮像部60A〜60CはそれぞれCCDカメラ61A〜61Cに連結されている。また、本実施形態に係る水噴射部51および末端撮像部60A〜60Cは、第1の実施形態と異なり、ウエハWに対して傾動せず、その位置は固定されている。噴射孔51bは横長の形状を有しており、この噴射孔51bからは、ウエハWの接線方向に対して垂直な方向に水が噴射される。なお、図12(a)および図12(b)に示す噴射孔51bは、構造の説明のために、図12(c)に示す噴射孔51bの縦幅よりも大きく描かれている。各末端撮像部60A〜60Cの先端は、液体流路51aの内部に位置しており、ウエハWの周縁部と各末端撮像部60A〜60Cとの間のすき間は液体流路51aを流れる水で満たされる。このような構成により、水噴射部51および末端撮像部60A〜60Cを傾動させることなく、ウエハWの周縁部の上部、中央部、および下部の画像が各末端撮像部60A〜60Cを介して取得できる。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る研磨装置を示す平面図である。なお、特に説明しない本実施形態の他の構成は、第1の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態では、水噴射部51に代えて、透明テープをウエハWの周縁部に当接させる当接ヘッド66が設けられている。図14(a)は、図13に示す当接ヘッドを示す側面図であり、図14(b)は図14(a)の当接ヘッドを示す正面図であり、図14(c)は図14(a)の当接ヘッドを示す斜視図である。図14(a)乃至図14(c)に示すように、この当接ヘッド66は、研磨ヘッド42と基本的に同一の構成を有している。
この当接ヘッド66では、研磨テープ41に代えて、光透過性を有する透明テープ65が使用されている。すなわち、図示しない供給リールからは透明テープ65が当接ヘッド66に供給され、透明テープ65はテープ送り機構43によりその長手方向に送られた後、図示しない回収リールに回収されるようになっている。この当接ヘッド66は、研磨ヘッド42と同様に、加圧パッド49および押圧機構56を有しており、押圧機構56は加圧パッド49を介して透明テープ65をウエハWの周縁部に対して押圧するようになっている。
加圧パッド49には、ウエハWの接線方向に対して垂直に延びる貫通孔49aが形成されている。この貫通孔49aには末端撮像部60の一部が挿入されており、末端撮像部60はウエハWの周縁部を向いて配置されている。貫通孔49aは透明テープ65の裏側に位置しており、これにより末端撮像部60は透明テープ65を通じてウエハWの周縁部の画像をCCDカメラ61に送るようになっている。当接ヘッド66には、図示しない照明部が配置されており、透明テープ65の裏面側からウエハWの周縁部を照明するようになっている。当接ヘッド66は、研磨ヘッド42と同様に、ウエハWに対して傾動するように構成され、これにより、CCDカメラ61はウエハWの周縁部の上部、中央部、および下部を含む全体の画像を撮像することが可能となっている。
ウエハWの周縁部の画像を撮像するときは、加圧パッド49により透明テープ65がウエハWの周縁部に対して押圧される。透明テープ65は、研磨液供給ノズル58からの研磨液やパーティクルが末端撮像部60に付着することを防止し、かつウエハWの周縁部に付着した研磨液やパーティクルを除去する。したがって、CCDカメラ61は、末端撮像部60を介してウエハWの周縁部の鮮明な画像を取得することができる。
図15(a)乃至図15(c)は、本発明の第4の実施形態に係る研磨装置に用いられる当接ヘッドを示す図である。なお、特に説明しない本実施形態の他の構成は、第3の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
透明テープ65はその材質により光沢やつやを有する場合がある。ウエハWの周縁部の画像を取得する際には、照明部がウエハWの周縁部を照らしているが、この照明部からの光の入射角に対する反射角の位置に末端撮像部60が配置されると、この透明テープ65からの反射光が末端撮像部60を介してCCDカメラ61に取り込まれ、ノイズとして画像に現れる。このような弊害を防ぐために、図15(a)乃至図15(c)に示すように、末端撮像部60は研磨テープ65の研磨面(及び裏面)に垂直な方向に対して自在に傾斜させることが可能に構成されている。貫通孔49aは、末端撮像部60が傾動自在となることを許容する程度の大きさを有している。このような構成としたことにより、透明テープ65からの反射光から逸れた位置に末端撮像部60を配置することができ、反射光が末端撮像部60に入射しないようにすることができる。
