JP2009019919A - 軌道検測装置 - Google Patents

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行宏 庄司
Sadao Abe
貞雄 阿部
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Abstract

【課題】レールに対する基準アームおよび可動アームの位置決めが容易で、測定精度を高めることができる軌道検測装置を提供する。
【解決手段】基準アーム11が、レール1aの内側面に接触するよう設けられた基準ガイド部材11dと、レール1aの内側面が面する方向に突出するよう設けられた基準側突出部11eとを有している。可動アーム12が、基準アーム11の一端に自在継手22により水平方向および上下方向に回転可能に連結されている。可動アーム12は、レール1aの内側面に接触するよう設けられた可動ガイド部材12dと、レール1aの内側面が面する方向に突出するよう設けられた可動側突出部12eとを有している。圧縮バネ14が、ガススプリングから成り、両端がそれぞれ基準側突出部11eおよび可動側突出部12eに、基準アーム11および可動アーム12がレール1a上に設置されたときレール1aの長さ方向および幅方向に垂直となる軸を中心として回転可能に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レールの狂いを測定するための軌道検測装置に関する。
従来の軌道検測装置として、レールの長さ方向に沿って複数の支持点で支持される基準アームと、基準アームに搭載され、レールの長さ方向に沿う光線を検出する光検出手段と、一端が基準アームの一端に水平方向および上下方向に回転可能に連結された可動アームと、可動アーム上に搭載され、レールの長さ方向に沿う光線を出射する光出射手段とを有し、光出射手段から出射された光線の光検出手段による検出の情況が変化することにより、レールの狂いを検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−321339号公報
レールの狂いを正確に検出するために、軌道検測装置では、基準アームおよび可動アームが常に同じ状態でレールに配置される必要がある。しかしながら、特許文献1記載の軌道検測装置では、レールに対する基準アームおよび可動アームの位置がずれやすく、正確な測定が困難であるという課題があった。また、特許文献1記載の軌道検測装置では、マグネットを利用して基準アームおよび可動アームの位置決めを行うことも記載されているが、マグネットの磁力により鉄粉などが吸着して、測定に誤差が生じるおそれがあり、やはり正確な測定が困難である。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、レールに対する基準アームおよび可動アームの位置決めが容易で、測定精度を高めることができる軌道検測装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る軌道検測装置は、レールの長さ方向に沿って前記レール上を走行可能な基準アームと、一端が前記基準アームの一端に自在継手により取り付けられ他端にターゲットを有して前記レール上を走行可能な可動アームとを有し、前記基準アームに対する前記ターゲットの変位を検出することにより前記レールの狂いを測定するための軌道検測装置であって、前記基準アームは、前記レール上に設置されたときレールの一方の側面に接するよう設けられた基準ガイド部材と、前記レール上に設置されたときレールの前記側面が面する方向に突出するよう設けられた基準側突出部とを有し、前記可動アームは、前記レール上に設置されたときレールの前記側面に接するよう設けられた可動ガイド部材を有し、前記基準側突出部と前記可動アームとの間に、前記基準アームおよび前記可動アームが前記レール上に設置されたとき前記可動アームをレールの前記側面に押し付けるよう付勢する圧縮バネが設けられていることを、特徴とする。
