JP2009019896A - 物理量センサおよび物理量計測方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物理量センサは、半導体レーザ1と、光電センサ10と、光電センサ10の出力を基に物体13を検知する物体検知装置11と、検知モードでは第1の周期の変調光をレーザ1から放射させ、物体13を検知した後の計測モードでは第1の周期より長い第2の周期の変調光をレーザ1から放射させる変調モード切替装置12と、フォトダイオード2の出力信号に含まれる、レーザ1から放射されたレーザ光と物体13からの戻り光との自己結合効果によって生じる干渉の情報から、物体の物理量を計測する計測手段(電流−電圧変換増幅器5、フィルタ回路6、計数装置7、演算装置8)とを有する。
【選択図】 図1
Description
L=qλ/2 ・・・(1)
式(1)において、qは整数である。この現象は、測定対象104からの散乱光が極めて微弱であっても、半導体レーザの共振器101内の見かけの反射率が増加することにより、増幅作用が生じ、十分観測できる。
ただし、自己結合型を含め従来の干渉型計測器では、静止した測定対象との距離を計測することはできても、速度を持つ測定対象の距離を計測することはできないという問題点があった。
しかしながら、これらの自己結合型のレーザ計測器では、何らかの原因で距離や速度等の物理量の計測ができないケースが生じた場合、物体の検知もできなくなるという問題点があった。
また、これらの自己結合型のレーザ計測器では、物体の検知に時間がかかるという問題点があった。つまり、自己結合型のレーザ計測器では、図11に示したように半導体レーザの発振波長を変化させて、MHPの個数や周波数を計測し、物体との距離を算出するが、距離を算出するまでは半導体レーザの放射方向に物体が存在するかどうかを検知できない。
また、本発明は、自己結合型のレーザ計測器の利点を活かしつつ、物体の高速検知を実現することができる物理量センサおよび物理量計測方法を提供することを目的とする。
また、本発明の物理量センサの1構成例において、前記モード切替手段は、前記検知モードでは第1の周期の変調光を前記半導体レーザから放射させ、前記計測モードでは前記第1の周期より長い第2の周期の変調光を前記半導体レーザから放射させるものである。
また、本発明の物理量センサの1構成例において、前記第1の周期の変調光は、パルス状のレーザ光、又は発振波長が連続的に単調増加する期間を少なくとも含む第1の発振期間と発振波長が連続的に単調減少する期間を少なくとも含む第2の発振期間とが交互に存在するレーザ光のいずれか一方であり、前記第2の周期の変調光は、発振波長が連続的に単調増加する期間を少なくとも含む第1の発振期間と発振波長が連続的に単調減少する期間を少なくとも含む第2の発振期間とが交互に存在するレーザ光であり、前記計測手段は、前記第2の受光器の出力信号に含まれる、前記レーザ光と前記戻り光との自己結合効果によって生じる干渉波形の数を、前記第1の発振期間と前記第2の発振期間の各々について数える計数手段と、この計数手段によって干渉波形の数を数える期間における最小発振波長と最大発振波長と前記計数手段の計数結果とから前記物体との距離及び前記物体の速度の少なくとも一方を算出する演算手段とからなるものである。
図2は、図1の距離・速度計の動作の概略を示すフローチャートである。
検知モードの場合、レーザドライバ4は、パルス状の駆動電流を半導体レーザ1に供給する。これにより、半導体レーザ1は、駆動電流に応じて強度変調されたパルス状のレーザ光を放射する。このとき、半導体レーザ1から放射されるレーザ光は、図3に示すような矩形波パルスのレーザ光でもよいし、図4に示すような三角波パルスのレーザ光でもよい。なお、パルス状のレーザ光でなく、連続した三角波のレーザ光を放射するようにしてもよい。
次に、光電センサ10は、半導体レーザ1からのレーザ光を受光して電気信号に変換する。
なお、光電センサ10から周期T1毎に信号が出力されるかどうかを確認するのは、光電センサ10に入射した外乱光の影響を排除するためである。
物体検知装置11は、光電センサ10からの信号出力が無い場合、半導体レーザ1と光電センサ10との間に物体13が存在すると判定し(図2ステップS2においてYES)、物体13との距離及び物体13の速度を計測する計測モードに切り替えるよう変調モード切替装置12に対して指示する。なお、物体検知装置11は、例えば光電センサ10の直前の信号出力からT1以上の時間が経過しても光電センサ10から信号を受信できない場合、信号出力が無いと判定する。
Lα(t)=λa×λb×(MHP(t−1)+MHP(t))
/{4×(λb−λa)} ・・・(2)
Lβ(t)=λa×λb×(|MHP(t−1)−MHP(t)|)
/{4×(λb−λa)} ・・・(3)
Vα(t)=(MHP(t−1)−MHP(t))×λb/4 ・・・(4)
Vβ(t)=(MHP(t−1)+MHP(t))×λb/4 ・・・(5)
Vcalα(t)=Lα(t)−Lα(t−1) ・・・(6)
Vcalβ(t)=Lβ(t)−Lβ(t−1) ・・・(7)
次に、演算装置8の状態判定部83は、記憶部82に格納された式(2)〜式(7)の算出結果を用いて、物体13の状態を判定する(図7ステップS12)。
すなわち、距離・速度確定部84は、物体13が微小変位状態で等速度運動していると判定された場合、速度の候補値Vα(t)を物体13の速度とし、距離の候補値Lα(t)を物体13との距離とし、物体13が変位状態で等速度運動していると判定された場合、速度の候補値Vβ(t)を物体13の速度とし、距離の候補値Lβ(t)を物体13との距離とする。
表示装置9は、演算装置8によって算出された物体13との距離及び物体13の速度をリアルタイムで表示する。