図16(a)及び図16(b)は、本発明の第5の実施形態に係る研磨装置に用いられる当接ヘッドを示す図である。なお、特に説明しない本実施形態の他の構成は、第3の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。図16(a)及び図16(b)に示すように、当接ヘッド66の先端に位置する2つのガイドローラ57a,57bの位置は前後にずれており、これにより、ガイドローラ57a,57bの間では、透明テープ65は斜めに進む。したがって、末端撮像部60が向く方向は、透明テープ65の研磨面(裏面)に垂直な方向から逸れている。このような配置により、透明テープ65からの反射光が末端撮像部60に入射しないようにすることができる。
図17(a)は、上述した第4及び第5の実施形態に用いられる末端撮像部および照明部の一構成例を示す側面図であり、図17(b)は図17(a)に示す末端撮像部および照明部の正面図である。図18(a)は、上述した第4及び第5の実施形態に用いられる末端撮像部および照明部の他の構成例を示す側面図であり、図18(b)は図18(a)に示す末端撮像部および照明部の正面図である。
図17(a)乃至図18(b)に示すように、末端撮像部60の上部および下部には、それぞれ照明部63A,63Bが取り付けられている。末端撮像部60および照明部63A,63Bは同一方向を向き、一体的に構成されている。図17(a)及び図17(b)に示す例では、末端撮像部60および照明部部63A,63Bからなるユニットは、円形の断面形状を有しており、一方、図18(a)及び図18(b)に示す例では、末端撮像部60および照明部63A,63Bからなるユニットは、矩形状の断面形状を有している。これらの構成例によれば、透明テープ65の研磨面(及び裏面)に垂直な方向に対して末端撮像部60および照明部63A,63Bが傾斜していれば、透明テープ65からの反射光が末端撮像部60に入射しないようにすることができる。
上述のように、透明テープ65を用いたウエハWの周縁部の観察は、押圧機構56が加圧パッド49を介して透明テープ65をウエハWの周縁部に対して押圧することによって行われる。ここで、本研磨装置の構成を上から見ると、ウエハWは円盤形状をしており、他方で加圧パッド49は四角い形状をしている。このため、加圧パッド49の中でウエハWに対する当接圧が高い部分と低い部分が存在する。すなわち、ウエハWの周方向に圧力分布が存在する。当接圧の低い部分はウエハWの周縁部と透明テープ65との間に液体やパーティクルが進入する場合があるため、当接圧の最も高い部位を観察するように末端撮像部60を配置する。例えば、末端撮像部60を加圧パッド49の中心部に配置する。
当接圧がもっとも高い部分の幅が既知であれば、透明テープ65をその幅と同一にすることによって消耗部材である透明テープ65のコストを抑えることができる。また、透明テープ65と研磨テープ41との互換性確保のため、透明テープ65と研磨テープ41の幅を同一にしてもよい。この場合、透明テープ65には、当接圧がもっとも高い部分以外の部分に様々な機能を修飾させることができる。具体的には、透明テープ65に清掃機能を持たせたり、研磨機能を持たせたりすることができる。例えば、透明テープ65の一部をクロスから形成し、ウエハWの周縁部をクロスで拭うようにしてもよい。また、透明テープ65の一部に研磨面を形成してもよい。特に、透明テープ65に清掃機能を持たせた場合には、当接圧を大きくしなくても十分に清浄な観察環境を確保できるから、当接圧によりウエハWにかかる負荷を低減することができる。
ここで、上述した第1乃至第5の実施形態に係る研磨装置を用いてウエハWのベベル部を研磨する工程について説明する。以下に説明する例では、図19に示すように、ウエハWの周縁部を5つのエリアA1,A2,A3,A4,A5に分けて5段階研磨が行われる。すなわち、研磨ヘッド42を図6(a)及び図6(b)に示すように傾けて、各エリアA1〜A5が順次研磨される。各エリアA1〜A5の研磨は画像処理部62により監視されており、各エリアA1〜A5の画像に基づいて画像処理部62により各エリアA1〜A5ごとの研磨終点が検知される。以下、図12(a)乃至図12(c)に示す第2の実施形態を例にとって、ウエハWの周縁部の研磨工程および画像処理について説明する。