本発明に係る軌道検測装置では、基準側突出部と可動アームとの間に設けられた圧縮バネが、可動アームをレールの一方の側面に押し付けるよう付勢しているため、基準アームの基準ガイド部材をレールの一方の側面に接触させてレール上を走行したとき、可動アームの可動ガイド部材を常にレールの一方の側面に接触させておくことができる。このように、本発明に係る軌道検測装置は、レールに対する基準アームおよび可動アームの位置決めを容易に行うことができる。また、この状態で測定を行うことにより、基準アームおよび可動アームが常に同じ状態でレールに配置されるため、位置のずれによる誤差を防ぐことができ、測定精度を高めることができる。なお、圧縮バネは、例えば、ガススプリングや油圧シリンダーなどから成る。
本発明に係る軌道検測装置で、レールの前記側面は軌道を構成する2本のレールの一方の内側面であり、前記可動アームは前記レール上に設置されたときレールの前記側面が面する方向に突出するよう設けられた可動側突出部を有し、前記圧縮バネは細長くて長さ方向に圧縮可能なガススプリングから成り、両端が前記基準側突出部および前記可動側突出部に、前記基準アームおよび前記可動アームが前記レール上に設置されたとき前記レールの長さ方向および幅方向に垂直となる軸を中心として回転可能に設けられていることが好ましい。この場合、圧縮バネの付勢力により、基準アームに対して可動アームをレールの内側面に押し付ける力が働く。このため、可動アームの可動ガイド部材を常にレールの一方の側面に接触させておくことができ、レールに対する基準アームおよび可動アームの位置決めを容易に行うことができる。また、位置のずれによる誤差を防ぐことができ、測定精度を高めることができる。
本発明に係る軌道検測装置で、前記基準アームおよび前記可動アームは前記レールの上面に接して走行可能にする走行車輪を有し、前記走行車輪は、前記基準アームおよび前記可動アームが前記レール上に設置されたとき進行方向がレールの長さ方向に対し3°以内の角度で外側に傾斜していることが好ましい。この場合、走行車輪によりレール上を測定位置まで走行して、迅速に測定を行うことができる。走行車輪の傾斜により、常にレールの外側に向かう力が働くため、基準ガイド部材および可動ガイド部材を常にレールの内側面に接触させておくことができ、測定精度を高めることができる。
本発明に係る軌道検測装置で、前記走行車輪は、ウレタン製のタイヤを有し、踏面の横断面形状が円弧状をなしていてもよい。この場合、レールの上面の土砂や錆などの異物を避けやすく、異物による誤差を防ぐことができ、測定精度を高めることができる。
本発明に係る軌道検測装置は、前記基準アームに前記ターゲットを撮影可能な撮影手段が固定され、前記可動アームは前記レールの上面に接して走行可能にする走行車輪を他端に有し、前記ターゲットは前記可動アームの前記走行車輪より前記基準アームに近い位置に固定されていることが好ましい。この場合、撮影手段でターゲットを撮影することにより、基準アームに対するターゲットの変位を検出し、レールの狂いを測定することができる。ターゲットを可動アームの走行車輪より基準アームに近い位置に固定することにより、走行車輪の上端の高さより低い位置に固定することができるため、可動アームのねじれに対する誤差を小さくすることができ、測定精度を高めることができる。
本発明に係る軌道検測装置は、カバー部材を有し、前記撮影手段は撮影するためのレンズを有し、前記カバー部材は少なくとも前記撮影手段の前記レンズの側部両端と前記ターゲットの側部両端とで形成される四角形の領域の上方を被覆するよう設けられていてもよい。この場合、カバー部材により雨を防ぐことができ、雨による撮影誤差を小さくして測定精度を高めることができる。カバー部材を必要最小限の大きさにすることにより、取り付けや取り外し、保管などを容易にすることができる。
