JP2009020335A - 反射型液晶表示素子とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う画素電極との間で発生し得る横方向の電界によるディスクリネーションの発生を抑制することで、高画質・高コントラスト・高輝度を有する反射型液晶表示素子を提供する。
【解決手段】反射型液晶表示素子は、反射型の画素電極111を複数有する反射電極基板110と、画素電極111に対向するように設けられた透明電極を有する透明基板と、反射電極基板と透明基板との間に挟持された垂直配向液晶とを備える。画素電極111の表面113とその側面115とのなす稜線のうち、垂直配向液晶のプレチルト方向Xに位置する画素電極111の稜線117に斜面116を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型の画素電極を有する反射型液晶表示素子とその製造方法に関する。
近年、プロジェクションディスプレイの高精細化、小型化、及び高輝度化が進むにつれ、小型・高精細化が可能で高い光利用効率が実現できシームレスな表示画像を提供できる反射型液晶表示素子が注目され実用化が進んでいる。反射型液晶表示素子のひとつに、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)があり、特に垂直配向液晶を有するLCOSは、コントラストが高く応答速度も速い。
このような垂直配向液晶を用いた反射型液晶表示素子の従来例として、例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1によると、画素電極の略矩形の四隅の角部のうち、少なくとも液晶分子の配向方向に位置する角部が切り欠かれている。これにより、画素電極の液晶分子の配向方向に位置する角部と隣り合う画素電極の角部との間の距離を長くすることができる。その結果、横電界によるクロストークの電界強度を弱め、液晶分子の配向方向に位置する画素電極の角部に複雑な形状を有するディスクリネーション(液晶分子の配向乱れ)が発生するのを抑制することができるとされている。
特開2005−24923号公報
図9は、特許文献1に記載の従来技術による反射画素電極の構成を示す要部平面図である。同図に示すように画素電極111の角部123を切り欠くことにより、黒表示と白表示の対角上境界において、横方向の電界が緩和されディスクリネーションは抑制される。しかし、画素の辺にそった方向に関してはディスクリネーションが残存してしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、隣り合う画素電極との間で発生し得る横方向の電界によるディスクリネーションの発生を抑制することで、高画質・高コントラスト・高輝度を有する反射型液晶表示素子を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明による反射型液晶表示素子は、反射型の画素電極を複数有する反射電極基板と、前記画素電極に対向するように設けられた透明電極を有する透明基板と、反射電極基板と透明基板との間に挟持された垂直配向液晶とを備え、画素電極の表面と画素電極の側面とのなす稜線のうち、垂直配向液晶のプレチルト方向に位置する画素電極の稜線に面取りされた斜面を有することを特徴としている。
さらに、前記画素電極間のギャップを前記画素電極の前記面取りされた斜面より低い領域まで絶縁物質で埋め込んだことを特徴とする。
好ましくは、前記画素電極が正方形であり、プレチルト方向が前記画素電極の対角方向であることを特徴とする。この場合、プレチルト方向の2辺の稜線に面取りされた斜面を有してもよい。
また、反射型液晶表示装置の製造方法として、回路を含む半導体基板上に、画素電極の反転パターンを犠牲層で形成する工程と、前記画素電極材料となる金属膜を垂直配向液晶のプレチルト方向からの金属粒子により成膜する工程と、前記犠牲層上の前記金属膜を前記犠牲層ごと除去する工程とを有することを特徴とし、プレチルト方向の稜線が面取りされた形状を形成することが可能となる。
さらに、他の実施形態の製造方法として、回路を含む半導体基板上に、画素電極の反転パターンを下層から絶縁層、犠牲層の順で2層以上形成する工程と、前記画素電極材料となる金属膜を垂直配向液晶のプレチルト方向からの金属粒子により成膜する工程と、前記犠牲層上の前記金属膜を前記犠牲層ごと除去する工程とを有することを特徴とすることで、平坦性の高い反射電極構造を形成することができる。