第2の実施形態では、3台のCCDカメラ61A,61B,61Cを用いて5つのエリアA1,A2,A3,A4,A5の研磨状態が監視される。図20(a)は図12(a)に示す第1の末端撮像部60Aを介して取得されたウエハの周縁部の画像を示す模式図であり、図20(b)は図12(a)に示す第2の末端撮像部60Bを介して取得されたウエハの周縁部の画像を示す模式図であり、図20(c)は図12(a)に示す第3の末端撮像部60Cを介して取得されたウエハの周縁部の画像を示す模式図である。
図20(a)乃至図20(c)に示すように、エリアA1,A2の画像は第1の末端撮像部60Aを介して第1のCCDカメラ61Aにより取得され、エリアA3の画像は第2の末端撮像部60Bを介して第2のCCDカメラ61Bにより取得され、エリアA4,A5の画像は第3の末端撮像部60Cを介して第3のCCDカメラ61Cにより取得される。各エリアA1〜A5には、画像処理部62が監視すべき特定の領域(以下、ターゲット領域T1,T2,T3,T4,T5という)がそれぞれ設定されている。画像処理部62は、これらターゲット領域T1〜T5の色を監視し、色の変化に基づいて研磨終点を検知する。なお、ターゲット領域T1〜T5としては、各エリアA1〜A5の研磨状態を最もよく表す部分が選択される。1つのエリアにおいて複数のターゲット領域を設定することもできる。
ここで、図21を参照して、第2の実施形態に係る研磨装置の研磨シーケンスについて説明する。まず、研磨対象エリアと、研磨対象エリアの画像を取得するCCDカメラと、研磨対象エリアに設定されているターゲット領域との関係を予め画像処理部62に登録しておく。例えば、エリアA1を研磨するときは、第1のCCDカメラ61Aにより取得された画像を用い、この画像に設定されたターゲット領域T1の画像を研磨終点検知に用いる、という条件が画像処理部62に設定される。
次に、研磨ヘッド42を傾けてエリアA1を研磨し、ターゲット領域T1における研磨状態(すなわち色の変化)が監視される。そして、色の変化からエリアA1の研磨終点が検知されると、画像処理部62は制御部70(図2参照)にエリアA1の研磨を終了するように指令を出し、さらにエリアA2の研磨を開始するように指令を出す。このようにしてエリアA1〜A5が順次研磨される。なお、この例では、ベベル部を研磨しているが、さらにエッジカット部(図1参照)も同様に研磨することができる。
次に、画像処理部62が画像を処理して研磨終点を検知する方法について説明する。
上述したように、画像処理部62は、ターゲット領域の色の変化に基づいて研磨終点を検知する。画像処理部62には、予めターゲット色が登録されており、画像処理部62は、ターゲット領域の色が研磨により変化して所定のターゲット色になったときに研磨終点に達したと判定する。より詳しくは、画像処理部62は、ターゲット領域におけるターゲット色の画素の数が増加して所定の閾値を上回ったとき、またはターゲット領域におけるターゲット色の画素の数が減少して所定の閾値を下回ったとき研磨終点に達したと判定する。
各CCDカメラ61A〜61Cのシャッタースピード(露光時間)やサンプリング間隔(画像取得の間隔)は、予め各CCDカメラ61A〜61Cに設定されている。また、ターゲット色が正確に画像に現れるように、各照明部63による色補正が予め行われる。各CCDカメラ61A〜61Cのシャッタースピード(露光時間)は、ウエハWが一回転する時間よりも長いことが好ましい。これは、ウエハWの周縁部全体の研磨状態を監視するためである。
ターゲット色は、研磨によって表出する色(例えばシリコンの色)、または研磨対象物の色(例えばSiO,SiNの色)のいずれかから選択することができる。また、色の選択は1つに限らず、複数の色を選択することもできる。図22は、ターゲット色の設定に用いられるカラーチャートおよび明度チャートを示す図である。図22に示すように、カラーチャートは、色相の分布を示す横軸と、彩度を示す縦軸とを有している。明度チャートは、明るさの度合いを示す縦軸を有している。ターゲット色は、カラーチャートおよび明度チャートの中に置かれたスコープS1,S2によって指定された色情報(色相、彩度、明度)によって決定することができる。