本実施の形態の距離・速度計は、例えばユーザから計測終了の指示があるまで(図2ステップS4においてYES)、図2のステップS1〜S3の処理を繰り返し行う。
Claims (8)
- レーザ光を放射する半導体レーザと、
この半導体レーザの前方に配置され、前記半導体レーザから放射されたレーザ光を受光して電気信号に変換する第1の受光器と、
この第1の受光器の出力信号を基に前記半導体レーザと前記第1の受光器との間に存在する物体を検知する物体検知手段と、
前記半導体レーザの内部又はその近傍に配置され、前記半導体レーザから放射されたレーザ光と前記物体からの戻り光とを受光して電気信号に変換する第2の受光器と、
前記第2の受光器の出力信号に含まれる、前記レーザ光と前記戻り光との自己結合効果によって生じる干渉の情報から、前記物体の物理量を計測する計測手段と、
前記物体を検知しようとする検知モードと前記物体検知手段が物体を検知した後の計測モードで信号処理を切り替えるモード切替手段とを有することを特徴とする物理量センサ。 - 請求項1記載の物理量センサにおいて、
前記モード切替手段は、前記検知モードでは第1の周期の変調光を前記半導体レーザから放射させ、前記計測モードでは前記第1の周期より長い第2の周期の変調光を前記半導体レーザから放射させることを特徴とする物理量センサ。 - 請求項2記載の物理量センサにおいて、
前記物体の物理量は、前記物体との距離及び前記物体の速度の少なくとも一方であることを特徴とする物理量センサ。 - 請求項3記載の物理量センサにおいて、
前記第1の周期の変調光は、パルス状のレーザ光、又は発振波長が連続的に単調増加する期間を少なくとも含む第1の発振期間と発振波長が連続的に単調減少する期間を少なくとも含む第2の発振期間とが交互に存在するレーザ光のいずれか一方であり、
前記第2の周期の変調光は、発振波長が連続的に単調増加する期間を少なくとも含む第1の発振期間と発振波長が連続的に単調減少する期間を少なくとも含む第2の発振期間とが交互に存在するレーザ光であり、
前記計測手段は、
前記第2の受光器の出力信号に含まれる、前記レーザ光と前記戻り光との自己結合効果によって生じる干渉波形の数を、前記第1の発振期間と前記第2の発振期間の各々について数える計数手段と、
この計数手段によって干渉波形の数を数える期間における最小発振波長と最大発振波長と前記計数手段の計数結果とから前記物体との距離及び前記物体の速度の少なくとも一方を算出する演算手段とからなることを特徴とする物理量センサ。 - 物体を検知しようとする検知モードにおいて第1の周期の変調光を半導体レーザから放射させる検知モード発振手順と、
前記半導体レーザの前方に配置された第1の受光器の出力信号を基に前記半導体レーザと前記第1の受光器との間に存在する物体を検知する物体検知手順と、
前記物体検知手順で物体が検知されたときに、前記検知モードから計測モードに切り替えて信号処理を切り替えるモード切替手順と、
前記半導体レーザの内部又はその近傍に配置された第2の受光器の出力信号に含まれる、前記半導体レーザから放射されたレーザ光と前記物体からの戻り光との自己結合効果によって生じる干渉の情報から、前記物体の物理量を計測する計測手順とを備えることを特徴とする物理量計測方法。 - 請求項5記載の物理量計測方法において、
前記モード切替手順は、前記物体検知手順で物体が検知されたときに、前記検知モードから計測モードに切り替えて、前記第1の周期より長い第2の周期の変調光を前記半導体レーザから放射させることを特徴とする物理量計測方法。 - 請求項6記載の物理量計測方法において、
前記物体の物理量は、前記物体との距離及び前記物体の速度の少なくとも一方であることを特徴とする物理量計測方法。 - 請求項7記載の物理量計測方法において、
前記第1の周期の変調光は、パルス状のレーザ光、又は発振波長が連続的に単調増加する期間を少なくとも含む第1の発振期間と発振波長が連続的に単調減少する期間を少なくとも含む第2の発振期間とが交互に存在するレーザ光のいずれか一方であり、
前記第2の周期の変調光は、発振波長が連続的に単調増加する期間を少なくとも含む第1の発振期間と発振波長が連続的に単調減少する期間を少なくとも含む第2の発振期間とが交互に存在するレーザ光であり、
前記計測手順は、
前記第2の受光器の出力信号に含まれる、前記レーザ光と前記戻り光との自己結合効果によって生じる干渉波形の数を、前記第1の発振期間と前記第2の発振期間の各々について数える計数手順と、
この計数手順によって干渉波形の数を数える期間における最小発振波長と最大発振波長と前記計数手順の計数結果とから前記物体との距離及び前記物体の速度の少なくとも一方を算出する演算手順とを含むことを特徴とする物理量計測方法。
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JPH0520725A (ja) * | 1991-07-11 | 1993-01-29 | Sony Corp | 光ピツクアツプ装置 |
JPH11287859A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-19 | Suzuki Motor Corp | レーザ距離計 |
JP2001330669A (ja) * | 2000-05-23 | 2001-11-30 | Kanmei Rai | 二重外部共振器つきレーザダイオード式距離・変位計 |
JP2006313080A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Yamatake Corp | 距離・速度計および距離・速度計測方法 |
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