本発明に係る軌道検測装置は、軌間アームを有し、前記軌間アームは、一端が前記基準アームに取り付けられ他端が前記2本のレールの他方の上を走行可能に設けられたアーム本体と、前記アーム本体の他端が前記レール上に設置されたとき前記他方のレールの内側面に対し付勢されて接するよう、前記アーム本体と平行な2本の圧縮スプリングを介して前記アーム本体に設けられた軌間ガイド部材と、前記2本の圧縮スプリングの間で前記アーム本体と前記軌間ガイド部材との間に設けられて前記アーム本体に対する前記2本のレールの軌間方向の前記軌間ガイド部材の位置の変位量を測定可能な変位センサとを有することが好ましい。この場合、変位センサにより、アーム本体に対する2本のレールの軌間方向の軌間ガイド部材の位置の変位量を測定することができる。これにより、2本のレールの間隔の変化を測定し、レール間隔の狂いを測定することができる。各圧縮スプリングにより、基準ガイド部材および可動ガイド部材を常に一方のレールの内側面に接触させ、軌間ガイド部材を他方のレールの内側面に接触させておくことができ、位置のずれによる誤差を防ぐことができ、測定精度を高めることができる。変位センサを各圧縮スプリングの間に配置することにより、安定した測定を行うことができる。
本発明によれば、レールに対する基準アームおよび可動アームの位置決めが容易で、測定精度を高めることができる軌道検測装置を提供することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図3は、本発明の実施の形態の軌道検測装置を示している。
図1乃至図3に示すように、軌道検測装置10は、基準アーム11と可動アーム12と軌間アーム13と圧縮バネ14とターゲット15と撮影手段16と距離計17と角度計18とハンドル19と測定部(図示せず)とを有している。軌道検測装置10は、所定の間隔で平行に設けられた2本のレール1a,1bの上に載せて、レール1a,1bの狂いを測定するのに使用される。
図1および図2に示すように、基準アーム11は、細長い四角柱形状を成し、レール1aの長さ方向に沿ってレール1a上に配置可能になっている。基準アーム11は、一端11aの他端11b寄りの位置と他端11bとに、それぞれレール1aの上面に接触して走行するための走行車輪21を有している。各走行車輪21は、ウレタン製のタイヤを有し、レール1aの上面との接地面積が小さくなるよう、踏面の横断面形状が円弧状を成している。各走行車輪21は、上下方向に開口した枠体11cの中に回転可能に配置されている。各走行車輪21は、基準アーム11がレール1a上に設置されたとき、進行方向がレール1aの長さ方向に対し2〜3°の角度で外側に傾斜するよう設けられている。
基準アーム11は、各走行車輪21の位置に対応するレール1aの内側面の側に、それぞれ基準ガイド部材11dを有している。各基準ガイド部材11dは、回転ローラから成り、各走行車輪21で走行するときレール1aの内側面に接触して回転するようになっている。基準アーム11は、レール1a上に設置されたとき、一端11aのレール1aの内側面の側に、レール1aの内側面が面する方向に突出するよう設けられた基準側突出部11eを有している。なお、基準アーム11は、レール1aからの電気が伝わらないよう、やや他端11b寄りの位置に絶縁部11fを有している。
図1乃至図3に示すように、可動アーム12は、細長く、基準アーム11より断面が小さい四角柱形状を成している。可動アーム12は、自在継手22により、一端12aが基準アーム11の一端11aに水平方向および上下方向に回転可能に連結されており、レール1aの長さ方向に沿ってレール1a上に配置可能になっている。可動アーム12は、他端12bに、レール1aの上面に接触して走行するための走行車輪23を有している。走行車輪23は、ウレタン製のタイヤを有し、レール1aの上面との接地面積が小さくなるよう、踏面の横断面形状が円弧状を成している。走行車輪23は、上下方向に開口した枠体12cの中に回転可能に配置されている。走行車輪23は、可動アーム12がレール1a上に設置されたとき、進行方向がレール1aの長さ方向に対し2〜3°の角度で外側に傾斜するよう設けられている。走行車輪23は、上端が可動アーム12の上面よりも高くなっている。