ここで、図23を参照して、ターゲット色としてシリコンの色を選択した場合の研磨終点検知プロセスを説明する。
まず、画像処理部62にターゲット色としてシリコンの色(通常は白)を登録する(ステップ1)。上述したように、色の選択は1つに限らず、複数の色を選択することもできる。次に、ターゲット領域を指定する(ステップ2)。そして、ターゲット領域内におけるターゲット色の画素の数Nが増加して所定の閾値Pを上回ったとき、画像処理部62は研磨を終了させるべきであると判断する(ステップ3)。なお、研磨終点検知の正確性を向上させるために、画素の数Nが所定の閾値Pを上回っている時間が所定の時間を超えたときに研磨終点に達したと判断してもよい。
図24は、ターゲット色として研磨すべき膜の色を選択した場合の研磨終点検知プロセスを示すダイヤグラムである。
図24に示すように、まず、画像処理部62にターゲット色として研磨対象膜の色を登録する(ステップ1)。この場合も、色の選択は1つに限らず、複数の色を選択することもできる。次に、ターゲット領域を指定する(ステップ2)。そして、ターゲット領域内におけるターゲット色の画素の数Nが減少して所定の閾値Pを下回ったとき、画像処理部62は研磨を終了させるべきであると判断する(ステップ3)。なお、この場合も、研磨終点検知の正確性を向上させるために、画素の数Nが所定の閾値Pを下回っている時間が所定の時間を超えたときに研磨終点に達したと判断してもよい。
上述の方法では、3つの末端撮像部を用いて研磨終点検知が行われるが、第1、第3乃至第5の実施形態でも、末端撮像部を傾けてウエハWの周縁部の全体の画像を取得することにより、同様の画像処理および研磨終点検知を行うことができる。
以上説明した例は、取得された画像の色の変化から研磨終点を検知する方法であるが、取得された画像から周縁部の表面粗さを検出することもできる。以下、周縁部の表面粗さを検出する方法について第2の実施形態を例にとって説明する。なお、第1、第3乃至第5の実施形態でも同様に被研磨面の粗さを検出することができる。
この表面粗さ検出方法では、各CCDカメラ61A〜61Cのシャッタースピード(露光時間)は、極めて短く設定される。具体的なシャッタースピードはウエハWの回転速度に応じて決定されるが、ウエハWの周縁部表面の形状(ざらつき)が画像に現れる程度にシャッタースピードを短くする必要がある。
CCDカメラ61A〜61Cで取得された画像は画像処理部62に送られ、ここで画像処理が行われる。具体的には、取得された画像からターゲット領域(T1〜T5)の画像を切り出し、この切り出されたカラー画像を白黒画像に変換する。次に、表面粗さを強調させるために、微分フィルタにより画像を微分処理する。そして、得られた画像をヒストグラム上に表示する。ヒストグラムは、輝度を表す横軸と、画素の数を表す縦軸とを有する。
図25(a)はウエハの周縁部の表面が粗いときの画像を示す模式図であり、図25(b)は図25(a)に示す画像を数値化したヒストグラムである。図25(a)に示すように、ウエハWの被研磨面が粗い場合は、表面の凹凸を示す白い部分が画像に現れる。この表面粗さは数値としてヒストグラム上に表すことができる。すなわち、被研磨面が粗い場合は、画像に白い部分が多く現れ、その結果、ヒストグラム上では輝度の高い画素の数が多くなる。
一方、図26(a)はウエハの周縁部の表面が滑らかなときの画像を示す模式図であり、図26(b)は図26(a)に示す画像を数値化したヒストグラムである。図26(a)に示すように、ウエハWの被研磨面が滑らかな場合は、表面の凹凸を示す白い部分がほとんど画像に現れない。その結果、ヒストグラム上では輝度の低い画素の数が多くなる。したがって、画像処理部62は、所定の輝度の画素の数が予め設定された値を上回ったとき(例えば輝度0〜64の画素の数が1000を超えたとき)、または下回ったときに(例えば輝度64以上の画素の数が10を下回ったとき)、ウエハWの周縁部の表面が滑らかになったと判断することができる。この場合も、判定の正確性を向上させるために、所定の輝度の画素の数が予め設定された値を上回った時間、または下回った時間が所定の時間を超えたときに、ウエハWの周縁部の表面が滑らかになったと判断することができる。