本発明によれば、隣り合う画素電極との間で発生し得る横方向の電界によるディスクリネーションの発生を抑制することが可能となり、高画質・高コントラスト・高輝度を有する反射型液晶表示素子を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る反射型液晶素子とその製造方法の実施形態について具体的に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1(A)は、本実施形態に係る反射型液晶表示素子の上面、図1(B)は、その断面、図1(C)は、その断面の拡大図を示す。
図1に示す本実施形態に係る反射型液晶表示素子は、半導体基板(反射電極基板)110上に駆動回路を形成し、その上に、遮光膜、層間絶縁膜を介してアルミニウムを主成分とする反射型の画素電極111を形成したLCOSである。画素電極111上には、配向膜112が形成される。図では、半導体基板上に画素電極111を複数有する構成を示し、駆動回路、遮光膜、層間絶縁膜及び画素電極111上の保護膜等は省略している。さらに、反射型液晶表示素子は、画素電極111に対向するように設けられた透明電極を有する透明基板と、半導体基板110と透明基板との間に挟持された垂直配向液晶とを備えるが、これらの図示も省略している。
図1に示すように、画素電極111は、その表面113と側面115とのなす稜線117のうち、少なくとも垂直配向液晶のプレチルト方向Xに位置する画素電極111の稜線117に、面取りした斜面116を有する構成になっている。ここで、プレチルト方向Xは、垂直配向液晶分子の長軸を画素電極111が形成された反射電極基板110の法線に対して所定角度(プレチルト角)で傾ける際の傾斜を与える方向に対応するもので、図の例では、垂直方向から平面図に対して左斜め45°方向である。すなわち、図の例では、画素電極111の平面形状が正方形であり、プレチルト方向Xは画素電極111の対角方向である。
図2は、このときの液晶の動作を説明する図である。300は黒表示のための電圧が印加された画素、301は白表示のための電圧が印加された画素である。130は、垂直配向液晶である。
図2において、隣り合う画素300、301が黒と白といった輝度差の大きい表示、つまり印加電圧の差が大きい表示を行った場合には、これら隣り合う画素300、301の画素電極111間において横方向電界が発生する。この横方向の電界により白表示のための電圧が印加された画素301の垂直配向液晶130には時計回りに回転させようとする力303が働き、ディスクリネーション(垂直配向液晶130の配向乱れ)を促すこととなる。
しかしながら、本実施形態では、垂直配向液晶130には面取りされた斜面116に対して垂直に配向しようとするため、面取りされた斜面が垂直配向液晶130に半時計回りに回転させようとする力302を与える。この力302は、横方向電界による垂直配向液晶130に与える力303を抑える方向に働くため、横方向電界によるディスクリネーションを抑制することが可能となる。
上記の面取りされる辺としては、配向膜112が斜方蒸着により形成された無機配向膜の場合には、後述する図4(D)に示されるように蒸着の向きにあわせて設定されることが望ましい。本実施形態では、無機の配向膜112の斜方蒸着は図2の右下方向からされており、少なくとも斜方蒸着の向きと反対側の左辺と上辺が面取りされている。
図3(A)に本実施形態に係る反射型液晶表示素子の効果による隣り合う画素同士が黒白の場合の表示例を4画素に拡大した図、図3(B)にそのときの垂直配向液晶の配向状態の概念図を示す。垂直配向液晶を音符状の形状●(丸)と−(棒)で表し、立っているほど棒が短く(●-)、寝ているほど棒が長く(●−)なるように表示している。また、棒から丸に向かう方向が垂直配向液晶の配向方向と等しい。横方向電界による垂直配向液晶の配向乱れが抑制され、ディスクリネーションの発生を抑制する。
図4に本実施形態に係る反射型液晶表示素子の製造方法を、トランジスタ等の回路を構成した半導体基板110上の画素電極形成の製造方法として示す。
まず、図4(A)に示すように、半導体基板110上に画素電極111のネガパターン(反転パターン)を厚さ0.8μmのレジスト(犠牲層)170の塗布及びパターニング工程、エッチング工程で形成する。
次に、図4(B)に示すように、まず垂直方向からの金属粒子の蒸着等で画素電極材料となる金属膜171a、171bを堆積させる。その後に徐々に角度を変更し、プレチルト方向に4°傾いた方向d1からの金属粒子の蒸着等で厚さ0.1μmの金属膜171a、171bを堆積させて成膜する。このとき、レジスト170の厚みと傾ける角度、垂直蒸着の時間と傾けて蒸着する時間等を制御することで、面取りする幅と角度が制御できる。