可動アーム12は、走行車輪23の位置に対応するレール1aの内側面の側に、可動ガイド部材12dを有している。可動ガイド部材12dは、回転ローラから成り、走行車輪23で走行するときレール1aの内側の側面に接触して回転するようになっている。可動アーム12は、レール1a上に設置されたとき、一端12aのやや他端12bよりの位置の、レール1aの内側面の側に、レール1aの内側面が面する方向に突出するよう設けられた可動側突出部12eを有している。
図1および図3に示すように、軌間アーム13は、アーム本体24と軌間ガイド部材25と変位センサ26とを有している。アーム本体24は、細長い四角柱形状を成し、一端24aが基準アーム11にほぼ垂直に取り付けられ、他端24bがレール1bに配置可能になっている。アーム本体24は、基準アーム11の一端11a側の走行車輪21の位置に対応するレール1aの内側面の側に取り付けられている。アーム本体24は、他端24bに、レール1bの上面に接触して走行するための走行車輪27を有している。走行車輪27は、ウレタン製のタイヤを有し、レール1bの上面との接地面積が小さくなるよう、踏面の横断面形状が円弧状を成している。走行車輪27は、上下方向に開口した枠体24cの中に回転可能に配置されている。なお、アーム本体24は、レール1bからの電気が伝わらないよう、やや他端24b寄りの位置に絶縁部24dを有している。
軌間ガイド部材25は、アーム本体24の他端24bがレール1b上に設置されたとき、レール1bの内側面に対し付勢されて接するよう、アーム本体24と平行な2本の圧縮スプリング25aを介してアーム本体24の他端24bに設けられている。軌間ガイド部材25は、回転ローラから成り、軌間アーム13が走行車輪27で走行するときレール1bの内側面に接触して回転するようになっている。変位センサ26は、リニアゲージから成り、各圧縮スプリング25aの間で、アーム本体24と軌間ガイド部材25との間に設けられている。変位センサ26は、各圧縮スプリング25aとともに伸縮してその伸縮量を測定することにより、アーム本体24に対する2本のレール1a,1bの軌間方向の軌間ガイド部材25の位置の変位量を測定可能になっている。
図1および図2に示すように、圧縮バネ14は、細長くて長さ方向に圧縮可能なガススプリングから成っている。圧縮バネ14は、両端がそれぞれ基準側突出部11eおよび可動側突出部12eに、基準アーム11および可動アーム12がレール1a上に設置されたときレール1aの長さ方向および幅方向に垂直となる軸を中心として回転可能に取り付けられている。圧縮バネ14は、長さ方向に沿って伸びる方向に付勢されて取り付けられている。
図1乃至図3に示すように、ターゲット15は、矩形板から成り、一方の面にその面の中心部からの位置を示す位置表示が記載されている。ターゲット15は、位置表示の面を基準アーム11の側に向けて、可動アーム12の走行車輪23より基準アーム11に近い位置に固定されている。ターゲット15は、可動アーム12の走行車輪23の上端の高さより低い位置で、可動アーム12に固定されている。
図1および図2に示すように、撮影手段16は、CCDカメラから成り、ターゲット15を撮影可能に基準アーム11の一端11aに固定されている。撮影手段16は、基準アーム11および可動アーム12を真っ直ぐにしたとき、撮影範囲の中心がターゲット15の位置表示の面の中心に位置するよう固定されている。
図1および図3に示すように、距離計17は、基準アーム11の一端11a側の走行車輪21の位置に対応する、レール1aの外側面の側に取り付けられている。距離計17は、基準アーム11の一端11a側の走行車輪21に接続され、その走行車輪21の回転により走行距離を測定可能になっている。角度計18は、アーム本体24の一端24a寄りの進行方向側の側面に取り付けられている。角度計18は、アーム本体24の水平からの傾きを測定可能になっている。
図1および図2に示すように、ハンドル19は、細長い棒状で、一端19aに握り部19cを有している。ハンドル19は、他端19bが、基準アーム11の中央上部のやや一端11a寄りの位置に、水平方向および上下方向に回転可能に取り付けられている。