図27は、本発明の第7の実施形態に係る研磨装置を示す図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図27に示すように、研磨ヘッド42の後方には、研磨テープ41の研磨面に対向して末端撮像部60が配置されている。CCDカメラ61は末端撮像部60を介してウエハWに接触した後の研磨テープ41の研磨面の画像を取得する。画像処理部62は、取得された研磨面の画像を解析し、研磨面に現れている研磨痕の大きさ、形状、色(濃淡)などから、ウエハWの研磨状態や研磨装置の運転状態などを監視する。
上述した第1乃至第7の実施形態では、研磨ヘッドをウエハWに対して傾動可能な、いわゆるオープンリールタイプの研磨ヘッドが用いられているが、本発明はこのタイプに限らず、研磨ヘッドが固定されたタイプのものを用いることができる。
また、末端撮像部と画像取得部との間にイメージ分光器を設けて、ウエハの周縁部の画像として光のスペクトルを取得し、画像処理部でこの光のスペクトルを分析することで研磨終点を検知するようにしてもよい。
これまで述べてきた実施形態は、この技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として説明されたものである。したがって、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
基板の周縁部を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る研磨装置を示す平面図である。 図2に示す研磨装置の断面図である。 ウエハチャック機構のチャックハンドを示す平面図である。 図5(a)は研磨ヘッドの拡大図であり、図5(b)は研磨ヘッドの斜視図である。 図6(a)及び図6(b)は研磨ヘッドを傾けた状態を示す図である。 図7(a)は、図2に示す水噴射部および末端撮像部を示す部分断面図であり、図7(b)は水噴射部および末端撮像部を示す斜視図である。 図8(a)および図8(b)は水噴射部および末端撮像部が傾斜している状態を示す図である。 図9(a)は水噴射部の他の例を示す断面図であり、図9(b)は図9(a)に示す水噴射部の斜視図である。 図10(a)は水噴射部のさらに他の例を示す断面図であり、図10(b)は図10(a)に示す水噴射部の斜視図である。 図11(a)は、水噴射部および末端撮像部の他の例を示す部分断面図であり、図11(b)は図11(a)の水噴射部および末端撮像部を示す斜視図である。 図12(a)は、本発明の第2の実施形態に係る水噴射部および末端撮像部を示す部分断面図であり、図12(b)は図12(a)の水噴射部および末端撮像部を示す正面図であり、図12(c)は図12(a)の水噴射部および末端撮像部を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る研磨装置を示す平面図である。 図14(a)は、図13に示す当接ヘッドを示す側面図であり、図14(b)は図14(a)の当接ヘッドを示す正面図であり、図14(c)は図14(a)の当接ヘッドを示す斜視図である。 図15(a)は、本発明の第4の実施形態に係る研磨装置に用いられる当接ヘッドを示す側面図であり、図15(b)は図15(a)に示す当接ヘッドの平面図であり、図15(c)は図15(a)に示す当接ヘッドの斜視図である。 図16(a)は、本発明の第5の実施形態に係る研磨装置に用いられる当接ヘッドを示す側面図であり、図16(b)は図16(a)に示す当接ヘッドの斜視図である。 図17(a)は、上述した第4及び第5の実施形態に用いられる末端撮像部および照明部の一構成例を示す側面図であり、図17(b)は図17(a)に示す末端撮像部および照明部の正面図である。 図18(a)は、上述した第4及び第5の実施形態に用いられる末端撮像部および照明部の他の構成例を示す側面図であり、図18(b)は図18(a)に示す末端撮像部および照明部の正面図である。 5つのエリアに区画されているウエハの周縁部を示す模式図である。 