次に、図4(C)に示すように、レジスト170を剥離すると、レジスト170上(犠牲層上)に堆積した画素電極間の金属膜171bは、レジスト170とともにリフトオフ効果で除去される。
更に、図4(D)に示すように、所定方向d2からの斜方蒸着等により配向膜112を形成することで、プレチルト方向の稜線が幅0.04μm、高さ0.05μmの寸法で面取りされた金属膜171aが画素電極111として形成される。
なお、本実施形態ではレジスト170が犠牲層として機能しているが、本発明はそれに限定されるものではなく、リフトオフが可能なものであればよい。
かかる実施形態は本発明の一態様を示すものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。例えば、金属膜171の堆積を垂直方向からすぐにチルトをかけることも可能であり、そのような場合は面取り部の範囲が大きくなるが、本発明の主旨にたがわず同様な効果があることはいうまでもない。
(第2の実施形態)
次に、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5に示す本実施形態に係る反射型液晶表示素子は、半導体基板(反射電極基板)110上に駆動回路を形成し、その上に、遮光膜、層間絶縁膜を介してアルミニウムを主成分とする反射型の画素電極111を形成したLCOSである。画素電極111上には、配向膜112が形成される。本実施形態では、画素電極111間には絶縁膜172が面取りされた斜面の下まで埋め込まれている。図では、半導体基板上に画素電極111を複数有する構成を示し、駆動回路、遮光膜、層間絶縁膜及び画素電極111上の保護膜等は省略している。さらに、反射型液晶表示素子は、画素電極111に対向するように設けられた透明電極を有する透明基板と、半導体基板110と透明基板との間に挟持された垂直配向液晶とを備えるが、これらの図示も省略している。
反射型の画素電極111は、その表面113と側面115とのなす稜線117のうち、垂直配向液晶のプレチルト方向に位置する画素電極111の稜線117に面取りされた斜面116を有している。このような構造にすることで、垂直配向液晶は面取りされた斜面116に対して垂直に配向しようとするため、隣り合う画素を黒白表示した場合に発生する横方向電界による垂直配向液晶の配向乱れが抑制される。
また、画素電極111間には画素電極の面取りされた斜面116よりも低い領域まで絶縁物質である絶縁膜172が埋め込まれており、画素電極111間の段差を緩和している。このような構造にすることで、最も横方向電界が強い画素電極111間に液晶が存在しないため、垂直配向液晶の横方向電界による配向乱れの抑制効果が強化され、ディスクリネーションをより一層抑制できた。
図6に本実施形態の製造方法の一例を示す。
まず、図6(A)に示すように半導体基板110上に膜厚0.06μmのSiO等の絶縁膜(絶縁層)172をCVD(Chemical Vapor Deposition)等で形成する。
次に、図6(B)に示すように、画素電極111のネガパターンを厚さ0.7μmのレジスト170の塗布及びパターニング工程、エッチング工程を用いて形成し、さらに絶縁膜172をRIE等の方法でエッチングする。半導体基板110の表面は主に絶縁膜172であり、パターニングされた絶縁膜172と異なる種類の材料である方がエッチングの際の選択比が取れやすいため好ましいが、段差を生じても大きな問題が無いため、特に限定されることはない。
次に、図6(C)に示すように、まず垂直方向からの金属粒子の蒸着等で金属膜171を堆積した後に徐々に角度を変更し、プレチルト方向に2°傾いた方向d1からの金属粒子の蒸着等で厚さ0.1μmの金属膜171a、171bを堆積させる。
次に、図6(D)に示すように、レジスト170を剥離すると、レジスト170上に堆積した画素電極間の金属膜171bは、レジスト170とともにリフトオフ効果で除去される。
更に、図6(E)に示すように、所定方向d2からの斜方蒸着等により配向膜112を形成することで、プレチルト方向の稜線が幅0.02μm、高さ0.04μmの寸法で面取りされた金属膜171aが画素電極111として形成される。そして、画素電極111間のギャップには、絶縁膜172が0.06μm埋め込まれている構造を作成することができる。
以上詳細に説明したように、本実施形態の構成によれば、ディスクリネーションの発生を抑制することで、高画質・高コントラスト・高輝度を有する反射型液晶表示素子を提供できた。