測定部は、コンピュータから成り、アーム本体24の中央上部に取り付けられている。測定部は、変位センサ26、撮影手段16、距離計17および角度計18に接続され、変位センサ26の測定値、撮影手段16の撮影画像、距離計17の測定値および角度計18の測定値を取得可能になっている。また、測定部は、撮影手段16の動作を制御可能になっている。測定部は、取得した撮影画像や測定値を解析可能になっている。
次に、作用について説明する。
軌道検測装置10は、基準アーム11および可動アーム12を一方のレール1aの上に配置し、軌間アーム13のアーム本体24の他端24bを他方のレール1bの上に配置して使用される。軌道検測装置10は、作業者が各レール1a,1bの間でハンドル19を握り、基準アーム11を可動アーム12の方向に押すようにして走行させながら測定を行うことができる。これにより、走行車輪21、23、27によりレール1a,1b上を測定位置まで走行して、迅速に測定を行うことができる。
軌道検測装置10では、圧縮バネ14が長さ方向に沿って伸びる方向に付勢されて、両端がそれぞれレール1aの内側面の側に突出した基準側突出部11eおよび可動側突出部12eにレール1aの長さ方向および幅方向に垂直となる軸を中心として回転可能に設けられているため、圧縮バネ14の付勢力により、基準アーム11に対して可動アーム12をレール1aの内側面に押し付ける力が働く。このため、基準アーム11の基準ガイド部材11dをレール1aの内側面に接触させて走行したとき、可動アーム12の可動ガイド部材12dを常にレール1aの内側面に接触させておくことができ、レール1aに対する基準アーム11および可動アーム12の位置決めを容易に行うことができる。また、この状態で測定を行うことにより、基準アーム11および可動アーム12が常に同じ状態でレール1aに配置されるため、位置のずれによる誤差を防ぐことができ、測定精度を高めることができる。
また、走行車輪21、23の傾斜により、常にレール1aの外側に向かう力が働くため、基準ガイド部材11dおよび可動ガイド部材12dを常にレール1aの内側面に接触させておくことができる。さらに、各圧縮スプリング25aにより、基準ガイド部材11dおよび可動ガイド部材12dを常にレール1aの内側面に接触させ、軌間ガイド部材25をレール1bの内側面に接触させておくことができる。これにより、位置のずれによる誤差を防ぐことができ、測定精度をより高めることができる。
軌道検測装置10は、撮影手段16でターゲット15を撮影することにより、基準アーム11に対するターゲット15の変位を検出し、レール1aの狂いを測定することができる。ターゲット15を可動アーム12の走行車輪23より基準アーム11に近い位置に固定することにより、走行車輪23の上端の高さより低い位置に固定することができるため、可動アーム12のねじれに対する誤差を小さくすることができ、測定精度を高めることができる。
軌道検測装置10は、変位センサ26により、アーム本体24に対する2本のレール1a,1bの軌間方向の軌間ガイド部材25の位置の変位量を測定することができる。これにより、2本のレール1a,1bの間隔の変化を測定し、レール1a,1bの間隔の狂いを測定することができる。変位センサ26を各圧縮スプリング25aの間に配置することにより、安定した測定を行うことができる。
軌道検測装置10は、各走行車輪21、23、27の踏面の横断面形状が円弧状を成しているため、レール1a,1bの上面の土砂や錆などの異物を避けやすく、異物による誤差を防ぐことができ、測定精度を高めることができる。
なお、図1に示すように、軌道検測装置10は、撮影手段16のレンズの側部両端とターゲット15の側部両端とで形成される四角形の領域の上方を被覆可能に設けられたカバー部材51を有していてもよい。この場合、カバー部材51により雨を防ぐことができ、雨による撮影誤差を小さくして測定精度を高めることができる。カバー部材51を必要最小限の大きさにすることにより、取り付けや取り外し、保管などを容易にすることができる。
本発明の実施の形態の軌道検測装置を示す平面図である。 図1に示す軌道検測装置の基準アームおよび可動アームの側面図である。 図1に示す軌道検測装置の正面図である。
符号の説明
1a,1b レール
10 軌道検測装置