図20(a)は図12(a)に示す第1の末端撮像部を介して取得されたウエハの周縁部の画像を示す模式図であり、図20(b)は図12(a)に示す第2の末端撮像部を介して取得されたウエハの周縁部の画像を示す模式図であり、図20(c)は図12(a)に示す第3の末端撮像部を介して取得されたウエハの周縁部の画像を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る研磨装置の研磨シーケンスを示すダイヤグラムである。 ターゲット色の設定に用いられるカラーチャートおよび明度チャートを示す図である。 ターゲット色としてシリコンの色を選択した場合の研磨終点検知プロセスを示すダイヤグラムである。 ターゲット色として研磨すべき膜の色を選択した場合の研磨終点検知プロセスを示すダイヤグラムである。 図25(a)はウエハの周縁部の表面が粗いときの画像を示す模式図であり、図25(b)は図25(a)に示す画像を数値化したヒストグラムである。 図26(a)はウエハの周縁部の表面が滑らかなときの画像を示す模式図であり、図26(b)は図26(a)に示す画像を数値化したヒストグラムである。 本発明の第7の実施形態に係る研磨装置を示す断面図である。
符号の説明
11 ハウジング
12 開口部
13 シャッター
14 仕切板
15 上室
16 下室
17 貫通孔
20 ウエハステージユニット
23 ウエハステージ
26 溝
27 中空シャフト
28 軸受
29 軸台
30 ステージ移動機構
32 支持板
33 可動板
35 リニアガイド
40 ステージ回転機構
41 研磨テープ
42 研磨ヘッド
43 テープ送り機構
45a 供給リール
45b 回収リール
46 リール室
49 加圧パッド
50 研磨ユニット
51 水噴射部(液体噴射部)
56 押圧機構
60,60A,60B,60C 末端撮像部
61,61A,61B,61C CCDカメラ(画像取得部)
62 画像処理部
63 照明部
65 透明テープ(当接部材)
66 当接ヘッド
70 制御部
73 ハンド
80 ウエハチャック機構
81 第一のチャックハンド
82 第二のチャックハンド
83 コマ
W ウエハ
b1 ベルト
b2 ボールねじ
m1,m2 モータ
p1,p2 プーリ

Claims (20)

  1. 基板を保持するためのステージと、
    前記ステージを回転させるためのステージ回転機構と、
    前記ステージに保持された基板の周縁部を研磨するための研磨ヘッドと、
    前記ステージ、前記ステージ回転機構、および前記研磨ヘッドの動作を制御する制御部と、
    前記基板の周縁部に対向して配置された少なくとも1つの末端撮像部を介して該基板の周縁部の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部からの画像を処理する画像処理部と、
    光透過性を有する液体を前記基板の周縁部に向けて噴射して、前記基板の周縁部と前記末端撮像部との間を前記液体で満たす液体噴射部とを備えたことを特徴とする研磨装置。
  2. 前記液体噴射部から噴射される前記液体の流速は、回転する前記基板の周縁部の速度以上であることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 前記末端撮像部および前記液体噴射部は、前記ステージに保持された基板の表面に対して傾動可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  4. 前記少なくとも1つの末端撮像部は複数の末端撮像部であり、
    前記複数の末端撮像部は、前記ステージに保持された基板の周縁部の上部、中央部、および下部にそれぞれ対向して配列されていることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  5. 前記液体噴射部は、前記基板の接線方向に対して0度から90度の範囲内の角度で前記液体を該基板の周縁部に向けて噴射する噴射孔を有することを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  6. 前記噴射孔は、前記基板の接線方向に対して25度から45度の範囲内の角度で前記液体を噴射することを特徴とする請求項5記載の研磨装置。
  7. 前記液体噴射部は、前記接線方向に対して90度の角度から該基板の周縁部に向けて前記液体を噴射する第1の噴射孔と、前記基板の接線方向に対して25度から45度の範囲内の角度で該基板の周縁部に向けて前記液体を噴射する第2の噴射孔とを有することを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  8. 基板を保持するためのステージと、