なお、本実施形態ではレジスト170が犠牲層として機能しているが、本発明はそれに限定されるものではなく、リフトオフが可能なものであればよい。
また、本実施形態では半導体基板110上に、画素電極111の反転パターンを下層から絶縁膜172(絶縁層)、レジスト170(犠牲層)の順で2層形成しているが、これに限定されず、絶縁層、犠牲層の順で2層以上形成する工程であればよい。
(第3の実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
図7は、本実施形態に係る反射型液晶表示素子を用いた反射型液晶表示装置を説明するための等価回路図である。同図において、1、2は信号線、3から6はMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタからなる画素スイッチ、7から10は液晶素子、11から14は保持容量、15、16は駆動線(走査線)である。これら画素スイッチ、液晶素子、保持容量により反射型液晶表示装置の有効画素領域内の行及び列方向に沿って二次元マトリクス状に配置される画素の単位を構成している。17は水平シフトレジスタ、18は垂直シフトレジスタ、19はビデオ線、20、21はMOSトランジスタからなるサンプリングスイッチである。
以下に図7を用いて本実施形態に係る反射型液晶表示装置の動作を簡単に説明する。
図7では、2行2列の複数の画素を用いた等価回路で説明している。しかしながら、本発明はこれに限定されず、行及び列方向に多数の画素が存在して有効画素領域を構成している。
まず、駆動線15に画素スイッチ3、4をオン状態にするべくオン信号が入力される。このオン状態時に、水平シフトレジスタ17が順次動作し、ビデオ線19から信号線1、2に画像信号を伝達する。すなわち、まず、サンプリングスイッチ20が開いて、信号線1にビデオ線19の信号が伝達される。すると、画素スイッチ3を通して保持容量11に画像信号に応じた電荷が蓄積され、液晶素子7の電極の一方(画素電極を成す反射電極)に画像信号に応じた電圧を印加する。
次いで、サンプリングスイッチ20が閉じた後にサンプリングスイッチ21が開いてビデオ線19の画像信号が信号線2に伝達され、画素スイッチ4を通して保持容量12に画像信号に応じた電荷が蓄積される。このシーケンスで行方向に順次画像信号が画素に書き込まれていく。1行全ての画素に画像信号が与えられた後に、駆動線15にオフ信号が入力されて画素スイッチ3、4がオフされる。その後、駆動線16に画素スイッチ5、6をオン状態にするべくオン信号が入力され、その後は駆動線15の行と同様に順次画像信号が画素に与えられる。全画素に画像信号が与えられた後、再び1行目に戻りこの動作が繰り返される。
(第4の実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態に係る反射型液晶表示素子を用いた反射型液晶表示装置を搭載した液晶プロジェクター用の光学システムの一例を示す概略図である。101はランプ、102はリフレクター、103はロッドインテグレーター、104はコリメーターレンズ、105は偏光ビームスプリッター及びλ/2板を有する偏光変換部、106はリレーレンズ、107はダイクロイックミラーである。108は偏光ビームスプリッター、109はクロスプリズム、110は反射型液晶表示装置、111は投影レンズ、112は全反射ミラーである。
この構成において、ランプ101から出た光束は、リフレクター102で反射しロッドインテグレーター103の入口に集光する。このリフレクター102は楕円リフレクターであり、ランプ101の発光部及びロッドインテグレーター103の入口にその焦点が存在する。ロッドインテグレーター103に入射された光束は、ロッドインテグレーター103の内部で0から数回反射を繰り返し、ロッドインテグレーター103の出口で2次光源像を形成する。2次光源形成法としてはフライアイを用いた方法も有るが、ここでは省略する。
2次光源からの光束は、コリメーターレンズ104を通して、おおむね平行光とされ、偏光変換部105の偏光ビームスプリッターに入射する。この入射光のうちP波は偏光変換部105の偏光ビームスプリッターで反射し、λ/2板を通りS波となる。これにより偏光変換部105の出射側で全ての光がS波となり、リレーレンズ106に入射する。リレーレンズ106を通過した光束は、全反射ミラー112、ダイクロイックミラー107、偏光板(不図示)、偏光ビームスプリッター108、クロスプリズム109等で構成された色分解系を通過し、それぞれ3枚の反射型液晶表示装置107に入射する。