11 基準アーム
11d 基準ガイド部材
11e 基準側突出部
12 可動アーム
12d 可動ガイド部材
12e 可動側突出部
13 軌間アーム
14 圧縮バネ
15 ターゲット
16 撮影手段
17 距離計
18 角度計
19 ハンドル
21,23,27 走行車輪
22 自在継手
24 アーム本体
25 軌間ガイド部材
25a 圧縮スプリング
26 変位センサ

Claims (7)

  1. レールの長さ方向に沿って前記レール上を走行可能な基準アームと、一端が前記基準アームの一端に自在継手により取り付けられ他端にターゲットを有して前記レール上を走行可能な可動アームとを有し、前記基準アームに対する前記ターゲットの変位を検出することにより前記レールの狂いを測定するための軌道検測装置であって、
    前記基準アームは、前記レール上に設置されたときレールの一方の側面に接するよう設けられた基準ガイド部材と、前記レール上に設置されたときレールの前記側面が面する方向に突出するよう設けられた基準側突出部とを有し、
    前記可動アームは、前記レール上に設置されたときレールの前記側面に接するよう設けられた可動ガイド部材を有し、
    前記基準側突出部と前記可動アームとの間に、前記基準アームおよび前記可動アームが前記レール上に設置されたとき前記可動アームをレールの前記側面に押し付けるよう付勢する圧縮バネが設けられていることを、
    特徴とする軌道検測装置。
  2. レールの前記側面は軌道を構成する2本のレールの一方の内側面であり、
    前記可動アームは前記レール上に設置されたときレールの前記側面が面する方向に突出するよう設けられた可動側突出部を有し、
    前記圧縮バネは細長くて長さ方向に圧縮可能なガススプリングから成り、両端が前記基準側突出部および前記可動側突出部に、前記基準アームおよび前記可動アームが前記レール上に設置されたとき前記レールの長さ方向および幅方向に垂直となる軸を中心として回転可能に設けられていることを、
    特徴とする請求項1記載の軌道検測装置。
  3. 前記基準アームおよび前記可動アームは前記レールの上面に接して走行可能にする走行車輪を有し、前記走行車輪は、前記基準アームおよび前記可動アームが前記レール上に設置されたとき進行方向がレールの長さ方向に対し3°以内の角度で外側に傾斜していることを、
    特徴とする請求項2記載の軌道検測装置。
  4. 前記走行車輪は、ウレタン製のタイヤを有し、踏面の横断面形状が円弧状をなしていることを、特徴とする請求項3記載の軌道検測装置。
  5. 前記基準アームに前記ターゲットを撮影可能な撮影手段が固定され、
    前記可動アームは前記レールの上面に接して走行可能にする走行車輪を他端に有し、
    前記ターゲットは前記可動アームの前記走行車輪より前記基準アームに近い位置に固定されていることを、
    特徴とする請求項2,3または4記載の軌道検測装置。
  6. カバー部材を有し、
    前記撮影手段は撮影するためのレンズを有し、
    前記カバー部材は少なくとも前記撮影手段の前記レンズの側部両端と前記ターゲットの側部両端とで形成される四角形の領域の上方を被覆するよう設けられていることを、
    特徴とする請求項5記載の軌道検測装置。
  7. 軌間アームを有し、
    前記軌間アームは、一端が前記基準アームに取り付けられ他端が前記2本のレールの他方の上を走行可能に設けられたアーム本体と、前記アーム本体の他端が前記レール上に設置されたとき前記他方のレールの内側面に対し付勢されて接するよう、前記アーム本体と平行な2本の圧縮スプリングを介して前記アーム本体に設けられた軌間ガイド部材と、前記2本の圧縮スプリングの間で前記アーム本体と前記軌間ガイド部材との間に設けられて前記アーム本体に対する前記2本のレールの軌間方向の前記軌間ガイド部材の位置の変位量を測定可能な変位センサとを有することを、
    特徴とする請求項2,3,4,5または6記載の軌道検測装置。
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