JP2009018939A - エスカレーターの手摺ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】 手摺ベルトの表面に、この手摺ベルトの移動方向を長寿命状態で見易く表示し、もって転倒事故等を防止する構成としたエスカレーターの手摺ベルトを提供する。
【解決手段】 手摺ベルト5の製造工程において加熱成形する際に、この手摺ベルト5の表面とは異色であって手摺ベルト5の移動方向を表示するための方向表示マーク体6Aを手摺ベルト5と一体加硫接合するとともに、この方向表示マーク体6Aを前記反転部の半円周範囲H内に少なくても1個存在する間隔Paをもって、手摺ベルト5の全長に複数個設ける一方、方向表示マーク体6Aを含む手摺ベルト5の全長を被い、かつ表示部6BBを有する長尺シート6Bを貼付けて設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動する踏段が傾斜路あるいは水平路を形成して乗客輸送を行うエスカレーターの手摺ベルトの構成に関する。
従来においてエスカレーターの手摺ベルト表面に模様等の表示を行う構成は、たとえば特許文献1に開示されているように、既に提案されている。この特許文献1に記載のエスカレーターの手摺ベルトは、手摺ベルトの表面長手方向に模様体を埋め込んだ構成としたものである。
特公平3−53235号公報
上記特許文献1に記載のものは、模様体を設けることによる美観の向上を主眼としたものであって、この模様体によって乗客に対して転倒防止等の安全作用をもたらすという思想はなかった。
ここで、最近のエスカレーター利用においては、利用層の高齢化もあって、エスカレーターの乗り場で動く踏段に乗り移る際の体重移動のタイミングを失して転倒する事故が相次いでいる。これは、乗り移らんとして凝視する踏段の色が黒っぽく、踏段の動き(速度)、すなわち移動方向が認識できないことに起因している。また、エスカレーターの移動方向が認識できず、逆乗り込みをしてしまう事象もある。さらに、上記特許文献1に記載の模様付きのものは、単に図柄を付したものであるため、移動方向を訴求する機能がないに等しいという問題があった。また、上記模様体はその板厚が薄い(ミクロン単位)ために摩滅しやすく汚れやすいなど恒久性に欠ける問題があった。
本発明の目的は、手摺ベルトの表面にこの手摺ベルトの移動方向を見易く表示し、もって転倒事故等を防止する構成とする一方、長尺シートの貼付けにより模様体表面の保護に加えて表示部の付加とその表示内容を選択するに好適なエスカレーターの手摺ベルトを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して往路から復路にかけて反転して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの製造工程において加熱成形する際に、この手摺ベルトの表面とは異色であって手摺ベルトの移動方向を表示するための一定板厚を有する方向表示マーク体を手摺ベルトと加硫接合によって恒久的に一体化させるとともに、この方向表示マーク体を、前記反転部の半円周範囲に少なくても1個存在する間隔をもって、その手摺ベルト全長に複数個設ける一方、方向表示マーク体同士の間隔内に表示部を有し、かつ方向表示マーク体を含む手摺ベルトの全長を被う構成の長尺シートを貼付けた手摺ベルトとしたのである。
このように、特に手摺ベルト反転部の半円周範囲内に、それの移動方向を表示する方向表示マーク体が存在することにより、エスカレーターに乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーターの移動速度と方向が視覚的に認知できて、結果として踏段への乗り込みタイミング取りが容易となる一方、逆乗り込み防止に役立つ構成を提供することができる。加えて、その方向表示マーク体の表面を長尺シートで保護することにより恒久的で長寿命化に寄与できる。
本発明によれば、転倒事故の防止と逆乗り込みを防止する効果に加え、長寿命効果を備える一方、注意喚起等を行う表示部の付加とその内容を変更(選択)するに好適な構成を提供できる。
以下、本発明によるエスカレーターの手摺ベルトの一実施の形態を図1〜図5に示すエスカレーターに基づいて説明する。
一般のエスカレーター1は、上階床2Aと下階床2Bに装架される主フレーム3と、無端状に連結されて往路から復路にかけて反転して移動する多数の踏段4と、この踏段4と同期して往路から復路にかけて反転して移動するものでその断面形状が平坦部5Aとこれに連なる両縁の半円部5Bとで略C字形をなす全体幅W1の手摺ベルト5と、その平坦部5A(幅W2相当)から半円部5Bにかけて一体的に加硫接合される方向表示マーク体6Aが埋め込まれている。