    前記ステージを回転させるためのステージ回転機構と、
    前記ステージに保持された基板の周縁部を研磨するための研磨ヘッドと、
    前記ステージ、前記ステージ回転機構、および前記研磨ヘッドの動作を制御する制御部と、
    前記基板の周縁部に対向して配置された少なくとも1つの末端撮像部を介して該基板の周縁部の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部からの画像を処理する画像処理部と、
    前記基板の周縁部と前記末端撮像部との間に設けられた当接部材を前記基板の周縁部に当接させる当接ヘッドとを備え、
    前記当接部材は光透過性を有することを特徴とする研磨装置。
  9. 前記末端撮像部および前記当接ヘッドは、前記ステージに保持された基板の表面に対して傾動可能に構成されていることを特徴とする請求項8記載の研磨装置。
  10. 前記当接部材は、光透過性を有する透明テープであり、
    前記当接ヘッドは、前記透明テープの裏面側に配置された加圧パッドと、前記加圧パッドを介して前記透明テープを基板の周縁部に押圧する押圧機構とを備えることを特徴とする請求項8記載の研磨装置。
  11. 前記基板の周縁部を照明する照明部をさらに備え、
    前記透明テープから反射する前記照明部の光から逸れた位置に前記末端撮像部を配置したことを特徴とする請求項10記載の研磨装置。
  12. 前記照明部と前記末端撮像部は同一方向を向き、一体的に構成されていることを特徴とする請求項11記載の研磨装置。
  13. 前記透明テープが前記基板の周縁部と当接する際に生じる当接圧の最も高い部分に対向して前記末端撮像部を配置したことを特徴とする請求項10記載の研磨措置。
  14. 前記透明テープは、基板の周縁部を拭う清掃機能または基板の周縁部を研磨する研磨機能を備えたことを特徴とする請求項10記載の研磨装置。
  15. 前記画像処理部は、
    前記画像取得部により取得された画像から基板の周縁部の表面粗さを解析し、
    表面粗さの分布を数値として表し、
    前記数値が予め設定された閾値を上回ったとき、または下回ったときに研磨終点に達したと判断することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の研磨装置。
  16. 前記画像処理部は、前記数値が予め設定された閾値を上回った時間、または下回った時間が設定時間以上である時に、研磨終点に達したと判断することを特徴とする請求項15に記載の研磨装置。
  17. 前記画像処理部は、
    前記画像取得部により取得された画像の色を数値に表し、
    前記数値が予め設定された閾値を上回ったとき、または下回ったときに研磨終点に達したと判断することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の研磨装置。
  18. 前記画像処理部は、前記数値が予め設定された閾値を上回った時間、または下回った時間が設定時間以上である時に、研磨終点に達したと判断することを特徴とする請求項17に記載の研磨装置。
  19. 前記画像取得部はCCDカメラを備え、該CCDカメラの露光時間は、基板が1回転する時間よりも長いことを特徴とする請求項17に記載の研磨装置。
  20. 研磨面を有する研磨テープと、
    基板を保持するためのステージと、
    前記ステージを回転させるためのステージ回転機構と、
    前記研磨テープを基板の周縁部に押し当てて該周縁部を研磨する研磨ヘッドと、
    前記ステージ、前記ステージ回転機構、および前記研磨ヘッドの動作を制御する制御部と、
    前記研磨テープの研磨面に対向して配置された末端撮像部を介して、基板に接触した後の前記研磨面の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部からの画像を処理する画像処理部とを備えたことを特徴とする研磨装置。
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