反射型液晶表示装置107では、液晶シャッターが、映像に合わせて画素ごとに電圧を制御し、液晶の作用によりS波を楕円偏光(もしくは直線偏光)に変調する。変調された光は、偏光ビームスプリッター108でP波成分が透過され、クロスプリズム109で色合成した後、投影レンズ111から投影される。
本発明は、電気光学物質として垂直配向液晶を用いた電気光学装置や電子機器の用途に利用可能である。例えば、携帯電話機やモバイルコンピュータ、携帯型デジタル音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等をはじめとする電子機器のビューファインダ、プロジェクター、リヤプロジェクションテレビ等に利用できる。
(A)〜(C)は、本発明の第1の実施形態に係る反射型液晶表示素子の構成を示す図である。 (A)、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る反射型液晶表示素子における垂直配向液晶に働く力を示す図である。 (A)、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る反射型液晶表示素子における垂直配向液晶の表示状態と配向状態を示す図である。 (A)〜(D)は、本発明の第1の実施形態に係る反射型液晶表示素子の製造方法を示す図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2の実施形態に係る反射型液晶表示素子の構成を示す図である。 (A)〜(E)は、本発明の第2の実施形態に係る反射型液晶表示素子の製造方法を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る反射型液晶表示素子を用いた反射型液晶表示装置の全体構成を示す等価回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る反射型液晶表示素子を用いた反射型液晶表示装置を搭載した液晶プロジェクター用の光学システムの全体構成を示す図である。 従来例の反射型液晶表示素子における画素電極形状の概念図である。
符号の説明
110 半導体基板(反射電極基板)
111 画素電極
112 配向膜
113 表面
115 側面
116 斜面
117 稜線
130 垂直配向液晶
170 レジスト
171a 画素電極となる金属膜
171b リフトオフされる金属膜
172 絶縁膜
300 黒表示画素
301 白表示画素
302 斜面に対して垂直配向しようとする力
303 横方向電界により回転しようとする力
X プレチルト方向

Claims (6)

  1. 反射型の画素電極を複数有する反射電極基板と、
    前記画素電極に対向するように設けられた透明電極を有する透明基板と、
    前記反射電極基板と前記透明基板との間に挟持された垂直配向液晶とを備え、
    前記画素電極の表面と前記画素電極の側面とのなす稜線のうち、前記垂直配向液晶のプレチルト方向に位置する前記画素電極の前記稜線に斜面を有することを特徴とする反射型液晶表示素子。
  2. 前記画素電極間のギャップを前記画素電極の前記斜面より低い領域まで絶縁物質で埋め込んだことを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示素子。
  3. 前記画素電極の平面形状が正方形であり、
    前記プレチルト方向が前記画素電極の対角方向であることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の反射型液晶表示素子。
  4. 回路を含む半導体基板上に、画素電極の反転パターンを犠牲層で形成する工程と、
    前記画素電極材料となる金属膜を垂直配向液晶のプレチルト方向からの金属粒子により成膜する工程と、
    前記犠牲層上の前記金属膜を前記犠牲層ごと除去する工程とを有することを特徴とする反射型液晶表示素子の製造方法。
  5. 回路を含む半導体基板上に、画素電極の反転パターンを下層から絶縁層、犠牲層の順で2層以上形成する工程と、
    前記画素電極材料となる金属膜を垂直配向液晶のプレチルト方向からの金属粒子により成膜する工程と、
    前記犠牲層上の前記金属膜を前記犠牲層ごと除去する工程とを有することを特徴とする反射型液晶表示素子の製造方法。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の反射型液晶表示素子を用いたことを特徴とする電子機器。
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