前記手摺ベルト5は、駆動歯車7の動力をチェーン8を介して駆動ローラ9等に伝達された動力によって摩擦駆動されるもので復路を案内ローラ10、往路を欄干11の上縁で案内され反転部11A,11Bで折り返して移動する構成となっている。
さらに、手摺ベルト5の製造工程において加熱成形する際に、この手摺ベルト5の表面とは異色で、かつ未加硫状態で製作されて、手摺ベルト5の移動方向を表示するための一定の板厚t(図3)を有して板厚的に耐摩滅(恒久的で長寿命)性のある方向表示マーク体6Aを手摺ベルト5の加硫ゴム表面に被せ、手摺ベルト5および方向表示マーク体6Aを高温加熱条件下で加硫接合によって一体化させるとともに、この方向表示マーク体6Aを、手摺ベルト5の反転部の半円周範囲H(図1,図2)内に少なくても1個存在する間隔Pa(図5)をおいて複数個配置して、いま乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーター1を見ると真正面となる符号Hの範囲内に1個存在する方向表示マーク体6Aにより移動速度の速度感と動き方向を確実に視覚に訴えるという作用を発揮するものである。加えて、方向表示マーク体6Aは、手摺ベルト5の表面色とは色が異なり(例えば黄色)、そのマーク形状も図示に例示した菱形に限らず大き目の矢印、丸印、3角印などでも何ら不都合はない。
加えて、本発明では方向表示マーク体6Aを含む手摺ベルトの全長を被う構成の長尺シート6Bを平坦部5Aから半円部5Bにかけて貼付け(貼付けのための粘着部は図示省略)て配置してある。そして、長尺シート6Bには「歩行禁止」「手摺をつかめ」などの安全利用を注意喚起するための表示部6BB(図示省略)を印刷してある。なお、この表示部6BBの内容が別に設けた注意放送や注意銘板によって代用できると判断される場合は、商品広告等を表示することも可能であり、貼付け式であるために注意喚起、広告利用の変更(選択)が容易に行うことができる。このように構成することにより、安全上重要な方向表示マーク体6Aは手摺ベルト5に一体的に埋め込まれ、かつ長尺シートでその表面が覆われて恒久的(超寿命)に安全機能を発揮し、加えて貼付け、取外しが容易な長尺シート6Bを設けることにより注意喚起として、あるいは広告媒体として選択的に適用できる利点がある。
ここで、図5に例示したように長尺シート6Bの、手摺ベルト5両縁の半円部5B相当位置に方向表示マーク部6aを設けることも可能であり、こうすれば、エスカレーター1の側方からでも手摺ベルト5の移動方向を視認できる効果を奏する。
以上説明したように、本実施形態によれば、手摺ベルト5の移動方向を長寿命状態で見易く表示し、もってエスカレーターへの転倒事故や逆乗り等を防止することができ、かつ貼付け、取外しが容易な長尺シートにより表示内容が選択容易な表示部を提供することができる。
なお、上記実施の形態は、一般のエスカレーターを一例に説明したが、隣接踏段同士に段差を有しない動く歩道と通称されるエスカレーターにもそのまま適用することができる。
本発明によるエスカレーターの手摺ベルトの一実施の形態を示す全体側面図。 本発明の図1のX−X線に沿う正面図。 本発明の図2のY−Y線に沿う断面図。 本発明の図2のZ−Z線に沿う断面図。 本発明の手摺ベルトの概念的単体斜視図。
符号の説明
1…エスカレーター,4…踏段,5…手摺ベルト,5A…平坦部
6A…方向表示マーク体,6B…長尺シート,6BB…表示部
6a…方向表示マーク部

Claims (1)

  1. 往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して往路から復路にかけて反転して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの製造工程において加熱成形する際に、この手摺ベルトの表面とは異色であって手摺ベルトの移動方向を表示するための一定板厚を有する方向表示マーク体を手摺ベルトと加硫接合によって一体化させるとともに、この方向表示マーク体を、前記反転部の半円周範囲に少なくても1個存在する間隔をもって、手摺ベルト全長に複数個設ける一方、方向表示マーク体同士の間隔内に表示部を有し、かつ方向表示マーク体を含む手摺ベルトの全長を被う構成の長尺シートを貼付けてなることを特徴とするエスカレーターの手摺ベルト。
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